JPH0636679A - 反転モード電子放出器 - Google Patents
反転モード電子放出器Info
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- JPH0636679A JPH0636679A JP11369893A JP11369893A JPH0636679A JP H0636679 A JPH0636679 A JP H0636679A JP 11369893 A JP11369893 A JP 11369893A JP 11369893 A JP11369893 A JP 11369893A JP H0636679 A JPH0636679 A JP H0636679A
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- control electrode
- electron emitter
- electron
- major surface
- insulating
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J1/00—Details of electrodes, of magnetic control means, of screens, or of the mounting or spacing thereof, common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
- H01J1/02—Main electrodes
- H01J1/30—Cold cathodes, e.g. field-emissive cathode
- H01J1/308—Semiconductor cathodes, e.g. cathodes with PN junction layers
Landscapes
- Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子放出の制御が可能な反転モードダイヤモ
ンド電子源を提供する。 【構成】 選択的に不純物がドーピングされた半導体ダ
イヤモンドを含む電子源であって、前記選択的に不純物
がドーピングされた領域は電荷キャリア集団に関して反
転され、電子放出器から自由空間領域へと引続き放出さ
れる電子が横切る伝導経路を提供する。反転モード電子
放出装置は電子を放出するための選択的に不純物がドー
ピングされた半導体ダイヤモンド電子放出器(10
2)、制御電極(104)、および放出された電子を集
めるためのアノード(108)を含み、装置の動作は電
子放出器の電子放出面(133)へと電子が移行できる
ようにするために反転領域(112)の誘起に依存す
る。
ンド電子源を提供する。 【構成】 選択的に不純物がドーピングされた半導体ダ
イヤモンドを含む電子源であって、前記選択的に不純物
がドーピングされた領域は電荷キャリア集団に関して反
転され、電子放出器から自由空間領域へと引続き放出さ
れる電子が横切る伝導経路を提供する。反転モード電子
放出装置は電子を放出するための選択的に不純物がドー
ピングされた半導体ダイヤモンド電子放出器(10
2)、制御電極(104)、および放出された電子を集
めるためのアノード(108)を含み、装置の動作は電
子放出器の電子放出面(133)へと電子が移行できる
ようにするために反転領域(112)の誘起に依存す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般的には、電子源
(electron sources)に関しかつ、よ
り特定的には、半導体ダイヤモンド材料電子放出器に関
する。
(electron sources)に関しかつ、よ
り特定的には、半導体ダイヤモンド材料電子放出器に関
する。
【0002】
【従来の技術】技術上、非熱イオンの(non−the
rmionic)電子源が知られておりかつ一般に電子
源として使用されており、この場合電子は電子放出面か
ら隣接する自由空間領域へと加速される。実際には、電
子放出は電子放出器材料の表面において3×107ボル
ト毎センチメートル(V/cm)のオーダの非常に高い
電界を提供することによって実現される。そのような高
い電界は典型的には電界強度を増強する方法として小さ
な曲率半径の幾何学的不連続性を有する電子放出器構造
を設けることにより実現される。
rmionic)電子源が知られておりかつ一般に電子
源として使用されており、この場合電子は電子放出面か
ら隣接する自由空間領域へと加速される。実際には、電
子放出は電子放出器材料の表面において3×107ボル
ト毎センチメートル(V/cm)のオーダの非常に高い
電界を提供することによって実現される。そのような高
い電界は典型的には電界強度を増強する方法として小さ
な曲率半径の幾何学的不連続性を有する電子放出器構造
を設けることにより実現される。
【0003】あるいは、電子源または放出器は電界増強
の要求を低減してかなりの電子放出を達成するため(お
よそ4電子ボルトより小さい)低い表面仕事関数(wo
rkfunction)を示す材料または表面コーティ
ングによって形成される。
の要求を低減してかなりの電子放出を達成するため(お
よそ4電子ボルトより小さい)低い表面仕事関数(wo
rkfunction)を示す材料または表面コーティ
ングによって形成される。
【0004】従来技術の電界放出電子源は、典型的に
は、電子放出器において電子放出を引起こす電界を提供
するために使用される電圧を変調することにより制御さ
れる。
は、電子放出器において電子放出を引起こす電界を提供
するために使用される電圧を変調することにより制御さ
れる。
【0005】ダイヤモンド材料の電子放出器のような、
表面領域電子放出器が最近導入され、これはおよびそ5
0×103V/cmのオーダの電界においてかなりの電
子放出を可能にする。
表面領域電子放出器が最近導入され、これはおよびそ5
0×103V/cmのオーダの電界においてかなりの電
子放出を可能にする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この新しいタイプの電
子放出器の動作上の問題は電子放出を引起こす電界の望
ましい制御が大部分の用途について実用的に可能ではな
いことである。
子放出器の動作上の問題は電子放出を引起こす電界の望
ましい制御が大部分の用途について実用的に可能ではな
いことである。
【0007】従って、従来技術の少なくともいくつかの
欠点を克服する電子放出器の必要性が存在する。
欠点を克服する電子放出器の必要性が存在する。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】このような必
要性および他のものは反転モード電子放出器によって満
たされ、該反転モード電子放出器は、電子を放出するた
めの、放出面、および主要面を有する選択的に不純物が
ドーピングされたダイヤモンド半導体電子放出器、およ
び前記主要面の一部の実質的に周辺に配置された制御電
極を含み、前記主要面と該制御電極との間には絶縁領域
を有するようにされる。
要性および他のものは反転モード電子放出器によって満
たされ、該反転モード電子放出器は、電子を放出するた
めの、放出面、および主要面を有する選択的に不純物が
ドーピングされたダイヤモンド半導体電子放出器、およ
び前記主要面の一部の実質的に周辺に配置された制御電
極を含み、前記主要面と該制御電極との間には絶縁領域
を有するようにされる。
【0009】これらの必要性およびさらに他のものは反
転モード電子放出装置によって満たされ、該反転モード
電子放出装置は、電子を放出するための、放出面および
主要面を有する選択的に不純物がドーピングされたダイ
ヤモンド半導体電子放出器、および前記主要面の一部の
実質的周辺に配置された制御電極であって前記主要面と
該制御電極との間には絶縁領域が設けられているもの、
そして前記放出面に関し末端に配置された、いくらかの
放出電子を集めるためのアノードを含む。前記制御電極
と前記選択的に不純物がドーピングされたダイヤモンド
半導体電子放出器との間に適切な大きさおよび極性の外
部供給電圧を印加することにより実質的に前記主要面に
おいて電子放出器に電子伝導反転層を引起こす。
転モード電子放出装置によって満たされ、該反転モード
電子放出装置は、電子を放出するための、放出面および
主要面を有する選択的に不純物がドーピングされたダイ
ヤモンド半導体電子放出器、および前記主要面の一部の
実質的周辺に配置された制御電極であって前記主要面と
該制御電極との間には絶縁領域が設けられているもの、
そして前記放出面に関し末端に配置された、いくらかの
放出電子を集めるためのアノードを含む。前記制御電極
と前記選択的に不純物がドーピングされたダイヤモンド
半導体電子放出器との間に適切な大きさおよび極性の外
部供給電圧を印加することにより実質的に前記主要面に
おいて電子放出器に電子伝導反転層を引起こす。
【0010】ここに説明された反転モード電子放出器の
1つの実施例においては、導電性の反転層が、外部供給
電圧を制御電極に印加することにより、前記選択的に不
純物がドーピングされた半導体ダイヤモンド電子放出器
に提供される。
1つの実施例においては、導電性の反転層が、外部供給
電圧を制御電極に印加することにより、前記選択的に不
純物がドーピングされた半導体ダイヤモンド電子放出器
に提供される。
【0011】反転モード電子放出器の他の実施例におい
ては、前記反転層は前記選択的に不純物がドーピングさ
れた半導体ダイヤモンド電子放出器の主要面の一部の周
辺に各々が配置された複数の制御電極に外部電圧を供給
することにより実現される。
ては、前記反転層は前記選択的に不純物がドーピングさ
れた半導体ダイヤモンド電子放出器の主要面の一部の周
辺に各々が配置された複数の制御電極に外部電圧を供給
することにより実現される。
【0012】反転モード電子放出装置の1実施例におい
ては、前記電子放出器の放出面から放出される電子のい
くらかを集めるためにアノードが設けられる。
ては、前記電子放出器の放出面から放出される電子のい
くらかを集めるためにアノードが設けられる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明に従って形成された反転モー
ド電子放出装置100の1実施例の断面図を示す。1つ
の面を有する支持基板101が準備され、その上に電子
を放出するための、電子放出面133および主要面13
5を有する、選択的に不純物がドーピングされた半導体
ダイヤモンド電子放出器(反転モード電子放出器:in
version mode electron emi
tter)102が配置される。第1の絶縁層103が
支持基板101の前記面上にかつ電子放出器102の主
要面135の一部に接近して配置されている。制御電極
104が絶縁層103の上に配設されかつ実質的に、主
要面135と制御電極104の間に絶縁領域111を提
供するように、電子放出器(electron emi
tter)102の主要面135の一部の周辺に配置さ
れている。装置(device)100の種々の実現形
態において、絶縁領域111は絶縁層103の一部を含
むことができる絶縁材料の層を適合的に(confor
mal)被着することにより実現される。そのような場
合、絶縁層103は複数の絶縁層から形成することがで
きる。あるいは、該絶縁領域は制御電極104を含む材
料と電子放出器102を構成する材料との間のギャップ
として実現される。
ド電子放出装置100の1実施例の断面図を示す。1つ
の面を有する支持基板101が準備され、その上に電子
を放出するための、電子放出面133および主要面13
5を有する、選択的に不純物がドーピングされた半導体
ダイヤモンド電子放出器(反転モード電子放出器:in
version mode electron emi
tter)102が配置される。第1の絶縁層103が
支持基板101の前記面上にかつ電子放出器102の主
要面135の一部に接近して配置されている。制御電極
104が絶縁層103の上に配設されかつ実質的に、主
要面135と制御電極104の間に絶縁領域111を提
供するように、電子放出器(electron emi
tter)102の主要面135の一部の周辺に配置さ
れている。装置(device)100の種々の実現形
態において、絶縁領域111は絶縁層103の一部を含
むことができる絶縁材料の層を適合的に(confor
mal)被着することにより実現される。そのような場
合、絶縁層103は複数の絶縁層から形成することがで
きる。あるいは、該絶縁領域は制御電極104を含む材
料と電子放出器102を構成する材料との間のギャップ
として実現される。
【0014】図1はさらに、放出された電子を集めるた
めに、放出面133に関して末端に配置されかつそれら
の間に自由空間領域139を規定するアノード108を
示している。
めに、放出面133に関して末端に配置されかつそれら
の間に自由空間領域139を規定するアノード108を
示している。
【0015】反転モード電子放出装置100は装置の動
作の間に用いることができる外部電圧源105,106
および107が設けられているものとして描かれてい
る。第1の外部供給電圧源106は制御電極104と基
準電位との間に動作可能に結合されている。第2の外部
供給電圧源105は電子放出器102と基準電位との間
に動作可能に結合されている。一般に、第2の外部供給
電圧源105は、ゼロボルトの電圧を有する第2の外部
供給電圧源105を提供するのと等価な基準電位に接続
された電子エミッタ102を備えた動作装置100によ
って置き換えることができる。第3の外部供給電圧源1
07はアノード108と基準電位との間に接続されてい
る。反転モード電子放出器102は、いくつかの用途に
おいては、アノードを設ける必要なしに電子源として機
能することが可能である。
作の間に用いることができる外部電圧源105,106
および107が設けられているものとして描かれてい
る。第1の外部供給電圧源106は制御電極104と基
準電位との間に動作可能に結合されている。第2の外部
供給電圧源105は電子放出器102と基準電位との間
に動作可能に結合されている。一般に、第2の外部供給
電圧源105は、ゼロボルトの電圧を有する第2の外部
供給電圧源105を提供するのと等価な基準電位に接続
された電子エミッタ102を備えた動作装置100によ
って置き換えることができる。第3の外部供給電圧源1
07はアノード108と基準電位との間に接続されてい
る。反転モード電子放出器102は、いくつかの用途に
おいては、アノードを設ける必要なしに電子源として機
能することが可能である。
【0016】電子放出器102のデプレッション領域ま
たは選択的に不純物がドーピングされた部分110は電
子の放出面133への流れを妨げる。
たは選択的に不純物がドーピングされた部分110は電
子の放出面133への流れを妨げる。
【0017】図2は、図1に関して説明された反転モー
ド電子放出装置100の変形を示しかつさらに電子を導
く反転層112を示す断面図である。反転層112は第
1の外部供給電圧源106を介して電圧を供給し、それ
によって制御電極104に最も近いデプレッション領域
の部分において多数電荷キャリアのデプレッションが広
範囲にわたり少数電荷キャリアが支配的になるようにす
る。そのような条件下では、一群の電荷キャリアが反転
されていると称される。従って、「反転モード(inv
ersion mode)」なる用語法が使用される。
例えば、前記選択的不純物ドーピングが放出面133へ
の電子の流れを妨げるよう作用するためには、不純物が
ドーピングされた部分110はp形ドーピングされる。
p形ドーピングはホウ素(boron)のような不純物
材料を半導体ダイヤモンド電子放出器102に導入する
ことによって達成され、これは電子放出器102の選択
的に不純物がドーピングされた部分110における伝導
帯電子の欠乏を生じる結果となる。不純物ドーピングの
当面の考察を選択的に不純物がドーピングされた領域1
10に限定すると、電子放出器102の残りの部分にお
ける不純物濃度に対し何らの制限も課されることはな
い。選択的に不純物がドーピングされない電子放出器の
部分、すなわち領域110、は真性(intrinsi
c)材料または不純物ドーピング材料とすることができ
る。さらに、後に説明するように、前記選択的不純物ド
ーピングは複数の領域を形成することが可能である。
ド電子放出装置100の変形を示しかつさらに電子を導
く反転層112を示す断面図である。反転層112は第
1の外部供給電圧源106を介して電圧を供給し、それ
によって制御電極104に最も近いデプレッション領域
の部分において多数電荷キャリアのデプレッションが広
範囲にわたり少数電荷キャリアが支配的になるようにす
る。そのような条件下では、一群の電荷キャリアが反転
されていると称される。従って、「反転モード(inv
ersion mode)」なる用語法が使用される。
例えば、前記選択的不純物ドーピングが放出面133へ
の電子の流れを妨げるよう作用するためには、不純物が
ドーピングされた部分110はp形ドーピングされる。
p形ドーピングはホウ素(boron)のような不純物
材料を半導体ダイヤモンド電子放出器102に導入する
ことによって達成され、これは電子放出器102の選択
的に不純物がドーピングされた部分110における伝導
帯電子の欠乏を生じる結果となる。不純物ドーピングの
当面の考察を選択的に不純物がドーピングされた領域1
10に限定すると、電子放出器102の残りの部分にお
ける不純物濃度に対し何らの制限も課されることはな
い。選択的に不純物がドーピングされない電子放出器の
部分、すなわち領域110、は真性(intrinsi
c)材料または不純物ドーピング材料とすることができ
る。さらに、後に説明するように、前記選択的不純物ド
ーピングは複数の領域を形成することが可能である。
【0018】反転層112は電子が横断して放出面13
3に到達する適切な伝導経路を提供する。放出面133
における電子はアノード108に電圧を印加することに
よって与えられるもののような誘起電界によって放出面
133に隣接する自由空間領域139へと加速される。
矢印109で表わされる、放出された電子は自由空間領
域139を横切ってアノード108に集められる。ある
いは、アノードまたは外部供給アノード電圧がない場合
は、電子放出器102の放出面133に到達する電子は
制御電極104に印加される電圧によって誘起される電
界によって自由空間領域139に加速され、この場合
は、矢印109で表わされる、放出された電子は実質的
に制御電極104において集められる。
3に到達する適切な伝導経路を提供する。放出面133
における電子はアノード108に電圧を印加することに
よって与えられるもののような誘起電界によって放出面
133に隣接する自由空間領域139へと加速される。
矢印109で表わされる、放出された電子は自由空間領
域139を横切ってアノード108に集められる。ある
いは、アノードまたは外部供給アノード電圧がない場合
は、電子放出器102の放出面133に到達する電子は
制御電極104に印加される電圧によって誘起される電
界によって自由空間領域139に加速され、この場合
は、矢印109で表わされる、放出された電子は実質的
に制御電極104において集められる。
【0019】図3は、本発明の反転モード電子放出装置
の他の実施例の部分的斜視図を示し、図1および図2に
関して前に説明した部分に対応する特徴部分は数字
“2”で始まる同様の参照数字で表わされている。さら
に、図3は前に述べたようにして選択的に付勢される電
子源のアレイを提供するために電子放出装置に導入され
た複数の電子放出器を示す。
の他の実施例の部分的斜視図を示し、図1および図2に
関して前に説明した部分に対応する特徴部分は数字
“2”で始まる同様の参照数字で表わされている。さら
に、図3は前に述べたようにして選択的に付勢される電
子源のアレイを提供するために電子放出装置に導入され
た複数の電子放出器を示す。
【0020】図4は、本発明の選択的に不純物をドーピ
ングした半導体ダイヤモンド電子放出器を使用した電子
放出装置300の他の実施例を示す断面図であり、図1
および図2において前に説明した特徴部分は数字“3”
で始まる同様の参照数字で示されている。さらに、図4
は、制御電極304の上に配設された第2の絶縁部分3
24、および第2の絶縁部分324の上に配設された第
2の制御電極330を示す。第2の制御電極330は絶
縁領域311、および第2の制御電極330と基準電位
との間に動作可能に結合された(図5に示される)第4
の外部供給電圧源340を提供するのと同様にして電子
放出器302の主要面335の回りの少なくとも一部に
実質的に周辺に配置されている。また、第2の外部供給
電圧源305は支持基板と基準電位との間に動作可能に
接続されており、これはしばしば電子放出器302が導
電性、反導電性あるいは両方の組合わせの材料を含む支
持基板に動作可能に結合される実施例に適している。図
4の電子放出装置300の電子放出器302について
は、選択的に不純物がドーピングされた領域310が放
出面333にない位置において電子放出器302に配置
されていることが図示されている。そのような不純物ド
ーピングのプロフィールは半導体装置技術において一般
に知られておりかつ、不純物ドーパントのイオン注入、
その他のような、数多くの一般に用いられている技術の
内の任意のものによって実現できる。
ングした半導体ダイヤモンド電子放出器を使用した電子
放出装置300の他の実施例を示す断面図であり、図1
および図2において前に説明した特徴部分は数字“3”
で始まる同様の参照数字で示されている。さらに、図4
は、制御電極304の上に配設された第2の絶縁部分3
24、および第2の絶縁部分324の上に配設された第
2の制御電極330を示す。第2の制御電極330は絶
縁領域311、および第2の制御電極330と基準電位
との間に動作可能に結合された(図5に示される)第4
の外部供給電圧源340を提供するのと同様にして電子
放出器302の主要面335の回りの少なくとも一部に
実質的に周辺に配置されている。また、第2の外部供給
電圧源305は支持基板と基準電位との間に動作可能に
接続されており、これはしばしば電子放出器302が導
電性、反導電性あるいは両方の組合わせの材料を含む支
持基板に動作可能に結合される実施例に適している。図
4の電子放出装置300の電子放出器302について
は、選択的に不純物がドーピングされた領域310が放
出面333にない位置において電子放出器302に配置
されていることが図示されている。そのような不純物ド
ーピングのプロフィールは半導体装置技術において一般
に知られておりかつ、不純物ドーパントのイオン注入、
その他のような、数多くの一般に用いられている技術の
内の任意のものによって実現できる。
【0021】絶縁領域311は典型的には適合的な(c
onformal)様式で被着される絶縁材料を含む。
第1の絶縁体部分303は複数の絶縁層からなるものと
して示されており、該絶縁層の内の1つは絶縁領域31
1の前記適合的な層の材料を含む。あるいは、前にも述
べたように、絶縁領域311は材料の欠如部(voi
d)とすることができかつ電子放出器302および制御
電極304,330の間のギャップとして実現できる。
onformal)様式で被着される絶縁材料を含む。
第1の絶縁体部分303は複数の絶縁層からなるものと
して示されており、該絶縁層の内の1つは絶縁領域31
1の前記適合的な層の材料を含む。あるいは、前にも述
べたように、絶縁領域311は材料の欠如部(voi
d)とすることができかつ電子放出器302および制御
電極304,330の間のギャップとして実現できる。
【0022】図5は、図4を参照して前に説明した反転
モード電子放出装置300を示す断面図である。選択的
に不純物がドーピングされた半導体ダイヤモンド電子放
出器302の選択的に不純物がドーピングされた部分3
10において反転領域312を引起こすため第1の外部
供給電圧源306によって適切な電圧が第1の制御電極
304に印加されているのが示されている。図示の如
く、前記外部供給電圧を第1の制御電極304に印加す
ることによって形成される反転領域312は放出面33
0へ電子を移行させるのに十分な広範囲の伝導経路を実
現するには不十分なものである。
モード電子放出装置300を示す断面図である。選択的
に不純物がドーピングされた半導体ダイヤモンド電子放
出器302の選択的に不純物がドーピングされた部分3
10において反転領域312を引起こすため第1の外部
供給電圧源306によって適切な電圧が第1の制御電極
304に印加されているのが示されている。図示の如
く、前記外部供給電圧を第1の制御電極304に印加す
ることによって形成される反転領域312は放出面33
0へ電子を移行させるのに十分な広範囲の伝導経路を実
現するには不十分なものである。
【0023】図6は、図5を参照して前に説明した反転
モード電子放出装置300を示す断面図でありかつ、第
4の外部電圧源340によって供給される、電圧が第2
の制御電極330に印加されている。図6はさらにそこ
を通って電子が容易に通過し放出面333に到達できる
ようにする伝導経路を提供するために選択的に不純物が
ドーピングされた領域310の全幅にわたって延在する
反転領域312を示している。放出面333における電
子は電圧をアノード308に印加することによって与え
られるような、誘起電界によって放出面333に隣接す
る自由空間領域339へと加速する。放出された電子3
09は自由空間領域339を横切ってアノード308に
集められる。あるいは、アノードまたは外部供給アノー
ド電圧がない場合には、電子放出器302の放出面33
3に到達する電子は第2の制御電極330に印加される
電圧によって引起こされる電界により自由空間領域33
9へと加速され、この場合は放出された電子309は実
質的に第2の制御電極330において集められる。
モード電子放出装置300を示す断面図でありかつ、第
4の外部電圧源340によって供給される、電圧が第2
の制御電極330に印加されている。図6はさらにそこ
を通って電子が容易に通過し放出面333に到達できる
ようにする伝導経路を提供するために選択的に不純物が
ドーピングされた領域310の全幅にわたって延在する
反転領域312を示している。放出面333における電
子は電圧をアノード308に印加することによって与え
られるような、誘起電界によって放出面333に隣接す
る自由空間領域339へと加速する。放出された電子3
09は自由空間領域339を横切ってアノード308に
集められる。あるいは、アノードまたは外部供給アノー
ド電圧がない場合には、電子放出器302の放出面33
3に到達する電子は第2の制御電極330に印加される
電圧によって引起こされる電界により自由空間領域33
9へと加速され、この場合は放出された電子309は実
質的に第2の制御電極330において集められる。
【0024】図7は、前に図4〜図6を参照して説明し
た選択的不純物ドーピング半導体ダイヤモンド電子放出
器を使用した反転モード電子放出装置400のさらに他
の実施例を示し、前に述べたのと同じ部分は数字“4”
で始まる同様の参照数字で示されている。310で示さ
れる、前の実施例の選択的に不純物がドーピングされた
領域はこの実施例においては第1の選択的に不純物がド
ーピングされた領域450および第2の選択的に不純物
がドーピングされた領域452として実現される。前に
述べたように、半導体の領域の選択的不純物ドーピング
は、イオン注入その他のような、任意の数多く知られた
方法によって実現できる。反転領域412は複数の選択
的に不純物がドーピングされた領域450および452
の各々に関連している。
た選択的不純物ドーピング半導体ダイヤモンド電子放出
器を使用した反転モード電子放出装置400のさらに他
の実施例を示し、前に述べたのと同じ部分は数字“4”
で始まる同様の参照数字で示されている。310で示さ
れる、前の実施例の選択的に不純物がドーピングされた
領域はこの実施例においては第1の選択的に不純物がド
ーピングされた領域450および第2の選択的に不純物
がドーピングされた領域452として実現される。前に
述べたように、半導体の領域の選択的不純物ドーピング
は、イオン注入その他のような、任意の数多く知られた
方法によって実現できる。反転領域412は複数の選択
的に不純物がドーピングされた領域450および452
の各々に関連している。
【0025】次に、本件出願に対応する米国特許出願に
おいて提出されたすべての請求の範囲を以下に記載す
る。 1.反転モード電子放出器であって、 A)電子を放出するための、放出面および主要面を有す
る選択的に不純物がドーピングされたダイヤモンド半導
体電子放出器、そして B)前記主要面の一部の回りの実質的に周辺に配置され
た制御電極であって、該制御電極は前記主要面と該制御
電極との間に絶縁領域が設けられるように配置されてい
るもの、を具備する反転モード電子放出器。 2.前記選択的に不純物がドーピングされたダイヤモン
ド電子放出器は選択的にP形ドーピングされている、請
求項1に記載の反転モード電子放出器。
おいて提出されたすべての請求の範囲を以下に記載す
る。 1.反転モード電子放出器であって、 A)電子を放出するための、放出面および主要面を有す
る選択的に不純物がドーピングされたダイヤモンド半導
体電子放出器、そして B)前記主要面の一部の回りの実質的に周辺に配置され
た制御電極であって、該制御電極は前記主要面と該制御
電極との間に絶縁領域が設けられるように配置されてい
るもの、を具備する反転モード電子放出器。 2.前記選択的に不純物がドーピングされたダイヤモン
ド電子放出器は選択的にP形ドーピングされている、請
求項1に記載の反転モード電子放出器。
【0026】3.反転モード電子放出器であって、 A)電子を放出するための、放出面および主要面を有す
る選択的に不純物がドーピングされたダイヤモンド半導
体電子放出器、そして B)前記主要面の一部の回りの実質的に周辺に配置され
た制御電極であって、該制御電極は前記主要面と該制御
電極との間に絶縁領域が設けられるように配置されてお
り、それによって前記制御電極と前記選択的に不純物が
ドーピングされたダイヤモンド半導体電子放出器との間
に対する適切な大きさおよび極性の外部供給電圧の印加
によって実質的に前記主要面の前記一部において前記電
子放出器の電子伝導反転層を誘起するもの、を具備する
反転モード電子放出装置。 4.前記選択的に不純物がドーピングされたダイヤモン
ド電子放出器は選択的にP形ドーピングされている、請
求項3に記載の反転モード電子放出装置。
る選択的に不純物がドーピングされたダイヤモンド半導
体電子放出器、そして B)前記主要面の一部の回りの実質的に周辺に配置され
た制御電極であって、該制御電極は前記主要面と該制御
電極との間に絶縁領域が設けられるように配置されてお
り、それによって前記制御電極と前記選択的に不純物が
ドーピングされたダイヤモンド半導体電子放出器との間
に対する適切な大きさおよび極性の外部供給電圧の印加
によって実質的に前記主要面の前記一部において前記電
子放出器の電子伝導反転層を誘起するもの、を具備する
反転モード電子放出装置。 4.前記選択的に不純物がドーピングされたダイヤモン
ド電子放出器は選択的にP形ドーピングされている、請
求項3に記載の反転モード電子放出装置。
【0027】5.反転モード電子放出装置であって、 A)電子を放出するための、放出面および主要面を有す
る選択的に不純物がドーピングされたダイヤモンド半導
体電子放出器、 B)前記主要面の一部の回りの実質的に周辺に配置され
た制御電極であって、該制御電極は前記主要面と前記制
御電極との間に絶縁領域を設けるように配置されている
もの、そして C)放出された電子の幾らかを集めるための、前記放出
面に関して末端に配置されたアノード、を具備する反転
モード電子放出装置。
る選択的に不純物がドーピングされたダイヤモンド半導
体電子放出器、 B)前記主要面の一部の回りの実質的に周辺に配置され
た制御電極であって、該制御電極は前記主要面と前記制
御電極との間に絶縁領域を設けるように配置されている
もの、そして C)放出された電子の幾らかを集めるための、前記放出
面に関して末端に配置されたアノード、を具備する反転
モード電子放出装置。
【0028】6.反転モード電子放出装置であって、 A)電子を放出するための、放出面および主要面を有す
る選択的に不純物がドーピングされたダイヤモンド半導
体電子放出器、 B)放出された電子の幾らかを集めるための、前記放出
面に関して末端に配置されたアノード、そして C)前記主要面の一部の回りの実質的に周辺に配置され
た制御電極であって、該制御電極は前記主要面と該制御
電極との間に絶縁領域を提供するように配置され、それ
によって前記制御電極と前記選択的に不純物がドーピン
グされたダイヤモンド半導体電子放出器との間に対する
適切な大きさおよび極性の外部供給電圧の印加によって
実質的に前記主要面の一部において前記電子放出器の電
子伝導反転層を誘起するもの、を具備する反転モード電
子放出装置。 7.前記選択的に不純物がドーピングされたダイヤモン
ド電子放出器は選択的にP形ドーピングされている、請
求項6に記載の反転モード電子放出装置。
る選択的に不純物がドーピングされたダイヤモンド半導
体電子放出器、 B)放出された電子の幾らかを集めるための、前記放出
面に関して末端に配置されたアノード、そして C)前記主要面の一部の回りの実質的に周辺に配置され
た制御電極であって、該制御電極は前記主要面と該制御
電極との間に絶縁領域を提供するように配置され、それ
によって前記制御電極と前記選択的に不純物がドーピン
グされたダイヤモンド半導体電子放出器との間に対する
適切な大きさおよび極性の外部供給電圧の印加によって
実質的に前記主要面の一部において前記電子放出器の電
子伝導反転層を誘起するもの、を具備する反転モード電
子放出装置。 7.前記選択的に不純物がドーピングされたダイヤモン
ド電子放出器は選択的にP形ドーピングされている、請
求項6に記載の反転モード電子放出装置。
【0029】8.反転モード電子放出器であって、 A)1つの表面を有する支持基板、 B)電子を放出するための、放出面および前記支持基板
の前記表面上に位置する主要面を有する選択的に不純物
がドーピングされたダイヤモンド半導体電子放出器、 C)前記支持基板の前記表面の一部上にかつ前記主要面
の一部に近接して配置された絶縁領域、そして D)前記主要面の一部の回りの実質的に周辺にある前記
絶縁領域の一部の上に配置された制御電極であって、該
制御電極は前記主要面と前記制御電極との間に絶縁領域
を設けるように配置されているもの、を具備する反転モ
ード電子放出器。
の前記表面上に位置する主要面を有する選択的に不純物
がドーピングされたダイヤモンド半導体電子放出器、 C)前記支持基板の前記表面の一部上にかつ前記主要面
の一部に近接して配置された絶縁領域、そして D)前記主要面の一部の回りの実質的に周辺にある前記
絶縁領域の一部の上に配置された制御電極であって、該
制御電極は前記主要面と前記制御電極との間に絶縁領域
を設けるように配置されているもの、を具備する反転モ
ード電子放出器。
【0030】9.反転モード電子放出器であって、 A)1つの表面を有する支持基板、 B)電子を放出するための、放出面および主要面を有す
る前記支持基板の前記表面上に配置された選択的に不純
物がドーピングされたダイヤモンド半導体電子放出器、 C)前記支持基板の前記表面の一部の上にかつ前記主要
面の一部に近接して配置された絶縁領域、そして D)前記主要面の一部の回りの実質的に周辺にある前記
絶縁領域の一部の上に配置された制御電極であって、該
制御電極は前記主要面と前記制御電極との間に絶縁領域
を提供するように配置されており、それによって前記制
御電極と前記選択的に不純物がドーピングされたダイヤ
モンド半導体電子放出器との間に対する適切な大きさお
よび極性の外部供給電圧の印加によって実質的に前記主
要面の一部において前記電子放出器における電子伝導反
転層を誘起するもの、を具備する反転モード電子放出
器。
る前記支持基板の前記表面上に配置された選択的に不純
物がドーピングされたダイヤモンド半導体電子放出器、 C)前記支持基板の前記表面の一部の上にかつ前記主要
面の一部に近接して配置された絶縁領域、そして D)前記主要面の一部の回りの実質的に周辺にある前記
絶縁領域の一部の上に配置された制御電極であって、該
制御電極は前記主要面と前記制御電極との間に絶縁領域
を提供するように配置されており、それによって前記制
御電極と前記選択的に不純物がドーピングされたダイヤ
モンド半導体電子放出器との間に対する適切な大きさお
よび極性の外部供給電圧の印加によって実質的に前記主
要面の一部において前記電子放出器における電子伝導反
転層を誘起するもの、を具備する反転モード電子放出
器。
【0031】10.反転モード電子放出器であって、 A)1つの表面を有する支持基板、 B)電子を放出するための、放出面および主要面を有す
る前記支持基板の前記表面上に配置された選択的に不純
物がドーピングされたダイヤモンド半導体電子放出器、 C)前記支持基板の前記表面の一部の上にかつ前記主要
面の一部に近接して配置された第1の絶縁領域、 D)実質的に、前記第1の絶縁層の上にかつ前記主要面
の他の部分に近接して配置された第2の絶縁領域、そし
て E)前記主要面の回りの実質的に周辺における前記第1
の絶縁層および前記第2の絶縁層の上に配置された制御
電極であって、該制御電極は前記主要面と前記制御電極
との間に絶縁領域を設けるように配置されているもの、
を具備する反転モード電子放出器。
る前記支持基板の前記表面上に配置された選択的に不純
物がドーピングされたダイヤモンド半導体電子放出器、 C)前記支持基板の前記表面の一部の上にかつ前記主要
面の一部に近接して配置された第1の絶縁領域、 D)実質的に、前記第1の絶縁層の上にかつ前記主要面
の他の部分に近接して配置された第2の絶縁領域、そし
て E)前記主要面の回りの実質的に周辺における前記第1
の絶縁層および前記第2の絶縁層の上に配置された制御
電極であって、該制御電極は前記主要面と前記制御電極
との間に絶縁領域を設けるように配置されているもの、
を具備する反転モード電子放出器。
【0032】11.反転モード電子放出器であって、 A)1つの表面を有する支持基板、 B)電子を放出するための放出面および主要面を有する
前記支持基板の前記表面上に配置された選択的に不純物
がドーピングされたダイヤモンド半導体電子放出器、 C)前記支持基板の前記表面の一部の上にかつ前記主要
面の一部に近接して配置された第1の絶縁層、 D)前記第1の絶縁層の上にかつ前記主要面の他の部分
に近接して配置された第2の絶縁層、そして E)前記主要面の一部の回りの実質的に周辺における前
記第1の絶縁層および前記第2の絶縁層の1つの上に配
置された制御電極であって、該制御電極は前記主要面と
前記制御電極との間に絶縁領域を設けるように配置さ
れ、それによって前記制御電極と前記選択的に不純物が
ドーピングされたダイヤモンド半導体電子放出器との間
に対する適切な大きさおよび極性の外部供給電圧の印加
によって実質的に前記主要面の一部において前記電子放
出器における電子伝導反転層を誘起するもの、を具備す
る反転モード電子放出器。 12.前記第1の絶縁層は複数の絶縁層から成る、請求
項11に記載の電子放出器。 13.前記電子放出器は前記支持基板に動作可能に結合
されている、請求項11に記載の反転モード電子放出
器。
前記支持基板の前記表面上に配置された選択的に不純物
がドーピングされたダイヤモンド半導体電子放出器、 C)前記支持基板の前記表面の一部の上にかつ前記主要
面の一部に近接して配置された第1の絶縁層、 D)前記第1の絶縁層の上にかつ前記主要面の他の部分
に近接して配置された第2の絶縁層、そして E)前記主要面の一部の回りの実質的に周辺における前
記第1の絶縁層および前記第2の絶縁層の1つの上に配
置された制御電極であって、該制御電極は前記主要面と
前記制御電極との間に絶縁領域を設けるように配置さ
れ、それによって前記制御電極と前記選択的に不純物が
ドーピングされたダイヤモンド半導体電子放出器との間
に対する適切な大きさおよび極性の外部供給電圧の印加
によって実質的に前記主要面の一部において前記電子放
出器における電子伝導反転層を誘起するもの、を具備す
る反転モード電子放出器。 12.前記第1の絶縁層は複数の絶縁層から成る、請求
項11に記載の電子放出器。 13.前記電子放出器は前記支持基板に動作可能に結合
されている、請求項11に記載の反転モード電子放出
器。
【0033】14.反転モード電子放出器であって、 A)電子を放出するための、放出面および主要面を有す
る選択的に不純物がドーピングされたダイヤモンド半導
体電子放出器、 B)前記主要面の一部の回りの実質的に周辺に配置され
た第1の制御電極であって、該第1の制御電極は前記主
要面と前記第1の制御電極との間に絶縁領域を設けるよ
うに配置されているもの、そして C)前記主要面の一部の回りの実質的に周辺に配置され
た第2の制御電極であって、該第2の制御電極は前記主
要面と前記第2の制御電極との間に絶縁領域を設けるよ
うに配置されているもの、を具備する反転モード電子放
出器。
る選択的に不純物がドーピングされたダイヤモンド半導
体電子放出器、 B)前記主要面の一部の回りの実質的に周辺に配置され
た第1の制御電極であって、該第1の制御電極は前記主
要面と前記第1の制御電極との間に絶縁領域を設けるよ
うに配置されているもの、そして C)前記主要面の一部の回りの実質的に周辺に配置され
た第2の制御電極であって、該第2の制御電極は前記主
要面と前記第2の制御電極との間に絶縁領域を設けるよ
うに配置されているもの、を具備する反転モード電子放
出器。
【0034】15.反転モード電子放出器であって、 A)電子を放出するための、放出面および主要面を有す
る選択的に不純物がドーピングされたダイヤモンド半導
体電子放出器、 B)前記主要面の一部の回りの実質的に周辺に配置され
た第1の制御電極であって、該第1の制御電極は前記主
要面と前記第1の制御電極との間に絶縁領域を設けるよ
うに配置されているもの、そして C)前記主要面の一部の回りの実質的に周辺に配置され
た第2の制御電極であって、該第2の制御電極は前記主
要面と前記第2の制御電極との間に絶縁領域を設けるよ
うに配置され、それによって前記第1の制御電極と前記
選択的に不純物がドーピングされたダイヤモンド半導体
電子放出器との間および前記第2の制御電極と前記選択
的に不純物がドーピングされたダイヤモンド半導体電子
放出器との間に対する適切な大きさおよび極性の外部供
給電圧の印加によって実質的に前記主要面の一部におい
て前記電子放出器における電子伝導反転層を誘起するも
の、を具備する反転モード電子放出器。
る選択的に不純物がドーピングされたダイヤモンド半導
体電子放出器、 B)前記主要面の一部の回りの実質的に周辺に配置され
た第1の制御電極であって、該第1の制御電極は前記主
要面と前記第1の制御電極との間に絶縁領域を設けるよ
うに配置されているもの、そして C)前記主要面の一部の回りの実質的に周辺に配置され
た第2の制御電極であって、該第2の制御電極は前記主
要面と前記第2の制御電極との間に絶縁領域を設けるよ
うに配置され、それによって前記第1の制御電極と前記
選択的に不純物がドーピングされたダイヤモンド半導体
電子放出器との間および前記第2の制御電極と前記選択
的に不純物がドーピングされたダイヤモンド半導体電子
放出器との間に対する適切な大きさおよび極性の外部供
給電圧の印加によって実質的に前記主要面の一部におい
て前記電子放出器における電子伝導反転層を誘起するも
の、を具備する反転モード電子放出器。
【0035】16.反転モード電子放出器であって、 A)1つの表面を有する支持基板、 B)電子を放出するための、放出面および主要面を有す
る前記支持基板の表面上に配置された選択的に不純物が
ドーピングされたダイヤモンド半導体電子放出器、 C)実質的に、前記支持基板の前記表面の一部の上にか
つ前記電子放出器の前記主要面の一部に近接して配置さ
れた第1の絶縁層、 D)前記第1の絶縁層の上にかつ前記主要面の一部の回
りの実質的に周辺に配置された第1の制御電極であっ
て、該第1の制御電極は前記主要面と該第1の制御電極
との間に絶縁領域を設けるように配置されているもの、 E)実質的に、前記第1の制御電極の上に配置された第
2の絶縁層、そして F)前記第2の絶縁層の上にかつ前記主要面の一部の回
りの実質的に周辺に配置された第2の制御電極であっ
て、該第2の制御電極は前記主要面と前記第2の制御電
極との間に絶縁領域を設けるように配置されているも
の、を具備する反転モード電子放出器。 17.前記第1の絶縁層は複数の絶縁層から成る、請求
項16に記載の電子放出器。
る前記支持基板の表面上に配置された選択的に不純物が
ドーピングされたダイヤモンド半導体電子放出器、 C)実質的に、前記支持基板の前記表面の一部の上にか
つ前記電子放出器の前記主要面の一部に近接して配置さ
れた第1の絶縁層、 D)前記第1の絶縁層の上にかつ前記主要面の一部の回
りの実質的に周辺に配置された第1の制御電極であっ
て、該第1の制御電極は前記主要面と該第1の制御電極
との間に絶縁領域を設けるように配置されているもの、 E)実質的に、前記第1の制御電極の上に配置された第
2の絶縁層、そして F)前記第2の絶縁層の上にかつ前記主要面の一部の回
りの実質的に周辺に配置された第2の制御電極であっ
て、該第2の制御電極は前記主要面と前記第2の制御電
極との間に絶縁領域を設けるように配置されているも
の、を具備する反転モード電子放出器。 17.前記第1の絶縁層は複数の絶縁層から成る、請求
項16に記載の電子放出器。
【0036】18.反転モード電子放出器を作成する方
法であって、電子を放出するための、放出面および主要
面を有する選択的に不純物がドーピングされたダイヤモ
ンド半導体電子放出器を提供する段階、そして前記主要
面の回りの周辺に制御電極を配置する段階であって、該
制御電極は前記ダイヤモンド半導体電子放出器から絶縁
されているもの、を具備する反転モード電子放出器を作
成する方法。
法であって、電子を放出するための、放出面および主要
面を有する選択的に不純物がドーピングされたダイヤモ
ンド半導体電子放出器を提供する段階、そして前記主要
面の回りの周辺に制御電極を配置する段階であって、該
制御電極は前記ダイヤモンド半導体電子放出器から絶縁
されているもの、を具備する反転モード電子放出器を作
成する方法。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から、新規な反転モードダイ
ヤモンド電子源が説明されたことが理解されるべきであ
る。該反転モードダイヤモンド電子源は電子放出の制御
を可能にするように作成できる。
ヤモンド電子源が説明されたことが理解されるべきであ
る。該反転モードダイヤモンド電子源は電子放出の制御
を可能にするように作成できる。
【図1】本発明に係わる半導体ダイヤモンド電子放出装
置の1実施例を示す断面図である。
置の1実施例を示す断面図である。
【図2】本発明に係わる半導体ダイヤモンド電子放出装
置の他の実施例を示す断面図である。
置の他の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明に従って形成された半導体ダイヤモンド
電子放出装置のさらに他の実施例を示す斜視図である。
電子放出装置のさらに他の実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明に従って作成された半導体ダイヤモンド
電子放出装置のさらに他の実施例を示す断面図である。
電子放出装置のさらに他の実施例を示す断面図である。
【図5】本発明に従って作成された半導体ダイヤモンド
電子放出装置のさらに他の実施例を示す断面図である。
電子放出装置のさらに他の実施例を示す断面図である。
【図6】本発明に従って作成された半導体ダイヤモンド
電子放出装置のさらに他の実施例を示す断面図である。
電子放出装置のさらに他の実施例を示す断面図である。
【図7】本発明に従って形成された半導体ダイヤモンド
電子放出装置のさらに他の実施例を示す断面図である。
電子放出装置のさらに他の実施例を示す断面図である。
100 反転モード電子放出装置 101 支持基板 102 反転モード電子放出器 103 第1の絶縁体部分 104 制御電極 105,106,107 外部供給電圧源 108 アノード 109 放出電子 110 電子放出器102の選択的に不純物がドーピン
グされた部分 111 絶縁領域 133 放出面 135 主要面 139 自由空間領域
グされた部分 111 絶縁領域 133 放出面 135 主要面 139 自由空間領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シアドン・ティー・ズー アメリカ合衆国アリゾナ州85226、チャン ドラー、ノース・コングレス・ドライブ 1351
Claims (3)
- 【請求項1】 反転モード電子放出器であって、 A) 電子を放出するための、放出面(133)および
主要面(135)を有する選択的に不純物がドーピング
されたダイヤモンド半導体電子放出器(102)、そし
て B) 前記主要面の一部の回りの実質的に周辺に配置さ
れた制御電極(104)であって、前記主要面と前記制
御電極との間には絶縁領域(111)が設けられている
もの、 を具備することを特徴とする反転モード電子放出器。 - 【請求項2】 反転モード電子放出装置であって、 A) 電子を放出するための、放出面(133)および
主要面(135)を有する選択的に不純物がドーピング
されたダイヤモンド半導体電子放出器(102)、 B) 前記主要面の一部の回りの実質的に周辺に配置さ
れた制御電極(104)であって、前記主要面と前記制
御電極との間には絶縁領域(111)が設けられている
もの、そして C) 前記放出面に関し末端に配置され、放出された電
子の幾らかを集めるためのアノード(108)、 を具備することを特徴とする反転モード電子放出装置。 - 【請求項3】 反転モード電子放出器であって、 A) 電子を放出するための、放出面(333)および
主要面(335)を有する選択的に不純物がドーピング
されたダイヤモンド半導体電子放出器(302)、 B) 前記主要面の一部の回りの実質的に周辺に配置さ
れた第1の制御電極(304)であって、前記主要面と
前記第1の制御電極との間には絶縁領域(311)が設
けられているもの、そして C) 前記主要面の一部の回りの実質的に周辺に配置さ
れた第2の制御電極(330)であって、前記主要面と
前記第2の制御電極との間には絶縁領域(311)が設
けられているもの、 を具備することを特徴とする反転モード電子放出器。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US89111392A | 1992-06-01 | 1992-06-01 | |
US891,113 | 1992-06-01 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0636679A true JPH0636679A (ja) | 1994-02-10 |
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Family
ID=25397647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5430348A (ja) |
JP (1) | JP3353943B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5698328A (en) * | 1994-04-06 | 1997-12-16 | The Regents Of The University Of California | Diamond thin film electron emitter |
EP0696042B1 (en) * | 1994-08-01 | 1999-12-01 | Motorola, Inc. | Field emission device arc-suppressor |
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