JPH06372Y2 - 機器の梱包体 - Google Patents

機器の梱包体

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JPH06372Y2
JPH06372Y2 JP12610688U JP12610688U JPH06372Y2 JP H06372 Y2 JPH06372 Y2 JP H06372Y2 JP 12610688 U JP12610688 U JP 12610688U JP 12610688 U JP12610688 U JP 12610688U JP H06372 Y2 JPH06372 Y2 JP H06372Y2
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JP
Japan
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resin sheet
stove
soft resin
synthetic resin
package
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JP12610688U
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JPH0245974U (ja
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孝志 関口
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、家庭用ストーブなどの機器の梱包体に関す
るものである。
【従来の技術】
第4図、第5図および第6図は従来の家庭用ストーブの
梱包体を示し、第4図は分解状態の要部の側面図、第5
図は梱包状態の側断面図、第6図は同状態の概略斜視図
である。第4図、第5図において、1はストーブの本体
ケースであり、このケース1は置き台2上に取り付けら
れている。3は本体ケース1に取り付けられた前パネ
ル、4は合成樹脂材からなる意匠ケース、5は鋼板から
なる上板ケースであり、意匠ケース4および上板ケース
5は、互いに固定されているとともに前後に接続されて
本体ケース1に固定され、ストーブの上面部を構成して
いる。6は置き台2を支持する下緩衝材、7はポリエチ
レンなどの軟質樹脂シート、8は上緩衝材である。ま
た、第5図、第6図において、9は直方体状の段ボール
箱、11および10は段ボール箱9の封緘用のテープお
よび下側の封緘用のステープルである。 そして、本体ケース1、置き台2、前パネル3、意匠パ
ネル4および上板ケース5からなる外殻と、この外殻内
に設けられ外殻で保護されている内部部品とによって構
成されたストーブは、下緩衝材6上に置き台2が嵌合、
支持され、意匠パネル4および上板ケース5からなる上
面部上にここに敷かれた軟質樹脂シート7を介して上緩
衝材8が嵌合支持され、この状態で段ボール箱9内に収
容され、ステープル10とテープ11とによって段ボー
ル箱9が封緘され、梱包体13が構成される。 第7図、第8図に示すように、トラック12の荷台上に
上述のように構成された梱包体13が棒積みに上下複数
段に積載され、運搬される。そして、梱包体13は、保
管、運搬中の振動、落下などを要因とする損傷からスト
ーブを保護するために、上,下緩衝材6,8、軟質樹脂
シート7などの梱包材を用いている。すなわち、下緩衝
材6は50cm程度の自由落下時の衝撃を緩和し、ストー
ブの上面部と上緩衝材8との間に軟質樹脂シート7が介
在され、このシート7は主として運搬時の振動によるス
トーブ上面部のこすれ傷の防止に使用している。さら
に、上緩衝材8は、保管時の段積による荷重分布を均一
化し、また運搬時のストーブの揺れ防止を兼ねている。
そして、段ボール箱9は、保管性および運搬性をよくす
るとともに、外力に対する保護、ほこりなどによる汚れ
防止、および表示効果の向上などのために用いられてい
る。
【考案が解決しようとする課題】
従来の家庭用ストーブの梱包体は、以上のように構成さ
れているので、運搬時などに梱包体に振動が加わると、
上面部を構成する意匠パネルのような合成樹脂材の表面
上で上緩衝材が移動し、これと同じ動きを軟質樹脂シー
トがするため、この樹脂シートで上記合成樹脂材の表面
を強くこすり、合成樹脂材は硬度が比較的低いことによ
り、その表面にこすり傷が発生し、ストーブの商品価値
を損うという問題点があった。 この考案は、上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、運搬時などに梱包体が振動しても、家庭用
ストーブなどの機器の上面部を構成する合成樹脂材の表
面にこすれ傷が発生せず、その商品価値を損うことがな
い機器の梱包体を得ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
この考案に係る機器の梱包体は、梱包体の軟質樹脂シー
トの一部を2つ折りし、この2つ折り部分をストーブな
どの機器の上面部を構成する合成樹脂材上に、上記樹脂
シートの1重部分を上記上面部の鋼板上にそれぞれ支持
させ、上面部上に上記樹脂シートを介して上緩衝材を支
持させたものである。
【作用】
この考案における機器の梱包体は、ストーブなどの機器
の上面部を構成する硬度が低い合成樹脂材上に、ポリエ
チレンのような軟質樹脂シートの2つ折り部分を支持さ
せたことにより、梱包体に運搬時など振動が加わった際
に、軟質樹脂シートの2つ折り部分のシートどうしが移
動するので、合成樹脂材の表面と上記樹脂シートとの間
の移動がなくなり、合成樹脂材の表面が樹脂シートでこ
すられるのを防ぐことができる。
【実施例】
以下、この考案の一実施例を第1図ないし第3図につい
て説明する。 第1図ないし第3図において、第4図、第5図と同一符
号は同一または相当部分を示し、7aはポリエチレンの
ような軟質樹脂シート7の家庭用ストーブ正面側部を折
り返した2つ折り部分、7bは空気だまり、7cは軟質
樹脂シート7の1重の他の部分である。そして、上記ス
トーブの上面部が合成樹脂材からなる意匠パネル4と、
これに接続された鋼板からなる上板ケース5とから構成
され、意匠パネル4上に軟質樹脂シート7の2つ折り部
分7aが支持され、上板ケース5上に上記樹脂シート7
の1重の他の部分が支持されている。なお、上記空気だ
まり7bは軟質樹脂シート7を折り目をつけずに2つ折
りしたことで形成されるものである。また、この実施例
の上述した以外の構成は、第4図、第5図に示す従来の
ものと同様である。 次に、この実施例による梱包体の作用について説明す
る。 家庭用ストーブなどの機器の梱包体は、4段など複数段
に段積されてトラックなどで運搬されるので、運搬時に
最上段の梱包体を除くすべての梱包体に上方から荷重が
かかり、この状態で振動が加わると、従来のポリエチレ
ンなどの軟質樹脂シートは、ストーブの上面部表面の平
滑度(滑らかさ)が上緩衝材8表面の平滑度よりもよい
ため、上緩衝材8の移動に連動して軟質樹脂シート7が
意匠パネル4の表面で移動することにより、意匠パネル
4の表面にこすれ傷が発生するが、この実施例では一部
を2つ折りした軟質樹脂シートを用いることにより、上
記こすれが発生しない。すなわち、軟質合成樹脂シート
7の2つ折り部分7aを意匠パネル4の上面に支持させ
たので、上緩衝材8が梱包体の運搬時などに振動によっ
て動いても、平滑度がよいポリエチレンなどの軟質樹脂
シート間で滑り現象を起し、下側の軟質樹脂シートは動
かないことにより、意匠パネル4の表面にこすれ傷が発
生しない。なお、1枚のシート状のものを2つ折りする
と、折り返し部に空気だまり7bができ、2つ折りした
部分7aの軟質樹脂シート7どうしが完全に密着するの
を防ぐ働きをし、折り返し部に十分な折り目をつけた
り、2枚のシートを重ねて使用したりした場合には、上
記空気だまりがなくなるので、軟質樹脂シート間での滑
り現象が発生しにくく、上記こすれ傷の防止効果が十分
に得られない。また、折り目をつけずに軟質樹脂シート
の全体を2つ折りし、上板ケース部まで2重に覆うと、
空気だまりからの空気供給が遠くまで及ばなくなり、上
記滑り現象が発生しにくく、こすれ傷の防止効果が十分
に得られない。そして、この実施例では、梱包体の段積
時に上方からの荷重が第3図のF,Fのようにかか
り、Fの荷重が下側の軟質樹脂シートを上板ケース5
に押しつけるので、下側の軟質樹脂シートは動きにく
く、逆にFの荷重がかかる意匠パネル4部は軟質樹脂
シート間で動きやすく、この差が大きいことにより、F
の荷重がかかる部分では滑り現象がより発生しやすく
その効果が大きい。 なお、上記実施例では家庭用ストーブの梱包体について
述べたが、この考案は、合成樹脂材と鋼板とが接続され
た上面部を有する機器であれば、上記ストーブ以外の機
器にも適用できる。
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、一部を2つ折
りした軟質樹脂シートの2つ折り部分を家庭用ストーブ
などの機器の合成樹脂材上に支持させ、上記樹脂シート
の他の部分を鋼板上に支持させたことにより、運搬時な
どに梱包体に振動が加わった際に、上記樹脂シートの2
つ折り部分のシートどうしが移動するので、合成樹脂材
の表面と樹脂シートとの間の移動がなくなり、合成樹脂
材の表面が樹脂シートでこすられることを防止でき、し
たがって、合成樹脂材の表面にこすれ傷が発生せず、機
器の商品価値を損うことがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による機器の梱包体を示す
分解状態の要部の側面図、第2図は第1図の上部の梱包
状態の側面図、第3図は同軟質樹脂シートの要部の側面
図、第4図は従来の機器の梱包体を示す分解状態の要部
の側断面図、第5図は同梱包状態の側断面図、第6図は
同概略側面図、第7図および第8図は梱包体の運搬状態
の側面図および背面図である。 1…本体ケース、2…置き台、3…前パネル、4…意匠
パネル(合成樹脂材)、5…上板ケース(鋼板)、7…
軟質樹脂シート、7a…2つ折り部分、7b…空気だま
り、7c…他の部分、8…上緩衝材。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂材と鋼板とが接続された上面部を
    有するストーブなどの機器の梱包体であって、梱包材の
    軟質樹脂シートの一部を2つ折りし、この2つ折り部分
    を上記上面部の合成樹脂材上に支持させ、上記樹脂シー
    トの他の部分を上記鋼板上に支持させ、上面部上に上記
    樹脂シートを介して上緩衝材を支持させたことを特徴と
    する機器の梱包体。
JP12610688U 1988-09-27 1988-09-27 機器の梱包体 Expired - Lifetime JPH06372Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12610688U JPH06372Y2 (ja) 1988-09-27 1988-09-27 機器の梱包体

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JP12610688U JPH06372Y2 (ja) 1988-09-27 1988-09-27 機器の梱包体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0245974U JPH0245974U (ja) 1990-03-29
JPH06372Y2 true JPH06372Y2 (ja) 1994-01-05

Family

ID=31377318

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JP12610688U Expired - Lifetime JPH06372Y2 (ja) 1988-09-27 1988-09-27 機器の梱包体

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