JPH0636789B2 - Mri装置 - Google Patents
Mri装置Info
- Publication number
- JPH0636789B2 JPH0636789B2 JP60167314A JP16731485A JPH0636789B2 JP H0636789 B2 JPH0636789 B2 JP H0636789B2 JP 60167314 A JP60167314 A JP 60167314A JP 16731485 A JP16731485 A JP 16731485A JP H0636789 B2 JPH0636789 B2 JP H0636789B2
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- JP
- Japan
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- magnetic field
- static magnetic
- magnet
- mri apparatus
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、MRI(核磁気共鳴イメージング)装置に
関する。
関する。
従来の技術 従来、MRI装置は通常第3図のように静磁場を水平に
形成するものが多い。円筒型の静磁場マグネット12が
水平に置かれ、その中に水平方向に向く均一な静磁場領
域が形成される。そのためガントリ11も円筒型で、そ
のトンネル部13内に被検者5が頭部あるいは足部の方
向から体軸に沿って挿入される。この挿入を行なうため
に、ベッド装置6は、天板7を図の左右方向に移動し
て、被検者5をその体軸方向に移動させるようになって
いる。
形成するものが多い。円筒型の静磁場マグネット12が
水平に置かれ、その中に水平方向に向く均一な静磁場領
域が形成される。そのためガントリ11も円筒型で、そ
のトンネル部13内に被検者5が頭部あるいは足部の方
向から体軸に沿って挿入される。この挿入を行なうため
に、ベッド装置6は、天板7を図の左右方向に移動し
て、被検者5をその体軸方向に移動させるようになって
いる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような円筒型静磁場マグネット1
2を用いる場合には、その外部に形成されるリターンフ
ラックスを効率的にシールドすることが難しい。そのた
め、静磁場のシールドは部屋全体をシールドする方法を
とるのが一般的である。また、ガントリ11のトンネル
部13内に形成された奥行きの長い均一磁場領域内に、
被検者5をその体軸に沿って移動させなければならない
ので、ガントリ11とベッド装置6の全体の長さは最低
5m程度必要になる。これらにより、従来のMRI装置
では、大きな設置面積が必要であるという問題がある。
特に、静磁場領域の奥行きが長いと、その分だけ天板7
の移動距離も長くなるので、設置面積が大きくならざる
を得ない。
2を用いる場合には、その外部に形成されるリターンフ
ラックスを効率的にシールドすることが難しい。そのた
め、静磁場のシールドは部屋全体をシールドする方法を
とるのが一般的である。また、ガントリ11のトンネル
部13内に形成された奥行きの長い均一磁場領域内に、
被検者5をその体軸に沿って移動させなければならない
ので、ガントリ11とベッド装置6の全体の長さは最低
5m程度必要になる。これらにより、従来のMRI装置
では、大きな設置面積が必要であるという問題がある。
特に、静磁場領域の奥行きが長いと、その分だけ天板7
の移動距離も長くなるので、設置面積が大きくならざる
を得ない。
さらに従来のMRI装置では、ガンソリ11の長いトン
ネル部13内に被検者5が挿入されるため、被検者5に
無用な不安感を与えたり、検査者が被検者5の状態を直
接観察することができない、という問題もある。
ネル部13内に被検者5が挿入されるため、被検者5に
無用な不安感を与えたり、検査者が被検者5の状態を直
接観察することができない、という問題もある。
この発明は、効率的な静磁場シールドができ、被検者に
不安感を与えることがなく、被検者の状態を観察するこ
とも容易で、しかも設置面積が少なくて済み全体として
小型化が可能な、MRI装置を提供することを目的とす
る。
不安感を与えることがなく、被検者の状態を観察するこ
とも容易で、しかも設置面積が少なくて済み全体として
小型化が可能な、MRI装置を提供することを目的とす
る。
問題点を解決するための手段 この発明によるMRI装置は、垂直静磁場を形成する上
下に配されたマグネット手段と、これらのマグネット手
段の間を連結しリターンフラックスを通すC型フラック
スパス手段とを有し、このC型フラックスパス手段の存
在しない横方向に開放部を設け、且つこの開放部の前面
に被検者が横たわるベッド手段を配置したことを特徴と
する。
下に配されたマグネット手段と、これらのマグネット手
段の間を連結しリターンフラックスを通すC型フラック
スパス手段とを有し、このC型フラックスパス手段の存
在しない横方向に開放部を設け、且つこの開放部の前面
に被検者が横たわるベッド手段を配置したことを特徴と
する。
作用 C型フラックスパスにリターンフラックスが通るので、
効率的な磁気シールドが行なえる。また、横方向に開放
部が設けられ、その前面にベッドが置かれるので、ここ
から、被検者を上下に配されたマグネットの間に入れる
ことができる。
効率的な磁気シールドが行なえる。また、横方向に開放
部が設けられ、その前面にベッドが置かれるので、ここ
から、被検者を上下に配されたマグネットの間に入れる
ことができる。
実施例 第1図および第2図において、ガントリ1は全体として
C型に形成されており、横方向に開放部2を有してい
る。このガントリ1内には、開放部2の上下に静磁場用
マグネット3が配されており、これらにより開放部2内
に垂直な均一静磁場領域が形成される。このガントリ1
内には、さらに、これらのマグネット3を互いに連結す
るC型ヨーク4が配置されている。このヨーク4は鉄な
どの磁性体よりなり、マグネット3で形成されリターン
フラックスを通すフラックスパスとして機能する。
C型に形成されており、横方向に開放部2を有してい
る。このガントリ1内には、開放部2の上下に静磁場用
マグネット3が配されており、これらにより開放部2内
に垂直な均一静磁場領域が形成される。このガントリ1
内には、さらに、これらのマグネット3を互いに連結す
るC型ヨーク4が配置されている。このヨーク4は鉄な
どの磁性体よりなり、マグネット3で形成されリターン
フラックスを通すフラックスパスとして機能する。
一方ベッド装置6は、上記ガントリ1の開放部2の前面
に配置される。このベッド装着6は、被検者5を乗せる
ための天板7を有するが、被検者5をその側面方向より
上記の開放部2内に挿入することができるように、天板
7を側方に移動できるようになっている。なお、この天
板7は、被検者5の体軸方向での撮影部位の位置決めを
行なうために第1図の左右方向へ移動させられるように
なっているとともに、上下方向にも移動させられるよう
になっている。
に配置される。このベッド装着6は、被検者5を乗せる
ための天板7を有するが、被検者5をその側面方向より
上記の開放部2内に挿入することができるように、天板
7を側方に移動できるようになっている。なお、この天
板7は、被検者5の体軸方向での撮影部位の位置決めを
行なうために第1図の左右方向へ移動させられるように
なっているとともに、上下方向にも移動させられるよう
になっている。
この構成において、静磁場は上下に配されマグネット3
の間に垂直に形成され、そのリターンフラックスは側部
のC型ヨーク4内を通るので、有効な磁気シールドを行
なうことができる。
の間に垂直に形成され、そのリターンフラックスは側部
のC型ヨーク4内を通るので、有効な磁気シールドを行
なうことができる。
被検者5は、次のようにして、ガントリ1の開放部2内
に形成された均一磁場領域内に配置される。まず、被検
者5は、下降している天板7の上に乗せられ、その後所
定の高さまで上昇させられる。そして、被検者5の検査
対象部位が均一磁場領域に対応するよう、天板7を被検
者5の体軸方向に移動させ、この位置決めが終了したと
き、体軸と直角な方向に天板7を移動させて、被検者5
を開放部2内に挿入する。
に形成された均一磁場領域内に配置される。まず、被検
者5は、下降している天板7の上に乗せられ、その後所
定の高さまで上昇させられる。そして、被検者5の検査
対象部位が均一磁場領域に対応するよう、天板7を被検
者5の体軸方向に移動させ、この位置決めが終了したと
き、体軸と直角な方向に天板7を移動させて、被検者5
を開放部2内に挿入する。
したがって、均一な静磁場領域は開放されているので、
その中に挿入された被検者5に無用な不安感を与えるこ
とがないし、この開放部2から検査者が被検者5の様子
を直接観察できる。また、被検者5は横方向に移動させ
られて静磁場領域に挿入されるため、図で示したよう
に、左右方向に約3m,奥行き方向に約2mと、設置面
積が少なくて済む。
その中に挿入された被検者5に無用な不安感を与えるこ
とがないし、この開放部2から検査者が被検者5の様子
を直接観察できる。また、被検者5は横方向に移動させ
られて静磁場領域に挿入されるため、図で示したよう
に、左右方向に約3m,奥行き方向に約2mと、設置面
積が少なくて済む。
なお、上記のマグネット3としては、常電導タイプ、超
電導タイプ、あるいは永久磁石タイプ等どのようなもの
でもよい。
電導タイプ、あるいは永久磁石タイプ等どのようなもの
でもよい。
発明の効果 この発明によれば、静磁場は上下に配されたマグネット
の間に垂直に形成され、そのリターンフラックスは側部
のC型フラックスパス手段内を通るので、限られたスペ
ースでも有効な磁気シールドを行なうことができる。ま
た、被検者に不安感を与えることがないし、被検者の観
察も容易である。さらに設置面積が少なくて済み、ガン
トリとベッド装置とを含んだ全体を小型化できる。
の間に垂直に形成され、そのリターンフラックスは側部
のC型フラックスパス手段内を通るので、限られたスペ
ースでも有効な磁気シールドを行なうことができる。ま
た、被検者に不安感を与えることがないし、被検者の観
察も容易である。さらに設置面積が少なくて済み、ガン
トリとベッド装置とを含んだ全体を小型化できる。
第1図はこの発明の一実施例の概略正面図、第2図は同
実施例の概略側面図、第3図は従来例の概略正面図であ
る。 1、11……ガントリ、2……開放部 3、12……マグネット、4……ヨーク 5……被検者、6……ベッド装置 7……天板、13……トンネル部
実施例の概略側面図、第3図は従来例の概略正面図であ
る。 1、11……ガントリ、2……開放部 3、12……マグネット、4……ヨーク 5……被検者、6……ベッド装置 7……天板、13……トンネル部
Claims (2)
- 【請求項1】垂直な静磁場を形成する上下に配されたマ
グネット手段と、これらのマグネット手段の間を連結し
リターンフラックスを通すC型フラックスパス手段とを
有し、このC型フラックスパス手段の存在しない横方向
に開放部を設け、且つこの開放部の前面に被検者が横た
わるベッド手段を配置したことを特徴とするMRI装
置。 - 【請求項2】上記ベッド手段は、被検者の体軸に直角方
向に該被検者をスライドさせて、上記の開口部側から該
被検者を上記の上下に配されたマグネット手段の間にセ
ットすることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
MRI装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60167314A JPH0636789B2 (ja) | 1985-07-29 | 1985-07-29 | Mri装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60167314A JPH0636789B2 (ja) | 1985-07-29 | 1985-07-29 | Mri装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6226052A JPS6226052A (ja) | 1987-02-04 |
JPH0636789B2 true JPH0636789B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=15847449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60167314A Expired - Fee Related JPH0636789B2 (ja) | 1985-07-29 | 1985-07-29 | Mri装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636789B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2794066B2 (ja) * | 1988-08-22 | 1998-09-03 | 株式会社日立メデイコ | 核磁気共鳴イメージング装置 |
US5305749B1 (en) * | 1992-09-24 | 2000-05-02 | Univ California | Side-loading of patient into mri c-magnet while maintaining adjacent open accessibility to patient |
US6023165A (en) | 1992-09-28 | 2000-02-08 | Fonar Corporation | Nuclear magnetic resonance apparatus and methods of use and facilities for incorporating the same |
US6201394B1 (en) | 1992-12-18 | 2001-03-13 | Fonar Corporation | MRI apparatus |
US6335623B1 (en) | 1992-12-18 | 2002-01-01 | Fonar Corporation | MRI apparatus |
JP2774777B2 (ja) | 1994-11-25 | 1998-07-09 | 株式会社日立メディコ | 磁気共鳴イメ−ジング装置 |
JP3104863B2 (ja) * | 1997-07-11 | 2000-10-30 | 株式会社日立メディコ | 磁気共鳴イメージング装置 |
US6437571B1 (en) | 1997-11-21 | 2002-08-20 | Fonar Corporation | MRI apparatus |
US9386939B1 (en) | 2007-05-10 | 2016-07-12 | Fonar Corporation | Magnetic resonance imaging of the spine to detect scoliosis |
US9766310B1 (en) | 2013-03-13 | 2017-09-19 | Fonar Corporation | Method and apparatus for magnetic resonance imaging of the cranio-cervical junction |
MX2017002939A (es) * | 2014-09-05 | 2017-12-07 | Hyperfine Res Inc | Configuracion automatica de un sistema de formacion de imagenes por resonancia magnetica de campo bajo. |
-
1985
- 1985-07-29 JP JP60167314A patent/JPH0636789B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
HOSPITAL TECHNOLOGY SERIES=1985 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6226052A (ja) | 1987-02-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |