JPH0637279Y2 - フロート式ドレントラップ - Google Patents

フロート式ドレントラップ

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JPH0637279Y2
JPH0637279Y2 JP10775489U JP10775489U JPH0637279Y2 JP H0637279 Y2 JPH0637279 Y2 JP H0637279Y2 JP 10775489 U JP10775489 U JP 10775489U JP 10775489 U JP10775489 U JP 10775489U JP H0637279 Y2 JPH0637279 Y2 JP H0637279Y2
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JP
Japan
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drain
valve chamber
valve
trap
float
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JP10775489U
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賢一 渡邊
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Tlv Co Ltd
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  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
  • Float Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は気体と液体の比重差を利用して、弁室内に収容
したフロートで弁手段を駆動し、蒸気や圧縮空気及びガ
ス配管系に発生する復水や凝縮水等のドレンを自動的に
排出するフロート式ドレントラップに関し、特に、気体
を漏らしているか否かを検出できる機構を備えたものに
関する。
フロート式ドレントラップは、ケーシングで入口と弁室
と出口を形成し、弁室と出口を連通する排水弁口を弁室
に形成し、排水弁口を開閉するフロートを弁室に収容し
たものである。ドレンが弁室内に流入すると液面が上が
るので、フロートが上昇して排水弁口を開いてドレンを
外部に排出せしめ、液体が流出して液面が再び下がる
と、フロートが降下して排水弁口を閉じて気体の流出
(漏れ)を防止するものである。
上記トラップに於いて気体が漏れると、高価なエネルギ
ーを空費することになるので、また、特にガストラップ
に於いては可燃性ガスや毒性ガスが漏れると、危険であ
るので、配管取り付け後は厳重に監視され、気体を漏ら
すトラップは修理され、あるいは積極的に取り替えられ
ている。
<従来技術> 気体の漏れを検出できる機構を備えたドレントラップと
して、特公昭50−5805号公報に示されたものがある。
これは、蒸気配管系に発生する復水を自動的に排出する
フロート式スチームトラップに適用されたものであり、
トラップのケーシングに透視窓を設けて、弁室内の流体
の様子を外部から観察できるようにしたものである。排
水弁口に摩耗や傷等が生じると完全閉弁できなくなり、
この不完全閉弁による流体の流出量よりもドレンの流入
量が少ない場合は、液面が排水弁口よりも低下して、蒸
気漏れが生じる。この液面の低下を目視することによ
り、蒸気の漏れを検出することができる。
<本考案が解決しようとする課題> この場合、トラップが蒸気漏れを起こしても、それを検
出できない場合がある。すなわち、排水弁口が摩耗や傷
等によって蒸気漏れを起こしても、弁室内の液面はドレ
ンの流入量と共に変化するので、目視時にドレンの流入
量が多い場合は、液面が上昇しているので蒸気の漏れを
発見できないためである。
従って、本考案の技術的課題は、ドレントラップに気体
の漏れが生じた場合、常にその漏れを検出できるように
することである。
<課題を解決するための手段> 上記の技術的課題を解決するために講じた本考案の技術
的手段は、フロート式ドレントラップに於いて、弁室の
排水弁口と同じ高さの部位に一端が開口しそこから上方
に延び、予め液体で満たされ上端が密閉された液溜通路
を形成し、液溜通路の液位を検出する手段を設けた、も
のである。
液位検出手段としては従来と同様に透視窓を設けたり、
あるいは電極を用いたり、フロートとポテンショ・メー
タの組み合せ等を用いることができる。
<作用> 上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
ドレントラップが気体は逃がさず正常に復水のみを排出
している場合、液溜通路の液位は予め満たされた液位の
ままで変化しない。排水弁口が完全閉弁できず、かつ、
流体の流出量よりもドレンの流入量が少なくなると、弁
室の液位が排水弁口よりも低下し気体が漏れる。このと
き、液溜通路の一端は弁室の排水弁口と同じ高さの位置
に開口しているので、そこから気体が流入して内部の液
体と置換し、液溜通路の液面が下がる。この液面の低下
を液位検出手段で検知することにより、気体の漏れを検
出できる。その後、弁室へのドレンの流入量が多くなる
と、弁室の液面はドレンと共に上昇するが、液溜通路は
内部の気体によってドレンが流入できないので、液面が
上昇することがない。従って、一旦気体の漏れが起こっ
た後は、何時点検を行っても、気体の漏れが生じたこと
を検出することができる。
<考案の効果> 本考案は下記の特有の効果を生じる。
上記のように、本考案によれば、何時点検を行っても、
気体の漏れが生じたか否かを検出できる。従って、気体
の漏れを確実にしかも早期に検出でき、修理交換するこ
とによって、気体の漏れによるエネルギーの空費と危険
を防止できる。
実施例 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する(第
1図と第2図参照)。
本実施例はフリーフロート式スチームトラップに適用し
たものである。ケーシングは本体10と蓋11からなる。本
体10にトラップ入口12とトラップ出口13が形成される。
弁室15には中空フロート14を自由状態で収容する。弁室
15の下部に排水弁口16が開けられている。排出弁口16は
立上がり通路17を経てトラップ出口13と連通する。参照
番号18はスクリーンである。
弁室15の排出弁口16と同じ高さの部位に一端19を開口さ
せた液溜通路20を本体10に形成する。液溜通路20は上方
に、連結したサイトグラス21の内部に延びている。サイ
トグラス21は透明なガラス管22と、その両端の上下取付
部材23,24からなり、内部にフロート25を入れている。
下取付部材24はフランジ形状であり、液溜通路20を形成
する本体10のフランジ部26に連結されている。上取付部
材23には栓部材27を取り付け、液溜通路20の上端を通常
は密閉しておく。
弁室15内にビス28で一端を取り付けたバイメタル29を配
置する。バイメタル29の他端には液溜通路20の一端19を
開閉する弁体30を取り付ける。温度変化によるバイメタ
ル29の変形作用によって、弁体30は高温時に液溜通路20
の一端19を開き低温時に閉じる。
上記のスチームトラップの作動は次の通りである。
配管取り付け前等の低温時、すなわち、弁体30がバイメ
タル29の変形作用で液溜通路20の一端19を閉じていると
きに、栓部材27を開けて、予め液溜通路20に水を満たし
ておく。
フロート14は弁室15内に溜る復水の量に応じて浮上降下
し、排水弁口16を開閉する。すなわち、復水が流入して
くると排出弁口16が開口し、蒸気が流入してくると排出
弁口16が閉口して蒸気の流出を防止する。この様にスチ
ームトラップが正常な作動を行い復水のみが排出されて
いる場合においては、液溜通路20の液位は予め満たされ
た液位のままで変化せず、フロート25を目視することが
できる。スチームトラップに何等かの異常が生じ蒸気が
漏れた場合は、液溜通路20の一端19から内部に蒸気が流
入し、水と置換して液面が下がるので、フロート25を目
視できなくなり、蒸気の漏れを検出することができる。
スチームトラップ等は低い位置に設置されることが多い
が、本実施例のように、液溜通路をトラップよりも上方
に導くことにより、漏れ検出を目視し易くなる。
実施例においては、液溜通路の一端をバイメタルで自動
的に開閉できるようにしたが、手動で開閉してもよい。
また、圧力応動弁を用いてトラップを取り付けた配管系
の運転停止に合せて開閉するようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のドレントラップの断面図、第2図は第
1図の中央縦断面図である。 10:本体、12:トラップ入口 13:トラップ出口、14:フロート 15:弁室、16:排水弁口 20:液溜通路、21:サイトグラス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、
    弁室と出口を連通する排水弁口を弁室に形成し、排水弁
    口を開閉するフロートを弁室に収容したものに於いて、
    弁室の排水弁口と同じ高さの部位に一端が開口しそこか
    ら上方に延び、予め液体で満たされ上端が密閉された液
    溜通路を形成し、液溜通路の液位を検出する手段を設け
    た、フロート式ドレントラップ。
JP10775489U 1989-09-14 1989-09-14 フロート式ドレントラップ Expired - Fee Related JPH0637279Y2 (ja)

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JPH0346099U JPH0346099U (ja) 1991-04-26
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