JPH0636615Y2 - 着脱型電気装置のロック機構 - Google Patents

着脱型電気装置のロック機構

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JPH0636615Y2
JPH0636615Y2 JP1988005384U JP538488U JPH0636615Y2 JP H0636615 Y2 JPH0636615 Y2 JP H0636615Y2 JP 1988005384 U JP1988005384 U JP 1988005384U JP 538488 U JP538488 U JP 538488U JP H0636615 Y2 JPH0636615 Y2 JP H0636615Y2
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slide bar
housing
hook
vehicle
lock
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JP1988005384U
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善一 宮腰
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Kenwood KK
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば自動車等へ、取外し自在に装備され
る音響機器、通信機器の如き着脱型電気装置のロック機
構に関する。
(従来の技術) この種車載用機器のロック機構として、車体の収納ケー
スに挿入された筐体をロックする係合手段を、車のキー
に連動する電源スイッチ操作により電磁手段が動作する
所定時間内に、離脱手段の釦を押動操作することによっ
てロック解除可能に構成している技術が特開昭62-46735
号公報で、又、車体のインナケースに挿入された車載用
機器の機器本体をソレノイドのロックピンとインナケー
スの係止穴との係合によりロックするロック機構を、光
電素子がオンまたはオフの何れかで操作スイッチが車載
用機器を運転可能に維持している状態のとき、ソレノイ
ドのロックピンの前記係合を解除できるようにした技術
が実開昭59-14088号公報で、夫々知られている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、かかる公知技術では次述の問題がある。
前者は、係合手段の車のキーの操作により係合解除して
電磁手段が動作する所定時間内に離脱手段の釦を押動操
作しながら筐体を引き出すことで筐体の取外しができる
構造であり、このように筐体の取外し操作は、キーの操
作後の所定時間内に釦を押動操作しながら筐体を引き出
すという多大の注意を必要とするため、容易ではない。
後者では、車載用機器を運転可能に維持するための操作
スイッチとしてのイグニッシヨンスイッチ、カーステレ
オの電源スイッチ、カセット検出スイッチをオンするな
どという多大の条件を満足することで車載用機器の取外
しができる構造であり、このように車載用機器の取外し
操作は、多数のスイッチの操作を間違いなく行うために
多大の注意を必要とし、容易ではない。
そのうえ、後者では、インナケースとこれに挿入された
車載用機器の機器本体との間に挿入時にガタツキがある
と、ソレノイドのロックピンとインナケースの係止穴と
の係合は不十分となり、ショックによってロックが外れ
てしまう危険がある。
これを防ぐにはインナケースに機器本体が略密接嵌合形
状とする必要があるが、何れも薄板で形成される箱形の
インナケースと機器本体をこのように略密接嵌合形状に
製作することは実際上極めて難しい。
この考案は、従来のロック機構の前記のような問題はな
く、衝撃を受けてもロックが外れる恐れなく、車載用機
器の取外し操作は容易で、勿論盗難の心配はないロック
機構を提案するものである。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するためこの考案は、 音響機器、通信機器等の電気装置を内部に持つ第1の筐
体と、車体等に取付けられて前記第1の筐体を挿入し、
取外し可能に形成された第2の筐体と、前記挿入により
前記第1の筐体を前記第2の筐体にロックする機械的接
続装置と、前記機械的接続装置を解除するための電気的
移動手段とを備え、前記機械的接続装置の解除動作に時
間的制限を設けるように構成した着脱型電気装置のロッ
ク機構において、 前記第1の筐体の取外し方向に対し交差した方向に前記
電気的移動手段によりロック解除移動するスライドバー
と、前記第1の筐体が挿入されるとき前記スライドバー
に押動部が衝突して一旦退避動作してから前記スライド
バーに係合してロック位置に保持されるフックと、ロッ
ク解除位置で前記フックを第1の筐体の取外し方向に通
過可能とするロック解除孔とで構成される前記機械的接
続装置を有していることを特徴としている。
(作用) ロック解除は、電気的移動手段による解除操作の時間的
制限内に第1の筐体を取外し方向に移動することでワン
タッチで第1の筐体は取外しされ、取外し操作を誤る恐
れはなく、そして時間的制限内に第1の筐体を取外し方
向に移動しなければならないことで盗難防止としての機
能も満たされる。
ロック解除孔にフックが合致するようスライドバーを第
1の筐体の取外し方向に対し交差した方向に移動するこ
とでロックは解除される構成のため、第2の筐体に対し
第1の筐体が挿入状態でかなりガタツクような遊嵌形状
であってもロック解除孔にフックが合致するようなこと
は起こり得ず、車体等に作用する衝撃などでロックが外
れる危険は全くないため、これらの筐体の形成精度に特
別な正確さを必要とせず、製作は簡易である。
(実施例) 次に、この考案の一実施例を図に基いて説明する。
ロック機構のロック状態における一部切欠側面図を第1
図に、一部切欠平面図を第2図に、斜視図を第4図に、
夫々示した。
音響機器、通信機器等の電気機器(図示は省略してい
る)を内部に持つ第1の筐体Aとしての例えば車載用機
器1に、後述する構造の電気的移動手段Dが設けられ、
車載用機器1の奥壁1aに、電気的接続装置Cの一方の部
材としての例えばオスコネクタ2を取付けている。
図示省略している自動車等の車体に、第2の筐体Bとし
ての例えば収納ケース3が取付けられ、この収納ケース
3は、第2図の下方部分の入口側を開口した箱状であっ
て、この入口側から車載用機器1を収納ケース3内に挿
入できる形に形成され、奥壁3aに、電気的接続装置Cの
他方の部材としての例えばメスコネクタ4と、車載用機
器1を収納ケース3に機械的に接続するための機械的接
続装置Mの結合部材mとしての例えばフック5を設けて
いる。
例示した機械的接続装置Mは、奥壁1aに設けられたガイ
ド6,7に沿って車載用機器1の挿入方向(第2図の反矢
線Y方向)に直交する左右方向にスライドできるスライ
ドバー8と、このスライドバー8を矢線X方向に引張る
ばね9と、上記フック5とによって構成されている。
フック5は、第2図のF−F線矢視図としての第3図の
とおり、その基部を、奥壁3aに設けたブラケット10へ、
ピン11によって枢着し、ばね12によってスライドバー8
に近ずく方向に付勢し、奥壁3aの内側にこのフック5の
先端部が突出している。
先端部には、収納ケース3に車載用機器1が挿入されて
いる状態でスライドバー8の矢線Y方向の動きを阻止す
るフック部5aと、取外されている車載用機器1を収納ケ
ース3に挿入する際、スライドバー8が第6図の矢線Z
方向に動くのに伴い、フック5を矢線方向に押し回動す
る円弧状の押動部5bとが形成されている。
車載用機器1の奥壁1aに、フック5が矢線Y方向に通り
抜けできる孔13を設けている。
スライドバー8には、フック5が、矢線Y方向に通り抜
けできるロック解除孔14が設けられ、電気的接続手段D
を構成するソレノイド15の作動子15aに、スライドバー
8を結合している。
ソレノイド15が通電されないときは、ばね9によってス
ライドバー8は、第1図〜第4図に示すロック位置に保
たれ、この位置では、フック5に対しロック解除孔14は
合致しない。
このロック位置のソレノイドに通電されると、スライド
バー8を反矢線X方向に移動し、第5図のように、フッ
ク5に、ロック解除孔14が合致する。
ソレノイド15への上記通電操作は、第7図のように例え
ば自動車のエンジンキー16の操作に連動するように構成
している。
即ち、自動車の各種照明灯、ラジオ、アクセサリー電源
回路17等に電流が供給されるアクセサリーキー入位置
(ACC)にあるエンジンキー16を、切位置(OFF)に操作
したとき、パネル発生回路18にて発生した一定時間(例
えば10数秒間)のパルスがソレノイド15に入力するよう
に、電気的移動手段Dが構成されている。
この一定時間内は、スライドバー8がロック解除位置に
保たれるので、車載用機器1を収納ケース3から取外し
できるものである。
パルス発生回路18としては、例えば、アクセサリーキー
位置(ACC)から切位置(OFF)へ操作されたことを検出
して、一定時間幅のパルスを生成するように構成された
マイクロコンピュータを用いている。
次に、上記ロック機構の作用について説明する。
取外されている車載用機器1を収納ケース3内に挿入す
ると、スライドーバー8がフック5の押動部5bに衝突
し、押動部5bによってフック5は回動してスライドバー
8はフック5を通り抜け、フック部5aにスライドバー8
が向い合って第1図〜第3図に示すロック位置となり、
車載用機器1は収納ケース3に結合され、又、メスコネ
クタ4とオスコネクタ2は結合され、車載用機器1を、
図示外の押ボタン等の操作によって所定に使用できるこ
とになる。
このロック位置では、スライドバー8のロック解除孔14
は、フック5から外れているので、車載用機器1は矢線
Y方向に動くことができない。
収納ケース3に挿入されてこれと結合されている車載用
機器1は、エンジンキー16を、アクセサリーキー入位置
(ACC)から切位置(OFF)に操作することによって取外
しできる。
即ち、上記操作によって、パルス発生回路18は、一定時
間幅のパルスをソレノイド15に与え、ソレノイド15はス
ライドバー8を反矢線X方向に移動し、ロック解除孔14
はフック5に向い合うことになる。
そこで、車載用機器1を矢線Y方向に引けば、フック5
はロック解除孔14を通り抜けでき、オスコネクタ2はメ
スコネクタ4から外れ、収納ケース3から車載用機器1
が取外される。
上記パルスの出力が終ると、ソレノイド15は矢線X方向
に戻るので、この出力時間内に車載用機器1を取外さな
ければ、再びロック状態となり、エンジンキー16を抜き
取っても、車載用機器1は取外しできない。
車載用機器1の取外しは、ソレノイド15がスライドバー
8を解除位置に保持している時間的制限内に車載用機器
1を取外し方向に移動することでワンタッチで行われ、
取外し操作を誤る恐れはない。
そして、前記時間的制限内に車載用機器1を取外し方向
に移動しなければならないことで盗難防止としての機能
も充分に満たされている。
ロック解除孔14にフック5が合致するようスライドバー
8を車載用機器1の取外し方向に対し交差した方向に移
動することでロックは解除される構成のため、収納ケー
ス3に対し車載用機器1が挿入状態でかなりガタツクよ
うな遊嵌形状であってもフック5のフック部5aに対して
スライドバー8の側面が傾斜する程度で、ロック解除孔
14にフック5が合致するようなことは起こり得ない。
従って、上記ガタツキのあるときでも車体等に作用する
衝撃などでロックが外れる危険は全くないため、これら
の収納ケース3や車載用機器1の形成精度に特別な正確
さを必要とせず、製作は簡易で安価となる。
フック5、スライドバー8等の機械的接続装置Mの具体
的構造は、図示例のものに限らず、車載用機器1を収納
ケース3に挿入することによって接続、ロックされ、そ
してこの挿入方向に直交する方向にロック解除が行われ
る構造であれば良い。
(考案の効果) 以上のようにこの考案によれば、ロック解除は、電気的
移動手段による解除操作の時間的制限内に第1の筐体を
取外し方向に移動することでワンタッチで第1の筐体は
取外しされ、取外し操作を誤る恐れはなく、そして前記
時間的制限内に第1の筐体を取外し方向に移動しなけれ
ばならないことで盗難防止としての機能も充分に満たさ
れている。
ロック解除孔にフックが合致するようスライドバーを第
1の筐体の取外し方向に対し交差した方向に移動するこ
とでロックは解除される構成のため、第2の筐体に対し
第1の筐体が挿入状態でかなりガタツクような遊嵌形状
であってもロック解除孔にフックが合致するようなこと
は起こり得ず、車体等に作用する衝撃などによりロック
が外れる危険は全くないため、これらの筐体の形成精度
に特別な正確さを必要とせず、製作は簡易となった。
【図面の簡単な説明】 図はこの考案の実施例を示し、第1図はロック状態にお
ける一部切欠側面図、第2図は第1図の1部切欠平面
図、第3図は第2図のF−F線矢視図、第4図は斜視
図、第5図はロック解除状態における一部切欠側面図、
第6図は動作途中を示す要部横断平面図、第7図は回路
のブロック図である。 1……車載用機器、1a,3a……奥壁 2……オスコネクタ、3……収納ケース 4……メスコネクタ、5……フック 5a……フック部、5b……押動部 6,7……ガイド、8……スライドバー 9,12……ばね、10……ブラケット 11……ピン、13……孔 14……ロック解除孔、15……ソレノイド 15a……作動子、16……エンジンキー 17……アクセサリー電源回路 18……パルス発生回路 A……第1の筐体、B……第2の筐体 C……電気的接続装置、D……電気的移動手段 M……機械的接続装置、m……結合部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】音響機器、通信機器等の電気装置を内部に
    持つ第1の筐体と、車体等に取付けられて前記第1の筐
    体を挿入、取外し可能に形成された第2の筐体と、前記
    挿入により前記第1の筐体を前記第2の筐体にロックす
    る機械的接続装置と、前記機械的接続装置を解除するた
    めの電気的移動手段とを備え、前記機械的接続装置の解
    除動作に時間的制限を設けるように構成した着脱型電気
    装置のロック機構において、 前記第1の筐体の取外し方向に対し交差した方向に前記
    電気的移動手段によりロック解除移動するスライドバー
    と、前記第1の筐体が挿入されるとき前記スライドバー
    に押動部が衝突して一旦退避動作してから前記スライド
    バーに係合してロック位置に保持されるフックと、ロッ
    ク解除位置で前記フックを第1の筐体の取外し方向に通
    過可能とするロック解除孔とで構成される前記機械的接
    続装置を有していることを特徴とする着脱型電気装置の
    ロック機構。
JP1988005384U 1988-01-21 1988-01-21 着脱型電気装置のロック機構 Expired - Lifetime JPH0636615Y2 (ja)

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JPH01110473U JPH01110473U (ja) 1989-07-26
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6246735A (ja) * 1985-08-22 1987-02-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 小形電子機器の着脱装置

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