JP2562117B2 - 石炭ガス化炉に於ける加圧燃焼器の内外均圧法及び石炭ガス化炉装置 - Google Patents

石炭ガス化炉に於ける加圧燃焼器の内外均圧法及び石炭ガス化炉装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石炭ガス化炉の本体で
ある加圧燃焼器を耐圧容器に入れた石炭ガス化炉に於け
る加圧燃焼器内外の均圧化を図る方法及びそれを可能に
した石炭ガス化炉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】石炭ガス化炉本体である加圧燃焼器の内
部は、高温高圧となる。この為燃焼器壁は、通常水管構
造とし、さらに内面キャスタ張り構造とする。内部ガス
圧は20〜30ata となり、この高圧を燃焼器壁で支え
ることは設計上難しい。
【0003】この為、従来より加圧燃焼器を耐圧容器に
入れて二重構造にし、耐圧容器内の圧力を加圧燃焼器内
の圧力と均圧させ、燃焼器壁にかかる内外圧を無くす設
計方法が採られてきた。
【0004】然し乍ら、このように二重構造にすると、
耐圧容器内の圧力を加圧燃焼器内の圧力変動に応じて均
圧状態を保持しなければならず、この為加圧燃焼器内の
圧力変動に追従して耐圧容器内へ供給する低温ガスの圧
力を変える必要があり、従って、加圧燃焼器内の圧力検
知手段,供給する低温ガス量の制御手段などを必要とし
た。
【0005】しかし、このような手段を備えても加圧燃
焼器内圧力のダイナミックな変動時、必ずしも十分な制
御ができるわけではなく、加圧燃焼器下のスラグ冷却部
の水封切れの発生が心配される。また、計装機器の信頼
性の問題もある。
【0006】このような問題を解決する石炭ガス化炉と
して、特公平5−60515号公報に記載のガス化装置
がある。このガス化装置は、図6に示すように水冷壁1
で形成されたガス化炉本体2と、熱交換器3,4,5と
よりなるガス化装置に於いて、ガス化炉本体2と熱交換
器3,4,5を夫々内蔵する圧力容器6,7と、ガス化
炉本体2のスラグ排出口8と圧力容器6を水封によりシ
ールする構造と、熱交換器3,4,5の出口に圧力容器
7に取付けられたガス受け9を設けて熱交換器部と圧力
容器部の間に生成ガスが出入自在なように自由部10を
設けた構造と、ガス化炉本体2の圧力容器6の内部と熱
交換器部の圧力容器7の内部を連絡するように設けられ
た圧力バランス管11とよりなるものである。
【0007】このように構成されたガス化装置は、熱交
換器部出口の低温ガスが自由部10を通じて圧力容器6
の内部に流通し、圧力バランス管11によって熱交換器
部出口の低温ガスがガス化炉本体2の圧力容器6内に流
通し、ガス圧を制御することができ、ガス化炉本体2の
内部の圧力変動にも追随できる。また、熱交換器部出口
の自由部10とガス化炉本体2のスラグ排出口8の水封
により高温ガスをシールすることができるので、熱交換
器3,4,5と圧力容器7およびガス化炉本体2と圧力
容器6の熱伸び差を吸収することができる。
【0008】ところで、このガス化装置で、ガス化炉本
体2の圧力容器6内に流通するガスは、ガス化炉本体2
で生成されたガスである為、圧力容器6の内部が腐食し
易い。また、圧力バランス管11によるガス化炉本体2
の圧力容器6内への低温ガスの流通は、圧力バランス管
11の断面が十分とれないことから、円滑な流通は期待
できず、強制的に送り込む等の制御手段が必要で、実際
の運用は困難である。
【0009】また、ガス化炉本体2に於けるコンバスタ
2aである加圧燃焼器の容量が小型の場合、周囲を水管
構造とすることが工作上難しく、水冷ジャケット構造と
せざるを得ない。圧力20〜30kで燃焼する燃焼器で
は圧力容器6も同圧に均圧される。その際、水冷ジャケ
ット部は内外から20〜30kの圧力を受けることにな
るので、これに耐える工夫が要求される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、耐圧
容器の内部を腐食することなく、容易に且つ確実に加圧
燃焼器の内外を均圧にでき、また加圧燃焼器の容量が小
型で周囲を水冷ジャケット構造とした場合、内外からの
圧力に耐えることができるようにした加圧燃焼器を耐圧
容器に入れた石炭ガス化炉に於ける加圧燃焼器の内外均
圧法及び石炭ガス化炉装置を提供しようとするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の石炭ガス化炉に於ける加圧燃焼器の内外均圧
法の1つは、加圧燃焼器を耐圧容器に入れた石炭ガス化
炉に於いて、加圧燃焼器内と耐圧容器内とに、空気を、
又は夫々酸素と窒素を吹き込んで、加圧燃焼器の内外を
均圧にすることを特徴とするものである。
【0012】この加圧燃焼器の内外均圧法を実施するた
めの本発明の石炭ガス化炉装置の1つは、加圧燃焼器を
耐圧容器に入れた石炭ガス化炉に於いて、圧縮機から加
圧燃焼器に接続された燃焼用空気配管を途中で分岐し、
この分岐した均圧管を必要に応じて途中に冷却器を備え
た上、耐圧容器に接続したことを特徴とするものであ
る。
【0013】本発明の石炭ガス化炉装置の他の1つは、
加圧燃焼器を耐圧容器に入れた石炭ガス化炉に於いて、
圧縮機からの空気配管の途中に空気分離装置を設け、こ
の空気分離装置出口の酸素配管を加圧燃焼器に接続し、
窒素配管を途中で分岐して一方は微粉炭供給口を経由し
て加圧燃焼器に接続し、他方は必要に応じて途中に冷却
器を備えた上、耐圧容器に接続したことを特徴とするも
のである。
【0014】本発明の石炭ガス炉に於ける加圧燃焼器の
内外均圧法の他の1つは、加圧燃焼器が小容量で水冷ジ
ャケット構造の場合、水冷ジャケットの冷却水出口を耐
圧容器内に開放し、加圧燃焼器内と耐圧容器内とに、空
気を、又は夫々酸素と窒素を吹き込んで、加圧燃焼器の
内外及び加圧燃焼器の水冷ジャケット内を略均圧にする
ことを特徴とするものである。
【0015】この加圧燃焼器の内外均圧法を実施するた
めの本発明の石炭ガス化炉装置の1つは加圧燃焼器を耐
圧容器に入れた石炭ガス化炉に於いて、小容量の加圧燃
焼器の周囲を水冷ジャケットとなし、この水冷ジャケッ
トの冷却水出口を耐圧容器内に開放し、圧縮機から加圧
燃焼器に接続された燃焼用空気配管を途中で分岐し、こ
の分岐した均圧管を必要に応じて途中に冷却器を備えた
上、耐圧容器に接続したことを特徴とするものである。
【0016】本発明の石炭ガス化炉装置の他の1つは、
加圧燃焼器を耐圧容器に入れた石炭ガス化炉に於いて、
小容量の加圧燃焼器の周囲を水冷ジャケットとなし、こ
の水冷ジャケットの冷却水出口を耐圧容器内に開放し、
圧縮機からの空気配管の途中に空気分離装置を設け、こ
の空気分離装置出口の酸素配管を加圧燃焼器に接続し、
窒素配管を途中で分岐して一方は微粉炭供給口を経由し
て加圧燃焼器に接続し、他方は必要に応じて途中に冷却
器を備えた上、耐圧容器に接続したことを特徴とするも
のである。
【0017】
【作用】前記のように本発明の石炭ガス化炉に於ける加
圧燃焼器の内外均圧法は、加圧燃焼器内と耐圧容器内と
に、空気を、又は夫々酸素と窒素を吹き込むので、加圧
燃焼器の内外を容易且つ確実に均圧化することができ、
しかも耐圧容器内には従来のように石炭ガス化炉で生成
されたガスを流通させないのであるから耐圧容器の内部
が腐食することがない。
【0018】また、この加圧燃焼器の内外均圧法は、前
記の2つの石炭ガス化炉装置によって安定して円滑に行
うことができ、特別な制御手段は必要としない。
【0019】また、本発明の石炭ガス化炉に於ける加圧
燃焼器の内外均圧法の他の1つは、加圧燃焼器が小容量
で水冷ジャケット構造の場合、水冷ジャケットの冷却水
出口を耐圧容器内に開放し、加圧燃焼器内と耐圧容器と
に、空気を、又は夫々酸素と窒素を吹き込むので、加圧
燃焼器の内外及び加圧燃焼器の水冷ジャケット内は容易
且つ確実に略均圧化できると共に水冷ジャケットを特別
に耐圧構造とする必要が無く、水冷ジャケットの設計が
容易となる。しかも耐圧容器の内部を腐食することがな
い。
【0020】また、この加圧燃焼器の内外均圧法は、加
圧燃焼器の水冷ジャケットの冷却水出口を耐圧容器内に
開放した前述の2つの石炭ガス化炉装置によって安定し
て円滑に行うことができ、特別な制御手段は必要としな
い。
【0021】
【実施例】本発明の石炭ガス化炉に於ける加圧燃焼器の
内外均圧法及び石炭ガス化炉装置の実施例について説明
する。
【0022】先ず、石炭ガス化炉設備全体について図1
によって説明すると、20は耐圧容器21内に入れた加
圧燃焼器22内で理論空気量より少ない空気で投入した
石炭の一部を燃焼し、その時の熱で残りの石炭を反応塔
23でガス化する石炭ガス炉である。24は高温の生成
ガスを冷却するガスクーラー、25は生成ガスに含まれ
る不純物を取り除くガス精製装置で、サイクロン26、
セラミックフィルタ27からなる。29は生成ガスを燃
料とするガスタービン発電装置(必ずしも発電でなくと
も良い)、30はガスタービン発電装置29の圧縮機か
らの圧縮空気の一部を更に圧力を高めて石炭ガス化炉2
0の加圧燃焼器22に空気を供給する圧縮機、31はガ
スタービン発電装置29の排気ガスの熱を回収する排ガ
スボイラ、32は排ガスボイラ31からの蒸気で駆動さ
れる蒸気タービン発電装置、33は排ガスボイラ31か
らの排ガスを放出する排気装置である。
【0023】かかる構成の石炭ガス化炉設備に於いて、
本発明による加圧燃焼器22の内外均圧法の1つを実施
する為の石炭ガス化炉装置の1つは、図2に示すように
圧縮機30から耐圧容器21内の加圧燃焼器22に接続
された燃焼用空気配管34を途中で分岐し、この分岐し
た均圧管35を必要に応じて途中に冷却器36を備えた
上、耐圧容器21に接続したものである。この均圧管3
5の上流には、燃焼用空気配管34を流れる燃焼用空気
を一部微粉炭の搬送に利用する為、微粉炭バンカー37
の供給口37aを経由する微粉炭管38が設けられて、
加圧燃焼器22に接続されている。
【0024】この石炭ガス化炉装置によると、圧縮機3
0からの燃焼用空気は配管34を通って加圧燃焼器22
に送られると共に、一部は微粉炭管38を通り、微粉炭
バンカー37の供給口37aに切り出された微粉炭を、
加圧燃焼器22に搬送する。配管34を通って加圧燃焼
器22に送られる燃焼用空気は、途中でその一部が均圧
管35を流れ、冷却器36で減温された上、耐圧容器2
1内に吹き込まれる。このようにして圧縮機30を出た
燃焼用空気が、加圧燃焼器22内と耐圧容器21内に供
給されるので、加圧燃焼器22の内外は、容易に且つ確
実に均圧化できる。
【0025】本発明による加圧燃焼器22の内外均圧法
を実施する為の石炭ガス化炉装置の他の1つは、図3に
示すように圧縮機30からの空気配管40の途中に空気
分離装置41を設け、この空気分離装置41の出口に設
けられた酸素配管42を加圧燃焼器22に接続し、同様
に別の出口に設けられた窒素配管43を途中で分岐し
て、一方の微粉炭管44は、微粉炭バンカー37の供給
口37aを経て加圧燃焼器22に接続し、他方の均圧管
45は、必要に応じて途中に冷却器46を備えた上、耐
圧容器21に接続してある。
【0026】この石炭ガス化炉装置によると、圧縮機3
0からの高圧空気は空気配管40を通って空気分離装置
41に入り、ここで酸素と窒素に分離される。そして酸
素は酸素配管42を通って加圧燃焼器22に送り込ま
れ、微粉炭の燃焼に用いられる。一方、窒素は窒素配管
43を通り、途中で微粉炭管44、均圧管45に分岐さ
れて流れ、微粉炭管44を流れる窒素は、微粉炭バンカ
ー37の供給口37aに切り出された微粉炭を加圧燃焼
器22に搬送する。均圧管45を流れる窒素は、冷却器
46で減温された上、耐圧容器21内に吹き込まれる。
このようにして圧縮機30を出た空気は、酸素と窒素に
分離の上、夫々加圧燃焼器22と耐圧容器21内に供給
されるので、加圧燃焼器22の内外は、容易に且つ確実
に均圧化できる。
【0027】次に本発明による加圧燃焼器の内外均圧法
の他の1つを実施する為の石炭ガス化炉装置の1つにつ
いて説明する。図4に示すように小容量の加圧燃焼器2
2′の周囲を水冷ジャケット50となし、この水冷ジャ
ケット50の冷却水入口51に冷却水ポンプ52からの
配管53を接続し、冷却水出口54を耐圧容器21内に
開放し、圧縮機30から加圧燃焼器22′に接続された
燃焼用空気配管34を途中で分岐し、この分岐した均圧
管35の途中に必要に応じて冷却器36を備えた上、耐
圧容器21に接続し、均圧管35の上流には、燃焼用空
気配管34を流れる燃焼用空気を一部微粉炭の搬送に利
用する為微粉炭バンカー37の供給口37aを経由する
微粉炭管38が設けられて、加圧燃焼器22′に接続さ
れている。
【0028】この石炭ガス化炉装置によると、冷却水ポ
ンプ52により配管53を通って冷却水入口51から水
冷ジャケット50内に入った冷却水は、冷却水出口54
から耐圧容器21内に排出される。圧縮機30からの燃
焼用空気は、図2の場合と同様に加圧燃焼器22内と耐
圧容器21内に供給される。従って、加圧燃焼器22の
内外及び加圧燃焼器の水冷ジャケット内は、容易且つ確
実に均圧化できる。
【0029】本発明による加圧燃焼器の内外均圧法の他
の1つを実施する為の石炭ガス化炉装置の他の1つにつ
いて説明する。図5に示すように小容量の加圧燃焼器2
2′の周囲を水冷ジャケット50となし、この水冷ジャ
ケット50の冷却水入口51に冷却水ポンプ52からの
配管53を接続し、冷却水出口54を耐圧容器21内に
開放し、圧縮機30からの空気配管40の途中に空気分
離装置41を設け、この空気分離装置41の出口に設け
られた酸素配管42を加圧燃焼器22に接続し、同様に
別の出口に設けられた窒素配管43を途中で分岐して、
一方の微粉炭管44は、微粉炭バンカー37の供給口3
7aを経て加圧燃焼器22′に接続し、他方の均圧管4
5は、必要に応じて途中に冷却器46を備えた上、耐圧
容器21に接続してある。
【0030】この石炭ガス化炉装置によると、冷却水ポ
ンプ52により配管53を通って冷却水入口51から水
冷ジャケット50内に入った冷却水は、冷却水出口54
から耐圧容器21内に排出される。圧縮機30からの高
圧空気は、図3の場合と同様に空気配管40を通って空
気分離装置41に入り、ここで酸素と窒素に分離された
後、夫々加圧燃焼器22′と耐圧容器21に供給され
る。従って、加圧燃焼器22′の内外及び加圧燃焼器2
2′の水冷ジャケット50内は、容易且つ確実に均圧化
できる。
【0031】
【発明の効果】以上の通り本発明の石炭ガス化炉に於け
る加圧燃焼器の内外均圧法の1つによれば、加圧燃焼器
の内外を容易且つ確実に均圧化することができ、しかも
耐圧容器内には従来のように石炭ガス化炉で生成された
ガスを流通させないので、耐圧容器の内部が腐食するこ
とがない。また、加圧燃焼器の内外均圧法の他の1つに
よれば、小容量の加圧燃焼器の周囲を水冷ジャケット構
造とし、この水冷ジャケットの冷却水出口を耐圧容器内
に開放しているので、加圧燃焼器内外及び水冷ジャケッ
ト内を容易且つ確実に均圧化することができ、しかも前
記と同様に耐圧容器の内部が腐食することがない。
【0032】また、上記2つの内外均圧法は、夫々2つ
の石炭ガス化装置により安定して円滑に行うことがで
き、特別な制御手段を必要とせず、シンプルで信頼性が
高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】石炭ガス化複合発電設備全体の概略図である。
【図2】本発明の加圧燃焼器の内外均圧法の1つを実施
するための石炭ガス化炉装置の1つを示す図である。
【図3】本発明の加圧燃焼器の内外均圧法の1つを実施
するための石炭ガス化炉装置の他の1つを示す図であ
る。
【図4】本発明の加圧燃焼器の内外均圧法の他の1つを
実施するための石炭ガス化炉装置の1つを示す図であ
る。
【図5】本発明の加圧燃焼器の内外均圧法の他の1つを
実施するための石炭ガス化炉装置の他の1つを示す図で
ある。
【図6】従来の石炭ガス化炉を示す図である。
【符号の説明】
20 石炭ガス化炉 21 耐圧容器 22,22′ 加圧燃焼器 30 圧縮機 34 燃焼用空気配管 35 均圧管 36 冷却器 37 微粉炭バンカー 37a 供給口 38 微粉炭管 40 空気配管 41 空気分離装置 42 酸素配管 43 窒素配管 44 微粉炭管 45 均圧管 46 冷却器 50 水冷ジャケット 51 冷却水入口 52 冷却水ポンプ 53 配管 54 冷却水出口

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧燃焼器を耐圧容器に入れた石炭ガス
    化炉に於いて、加圧燃焼器内と耐圧容器内とに、空気
    を、又は夫々酸素と窒素を吹き込んで、加圧燃焼器の内
    外を均圧にすることを特徴とする石炭ガス化炉に於ける
    加圧燃焼器の内外均圧法。
  2. 【請求項2】 加圧燃焼器を耐圧容器に入れた石炭ガス
    化炉に於いて、圧縮機から加圧燃焼器に接続された燃焼
    用空気配管を途中で分岐し、この分岐した均圧管を必要
    に応じて途中に冷却器を備えた上、耐圧容器に接続した
    ことを特徴とする石炭ガス化炉装置。
  3. 【請求項3】 加圧燃焼器を耐圧容器に入れた石炭ガス
    化炉に於いて、圧縮機からの空気配管の途中に空気分離
    装置を設け、この空気分離装置出口の酸素配管を加圧燃
    焼器に接続し、窒素配管を途中で分岐して一方は微粉炭
    供給口を経由して加圧燃焼器に接続し、他方は必要に応
    じて途中に冷却器を備えた上、耐圧容器に接続したこと
    を特徴とする石炭ガス化炉装置。
  4. 【請求項4】 加圧燃焼器を耐圧容器に入れた石炭ガス
    化炉に於いて、加圧燃焼器が小容量で水冷ジャケット構
    造の場合、水冷ジャケットの冷却水出口を耐圧容器内に
    開放し、加圧燃焼器内と耐圧容器内とに、空気を、又は
    夫々酸素と窒素を吹き込んで、加圧燃焼器の内外及び加
    圧燃焼器の水冷ジャケット内を略均圧にすることを特徴
    とする石炭ガス化炉に於ける加圧燃焼器の内外均圧法。
  5. 【請求項5】 加圧燃焼器を耐圧容器に入れた石炭ガス
    化炉に於いて、小容量の加圧燃焼器の周囲を水冷ジャケ
    ットとなし、この水冷ジャケットの冷却水出口を耐圧容
    器内に開放し、圧縮機から加圧燃焼器に接続された燃焼
    用空気配管を途中で分岐し、この分岐した均圧管を必要
    に応じて途中に冷却器を備えた上、耐圧容器に接続した
    ことを特徴とする石炭ガス化炉装置。
  6. 【請求項6】 加圧燃焼器を耐圧容器に入れた石炭ガス
    化炉に於いて、小容量の加圧燃焼器の周囲を水冷ジャケ
    ットとなし、この水冷ジャケットの冷却水出口を耐圧容
    器内に開放し、圧縮機からの空気配管の途中に空気分離
    装置を設け、この空気分離装置出口の酸素配管を加圧燃
    焼器に接続し、窒素配管を途中で分岐して一方は微粉炭
    供給口を経由して加圧燃焼器に接続し、他方は必要に応
    じて途中に冷却器を備えた上、耐圧容器に接続したこと
    を特徴とする石炭ガス化炉装置。
JP6099198A 1994-04-12 1994-04-12 石炭ガス化炉に於ける加圧燃焼器の内外均圧法及び石炭ガス化炉装置 Expired - Lifetime JP2562117B2 (ja)

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