JPH0637280Y2 - スチームトラップの作動検知器 - Google Patents

スチームトラップの作動検知器

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JPH0637280Y2
JPH0637280Y2 JP14520389U JP14520389U JPH0637280Y2 JP H0637280 Y2 JPH0637280 Y2 JP H0637280Y2 JP 14520389 U JP14520389 U JP 14520389U JP 14520389 U JP14520389 U JP 14520389U JP H0637280 Y2 JPH0637280 Y2 JP H0637280Y2
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JP
Japan
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steam
steam trap
detector
condensate
float valve
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JP14520389U
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JPH0385799U (ja
Inventor
鎮麿 大石
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Tlv Co Ltd
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Tlv Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はスチームトラップの作動状態、すなわち、復水
の排出が正常に行なわれているか否か、蒸気を漏らして
いるか否か等を確認するスチームトラップの作動検知器
に関する。
蒸気は仕事をして熱を失うと凝縮して復水と呼ばれる高
温水になる。蒸気使用機器では加熱効率を維持するため
及び熱エネルギー損失を最少するために蒸気は逃がさず
復水のみを排出する必要がある。この為の特殊な自動弁
がスチームトラップである。
燃料コストの高騰に伴い、蒸気の漏れをますます厳しく
監視するようになってきた。蒸気を漏らさないことがス
チームトラップ採用の前提条件になっている。トラップ
の作動状態は配管取付け後も厳重に監視され、蒸気を漏
らすトラップは修理され、あるいは積極的に取り替えら
れている。
従来の技術とその課題 従来から、スチームトラップの作動検知器が種々開発さ
れ、実用に供されている。その一つは、スチームトラッ
プの入口側に熱交換器を配置し、熱交換器で消費された
熱量を測定し、一方、スチームトラップから排出される
復水の熱量を測定し、両者を比較することで、生蒸気の
漏れがあるか否かを判定するものである。この場合は、
スチームトラップを配管から取り外して測定装置に取り
付けなければ測定できない。従って、配管されたままの
スチームトラップを測定することはできず、手間が掛か
るし、測定効率が悪い。また、測定装置が大がかりなも
のとなり高価である。そこで、配管されたままのスチー
ムトラップの蒸気漏れを検知するものの一つとしては、
スチームトラップのケーシングや、トラップの出口側配
管に透視窓を設けて、内部の流体の様子を目視するもの
がある。これは、復水と蒸気が混りあって排出される場
合や、復水が圧力の低い出口側で再蒸発する場合は、ト
ラップから蒸気が漏れているのか否かが容易に確認でき
ない。
その他に、超音波センサーでスチームトラップの排出に
伴う振動を測定することも行われている。これは、超音
波マイクロフォンを一端に取付けた検出針をスチームト
ラップの外表面に押し当て、検出針から伝わる振動を電
気的信号に変換し、その電気的信号を増幅してメータの
針を振らせたり、スピーカを鳴らせたりするものであ
る。この場合は、透視窓の様に一見してスチームトラッ
プの作動状態が判るものではなく、トラップを1個1個
時間を掛けて測定しなければならず、手間暇の掛かるも
のである。
従って、本考案の技術的課題は、スチームトラップを配
管に取付けたままの状態で、容易にかつ一見してその作
動状態が検知できるようにすることである。
課題を解決するための手段 上記の技術的課題を解決するために講じた本考案の技術
的手段は、スチームトラップの排出弁口と検知器ケーシ
ングの入口を連通し、該ケーシングで復水溜室と出口を
形成して弁部材で連通し、復水溜室内に上記弁部材に対
向してフロート弁を自由状態で配置すると共に、該フロ
ート弁の変位を妨げない位置で検知器ケーシングの入口
と連通した検知管を一端がフロート弁の喫水線より下方
で開口して設け、検知器ケーシング内部を透視可能な透
視手段を設けたものである。
作用 上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
検知器ケーシングの復水溜室内にはフロート弁の喫水線
まで復水が絶えず滞留している。復水溜室内は、スチー
ムトラップの排出弁口と検知管を介して連通され、また
フロート弁を有することにより、スチームトラップ内と
ほぼ同じ圧力である。従って、スチームトラップの排出
弁口から排出された復水は再蒸発することなく検知管を
介して復水溜室内に至る。検知管の一端はフロート弁の
喫水線より下方で開口していることにより、スチームト
ラップが蒸気を漏らさずに復水のみを排出している場合
は、検知管内の水位とフロート弁の喫水線はほぼ同一面
上にある。一方スチームトラップが蒸気を漏らしている
と、蒸気漏れ量に相当する容積分だけ検知管内の水位は
フロート弁の喫水線より低下する。
考案の効果 蒸気が漏洩したことによる、検知管内の水位とフロート
弁の喫水線との水位差を透視手段を介して検知器ケーシ
ングの外部より確認することにより、スチームトラップ
の作動状態を容易にかつ一見して検知することができ
る。
検知器ケーシング内はスチームトラップの内部とほぼ同
圧力であり、復水が再蒸発することがないために従来の
ように再蒸発蒸気をスチームトラップからの蒸気漏れと
見誤ることはない。
実施例 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する(第
1図参照)。
検知器1は検知器本体2と蓋3をボルト4で締結し検知
器ケーシングを形成して構成する。検知器ケーシングで
入口5と復水溜室6と出口7を形成する。復水溜室6下
方に弁部材8を取付ける。弁部材8は中央に弁口9を有
し、復水溜室6と出口7を出口通路10を介して連通す
る。復水溜室6内にはステンレス製で中空のフロート弁
12を自由状態で配する。フロート弁12の外表面で弁口9
を開閉する。フロート弁12の喫水線は弁口9の上部にな
るようにフロート弁12の比重及び弁口9の開口面積を決
定する。
検知器ケーシングの入口5にはスチームトラップ20の排
出弁口(図示せず)を管21により連通すると共に、復水
溜室6と連通する検知管15を連通する。検知管15は管を
屈曲して形成し、フロート弁12の変位を妨げないように
配置する。本実施例においては、一本の検知管15を入口
5から出口7側にまっすぐに伸ばし、途中で第1図にお
ける紙面奥側に屈曲し、再度下方に屈曲して形成する。
検知管15は複数本であってもよい。検知管15の下端16は
フロート弁12の喫水線より下方に位置するように設け
る。また、検知管15の下方部は透明部材で形成すること
がトラップの作動を検知する上で望ましい。
検知器本体2には内部を透視できる透視手段としての円
形の透明ガラス17を紙面の手前側と二箇所取付ける。透
明ガラス17は検知管15の下方部が少なくとも見えるよう
にすると共に、弁口9部が透視できるように設ける。
蒸気使用機器(図示せず)で発生した復水は蒸気と共に
トラップ入口管22を通りスチームトラップ20に至る。ス
チームトラップ20から排出される復水は管21と検知管15
を経て検知器ケーシングの復水溜室6に至る。復水溜室
6に溜った復水はフロート弁12を浮上させ弁口9を開口
して出口7より排出される。復水溜室6には絶えずフロ
ート弁12の喫水線までの復水が滞留する。スチームトラ
ップ20が正常に作動して復水のみを排出している場合
は、検知管15内の水位とフロート弁12の喫水線はほぼ同
一面上にあるが、トラップ20が蒸気を漏らすとその漏れ
量に相当した容積分だけ検知管15内の水位はフロート弁
12の喫水線よりも低下することにより、スチームトラッ
プ20の正常もしくは異常を外部より容易にかつ一見して
確認することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスチームトラップの作動検知器の実施
例の断面図である。 2:検知器本体、5:入口 6:復水溜室、7:出口 8:弁部材、9:弁口 12:フロート弁、15:検知管 17:透明ガラス、20:スチームトラップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スチームトラップの排出弁口と検知器ケー
    シングの入口を連通し、該ケーシングで復水溜室と出口
    を形成して弁部材で連通し、復水溜室内に上記弁部材に
    対向してフロート弁を自由状態で配置すると共に、該フ
    ロート弁の変位を妨げない位置で検知器ケーシングの入
    口と連通した検知管を一端がフロート弁の喫水線より下
    方で開口して設け、検知器ケーシング内部を透視可能な
    透視手段を設けたスチームトラップの作動検知器。
JP14520389U 1989-12-15 1989-12-15 スチームトラップの作動検知器 Expired - Lifetime JPH0637280Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0385799U JPH0385799U (ja) 1991-08-29
JPH0637280Y2 true JPH0637280Y2 (ja) 1994-09-28

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