JPH0636865B2 - 回転式加熱装置 - Google Patents
回転式加熱装置Info
- Publication number
- JPH0636865B2 JPH0636865B2 JP1007113A JP711389A JPH0636865B2 JP H0636865 B2 JPH0636865 B2 JP H0636865B2 JP 1007113 A JP1007113 A JP 1007113A JP 711389 A JP711389 A JP 711389A JP H0636865 B2 JPH0636865 B2 JP H0636865B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid chamber
- heating fluid
- tank
- heating
- heated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は被加熱物を回転しながら100℃前後の温度で
加熱処理するための回転式加熱装置に関する。
加熱処理するための回転式加熱装置に関する。
化学工場や食品工場等においては製品の品質を維持する
ために、被加熱物を100℃前後の比較的低温で加熱処
理しなければならない場合が多々ある。
ために、被加熱物を100℃前後の比較的低温で加熱処
理しなければならない場合が多々ある。
従来技術 従来の回転式加熱装置として第3図に示すような構成の
ものが知られている。図において、1は被加熱物を収容
するタンクであり、減圧蒸気流入路2、復水流出路3
a,3b、ジャケット部4を有している。ジャケット部
4は蒸気流入路2と復水排水路3a,3bに連通してお
り、また、タンク1のぼぼ全周を覆い、タンク1内の被
加熱物を加熱する。タンク1及びジャケット部4はロー
タリージョイント部5を介して減圧弁6と抽気手段とし
ての真空ポンプ7に連結している。減圧弁6の二次側は
減圧蒸気流入路2と接続し、真空ポンプ7の一次側は復
水流出路3a,3bと接続している。
ものが知られている。図において、1は被加熱物を収容
するタンクであり、減圧蒸気流入路2、復水流出路3
a,3b、ジャケット部4を有している。ジャケット部
4は蒸気流入路2と復水排水路3a,3bに連通してお
り、また、タンク1のぼぼ全周を覆い、タンク1内の被
加熱物を加熱する。タンク1及びジャケット部4はロー
タリージョイント部5を介して減圧弁6と抽気手段とし
ての真空ポンプ7に連結している。減圧弁6の二次側は
減圧蒸気流入路2と接続し、真空ポンプ7の一次側は復
水流出路3a,3bと接続している。
真空ポンプ7でジャケット部4と減圧弁6の二次側が所
定の減圧状態にされ、減圧弁6から供給された減圧蒸気
によりタンク1内の被加熱物はタンク1と共に回転しな
がら加熱される。加熱を行った蒸気は復水化し、復水流
出路3a,3bから真空ポンプ7で吸引され外部に排除
される。
定の減圧状態にされ、減圧弁6から供給された減圧蒸気
によりタンク1内の被加熱物はタンク1と共に回転しな
がら加熱される。加熱を行った蒸気は復水化し、復水流
出路3a,3bから真空ポンプ7で吸引され外部に排除
される。
本発明が解決しようとする課題 従来の回転式加熱装置では、シャケット部4と真空ポン
プ7が連通しているために減圧蒸気が絶えずポンプに吸
引され大きな蒸気損失を生じる問題があった。これは、
ジャケット部4内において重量差により復水は下部に溜
り、減圧蒸気は上部に位置するのであるが、真空ポンプ
7が蒸気を優先的に吸引してしまうためである。
プ7が連通しているために減圧蒸気が絶えずポンプに吸
引され大きな蒸気損失を生じる問題があった。これは、
ジャケット部4内において重量差により復水は下部に溜
り、減圧蒸気は上部に位置するのであるが、真空ポンプ
7が蒸気を優先的に吸引してしまうためである。
また、蒸気が優先的に吸引されてしまうために、ジャケ
ット部4内に溜り復水量が多くなり、タンク1内の被加
熱物を均一に加熱できなくなったり、加熱効率が低下し
てしまう問題があった。
ット部4内に溜り復水量が多くなり、タンク1内の被加
熱物を均一に加熱できなくなったり、加熱効率が低下し
てしまう問題があった。
従って本発明の技術的課題は、回転式加熱装置におい
て、蒸気損失を防止すると共に、発生した復水をジャケ
ット部から速やかに排除して加熱効率の低下を防止する
ことである。
て、蒸気損失を防止すると共に、発生した復水をジャケ
ット部から速やかに排除して加熱効率の低下を防止する
ことである。
課題を解決するた為の手段 上記課題を解決する為に講じた本発明の技術的手段は、
被加熱物を収容するタンクと、該タンクのほぼ全周を覆
う加熱流体室と、該加熱流体室とタンクのほぼ中央にロ
ータリージョイント部を連設して、該ロータリージョイ
ント部の軸芯を中心にして上記タンクと加熱流体室とを
回転しながらタンク内の被加熱物を加熱する加熱装置と
から成ると共に、ロータリージョイント部内に形成した
それぞれの通路を介して、加熱流体室の一次側と減圧弁
を連通し二次側と抽気手段を連通して、減圧弁の二次側
と加熱流体室を所定の減圧状態にし、加熱流体室を介し
て減圧蒸気で加熱するものにおいて、ロータリージョイ
ント部内の通路と加熱流体室の少なくとも上下2箇所と
を連通する複数の復水排出路を設けて、該復水排出路に
より加熱流体室と抽気手段とを連結し、上記複数の復水
排出路に加熱流体室の上方に於いて閉弁し下方に於いて
開弁する逆止弁を設けたものである。
被加熱物を収容するタンクと、該タンクのほぼ全周を覆
う加熱流体室と、該加熱流体室とタンクのほぼ中央にロ
ータリージョイント部を連設して、該ロータリージョイ
ント部の軸芯を中心にして上記タンクと加熱流体室とを
回転しながらタンク内の被加熱物を加熱する加熱装置と
から成ると共に、ロータリージョイント部内に形成した
それぞれの通路を介して、加熱流体室の一次側と減圧弁
を連通し二次側と抽気手段を連通して、減圧弁の二次側
と加熱流体室を所定の減圧状態にし、加熱流体室を介し
て減圧蒸気で加熱するものにおいて、ロータリージョイ
ント部内の通路と加熱流体室の少なくとも上下2箇所と
を連通する複数の復水排出路を設けて、該復水排出路に
より加熱流体室と抽気手段とを連結し、上記複数の復水
排出路に加熱流体室の上方に於いて閉弁し下方に於いて
開弁する逆止弁を設けたものである。
作用 加熱流体室すなわちジャケット部と抽気手段との間の通
路に、上方に於いて閉弁し、下方に於いて開弁する逆止
弁を設けたことにより、ジャケット部の上部に溜った減
圧蒸気は抽気手段に吸引される。
路に、上方に於いて閉弁し、下方に於いて開弁する逆止
弁を設けたことにより、ジャケット部の上部に溜った減
圧蒸気は抽気手段に吸引される。
発明の効果 蒸気が抽気手段により優先的に吸引されることはなく、
蒸気損失を防止することができる。
蒸気損失を防止することができる。
また、ジャケット部の下部に溜った復水が優先的に吸引
されるために、ジャケット部内はより多くの容積を減圧
蒸気が占め、被加熱物を均一に加熱することができると
共に復水の滞留による加熱効率の低下を防止することが
できる。
されるために、ジャケット部内はより多くの容積を減圧
蒸気が占め、被加熱物を均一に加熱することができると
共に復水の滞留による加熱効率の低下を防止することが
できる。
実施例 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する。
(第1図乃至第3図参照) 第1図は回転式加熱装置の構成図であり、第3図に示す
従来の回転式加熱装置と同一の部材には同一の符号を付
し、加熱装置としての詳細な説明は省略する。ジャケッ
ト部の4の上下端部に設けた復水流出路3a,3bと抽
気手段としての真空ポンプ7の間に逆止弁10a,10
bを取付ける。逆止弁10a,10bは、第2図に示す
ようにほぼ円筒状ケーシング20の両端部に配管接続用
の雌ねじを設け入口21と出口22を形成する。ケーシ
ング20の内部に出入口に連通する段状の円筒空間を設
けて弁室23を形成する。弁室23内に逆止弁体として
の鋼球24を自由状態で配する。鋼球24の出口22側
段部に逆止弁25を形成する。鋼球24の入口21側に
は鋼球24の移動を制限するストッパー26を止めリン
グ27を介して取付ける。ストッパー26には弁室23
と入口21を連通する貫通孔28を設ける。
(第1図乃至第3図参照) 第1図は回転式加熱装置の構成図であり、第3図に示す
従来の回転式加熱装置と同一の部材には同一の符号を付
し、加熱装置としての詳細な説明は省略する。ジャケッ
ト部の4の上下端部に設けた復水流出路3a,3bと抽
気手段としての真空ポンプ7の間に逆止弁10a,10
bを取付ける。逆止弁10a,10bは、第2図に示す
ようにほぼ円筒状ケーシング20の両端部に配管接続用
の雌ねじを設け入口21と出口22を形成する。ケーシ
ング20の内部に出入口に連通する段状の円筒空間を設
けて弁室23を形成する。弁室23内に逆止弁体として
の鋼球24を自由状態で配する。鋼球24の出口22側
段部に逆止弁25を形成する。鋼球24の入口21側に
は鋼球24の移動を制限するストッパー26を止めリン
グ27を介して取付ける。ストッパー26には弁室23
と入口21を連通する貫通孔28を設ける。
タンク1内の被加熱物(図示せず)はジャケット部4内
の減圧蒸気により加熱処理される。タンク1とジャケッ
ト部4はロータリージョイント部5を中心にして紙面の
前後方向に一体に回転される。回転に伴い逆止弁10
a,10bもジャケット部4の上方(10aの位置)と
下方(10bの位置)に交互に位置する。逆止弁が下方
(10b)に位置すると、第2図に示すように鋼球24
は逆止弁25から離座して入口21と出口22が連通す
る。従って、ジャケット部4の下部に溜った復水は真空
ポンプ7により吸引されて外部に排除される。この場
合、上方の逆止弁(10a)は、第2図に示す状態とは
上下が逆になり、鋼球24は逆止弁25に着座する(第
2図における二点鎖線で示す状態)。従って、逆止弁1
0aの入口21と出口22は連通せず、ジャケット部4
の上部に位置する減圧蒸気は真空ポンプ7に吸引される
ことはない。
の減圧蒸気により加熱処理される。タンク1とジャケッ
ト部4はロータリージョイント部5を中心にして紙面の
前後方向に一体に回転される。回転に伴い逆止弁10
a,10bもジャケット部4の上方(10aの位置)と
下方(10bの位置)に交互に位置する。逆止弁が下方
(10b)に位置すると、第2図に示すように鋼球24
は逆止弁25から離座して入口21と出口22が連通す
る。従って、ジャケット部4の下部に溜った復水は真空
ポンプ7により吸引されて外部に排除される。この場
合、上方の逆止弁(10a)は、第2図に示す状態とは
上下が逆になり、鋼球24は逆止弁25に着座する(第
2図における二点鎖線で示す状態)。従って、逆止弁1
0aの入口21と出口22は連通せず、ジャケット部4
の上部に位置する減圧蒸気は真空ポンプ7に吸引される
ことはない。
このように回転式加熱装置において、逆止弁10a,1
0bを設けることにより、蒸気損失を防止し、熱交換し
た復水を速やかにジャケット部4外に排除することがで
き装置の加熱効率の低下を防止することができる。
0bを設けることにより、蒸気損失を防止し、熱交換し
た復水を速やかにジャケット部4外に排除することがで
き装置の加熱効率の低下を防止することができる。
なお本実施例においては、抽気手段として真空ポンプを
用いた例を示したが、その他エゼクター式真空ポンプ等
従来公知の抽気手段を用いることができることは言うま
でもない。
用いた例を示したが、その他エゼクター式真空ポンプ等
従来公知の抽気手段を用いることができることは言うま
でもない。
第1図は本発明の回転式加熱装置の実施例の構成図、第
2図は本発明の回転式加熱装置に用いる逆止弁の断面
図、第3図は従来の回転式加熱装置の構成図である。 1:タンク、2:減圧蒸気流入路 3a,3b:復水流出路 4:ジャケット部、6:減圧弁 7:真空ポンプ 10a,10b:逆止弁
2図は本発明の回転式加熱装置に用いる逆止弁の断面
図、第3図は従来の回転式加熱装置の構成図である。 1:タンク、2:減圧蒸気流入路 3a,3b:復水流出路 4:ジャケット部、6:減圧弁 7:真空ポンプ 10a,10b:逆止弁
Claims (1)
- 【請求項1】被加熱物を収容するタンクと、該タンクの
ほぼ全周を覆う加熱流体室と、該加熱流体室とタンクの
ほぼ中央にロータリージョイント部を連設して、該ロー
タリージョイント部の軸芯を中心にして上記タンクと加
熱流体室とを回転しながらタンク内の被加熱物を加熱す
る加熱装置とから成ると共に、ロータリージョイント部
内に形成したそれぞれの通路を介して、加熱流体室の一
次側と減圧弁を連通し二次側と抽気手段を連通して、減
圧弁の二次側と加熱流体室を所定の減圧状態にし、加熱
流体室を介して減圧蒸気で加熱するものにおいて、ロー
タリージョイント部内の通路と加熱流体室の少なくとも
上下2箇所とを連通する複数の復水排出路を設けて、該
復水排出路により加熱流体室と抽気手段とを連結し、上
記複数の復水排出路に加熱流体室の上方に於いて閉弁し
下方に於いて開弁する逆止弁を設けた回転式加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1007113A JPH0636865B2 (ja) | 1989-01-12 | 1989-01-12 | 回転式加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1007113A JPH0636865B2 (ja) | 1989-01-12 | 1989-01-12 | 回転式加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02187142A JPH02187142A (ja) | 1990-07-23 |
JPH0636865B2 true JPH0636865B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=11657035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1007113A Expired - Fee Related JPH0636865B2 (ja) | 1989-01-12 | 1989-01-12 | 回転式加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636865B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3001182U (ja) * | 1994-02-18 | 1994-08-23 | 浅井 清 | カレンダー帳 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4897370A (en) * | 1987-06-30 | 1990-01-30 | Lion Corporation | Process for preparing ceramics composite sintered bodies |
-
1989
- 1989-01-12 JP JP1007113A patent/JPH0636865B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3001182U (ja) * | 1994-02-18 | 1994-08-23 | 浅井 清 | カレンダー帳 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02187142A (ja) | 1990-07-23 |
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