JPH0637756A - 多点双方向通信方式 - Google Patents

多点双方向通信方式

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JPH0637756A
JPH0637756A JP4189771A JP18977192A JPH0637756A JP H0637756 A JPH0637756 A JP H0637756A JP 4189771 A JP4189771 A JP 4189771A JP 18977192 A JP18977192 A JP 18977192A JP H0637756 A JPH0637756 A JP H0637756A
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JP4189771A
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Katsumi Sekine
克美 関根
Ryoichi Ishibashi
亮一 石橋
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主端末と複数の従端末とを収容する通信網に
おける多点双方向通信方式に関し、主端末が従端末との
間で極力経済的に多点双方向通信を実行可能とすること
を目的とする。 【構成】 主端末200の情報送信手段201から送信
される情報を、主端末が指定した複数の従端末300の
各情報受信手段302に並行して転送する多点通信路
を、主端末からの要求により設定する下り多点通信路設
定手段110と、主端末が指定した複数の従端末のパケ
ット送信手段303から送信されるパケットを、主端末
のパケット受信手段203に転送する上りパケット転送
手段120と、主端末が指定した一つの従端末の情報送
信手段301から送信される情報を、主端末の情報受信
手段202に転送する個別通信路を、主端末からの要求
により設定する上り個別通信路設定手段130とを設け
る様に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一つの主端末と複数の
従端末とを収容する通信網における多点双方向通信方式
に関する。
【0002】近年、広帯域サービス総合ディジタル網
(B−ISDN)等の発達に伴い、例えば動画像等を一
台の主端末から複数の従端末に放送する多点通信が要求
されると共に、各従端末から主端末に対する個別通信
も、前記多点通信と並行して可能とすることが要求され
る。
【0003】
【従来の技術】図6は本発明の対象となる通信網の一例
を示す図であり、図7は従来ある多点双方向通信方式の
一例を示す図であり、図8は図7における多点双方向通
信過程の一例を示す図である。
【0004】図6に示される通信網1は、三台のノード
11〔個々のノードを11A 、11 B 、11C と称す
る〕から構成され、一台の主端末2と、三台の従端末3
〔個々の従端末を31 、32 、33 と称する、以下同
様〕とが収容されている。
【0005】図6乃至図8において、主端末2は、三台
の従端末3との間で双方向通信を行う為に、三台の送信
部(S)21と三台の受信部(R)22とを具備し、ま
た各従端末3は、主端末2と双方向通信を行う為に、そ
れぞれ一台の送信装置(S)31と一台の受信装置
(R)32とを具備する。
【0006】かかる状態で、主端末2が三台の従端末3
と双方向通信を行う場合には、主端末2は最初に従端末
1 との間に上りおよび下り通信路を設定する為の発呼
要求信号(a1 )を作成し、通信網1に転送すると、通
信網1は従端末31 に対して着呼信号(b1 )を転送す
る。
【0007】従端末31 が通信準備を整え、着呼受付信
号(c1 )を通信網1に返送すると、通信網1が主端末
2に対して接続完了信号(d1 )を返送する。以上によ
り、主端末2内の送信部(S)211 と従端末31 内の
受信装置(R)321 との間に、通信路4D1、ノード1
A 、6D1、ノード11B および5D1を経由する下り通
信路が設定されると共に、従端末31 内の送信装置
(S)31 1 と主端末2内の受信部(R)221 との間
に、通信路5U1、ノード11B 、通信路6U1、ノード1
A および通信路4U1を経由する上り通信路が設定され
る。
【0008】以下同様の過程で、主端末2内の送信部
(S)212 と従端末32 内の受信装置(R)322
の間に、通信路4D2、ノード11A 、6D2、ノード11
C および5D2を経由する下り通信路が設定されると共
に、従端末32 内の送信装置(S)312 と主端末2内
の受信部(R)222 との間に、通信路5U2、ノード1
C 、通信路6U2、ノード11A および通信路4U2を経
由する上り通信路が設定され、また主端末2内の送信部
(S)213 と従端末33 内の受信装置(R)32 3
の間に、通信路4D3、ノード11A 、6D3、ノード11
C および5D3を経由する下り通信路が設定されると共
に、従端末33 内の送信装置(S)313 と主端末2内
の受信部(R)223 との間に、通信路5U3、ノード1
C 、通信路6 U3、ノード11A および通信路4U3を経
由する上り通信路が設定される。
【0009】以後主端末2内の各送信部(S)21は、
各従端末3内の各受信装置(R)32に対してそれぞれ
設定されている下り通信路を経由して同一の下り情報
(e)を並行して転送し、これと並行して、各従端末3
の各送信装置(S)31が、主端末2内の各受信部
(R)22に対してそれぞれ設定されている上り通信路
を経由して上り情報(f1 )、(f2 )および(f3
を転送し、双方向通信が可能となる。
【0010】やがて双方向通信が終了すると、主端末2
は最初に従端末31 との間に設定されている上りおよび
下り通信路を解放する為の切断要求信号(g1 )を作成
し、通信網1に転送すると、通信網1は従端末31 に対
して切断指示信号(h1 )を転送する。
【0011】切断指示信号(h1 )を受信した従端末3
1 は切断処理を実行した後、復旧確認信号(i1 )を通
信網1に返送すると、通信網1が主端末2に対して復旧
完了信号(j1 )を返送する。
【0012】以上により、主端末2内の送信部(S)2
1 と従端末31 内の受信装置(R)321 との間に設
定されている下り通信路と、従端末31 内の送信装置
(S)311 と主端末2内の受信部(R)221 との間
に設定されている上り通信路とが解放される。
【0013】以下同様の過程で、主端末2内の送信部
(S)212 と従端末32 内の受信装置(R)322
の間に設定されている下り通信路と、従端末32 内の送
信装置(S)312 と主端末2内の受信部(R)222
との間に設定されている上り通信路、並びに主端末2内
の送信部(S)213 と従端末33 内の受信装置(R)
323 との間に設定されている下り通信路と、従端末3
3 内の送信装置(S)313 と主端末2内の受信部
(R)223 との間に設定されている上り通信路とがそ
れぞれ解放される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
な如く、従来ある通信網においては、主端末2が三台の
従端末3との間で並行して双方向通信を実行する為に
は、各従端末3に対応してそれぞれ送信部(S)21、
受信部(R)22を設け、収容されるノード11Aとの
間に三組の通信路4D および4U を設ける必要があり、
経済性を損なう問題があった。
【0015】本発明は、主端末が複数の従端末との間
で、極力経済的に多点双方向通信を実行可能とすること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を示
す図である。図1において、100は本発明の対象とな
る通信網、200は主端末、300は複数の従端末であ
る。
【0017】主端末200は、情報を送信する情報送信
手段201と、情報を受信する情報受信手段202と、
パケットを受信するパケット受信手段203とを具備
し、また各従端末300は、それぞれ情報を送信する情
報送信手段301と、情報を受信する情報受信手段30
2と、パケットを送信するパケット送信手段303とを
具備する。
【0018】110は、本発明により通信網100に設
けられた下り多点通信路設定手段である。120は、本
発明により通信網100に設けられた上りパケット転送
手段である。
【0019】130は、本発明により通信網100に設
けられた上り個別通信路設定手段である。
【0020】
【作用】下り多点通信路設定手段110は、主端末20
0が具備する情報送信手段201から送信される情報
を、主端末200が指定した複数の従端末300が具備
する各情報受信手段302に並行して転送する多点通信
路を、主端末200からの要求により設定する。
【0021】上りパケット転送手段120は、主端末2
00が指定した複数の従端末300が具備するパケット
送信手段303から送信されるパケットを、主端末20
0が具備するパケット受信手段203に転送する。
【0022】上り個別通信路設定手段130は、主端末
200が指定した一つの従端末300が具備する情報送
信手段301から送信される情報を、主端末200が具
備する情報受信手段202に転送する個別通信路を、主
端末200からの要求により設定する。
【0023】なお上りパケット転送手段120は、下り
多点通信路設定手段110が多点通信路を設定した複数
の従端末300から送信されるパケットを、主端末20
0に転送することが考慮される。
【0024】また上り個別通信路設定手段130は、個
別通信路を設定する従端末300を、主端末200の指
定により随時変更することが考慮される。従って、主端
末はそれぞれ一台の情報送信手段、情報受信手段および
パケット受信手段を具備し、通信網との間に一組の通信
路を設定するのみで、複数の従端末に対して多点通信を
実行するのと並行して、各従端末からパケットを受信
し、更に主端末が指定した任意の従端末から送信される
情報を受信可能となり、多点双方向通信が経済的に実現
可能となる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図2は本発明の一実施例による多点双方向通信方式
(その一)を示す図であり、図3は図2における多点双
方向通信過程の一例を示す図であり、図4は本発明の一
実施例による多点双方向通信方式(その二)を示す図で
あり、図5は図4における多点双方向通信過程の一例を
示す図である。なお、全図を通じて同一符号は同一対象
物を示す。また対象とする通信網は図6に示す通りとす
る。
【0026】図2および図4においては、図1における
通信網100として通信網1が示され、また図1におけ
る主端末200として主端末2が示され、また図1にお
ける従端末300として三台の従端末3が示され、主端
末2内には、それぞれ一台の送信部(S)21、受信部
(R)22およびパケット受信部(RP )23が、図1
における情報送信手段201、情報受信手段202およ
びパケット受信手段203として示され、また各従端末
3内には、それぞれ一台の送信装置(S)31、受信装
置(R)32およびパケット送信部(SP )33が、図
1における情報送信手段301、情報受信手段302お
よびパケット送信手段303として示される。
【0027】なお主端末2内には、その他に下設定要求
部24および上設定要求部25が設けられ、また各従端
末3内には、それぞれ上通信要求部34が設けられてい
る。最初に、本発明の一実施例を、図2および図3によ
り説明する。
【0028】図2において、各ノード11には、それぞ
れ下設定部111、上設定部112および上転送部11
3が、図1における下り多点通信路設定手段110、上
り個別通信路設定手段130および上りパケット転送手
段120を実現する為に設けられている。
【0029】図2および図3において、主端末2が三台
の従端末3と双方向通信を行う場合には、下設定要求部
24を起動する。起動された下設定要求部24は、三台
の従端末3との間に下り多点通信路を設定要求する為の
多点発呼要求信号(aa)を作成し、ノード11A に転
送すると共に、ノード11A との間に通信路4D を設定
する。
【0030】多点発呼要求信号(aa)を受信したノー
ド11A は、下設定部111A を起動する。起動された
下設定部111A は、三台の従端末3がノード11B
よび11Cに収容されることを認識すると、多点発呼要
求信号(aa)をそれぞれノード11B および11C
転送すると共に、ノード11B および11C との間にそ
れぞれ通信路6DBおよび6DCを設定し、通信路4D から
到着する情報を通信路6DBおよび6DCに分配転送可能と
すると共に、上転送部113A を起動する。
【0031】起動された上転送部113A は、従端末3
1 からノード11B との間に設定されている通信路6PB
を経由して転送されるパケット、並びに従端末32 およ
び3 3 からノード11C との間に設定されている通信路
PCを経由して転送されるパケットを、主端末2との間
に設定されている通信路4P を経由して主端末2に転送
可能とする。
【0032】多点発呼要求信号(aa)を受信したノー
ド11B は、下設定部111B を起動する。起動された
下設定部111B は、従端末31 のみがノード11B
収容されることを認識すると、従端末31 との間に下り
通信路を設定する為の多点着呼信号(bb1 )を作成
し、従端末31 に転送すると共に、従端末31 との間に
通信路5D1を設定し、通信路6DBから到着する情報を通
信路5D1に転送可能とすると共に、上転送部113B
起動する。
【0033】起動された上転送部113B は、従端末3
1 から従端末31 との間に設定されている通信路5P1
経由して転送されるパケットを、ノード11A との間に
設定されている通信路6PBを経由して主端末2に転送可
能とする。
【0034】また多点発呼要求信号(aa)を受信した
ノード11C は、下設定部111Cを起動する。起動さ
れた下設定部111C は、従端末32 および33 がノー
ド11C に収容されることを認識すると、それぞれ従端
末32 および33 との間に下り通信路を設定する為の多
点着呼信号(bb2 )および(bb3 )を作成し、それ
ぞれ従端末32 および33 に転送すると共に、従端末3
2 および33 との間にそれぞれ通信路5D2および5D3
設定し、通信路6DCから到着する情報を通信路5D2およ
び5D3に分配転送可能とすると共に、上転送部113C
を起動する。
【0035】起動された上転送部113C は、従端末3
2 から従端末32 との間に設定されている通信路5P2
経由して転送されるパケットと、従端末33 から従端末
3との間に設定されている通信路5P3を経由して転送
されるパケットとを、ノード11A との間に設定されて
いる通信路6PCを経由して主端末2に転送可能とする。
【0036】多点着呼信号(bb1 )を受信した従端末
1 、多点着呼信号(bb2 )を受信した従端末32
並びに多点着呼信号(bb3 )を受信した従端末3
3 は、それぞれ受信装置(R)321 、322 および3
3 により、主端末2から転送される下り情報(e)の
受信準備を整えた後、それぞれ多点着呼受付信号(cc
1)、(cc2 )および(cc3 )を作成し、ノード1
B および11C を介してノード11A に返送する。
【0037】ノード11A においては、下設定部111
A が多点通信の対象となる各従端末31 、32 および3
3 から返送される多点着呼受付信号(cc1 )、(cc
2 )および(cc3 )を総て受信し終わると、多点接続
完了信号(dd)を作成し、主端末2に返送する。
【0038】主端末2においては、下設定要求部24が
ノード11A から返送される多点接続完了信号(dd)
を受信すると、主端末2と各従端末31 、32 および3
3 との間に下り多点通信路が設定されると共に、各従端
末31 、32 および33 から送信される主端末2宛のパ
ケットが、主端末2に転送可能となったことを認識す
る。
【0039】かかる状態で主端末2内の送信部(S)2
1が、下り情報(e)を通信路4Dを経由してノード1
A に送信すると、ノード11A は下設定部111A
設定結果に基づき、通信路4D から到着する下り情報
(e)を、通信路6DBおよび6 DCに分配転送する。
【0040】またノード11B は下設定部111B の設
定結果に基づき、通信路6DBから到着する下り情報
(e)を、通信路5D1を経由して従端末31 に転送す
る。またノード11C は下設定部111C の設定結果に
基づき、通信路6DCから到着する下り情報(e)を、通
信路5D2および5D3に分配し、従端末32 および3 3
転送する。
【0041】各従端末31 、32 および33 において
は、受信装置(R)321 、322 および323 が、そ
れぞれ通信路5D1、5D2および5D3から到着する下り情
報(e)を受信する。
【0042】以上により、主端末2が送信部(S)21
から通信路4D に送信した下り情報(e)は、ノード1
A 、通信路6DB、ノード11B および通信路5D1を経
由して従端末31 の受信装置(R)321 に転送され、
またノード11A 、通信路6 DC、ノード11C および通
信路5D2を経由して従端末32 の受信装置(R)32 2
に転送され、更にノード11A 、通信路6DC、ノード1
C および通信路5D3を経由して従端末33 の受信装置
(R)323 に転送され、多点通信が実現される。
【0043】これと並行して、各従端末31 、32 およ
び33 においては、パケット送信部(SP )331 、3
2 および333 が、それぞれ所定量以内の情報を含む
主端末2宛の上りパケット(k1 )、(k2 )および
(k3 )を組立て、通信路5U1、5U2および5U3に送信
すると、ノード11B は上転送部113B の設定結果に
基づき、通信路5P1から到着する上りパケット(k1
を通信路6PBに転送し、またノード11C は上転送部1
13C の設定結果に基づき、通信路5P2および5 P3から
それぞれ到着する上りパケット(k2 )および(k3
を通信路6PCに転送し、更にノード11A は上転送部1
13A の設定結果に基づき、通信路6PBおよび6PCから
それぞれ到着する上りパケット(k1 )、(k2 )およ
び(k3 )を通信路4P に転送する。
【0044】主端末2においては、パケット受信部(R
P )23が、通信路4P から到着する上りパケット(k
1 )、(k2 )および(k3 )を受信する。以上によ
り、各従端末3は、主端末2からの下り情報(e)を受
信中にも、主端末2宛の上りパケット(k1 )、
(k2 )および(k3 )を主端末2に返送可能となり、
所定量以内の情報を主端末2に転送可能となる。
【0045】ここで、従端末31 が主端末2に対して上
り個別通信を希望する場合に、上通信要求部341 を起
動する。起動された上通信要求部341 は、上りパケッ
ト(k1 )を用いて、従端末3 1 から主端末2に対して
上り個別通信を要求する情報を転送すると、従端末31
からの上りパケット(k1 )を受信した主端末2は、上
設定要求部25を起動する。
【0046】起動された上設定要求部25は、従端末3
1 との間に上り個別通信路を設定要求する為の上り設定
要求信号(m1 )を作成し、ノード11A に転送すると
共に、ノード11A との間に通信路4U を設定する。
【0047】上り設定要求信号(m1 )を受信したノー
ド11A は、上設定部112A を起動する。起動された
上設定部112A は、従端末31 がノード11B に収容
されることを認識すると、上り設定要求信号(m1 )を
ノード11B に転送すると共に、ノード11B との間に
通信路6UBを設定し、通信路6UBから到着する情報を通
信路4U に転送可能とする。
【0048】上り設定要求信号(m1 )を受信したノー
ド11B は、上設定部112B を起動する。起動された
上設定部112B は、従端末31 がノード11B に収容
されることを認識すると、従端末31 との間に上り通信
路を設定する為の上り設定信号(n 1 )を作成し、従端
末31 に転送すると共に、従端末31 との間に通信路5
U1を設定し、通信路5U1から到着する情報を通信路6UB
に転送可能とする。
【0049】上り設定信号(n1 )を受信した従端末3
1 は、送信装置(S)311 により、主端末2に送信す
る上り情報(f1 )の送信準備を整えた後、上り設定受
付信号(p1 )を作成し、ノード11B を介してノード
11A に返送する。
【0050】ノード11A においては、上設定部112
A が従端末31 から返送される上り設定受付信号
(p1 )を受信すると、上り設定完了信号(q1 )を作
成し、主端末2に返送する。
【0051】主端末2においては、上設定要求部25が
ノード11A から返送される上り設定完了信号(q1
を受信すると、主端末2と従端末31 との間に上り個別
通信路が設定されたことを認識する。
【0052】かかる状態で従端末31 内の送信部(S)
311 が、上り情報(f1 )を通信路5U1を経由してノ
ード11B に送信すると、ノード11B は上設定部11
Bの設定結果に基づき、通信路5U1から到着する上り
情報(f1 )を、通信路6UBに転送する。
【0053】またノード11A は上設定部112A の設
定結果に基づき、通信路6UBから到着する上り情報(f
1 )を、通信路4U を経由して主端末2に転送する。主
端末2においては、受信装置(R)221 が通信路4U
から到着する上り情報(f1 )を受信する。
【0054】以上により、従端末31 が送信部(S)3
1 から通信路5U1に送信した上り情報(f1 )は、ノ
ード11B 、通信路6UB、ノード11A および通信路4
U を経由して主端末2の受信装置(R)22に転送さ
れ、上り個別通信が実現される。
【0055】なおその間も、主端末2から送信される下
り情報(e)が、各従端末31 、3 2 および33 に配送
される多点通信が実行されており、主端末2と従端末3
1 との間には双方向通信が実現される。
【0056】かかる状態で、更に従端末32 が主端末2
に対して上り個別通信を希望する場合に、上通信要求部
342 を起動する。起動された上通信要求部342 は、
上りパケット(k2 )を用いて、従端末3 2 から主端末
2に対して上り個別通信を要求する情報を転送すると、
従端末32からの上りパケット(k2 )を受信した主端
末2は、上設定要求部25を起動する。
【0057】起動された上設定要求部25は、従端末3
1 からの上り情報(f1 )の転送が終了していることを
確認の上、従端末31 との間に設定中の上り個別通信路
を解放要求する為の上り切断要求信号(r1 )を作成
し、ノード11A に転送すると共に、ノード11A との
間に設定中の通信路4U を解放する。
【0058】上り切断要求信号(r1 )を受信したノー
ド11A は、上設定部112A を起動する。起動された
上設定部112A は、上り切断要求信号(r1 )をノー
ド11B に転送すると共に、ノード11B との間に設定
中の通信路6UBを解放する。
【0059】上り切断要求信号(r1 )を受信したノー
ド11B は、上設定部112B を起動する。起動された
上設定部112B は、従端末31 との間に設定中の上り
通信路を解放する為の上り切断指示信号(s1 )を作成
し、従端末31 に転送すると共に、従端末31 との間に
設定中の通信路5U1を解放する。
【0060】上り切断指示信号(s1 )を受信した従端
末31 は、主端末2に送信する上り情報(f1 )の送信
復旧処理を行った後、上り復旧確認信号(t1 )を作成
し、ノード11B を介してノード11A に返送する。
【0061】ノード11A においては、上設定部112
A が従端末31 から返送される上り復旧確認信号
(t1 )を受信すると、上り復旧完了信号(u1 )を作
成し、主端末2に返送する。
【0062】主端末2においては、上設定要求部25が
ノード11A から返送される上り復旧完了信号(u1
を受信すると、主端末2と従端末31 との間に設定中の
上り個別通信路が解放されたことを認識する。
【0063】続いて上設定要求部25は、従端末32
の間に上り個別通信路を設定要求する為の上り設定要求
信号(m2 )を通信網1に転送することにより、前述と
同様の過程で、従端末32 との間に上り個別通信路を通
信網1に設定させる。
【0064】以後従端末32 が、送信部(S)312
ら上り情報(f2 )を通信路5U2を経由して通信網1に
送信すると、通信網1内に設定された上り個別通信路を
経由して、主端末2の受信部(R)22に転送される。
【0065】やがて主端末2から各従端末3に対する下
り情報(e)の配送、並びに従端末32 から主端末2に
対する上り情報(f2 )の転送が終了すると、主端末2
は下設定要求部24を起動する。
【0066】起動された下設定要求部24は、主端末2
と各従端末3との間に設定中の下り多点通信路、並びに
目下主端末2と従端末32 との間に設定中の上り個別通
信路の解放を要求する為の多点切断要求信号(gg)を
作成し、ノード11A に転送すると共に、ノード11A
との間に設定中の通信路4D および4U を解放する。
【0067】多点切断要求信号(gg)を受信したノー
ド11A は、下設定部111A および上設定部112A
を起動する。起動された下設定部111A は、多点切断
要求信号(gg)をノード11B および11C に転送す
ると共に、ノード11B との間に設定中の通信路6DB
よびノード11C との間に設定中の通信路6DCを解放
し、通信路4D から通信路6DBおよび6DCへの情報分配
転送を解放すると共に、上転送部113A を起動する。
【0068】起動された上転送部113A は、従端末3
1 から通信路6PBを経由して転送されるパケット、並び
に従端末32 および33 から通信路6PCを経由して転送
されるパケットの、通信路4P を経由して主端末2への
転送を解放する。
【0069】また起動された上設定部112A は、ノー
ド11C との間に設定中の通信路6 UCを解放し、通信路
UCから通信路4U への情報転送を解放する。多点切断
要求信号(gg)を受信したノード11B は、下設定部
111B を起動する。
【0070】起動された下設定部111B は、従端末3
1 との間に設定中の下り通信路を解放する為の多点切断
指示信号(hh1 )を作成して従端末31 に転送すると
共に、従端末31 との間に設定中の通信路5D1を解放
し、通信路6DBから通信路5D1への情報転送を解放する
と共に、上転送部113B を起動する。
【0071】起動された上転送部113B は、従端末3
1 から通信路5P1を経由して転送されるパケットの、通
信路6PBを経由して主端末2への転送を解放する。また
多点切断要求信号(gg)を受信したノード11C は、
下設定部111Cおよび上設定部112C を起動する。
【0072】起動された下設定部111C は、従端末3
2 との間に設定中の下り通信路を解放する為の多点切断
指示信号(hh2 )を作成して従端末32 に転送し、ま
た従端末33 との間に設定中の下り通信路を解放する為
の多点切断指示信号(hh3)を作成して従端末33
転送すると共に、従端末32 との間に設定中の通信路5
D2を解放し、通信路6DBから通信路5D2への情報転送を
解放すると共に、従端末33 との間に設定中の通信路5
D3を解放し、通信路6DBから通信路5D3への情報転送を
解放すると共に、上転送部113C を起動する。
【0073】起動された上転送部113C は、従端末3
2 から通信路5P2を経由して転送されるパケット、並び
に従端末33 から通信路5P3を経由して転送されるパケ
ットの、通信路6PCを経由して主端末2への転送を解放
する。
【0074】また起動された上設定部112C は、従端
末32 との間に設定中の通信路5U2を解放し、通信路5
U2から通信路6UCへの情報転送を解放する。多点切断指
示信号(hh1 )を受信した従端末31 、多点切断指示
信号(hh 2 )を受信した従端末32 、並びに多点切断
指示信号(hh3 )を受信した従端末33 は、それぞれ
受信装置(R)321 、322 、323 およびパケット
送信部(SP )332 の復旧処理を行った後、それぞれ
多点復旧確認信号(ii1 )、(ii2 )および(ii
3 )を作成し、ノード11B および11C を介してノー
ド11A に返送する。
【0075】ノード11A においては、下設定部111
A が多点発呼要求信号(aa)に指定される各従端末3
1 、32 および33 から返送される多点復旧確認信号
(ii 1 )、(ii2 )および(ii3 )を総て受信し
終わると、多点復旧完了信号(jj)を作成し、主端末
2に返送する。
【0076】主端末2においては、下設定要求部24が
ノード11A から返送される多点復旧完了信号(jj)
を受信すると、主端末2と各従端末31 、32 および3
3 との間に設定中の下り多点通信路と、従端末32 との
間に設定中の上り個別通信路とが解放されたことを認識
する。
【0077】以上の説明から明らかな如く、図2および
図3に示される実施例によれば、主端末2にはそれぞれ
送信部(S)21、受信部(R)22およひパケット受
信部(RP )23を設け、ノード11A との間に通信路
D 、4U および4P を設定するのみで、主端末2から
各従端末31 、32 および33 に下り情報(e)を分配
転送するのと並行して、各従端末31 、32 および33
がそれぞれ上りパケット(k1 )、(k2 )および(k
3 )により所定量以内の情報を主端末2に返送可能とな
り、更に主端末2が指定する任意の従端末〔例えば
1 〕から上り情報(f1 )を転送可能となる。
【0078】次に、本発明の他の一実施例を、図4およ
び図5により説明する。図4において、各ノード11に
は、それぞれ下設定部114、上設定部115および上
転送部113が、図1における下り多点通信路設定手段
110、上り個別通信路設定手段130および上りパケ
ット転送手段120を実現する為に設けられている。
【0079】図4および図5において、主端末2が三台
の従端末3と双方向通信を行う場合には、下設定要求部
24を起動する。起動された下設定要求部24は、三台
の従端末3との間に下り多点通信路を設定要求する為の
多点発呼要求信号(aa)を作成し、ノード11A に転
送すると共に、ノード11A との間に通信路4D および
U を設定する。
【0080】多点発呼要求信号(aa)を受信したノー
ド11A は、下設定部114A を起動する。起動された
下設定部114A は、三台の従端末3がノード11B
よび11Cに収容されることを認識すると、多点発呼要
求信号(aa)をそれぞれノード11B および11C
転送すると共に、ノード11B との間に通信路6DBおよ
び6 U1を設定し、またノード11C との間に通信路
DC、6U2および6U3を設定し、通信路4D から到着す
る情報を通信路6DBおよび6DCに分配転送可能とすると
共に、上転送部113A を起動する。
【0081】起動された上転送部113A は、前述と同
様に、従端末31 から通信路6PBを経由して転送される
パケット、並びに従端末32 および33 から通信路6PC
を経由して転送されるパケットを、通信路4P を経由し
て主端末2に転送可能とする。
【0082】多点発呼要求信号(aa)を受信したノー
ド11B は、下設定部114B を起動する。起動された
下設定部114B は、従端末31 のみがノード11B
収容されることを認識すると、従端末31 との間に上り
および下り通信路を設定する為の多点着呼信号(b
1 )を作成し、従端末31 に転送すると共に、従端末
1 との間に通信路5D1および5U1を設定し、通信路6
DBから到着する情報を通信路5D1に転送可能とすると共
に、上設定部115B および上転送部113B を起動す
る。
【0083】起動された上設定部115B は、通信路5
U1から到着する情報を通信路6U1に転送可能とする。ま
た起動された上転送部113B は、前述と同様に、従端
末31 から通信路5 P1を経由して転送されるパケット
を、通信路6PBを経由して主端末2に転送可能とする。
【0084】また多点発呼要求信号(aa)を受信した
ノード11C は、下設定部114Cを起動する。起動さ
れた下設定部114C は、従端末32 および33 がノー
ド11C に収容されることを認識すると、それぞれ従端
末32 および33 との間に上りおよび下り通信路を設定
する為の多点着呼信号(bb2 )および(bb3 )を作
成し、それぞれ従端末32 および33 に転送すると共
に、従端末32 および33 との間にそれぞれ通信路5D2
および5U2、並びに5D3および5U3を設定し、通信路6
DCから到着する情報を通信路5D2および5D3に分配転送
可能とすると共に、上設定部115C および上転送部1
13C を起動する。
【0085】起動された上設定部115C は、通信路5
U2から到着する情報を通信路6U2に転送し、また通信路
U3から到着する情報を通信路6U3に転送可能とする。
また起動された上転送部113C は、前述と同様に、従
端末32 から通信路5 P2を経由して転送されるパケット
と、従端末33 から通信路5P3を経由して転送されるパ
ケットとを、通信路6PCを経由して主端末2に転送可能
とする。
【0086】多点着呼信号(bb1 )を受信した従端末
1 、多点着呼信号(bb2 )を受信した従端末32
並びに多点着呼信号(bb3 )を受信した従端末3
3 は、それぞれ受信装置(R)321 、322 および3
3 により、主端末2から転送される下り情報(e)の
受信準備を整えた後、それぞれ多点着呼受付信号(cc
1)、(cc2 )および(cc3 )を作成し、ノード1
B および11C を介してノード11A に返送する。
【0087】ノード11A においては、下設定部114
A が多点通信の対象となる各従端末31 、32 および3
3 から返送される多点着呼受付信号(cc1 )、(cc
2 )および(cc3 )を総て受信し終わると、多点接続
完了信号(dd)を作成し、主端末2に返送する。
【0088】主端末2においては、下設定要求部24が
ノード11A から返送される多点接続完了信号(dd)
を受信すると、主端末2と各従端末31 、32 および3
3 との間に下り多点通信路が設定されると共に、各従端
末31 、32 および33 から送信される主端末2宛のパ
ケットが、主端末2に転送可能となったことを認識す
る。
【0089】かかる状態で主端末2内の送信部(S)2
1が、下り情報(e)を通信路4Dを経由してノード1
A に送信すると、ノード11A は下設定部114A
設定結果に基づき、通信路4D から到着する下り情報
(e)を、通信路6DBおよび6 DCに分配転送する。
【0090】またノード11B は下設定部114B の設
定結果に基づき、通信路6DBから到着する下り情報
(e)を、通信路5D1を経由して従端末31 に転送す
る。またノード11C は下設定部114C の設定結果に
基づき、通信路6DCから到着する下り情報(e)を、通
信路5D2および5D3に分配し、従端末32 および3 3
転送する。
【0091】各従端末31 、32 および33 において
は、受信装置(R)321 、322 および323 が、そ
れぞれ通信路5D1、5D2および5D3から到着する下り情
報(e)を受信する。
【0092】以上により、主端末2内の送信部(S)2
1が通信路4D に送信した下り情報(e)は、ノード1
A 、通信路6DB、ノード11B および通信路5D1を経
由して従端末31 の受信装置(R)321 に転送され、
またノード11A 、通信路6 DC、ノード11C および通
信路5D2を経由して従端末32 の受信装置(R)32 2
に転送され、更にノード11A 、通信路6DC、ノード1
C および通信路5D3を経由して従端末33 の受信装置
(R)323 に転送され、多点通信が実現される。
【0093】なお従端末31 の送信装置(S)31
1 は、通信路5U1、ノード11B および通信路6U1を経
由してノード11A 迄接続され、また従端末32 の送信
装置(S)312 は、通信路5U2、ノード11C および
通信路6U2を経由してノード11 A 迄接続され、更に従
端末33 の送信装置(S)313 は、通信路5U3、ノー
ド11C および通信路6U3を経由してノード11A 迄接
続されているが、ノード11A においては、上設定部1
15A が従端末31 から通信路6U1を経由して転送され
る上り情報(f1 )、従端末32 から通信路6U2を経由
して転送される上り情報(f2 )、並びに従端末33
ら通信路6U3を経由して転送される上り情報(f3 )の
何れも通信路4U に転送する如く設定していない為、従
端末31 、3 2 および33 からの上り個別通信路は何れ
も設定されていない。
【0094】これと並行して、各従端末31 、32 およ
び33 は、前述と同様に、パケット送信部(SP )33
1 、332 および333 が送信する主端末2宛の上りパ
ケット(k1 )、(k2 )および(k3 )を、主端末2
に返送し、所定量以内の情報を主端末2に転送可能とし
ている。
【0095】ここで、従端末31 が主端末2に対して上
り個別通信を希望する場合に、上通信要求部341 を起
動する。起動された上通信要求部341 は、上りパケッ
ト(k1 )を用いて、従端末3 1 から主端末2に対して
上り個別通信を要求する情報を転送すると、従端末31
からの上りパケット(k1 )を受信した主端末2は、上
設定要求部25を起動する。
【0096】起動された上設定要求部25は、従端末3
1 との間に上り個別通信路を設定要求する為の上り選択
要求信号(v1 )を作成し、ノード11A に転送する。
上り選択要求信号(v1 )を受信したノード11A は、
上設定部115A を起動する。
【0097】起動された上設定部115A は、通信路6
U1から到着する情報を通信路4U に転送可能とした後、
上り選択完了信号(w1 )を主端末2に返送する。主端
末2においては、上設定要求部25がノード11A から
返送される上り選択完了信号(w1 )を受信すると、主
端末2と従端末31 との間に上り個別通信路が設定され
たことを認識する。
【0098】かかる状態で従端末31 内の送信部(S)
311 が、上り情報(f1 )を通信路5U1を経由してノ
ード11B に送信すると、ノード11B は上設定部11
Bの設定結果に基づき、通信路5U1から到着する上り
情報(f1 )を、通信路6U1に転送する。
【0099】またノード11A は上設定部115A の設
定結果に基づき、通信路6U1から到着する上り情報(f
1 )を、通信路4U を経由して主端末2に転送する。主
端末2においては、受信装置(R)221 が通信路4U
から到着する上り情報(f1 )を受信する。
【0100】この場合も、従端末32 内の送信装置
(S)312 から通信路5U2に送信される上り情報(f
2 )、並びに従端末33 内の送信装置(S)313 から
通信路5 U3に送信される上り情報(f3 )は、上設定部
115A により通信路4U に転送されることは無い。
【0101】以上により、従端末31 が送信部(S)3
1 から通信路5U1に送信した上り情報(f1 )は、ノ
ード11B 、通信路6U1、ノード11A および通信路4
U を経由して主端末2の受信装置(R)22に転送さ
れ、上り個別通信が実現される。
【0102】なおその間も、主端末2から送信される下
り情報(e)が、各従端末31 、3 2 および33 に配送
される多点通信が実行されている。かかる状態で、更に
従端末32 が主端末2に対して上り個別通信を希望する
場合に、上通信要求部342 を起動する。
【0103】起動された上通信要求部342 は、上りパ
ケット(k2 )を用いて、従端末3 2 から主端末2に対
して上り個別通信を要求する情報を転送すると、従端末
2からの上りパケット(k2 )を受信した主端末2
は、上設定要求部25を起動する。
【0104】起動された上設定要求部25は、従端末3
1 からの上り情報(f1 )の転送が終了していることを
確認の上、従端末31 との間に設定中の上り個別通信路
を解放し、従端末32 との間に上り個別通信路を設定要
求する為の上り選択要求信号(v2 )を作成し、ノード
11A に転送する。
【0105】上り選択要求信号(v2 )を受信したノー
ド11A は、上設定部115A を起動する。起動された
上設定部115A は、通信路6U1から通信路4U への情
報転送を解放した後、通信路6U2から到着する情報を通
信路4U に転送可能とした後、上り選択完了信号
(w2 )を主端末2に返送する。
【0106】主端末2においては、上設定要求部25が
ノード11A から返送される上り選択完了信号(w2
を受信すると、主端末2と従端末32 との間に上り個別
通信路が設定されたことを認識する。
【0107】かかる状態で、従端末32 内の送信部
(S)312 が上り情報(f2 )を、通信路5U2を経由
してノード11C に送信すると、ノード11C は上設定
部115 C の設定結果に基づき、通信路5U2から到着す
る上り情報(f2 )を、通信路6 U2に転送する。
【0108】またノード11A は上設定部115A の設
定結果に基づき、通信路6U2から到着する上り情報(f
2 )を、通信路4U を経由して主端末2に転送する。主
端末2においては、受信装置(R)22が通信路4U
ら到着する上り情報(f2 )を受信する。
【0109】この場合も、従端末31 内の送信装置
(S)311 から通信路5U1に送信される上り情報(f
1 )、並びに従端末33 内の送信装置(S)313 から
通信路5 U3に送信される上り情報(f3 )は、上設定部
115A により通信路4U に転送されることは無い。
【0110】以上により、従端末32 が送信部(S)3
2 から通信路5U2に送信した上り情報(f2 )は、ノ
ード11C 、通信路6U2、ノード11A および通信路4
U を経由して主端末2の受信装置(R)22に転送さ
れ、上り個別通信が実現される。
【0111】やがて主端末2から各従端末3に対する下
り情報(e)の配送、並びに従端末32 から主端末2に
対する上り情報(f2 )の転送が終了すると、主端末2
は下設定要求部24を起動する。
【0112】起動された下設定要求部24は、主端末2
と各従端末3との間に設定中の下り多点通信路、並びに
目下主端末2と従端末32 との間に設定中の上り個別通
信路の解放を要求する為の多点切断要求信号(gg)を
作成し、ノード11A に転送すると共に、ノード11A
との間に設定中の通信路4D および4U を解放する。
【0113】多点切断要求信号(gg)を受信したノー
ド11A は、下設定部114A および上設定部115A
を起動する。起動された下設定部114A は、多点切断
要求信号(gg)をノード11B および11C に転送す
ると共に、ノード11B との間に設定中の通信路6DB
よび6U1、並びにノード11C との間に設定中の通信路
DC、6U2および6U3を解放し、通信路4D から通信路
DBおよび6DCへの情報分配転送を解放すると共に、上
転送部113A を起動する。
【0114】起動された上転送部113A は、従端末3
1 から通信路6PBを経由して転送されるパケット、並び
に従端末32 および33 から通信路6PCを経由して転送
されるパケットの、通信路4P を経由して主端末2への
転送を解放する。
【0115】また起動された上設定部115A は、通信
路6U2から通信路4U への情報転送を解放する。多点切
断要求信号(gg)を受信したノード11B は、下設定
部114B および上設定部115B を起動する。
【0116】起動された下設定部114B は、従端末3
1 との間に設定中の上りおよび下り通信路を解放する為
の多点切断指示信号(hh1 )を作成し、従端末31
転送すると共に、従端末31 との間に設定中の通信路5
D1および5U1を解放し、通信路6DBから通信路5D1への
情報転送を解放すると共に、上転送部113B を起動す
る。
【0117】起動された上転送部113B は、従端末3
1 から通信路5P1を経由して転送されるパケットの、通
信路6PBを経由して主端末2への転送を解放する。また
起動された上設定部115B は、通信路5U1から通信路
U1への情報転送設定を解放する。
【0118】また多点切断要求信号(gg)を受信した
ノード11C は、下設定部114Cおよび上設定部11
C を起動する。起動された下設定部114C は、従端
末32 との間に設定中の上りおよび下り通信路を解放す
る為の多点切断指示信号(hh2 )を作成して従端末3
2 に転送し、また従端末33 との間に設定中の上りおよ
び下り通信路を解放する為の多点切断指示信号(h
3 )を作成して従端末33 に転送すると共に、従端末
2 との間に設定中の通信路5D2および5U2を解放し、
通信路6DBから通信路5D2への情報転送を解放すると共
に、従端末33 との間に設定中の通信路5D3および5U3
を解放し、通信路6DBから通信路5D3への情報転送を解
放すると共に、上転送部113C を起動する。
【0119】起動された上転送部113C は、従端末3
2 から通信路5P2を経由して転送されるパケット、並び
に従端末33 から通信路5P3を経由して転送されるパケ
ットの、通信路6PCを経由して主端末2への転送を解放
する。
【0120】また起動された上設定部115C は、通信
路5U2から通信路6U2への情報転送、並びに通信路5U3
から通信路6U3への情報転送を解放する。多点切断指示
信号(hh1 )を受信した従端末31 、多点切断指示信
号(hh 2 )を受信した従端末32 、並びに多点切断指
示信号(hh3 )を受信した従端末33 は、それぞれ受
信装置(R)321 、322 、323 およびパケット送
信部(SP )332 の復旧処理を行った後、それぞれ多
点復旧確認信号(ii1 )、(ii2 )および(i
3 )を作成し、ノード11B および11C を介してノ
ード11A に返送する。
【0121】ノード11A においては、下設定部111
A が多点発呼要求信号(aa)に指定される各従端末3
1 、32 および33 から返送される多点復旧確認信号
(ii 1 )、(ii2 )および(ii3 )を総て受信し
終わると、多点復旧完了信号(jj)を作成し、主端末
2に返送する。
【0122】主端末2においては、下設定要求部24が
ノード11A から返送される多点復旧完了信号(jj)
を受信すると、主端末2と各従端末31 、32 および3
3 との間に設定中の下り多点通信路と、従端末32 との
間に設定中の上り個別通信路とが解放されたことを認識
する。
【0123】以上の説明から明らかな如く、図4および
図5に示される実施例によれば、主端末2にはそれぞれ
送信部(S)21、受信部(R)22およひパケット受
信部(RP )23を設け、ノード11A との間に通信路
D 、4U および4P を設定するのみで、主端末2から
各従端末31 、32 および33 に下り情報(e)を分配
転送するのと並行して、各従端末31 、32 および33
がそれぞれ上りパケット(k1 )、(k2 )および(k
3 )により必要最小限の情報を主端末2に返送可能とな
り、更に主端末2が指定する任意の従端末〔例えば
1 〕から上り情報(f1 )を転送可能となる。
【0124】なお、図2乃至図6はあく迄本発明の一実
施例に過ぎず、例えば主端末2は従端末31 および32
との間で上り個別通信を実行するものに限定されること
は無く、従端末33 との間で上り個別通信を実行する
等、他に幾多の変形が考慮されるが、何れの場合にも本
発明の効果は変わらない。また主端末2は三台の従端末
3との間で多点双方向通信を行うものに限定されること
は無く、その中の指定した二台との間で多点双方向通信
を行う等、他に幾多の変形が考慮されるが、何れの場合
にも本発明の効果は変わらない。また本発明の対象とな
る通信網100、主端末200および従端末300は、
図示される通信網1、主端末2および従端末3に限定さ
れぬことは言う迄も無い。
【0125】
【発明の効果】以上、本発明によれば、前記通信網にお
いて、主端末はそれぞれ一台の情報送信手段、情報受信
手段およびパケット受信手段を具備し、通信網との間に
一組の通信路を設定するのみで、複数の従端末に対して
多点通信を実行するのと並行して、各従端末からパケッ
トを受信し、更に主端末が指定した任意の従端末から送
信される情報を受信可能となり、多点双方向通信が経済
的に実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を示す図
【図2】 本発明の一実施例による多点双方向通信方式
(その一)を示す図
【図3】 図2における多点双方向通信過程の一例を示
す図
【図4】 本発明の一実施例による多点双方向通信方式
(その二)を示す図
【図5】 図4における多点双方向通信過程の一例を示
す図
【図6】 本発明の対象となる通信網の一例を示す図
【図7】 従来ある多点双方向通信方式の一例を示す図
【図8】 図7における多点双方向通信過程の一例を示
す図
【符号の説明】
1、100 通信網 2、200 主端末 3、300 従端末 4、5、6 通信路 11 ノード 21、31 送信部(S) 22、32 受信部(R) 23 パケット受信部(RP ) 24 下設定要求部 25 上設定要求部 33 パケット送信部(SP ) 34 上通信要求部 110 下り多点通信路設定手段 111、114 下設定部 112、115 上設定部 113 上転送部 120 上りパケット転送手段 130 上り個別通信路設定手段 201、301 情報送信手段 202、302 情報受信手段 203 パケット受信手段 303 パケット送信手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8020−5K H04L 13/00 303 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主端末(200)と、複数の従端末(3
    00)とを収容する通信網(100)において、 前記主端末(200)が具備する情報送信手段(20
    1)から送信される情報を、前記主端末(200)が指
    定した複数の前記従端末(300)が具備する各情報受
    信手段(302)に並行して転送する多点通信路を、前
    記主端末(200)からの要求により設定する下り多点
    通信路設定手段(110)と、 前記主端末(200)が指定した複数の前記従端末(3
    00)が具備するパケット送信手段(303)から送信
    されるパケットを、前記主端末(200)が具備するパ
    ケット受信手段(203)に転送する上りパケット転送
    手段(120)と、 前記主端末(200)が指定した一つの従端末(30
    0)が具備する情報送信手段(301)から送信される
    情報を、前記主端末(200)が具備する情報受信手段
    (202)に転送する個別通信路を、前記主端末(20
    0)からの要求により設定する上り個別通信路設定手段
    (130)とを設けることを特徴とする多点双方向通信
    方式。
  2. 【請求項2】 前記上りパケット転送手段(120)
    は、前記下り多点通信路設定手段(110)が前記多点
    通信路を設定した複数の従端末(300)から送信され
    るパケットを、前記主端末(200)に転送することを
    特徴とする請求項1記載の多点双方向通信方式。
  3. 【請求項3】 前記上り個別通信路設定手段(130)
    は、前記個別通信路を設定する前記従端末(300)
    を、前記主端末(200)の指定により随時変更するこ
    とを特徴とする請求項1記載の多点双方向通信方式。
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