JPH0637623B2 - 石炭ガス化装置 - Google Patents

石炭ガス化装置

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JPH0637623B2
JPH0637623B2 JP23278286A JP23278286A JPH0637623B2 JP H0637623 B2 JPH0637623 B2 JP H0637623B2 JP 23278286 A JP23278286 A JP 23278286A JP 23278286 A JP23278286 A JP 23278286A JP H0637623 B2 JPH0637623 B2 JP H0637623B2
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gas
pressure
gasification furnace
annulus
heat exchanger
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壽夫 羽田
正道 柏崎
義孝 古閑
重泰 石神
治 品田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,水冷壁で形成されたガス化炉本体を圧力容器
に内蔵させてなる加圧型ガス化装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
石炭ガス化装置において,石炭ガス化炉本体内部は高温
高圧となる為,一重構造とした場合炉壁の強度の問題よ
り極めて厚い耐火断熱壁を必要としていた。しかし,厚
い耐火断熱壁は寿命が短く劣化しやすく断熱効果が得ら
れなくなるため,内部の高温状態に対応できず,炉の損
傷を招くなどの弊害があった。
そこで従来よりガス化炉本体を二重壁構造とする方法が
用いられている。この二重壁構造はガス化炉本体とそれ
を囲む様な形の圧力容器からなり,圧力容器内部はガス
化炉本体内部より若干低圧に保たれ,ガス化炉内の高圧
をガス化炉本体壁と圧力容器等で二段に分散する形で,
外部との圧力差に対応するものである。これによってガ
ス化炉本体の厚い耐火断熱壁を薄い耐火材及び水冷壁構
造とする事ができ,水冷壁による熱吸収により圧力容器
への熱放散を抑制する利点を有していた。
〔発明が解決すべき問題点〕
しかしながら,この様な二重壁構造とした場合,圧力容
器内部の圧力をガス化炉内部の圧力に対応して或る一定
の圧力差に保持せねばならず,従来はガス化装置を出た
圧力及び温度の低下した生成ガスを再度コンプレッサ等
により圧縮し,圧力容器内部へ生成ガスを供給すること
などの手段を用いていた。この場合,ガス化炉内部と圧
力容器内の圧力差を一定に保つためにガス化炉内部の圧
力変動に追随して圧力容器内部へ供給する低温生成ガス
圧を変える必要があり,このためガス化炉内部圧力の検
知手段,供給低温生成ガス圧縮率の制御手段など複雑な
構造を必要としていた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は,ガス化炉本体水冷壁内外の差圧を前記複雑な
構造を必要とせずに自己平衡的に制御するとともに圧力
容器内部をクリーンガス雰囲気に保つための手段を提供
するものである。
すなわち,本発明は水冷壁にて囲まれたガス化炉本体
と,ガス化炉本体の生成ガス出口と連絡管により連結さ
れた熱交換器と,ガス化炉本体,連絡管および熱交換器
とを内蔵し,アニュラス部を形成する圧力容器と熱交換
器の出口生成ガスを精製する後流に配置されたガス精製
装置とからなる石炭ガス化装置において,熱交換器の生
成ガス出口部とアニュラス部を連結する均圧孔を設ける
とともに,ガス精製装置出口ガスを一部再循環し,アニ
ュラス部へ昇圧して供給する管路を設けた石炭ガス化装
置を提供するものである。
〔作用〕
本発明によれば,熱交換器出口に均圧孔を設け,圧力容
器内に熱交換器出口の生成ガスを自由に流通させること
により,石炭ガス化炉本体内部と,圧力容器内部のアニ
ュラス部の差圧をある低い値以下に自己平衡的に制御す
るとともに,ガス化炉の負荷変動によるガス化炉本体内
部の圧力変動にも容易に追随して差圧を制御し得るもの
である。
また,ガス精製装置出口のクリーンガスの一部を抽気
し,昇圧後アニュラスに再循環し,アニュラス内をクリ
ーンガス雰囲気で満たすとともに,前記均圧孔を通して
アニュラスよりガスをガス化炉生成ガス系統内へ戻すこ
とにより,均圧孔より生成ガス,チャーの流出を防止
し,かつ圧力容器の材料を保護する事ができる。更に,
ガス精製装置出口のガスが高温(約400℃以上)であ
れば,前記再循環ラインにガス冷却器を設置することに
より,アニュラス内を適正温度以下にする事もできる。
〔実施例〕
本発明を第1図に示す実施例に基づいて説明する。
第1図において,ガス化炉は通常20〜40kg/cm2Gで操作
され,コンバスタ1,ディフューザ2,リダクタ3の3
つの部分から成り水冷壁4によって周囲を囲まれ,炉内
側に比較的薄い耐火材5が内張りされている。
コンバスタ1には石炭11の一部,循環チャー12およ
び空気または酸素13が投入され高温状態で維持され,
灰の溶融排出が行われると共に上部でのガス化に必要な
熱を供給する。
ディフューザ2には残りの石炭25が投入され乾留され
る。コンバスタ1,ディフューザ2への石炭の投入は微
粉砕した石炭を図示省略のロックホッパシステム又は水
スラリーにより炉内に搬送される。
コンバスタ1下部にはスラグホッパ16が設けられ流下
した溶融スラグは,ここで水冷され,水冷スラグ17と
して外部に排出される。スラグホッパ16と水冷壁4の
間はウォーターシール26によってガスシールされると
共に上下の熱伸び差を吸収する。コンバスタ1,ディフ
ューザ2,リダクタ3およびスラグホッパ16は圧力容
器6で囲まれアニュラス22には生成ガスが充満してい
る。水冷壁4には入口管寄せ14より冷却水が供給され
水冷壁4を水冷するようにしている。リダクタ3を出た
生成ガスは連絡管20を通り熱交換部へ供給される。熱
交換部は水冷壁21で囲まれると共に熱交換器がガス流
れに沿って7,8,9と設置されている。熱交換器9を
出た生成ガスは,ガス受け10を通りガス管を通り18
へ供給される。
ガス受け10と水冷壁21または下部管寄せ15の間に
は均圧孔30があり水冷壁4,20,21内外の差圧を
自己平衡的に制御しガス化炉本体内部の圧力変動にも容
易に追随して一定の差圧以下に保つことができる。必要
であれば均圧孔30とアニュラス24の間には熱交換器
が設けられることもあり抽出するガスを冷却し,圧力容
器6,19,28を保護する。
ガス化炉生成ガス,チャーは,18よりチャー回収装置
32,脱硫装置33,精密脱じん装置34,を経て精製
されガスタービンに送られるが,これを一定量分岐し必
要であればガス冷却器35にて約350゜C以下に冷却後,
ガス循環ファン36にて昇圧後アニュラス22に流入さ
れアニュラス23,24を経て均圧孔30よりガス化炉
内に流入される。これによりアニュラス22,23,2
4はガス精製後のクリンガス雰囲気に保たれるととも
に,ガス化炉内部の圧力変動時均圧孔30から生成ガ
ス,チャーが流出するのを防止できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば,均圧孔の設置により水冷壁内外の差圧
を低く保つことができかつガス精製装置出口のクリンガ
スを一部ガス化炉のアニュラスへ再循環することによ
り,ガス化炉の圧力変動炉内からアニュラスへガス及び
チャーが流出するのを防止するとともに,アニュラス内
をクリンガス雰囲気に保ち材料を保護できる。またこの
結果石炭ガス化複合発電設備全体の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としての石炭ガス化装置及び
その周辺装置の概略図。 1……コンバスタ,2……ディフューザ,3……リダク
タ,4……水冷壁,5……耐火材,6……圧力容器,
7,8,9,……熱交換器,10……ガス受け,11…
…石炭,12……循環チャー,13……空気または酸
素,14……入口管寄せ,15……下部管寄せ,16…
…スラグホッパ,19……圧力容器,20……連絡管水
冷壁,21……水冷壁,22,23,24……アニュラ
ス,25……石炭,26……ウォーターシール,28…
…圧力容器,30……均圧孔,31……熱交換器,32
……チャー回収装置,33……脱硫装置,34……精密
脱じん装置,35……ガス冷却器,36……ガス循環フ
ァン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石神 重泰 東京都千代田区丸の内2丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (72)発明者 品田 治 東京都千代田区丸の内2丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−145294(JP,A) 特開 昭59−161484(JP,A) 実開 昭59−57550(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水冷壁にて囲まれたガス化炉本体と,該ガ
    ス化炉本体の生成ガス出口と連絡管により連結された熱
    交換器と,前記ガス化炉本体,前記連絡管および前記熱
    交換器とを内蔵し,アニュラス部を形成する圧力容器と
    前記熱交換器の出口生成ガスを精製する後流に配置され
    たガス精製装置とからなる石炭ガス化装置において,前
    記熱交換器の生成ガス出口部とアニュラス部を連結する
    均圧孔を設けるとともに,前記ガス精製装置の出口ガス
    の一部を再循環し,前記アニュラス部へ昇圧して供給す
    る管路を設けた事を特徴とする石炭ガス化装置。
JP23278286A 1986-09-30 1986-09-30 石炭ガス化装置 Expired - Lifetime JPH0637623B2 (ja)

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JP23278286A JPH0637623B2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30 石炭ガス化装置

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JP23278286A JPH0637623B2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30 石炭ガス化装置

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JPS6386795A JPS6386795A (ja) 1988-04-18
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ID=16944655

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JP2659849B2 (ja) * 1990-05-30 1997-09-30 三菱重工業株式会社 加圧型ガス化装置
JP5582752B2 (ja) * 2009-09-28 2014-09-03 三菱重工業株式会社 ガス化炉装置、その運転方法およびこれを備えたガス化燃料発電設備
JP6650746B2 (ja) * 2015-12-18 2020-02-19 三菱日立パワーシステムズ株式会社 ガス化装置、ガス化装置の制御装置及び方法、ガス化複合発電設備

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