JPH063761B2 - 厚膜抵抗体組成物用のガラス組成物およびそれを用いた厚膜抵抗体組成物 - Google Patents

厚膜抵抗体組成物用のガラス組成物およびそれを用いた厚膜抵抗体組成物

Info

Publication number
JPH063761B2
JPH063761B2 JP59266534A JP26653484A JPH063761B2 JP H063761 B2 JPH063761 B2 JP H063761B2 JP 59266534 A JP59266534 A JP 59266534A JP 26653484 A JP26653484 A JP 26653484A JP H063761 B2 JPH063761 B2 JP H063761B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
glass
thick film
film resistor
sio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59266534A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60169101A (ja
Inventor
ジエイコブ・ホーマダリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JPS60169101A publication Critical patent/JPS60169101A/ja
Publication of JPH063761B2 publication Critical patent/JPH063761B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/12Silica-free oxide glass compositions
    • C03C3/14Silica-free oxide glass compositions containing boron
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/04Glass compositions containing silica
    • C03C3/062Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight
    • C03C3/064Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight containing boron
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C17/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing resistors
    • H01C17/06Apparatus or processes specially adapted for manufacturing resistors adapted for coating resistive material on a base
    • H01C17/065Apparatus or processes specially adapted for manufacturing resistors adapted for coating resistive material on a base by thick film techniques, e.g. serigraphy
    • H01C17/06506Precursor compositions therefor, e.g. pastes, inks, glass frits
    • H01C17/06573Precursor compositions therefor, e.g. pastes, inks, glass frits characterised by the permanent binder
    • H01C17/0658Precursor compositions therefor, e.g. pastes, inks, glass frits characterised by the permanent binder composed of inorganic material

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Non-Adjustable Resistors (AREA)
  • Inorganic Insulating Materials (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、特に厚膜抵抗体組成物における結合体組成物
(binder compositions)使用されるホウケイ酸塩ガラス
組成物およびそれを用いた厚膜抵抗体組成物に関する。
〔発明の技術的背景〕
厚膜の材料は、金属、金属酸化物、ガラスおよび/また
はセラミック粉体の混合物を、有機媒体中に分散させた
ものである。非導電性の基板に、このような材料を付着
させると、導電性膜や抵抗体膜や絶縁性膜を形成するこ
とができるので、この材料は、いろいろな種類の電子部
品および光電子部品に使用されている。
このような厚膜組成物の特性は、組成物中の特定された
(specific)構成成分によって決定される。この厚膜組成
物のほとんどのものは、導電性相、結合体(binder)、有
機媒体(ビヒクル(vehicle))no3種の主な構成成分
を含んでいる。導電性相は、電気的特性を決定し、完成
した膜体の機械的特性に影響を及ぼす。結合体は、通常
ガラスおよび/または結晶性酸化物であり、これは厚膜
を一体に保持し、そしてこの厚膜を基板に接着させる。
また有機媒体は、分散剤として働き、またこの組成体の
適用特性、特に粘性に影響を及ぼす。マイクロ回路に使
用される厚膜抵抗体に要求される重要な条件は、高い安
定性と、低い工程感度(process sensitivity)である。
特に抵抗体の抵抗値(Rav)が、広い温度範囲の条件下で
安定していることが必要である。したがって、抵抗の温
度係数(thermal coefficient of resistance、以下、T
CRという。)が、あらゆる厚膜抵抗体において重要な
値である。厚膜抵抗体組成物は、機能的(導電性)相と
永久的(permanent)結合体相から成っているので、導電
性相と結合性相の性質、および、これら2相間の相互作
用やこれら2相と基板との間の相互作用が、比抵抗とT
CRの両者に影響を与える。
厚膜抵抗体のための無機結合体として、しばしばガラス
が用いられる。よく使われるガラスフリットはホウケイ
酸塩フリットで、たとえばバリウム、カルシウム、また
はこの他のアルカリ土類金属のホウケイ酸塩フリットで
ある。このようなガラスフリットの調製方法は、よく知
られておりまた確立されている。その一例によると、ガ
ラスの各構成成分をそれらの酸化物の状態で一緒に溶融
し、この溶融組成物を水に注いでガラスフリットを得
る。もちろん、溶融する混合物の成分は、通常のガラス
フリットの調製過程で所望の酸化物となるものならば、
どのような化合物でもよい。たとえば、酸化ホウ素はホ
ウ酸から得られ、二酸化ケイ素はフリントから、また酸
化バリウムは炭酸バリウムから得ることができる。ガラ
スは、ボールミル中で水を加えて粉砕し、フリット粒径
を小さくしてほぼ均一なサイズのフリットとすることが
好ましい。
厚膜抵抗体材料のための結合体としていろいろな種類の
ガラスが使用されているにもかかわらず、広い範囲の抵
抗値を有する厚膜抵抗体を、酸化錫パイロクロールをベ
ースとした抵抗体材料を使用して製造することは困難で
あった。特に、上記パイロクロールをベースとした材料
を調製するための無機結合体材料に対しては、50kΩ
/□乃至100MΩ/□の抵抗値を有するような高い末
端抵抗体(high end resistor)を形成できる性質が要求
されている。
〔発明の概要〕
本発明の第1の発明によれば、実質的にBi、Cd、P
bを含有せず、mol%で表わした組成が、25〜50%
のB、15〜40%のSiO、0〜10%のZ
rOおよび0〜5%のSnOの合計%が50〜85
%のA材料、 および 15〜30%のBaO、1〜10%のCoOおよび0〜
12%の原子番号12〜38のアルカリ土類金属の酸化
物の合計%が50〜15%のB材料を含有するガラス組
成物において、 さらに、 (1)B/SiOのモル比≧0.8 および (2)Σ(B+SiO)≧50 である厚膜抵抗体組成物用のガラス組成物が提供され
る。
また、本発明の第2の発明によれば、錫酸化物パイロク
ロールをベースとした導電性材料と上記ガラス組成物と
を細かく粉砕したものを有機媒体に分散させた、スクリ
ーン印刷可能な厚膜抵抗体組成物が提供される。
なお、本発明の概要および本発明の詳細な説明をはじ
め、本明細書において表示されているパーセントは、特
に説明のない限り全ガラス組成物に対するモルパーセン
ト(mol%)である。
〔発明の実施例〕
ガラス組成物 本発明に係るガラス組成物は、基本的にはガラス形成材
料(glass-foming material)とガラス変性材料(glass
-modifying material)とからなっている。ガラス形成
材料とは、溶融後冷却された時、他の材料を添加するこ
となく、それ自身でガラス体を形成することができる材
料を意味している。そしてこのガラス形成材料は、ガラ
ス網目構造の一部となる条件的(conditional)ガラス
形成材料をも含んでいる。条件的ガラス形成材料とは、
溶融後冷却された時、他の金属酸化物が存在する場合の
みガラスを形成する材料を意味している。A材料はガラ
ス形成体(glass former)材料として特徴付けられてい
るが、このことは必ずしもこれらの材料がガラス組成物
においてガラス形成体としての機能をもつことを意味し
ていない。すなわち、この言葉はある条件下でガラス形
成体となり得るというような単に技術における一般的な
性質を指したものである。ガラス形成材料および条件的
ガラス形成材料として適当な材料は、B、SiO
、SnO、そしてZrOである。これらの中でB
とSiOだけが本発明の全組成物に対して重要
である。
ボロンを含むガラス形成体は、ガラスの粘度を厚膜抵抗
体に使用するのに適したものにするために、ガラス組成
物の中に最低25%は入れなければいけないが、55%
を越えてはいけない。抵抗体の使用時における湿度に対
する安定性が低くならないように、50%以下がよい。
同様にシリカ成分は、最低、ガラスの15%でなければ
いけない。これは抵抗体に充分な耐久性をもたせ、また
厚膜抵抗ペーストが使用されるセラミック基板の上での
広がり係数(coefficient of expansion)を適当にするた
めである。しかし、SiO量は40%を越えてはいけ
ない。SiOをそれ以上使用すると、ガラスの軟化点
が高くなり、そして生成される抵抗体のTCR値が低く
なりすぎる。
この他のガラス形成材料は、本発明の全ての組成物にお
いて重要というわけではない。しかし、ガラスの物理的
特性を特定の用途に適するように調整する目的で、B
とSiOに加えて、SnOとZrOを使用す
ることができる。たとえば、SnOは抵抗体の抵抗値
を下げるために使用される。しかし、SnOはここで
述べるタイプのガラス系に対して溶解性が比較的低いの
で、上記目的に使用するSnOの量は制限される。同
様に、低濃度のZrOはTCRを調節し耐久性を向上
させるのに非常に重要であるが、やはりこの系に対する
溶解性が低いのでその使用量は制限される。
結晶化を避けるため、ZrOの量は10%を越えるべ
きではない。ほとんどの場合、1〜7%が適量である。
同様に、SnOは5%を越えるべきではなく、1〜4
%がよい。
上記のガラス形成材料または条件的ガラス形成材料のそ
れぞれの量の制限に加えて、ガラス形成材料の合計をガ
ラスの50〜85%にすることが大切である。そしてB
とSiOの合計もガラス組成物の最低50%以
上で60〜70%がよい。さらに、これらのモル比B
/SiOは、0.8以上でなければならない。
/SiOのモル比≧0.8とした理由は、加
熱時に粘度が急激に低下する特性をガラスに付与するた
めである。B/SiOのモル比が0.8未満で
は、このような特性は付与しにくくなる。窒素雰囲気中
で焼成するためには高温下における粘度の急激な低下が
望まれ、高温下における粘度の急激な低下は有機媒体が
完全に燃焼しきることおよび機能性をもたせるために必
要な焼結を行わせることを許容する。
また、Σ(B+SiO)≧50.0というよう
に数値限定した理由は、Σ(B+SiO)≧5
0.0未満であると、焼結前に結晶化が起こり、安定な
ガラスが得られず、かつガラスは耐久性が低下し、熱膨
張係数が増大してひび割れが生じ、その結果安定な抵抗
体が得られないからである。
一方、本発明においてB材料として使用するガラス変性
材料として適当な酸化物は、CoOおよび原子番号12
〜56のアルカリ土類金属の酸化物である。これらの中
でCoOとBaOが本発明において重要な成分である。
特に本発明の組成物はBaOを、10〜30%好ましく
は15〜30%含有しなければならない。適当な低い軟
化点を得るために、BaOは最低10%は必要である。
しかし30%以上使用すると、ガラスの安定性と同時に
ガラスの広がり係数が悪くなる。この他の重要なガラス
変性材料はCoOである。これを添加しない場合、この
錫酸化物パイロクロールベース抵抗体の抵抗値を上げる
ことができないと同時に、TCRとCVを許容範囲に維
持することができない。上記の本質的ガラス変性材料に
加えて、本発明の組成物には、12%まで原子番号12
〜38のアルカリ土類金属、たとえばMg、Ca、Sr
の酸化物、またはこれらの混合物を入れることができ
る。このアルカリ土類金属酸化物の適量は3〜10%で
ある。BaOの一部をアルカリ土類金属酸化物で置き換
えると、広がり係数をBaOだけの場合よりも下げるこ
とができる。
個々のガラス変性材料の濃度と同様にこれらの合計量も
重要であり、これは15〜50%の範囲でなければなら
ず、25〜35%が好ましい。
本発明のガラス形成材料が、厚膜抵抗体組成物の中のこ
れらのガラス組成物が使用時にさらされる非酸化性の雰
囲気下で還元される材料を一切含まない点が注目され
る。この理由で、組成物中にBi、CdO、Pb
Oが目立った量で存在していてはならない。すなわち、
これらの材料が還元された材料がガラスの耐久性に悪影
響を与えるので、これらの材料の存在量は、極僅かでな
ければならない。さらにこれらの化合物を排除すること
によって、ガラス中のPb、Bi、Cdの存在によって
発生する可能性のある毒性を全くなくすことができる。
結合体は特に重量%で上記ビスマス、カドミニウム、鉛
を含まないガラスが95〜99.9%、そしてCa
、BaF、MgF、SrF、NaF、Li
F、KF、NiFの中から選択した金属フッ化物が5
〜0.1%であるのが好ましい。これらの金属フッ化物
をフリットとともに使用すると、これから製造される抵
抗体の抵抗値を下げることができる。
本発明のガラスの調製は、通常のガラス製造方法にした
がって、以下のように行なう。まず、必要な構成材料を
所定の割合で混合する。そしてこの混合物を溶融体とな
るまで加熱する。この技術分野でよく知られているよう
に、加熱は、最高温度まで昇温した後、溶融体が完全に
液状になり均一化するまで、最高温度に保つ。実際の作
業では、まず構成材料を、予めプラスチックの小球とと
もにポリエチレンのつぼの中で振り混ぜることによって
混合し、その後、白金るつぼの中で必要な温度に加熱し
て溶融する。そしてこの溶融体を、最高温度1100〜
1400℃で1乃至0.5時間加熱した後、冷水の中に
注ぐ。このクエンチの時、水の最高温度をできるだけ低
く保つために、溶融体に対する水の割合を大きくする。
そして水から分離し、次いで空気乾燥、またはメタノー
ル洗浄によって、粗フリットの残存水を除く。次に、粗
フリットをアルミナ製容器のボールミル内でアルミナの
球を使用して、3〜15時間、粉砕する。フリットに混
入するアルミナは、もし存在したとしても、その量は、
X線回折分析で観察されない程度である。
次に、スラリー状の粉砕フリットをミルから取り出し、
デカンテーションにより過剰の溶媒を除き、そして11
0℃±10℃の乾燥器でフリット粉末を空気乾燥する。
次に、乾いた粉末を325メッシュのふるいにかけ、大
きい粒を除く。
本発明のガラスフリットを厚膜抵抗体組成物の結合体成
分として使用した時のそのフリットの重要な性質は、無
機結晶性の粉砕材料の液相焼結を助けることと、厚膜抵
抗体の調製時の加熱−冷却サイクル(焼成サイクル)の
間の失透によって、非結晶性(アモルファス)または結
晶性材料を形成することである。失透工程によって、前
駆非結晶性(ガラス状)材料と同じの組成をもつ単結晶
相、または、前駆ガラス状材料とは異なる組成の複数の
結晶性相が生成される。
本発明のガラスを抵抗体組成物のために使用する際に
は、本出願人の別出願である米国特許出願S.N.(E
L−0180)号明細書記載のNiO含有ガラスを混合
すると好都合である。
抵抗体材料 本発明のガラス組成物は、特にSnO/SnO/Ta
/Nbのパイロクロールベース抵抗体に使
用すると効果が見られる。この抵抗体は、本出願人の別
出願である米国特許出願S.N.460572(198
3年1月24日)号明細書に記載されている。これから
調製される抵抗体の導電性相は、上記パイロクロールベ
ース材料またはその前駆体酸化物とSnOとからなる
もので、これらの成分は、全て焼成工程で焼結して抵抗
体部品となる。ここで使用している導電性相という言葉
は、電気伝導性材料(パイロクロールやSnO)、ま
たは焼成によって導電性になる材料(パイロクロールの
前駆体酸化物、すなわちSnO、SnO、Ta
、Nb等)の固体成分を指している。
有機媒体 有機媒体の主な目的は、細かく粉砕された組成物固体を
セラミックやその他の基板に速やかに付着できる状態に
分散させる媒介物として作用することである。したがっ
て有機媒体は、まず第一に固体を充分な安定性をもって
分散させることができなければならない。そして第二
に、この有機媒体の粘性は、分散体に対して良好な付着
特性を与えるものでなければならない。
ほとんどの厚膜組成物は、スクリーン印刷の方法で基板
に付着される。したがって厚膜組成物は、スクリーンを
容易に通過することができる程度の適当な粘度をもたな
ければならない。これに加え、スクリーン印刷後、速や
かに硬化(set up)してそれによって良好な分解度を与え
るために、厚膜組成物は、チクソトロピックであるべき
である。第一に重要な性質は粘性であるが、有機媒体
は、できれば、固体や基板を適当に濡らせることがで
き、乾燥速度が良好で、乾いた膜が手荒い扱いに耐える
充分な強度をもち、そして優れた焼成特性を有すること
が好ましい。焼成後の組成物の外観が満足できるもので
あることも重要である。
これらの要求を考慮して、広い種類の不活性な液体が有
機媒体として使用することができる。ほとんどの厚膜組
成物に使用されている代表的な有機媒体は、樹脂を溶媒
に溶かした溶液であるが、しばしば樹脂とチクソトロピ
ック物質の両方を含んだ溶液も使用される。この溶媒の
沸点は、通常130〜350℃である。
この目的で圧倒的によく使用される樹脂は、エチルセル
ロースである。しかし、エチルヒドロキシエチルセルロ
ース、ウッドロッジン(wood rosin)、エチルセルロース
とフェノール系樹脂との混合物、低級アルコールのポリ
メタクリレート、そして、エチレングリコールモノアセ
テートのモノブチルエーテル等の樹脂も使用し得る。
厚膜に最もよく使用される溶媒は、アルファまたはベー
タテルピネオール等のテルペン類や、これにその他の溶
媒、たとえば、ケロセン、ジブチルフタレート、ブチル
カルビトール、ブチルカルビトールアセテート、ヘキシ
レングリコール、高沸点アルコール、アルコールエステ
ル等を加えた混合物である。それぞれの用途に適した粘
性と揮発性を得るために、上記およびこの他の溶媒のい
ろいろな組み合わせが調製される。
チクソトロピック物質の中では、水素化ひまし油とその
誘導体、およびエチルセルロースが、通常、使用され
る。もちろんチクソトロピック物質をいつも入れる必要
はない。その理由は、あらゆる懸濁液に存在する剪断薄
化(shear thinning)から連想される溶媒/樹脂特性が、
それ自身でこの点に関して適しているかもしれないから
である。
本発明に係る抵抗体組成物を構成する分散体において、
固体成分に対する有機媒体の割合は、かなり変化させる
ことができ、これはこの分散体が使用される方法と用い
る有機媒体の種類によって決められる。良好な被覆性を
得るために通常、この分散体は、重量%で固体を60〜
90%、したがって有機媒体を40〜10%含んでい
る。このような分散体は、普通、半流動性の濃度であ
り、一般的にペーストと呼ばれている。
ペーストは、スリーロールミル(three-roll-mill)やミ
ューラー(muller)で調製するとよい。ペーストの粘度
は、典型的には下表の範囲である。この表の値は、室温
下、ブルックフィールド(Brookfield)の粘度計で、低、
中、高それぞれの剪断速度(shear rate)において測定し
た値である。
使用する有機媒体(ビヒクル)の量および種類は、主と
して最終的に要求される調製物の粘度とプリント膜厚に
よって決定される。
調製および付着 本発明に係る組成物の調製は、まず粒状にした無機固体
を有機媒体とともに混合する。そしてスリーロールミル
やミューラー等、懸濁液を生成するのに適した器具を使
用して、剪断速度4/秒における粘度が、100〜15
0Pa.s.となるまで分散させる。
これは、具体的には、たとえば次のように行なう。
まず、ペースト原料と、必要と概算される量の5%引き
の量の有機成分とを、計量して同じ容器に取り、これを
激しくかき混ぜて、これらの成分を均一の混合体にす
る。その後、粒子の分散性をよくするために、スリーロ
ールミル等の分散用器具を使用する。ペースト内の粒体
の分散状態の測定には、ヘグマンゲージ(Hegman gauge)
を使用する。
この測定器は、鋼鉄体に溝が掘られたもので、この溝
は、一端の深さが25μm(1mil)で、深さ“0”
の他端まで傾斜している。ブレードを使用して、溝の長
さに沿ってペーストを引き下ろす。溝には、複数の跡(s
crach)が、塊の直径が溝の深さよりも大きくなった地点
に観察される。分散が充分ならば、通常、第4の跡は1
0〜18μmの地点に見られる。充分に分散したペース
トによって溝の半分が覆われない地点は、通常3〜8μ
mである。第4の跡が20μmで、“溝の半分”が10
μmの場合、これは、分散が不充分であることを示して
いる。
この後、ペーストの有機成分の残り5%を加える。そし
て、ペースト用の樹脂成分を加えて、調製完了時の粘度
をスクリーンプリントに適するように調節する。
その後、該組成物をアルミナセラミック等の基板に付着
させる。これは通常スクリーン印刷法によって行ない、
その厚さは湿っている状態で30〜80ミクロン、好ま
しくは35〜70ミクロン、最も好ましくは40〜50
ミクロンとする。
本発明における組成物を電極組成物として使用する場合
は、通常の自動印刷法または手動印刷法により、基板の
上に印刷することができるが、できれば、200〜32
5メッシュのスクリーンを使用した自動スクリーンステ
ンシル技術を使用する。そして、焼成する前に、印刷さ
れたパターンを200℃以下、たとえば150℃で5〜
10分間乾燥する。
その後、焼成を行ない、無機結合体および細かく粉砕さ
れた金属材料の両者を焼結する。この焼成は、雰囲気の
調節されたベルトコンベヤー炉内にて、300〜600
℃で有機物を燃焼させた後、5〜15分間、最高温度8
00〜950℃に保ち、そして、調節された冷却サイク
ルで冷却することが好ましい。この焼成処理は、過度の
焼結や、中間温度域における不必要な化学反応や、急激
な冷却によって発生する基板の破砕を避けるように調節
する。
焼成の全所要時間は約1時間である。このうち20〜2
5分は焼成温度に至るまでの時間、10分は焼成温度の
時間、20〜25分は冷却時間である。場合によっては
焼成の全所要時間は、30分位の短い時間でもよい。
サンプルの調製 抵抗の温度系数(TCR)を測定するためのサンプルの
調製方法は、以下の通りである。
Alsimag614 1×1規格のセラミック基板を10枚
用意し、その各々に、試験しようとする抵抗体調製物の
パターンをスクリーン印刷する。そして室温にした後、
150℃で乾燥する。焼成前における、この10枚の各
組のものの膜の厚さは、ブラシサーフアナライザー(Bru
sh Surfanalyzer)で測ってほぼ22〜28ミクロンでな
ければならない。そして、乾燥され印刷された基板を、
下記の熱サイクルによって、約60分間焼成する。すな
わち、まず毎分35℃の昇温速度で900℃まで加熱
し、9〜10分間、900℃に保った後、毎分30℃の
速度で室温まで冷却する。
抵抗値の測定と計算方法 上記のようにして調製した基板を、温度調節できるチャ
ンバ内の端子に載置して、デジタルオームメーターに電
気的に接続する。チャンバの温度を25℃に設定し恒温
にする。その後、各基板の抵抗値を測定して記録する。
次にチャンバの温度を125℃に上げ、恒温になったら
再び基板の抵抗値を測って記録する。
次にチャンバ内の温度を−55℃に下げ、恒温になった
らこの低温時の抵抗値を測って記録する。
抵抗の恒温および低温における温度係数TCRは、次式
により計算される。
25℃値および高温TCR(HTCR)および低温T
CRはそれぞれの平均値を出す。そして、R25℃値を
厚さ25ミクロンの乾燥プリント膜(の値)に標準化
し、抵抗値を、厚さ25ミクロンの乾燥プリントの1枚
あたりのオーム単位の値として、表わす。多数の測定値
の標準化された値は下記の関係式に従って計算される。
分散係数 分散係数(coefficient of variance,CV)は、試験された
抵抗体の個々の抵抗値とそれらの平均値との関数であ
り、これは下式から算出されるσ/Rで表わされる。
ここで、 =個々のサンプルの抵抗値 R2V=全サンプルの抵抗値の平均 (ΣiR/n) n=サンプル数 実験例 導電性相の調製 下式の組成のタンタル錫パイロクロール組成物は、以下
のようにして調製した。
Sn2+ 1.75Ta1.75Sn4+ 0.256.625 まず、SnOを71.42g、Taを117.1
6g、そしてSnOを11.42gを、分散剤として
水を使用してボールミルで粉砕した。混合が完了した
後、直ちに、混合物を乾燥し、アルミナるつぼに移して
非酸化性雰囲気(N)の炉の中で加熱した。そして、
パイロクロールを形成するまで、872±10℃で24
時間、この混合物を加熱した。上記パイロクロールの調
製法とその使用法は、別出願の米国特許出願S.N.4
60572号明細書(1983年1月24日出願)に記
載されている。
次に、上記パイロクロールを50gと100gに分け
た。そして精製したSnOをそれぞれ450gと40
0g混合し、それから粉砕媒体液として蒸留水を用いて
1時間ボールミル粉砕した。ボールミルによる混合が完
了した後、直ちにパイロクロールとSnOとの混合物
を窒素炉に移し、875℃で25時間焼成した。この方
法で調製された導電性相材料を、前記の組成を有する厚
膜抵抗体ペーストの調製に使用した。
下記の実験例では、50/450と100/400の導電性相を、そ
れぞれ導電性相Aおよび導電性相Bとして示した。
本発明の3種のガラスの物理的性質を表1に示す。そし
て焼成後の抵抗体の電気的性質を表2に示す。
ガラスの調製 以下の実験例において、表1に掲げたガラスフリット組
成物は、上述の製造方法によって作ったものである。こ
れらは全て第2の相が共存していない単一相のガラス体
であった。
実験例1−8 上記のCoO含有ガラスを用いて8種類の抵抗体を調製
した。
表2に、厚膜組成物の組成、およびこの組成物から調製
された抵抗体の抵抗値を示す。
以上の実験例において、実験例1〜3の厚膜組成物は、
ミューラー粉砕したもので、実験例4〜8はスリーロー
ルミル粉砕したものである。組成がほぼ同じである実験
例2と実験例4を比較すると、混合方法がそれぞれの抵
抗値にかなり重要な影響を与えていることがわかる。ど
ちらの組成物も良好な性質をもつが、ミューラー粉砕の
試料(実験例2)は、ロールミル粉砕した試料(実験例
4)よりも抵抗値がほぼ50%低い。この混合方法によ
る驚くべき差異とは別に、上記の結果は、本発明のガラ
スを使用して広い範囲の抵抗値を有する抵抗体を作るこ
とができることがわかる。これらは全て少しポジテイブ
なHTCR値を与えた。
実験例9〜13 上記表1記載のCoO未含有ガラスIVとVを使用して5
種類の抵抗体を調製した。厚膜組成物の組成およびその
組成物から調製した抵抗体の厚膜の性質を表3に示す。
実験例1〜3(表2)は、ガラス組成の差が電気的性質
に影響することを示唆している。さらに、実験例1(コ
バルト含有ガラスの場合)は必ずしも導電性相を多量に
含有させることが抵抗値を小さくすることにはつながら
ないことを示しており、コバルト酸化物を含有しないガ
ラスを使用して同様な方法(導電性相量が同じ)で調製
したものが低い抵抗値を与えたことと異なっている。こ
の現象は、例えば実験例1(表2)と実験例9,10
(表3)とを比べるとわかる。また実験例2,3はCo
OとZrOとの混合効果を示し、両方とも高抵抗値と
ポジテイブHTCR値を示している。またここで実験例
3は、CoOの量が同じでも、ZrOの増量とともに
HTCRがさらによりポジテイブになることを示してい
る。
実験例2を実験例11〜13(表3)と比べると、Zr
ガラスの“効果”が観察される。上記表1に示され
るガラスVのようにZrOを含まないガラスからは、
CoOとZrOの両方を含むガラスIIよりも、抵抗値
が低くHTCRも低いものが得られる。
実験例5〜7(表2)は、ガラス濃度の効果を示してお
り、特に、導電性相の量が多い時、高抵抗値および高H
TCRの両方が得られることを示している。もちろん、
導電性相の量を多くすることによって、極めて良好な電
力容量が保証されることは、好ましいことである。特
に、抵抗値が50MΩ/□でより高いポジテイブHTC
Rを有する抵抗体を得ることができたことは興味深いこ
とである。このようなことは従来は不可能であった。
実験例9と10および11〜13は、明らかに導電性相
量を減らした時の効果を示している。すなわち、導電性
相量の減少とともに抵抗値が増加している。実験例4と
実験例8はパイロクロール(B)をより少なく含む導電
性相を使用すると、抵抗値は下がるがHTCRはよりポ
ジテイブになることを示している。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実質的にBi、Cd、Pbを含有せず、 mol%で表わした組成が、 25〜55%のB、15〜40%のSiO、0
    〜10%のZrOおよび0〜5%のSnOの合計%
    が50〜85%のA材料、 および 10〜30%のBaO、1〜10%のCoOおよび0〜
    12%の原子番号12〜38のアルカリ土類金属の酸化
    物の合計%が50〜15%のB材料を含有するガラス組
    成物において、 さらに、 (a)B/SiOのモル比≧0.8 および (b)Σ(B+SiO)≧50 であることを特徴とするパイロクロール型抵抗体のため
    の結合体として用いられる厚膜抵抗体組成物用のガラス
    組成物。
  2. 【請求項2】上記A材料の合計%が65〜75%であ
    り、上記B材料の合計%が35〜25%である特許請求
    の範囲第1項記載の厚膜抵抗体組成物用のガラス組成
    物。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の厚膜抵抗体組
    成物用のガラス組成物に、さらに、CaF、Ba
    、MgF、SrF、NaF、LiF、KF、N
    iFおよびその混合物からなる群から選択した金属フ
    ッ化物5〜0.1重量%を添加した厚膜抵抗体組成物用
    のガラス組成物。
  4. 【請求項4】実質的にBi、Cd、Pbを含有せず、mo
    l%で表わした組成が、 25〜55%のB、15〜40%のSiO、0
    〜10%のZrOおよび0〜5%のSnOの合計%
    が50〜85%のA材料、 および 10〜30%のBaO、1〜10%のCoOおよび0〜
    12%の原子番号12〜38のアルカリ土類金属の酸化
    物の合計%が50〜15%のB材料を含有し、 (a)B/SiOのモル比≧0.8 および (b)Σ(B+SiO)≧50 である厚膜抵抗体組成物用のガラス組成物を5〜45重
    量%、および 錫酸化物パイロクロールをベースとした導電性相を95
    〜55重量%を細かく粉砕した粒子を有機媒体に分散さ
    せた印刷可能な厚膜抵抗体組成物。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第4項記載の厚膜抵抗体組
    成物用のガラス組成物に、さらに、CaF、Ba
    、MgF、SrF、NaF、LiF、KF、N
    iFおよびその混合物からなる群から選択した金属フ
    ッ化物5〜0.1重量%を添加した厚膜抵抗体組成物。
JP59266534A 1983-12-19 1984-12-19 厚膜抵抗体組成物用のガラス組成物およびそれを用いた厚膜抵抗体組成物 Expired - Lifetime JPH063761B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/562,965 US4536329A (en) 1983-12-19 1983-12-19 Borosilicate glass compositions
US562965 1983-12-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60169101A JPS60169101A (ja) 1985-09-02
JPH063761B2 true JPH063761B2 (ja) 1994-01-12

Family

ID=24248526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59266534A Expired - Lifetime JPH063761B2 (ja) 1983-12-19 1984-12-19 厚膜抵抗体組成物用のガラス組成物およびそれを用いた厚膜抵抗体組成物

Country Status (7)

Country Link
US (1) US4536329A (ja)
EP (1) EP0146118B1 (ja)
JP (1) JPH063761B2 (ja)
KR (1) KR870001760B1 (ja)
CA (1) CA1232618A (ja)
DE (1) DE3478106D1 (ja)
DK (1) DK608484A (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4636332A (en) * 1985-11-01 1987-01-13 E. I. Du Pont De Nemours And Company Thick film conductor composition
US4755490A (en) * 1986-04-18 1988-07-05 Tektronix, Inc. Low firing temperature ceramic materials
US4906406A (en) * 1988-07-21 1990-03-06 E. I. Du Pont De Nemours And Company Thermistor composition
US4961999A (en) * 1988-07-21 1990-10-09 E. I. Du Pont De Nemours And Company Thermistor composition
GB9319971D0 (en) * 1993-09-28 1993-11-17 Cookson Group Plc Cobalt glass compositions for coatings
US5569412A (en) * 1994-08-18 1996-10-29 E. I. Du Pont De Nemours And Company Tin oxide based conductive powders and coatings
JP2017143163A (ja) * 2016-02-09 2017-08-17 Koa株式会社 抵抗ペースト組成物およびそれを用いた厚膜チップ抵抗器

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2757105A (en) * 1955-02-28 1956-07-31 Gen Electric Ceramic coating for compressor blades, coated blades and method of making same
US3413133A (en) * 1963-04-10 1968-11-26 Owens Corning Fiberglass Corp Opalescent glass fibers
US4173518A (en) * 1974-10-23 1979-11-06 Sumitomo Aluminum Smelting Company, Limited Electrodes for aluminum reduction cells
US4065743A (en) * 1975-03-21 1977-12-27 Trw, Inc. Resistor material, resistor made therefrom and method of making the same
US4091144A (en) * 1976-05-24 1978-05-23 Rca Corporation Article with electrically-resistive glaze for use in high-electric fields and method of making same
US4244722A (en) * 1977-12-09 1981-01-13 Noboru Tsuya Method for manufacturing thin and flexible ribbon of dielectric material having high dielectric constant
US4215020A (en) * 1978-04-03 1980-07-29 Trw Inc. Electrical resistor material, resistor made therefrom and method of making the same
US4225468A (en) * 1978-08-16 1980-09-30 E. I. Du Pont De Nemours And Company Temperature coefficient of resistance modifiers for thick film resistors
JPS6022660B2 (ja) * 1980-09-27 1985-06-03 富士写真光機株式会社 可撓性を有する光学繊維束製造用酸溶出性ガラス
JPS6025379B2 (ja) * 1980-09-29 1985-06-18 日本碍子株式会社 鋼板ホ−ロ−用下釉フリツト組成物
JPS6049144B2 (ja) * 1980-10-30 1985-10-31 東芝硝子株式会社 着色フリットガラス混合釉薬
US4362656A (en) * 1981-07-24 1982-12-07 E. I. Du Pont De Nemours And Company Thick film resistor compositions
US4548741A (en) * 1982-06-01 1985-10-22 E. I. Du Pont De Nemours And Company Method for doping tin oxide
EP0132810A1 (en) * 1983-07-25 1985-02-13 E.I. Du Pont De Nemours And Company Borosilicate glass composition

Also Published As

Publication number Publication date
US4536329A (en) 1985-08-20
DK608484A (da) 1985-06-20
DE3478106D1 (en) 1989-06-15
DK608484D0 (da) 1984-12-18
EP0146118A1 (en) 1985-06-26
KR850004452A (ko) 1985-07-15
JPS60169101A (ja) 1985-09-02
KR870001760B1 (ko) 1987-10-06
CA1232618A (en) 1988-02-09
EP0146118B1 (en) 1989-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0095775B1 (en) Compositions for conductive resistor phases and methods for their preparation including a method for doping tin oxide
US4362656A (en) Thick film resistor compositions
US4476039A (en) Stain-resistant ruthenium oxide-based resistors
US4657699A (en) Resistor compositions
EP0132810A1 (en) Borosilicate glass composition
US4707346A (en) Method for doping tin oxide
US4537703A (en) Borosilicate glass compositions
US4548742A (en) Resistor compositions
JPH063761B2 (ja) 厚膜抵抗体組成物用のガラス組成物およびそれを用いた厚膜抵抗体組成物
KR900007660B1 (ko) 후막 필름 저항기 조성물
US6989111B2 (en) Thick film compositions containing pyrochlore-related compounds
US4613539A (en) Method for doping tin oxide
US4652397A (en) Resistor compositions
JPH0422005B2 (ja)
JPH03183640A (ja) 抵抗体ペースト及びセラミックス基板