JPH0636665B2 - 速度計形発電機と協働する電動機 - Google Patents

速度計形発電機と協働する電動機

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JPH0636665B2
JPH0636665B2 JP60074532A JP7453285A JPH0636665B2 JP H0636665 B2 JPH0636665 B2 JP H0636665B2 JP 60074532 A JP60074532 A JP 60074532A JP 7453285 A JP7453285 A JP 7453285A JP H0636665 B2 JPH0636665 B2 JP H0636665B2
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rotor
electric motor
armature
speedometer
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Mavilor Systemes SA
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Mavilor Systemes SA
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    • G01P3/42—Devices characterised by the use of electric or magnetic means
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は速度計形発電機と協働する電動機に関する。
この発電機の回転子はこの電動機のシャフトに固定さ
れ、この電動機は無整流子の永久磁石型であって電子的
整流システム（electronic commutation system）を備
えると共に、複数の永久磁石を携える回転子および少く
とも１つの固定された電機子を具備し、この電機子は整
流が電子的整流回路を介して符号器により制御可能であ
るような電機子巻線を有し、この符号器は、回転子の回
転角の位置の関数として信号を発生し、上述のシャフト
に固定された符号化用円板からなり、および、１組の固
定されたセンサと協働する。
〔従来の技術、および発明が解決しようとする問題点〕
このような一般形の電動機は、ヨーロッパ特許出願第12
3347号およびドイツ特許出願第3138323号により既に知
られており、これらの出願においては、このような特徴
をもつ典型的な電動機が記載されている。これらの知ら
れている電動機におけるコーダ（符号化器）は電動機ケ
ーシングの外部に配置され、例えば円板から成る。該円
板は回転軸に固定して組み立てられ、その外周縁上には
予め決められた整流角に対応する複数の孔が設けられて
いる。該孔が形成されている円板の環状部は光電変換の
発光素子と、電機子巻線の整流回路を制御するセンサと
の間で可動自在であり、これは、該円板の孔の１個が１
個の発光素子と１個のセンサの間に形成される１本のビ
ームを横切る毎に行われる。
従来技術においては、例えば、該円板に固定された磁石
と協働するホール効果を利用した装置あるいは磁気抵抗
器のような他の種類の符号化器もまた知られている。し
かしながらいずれの場合にも、整流装置または符号化器
は変換器ケーシングの外部に配置されており、それ故電
動機の軸方向の寸法に関しての問題点が生じる。
本発明の主な目的は、上述したような種類の電動機の全
体的な寸法を縮小し、その構成を簡素化することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、速度計形発電機と協働する電動機であ
って、この発電機の回転子がこの電動機のシャフトに固
定され、電動機は無整流子の永久磁石型であって電子的
整流シャフトを備えると共に、複数の永久磁石を携える
回転子および少くとも１つの固定された電機子を具備
し、該電機子は整流が電子的整流回路を介して符号器に
より制御可能であるような電機子巻線を有し、上述の符
号器は、回転子の回転角の位置の関数として信号を発生
し、上述のシャフトに固定された符号化用円板からな
り、および、１組の固定されたセンサと協働するもので
ある。電動機であって、前述の速度計形発電機もまた無
整流子の永久磁石型であって電子的整流手段を具備し、
発電機の回転子は上述の電動機のシャフトに平行な磁軸
をもつ複数の永久磁石を携える円板からなり、上述の回
転子は同時に電動機の符号化用円板を構成するものであ
り、この符号化用円板は好適にはホール発電機型の磁気
センサからなる１組の固定されたセンサと協働してお
り、この１組の固定されたセンサは上述の回転子の一方
の側に取り付けられ、速度計形発電機の固定された電機
子は上述の回転子の他方の側に取り付けられ、かつ、整
流が電子的整流回路を介して電動機の符号器により制御
されるような電機子巻線を具備し、発電機の極数および
巻線の配列は電動機の極数および電機子巻線の配列と一
致するものである、速度計形発電機と協働する電動機が
提供される。
明らかなことではあるが、この電動機および発電機のユ
ニットを特徴づける有利な点は軸方向の寸法を短縮でき
ること、および可動部材を節約できることである。これ
は、平坦な回転子を使用していること、および、電動機
と発電機の巻線の極数および配列が一致しているものと
して、電動機の符号器は同時に発電機の符号器でもある
という事実，に起因する。回転子は円板の形状を有し、
永久磁石はその磁軸がシャフトに平行になるようにして
この回転子に固定されている。
本発明の一つの変形実施例においては、発電機の回転子
は、一方の側面がＮ極であって他方の側面がＳ極である
環状磁石，および，この環状磁石の直径より大なる直径
を有するものであって、上述の２つの極にそれぞれ固定
されている２個の鉄製の円板からなっている。この磁石
の外周縁を越えて延びる２個の円板の外周縁は、角度方
向に等しい間隔をもってノッチが設けられており、ノッ
チの数および大きさは２個の円板共同じであり、ノッチ
は一方の円板のノッチの各個が他方の円板の２個の隣接
するノッチの間で部分に対応するように配設され、それ
により、回転子の周縁部が交互に極性の異なる連続した
磁極を具備するものである。
〔実施例〕
本発明は、その実施例のいくつかの形態を図示するもの
であってこれらに限定されるものはない添付の図面を参
照することにより、さらに一層詳細に以下記載される。
まず図面の第１図を参照すると、図示されている集合体
は共通のシャフト８に結合された電動機Ｍおよび発電機
すなわちダイナモＤを具備する。電動機Ｍは上述のヨー
ロッパ特許出願第 123347 号に記載され、かつ図示され
ている電動機と類似しているが、前者の回転子は４対の
極を備えており、かつ前者の電機子は後者に比して多く
の巻線からなっている点が異なっている。事実、電動機
Ｍは２個の固定子半分体からなり、固定子半分体は円板
の形状を有する回転子１０の両側に対称的に配置され、
かつ、それぞれ軽合金のフランジ１または１′，および
対応するフランジ１または１′の内側の面に固着された
電機子３または３′からなっている。両方のフランジ
１，１′はリング２により相互接続されて、電動機ケー
シングを構成する。電機子構造体はかご編みコイルの形
態を有する電機子巻線４と環状の鉄製の電機子６を具備
し、両者はプラスチック材料からなる周辺体１３の中に
埋め込まれている。さらに、これら２つの構成要素の内
側の空胴部に同軸に挿入された接続リング５は、上述の
プラスチック材料からなる周辺体13の中にその外縁が埋
め込まれている（図示せず）プラスチック材料からなる
環状体の中に部分的に埋め込まれている。この電機子３
は特にコンパクト形のユニットである。鉄製の電機子６
は好適には磁気的な鉄で作られた連続したテープからな
り、このテープは環状の薄板の集合体を構成するように
巻かれており、また電機子巻線４は回転子１０に面する
側に配設されている。もう一方の電機子３′は同様に電
機子巻線４′，接続リング５′，鉄製の電機子６′およ
びプラスチックの周辺体１３′からなっている。
接続リング５または５′は互いに絶縁された複数のセグ
メントに分割されており、これらのセグメントの端部は
電機子巻線４または４′を構成するコイルに接続されて
いる。電機導体ｅ，ｅ′は接続リング５，５′のセグメ
ントから外部の電子的整流回路に、電動機軸に平行でか
つフランジ１および１′内に形成された通路７，７′を
通して導かれている。電子的整流回路は発電機Ｄの回転
する符号化器により制御され、このことは第６図および
第１３図を参照しつつ後述されるであろう。
電機子巻線３，３′を形成するコイルの構成および結線
は上述のヨーロッパ特許出願第 123347 号に記載されて
いる。ただし、第１図に示される電動機の回転子は一致
性の理由から各極面に４対の磁極を具備していること，
および，電機子巻線は３２個のコイルからなり、１つの
電気的サイクルにつき８つある電子的整流現象のうち１
つが発生している時に予め決められたタイミングで電子
的整流回路により、上述のコイルのうち４個のコイルが
直列に接続されること，の２点が異なっている。各個の
電機子巻線４，４′は従来の直流電動機に用いられるタ
イプの重ね巻巻線からなっている。
平坦な円板の形態を有する回転子１０は例えば収縮また
は圧縮により電動機のシャフト８に固定される。回転子
は、中央部においてハブを形成する比較的肉厚の部分を
備えた合成樹脂からなる本体１１を具備する。この本体
１１の外周辺部において、環状のセグメントの形態を有
する８個の永久磁石１２は例えば適当なくぼみが形成さ
れている炭素繊維の支持体の中に埋め込まれており、こ
の埋め込まれた集合体全体が合成樹脂材料からなる固ま
りの中に埋め込まれ、それにより回転子は電動機のシャ
フト８に固定されたハブに強固に固着する。あるいは別
の例として、回転子１０の構成は以下に記載される発電
機の回転子１５のそれと類似している。
発電機Ｄは、電動機Ｍのシャフト８に堅固に固定された
円板の形状を有する回転子１５を具備しており、電動機
の回転速度を計測するのに供される。この回転子の一方
の側において電機子２３は固定子のフランジ２１の内側
の面に固着され、他方の側においては後で詳述するよう
な固定された磁気センサ１８の集合体が配設される。
電機子２３は平坦なバスケット編みコイル形式の電機子
巻線２４と環状の鉄製の電機子２６からなり、両者は適
当なプラスチック材料の固まりの中に埋め込まれてい
る。この電機子２３はコンパクトなユニットを構成す
る。鉄製の電機子２６は磁気的な鉄でできた巻かれたテ
ープからなり、このテープは環状の薄板の集合体を形成
し、また電機子巻線２４は回転子１５の一方の側に配設
され、回転子１５に面している。
電機的な導体（図示せず）は電機子巻線２４を構成する
コイルの端部から、回転する符号化器により制御される
外部の電子的整流回路に導かれており、この符号化器の
可動部は磁気センサ１８と協働する回転子１５からなっ
ている。平坦な円板の形態を有するこの回転子１５は、
例えば収縮または圧縮されて電動機のシャフト８上に取
り付けられ、中央部においてハブを形成する比較的肉厚
の部分を有する合成樹脂でできた本体からなっている。
第１図に示されるようにこの本体において、環状のセグ
メントの形態を有する８個の永久磁石１６は例えば対応
するくぼみが形成されている炭素繊維の支持体の中に埋
め込まれており、この埋め込まれた集合体は合成樹脂か
らなる固まりの中に埋め込まれ、それにより電動機のシ
ャフトに強固に固定される。永久磁石１６の磁軸はシャ
フト８に平行であり、それ故磁石16はシャフト８に平行
な磁界を作る。その極面が両側において自由であるとこ
ろの永久磁石１６の厚さは、該磁石を包囲する合成樹脂
材料からなる本体の厚さに実質的に対応する。さらに、
これらの永久磁石１６は回転子１５の外周辺部において
角度方向に等しい間隔をもって配設され、環状に列を形
成する極面が回転子の各面上で交互に異なる極性を有す
るように配置されている。従って、回転子の各面上にお
いて４対の極が等しい間隔をもって配設されている。
本実施例におけるホール発電機型の磁気センサ１８は、
回転子１５のシャフト８と同軸で、かつ固定子のフラン
ジ１７に固定された鉄製環状体19の平坦な面に結合され
た絶縁板３０に形成された孔１８ａにおいて圧力を加え
ることにより固定される。好適には、この鉄製の環状体
１９は磁気的な鉄で作られた巻かれたテープからなり、
このテープは磁界閉塞用の鉄製の電機子２６と同様に環
状の薄板の集合体を形成する。フランジ１７および２１
はリング２２により相互接続されて、ケーシングを形成
する。
実施例の第１の形態において、発電機の巻線24は実際に
は第５図に示されるように４個の星形結線の巻線ｂ１，
ｂ２，ｂ３およびｂ４からなり、４個の独立したコイル
がそれぞれ直列接続されてなる４個の巻線の相対的位置
関係は第４図に概略的に示される。この場合には、回転
子が４対の磁極を備えているので、角θは９０度の広が
りを有し、１つの電機的サイクル、すなわち３６０度の
電気角に対応する。
一方では巻線ｂ１およびｂ３が、他方では巻線ｂ2およ
びｂ4が、重ねられて配設される一方で逆方向に巻かれ
ており、それにより、重ねられた巻線に誘導される電圧
は１８０度の電気角の位相偏移に対応する反対符号を有
する。２組の重ねられた巻線は電気的サイクルの４分の
１（90゜）だけ位相偏移しており、これは幾何学的角度
22.5゜に対応する。なぜならば、この場合、電気的サイ
クルは９０゜に対応し、１対の磁極は物理的な９０度の
幾何学的角度をカバーしているからである。巻線ｂ1な
いしｂ4において誘導される電圧および明白な正のスレ
ッショルドは、整流子g10,g20,g30およびｇ４０の連続
的な整流により、第５図に示す点＋およびＮに対応する
発電機出力に現われる。
第１図の実施例と独立に整流現象を概略的に説明するた
めに、１対の極が第６図において４個の磁気センサＤ
１，Ｄ２，Ｄ３およびＤ４の位置と共に示される。本発
明によれば、磁気センサはホール効果を利用したセンサ
である。これらの４個のセンサは第１図に示されるよう
に、回転子の前であって発電機の固定子側に固定されて
いる。２個の連続してセンサの間の角度上の隔たりは４
５度の電気角、すなわち幾何学的角度11.25゜に等しく
しなければならない。
１対の極のうちＮ極が２個の特定な極を通過する時にホ
ール効果を利用したセンサD1,D2,D3およびＤ４により発
せされる信号は、第６図においてこれらの極の下に示さ
れる。整流子g10,g20,ｇ３０およびｇ４０を制御する４
個の信号はセンサＤ１およびＤ３により発せられる信号
からのみ得られる。１つの電気的サイクルにつき４つの
整流が制御されねばならず、また、信号Ｄ１およびＤ３
が電気的サイクルの４分の１（＝９０゜）だけ位相偏移
され、かつ、半サイクル（＝180゜）の期間中一定の値
を保持しているために、それぞれが９０度の電気角に等
しい期間Ｉ，II，IIIおよびIVの間発電機の電気子巻線
の整流を制御する４個の信号g10,g20,g30およびg40を発
生させることは可能である。巻線ｂ１，ｂ２，ｂ３およ
びｂ4における誘導電圧Ｂ１，Ｂ２，Ｂ３およびＢ４は
第７図に図示されており、ここでは、誘導電圧B1,B2,B3
およびＢ４が高位のスレッショルドにある期間に対応す
る４つの期間Ｉ，II，IIIおよびIVも併せて図示されて
いる。本実施例では、発電機は（上述のヨーロッパ特許
出願第123347号に記載され、かつ示されている電動機に
類似した）８極の電動機に結合されているので、１つの
電気的サイクルにつき８個の整流信号を発生させること
が必要であり、この場合、これらの８個の信号ｇ１ない
しg8は４個の信号D1,D2,D3およびＤ４の助けにより作ら
れる。
第１３図は電動機および発電機の電機子巻線の整流を発
電機の符号器から制御する手段を概略的に示す。例えば
ホール効果を利用したセンサD1,D2,D3およびＤ４からな
る符号器Ｃ０から発せられる信号は２つの電子回路に供
給される。すなわち、第１の電子回路Ｃ１は発電機Ｄの
電機子巻線の整流を行うための信号g10,g20,g30およびg
40を発生するものであり、第２の電子回路Ｃ２は電動機
Ｍの電機子巻線の整流を行うための信号ｇ１，ｇ２，
…，ｇ８を発生するものであり、もちろんいずれの場合
にも、電動機および発電機の極数が一致しているという
条件下にある。８個の整流信号を用いる電動機の電機子
構造体の典型的な例は後にに記載される。
４個のセンサD1，D2，D3およびD4を幾何学的に33.75゜
の孤の上に配置することが不可能であるために、これら
のセンサンはそれぞれの角度的な位置をより詳細に示す
第４図に図示されるように配設されている。第４のセン
サＤ４は第１のセンサから３３．７５゜隔てられてお
り、第２のセンサＤ２は第１のセンサから101.25゜隔て
られ、これは実際には２番目の１対の極が１１．２５゜
だけ偏移したものに対応する。第３のセンサＤ３は第１
のセンサから７７．５゜隔てられて位置し、対になった
極のうちＳ極の磁路により励磁されものであり、従って
このセンサにより発せられる信号はそれが利用される前
に反転される。もちろん、この４個のセンサの配置例は
いくつかの可能な配置例の中のだた一つのみを構成し、
発電機の寸法に従属するものである。
２個のコイルｂ′１，ｂ′２からなる電機子巻線の配置
を示す別の変形例が第８図に示される。８個の整流子
ｇ′10,ｇ″10,ｇ′20,ｇ″20,ｇ′30,ｇ″30および
ｇ′40,ｇ″40により各コイルの２個の端子の整流を制
御することにより、４つの誘導電圧が、その巻線が星形
結線のコイルからなる発電機の＋および−の端子におい
て得られる。第８図のように２個のコイルを配置するこ
とにより得られる利点は、各コイルｂ′１，ｂ′２がコ
イルｂ１〜ｂ４のいずれの各個よりも多く巻線を有する
こと、従って、対応する誘導電圧Ｂ′１およびＢ′２の
値を増大することができること、である。
第９図は２個の巻線ｂ′１およびｂ′２の相対的配置を
示し、巻線の各個は４個の独立したコイルが直列接続さ
れたものからなり、それらの位置は前述したコイルｂ１
およびｂ２の位置に対応する。第６図の参照により前記
した信号はこの電機子の変形例の場合にも同じものであ
り、唯一の相違点は、信号ｇ１０が整流子ｇ′10,ｇ″1
0の整流を制御し、信号ｇ２０が整流子ｇ′20,ｇ″20の
整流を制御し、信号ｇ３０およびｇ４０についても以下
同様である、ことである。第９図に関連して、第１０図
は第８図の電機子の＋および−の端子から得られる、２
つの誘導電圧Ｂ′１およびＢ′２とその反転された電圧
Ｂ′３およびＢ′４を示すものであり、この場合整流子
ｇ′30,ｇ″30およびｇ′40,ｇ″40は制御信号ｇ３０お
よびｇ４０によって閉成されているものとする。
第１１図および第１２図は回転子の実施例の変形例を示
し、ここに示される回転子３５は一方の側面がＮ極を構
成し他方の側面がＳ極であるような環状磁石３６を具備
する。このＮ極の側面には、環状磁石３６より多なる直
径を有する金属の円板３７が固着されている。この円板
３７の外周縁部は環状磁石の外周縁部から半径方向に突
出しており、等しい間隔をおいてノッチ３９を提供する
ようカットされている。環状磁石３６のＳ極の側面に
は、第１の金属の円板３７と同じ大きさで同じ形状の別
の金属の円板３８が固着されている。この金属の円板３
８もまた、その外周縁部に第１の円板３７のノッチと等
しい数および大きさのノッチ４０を具備する。２個の円
板３７および３８は、第１の円板３７のノッチの各個が
第２の円板３８の２個の隣接するノッチ４０の間に形成
されたギャップ部に対応し、しかも第２の円板に接触し
ないように、環状磁石３６の対向する面にそれぞれ固着
される。各円板のノッチの部分は互いに反対方向に２度
わずかに折り曲げられ、それにより環状磁石３６と同じ
平面内で対称に延びている。従って、交互に極性の異な
る連続した外周縁のノッチ３９，４０を具備する回転子
が得られる。
前述において本発明の特定の実施形態が記述され、添付
の図面に図解されているが、特許請求の範囲に規定され
る発明の範囲から逸脱することなく、種々の変形を前述
の実施形態に施すことができることは当業者にとり容易
に思いつくことであろう。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明の一実施例としての電動機および速度計
形発電機のユニットを示す軸方向の断面図， 第２図は磁気センサの側面図， 第３図は第２図のIII−III線に沿って拡大された断面
図， 第４図は４相速度計形発電機の電機子巻線の相対的な配
置を示す概略的な図， 第５図は第４図の星形結線の４個の巻線を、その対応す
る整流子と共に示す図， 第６図は発電機の回転子の１対の極と磁気センサの位
置，回転子の回転中に該磁気センサから発せられる信
号，発電機の電機子巻線の整流を制御する信号，および
電動機の電機子巻線の整流を制御する信号，を示す図， 第７図は第５図の発電機巻線の各個において誘導される
電圧と、第８図の発電機の巻線の各個の端子において誘
導される電圧を示す図、 第８図は２相発電機の電機３集合体を示す図、 第９図は、８図の発電機の電機子巻線の配置を示す概略
的な図、 第１０図は電動機および発電機のユニットの電機子巻線
の整流を、発電機の符号化器から制御するための装置を
示す図、 第１１図は２個の円板を備えた環状磁石からなる回転子
の平面図、および、 第１２図は第１１図のXII-XII線から見た断面図、であ
る。 ３，３′……電機子、４，４′……電機子巻線、５，
５′……接続リング、６，６′……鉄製の電機子、８…
…シャフト、１０……回転子、１２……永久磁石、13，
13′……プラスチックの周辺体、１５……回転子、１６
……永久磁石、１８……磁気センサ、１９……鉄製の環
状体、２３……電機子、２４……電機子巻線、２６……
鉄製の電機子、３０……絶縁板、３５……回転子、３６
……環状磁石、３７，３８……金属の円板、39，40……
ノッチ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】速度計形発電機と協働する電動機であっ
    て、該発電機の回転子が該電動機のシャフトに固定さ
    れ、該電動機は無整流子の永久磁石型であって電子的整
    流システムを備えると共に、複数の永久磁石を携える回
    転子および少くとも１つの固定された電機子を具備し、
    該電機子は整流が電子的整流回路を介して符号器により
    制御可能であるような電機子巻線を有し、該符号器は、
    回転子の回転角の位置の関数として信号を発生し、該シ
    ャフトに固定された符号化用円板からなり、および、１
    組の固定されたセンサと協働するものである、電動機で
    あって、 該速度計形発電機もまた無整流子の永久磁石型であって
    電子的整流手段を具備し、該発電機の回転子は該電動機
    のシャフトに平行な磁軸をもつ複数の永久磁石を携える
    円板からなり、該回転子は同時に該電動機の該符号化用
    円板を構成するものであり、該符号化用円板は好適には
    ホール発電機型の磁気センサからなる該１組の固定され
    たセンサと協働しており、該１組の固定されたセンサは
    該回転子の一方の側に取り付けられ、該速度計形発電機
    の固定された電機子は該回転子の他方の側に取り付けら
    れ、かつ、整流が電子的整流回路を介して該電動機の符
    号器により制御されるような電機子巻線を具備し、該発
    電機の極数および巻線の配列は該電動機の極数および電
    機子巻線の配列と一致するものである、速度計形発電機
    と協働する電動機。
  2. 【請求項２】該磁気センサが、鉄製の環状体の平坦面に
    結合された絶縁材料からなる板の中に埋め込まれてお
    り、該鉄製の環状体が、好適には連続したテープの形態
    を有する磁性薄板からなり、該磁性薄板は絶縁層で被覆
    され、かつそれ自身の上に巻かれている、特許請求の範
    囲第１項記載の速度計形発電機と協働する電動機。
  3. 【請求項３】該発電機の電機子巻線が、複数のコイルを
    有する平坦なケーキの形状を具備し、該コイルは部分的
    には互いに重なっており、かつ回転子と同軸のリングか
    らなる鉄製の電機子の実質的に平坦な面に取り付けられ
    ており、該リングは連続した磁性金属のテープからな
    り、該テープは絶縁材料からなる層で被覆され、かつそ
    れ自身の上に巻かれている、特許請求の範囲第１項記載
    の速度計形発電機と協働する電動機。
  4. 【請求項４】該回転子が、一方の側面がＮ極であって他
    方の側面がＳ極である環状磁石を具備し、該環状磁石よ
    り大なる直径を有する第１の鉄製の円板が該Ｎ極の面に
    結合され、該第１の鉄製の円板の外周縁は該環状磁石の
    縁を越えて半径方向に突出し、かつ等しい間隔のノッチ
    をもって形成されており、該第１の鉄製の円板と同じ大
    きさおよび形状をもつ第２の鉄製の円板が該環状磁石の
    Ｓ極の面に結合され、かつ、その外周縁上に該第１の鉄
    製の円板のノッチと同じ数および大きさのノッチを具備
    し、該第２の鉄製の円板は該第１の鉄製の円板に対して
    角度的に変位され、それにより該第２の鉄製の円板のノ
    ッチの各個が該第１の鉄製の円板の２個の隣接するノッ
    チの間に位置するようにし、従って、該回転子の周縁部
    は交互に極性の異なる連続した極面を具備するものであ
    る、特許請求の範囲第１項記載の速度計形発電機と協働
    する電動機。
  5. 【請求項５】該発電機の巻線が２相または４相を具備
    し、１つの電機的サイクルにおける該巻線の整流は180
    度の電気角で作動する４個の磁気センサにより発せられ
    る２個の信号から得られる４個の制御信号により制御さ
    れ、１つの電機的サイクルにおける電動機の電機子巻線
    回路の整流は該４個の磁気センサから発せられる４個の
    信号から得られる８個の制御信号により制御され、該電
    動機および発電機の回転子は好適には１面につき４対の
    極を具備する、特許請求の範囲第１項記載の速度計形発
    電機と協働する電動機。
  6. 【請求項６】該磁気センサは幾何学的な角度101.25度以
    内に配置され、それにより180度の電気角により連続し
    て作動され得るものである、特許請求の範囲第５項記載
    の速度計形発電機と協働する電動機。
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