JPH0637335U - 時計のカバーガラス成形用金型 - Google Patents

時計のカバーガラス成形用金型

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Publication number
JPH0637335U
JPH0637335U JP7693092U JP7693092U JPH0637335U JP H0637335 U JPH0637335 U JP H0637335U JP 7693092 U JP7693092 U JP 7693092U JP 7693092 U JP7693092 U JP 7693092U JP H0637335 U JPH0637335 U JP H0637335U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
molding
cover glass
watch
recesses
Prior art date
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Pending
Application number
JP7693092U
Other languages
English (en)
Inventor
正勝 金子
富二雄 下野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishizuka Glass Co Ltd
Original Assignee
Ishizuka Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ishizuka Glass Co Ltd filed Critical Ishizuka Glass Co Ltd
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Publication of JPH0637335U publication Critical patent/JPH0637335U/ja
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1回のストロークのプレス工程で、凹凸部を
有し、表面を削り滑らかにする目的の研摩工程が不要の
時計用カバーガラスを複数成形することができる金型を
提供することである。 【構成】 プレス成形装置において、1組の雄型、雌型
の金型の少なくとも一方が金型略成形面より更に時計の
カバーガラス成形面として2つ以上の凹部を有しており
且つ該凹部には凹凸部があって、その上金型材質あるい
はコーティング面に該凹部接触面のみ新たにコーティン
グすることによって高精度の面を得ることを特徴とする
時計のカバーガラス成形用金型。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、表面に凹凸部のある時計のカバーガラスを1度のストロークのプレ ス工程で、複数個成形することができる金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、表面に凹凸部のある時計用のカバーガラスの製造方法としては、1 個単位であるいは複数個単位で凹凸部のないカバーガラスを成形し、後工程で、 研削加工によって凹凸部を形成させる方法、エッチングによってガラス表面 を腐食させることによって凹凸面を得る方法、別工程で凸部のみを成形、研摩 加工したものを接着させる方法、再度、表面を軟化させて、凹凸部を有する型 を押しつける方法があった。
【0003】 は研削加工面は研摩する必要があるので、多大な労力となり、複雑な形状の ものは成形しがたく簡単な凹凸部しかできないのが現状であった。一方で、は 腐食によって成形面を得るため、凹面模様は同程度の深さにしなければならず、 立体的に凹凸部を有するものは成形が非常に難しかった。また、断面形状が光沢 のある滑らかな面を得ることは不可能であった。そして、は装置も大掛かりと なり工程数も多くなってしまい、生産性が乏しく、接着剤の変質にも大きな問題 があった。当然凹凸部も簡単なものにせざるおえなかった。においては、工程 数が多くなるので、非常に面倒であり、1個成形するのに要する時間がかなりか かることとなってしまっていた。そこで、1回のストロークのプレス工程で、細 かな凹凸部を得ることができる成形方法が望まれていたが、これを満たすような 金型は今までにはなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記した問題点を解消し、1回のストロークのプレス工程で凹凸部 を有し、表面を削り滑らかにする目的の研摩工程が不要の時計のカバーガラスを 複数成形することができる金型を提供するためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本考案は、プレス成形装置において、1 組の雄型、雌型の金型の少なくとも一方が金型略成形面より更に時計のカバーガ ラス成形面として2つ以上の凹部を有しており且つ該凹部には凹凸部があって、 その上金型材質あるいはコーティング面に該凹部接触面のみ新たにコーティング することによって高精度の面を得ることを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】
以下に実施例について図面を参照しつつ、詳細に説明する。 図1は、本実施例におけるプレス成形時の金型断面図であり、1は雌型である 胴型、2は雄型であるプランジャである。実施例では胴型1に凹部3を設けてい るが、複数の凹部3は時計のカバーガラスの成形エリアに相当するものであり、 どちらか一方に凹部3を有していればよい。なお、2つ以上の凹部3はそれぞれ 異形状でよいことはいうまでもない。そして、凹部3のみ対応する金型成形面に は金型材質あるいは、金型コーティング面とは別のコーティング層4が形成され ている。また、ガラス成形において、平面面積の大きいもの、例えば大皿等のよ うなものは一般にガラス表面に「ローディングマーク」と呼ばれるしわが形成さ れやすいので製造しにくく、その位置は平面面積の同じものではほぼ決まってい る。そこで、予めこのローディングマークの位置を予測して、その面を避けるよ うに凹部を設けておけば、平滑な平面が得られることとなる。このローディング マーク部は後工程で切り離され、不要部となるので、金型前面にわたって表面を 高精度にするには及ばない。更に、凹部3には成形後の時計のカバーガラス表面 に立体部を有すべく、凹凸部8が形成されている。 成形は、所定のフィーダーから胴型1に供給されたゴブがネックリング6と一 体のプランジャ2によって押圧され、成形ガラス5を形成した後に、芯棒7を押 し上げることによって、図示していない取り出しトング等によって一次成形品と して取り出されることによって行われる。一次成形品は常法の徐冷工程等を経た 後に、複数の時計のカバーガラス個々に切離される。切断面は所定の形状に研摩 され、目的の時計のカバーガラスが得られる。
【0007】 本実施例では、金型材質SKD61(JIS規格)に凹部3のみ硬質クロムメ ッキのコーティングを施し、精密な表面が得られた。上記のような成形工程後、 分離したカバーガラスは成形面以外を精密に研摩し、成形面は油汚れをとる目的 で軽くバフ研摩を施したら、凹凸部を有し十分な光沢がある時計のカバーガラス が得られた。
【0008】
【考案の効果】
本考案は前記説明によって明らかなように、1回のストロークのプレス工程で 凹凸部を有し、表面を削り滑らかにする目的の研摩工程が不要の時計用カバーガ ラスを複数成形することができるものである。複数の凹部形状は個々に異なって いてもよく、今日広く望まれている多品種少量生産のニーズにも答えることがで きる。更に、通常6〜16個のセクションを有している成形機の一部のセクショ ンのみを本考案の金型に変更することも可能であり、その時でも十分な成形数が 得られる。また、表面に対応する成形面は高精度な面を有することになるため、 凹部にさえ、ガラスゴブが十分供給されればよく、他のガラス部は後工程で、不 要部として切り離すために、ゴブ重量はある程度、幅をもって供給することがで き、供給量を制御する必要はない。 よって、本考案は従来の問題点を解決した時計のカバーガラス用金型として、 その実用的価値は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 胴型 2 プランジャ 3 凹部 4 コーティング層 5 ガラス成形体 6 ネックリング 7 芯棒 8 凹凸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス成形装置において、1組の雄型、
    雌型の金型の少なくとも一方が金型略成形面より更に時
    計のカバーガラス成形面として2つ以上の凹部を有して
    おり且つ該凹部には凹凸部があって、その上金型材質あ
    るいはコーティング面に該凹部接触面のみ新たにコーテ
    ィングすることによって高精度の面を得ることを特徴と
    する時計のカバーガラス成形用金型。
JP7693092U 1992-10-09 1992-10-09 時計のカバーガラス成形用金型 Pending JPH0637335U (ja)

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JP7693092U JPH0637335U (ja) 1992-10-09 1992-10-09 時計のカバーガラス成形用金型

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JP7693092U JPH0637335U (ja) 1992-10-09 1992-10-09 時計のカバーガラス成形用金型

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JPH0637335U true JPH0637335U (ja) 1994-05-17

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JP7693092U Pending JPH0637335U (ja) 1992-10-09 1992-10-09 時計のカバーガラス成形用金型

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013081119A1 (ja) * 2011-11-30 2013-06-06 Hoya株式会社 電子機器用カバーガラスブランク及びその製造方法、並びに電子機器用カバーガラス及びその製造方法

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WO2013081119A1 (ja) * 2011-11-30 2013-06-06 Hoya株式会社 電子機器用カバーガラスブランク及びその製造方法、並びに電子機器用カバーガラス及びその製造方法

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