JPH0637191A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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- JPH0637191A JPH0637191A JP19092792A JP19092792A JPH0637191A JP H0637191 A JPH0637191 A JP H0637191A JP 19092792 A JP19092792 A JP 19092792A JP 19092792 A JP19092792 A JP 19092792A JP H0637191 A JPH0637191 A JP H0637191A
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- JP
- Japan
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- layer
- contact hole
- conductive layer
- polycrystalline silicon
- silicon
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- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トータル段差が軽減され、信頼性の高い配線
層間の接続構造を有する半導体装置を提供する。 【構成】 半導体基板1の周辺回路形成領域における所
定位置には、シリコン供給源となる多結晶シリコン層8
aが形成されている。この多結晶シリコン層8a上には
上部電極10が形成されており、上部電極10上には層
間絶縁膜11,14が形成されている。層間絶縁膜1
1,14には多結晶シリコン層8aを露出させるように
コンタクトホール17が設けられており、コンタクトホ
ール17の内表面から層間絶縁膜14上にわたってTi
N層15aが形成されている。TiN層15a上にはア
ルミニウム合金層15bが形成されている。アルミニウ
ム合金層15bとTiN層15aとで構成される第2配
線層15と上部電極10とがコンタクトホール17を介
して電気的に接続されている。
層間の接続構造を有する半導体装置を提供する。 【構成】 半導体基板1の周辺回路形成領域における所
定位置には、シリコン供給源となる多結晶シリコン層8
aが形成されている。この多結晶シリコン層8a上には
上部電極10が形成されており、上部電極10上には層
間絶縁膜11,14が形成されている。層間絶縁膜1
1,14には多結晶シリコン層8aを露出させるように
コンタクトホール17が設けられており、コンタクトホ
ール17の内表面から層間絶縁膜14上にわたってTi
N層15aが形成されている。TiN層15a上にはア
ルミニウム合金層15bが形成されている。アルミニウ
ム合金層15bとTiN層15aとで構成される第2配
線層15と上部電極10とがコンタクトホール17を介
して電気的に接続されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置およびそ
の製造方法に関し、特に、配線層間のコンタクト部にお
いて、より信頼性の高いコンタクト構造を有する半導体
装置およびその製造方法に関するものである。
の製造方法に関し、特に、配線層間のコンタクト部にお
いて、より信頼性の高いコンタクト構造を有する半導体
装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置は、コンピュータなど
の情報機器のめざましい普及によってその需要が急速に
拡大している。また、機能的には大規模な記憶容量を有
し、かつ高速動作が可能なものが要求されている。この
要求に伴い、半導体装置の高集積化および高速応答性な
らびに高信頼性に関する技術開発が進められている。
の情報機器のめざましい普及によってその需要が急速に
拡大している。また、機能的には大規模な記憶容量を有
し、かつ高速動作が可能なものが要求されている。この
要求に伴い、半導体装置の高集積化および高速応答性な
らびに高信頼性に関する技術開発が進められている。
【0003】半導体装置の中で、記憶情報のランダムな
入出力が可能なものとしてDRAM(Dynamic
Random Access Memory)は知られ
ている。以下、本明細書において開示される発明の適用
対象の一例として上記のDRAMを挙げ、これについて
説明を進めていくこととする。
入出力が可能なものとしてDRAM(Dynamic
Random Access Memory)は知られ
ている。以下、本明細書において開示される発明の適用
対象の一例として上記のDRAMを挙げ、これについて
説明を進めていくこととする。
【0004】DRAMは、多数の記憶情報を記憶する記
憶領域であるメモリセル形成領域と、外部とのデータの
入出力に必要な周辺回路が形成されている周辺回路形成
領域とで構成されている。図16は、従来のDRAMの
概略構成を示すブロック図である。図16を参照して、
DRAM50は、記憶情報のデータ信号を蓄積するため
のメモリセルアレイ51を備えている。このメモリセル
アレイ51が形成されている領域が、上記のメモリセル
形成領域に相当する。DRAM50は、さらに、周辺回
路形成領域に、単位記憶回路を構成するメモリセルを選
択するためのアドレス信号を外部から受けるためのロウ
アンドカラムアドレスバッファ52と、そのアドレス信
号を解読することによってメモリセルを指定するための
ロウデコーダ53およびカラムデコーダ54と、指定さ
れたメモリセルに蓄積された信号を増幅して読出すセン
スリフレッシュアンプ55と、データ入出力のためのデ
ータインバッファ56およびデータアウトバッファ57
と、クロック信号を発生するためのクロックジェネレー
タ58とを備えている。
憶領域であるメモリセル形成領域と、外部とのデータの
入出力に必要な周辺回路が形成されている周辺回路形成
領域とで構成されている。図16は、従来のDRAMの
概略構成を示すブロック図である。図16を参照して、
DRAM50は、記憶情報のデータ信号を蓄積するため
のメモリセルアレイ51を備えている。このメモリセル
アレイ51が形成されている領域が、上記のメモリセル
形成領域に相当する。DRAM50は、さらに、周辺回
路形成領域に、単位記憶回路を構成するメモリセルを選
択するためのアドレス信号を外部から受けるためのロウ
アンドカラムアドレスバッファ52と、そのアドレス信
号を解読することによってメモリセルを指定するための
ロウデコーダ53およびカラムデコーダ54と、指定さ
れたメモリセルに蓄積された信号を増幅して読出すセン
スリフレッシュアンプ55と、データ入出力のためのデ
ータインバッファ56およびデータアウトバッファ57
と、クロック信号を発生するためのクロックジェネレー
タ58とを備えている。
【0005】半導体チップ上で大きな面積を占めるメモ
リセルアレイ51は、単位記憶情報を蓄積するためのメ
モリセルがマトリクス状に複数個配列されて形成されて
いる。図17は、メモリセルアレイ51の構成を説明す
るための等価回路図およびメモリセルに印加される電位
(VG G )発生器60との位置関係を示す説明図であ
る。図17を参照して、メモリセルアレイ51には、1
個のMOS(MetalOxide Semicond
uctor)トランジスタ81と、これに接続された1
個の容量素子(キャパシタ)82とを有する複数個のメ
モリセルが形成されている。すなわち、メモリセルアレ
イ51には、いわゆる1トランジスタ1キャパシタ型の
メモリセルが複数個形成されていることになる。このタ
イプのメモリセルは構造が簡単であるため、メモリセル
アレイの集積度を向上させることが容易であり、大容量
のDRAMに広く用いられている。メモリセルアレイ5
1には、また、信号入力線として機能する複数のビット
線(BL)72が、互いに略並行方向に所定間隔を隔て
て形成されている。このビット線72と略直角方向に、
ワード線(WL)66が所定間隔を隔てて形成されてい
る。
リセルアレイ51は、単位記憶情報を蓄積するためのメ
モリセルがマトリクス状に複数個配列されて形成されて
いる。図17は、メモリセルアレイ51の構成を説明す
るための等価回路図およびメモリセルに印加される電位
(VG G )発生器60との位置関係を示す説明図であ
る。図17を参照して、メモリセルアレイ51には、1
個のMOS(MetalOxide Semicond
uctor)トランジスタ81と、これに接続された1
個の容量素子(キャパシタ)82とを有する複数個のメ
モリセルが形成されている。すなわち、メモリセルアレ
イ51には、いわゆる1トランジスタ1キャパシタ型の
メモリセルが複数個形成されていることになる。このタ
イプのメモリセルは構造が簡単であるため、メモリセル
アレイの集積度を向上させることが容易であり、大容量
のDRAMに広く用いられている。メモリセルアレイ5
1には、また、信号入力線として機能する複数のビット
線(BL)72が、互いに略並行方向に所定間隔を隔て
て形成されている。このビット線72と略直角方向に、
ワード線(WL)66が所定間隔を隔てて形成されてい
る。
【0006】ビット線72の所定箇所には、トランスフ
ァゲートトランジスタとなる上記のMOSトランジスタ
81の一方の電極が接続され、ワード線66には、トラ
ンスファゲートトランジスタ81の制御電極が接続され
る。トランスファゲートトランジスタ81の他方の電極
には、キャパシタ82が接続される。キャパシタ82
は、上部電極68と、下部電極70と、これらの間に介
在する誘電体膜69とで構成される。そして、このキャ
パシタ82における下部電極68が、上記のトランスフ
ァゲートトランジスタの他方の電極に接続される。ま
た、キャパシタ82における上部電極70は、コンタク
ト部77aを介してVG G 発生器60に接続されてい
る。
ァゲートトランジスタとなる上記のMOSトランジスタ
81の一方の電極が接続され、ワード線66には、トラ
ンスファゲートトランジスタ81の制御電極が接続され
る。トランスファゲートトランジスタ81の他方の電極
には、キャパシタ82が接続される。キャパシタ82
は、上部電極68と、下部電極70と、これらの間に介
在する誘電体膜69とで構成される。そして、このキャ
パシタ82における下部電極68が、上記のトランスフ
ァゲートトランジスタの他方の電極に接続される。ま
た、キャパシタ82における上部電極70は、コンタク
ト部77aを介してVG G 発生器60に接続されてい
る。
【0007】このVG G 発生器60には、電源電圧V
C C (5V)供給源(図示せず)と、接地電圧V
S S (0V)供給源(図示せず)とが接続されている。
このVG G 発生器60内には、所望の電位を発生しうる
回路が組み込まれている。それにより、上部電極70に
は、VG G 発生器60によって、所望の電位が印加され
ることになる。
C C (5V)供給源(図示せず)と、接地電圧V
S S (0V)供給源(図示せず)とが接続されている。
このVG G 発生器60内には、所望の電位を発生しうる
回路が組み込まれている。それにより、上部電極70に
は、VG G 発生器60によって、所望の電位が印加され
ることになる。
【0008】次に、図18および図19を用いて、従来
のDRAMの断面構造についてより詳しく説明する。図
18は、従来のDRAMのメモリセル形成領域の一部
と、周辺回路形成領域における上部電極70とVG G 発
生器60とのコンタクト部77a近傍を示す断面図であ
る。図19は、図18におけるE−E線に沿って見た断
面構造を示す断面図である。
のDRAMの断面構造についてより詳しく説明する。図
18は、従来のDRAMのメモリセル形成領域の一部
と、周辺回路形成領域における上部電極70とVG G 発
生器60とのコンタクト部77a近傍を示す断面図であ
る。図19は、図18におけるE−E線に沿って見た断
面構造を示す断面図である。
【0009】図18を参照して、図18に示されるDR
AMは、スタックトタイプのキャパシタ構造を有するD
RAMである。半導体基板61主表面における所定領域
には、素子分離酸化膜62が形成されている。この素子
分離酸化膜62が形成されていない領域が素子形成領域
となる。この素子形成領域における所定位置には、間隔
を隔てて不純物領域63,64が形成されている。この
不純物領域63,64が、ソース/ドレイン領域とな
る。このソース/ドレイン領域となる不純物領域63,
64に挟まれた領域上には、ゲート絶縁膜65を介して
ゲート電極66aが形成されている。このゲート電極6
6aは、ワード線66として機能する。ワード線66
は、上述したように、複数本並行に形成されており、素
子分離酸化膜62上にもゲート電極66bは存在する。
このゲート電極66a,66bを覆うように絶縁膜67
が形成されている。このとき、周辺回路形成領域におけ
る上記のコンタクト部77a近傍においては、半導体基
板61上に形成されている素子分離酸化膜62上に、絶
縁膜67が形成されている。
AMは、スタックトタイプのキャパシタ構造を有するD
RAMである。半導体基板61主表面における所定領域
には、素子分離酸化膜62が形成されている。この素子
分離酸化膜62が形成されていない領域が素子形成領域
となる。この素子形成領域における所定位置には、間隔
を隔てて不純物領域63,64が形成されている。この
不純物領域63,64が、ソース/ドレイン領域とな
る。このソース/ドレイン領域となる不純物領域63,
64に挟まれた領域上には、ゲート絶縁膜65を介して
ゲート電極66aが形成されている。このゲート電極6
6aは、ワード線66として機能する。ワード線66
は、上述したように、複数本並行に形成されており、素
子分離酸化膜62上にもゲート電極66bは存在する。
このゲート電極66a,66bを覆うように絶縁膜67
が形成されている。このとき、周辺回路形成領域におけ
る上記のコンタクト部77a近傍においては、半導体基
板61上に形成されている素子分離酸化膜62上に、絶
縁膜67が形成されている。
【0010】ゲート電極66a,66b間に位置する不
純物領域64上には、コンタクトホール64aが形成さ
れている。そして、このコンタクトホール64a内表面
および絶縁膜67上の所定領域には、ストレージノード
となるキャパシタの下部電極68が形成されている。こ
の下部電極68は、コンタクトホール64を介して不純
物領域64に電気的に接続されることになる。この下部
電極68上には誘電体膜69が形成されており、この誘
電体膜69上には上部電極70が形成されている。この
とき、周辺回路形成領域におけるコンタクト部77a近
傍には、上記の絶縁膜67上に、上部電極70が形成さ
れている。
純物領域64上には、コンタクトホール64aが形成さ
れている。そして、このコンタクトホール64a内表面
および絶縁膜67上の所定領域には、ストレージノード
となるキャパシタの下部電極68が形成されている。こ
の下部電極68は、コンタクトホール64を介して不純
物領域64に電気的に接続されることになる。この下部
電極68上には誘電体膜69が形成されており、この誘
電体膜69上には上部電極70が形成されている。この
とき、周辺回路形成領域におけるコンタクト部77a近
傍には、上記の絶縁膜67上に、上部電極70が形成さ
れている。
【0011】この上部電極70上には、層間絶縁膜71
が形成されている。そして、この層間絶縁膜71上にお
いて、不純物領域63上に位置する領域に、コンタクト
ホール73が形成されている。このコンタクトホール7
3内部表面および層間絶縁膜71上には、ビット線とな
る第1配線層72が形成されている。このとき、周辺回
路形成領域においても、層間絶縁膜71上には第1配線
層72が形成されている。この第1配線層72上には、
層間絶縁膜74が形成されている。
が形成されている。そして、この層間絶縁膜71上にお
いて、不純物領域63上に位置する領域に、コンタクト
ホール73が形成されている。このコンタクトホール7
3内部表面および層間絶縁膜71上には、ビット線とな
る第1配線層72が形成されている。このとき、周辺回
路形成領域においても、層間絶縁膜71上には第1配線
層72が形成されている。この第1配線層72上には、
層間絶縁膜74が形成されている。
【0012】この層間絶縁膜74上における所定位置に
は、第2配線層75が形成されている。この第2配線層
75は、この場合であれば、TiN層75aと、Al−
Si−Cuなどからなるアルミニウム合金層75bとの
2層構造を有している。そして、この第2配線層75
は、図18の断面では現れない位置において、コンタク
トホールを介してゲート電極66a,66bと接続さ
れ、ワード線の導電性向上を図るためのいわゆるワード
線裏打ち用の配線となる。また、周辺回路形成領域にお
いては、第2配線層75は、キャパシタの上部電極70
と電気的に接続されている。この第2配線層75上に
は、パッシベーション膜76が形成されている。
は、第2配線層75が形成されている。この第2配線層
75は、この場合であれば、TiN層75aと、Al−
Si−Cuなどからなるアルミニウム合金層75bとの
2層構造を有している。そして、この第2配線層75
は、図18の断面では現れない位置において、コンタク
トホールを介してゲート電極66a,66bと接続さ
れ、ワード線の導電性向上を図るためのいわゆるワード
線裏打ち用の配線となる。また、周辺回路形成領域にお
いては、第2配線層75は、キャパシタの上部電極70
と電気的に接続されている。この第2配線層75上に
は、パッシベーション膜76が形成されている。
【0013】次に、図19を参照して、図18における
E−E線に沿って見た断面構造について説明する。図1
9を参照して、周辺回路形成領域においては、上述のよ
うに、半導体基板61上には素子分離酸化膜62が形成
されており、この素子分離酸化膜62上には絶縁膜67
が形成されている。この絶縁膜67上には、上記のキャ
パシタにおける上部電極70が延在している。上部電極
70上には層間絶縁膜71が形成されており、この層間
絶縁膜71上における所定位置には、ビット線として機
能する第1配線層72が形成されている。そして、この
第1配線層72を覆うように層間絶縁膜74が形成され
ている。
E−E線に沿って見た断面構造について説明する。図1
9を参照して、周辺回路形成領域においては、上述のよ
うに、半導体基板61上には素子分離酸化膜62が形成
されており、この素子分離酸化膜62上には絶縁膜67
が形成されている。この絶縁膜67上には、上記のキャ
パシタにおける上部電極70が延在している。上部電極
70上には層間絶縁膜71が形成されており、この層間
絶縁膜71上における所定位置には、ビット線として機
能する第1配線層72が形成されている。そして、この
第1配線層72を覆うように層間絶縁膜74が形成され
ている。
【0014】この層間絶縁膜74および層間絶縁膜71
には、これらを貫通するようにコンタクトホール77が
形成されている。このコンタクトホール77の内表面お
よび層間絶縁膜74上には、TiN層75aが形成され
ており、このTiN層75a上には、アルミニウム合金
層75bが形成されている。このTiN層75aおよび
アルミニウム合金層75bによって、第2配線層75が
構成されている。このように、第2配線層75は、コン
タクトホール77を介してキャパシタにおける上部電極
70と電気的に接続されることになる。そして、この第
2配線層75上には、パッシベーション膜76が形成さ
れている。
には、これらを貫通するようにコンタクトホール77が
形成されている。このコンタクトホール77の内表面お
よび層間絶縁膜74上には、TiN層75aが形成され
ており、このTiN層75a上には、アルミニウム合金
層75bが形成されている。このTiN層75aおよび
アルミニウム合金層75bによって、第2配線層75が
構成されている。このように、第2配線層75は、コン
タクトホール77を介してキャパシタにおける上部電極
70と電気的に接続されることになる。そして、この第
2配線層75上には、パッシベーション膜76が形成さ
れている。
【0015】次に、上記の構造を有するDRAMの製造
方法について、図18および図19を参照して説明す
る。まず、半導体基板61主表面における所定位置に、
選択酸化を行なうことによって素子分離酸化膜62を形
成し、その後、素子形成領域に不純物領域63,64を
形成する。そして、ゲート絶縁膜65およびゲート電極
66a,66bを所定形状に形成し、このゲート電極6
6aおよび66bを覆うように絶縁膜67を形成する。
このとき、周辺回路形成領域には、素子分離酸化膜62
上に、絶縁膜67が形成されている。ゲート電極66a
と66bとの間に位置する絶縁膜67には、エッチング
によってコンタクトホール64aが形成される。
方法について、図18および図19を参照して説明す
る。まず、半導体基板61主表面における所定位置に、
選択酸化を行なうことによって素子分離酸化膜62を形
成し、その後、素子形成領域に不純物領域63,64を
形成する。そして、ゲート絶縁膜65およびゲート電極
66a,66bを所定形状に形成し、このゲート電極6
6aおよび66bを覆うように絶縁膜67を形成する。
このとき、周辺回路形成領域には、素子分離酸化膜62
上に、絶縁膜67が形成されている。ゲート電極66a
と66bとの間に位置する絶縁膜67には、エッチング
によってコンタクトホール64aが形成される。
【0016】そして、たとえばCVD法を用いて、コン
タクトホール64a内表面および絶縁膜67上に多結晶
シリコン層を形成し、この多結晶シリコン層を所定の形
状にパターニングする。それにより、キャパシタの下部
電極68が形成される。このとき、周辺回路形成領域に
は、この下部電極68は形成されない。下部電極68上
には、ON膜などからなる誘電体膜69が形成され、こ
の誘電体膜69上には、所定形状にパターニングされ
た、多結晶シリコンからなる上部電極70が形成され
る。このとき、周辺回路形成領域においては、絶縁膜6
7上に、この上部電極70が形成されている。
タクトホール64a内表面および絶縁膜67上に多結晶
シリコン層を形成し、この多結晶シリコン層を所定の形
状にパターニングする。それにより、キャパシタの下部
電極68が形成される。このとき、周辺回路形成領域に
は、この下部電極68は形成されない。下部電極68上
には、ON膜などからなる誘電体膜69が形成され、こ
の誘電体膜69上には、所定形状にパターニングされ
た、多結晶シリコンからなる上部電極70が形成され
る。このとき、周辺回路形成領域においては、絶縁膜6
7上に、この上部電極70が形成されている。
【0017】その後、上部電極70上に層間絶縁膜71
を形成し、エッチングを行なうことによって、この層間
絶縁膜71の所定位置にコンタクトホール73を形成す
る。このコンタクトホール73内表面および層間絶縁膜
71上に、スパッタリング法などを用いて、ビット線と
して機能する第1配線層72が形成され、この第1配線
層72上に層間絶縁層74が形成される。この層間絶縁
層74および層間絶縁膜71における所定位置に、エッ
チングによってコンタクトホールが形成される。このと
き、メモリセル形成領域におけるコンタクトホール(図
示せず)と周辺回路形成領域におけるコンタクトホール
77とが同時に形成される。そして、これらのコンタク
トホール内表面および層間絶縁膜74上にTiN層75
aを形成し、このTiN層75a上にアルミニウム合金
層75bを形成する。そして、このTiN層75aおよ
びアルミニウム合金層75bを所定形状にパターニング
することによって、第2配線層75が形成される。その
後、この第2配線層75を覆うようにパッシベーション
膜76が形成される。
を形成し、エッチングを行なうことによって、この層間
絶縁膜71の所定位置にコンタクトホール73を形成す
る。このコンタクトホール73内表面および層間絶縁膜
71上に、スパッタリング法などを用いて、ビット線と
して機能する第1配線層72が形成され、この第1配線
層72上に層間絶縁層74が形成される。この層間絶縁
層74および層間絶縁膜71における所定位置に、エッ
チングによってコンタクトホールが形成される。このと
き、メモリセル形成領域におけるコンタクトホール(図
示せず)と周辺回路形成領域におけるコンタクトホール
77とが同時に形成される。そして、これらのコンタク
トホール内表面および層間絶縁膜74上にTiN層75
aを形成し、このTiN層75a上にアルミニウム合金
層75bを形成する。そして、このTiN層75aおよ
びアルミニウム合金層75bを所定形状にパターニング
することによって、第2配線層75が形成される。その
後、この第2配線層75を覆うようにパッシベーション
膜76が形成される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述の工程を経て従来
のDRAMは形成されるが、上記の第2配線層75とゲ
ート電極66a,66bとを接続するためのコンタクト
ホールと、周辺回路形成領域における第2配線層75と
上部電極70とを接続するためのコンタクトホールとを
同時に形成する場合に、次のような問題点が生じてい
た。メモリセル形成領域に形成すべきコンタクトホール
の開口深さと、周辺回路形成領域に形成されるコンタク
トホールの開口深さとは異なるものとなる。
のDRAMは形成されるが、上記の第2配線層75とゲ
ート電極66a,66bとを接続するためのコンタクト
ホールと、周辺回路形成領域における第2配線層75と
上部電極70とを接続するためのコンタクトホールとを
同時に形成する場合に、次のような問題点が生じてい
た。メモリセル形成領域に形成すべきコンタクトホール
の開口深さと、周辺回路形成領域に形成されるコンタク
トホールの開口深さとは異なるものとなる。
【0019】すなわち、メモリセル形成領域におけるコ
ンタクトホールの開口深さが、周辺回路形成領域に形成
されるコンタクトホールの開口深さよりも深いものとな
る。このように、深さの異なるコンタクトホールを同時
にエッチングによって形成していたため、開口深さの浅
い周辺回路領域に形成されるコンタクトホールにおい
て、オーバーエッチングが過剰に進行するという現象が
生じた。これは、コンタクトホールの開口深さの違いに
よるオーバーエッチング時間の違いに起因するものと考
えられる。コンタクト深さと、シリコンとシリコン酸化
膜とのエッチング選択比との関係を図25に示してい
る。
ンタクトホールの開口深さが、周辺回路形成領域に形成
されるコンタクトホールの開口深さよりも深いものとな
る。このように、深さの異なるコンタクトホールを同時
にエッチングによって形成していたため、開口深さの浅
い周辺回路領域に形成されるコンタクトホールにおい
て、オーバーエッチングが過剰に進行するという現象が
生じた。これは、コンタクトホールの開口深さの違いに
よるオーバーエッチング時間の違いに起因するものと考
えられる。コンタクト深さと、シリコンとシリコン酸化
膜とのエッチング選択比との関係を図25に示してい
る。
【0020】図25を参照して、コンタクト深さが深く
なるにつれて、エッチング選択比の値が大きいものとな
っているものがわかる。ここで、エッチング選択比と
は、(シリコンのエッチング速度)/(シリコン酸化膜
のエッチング速度)と定義する。すなわち、エッチング
選択比の値が大きい場合、シリコン酸化膜のエッチング
速度は小さいといえる。図25を参照して、コンタクト
深さが深くなるにつれて、選択比の値が大きくなってい
るのがわかる。すなわち、コンタクト深さが深くなるに
つれて、この場合であれば、シリコン酸化膜のエッチン
グ速度が低減する。それは、コンタクト深さが深くなる
ほど、イオンの入射確率が低下し、エッチングガスと被
エッチング材との反応性が低下するからであると考えら
れる。
なるにつれて、エッチング選択比の値が大きいものとな
っているものがわかる。ここで、エッチング選択比と
は、(シリコンのエッチング速度)/(シリコン酸化膜
のエッチング速度)と定義する。すなわち、エッチング
選択比の値が大きい場合、シリコン酸化膜のエッチング
速度は小さいといえる。図25を参照して、コンタクト
深さが深くなるにつれて、選択比の値が大きくなってい
るのがわかる。すなわち、コンタクト深さが深くなるに
つれて、この場合であれば、シリコン酸化膜のエッチン
グ速度が低減する。それは、コンタクト深さが深くなる
ほど、イオンの入射確率が低下し、エッチングガスと被
エッチング材との反応性が低下するからであると考えら
れる。
【0021】したがって、メモリセル形成領域と周辺回
路形成領域とのコンタクトホールを同時にエッチングし
た場合、周辺回路形成領域にコンタクトホールを形成す
る際にオーバーエッチングが過剰に進行し、キャパシタ
の上部電極70となる多結晶シリコンがエッチングされ
てしまうという事態が生じる。図20は、周辺回路形成
領域において、レジスト79をマスクとしてコンタクト
ホール77を形成する際に、コンタクトホール77下に
位置する上部電極70がエッチング除去されている様子
を示す断面図である。図20を参照して、上記のような
過剰なオーバーエッチングのため、コンタクトホール7
7下に位置する上部電極70がエッチング除去されてい
る。そして、このようにして形成されたコンタクトホー
ル77表面に、TiN層75aが形成され、このTiN
層75a上にアルミニウム合金層75bが形成される。
路形成領域とのコンタクトホールを同時にエッチングし
た場合、周辺回路形成領域にコンタクトホールを形成す
る際にオーバーエッチングが過剰に進行し、キャパシタ
の上部電極70となる多結晶シリコンがエッチングされ
てしまうという事態が生じる。図20は、周辺回路形成
領域において、レジスト79をマスクとしてコンタクト
ホール77を形成する際に、コンタクトホール77下に
位置する上部電極70がエッチング除去されている様子
を示す断面図である。図20を参照して、上記のような
過剰なオーバーエッチングのため、コンタクトホール7
7下に位置する上部電極70がエッチング除去されてい
る。そして、このようにして形成されたコンタクトホー
ル77表面に、TiN層75aが形成され、このTiN
層75a上にアルミニウム合金層75bが形成される。
【0022】図21は、上記のコンタクトホール77表
面に、TiN層75aとアルミニウム合金層75bとが
形成されている様子を示す断面図である。図21を参照
して、コンタクトエッチング時に、上部電極70を突き
抜けるようにコンタクトホール77が形成されているた
め、そのコンタクトホール77表面に第2配線層75を
形成した場合に、上部電極70と第2配線層75との接
合面積がコンタクトホール77内周壁に沿った僅かな領
域Fのみとなってしまう。すなわち、接合面積が低減す
ることになる。それにより、コンタクト抵抗が増大する
という問題が生じる。
面に、TiN層75aとアルミニウム合金層75bとが
形成されている様子を示す断面図である。図21を参照
して、コンタクトエッチング時に、上部電極70を突き
抜けるようにコンタクトホール77が形成されているた
め、そのコンタクトホール77表面に第2配線層75を
形成した場合に、上部電極70と第2配線層75との接
合面積がコンタクトホール77内周壁に沿った僅かな領
域Fのみとなってしまう。すなわち、接合面積が低減す
ることになる。それにより、コンタクト抵抗が増大する
という問題が生じる。
【0023】また、コンタクトホール77形成時におけ
るオーバーエッチングのため、図22に示されるよう
に、コンタクトホール77下に位置する上部電極70が
エッチングされる場合がある。なお、図22において、
80はコンタクトホール77形成時にマスクとして用い
るレジストである。この場合、コンタクトホール77表
面に形成される第2配線層75と上部電極70との接合
面積に関しては問題はない。しかし、TiN層75aを
形成する際には、N2 雰囲気内で、800℃という高温
でランプアニール処理が施される。それにより、図23
に示すように、TiN層75aにおけるTiと、シリコ
ンとの合金化、すなわち、シリサイド化によるチタンシ
リサイド(TiSi2 )層78の形成が進む。
るオーバーエッチングのため、図22に示されるよう
に、コンタクトホール77下に位置する上部電極70が
エッチングされる場合がある。なお、図22において、
80はコンタクトホール77形成時にマスクとして用い
るレジストである。この場合、コンタクトホール77表
面に形成される第2配線層75と上部電極70との接合
面積に関しては問題はない。しかし、TiN層75aを
形成する際には、N2 雰囲気内で、800℃という高温
でランプアニール処理が施される。それにより、図23
に示すように、TiN層75aにおけるTiと、シリコ
ンとの合金化、すなわち、シリサイド化によるチタンシ
リサイド(TiSi2 )層78の形成が進む。
【0024】それにより、図24(図23における領域
Gの拡大断面図)に示すように、TiN層75a近傍に
位置するシリコンが、TiN層75aに吸収されること
になる。この場合であれば、上部電極70を構成する多
結晶シリコンがTiN層75aに吸収されることにな
る。それにより、上部電極70に空洞79が生じること
となる。そのため、第2配線層75と上部電極70との
接合面積が著しく減少することとなる。それにより、コ
ンタクト抵抗が増大するという問題点が生じる。上記の
上部電極70の厚みは、半導体装置の段差低減の観点か
ら、薄く形成することが好ましい。しかし、上述したよ
うに、上部電極70と第2配線層75との接合面積確保
のためには、上部電極70を薄くすることが困難なた
め、半導体装置の段差を低減できないという問題点もあ
った。
Gの拡大断面図)に示すように、TiN層75a近傍に
位置するシリコンが、TiN層75aに吸収されること
になる。この場合であれば、上部電極70を構成する多
結晶シリコンがTiN層75aに吸収されることにな
る。それにより、上部電極70に空洞79が生じること
となる。そのため、第2配線層75と上部電極70との
接合面積が著しく減少することとなる。それにより、コ
ンタクト抵抗が増大するという問題点が生じる。上記の
上部電極70の厚みは、半導体装置の段差低減の観点か
ら、薄く形成することが好ましい。しかし、上述したよ
うに、上部電極70と第2配線層75との接合面積確保
のためには、上部電極70を薄くすることが困難なた
め、半導体装置の段差を低減できないという問題点もあ
った。
【0025】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものであり、コンタクトホール下に位
置する配線層の厚みを薄くすることによって半導体装置
の段差を低減でき、かつ信頼性の高い配線層間の接続構
造を有する半導体装置を提供することを目的とする。
るためになされたものであり、コンタクトホール下に位
置する配線層の厚みを薄くすることによって半導体装置
の段差を低減でき、かつ信頼性の高い配線層間の接続構
造を有する半導体装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明に基づく半導体
装置は、半導体基板上に形成された、シリコン供給源と
なる、シリコンを含む層を備えている。そして、このシ
リコンを含む層上に、第1導電層が形成され、この第1
導電層上に層間絶縁層が形成されている。この層間絶縁
層および第1導電層には、上記のシリコンを含む層を露
出させるようにコンタクトホールが設けられている。こ
のコンタクトホールの内表面にはバリアメタル層が形成
され、バリアメタル層表面には第2導電層が形成されて
いる。
装置は、半導体基板上に形成された、シリコン供給源と
なる、シリコンを含む層を備えている。そして、このシ
リコンを含む層上に、第1導電層が形成され、この第1
導電層上に層間絶縁層が形成されている。この層間絶縁
層および第1導電層には、上記のシリコンを含む層を露
出させるようにコンタクトホールが設けられている。こ
のコンタクトホールの内表面にはバリアメタル層が形成
され、バリアメタル層表面には第2導電層が形成されて
いる。
【0027】この発明に基づく半導体装置は、他の局面
では、半導体基板上に情報を記憶するためのメモリトラ
ンジスタが形成されるメモリセル部と、メモリトランジ
スタの動作を制御するための周辺回路が形成される周辺
回路部とを有することを前提とする。
では、半導体基板上に情報を記憶するためのメモリトラ
ンジスタが形成されるメモリセル部と、メモリトランジ
スタの動作を制御するための周辺回路が形成される周辺
回路部とを有することを前提とする。
【0028】そして、半導体基板上におけるメモリセル
部には、多結晶シリコンからなるキャパシタの下部電極
と、この下部電極上に形成された誘電体膜と、誘電体膜
上に形成されたキャパシタの上部電極とを備えている。
一方、半導体基板上における周辺回路部には、シリコン
供給源となる、下部電極と同一の材質かつ略同一の厚み
である多結晶シリコン層と、この多結晶シリコン層上に
形成され上部電極と同一の材質かつ略同一の厚みである
第1導電層と、第1導電層上に形成された層間絶縁膜と
を備えている。
部には、多結晶シリコンからなるキャパシタの下部電極
と、この下部電極上に形成された誘電体膜と、誘電体膜
上に形成されたキャパシタの上部電極とを備えている。
一方、半導体基板上における周辺回路部には、シリコン
供給源となる、下部電極と同一の材質かつ略同一の厚み
である多結晶シリコン層と、この多結晶シリコン層上に
形成され上部電極と同一の材質かつ略同一の厚みである
第1導電層と、第1導電層上に形成された層間絶縁膜と
を備えている。
【0029】上記の層間絶縁膜および第1導電層には、
多結晶シリコン層を露出させるようにコンタクトホール
が設けられている。このコンタクトホールの少なくとも
内表面には、バリアメタル層が形成されている。このバ
リアメタル層表面には第2導電層が形成されている。
多結晶シリコン層を露出させるようにコンタクトホール
が設けられている。このコンタクトホールの少なくとも
内表面には、バリアメタル層が形成されている。このバ
リアメタル層表面には第2導電層が形成されている。
【0030】この発明に基づく半導体装置の製造方法と
しては、まず、半導体基板上にシリコン供給源となるシ
リコンを含む層を形成する。このシリコンを含む層の形
成工程は、たとえば多結晶シリコンなどを用いる導電層
形成工程と同時に行なうことが好ましい。そして、この
シリコンを含む層上に、第1導電層を形成し、この第1
導電層上に層間絶縁層を形成する。そして、この第1導
電層および層間絶縁層を貫通し、上記のシリコンを含む
層を露出させるようにコンタクトホールを形成する。こ
のコンタクトホールの内表面にバリアメタル層を形成
し、このバリアメタル層上に第2導電層を形成する。
しては、まず、半導体基板上にシリコン供給源となるシ
リコンを含む層を形成する。このシリコンを含む層の形
成工程は、たとえば多結晶シリコンなどを用いる導電層
形成工程と同時に行なうことが好ましい。そして、この
シリコンを含む層上に、第1導電層を形成し、この第1
導電層上に層間絶縁層を形成する。そして、この第1導
電層および層間絶縁層を貫通し、上記のシリコンを含む
層を露出させるようにコンタクトホールを形成する。こ
のコンタクトホールの内表面にバリアメタル層を形成
し、このバリアメタル層上に第2導電層を形成する。
【0031】この発明に基づく半導体装置の製造方法
は、他の局面では、まず、半導体基板上前面に第1の多
結晶シリコン層を形成する。そして、この第1の多結晶
シリコン層をパターニングすることによって、メモリセ
ル部に下部電極を形成し、周辺回路部にシリコン供給源
となる多結晶シリコン層を形成する。そして、下部電極
上に誘電体膜を形成する。
は、他の局面では、まず、半導体基板上前面に第1の多
結晶シリコン層を形成する。そして、この第1の多結晶
シリコン層をパターニングすることによって、メモリセ
ル部に下部電極を形成し、周辺回路部にシリコン供給源
となる多結晶シリコン層を形成する。そして、下部電極
上に誘電体膜を形成する。
【0032】上記の誘電体膜上および多結晶シリコン層
上に第2の多結晶シリコン層を形成する。この第2の多
結晶シリコン層をパターニングすることによって、メモ
リセル部に上部電極を形成し、周辺回路部に第1導電層
を形成する。この第1導電層上に層間絶縁膜を形成す
る。そして、この層間絶縁膜および第1導電層を貫通
し、上記の多結晶シリコン層を露出させるようにコンタ
クトホールを形成する。そして、少なくともこのコンタ
クトホール内表面にバリアメタル層を形成し、このバリ
アメタル層上に第2導電層を形成する。
上に第2の多結晶シリコン層を形成する。この第2の多
結晶シリコン層をパターニングすることによって、メモ
リセル部に上部電極を形成し、周辺回路部に第1導電層
を形成する。この第1導電層上に層間絶縁膜を形成す
る。そして、この層間絶縁膜および第1導電層を貫通
し、上記の多結晶シリコン層を露出させるようにコンタ
クトホールを形成する。そして、少なくともこのコンタ
クトホール内表面にバリアメタル層を形成し、このバリ
アメタル層上に第2導電層を形成する。
【0033】
【作用】この発明に基づく半導体装置は、第1導電層下
でかつコンタクトホール下に位置する部分に、シリコン
供給源となる、シリコンを含む層が形成されている。そ
れにより、上記のコンタクトホールを形成する際に、第
1導電層を貫通するようにコンタクトホールが形成され
た場合にも、第1導電層と第2導電層とのコンタクト部
における接合面積を確保することが可能となる。
でかつコンタクトホール下に位置する部分に、シリコン
供給源となる、シリコンを含む層が形成されている。そ
れにより、上記のコンタクトホールを形成する際に、第
1導電層を貫通するようにコンタクトホールが形成され
た場合にも、第1導電層と第2導電層とのコンタクト部
における接合面積を確保することが可能となる。
【0034】また、このコンタクトホールにバリアメタ
ル層を形成する際に、バリアメタル層がシリサイド化し
た場合にも、上記のシリコン供給源となる、シリコンを
含む層からシリコンが供給されるため、第1導電層とバ
リアメタル層との接合部近傍に空洞が生じるといった現
象を阻止することが可能となる。それにより、この場合
にも十分な接合面積を確保でき、信頼性の高い接続構造
を得ることが可能となる。さらに、第1導電層を貫通す
るようにコンタクトホールを形成してもよいため、第1
導電層を薄く形成することが可能となる。それにより、
半導体装置の段差の低減に寄与する。
ル層を形成する際に、バリアメタル層がシリサイド化し
た場合にも、上記のシリコン供給源となる、シリコンを
含む層からシリコンが供給されるため、第1導電層とバ
リアメタル層との接合部近傍に空洞が生じるといった現
象を阻止することが可能となる。それにより、この場合
にも十分な接合面積を確保でき、信頼性の高い接続構造
を得ることが可能となる。さらに、第1導電層を貫通す
るようにコンタクトホールを形成してもよいため、第1
導電層を薄く形成することが可能となる。それにより、
半導体装置の段差の低減に寄与する。
【0035】この発明に基づく半導体装置の製造方法に
よれば、まず、半導体基板上に、シリコン供給源とな
る、シリコンを含む層を形成する。このシリコンを含む
層は、たとえばシリコンを含む導電層と同時に形成する
ことができる。それにより、このシリコン供給源とな
る、シリコンを含む層を形成する工程を特別に設ける必
要がなくなり、生産性を低下させない。このシリコンを
含む層上に第1導電層を形成し、第1導電層上に層間絶
縁層を形成する。
よれば、まず、半導体基板上に、シリコン供給源とな
る、シリコンを含む層を形成する。このシリコンを含む
層は、たとえばシリコンを含む導電層と同時に形成する
ことができる。それにより、このシリコン供給源とな
る、シリコンを含む層を形成する工程を特別に設ける必
要がなくなり、生産性を低下させない。このシリコンを
含む層上に第1導電層を形成し、第1導電層上に層間絶
縁層を形成する。
【0036】そして、この第1導電層および層間絶縁層
を貫通し、上記のシリコンを含む層を露出させるように
コンタクトホールを形成する。したがって、第1導電層
を薄く形成することができ、全体としての半導体装置の
段差低減に寄与する。その後、コンタクトホール内表面
にバリアメタル層を形成する。このとき、バリアメタル
層は、シリコン供給源となるシリコンを含む層上に形成
されるため、バリアメタルがシリサイド化する際のシリ
コンをシリコン供給源となるシリコンを含む層から供給
されることになる。それにより、第1導電層がシリコン
を含む層で形成されている場合に、第1導電層に空洞が
生じることを防止できる。すなわち、第1導電層とバリ
アメタル層との接合面積の低減を防止することが可能と
なる。
を貫通し、上記のシリコンを含む層を露出させるように
コンタクトホールを形成する。したがって、第1導電層
を薄く形成することができ、全体としての半導体装置の
段差低減に寄与する。その後、コンタクトホール内表面
にバリアメタル層を形成する。このとき、バリアメタル
層は、シリコン供給源となるシリコンを含む層上に形成
されるため、バリアメタルがシリサイド化する際のシリ
コンをシリコン供給源となるシリコンを含む層から供給
されることになる。それにより、第1導電層がシリコン
を含む層で形成されている場合に、第1導電層に空洞が
生じることを防止できる。すなわち、第1導電層とバリ
アメタル層との接合面積の低減を防止することが可能と
なる。
【0037】上記のシリコンを含む層をキャパシタの下
部電極と同一工程で形成し、上記の第1導電層をキャパ
シタの上部電極と同一工程で形成した場合には、特別な
工程を設けることなく半導体装置の信頼性を向上させる
ことが可能となる。また、上部電極の薄膜化による半導
体装置の段差低減に寄与することにもなる。
部電極と同一工程で形成し、上記の第1導電層をキャパ
シタの上部電極と同一工程で形成した場合には、特別な
工程を設けることなく半導体装置の信頼性を向上させる
ことが可能となる。また、上部電極の薄膜化による半導
体装置の段差低減に寄与することにもなる。
【0038】
【実施例】以下、この発明に基づく実施例について、図
1〜図15を用いて説明する。図1は、この発明をDR
AMに適用した場合の一例を示す断面図である。図2
は、図1におけるA−Aに沿って見た断面図である。図
3は、図2における領域Hを示す拡大断面図である。
1〜図15を用いて説明する。図1は、この発明をDR
AMに適用した場合の一例を示す断面図である。図2
は、図1におけるA−Aに沿って見た断面図である。図
3は、図2における領域Hを示す拡大断面図である。
【0039】図1を参照して、半導体基板1は、メモリ
セル形成領域と周辺回路形成領域とで構成されている。
まず、メモリセル形成領域における半導体装置の構造に
ついて説明する。半導体基板1主表面における所定領域
には、素子分離酸化膜2が形成されている。そして、半
導体基板1主表面における素子形成領域には、所定間隔
を隔てて不純物領域3,4が形成されている。この不純
物領域3,4の間には、チャネル領域を形成するよう
に、ゲート絶縁膜5を介してゲート電極6aが形成され
ている。このゲート電極6aは、ワード線として機能す
る。ワード線は、複数本並行に配されており、この場合
であれば、素子分離酸化膜2上にも、ゲート電極6aと
並行にゲート電極6bが形成されている。
セル形成領域と周辺回路形成領域とで構成されている。
まず、メモリセル形成領域における半導体装置の構造に
ついて説明する。半導体基板1主表面における所定領域
には、素子分離酸化膜2が形成されている。そして、半
導体基板1主表面における素子形成領域には、所定間隔
を隔てて不純物領域3,4が形成されている。この不純
物領域3,4の間には、チャネル領域を形成するよう
に、ゲート絶縁膜5を介してゲート電極6aが形成され
ている。このゲート電極6aは、ワード線として機能す
る。ワード線は、複数本並行に配されており、この場合
であれば、素子分離酸化膜2上にも、ゲート電極6aと
並行にゲート電極6bが形成されている。
【0040】ゲート電極6a,6bを覆うように絶縁膜
7が形成されている。この絶縁膜7には、ゲート電極6
aとゲート電極6bとの間に位置する領域に、コンタク
トホール4aが形成されている。このコンタクトホール
4a内表面から絶縁膜7上における所定位置にわたって
下部電極8が形成されている。この下部電極8は、たと
えば多結晶シリコンで形成されており、キャパシタのス
トレージノードとして機能する。
7が形成されている。この絶縁膜7には、ゲート電極6
aとゲート電極6bとの間に位置する領域に、コンタク
トホール4aが形成されている。このコンタクトホール
4a内表面から絶縁膜7上における所定位置にわたって
下部電極8が形成されている。この下部電極8は、たと
えば多結晶シリコンで形成されており、キャパシタのス
トレージノードとして機能する。
【0041】この下部電極8上には、下部電極8を覆う
ように誘電体膜9が形成されている。誘電体膜9として
は、たとえば、ON(Oxidized Nitrid
e)膜が形成されている。この誘電体膜9上には、この
誘電体膜9を覆うように上部電極10が形成されてい
る。この上部電極10は、多結晶シリコンなどで形成さ
れており、キャパシタのセルプレートとして機能する。
上部電極10上には、層間絶縁膜11が形成されてお
り、半導体基板1主表面に形成された所定の不純物領域
3上に位置する層間絶縁膜11には、コンタクトホール
13が設けられている。
ように誘電体膜9が形成されている。誘電体膜9として
は、たとえば、ON(Oxidized Nitrid
e)膜が形成されている。この誘電体膜9上には、この
誘電体膜9を覆うように上部電極10が形成されてい
る。この上部電極10は、多結晶シリコンなどで形成さ
れており、キャパシタのセルプレートとして機能する。
上部電極10上には、層間絶縁膜11が形成されてお
り、半導体基板1主表面に形成された所定の不純物領域
3上に位置する層間絶縁膜11には、コンタクトホール
13が設けられている。
【0042】このコンタクトホール13内表面から層間
絶縁膜11上にわたって第1配線層12が形成されてい
る。この第1配線層12は、ビット線として機能する。
そして、この第1配線層12は、コンタクトホール13
を介して不純物領域3と電気的に接続されている。第1
配線層12上には、層間絶縁層14が形成されており、
この層間絶縁層14上の所定位置には、第2配線層15
が形成されている。この第2配線層15は、この場合で
あれば、TiN層15aとアルミニウム合金層15bと
で構成されている。このTiN層15aは、他のバリア
メタルからなるものであってもよい。アルミニウム合金
層15bは、たとえばAl−Si−Cuなどからなって
いる。この第2配線層15上には、パッシベーション膜
16が形成されている。
絶縁膜11上にわたって第1配線層12が形成されてい
る。この第1配線層12は、ビット線として機能する。
そして、この第1配線層12は、コンタクトホール13
を介して不純物領域3と電気的に接続されている。第1
配線層12上には、層間絶縁層14が形成されており、
この層間絶縁層14上の所定位置には、第2配線層15
が形成されている。この第2配線層15は、この場合で
あれば、TiN層15aとアルミニウム合金層15bと
で構成されている。このTiN層15aは、他のバリア
メタルからなるものであってもよい。アルミニウム合金
層15bは、たとえばAl−Si−Cuなどからなって
いる。この第2配線層15上には、パッシベーション膜
16が形成されている。
【0043】一方、周辺回路形成領域においては、半導
体基板1上には、この場合であれば、素子分離酸化膜2
が形成されており、この素子分離酸化膜2上には絶縁膜
7が形成されている。そして、この絶縁膜7上の所定位
置には、この場合であれば、多結晶シリコン層8aが形
成されている。この多結晶シリコン層8aが、シリコン
供給源として機能することになる。この多結晶シリコン
層8aは、シリコン供給源として機能し得るように、シ
リコンを含む層であればよい。
体基板1上には、この場合であれば、素子分離酸化膜2
が形成されており、この素子分離酸化膜2上には絶縁膜
7が形成されている。そして、この絶縁膜7上の所定位
置には、この場合であれば、多結晶シリコン層8aが形
成されている。この多結晶シリコン層8aが、シリコン
供給源として機能することになる。この多結晶シリコン
層8aは、シリコン供給源として機能し得るように、シ
リコンを含む層であればよい。
【0044】この多結晶シリコン層8a上には、ON膜
などからなる誘電体膜9が形成されており、この誘電体
膜9上には、上部電極10が形成されている。この上部
電極10上には、層間絶縁膜11が形成されており、こ
の層間絶縁膜11上には第1配線層12が形成されてい
る。そして、第1配線層12上には層間絶縁膜14が形
成されており、この層間絶縁膜14上には、TiN層1
5aとアルミニウム合金層とで構成される第2配線層1
5が形成されている。この第2配線層15上にはパッシ
ベーション膜16が形成されている。
などからなる誘電体膜9が形成されており、この誘電体
膜9上には、上部電極10が形成されている。この上部
電極10上には、層間絶縁膜11が形成されており、こ
の層間絶縁膜11上には第1配線層12が形成されてい
る。そして、第1配線層12上には層間絶縁膜14が形
成されており、この層間絶縁膜14上には、TiN層1
5aとアルミニウム合金層とで構成される第2配線層1
5が形成されている。この第2配線層15上にはパッシ
ベーション膜16が形成されている。
【0045】次に、図2および図3を参照して、図1に
おけるA−A線に沿って見た断面構造について、より詳
しく説明する。まず、図2を参照して、第2配線層15
と上部電極10とは、コンタクトホール17を介して接
続されており、このコンタクトホール17下には、シリ
コン供給源となる多結晶シリコン層8aが形成されてい
る。この多結晶シリコン層8aの膜厚は、キャパシタの
下部電極と同じ厚みであることが好ましい。多結晶シリ
コン層8aの膜厚は、比較的厚く設定されることが好ま
しく、それによりエッチングマージンを大きくすること
ができる。また、この多結晶シリコン層8aの幅W1
は、コンタクトホール17の内径W2よりも大きく設定
されることが好ましい。それにより、より確実にこの多
結晶シリコン層8aは、シリコン供給源として機能し得
ることとなる。
おけるA−A線に沿って見た断面構造について、より詳
しく説明する。まず、図2を参照して、第2配線層15
と上部電極10とは、コンタクトホール17を介して接
続されており、このコンタクトホール17下には、シリ
コン供給源となる多結晶シリコン層8aが形成されてい
る。この多結晶シリコン層8aの膜厚は、キャパシタの
下部電極と同じ厚みであることが好ましい。多結晶シリ
コン層8aの膜厚は、比較的厚く設定されることが好ま
しく、それによりエッチングマージンを大きくすること
ができる。また、この多結晶シリコン層8aの幅W1
は、コンタクトホール17の内径W2よりも大きく設定
されることが好ましい。それにより、より確実にこの多
結晶シリコン層8aは、シリコン供給源として機能し得
ることとなる。
【0046】このシリコン供給源8a上および絶縁膜7
上には、誘電体膜9が形成されており、この誘電体膜9
上には上部電極10が形成されている。上記電極10の
膜厚は、半導体装置の段差低減の観点から薄くすること
が好ましく、500Å〜1500Å程度の膜厚が適切と
考えられる。そして、コンタクトホール17内表面およ
び層間絶縁膜14上には、TiN層15aが形成されて
いる。このTiN層15aと上部電極10との接合面に
は、チタンシリサイド(TiSi2 )層18が形成され
ている。
上には、誘電体膜9が形成されており、この誘電体膜9
上には上部電極10が形成されている。上記電極10の
膜厚は、半導体装置の段差低減の観点から薄くすること
が好ましく、500Å〜1500Å程度の膜厚が適切と
考えられる。そして、コンタクトホール17内表面およ
び層間絶縁膜14上には、TiN層15aが形成されて
いる。このTiN層15aと上部電極10との接合面に
は、チタンシリサイド(TiSi2 )層18が形成され
ている。
【0047】ここで、図3を参照して、TiN層15a
と上部電極10および多結晶シリコン層8aとの接合部
には、チタンシリサイド層18が形成されている。この
場合、このチタンシリサイド層18形成の際に必要なシ
リコンは、シリコン供給源となる多結晶シリコン層8a
からも供給されるため、TiN層15aと上部電極10
との接合面に、従来のように、空洞などが生じることは
ないといえる。それにより、所望の接合面積を得ること
ができるとともに信頼性の高い接続構造を確保すること
が可能となる。ここで再び図2を参照して、このTiN
層15a上にはアルミニウム合金層15bが形成されて
いる。このアルミニウム合金層15bとTiN層15a
とで第2配線層15が構成されることになる。以上のよ
うに、シリコン供給源として機能する多結晶シリコン層
8aを設けることにより、第2配線層15と上部電極1
0とをより確実に接続することが可能となる。
と上部電極10および多結晶シリコン層8aとの接合部
には、チタンシリサイド層18が形成されている。この
場合、このチタンシリサイド層18形成の際に必要なシ
リコンは、シリコン供給源となる多結晶シリコン層8a
からも供給されるため、TiN層15aと上部電極10
との接合面に、従来のように、空洞などが生じることは
ないといえる。それにより、所望の接合面積を得ること
ができるとともに信頼性の高い接続構造を確保すること
が可能となる。ここで再び図2を参照して、このTiN
層15a上にはアルミニウム合金層15bが形成されて
いる。このアルミニウム合金層15bとTiN層15a
とで第2配線層15が構成されることになる。以上のよ
うに、シリコン供給源として機能する多結晶シリコン層
8aを設けることにより、第2配線層15と上部電極1
0とをより確実に接続することが可能となる。
【0048】次に、図4〜図11を用いて、上記の構造
を有するDRAMの製造方法について説明する。まず図
4を参照して、半導体基板1上の所定領域に、分離領域
となる厚い素子分離酸化膜(SiO2 )2を選択的に形
成する。そして、半導体基板1表面を酸化することによ
ってゲート絶縁膜5を形成し、ゲート電極6a,6bを
所定形状に形成する。そして、このゲート電極6a,6
bをマスクとして用いて、半導体基板1と逆導電型の不
純物を導入することによって不純物領域3,4を形成す
る。このとき、ゲート電極6a,6bの材料としては、
リンなどの不純物を導入することによって抵抗値を下げ
た多結晶シリコンが用いられることが好ましい。そし
て、ゲート電極6a,6bを覆うように、CVD法等を
用いて絶縁膜7を形成する。この絶縁膜7において、不
純物領域4上に位置する領域にコンタクトホール4aを
形成し、このコンタクトホール4a内表面上および絶縁
膜7上に、CVD法を用いて、所定膜厚の多結晶シリコ
ンを堆積する。そして、この多結晶シリコンを所定形状
にパターニングすることによって、下部電極8が形成さ
れる。
を有するDRAMの製造方法について説明する。まず図
4を参照して、半導体基板1上の所定領域に、分離領域
となる厚い素子分離酸化膜(SiO2 )2を選択的に形
成する。そして、半導体基板1表面を酸化することによ
ってゲート絶縁膜5を形成し、ゲート電極6a,6bを
所定形状に形成する。そして、このゲート電極6a,6
bをマスクとして用いて、半導体基板1と逆導電型の不
純物を導入することによって不純物領域3,4を形成す
る。このとき、ゲート電極6a,6bの材料としては、
リンなどの不純物を導入することによって抵抗値を下げ
た多結晶シリコンが用いられることが好ましい。そし
て、ゲート電極6a,6bを覆うように、CVD法等を
用いて絶縁膜7を形成する。この絶縁膜7において、不
純物領域4上に位置する領域にコンタクトホール4aを
形成し、このコンタクトホール4a内表面上および絶縁
膜7上に、CVD法を用いて、所定膜厚の多結晶シリコ
ンを堆積する。そして、この多結晶シリコンを所定形状
にパターニングすることによって、下部電極8が形成さ
れる。
【0049】このとき同時に、周辺回路形成領域におけ
る所定領域にも、シリコン供給源となる多結晶シリコン
層8aが形成されることになる。したがって、この多結
晶シリコン層8a形成のための特別な工程は不要であ
る。そのため、生産性を低減させることはないといえ
る。この下部電極8および多結晶シリコン層8aの形成
方法としては、たとえば、シラン(SiH4 )とホスフ
ィン(PH3 )とを約650℃に加熱した減圧CVD炉
内で反応させることによって、リンドープトポリシリコ
ンを形成する。あるいは、同型の炉でシランのみを反応
させることによって多結晶シリコン膜を形成した後、イ
オン注入法によって所定量の砒素を注入する。
る所定領域にも、シリコン供給源となる多結晶シリコン
層8aが形成されることになる。したがって、この多結
晶シリコン層8a形成のための特別な工程は不要であ
る。そのため、生産性を低減させることはないといえ
る。この下部電極8および多結晶シリコン層8aの形成
方法としては、たとえば、シラン(SiH4 )とホスフ
ィン(PH3 )とを約650℃に加熱した減圧CVD炉
内で反応させることによって、リンドープトポリシリコ
ンを形成する。あるいは、同型の炉でシランのみを反応
させることによって多結晶シリコン膜を形成した後、イ
オン注入法によって所定量の砒素を注入する。
【0050】次に、図5を参照して、上記の下部電極8
上に、たとえばON膜などからなる誘電体膜9を形成す
る。この誘電体膜9の形成方法としては、たとえば、約
720℃〜750℃に加熱した減圧CVD炉に、シラン
とアンモニア(NH3 )を導入することによってSi3
N4 膜を形成する。その後、このSi3 N4 膜を850
℃〜900℃の酸化炉内で、酸素もしくは水蒸気雰囲気
で熱処理を施すことによって、その表面をSi3 N4 か
らSiO2 に転換させる。これにより、SiO 2 /Si
3 N4 /SiO2 の三層構造からなるON膜が形成され
ることになる。そして、この誘電体膜9を所定形状にパ
ターニングする。
上に、たとえばON膜などからなる誘電体膜9を形成す
る。この誘電体膜9の形成方法としては、たとえば、約
720℃〜750℃に加熱した減圧CVD炉に、シラン
とアンモニア(NH3 )を導入することによってSi3
N4 膜を形成する。その後、このSi3 N4 膜を850
℃〜900℃の酸化炉内で、酸素もしくは水蒸気雰囲気
で熱処理を施すことによって、その表面をSi3 N4 か
らSiO2 に転換させる。これにより、SiO 2 /Si
3 N4 /SiO2 の三層構造からなるON膜が形成され
ることになる。そして、この誘電体膜9を所定形状にパ
ターニングする。
【0051】次に、図6に示すようにこの誘電体膜9上
および絶縁膜7上に、CVD法を用いて、所定膜厚の多
結晶シリコン膜を堆積する。そして、この多結晶シリコ
ン膜を所望形状にパターニングすることによって、上部
電極15を形成する。この上部電極10にも、リンや砒
素等が導入される。次に、図7を参照して、CVD法等
を用いて、酸化膜などからなる層間絶縁膜11を全面に
形成し、所定位置にコンタクトホール13を開口する。
そして、スパッタリング法などを用いて、ビット線とな
る第1配線層12を堆積した後、この第1配線層12を
所定形状にパターニングする。
および絶縁膜7上に、CVD法を用いて、所定膜厚の多
結晶シリコン膜を堆積する。そして、この多結晶シリコ
ン膜を所望形状にパターニングすることによって、上部
電極15を形成する。この上部電極10にも、リンや砒
素等が導入される。次に、図7を参照して、CVD法等
を用いて、酸化膜などからなる層間絶縁膜11を全面に
形成し、所定位置にコンタクトホール13を開口する。
そして、スパッタリング法などを用いて、ビット線とな
る第1配線層12を堆積した後、この第1配線層12を
所定形状にパターニングする。
【0052】次に、図8を参照して、この第1配線層1
2上に、たとえば下敷きTEOS(Tetra Eht
yl Ortho Silicate)膜,BPSG
(Boro Phospho Silicate Gl
ass)膜などからなる層間絶縁膜14を堆積する。そ
して、この層間絶縁膜14および層間絶縁膜11におけ
る所定位置に、ドライエッチング法などを用いてコンタ
クトホールが形成されることになる。この場合のコンタ
クトホールは、メモリセル形成領域においては、たとえ
ばゲート電極6a,6bと、後の工程で形成される第2
配線層15との接続のためのものであり、周辺回路形成
領域においては、キャパシタの上部電極10と第2配線
層15との接続のためのものである。したがって、メモ
リセル形成領域におけるコンタクトホール深さと周辺回
路形成領域に形成されるコンタクトホール深さは違うも
のとなる。より正確には、周辺回路形成領域におけるコ
ンタクトホールの深さが、メモリセル形成領域に形成さ
れるコンタクトホールの深さよりも浅くなるといえる。
このように深さの異なるコンタクトホールを同時にエッ
チングによって形成するが、周辺回路形成領域における
コンタクトホールの下には、比較的膜厚が厚く設定され
た多結晶シリコン層8aが形成されており、この多結晶
シリコン層8aをオーバーエッチングした場合でも、こ
の多結晶シリコン層8a内でエッチングをとめることが
できるため、従来に比べ格段にエッチングのマージンが
大きくなる。
2上に、たとえば下敷きTEOS(Tetra Eht
yl Ortho Silicate)膜,BPSG
(Boro Phospho Silicate Gl
ass)膜などからなる層間絶縁膜14を堆積する。そ
して、この層間絶縁膜14および層間絶縁膜11におけ
る所定位置に、ドライエッチング法などを用いてコンタ
クトホールが形成されることになる。この場合のコンタ
クトホールは、メモリセル形成領域においては、たとえ
ばゲート電極6a,6bと、後の工程で形成される第2
配線層15との接続のためのものであり、周辺回路形成
領域においては、キャパシタの上部電極10と第2配線
層15との接続のためのものである。したがって、メモ
リセル形成領域におけるコンタクトホール深さと周辺回
路形成領域に形成されるコンタクトホール深さは違うも
のとなる。より正確には、周辺回路形成領域におけるコ
ンタクトホールの深さが、メモリセル形成領域に形成さ
れるコンタクトホールの深さよりも浅くなるといえる。
このように深さの異なるコンタクトホールを同時にエッ
チングによって形成するが、周辺回路形成領域における
コンタクトホールの下には、比較的膜厚が厚く設定され
た多結晶シリコン層8aが形成されており、この多結晶
シリコン層8aをオーバーエッチングした場合でも、こ
の多結晶シリコン層8a内でエッチングをとめることが
できるため、従来に比べ格段にエッチングのマージンが
大きくなる。
【0053】このようにして形成されたコンタクトホー
ル内表面および層間絶縁膜14上に、スパッタリング法
などを用いてTi層を堆積する。そして、このTi層
に、N 2 あるいはNH3 雰囲気内で熱処理を施すことに
よってTiN層を形成する。そして、このTiN層を所
定形状にパターニングすることによって、TiN層15
aが形成されることになる。
ル内表面および層間絶縁膜14上に、スパッタリング法
などを用いてTi層を堆積する。そして、このTi層
に、N 2 あるいはNH3 雰囲気内で熱処理を施すことに
よってTiN層を形成する。そして、このTiN層を所
定形状にパターニングすることによって、TiN層15
aが形成されることになる。
【0054】ここで、図9を参照して、図8におけるB
−B線に沿って見た断面構造について説明する。上記の
ドライエッチングを行なうことによって、メモリセル形
成領域におけるコンタクトホール(図示せず)が形成さ
れるとともに、周辺回路形成領域には、コンタクトホー
ル17が形成される。そして、上述したように、コンタ
クトホール17内表面および層間絶縁膜14上に、Ti
N層15aが堆積される。このとき、コンタクトホール
17底面において、多結晶シリコン層8aとTiN層1
5aとが接合され、この接合部にチタンシリサイド層1
8が形成されることになる。このチタンシリサイド層1
8形成のためのシリコンが、多結晶シリコン層8aから
供給されることになる。そのため、TiN層15aと上
部電極10との接合部近傍に空洞などが生じることはな
くなる。それにより、より信頼性の高い配線層間の接続
構造を得ることが可能となる。次に、図10および図1
1を参照して、上記のTiN層15a上に、たとえばA
l−Si−Cuなどからなるアルミニウム合金層15b
を形成する。このアルミニウム合金層15bと上記のT
iN層15aとで第2配線層15が構成されることにな
る。その後、層間絶縁膜14上および第2配線層15上
にパッシベーション膜16を形成することによってDR
AMが完成する。
−B線に沿って見た断面構造について説明する。上記の
ドライエッチングを行なうことによって、メモリセル形
成領域におけるコンタクトホール(図示せず)が形成さ
れるとともに、周辺回路形成領域には、コンタクトホー
ル17が形成される。そして、上述したように、コンタ
クトホール17内表面および層間絶縁膜14上に、Ti
N層15aが堆積される。このとき、コンタクトホール
17底面において、多結晶シリコン層8aとTiN層1
5aとが接合され、この接合部にチタンシリサイド層1
8が形成されることになる。このチタンシリサイド層1
8形成のためのシリコンが、多結晶シリコン層8aから
供給されることになる。そのため、TiN層15aと上
部電極10との接合部近傍に空洞などが生じることはな
くなる。それにより、より信頼性の高い配線層間の接続
構造を得ることが可能となる。次に、図10および図1
1を参照して、上記のTiN層15a上に、たとえばA
l−Si−Cuなどからなるアルミニウム合金層15b
を形成する。このアルミニウム合金層15bと上記のT
iN層15aとで第2配線層15が構成されることにな
る。その後、層間絶縁膜14上および第2配線層15上
にパッシベーション膜16を形成することによってDR
AMが完成する。
【0055】次に、この発明に基づく他の実施例につい
て図12〜図15を用いて説明する。図12は、上記の
実施例と同様の工程を経て誘電体膜9が形成された後、
この誘電体膜9における多結晶シリコン層8a上に位置
する部分をエッチング除去するためにレジストパターン
19を形成している様子を示す断面図である。図12に
示されるように、多結晶シリコン層8a上に位置する誘
電体膜9を露出させるように、レジストパターン19を
形成する。そして、このレジストパターン19をマスク
として用いて、エッチングを行なうことによって、多結
晶シリコン層8a上に位置する誘電体膜9をエッチング
除去する。それにより、図13に示される構造が得られ
ることになる。その後、上記の実施例と同様の工程を経
て、上部電極10、層間絶縁膜11,14、第1配線層
12、第2配線層15を形成することによって、図14
および図15に示される構造を有するDRAMが形成さ
れることになる。上記の実施例のように、多結晶シリコ
ン層8a上に位置する誘電体膜9を予め除去することに
よって、コンタクトホール17形成時に誘電体膜9をエ
ッチングする必要がなくなるので、前述の実施例に比べ
て厚み方向のエッチングマージンが増大する。なお、上
記の実施例においては、本発明をDRAMに適用した場
合について説明したが、本発明をDRAM以外の半導体
装置に適用してもよい。
て図12〜図15を用いて説明する。図12は、上記の
実施例と同様の工程を経て誘電体膜9が形成された後、
この誘電体膜9における多結晶シリコン層8a上に位置
する部分をエッチング除去するためにレジストパターン
19を形成している様子を示す断面図である。図12に
示されるように、多結晶シリコン層8a上に位置する誘
電体膜9を露出させるように、レジストパターン19を
形成する。そして、このレジストパターン19をマスク
として用いて、エッチングを行なうことによって、多結
晶シリコン層8a上に位置する誘電体膜9をエッチング
除去する。それにより、図13に示される構造が得られ
ることになる。その後、上記の実施例と同様の工程を経
て、上部電極10、層間絶縁膜11,14、第1配線層
12、第2配線層15を形成することによって、図14
および図15に示される構造を有するDRAMが形成さ
れることになる。上記の実施例のように、多結晶シリコ
ン層8a上に位置する誘電体膜9を予め除去することに
よって、コンタクトホール17形成時に誘電体膜9をエ
ッチングする必要がなくなるので、前述の実施例に比べ
て厚み方向のエッチングマージンが増大する。なお、上
記の実施例においては、本発明をDRAMに適用した場
合について説明したが、本発明をDRAM以外の半導体
装置に適用してもよい。
【0056】
【発明の効果】この発明によれば、第1導電層下にシリ
コン供給源となるシリコンを含む層が形成されているた
め、第1導電層と、第1導電層上に層間絶縁膜を介して
形成される第2導電層とを接続するために層間絶縁層に
コンタクトホールを形成する際に、第1導電層を貫通す
るようにコンタクトホールを形成することが可能とな
る。それにより、コンタクトホール形成時のエッチング
マージンを増大させることが可能となる。また、このコ
ンタクトホールにはバリアメタル層が形成される。この
バリアメタル層がシリサイド化した場合に、バリアメタ
ル層のシリサイド化に必要なシリコンを上記のシリコン
を含む層によって供給することが可能となる。そのため
第1導電層に空洞などが生じることを効果的に阻止する
ことが可能となる。それにより、より信頼性の高い配線
層間の接続構造を得ることが可能となる。さらに、第1
導電層を貫通するようにコンタクトホールを形成するこ
とができるため、第1導電層を薄膜化することが可能と
なる。それにより、半導体装置の段差を低減することが
可能となる。さらに、シリコン供給源となるシリコンを
含む層を、たとえば多結晶シリコン層で形成した場合
に、他の配線層と同時に形成することができるため、生
産性を低下させることはないといえる。以上のように、
この発明によれば、生産性を低下させることなく、信頼
性い配線層間の接続構造を有する半導体装置を提供する
ことが可能となる。
コン供給源となるシリコンを含む層が形成されているた
め、第1導電層と、第1導電層上に層間絶縁膜を介して
形成される第2導電層とを接続するために層間絶縁層に
コンタクトホールを形成する際に、第1導電層を貫通す
るようにコンタクトホールを形成することが可能とな
る。それにより、コンタクトホール形成時のエッチング
マージンを増大させることが可能となる。また、このコ
ンタクトホールにはバリアメタル層が形成される。この
バリアメタル層がシリサイド化した場合に、バリアメタ
ル層のシリサイド化に必要なシリコンを上記のシリコン
を含む層によって供給することが可能となる。そのため
第1導電層に空洞などが生じることを効果的に阻止する
ことが可能となる。それにより、より信頼性の高い配線
層間の接続構造を得ることが可能となる。さらに、第1
導電層を貫通するようにコンタクトホールを形成するこ
とができるため、第1導電層を薄膜化することが可能と
なる。それにより、半導体装置の段差を低減することが
可能となる。さらに、シリコン供給源となるシリコンを
含む層を、たとえば多結晶シリコン層で形成した場合
に、他の配線層と同時に形成することができるため、生
産性を低下させることはないといえる。以上のように、
この発明によれば、生産性を低下させることなく、信頼
性い配線層間の接続構造を有する半導体装置を提供する
ことが可能となる。
【図1】この発明に基づく一実施例におけるDRAMの
断面図である。
断面図である。
【図2】図1におけるA−A線に沿って見た断面を示す
図である。
図である。
【図3】第2配線層と上部電極との接続部(図2におけ
る領域H)を拡大した断面図である。
る領域H)を拡大した断面図である。
【図4】この発明に基づく一実施例におけるDRAMの
製造工程の第1工程を示す断面図である。
製造工程の第1工程を示す断面図である。
【図5】この発明に基づく一実施例におけるDRAMの
製造工程の第2工程を示す断面図である。
製造工程の第2工程を示す断面図である。
【図6】この発明に基づく一実施例におけるDRAMの
製造工程の第3工程を示す断面図である。
製造工程の第3工程を示す断面図である。
【図7】この発明に基づく一実施例におけるDRAMの
製造工程の第4工程を示す断面図である。
製造工程の第4工程を示す断面図である。
【図8】この発明に基づく一実施例におけるDRAMの
製造工程の第5工程を示す断面図である。
製造工程の第5工程を示す断面図である。
【図9】図8におけるB−B線に沿って見た断面を示す
図である。
図である。
【図10】この発明に基づく一実施例におけるDRAM
の製造工程の第6工程を示す断面図である。
の製造工程の第6工程を示す断面図である。
【図11】図10におけるC−C線に沿って見た断面を
示す図である。
示す図である。
【図12】この発明に基づく他の実施例におけるDRA
Mの製造工程の第3工程を示す断面図である。
Mの製造工程の第3工程を示す断面図である。
【図13】この発明に基づく他の実施例におけるDRA
Mの製造工程の第4工程を示す断面図である。
Mの製造工程の第4工程を示す断面図である。
【図14】この発明の他の実施例におけるDRAMの製
造工程の第5工程を示す断面図である。
造工程の第5工程を示す断面図である。
【図15】図14におけるD−D線に沿って見た断面を
示す図である。
示す図である。
【図16】従来のDRAMの概略構成を示すブロック図
である。
である。
【図17】従来のDRAMにおけるメモリセル形成領域
とVG G 発生器との位置関係を示す図である。
とVG G 発生器との位置関係を示す図である。
【図18】従来のDRAMの断面構造を示す図である。
【図19】図18におけるE−E線に沿って見た断面図
である。
である。
【図20】従来のDRAMの周辺回路形成領域にコンタ
クトホールを形成している様子を示す断面図である。
クトホールを形成している様子を示す断面図である。
【図21】従来のDRAMの周辺回路形成領域に形成さ
れたコンタクトホールに第2配線層が形成されている様
子を示す断面図である。
れたコンタクトホールに第2配線層が形成されている様
子を示す断面図である。
【図22】従来のDRAMの周辺回路形成領域におい
て、上部電極内部にまで達するようにコンタクトホール
が形成されている様子を示す断面図である。
て、上部電極内部にまで達するようにコンタクトホール
が形成されている様子を示す断面図である。
【図23】従来のDRAMの周辺回路形成領域に形成さ
れたコンタクトホールに第2配線層が形成されている様
子を示す断面図である。
れたコンタクトホールに第2配線層が形成されている様
子を示す断面図である。
【図24】図23における領域Gを拡大した断面図であ
る。
る。
【図25】コンタクト深さ(μm)とエッチング選択比
との関係を示す図である。
との関係を示す図である。
1,61 半導体基板 2,62 素子分離酸化膜 3,4,63,64 不純物領域 4a,13,17,64a,73 コンタクトホール 5,65 ゲート絶縁膜 6a,6b,66a,66b ゲート電極 7,67 絶縁膜 8,68 下部電極 8a 多結晶シリコン層 9,69 誘電体膜 10,70 上部電極 11,14,71,74 層間絶縁膜 12,72 第1配線層 15,75 第2配線層 15a,75a TiN層 15b,75b アルミニウム合金層 16,76 パッシベーション膜 18,78 チタンシリサイド層
Claims (4)
- 【請求項1】 半導体基板上に形成され、シリコン供給
源となる、シリコンを含む層と、 前記シリコンを含む層上に形成された第1導電層と、 前記第1導電層上に設けられた層間絶縁層と、 を備え、 前記層間絶縁層および前記第1導電層には、前記シリコ
ンを含む層を露出させるようにコンタクトホールが設け
られ、 少なくとも前記コンタクトホールの内表面上に、バリア
メタル層が形成され、 さらに、前記バリアメタル層表面には第2導電層が形成
された、半導体装置。 - 【請求項2】 半導体基板上にシリコン供給源となるシ
リコンを含む層を形成する工程と、 前記シリコンを含む層上に第1導電層を形成する工程
と、 前記第1導電層上に層間絶縁層を形成する工程と、 前記第1導電層および前記層間絶縁層を貫通し、前記シ
リコンを含む層を露出させるようにコンタクトホールを
形成する工程と、 少なくとも前記コンタクトホールの内表面にバリアメタ
ル層を形成する工程と、 前記バリアメタル層上に第2導電層を形成する工程と、 を備えた半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 半導体基板上に、情報を記憶するための
メモリトランジスタが形成されるメモリセル部と、前記
メモリトランジスタの動作を制御するための周辺回路が
形成される周辺回路部とを有する半導体装置であって、 前記半導体基板上における前記メモリセル部には、 多結晶シリコンからなるキャパシタの下部電極と、 前記下部電極上に形成された誘電体膜と、 前記誘電体膜上に形成されたキャパシタの上部電極と、 を備え、 前記半導体基板上における前記周辺回路部には、 シリコン供給源となる、前記下部電極と同一の材質かつ
略同一の厚みである多結晶シリコン層と、 前記シリコンを含む層上に形成され、前記上部電極と同
一の材質かつ略同一の厚みである第1導電層と、 前記第1導電層上に形成された層間絶縁膜と、 を備え、 前記層間絶縁膜および前記第1導電層には、前記多結晶
シリコン層を露出させるようにコンタクトホールが設け
られ、 少なくとも前記コンタクトホールの内表面上にバリアメ
タル層が形成され、さらに、前記バリアメタル層表面に
は第2導電層が形成された、半導体装置。 - 【請求項4】 半導体基板上に、情報を記憶するための
メモリトランジスタが形成されるメモリセル部と、前記
メモリトランジスタの制御を動作するための周辺回路が
形成される周辺回路部とを有する半導体装置の製造方法
であって、 前記半導体基板上全面に、第1の多結晶シリコン層を形
成する工程と、 前記第1の多結晶シリコン層をパターニングすることに
よって、前記メモリセル部に下部電極を形成し、前記周
辺回路部にシリコン供給源となる多結晶シリコン層を形
成する工程と、 前記下部電極上に誘電体膜を形成する工程と、 前記誘電体膜上および前記多結晶シリコン層上に、第2
の多結晶シリコン層を形成する工程と、 前記第2の多結晶シリコン層をパターニングすることに
よって、前記メモリセル部に上部電極を形成し、前記周
辺回路部に第1導電層を形成する工程と、 前記第1導電層上に層間絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜および前記第1導電層を貫通し、前記多
結晶シリコン層を露出させるようにコンタクトホールを
形成する工程と、 少なくとも前記コンタクトホールの内表面にバリアメタ
ル層を形成する工程と、 前記バリアメタル層上に第2導電層を形成する工程と、 を備えた半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19092792A JPH0637191A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 半導体装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19092792A JPH0637191A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 半導体装置およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0637191A true JPH0637191A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16266007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19092792A Pending JPH0637191A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637191A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3703905A1 (de) * | 1986-02-13 | 1987-08-27 | Sharp Kk | Fenster-halbleiterlaser und verfahren zu dessen herstellung |
KR100301425B1 (ko) * | 1999-06-22 | 2001-11-01 | 박종섭 | 텅스텐 폴리사이드 구조의 반도체장치의 제조방법 |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP19092792A patent/JPH0637191A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3703905A1 (de) * | 1986-02-13 | 1987-08-27 | Sharp Kk | Fenster-halbleiterlaser und verfahren zu dessen herstellung |
KR100301425B1 (ko) * | 1999-06-22 | 2001-11-01 | 박종섭 | 텅스텐 폴리사이드 구조의 반도체장치의 제조방법 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010206 |