JPH0637810B2 - 軒先部の構造 - Google Patents

軒先部の構造

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JPH0637810B2
JPH0637810B2 JP9909290A JP9909290A JPH0637810B2 JP H0637810 B2 JPH0637810 B2 JP H0637810B2 JP 9909290 A JP9909290 A JP 9909290A JP 9909290 A JP9909290 A JP 9909290A JP H0637810 B2 JPH0637810 B2 JP H0637810B2
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JP
Japan
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eaves
piece
roof
gutter
metal fitting
Prior art date
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JP9909290A
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Inventor
智和 西尾
Original Assignee
ナショナル住宅産業株式会社
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、樋取付け金具を強固に固定しうるとともに軒
先からの落雪を予防でき該落雪等による軒先損傷を効果
的に防止しうる軒先部の構造に関する。
〔従来の技術〕
一般に傾斜屋根先端の軒先部には、該屋根上面を流下す
る雨水等を受ける軒樋が配されるとともに、その外面は
化粧用の軒先カバーにより被覆・保護される。
他方このような軒樋K及び軒先カバーJは、従来例えば
第4図に示すように、軒先縁に沿って隔設する樋取付け
金具Aによって支持される。又このような樋取付け金具
Aは、通常、外壁Wに固着する固定片aに、外方にのび
る継ぎ片bを介して軒先カバーJ取付用の取付片cを形
成してなり、又継ぎ片bには軒樋K固定用の受け片eを
設けている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながらこのような従来の樋取付け金具Aは、固定
片aと取付片cとを継ぎ片bで連結したH状をなすため
剛性力に劣り、軒樋K及び軒先カバーJへの支持強度が
不十分となる。
特に積雪地域にあっては、屋根に積もる雪gが軒先縁か
ら落雪しやすく、従ってかかる場合、落雪する雪の重み
及びその衝撃等によって樋取付け金具Aが変形し軒先カ
バー等が破損する軒先損傷を招くという問題がある。
本発明は、軒先からの落雪を抑制するとともに、樋取付
け金具を強固に固定でき、特に積雪地域における軒先損
傷を効果的に防止しうる軒先部の構造の提供を目的とし
ている。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本発明の軒先部の構造は、
家屋の外壁上端の傾斜屋根の上面しかも軒先近傍に固定
される基片に該基片から立上がりかつ軒先と平行にのび
る雪止め片を設けた屋根上金具の前記雪止め片と、前記
外壁に固定される固定片に前記軒先に沿って配する軒樋
および軒先を化粧する軒先カバーを取付ける支持片を設
けた樋取付け金具の前記支持片とを、継ぎ金具により連
結している。
〔作用〕
傾斜屋根上面の軒先近傍に固定される屋根上金具の雪止
め片が軒先と平行に立設することにより、屋根上に積推
する雪が軒先から落雪するのを抑制しうる。
又軒樋及び軒先カバーを取付ける支持片を有しかつ家屋
の外壁に固定される樋取付け金具の前記支持片を、継ぎ
金具を介して前記雪止め片と連結しているため、樋取付
け金具の剛性及び取付強度を大巾に向上しうる。
従って前記軒樋等に直接降り積もる雪及び雪止め片をこ
えて軒樋上に落雪する雪の重量を支承することが可能と
なり前記屋根上金具の落雪防止効果と相俟って軒先損傷
を防止しうる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
図において本願が実施される家屋Hは、傾斜屋根Rを有
する切妻家屋であって、本例では家屋Hの軒先9側の外
壁5は、外壁パネル19の外壁材20で形成されてい
る。前記外壁パネル19は、溝形鋼からなる枠材22を
その溝部を互いに向き合わせて接合した矩形状下地枠
と、その外側面23に添設される前記外壁材20とを具
えるとともに、前記外壁パネル19は屋根梁24に取付
金具33を介して支持される。なお取付金具33は、屋
根梁24の上部フランジ44に固着する水平片31と、
該水平片31外端で立上がる立片32とを有し、該立片
32が前記外壁パネル19補強用の中枠材27の内側フ
ランジ29にボルト止めされることにより外壁パネル1
9と屋根梁24とを連結する。
又前記傾斜屋根Rは、本例では四辺を例えば溝形鋼から
なる枠材53で囲むパネル枠56の上面に野地板57を
添設した屋根パネル55から形成され、該屋根パネル5
5は、例えば登り母屋等(図示しない)を用いて屋根勾
配に沿って支持される。
又屋根パネル55には、前記パネル枠56の軒先側側面
に取付きかつ野地板57をこえて上方にのびる取付片5
0上端に、前記屋根勾配で外方に突出する突片49を折
曲げて形成したL字状の鼻板51が設けられており、該
鼻板51の前記突片49に螺着するネジ金具52等によ
り、防水シート等を介して屋根パネル55上面全面に亘
って敷設される屋根ぶき材59の軒先部分が固定され
る。
又屋根ぶき材59としては、本例では巾方向に波頭、波
溝を波状かつ瓦状に繰り返して折曲げた板状体から形成
され、その先端である軒先9は前記外壁5上端を外方に
こえて延在している。なおこのような外壁5と傾斜屋根
Rとの間は、例えば外壁パネル19上端に取付く水切板
42……によって防止処理が施される。
そして本発明においては、前記傾斜屋根Rの上面かつ軒
先近傍に雪止め片2を立上げた屋根上金具11を設ける
一方、前記外壁5に、軒樋14及び軒先カバー15を夫
々取付ける支持片16を有する樋取付け金具3を固定し
かつ前記屋根上金具11の雪止め片2と樋取付け金具3
の支持片16とを継ぎ金具4によって連結している。
前記屋根上金具11は、前記屋根ぶき材59の波頭上端
を通って傾斜屋根Rの上面かつ軒先近傍に取付く長尺板
状の基片10と、その内向き縁から直角に折曲がりかつ
前記軒先9と平行にのびる雪止め片2とを一体に有する
L字状をなし、第1図に示すように各側端部を互いに近
接させて夫々一直線上に配されるとともに、本例では前
記基片10は前記ネジ金具52を用いて屋根ぶき材59
と共止めされる。
従って屋根上金具11は、その雪止め片2が軒先9と平
行すなわち屋根勾配と直角に傾斜屋根R上面から立上が
ることによって、傾斜屋根R上面に降り積もる雪が落雪
するのを防止でき、又前記基片10と屋根ぶき材59の
波溝とでなす間隔によって、雨水、雪解け水等を流下し
うる。
又前記軒先9を化粧する軒先カバー15と、軒先9に沿
って配する軒樋14とを軒先部に取付けるための樋取付
け金具3は、前記外壁5に下地板61を介して取付けら
れる矩形板状の固定片12を具え、該固定片12上端に
は、該上端から外方に向かって略水平にのびる水平部6
3外縁に、上方に向かって本例では外傾斜でのびる立上
げ部64を延設した支持片16を一体に形成している。
又前記立上げ部64上端には、内方に向かって折曲がり
軒先カバー15の上端部を受ける折曲がり片66が形成
されるとともに、該折曲がり片66下面には、バネ鋼板
等の弾性材からなり前記折曲がり片66との間で軒先カ
バー15上端部を嵌着する係止金具65bが取付く。な
お前記水平部63下面にも同様に係止金具65aが取付
き水平部63との間で軒先カバー15下端部を嵌着す
る。又水平部63には軒樋14取付用の取付部62が固
着する。
取付部62は、前記水平部63下面に固着する固着片部
69に垂下片部70を折曲げたL字状の固着片と、垂下
片部70下端に溶着される略水平な下片71とを有す
る。又該下片71の内方にのびる内端は、下方に略コ字
状に折返され、このことにより軒樋14の内端を嵌着し
うる嵌着部72を形成しており、又下片71の外端上面
には前記係止金具65a、65bと略同構成の係止金具
65cが取付く。そして前記樋取付け金具3と屋根上金
具11とは継ぎ金具4によって連結する。
継ぐ金具4は、本例では樋取付け金具3と略同巾を有す
る短冊状の板材からなり、前記支持片16の立上げ部6
4に固定される当接部67bと、該当接部67bの一端
から折曲がりかつ内方に向かって本例では屋根勾配での
びる基部67cと、該基部67c内端で前記雪止め片2
に沿って折曲がる当接部67aとを具え、該当接部67
aと雪止め片2とを例えばボルト金具等を用いて固着す
ることにより、支持片16と雪止め片2とを強固に連結
する。従って樋取付け金具3は、前記継ぎ金具4の採用
によって、その取付強度を大巾に向上しうるとともにそ
の剛性を高め、軒樋14に直接降り積もる雪及び雪止め
片2をこえて落雪する雪に起因する変形、破損等を効果
的に防止しうる。
なおこのような継ぎ金具4は、前記接合部67a、67
bを夫々支持片16及び雪止め片2に溶着等により予め
固着し、前記樋取付け金具3、継ぎ金具4及び屋根上金
具11を互いに一体連結した軒先金具として形成しても
よい。
〔発明の効果〕
叙上のごとく本発明の軒先部の構造は、傾斜屋根上面に
雪止め片を立上げているため、雨水、雪解け水等を流下
させつつ軒先部からの落雪を予防しうる。又樋取付け金
具の支持片と前記雪止め片とを継ぎ金具によって連結す
るため樋取付け金具の取付強度及びその剛性を高めるこ
とができ、軒先損傷を効果的に防止しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す上面図、第2図は本発
明の利用しうる部材の斜視図、第3図は本発明の一実施
例を示す断面図、第4図は従来構造を示す断面図であ
る。 H……家屋、R……傾斜屋根、2……雪止め片、3……
樋取付け金具、4……継ぎ金具、5……外壁、11……
屋根上金具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家屋の外壁上端の傾斜屋根の上面しかも軒
    先近傍に固定される基片に該基片から立上がりかつ軒先
    と平行にのびる雪止め片を設けた屋根上金具の前記雪止
    め片と、前記外壁に固定される固定片に前記軒先に沿っ
    て配する軒樋および軒先を化粧する軒先カバーを取付け
    る支持片を設けた樋取付け金具の前記支持片とを、継ぎ
    金具により連結してなる軒先部の構造。
JP9909290A 1990-04-13 1990-04-13 軒先部の構造 Expired - Lifetime JPH0637810B2 (ja)

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JPH03295959A JPH03295959A (ja) 1991-12-26
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JP6193061B2 (ja) * 2013-09-03 2017-09-06 積水化学工業株式会社 雪止保持部材および太陽電池屋根構造
JP5728107B1 (ja) * 2014-03-25 2015-06-03 有限会社キタバタケ 雪止め支持装置

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JPH03295959A (ja) 1991-12-26

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