JPH0636608B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録再生装置Info
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- JPH0636608B2 JPH0636608B2 JP60148726A JP14872685A JPH0636608B2 JP H0636608 B2 JPH0636608 B2 JP H0636608B2 JP 60148726 A JP60148726 A JP 60148726A JP 14872685 A JP14872685 A JP 14872685A JP H0636608 B2 JPH0636608 B2 JP H0636608B2
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- frequency
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、搬送色信号を含むカラー映像信号を記録再生
するビデオテープレコーダのごとき磁気記録再生装置に
関するものである。
するビデオテープレコーダのごとき磁気記録再生装置に
関するものである。
従来の技術 家庭用ビデオテープレコーダー(以下、VTRと略す)
では、従来、複合映像信号中に含まれる色信号(搬送周
波数c≒3.58MHz)を低域周波数s(例えばs≒6
29KHz)に変換して記録する方式、いわゆるカラーアン
ダー方式が用いられている。
では、従来、複合映像信号中に含まれる色信号(搬送周
波数c≒3.58MHz)を低域周波数s(例えばs≒6
29KHz)に変換して記録する方式、いわゆるカラーアン
ダー方式が用いられている。
第4図(a),(b)はその一例で、第4図(a)は記録系、同図
(b)は再生系の主要ブロック図である。先ず、記録時は
複合映像信号中に含まれる色信号成分(c≒3.58M
Hz)を帯域通過型フィルタ(以下、B.P.Fと略す)3で
取り出し、A.C.C(Automatic Chroma Level Control)4
で色信号のレベルを所定の値に自動調節する。
(b)は再生系の主要ブロック図である。先ず、記録時は
複合映像信号中に含まれる色信号成分(c≒3.58M
Hz)を帯域通過型フィルタ(以下、B.P.Fと略す)3で
取り出し、A.C.C(Automatic Chroma Level Control)4
で色信号のレベルを所定の値に自動調節する。
次の、これを周波数変換器5で低域周波数s(例えば
s≒629KHz)に変換し、低域通過型フィルタ(以下L.
P.Fと略す)6で帯域制限した後、輝度信号処理回路2
の出力であるFM輝度信号成分と混合器7で混合する。
混合された、FM輝度信号成分と低域色信号成分は、記
録増幅器8,磁気ヘッド9を経て磁気テープ上に記録さ
れる。
s≒629KHz)に変換し、低域通過型フィルタ(以下L.
P.Fと略す)6で帯域制限した後、輝度信号処理回路2
の出力であるFM輝度信号成分と混合器7で混合する。
混合された、FM輝度信号成分と低域色信号成分は、記
録増幅器8,磁気ヘッド9を経て磁気テープ上に記録さ
れる。
再生時には、第4図(b)に示すように、再生増幅器11
で増幅された再生信号から、L.P.F13で低域色信号成
分を取り出し、これを、A.C.C4で所定の色信号レベル
に自動調節した後、周波数変換器15でc≒3.58MHz
の色信号に周波数変換する。
で増幅された再生信号から、L.P.F13で低域色信号成
分を取り出し、これを、A.C.C4で所定の色信号レベル
に自動調節した後、周波数変換器15でc≒3.58MHz
の色信号に周波数変換する。
この際、再生テープ速度変化やジッタによる周波数変化
分Δを、再生輝度信号の水平同期信号(水平同期分離
回路20の出力信号)からの逓倍信号を用いて、再生周
波数変動Δの除去を行なっている(例えば、テレビジ
ョン学会編、「ホームVTR入門」pp.164〜171参
照)。上記再生周波数変動除去のためのAFC(Automat
ic Frequency Control)系、並びに、APC(Automatic
Phase Control)系を第4図(b)ではクロマAFC,AP
C系21として表わしている。
分Δを、再生輝度信号の水平同期信号(水平同期分離
回路20の出力信号)からの逓倍信号を用いて、再生周
波数変動Δの除去を行なっている(例えば、テレビジ
ョン学会編、「ホームVTR入門」pp.164〜171参
照)。上記再生周波数変動除去のためのAFC(Automat
ic Frequency Control)系、並びに、APC(Automatic
Phase Control)系を第4図(b)ではクロマAFC,AP
C系21として表わしている。
周波数変換系15で周波数変化分Δを除去した再生色
信号を、さらに、1H遅延線16と混合器17とからな
るクロストーク除去回路、及び、B.P.F18に通すこと
により、再生周波数変換器出力中の不要成分を除去し、
混合器19で復調輝度信号成分と混合する。混合された
復調信号は出力増幅器22で増幅され、複合映像信号と
して出力端23より出力される。
信号を、さらに、1H遅延線16と混合器17とからな
るクロストーク除去回路、及び、B.P.F18に通すこと
により、再生周波数変換器出力中の不要成分を除去し、
混合器19で復調輝度信号成分と混合する。混合された
復調信号は出力増幅器22で増幅され、複合映像信号と
して出力端23より出力される。
以上に述べたように、カラーアンダー方式の色信号記録
方式は、色信号を輝度信号のFM帯域より低い周波数
sに変換して、輝度信号の低搬送波FM信号と重畳して
記録することによって、限られた記録帯域を有効に利用
することが可能である。また、再生時に、低域色信号を
周波数変換する際、APC,AFC方式による再生周波
数変動除去手段によりジッタ対策が可能となり、カラー
アンダー方式は、現在の家庭用VTRに不可欠な技術と
して確立されている(前記の「ホームVTR入門」,p
p.28〜36参照)。
方式は、色信号を輝度信号のFM帯域より低い周波数
sに変換して、輝度信号の低搬送波FM信号と重畳して
記録することによって、限られた記録帯域を有効に利用
することが可能である。また、再生時に、低域色信号を
周波数変換する際、APC,AFC方式による再生周波
数変動除去手段によりジッタ対策が可能となり、カラー
アンダー方式は、現在の家庭用VTRに不可欠な技術と
して確立されている(前記の「ホームVTR入門」,p
p.28〜36参照)。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のようなカラーアンダー方式は、色
信号を輝度FM信号と重畳して記録するために、色信号
成分の帯域を3.58MHzを中心に±500KHz程度に制限す
る必要があり、これにより、色信号再生時のバースト信
号が劣化するという問題点を有していた。
信号を輝度FM信号と重畳して記録するために、色信号
成分の帯域を3.58MHzを中心に±500KHz程度に制限す
る必要があり、これにより、色信号再生時のバースト信
号が劣化するという問題点を有していた。
すなわち、輝度FM信号と低域色信号を重畳する際に、
輝度FM信号の下側帯波成分と、低域色信号の上側帯波
成分との混入を防ぐために、第4図(a),(b)で示した低
域通過型フィルタ(L.P.F)6及び、13のカットオフ
周波数は、−3dB減衰点で1.2〜1.5MHzに選ばれてい
る。また、通常は、帯域通過型フィルタ3及び、18も
3.58MHzを中心に±500〜600MHzに選んである。こ
の色信号の帯域制限により、バースト信号の高域側帯波
成分(バースト信号のエンベロープで立上りと立下りエ
ッヂ部分)の劣化をひきおこし、色信号再生時のAP
C,AFCの動作に悪影響を及ぼしている。上記のバー
スト信号の劣化は、ダビング時に著しく、バースト信号
のエンベロープが丸められ、再生時には、色むらとなっ
てあらわれる。
輝度FM信号の下側帯波成分と、低域色信号の上側帯波
成分との混入を防ぐために、第4図(a),(b)で示した低
域通過型フィルタ(L.P.F)6及び、13のカットオフ
周波数は、−3dB減衰点で1.2〜1.5MHzに選ばれてい
る。また、通常は、帯域通過型フィルタ3及び、18も
3.58MHzを中心に±500〜600MHzに選んである。こ
の色信号の帯域制限により、バースト信号の高域側帯波
成分(バースト信号のエンベロープで立上りと立下りエ
ッヂ部分)の劣化をひきおこし、色信号再生時のAP
C,AFCの動作に悪影響を及ぼしている。上記のバー
スト信号の劣化は、ダビング時に著しく、バースト信号
のエンベロープが丸められ、再生時には、色むらとなっ
てあらわれる。
本発明は上記問題点に鑑み、バースト信号時にのみ通過
帯域幅を広げ、数回のダビングを行なってもバースト信
号の劣化が少ない磁気記録再生装置を提供することを目
的としている。
帯域幅を広げ、数回のダビングを行なってもバースト信
号の劣化が少ない磁気記録再生装置を提供することを目
的としている。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の磁気記録再生装置
は、搬送色信号を周波数分離した後、低域変換して記録
する磁気記録再生装置であって、低域色信号成分と周波
数変調輝度成分との分離を行なうために従来用いられて
いる第1のLPFと、前記第1のLPFよりも広帯域の
第2のLPFと、上記第1のLPFと第2のLPFとを
切り換えるスイッチ回路と、バースト期間には第2のL
PFを選択し、バースト期間以外には第1のLPFを選
択するように、上記スイッチ回路を制御する制御回路と
を備えたものである。
は、搬送色信号を周波数分離した後、低域変換して記録
する磁気記録再生装置であって、低域色信号成分と周波
数変調輝度成分との分離を行なうために従来用いられて
いる第1のLPFと、前記第1のLPFよりも広帯域の
第2のLPFと、上記第1のLPFと第2のLPFとを
切り換えるスイッチ回路と、バースト期間には第2のL
PFを選択し、バースト期間以外には第1のLPFを選
択するように、上記スイッチ回路を制御する制御回路と
を備えたものである。
作用 本発明は上記した構成によって、色信号のバースト期間
のみ、色信号通過帯域を広げ、数回のダビングを行なっ
ても帯域制限によるバースト信号の劣化が少ないため、
色信号処理系のAPC,AFCが安定に動作し、従来に
くらべ色むらの少ない再生色信号を得ることができる。
のみ、色信号通過帯域を広げ、数回のダビングを行なっ
ても帯域制限によるバースト信号の劣化が少ないため、
色信号処理系のAPC,AFCが安定に動作し、従来に
くらべ色むらの少ない再生色信号を得ることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例の磁気記録再生装置について、
図面を参照しながら説明する。第1図は本発明の一実施
例の記録系のブロック図である。第1図において、1は
入力端、2は輝度信号処理回路、7は輝度信号成分と色
信号成分を混合するための混合器である。入力端1より
入力された複合映像信号は、よく知られているように輝
度信号処理回路2で輝度信号のみが取り出され、AG
C,クランプ,エンファンシス等の輝度信号処理がなさ
れた後、FM変調されて混合器7で低域変換色信号成分
と混合され、記録増幅器8で増幅され磁気ヘッド9によ
って磁気テープ上に記録される。
図面を参照しながら説明する。第1図は本発明の一実施
例の記録系のブロック図である。第1図において、1は
入力端、2は輝度信号処理回路、7は輝度信号成分と色
信号成分を混合するための混合器である。入力端1より
入力された複合映像信号は、よく知られているように輝
度信号処理回路2で輝度信号のみが取り出され、AG
C,クランプ,エンファンシス等の輝度信号処理がなさ
れた後、FM変調されて混合器7で低域変換色信号成分
と混合され、記録増幅器8で増幅され磁気ヘッド9によ
って磁気テープ上に記録される。
一方、複合映像信号中の色信号成分は、第1のB.P.F
3、又は、第2のB.P.F32でとり出され、それらの出
力をスイッチ33でもって切り換えることができるよう
になっている。ここで、第1のB.P.F3は、前述した従
来例のB.P.F3と同一のものであり、c≒3.58MHzを中
心に±500〜600MHzの帯域を有している。また、
第2のB.P.F32は、c≒3.58MHzを中心に、±700
KHz〜1MHzの帯域を有する広帯域B.P.Fで、バースト期
間にスイッチ33でもって切り換えて使用する(なお、
スイッチ33,39の動作については後述する)。第1
のB.P.F3,又は、第2のB.P.F32で取り出された色信
号成分は、スイッチ33,A.C.C4を経て、周波数変換
器15、及び、局部発振器29により低域周波数sに
変換される。低域変換された低域色信号は第1のL.P.F
6、又は、第2のL.P.F38で帯域制限され、スイッチ
39を経て混合器7で輝度FM信号と混合される。ここ
で、第1のL.P.F6のカットオフ周波数は、前述したよ
うに、−3dB減衰点で1.2〜1.5MHzであり、それに対
し、第2のL.P.F38のカットオフ周波数は1.7〜2.5MHz
程度と広帯域に選んである。
3、又は、第2のB.P.F32でとり出され、それらの出
力をスイッチ33でもって切り換えることができるよう
になっている。ここで、第1のB.P.F3は、前述した従
来例のB.P.F3と同一のものであり、c≒3.58MHzを中
心に±500〜600MHzの帯域を有している。また、
第2のB.P.F32は、c≒3.58MHzを中心に、±700
KHz〜1MHzの帯域を有する広帯域B.P.Fで、バースト期
間にスイッチ33でもって切り換えて使用する(なお、
スイッチ33,39の動作については後述する)。第1
のB.P.F3,又は、第2のB.P.F32で取り出された色信
号成分は、スイッチ33,A.C.C4を経て、周波数変換
器15、及び、局部発振器29により低域周波数sに
変換される。低域変換された低域色信号は第1のL.P.F
6、又は、第2のL.P.F38で帯域制限され、スイッチ
39を経て混合器7で輝度FM信号と混合される。ここ
で、第1のL.P.F6のカットオフ周波数は、前述したよ
うに、−3dB減衰点で1.2〜1.5MHzであり、それに対
し、第2のL.P.F38のカットオフ周波数は1.7〜2.5MHz
程度と広帯域に選んである。
スイッチ33,39はバースト期間に下側、すなわち、
広帯域の第2のB.P.F32と第2のL.P.F38とを選ぶよ
うに制御されており、バースト期間は色信号処理系の帯
域を広帯域にして、バースト信号を劣化の少ない状態で
記録している。また、スイッチ33,39の制御はバー
ストゲート発生回路31の出力であるバーストゲートパ
ルス〔第3図(c)〕で行ない、バースト期間〔第3図(c)
のtBの期間〕はスイッチ33,39を下側(広帯域
側)に、それ以外は上側(通常帯域側)に接続するよう
にしている。なお、バーストゲートパルスは、第1図の
水平周期分離回路20の出力である水平同期パルス〔第
3図(b)〕により作成している。
広帯域の第2のB.P.F32と第2のL.P.F38とを選ぶよ
うに制御されており、バースト期間は色信号処理系の帯
域を広帯域にして、バースト信号を劣化の少ない状態で
記録している。また、スイッチ33,39の制御はバー
ストゲート発生回路31の出力であるバーストゲートパ
ルス〔第3図(c)〕で行ない、バースト期間〔第3図(c)
のtBの期間〕はスイッチ33,39を下側(広帯域
側)に、それ以外は上側(通常帯域側)に接続するよう
にしている。なお、バーストゲートパルスは、第1図の
水平周期分離回路20の出力である水平同期パルス〔第
3図(b)〕により作成している。
第2図は本発明の一実施例の再生系ブロック図である。
第2図で、9は磁気ヘツド、11は再生増幅器、12は
輝度信号処理回路、19は輝度信号成分と色信号成分を
混合するための混合器である。磁気ヘツド9より再生さ
れた再生信号は、再生増幅器11で増幅され、輝度信号
処理回路12へ入力される。輝度信号処理回路12で
は、よく知られているように、再生信号から高域成分を
ろ波しFM輝度信号成分をとり出した後、復調,ディエ
ンファシス,ノイゾキャンセル等の輝度信号処理を施
し、混合器19で色信号成分と混合、出力増幅器22を
通して複合映像信号を出力する。
第2図で、9は磁気ヘツド、11は再生増幅器、12は
輝度信号処理回路、19は輝度信号成分と色信号成分を
混合するための混合器である。磁気ヘツド9より再生さ
れた再生信号は、再生増幅器11で増幅され、輝度信号
処理回路12へ入力される。輝度信号処理回路12で
は、よく知られているように、再生信号から高域成分を
ろ波しFM輝度信号成分をとり出した後、復調,ディエ
ンファシス,ノイゾキャンセル等の輝度信号処理を施
し、混合器19で色信号成分と混合、出力増幅器22を
通して複合映像信号を出力する。
一方、再生信号中の低域色信号成分(例えば、s≒62
9KHz)は、第3のL.P.F13、又は、第4のL.P.F41に
よって取り出され、スイッチ42、A.C.C4を経て、第
1の周波数変換器15でもって、搬送周波数c≒3.58
MHzの色信号に周波数変換される。周波数変換された色
信号は、1H遅延線16と混合器17より構成されるク
ロストーク除去回路(くし型フィルタ)と第3のB.P.F
18で不要成分を除去しスイッチ51を通して混合器1
9で輝度信号と混合される。
9KHz)は、第3のL.P.F13、又は、第4のL.P.F41に
よって取り出され、スイッチ42、A.C.C4を経て、第
1の周波数変換器15でもって、搬送周波数c≒3.58
MHzの色信号に周波数変換される。周波数変換された色
信号は、1H遅延線16と混合器17より構成されるク
ロストーク除去回路(くし型フィルタ)と第3のB.P.F
18で不要成分を除去しスイッチ51を通して混合器1
9で輝度信号と混合される。
また、前述した記録系と同様に、L.P.FとB.P.Fは通常の
帯域のフィルター(第3のL.P.F13と第3のB.P.F1
8)と広帯域型のフィルター(第4のL.P.F41と第4
のB.P.F50)をスイッチ42,51でもって切り換
え、バースト発生期間は、色信号再生系の帯域を広帯域
にする構成になっている。すなわち、第4図を参照すれ
ばバースト発生期間〔第3図(c)のtBの期間〕は、バー
ストゲート発生回路31からバーストゲートパルス〔第
3図(c)〕が出力され、これによってスイッチ42と5
1は下側(広帯域側)に切り変わり、第4のL.P.F4
1、及び第4のB.P.F50を選択するようになってい
る。第4のL.P.F41は第1図で用いた第2のL.P.F38
と同一のもの(カットオフ周波数が−3dB減衰点で1.7
〜2.5MHzのL.P.F)、もしくは、それより若干狭い帯域
のL.P.Fを用い、通常再生時(バースト発生期間以外の
期間)に用いる第3のL.P.F13(カットオフ周波数が
−3dB減衰点で1.0〜1.5MHzのL.P.F)にくらべ広帯域型
のL.P.Fである。また、第4のB.P.F50も同様に、図1
で用いた第2のB.P.F32と同一のもの(3.58MHz中心に
±700KHz〜1MHzの帯域を有するB.P.F)、もしく
は、それより、若干狭い帯域のB.P.Fを用い、通常再生
時に用いる第3のB.P.F18(3.58MHzを中心に±500
〜600KHzの帯域を有するB.P.F)にくらべ広帯域型の
B.P.Fである。
帯域のフィルター(第3のL.P.F13と第3のB.P.F1
8)と広帯域型のフィルター(第4のL.P.F41と第4
のB.P.F50)をスイッチ42,51でもって切り換
え、バースト発生期間は、色信号再生系の帯域を広帯域
にする構成になっている。すなわち、第4図を参照すれ
ばバースト発生期間〔第3図(c)のtBの期間〕は、バー
ストゲート発生回路31からバーストゲートパルス〔第
3図(c)〕が出力され、これによってスイッチ42と5
1は下側(広帯域側)に切り変わり、第4のL.P.F4
1、及び第4のB.P.F50を選択するようになってい
る。第4のL.P.F41は第1図で用いた第2のL.P.F38
と同一のもの(カットオフ周波数が−3dB減衰点で1.7
〜2.5MHzのL.P.F)、もしくは、それより若干狭い帯域
のL.P.Fを用い、通常再生時(バースト発生期間以外の
期間)に用いる第3のL.P.F13(カットオフ周波数が
−3dB減衰点で1.0〜1.5MHzのL.P.F)にくらべ広帯域型
のL.P.Fである。また、第4のB.P.F50も同様に、図1
で用いた第2のB.P.F32と同一のもの(3.58MHz中心に
±700KHz〜1MHzの帯域を有するB.P.F)、もしく
は、それより、若干狭い帯域のB.P.Fを用い、通常再生
時に用いる第3のB.P.F18(3.58MHzを中心に±500
〜600KHzの帯域を有するB.P.F)にくらべ広帯域型の
B.P.Fである。
また、色信号再生系で逓倍回路44と位相推移回路45
と電圧制御発振器46と位相比較器48とバースト抜き
とり回路49と第2の周波数変換器43とで構成される
系は、前述の第4図(b)のクロマAFC,APC系21
に相当する系で、すでに知られているように再生周波数
変動Δ(ジッタ成分)除去、位相推移等の処理を行な
っている。
と電圧制御発振器46と位相比較器48とバースト抜き
とり回路49と第2の周波数変換器43とで構成される
系は、前述の第4図(b)のクロマAFC,APC系21
に相当する系で、すでに知られているように再生周波数
変動Δ(ジッタ成分)除去、位相推移等の処理を行な
っている。
本実施例では、第3図(a),(c)から分るようにバースト
期間tBのみ広帯域型のB.P.FとL.P.Fに切り換えるよう
になっており、その期間の輝度信号レベルはペデスタル
レベル〔第3図(a)中のP〕であり、輝度FM成分中の
下側帯域成分は低域周波数まで広がってこない。そのた
め、低域色信号の通過帯域をこの期間だけ広げても、輝
度FM成分の混入がほとんどない。ただし、第2のL.P.
F6、及び、第4のL.P.F41のカットオフ周波数を広く
しすぎると、逆にノイズ成分が多くなるので、この点に
は十分注意を要する。
期間tBのみ広帯域型のB.P.FとL.P.Fに切り換えるよう
になっており、その期間の輝度信号レベルはペデスタル
レベル〔第3図(a)中のP〕であり、輝度FM成分中の
下側帯域成分は低域周波数まで広がってこない。そのた
め、低域色信号の通過帯域をこの期間だけ広げても、輝
度FM成分の混入がほとんどない。ただし、第2のL.P.
F6、及び、第4のL.P.F41のカットオフ周波数を広く
しすぎると、逆にノイズ成分が多くなるので、この点に
は十分注意を要する。
なお、本実施例の第1図,第2図において、記録系の第
2のB.P.F32と再生系の第4のB.P.F50は別々のもの
としてあらわしているが、コスト低域、軽量化等のため
に、記録と再生で兼用することも可能である。同様に、
第2のL.P.F38と第4のL.P.F41を兼用することも可
能である。また、第1のB.P.F3と、第3のB.P.F18の
帯域が十分に広い場合には、第2のB.P.F32、及び、
第4のB.P.F50の代用としてもさしつかえない。
2のB.P.F32と再生系の第4のB.P.F50は別々のもの
としてあらわしているが、コスト低域、軽量化等のため
に、記録と再生で兼用することも可能である。同様に、
第2のL.P.F38と第4のL.P.F41を兼用することも可
能である。また、第1のB.P.F3と、第3のB.P.F18の
帯域が十分に広い場合には、第2のB.P.F32、及び、
第4のB.P.F50の代用としてもさしつかえない。
また、第2図において、第4のB.P.F50に第1の周波
数変換器15の出力を直接入力しているが、長時間記録
時のように、隣接トラックからのクロストーク量の多い
場合には、クロストーク除去回路(1H遅延線16と混
合器17で構成される回路)を通し、その出力である混
合器17の出力を、第4のB.P.F50に導くようにして
も良い。
数変換器15の出力を直接入力しているが、長時間記録
時のように、隣接トラックからのクロストーク量の多い
場合には、クロストーク除去回路(1H遅延線16と混
合器17で構成される回路)を通し、その出力である混
合器17の出力を、第4のB.P.F50に導くようにして
も良い。
発明の効果 以上のように本発明によれば、バースト期間の通過帯域
を広げることによりバースト信号の劣化を極力少なくす
ることができ、色信号処理系の動作が安定となる。その
ためダビング時にも色むらの少ない色再生が可能となる
といったすぐれた効果を得ることができる。
を広げることによりバースト信号の劣化を極力少なくす
ることができ、色信号処理系の動作が安定となる。その
ためダビング時にも色むらの少ない色再生が可能となる
といったすぐれた効果を得ることができる。
第1図は本発明の一実施例に係る磁気記録再生装置の記
録系の主要部のブロック図、第2図は同実施例の再生系
の主要部のブロック図、第3図は本発明の一実施例の動
作を説明するための信号波形図、第4図(a),(b)は従来
の記録系および再生系の主要部のブロック図である。 3……第1のBPF、32……第2のBPF、 33……スイッチ回路、6……第1のLPF、 38……第2のLPF、39……スイッチ回路、 31……バーストゲート発生回路。
録系の主要部のブロック図、第2図は同実施例の再生系
の主要部のブロック図、第3図は本発明の一実施例の動
作を説明するための信号波形図、第4図(a),(b)は従来
の記録系および再生系の主要部のブロック図である。 3……第1のBPF、32……第2のBPF、 33……スイッチ回路、6……第1のLPF、 38……第2のLPF、39……スイッチ回路、 31……バーストゲート発生回路。
Claims (3)
- 【請求項1】複合映像信号から周波数分離手段を用い
て、搬送色信号を周波数分離した後、低域変換して記録
再生する磁気記録再生装置であって、記録時に、低域色
信号成分の帯域を制限するための第1の低域通過型フィ
ルタと、前記第1の低域通過型フィルタよりも広帯域の
第2の低域通過型フィルタと、前記第1の低域通過型フ
ィルタと第2の低域通過型フィルタとを切り換えるスイ
ッチ回路と、バースト期間には前記第2の低域通過型フ
ィルタを選択し、バースト期間以外には前記第1の低域
通過型フィルタを選択するように前記スイッチ回路を制
御する制御回路とを備えたことを特徴とする磁気記録再
生装置。 - 【請求項2】複合映像信号から周波数分離手段を用い
て、搬送色信号を周波数分離した後、低域変換して記録
再生する磁気記録再生装置であって、記録時には、低域
色信号成分の帯域を制限するための第1の低域通過型フ
ィルタと、前記第1の低域通過型フィルタよりも広帯域
の第2の低域通過型フィルタと、前記第1の低域通過型
フィルタと第2の低域通過型フィルタとを切り換える第
1のスイッチ回路と、バースト期間には前記第2の低域
通過型フィルタを選択し、バースト期間以外には前記第
1の低域通過型フィルタを選択するように前記第1のス
イッチ回路を制御する第1の制御回路を備えた記録系
と、再生時には、低域色信号成分と周波数変調輝度成分
との分離を行なうための第3の低域通過型フィルタと、
前記第3の低域通過型フィルタよりも広帯域の第4の低
域通過型フィルタと、前記第3の低域通過型フィルタと
第4の低域通過型フィルタとを切り換える第2のスイッ
チ回路と、バースト期間には前記第4の低域通過型フィ
ルタを選択し、バースト期間以外には前記第3の低域通
過型フィルタを選択するように前記第2のスイッチ回路
を制御する第2の制御回路を備えた再生系を具備してな
ることを特徴とする磁気記録再生装置。 - 【請求項3】複合映像信号から周波数分離手段を用い
て、搬送色信号を周波数分離した後、低域変換して記録
再生する磁気記録再生装置であって、記録時には、複合
映像信号から色信号成分をとり出すための第1の帯域通
過型フィルタと、前記第1の帯域通過型フィルタよりも
広帯域の第2の帯域通過型フィルタと、前記第1の帯域
通過型フィルタと第2の帯域通過型フィルタとを切り換
える第1のスイッチ回路と、低域色信号成分の帯域を制
限するための第1の低域通過型フィルタと、前記第1の
低域通過型フィルタよりも広帯域の第2の低域通過型フ
ィルタと、前記第1の低域通過型フィルタと第2の低域
通過型フィルタとを切り換える第2のスイッチ回路と、
バースト期間には前記第2の帯域通過型フィルタと第2
の低域通過型フィルタを選択し、バースト期間以外には
前記第1の帯域通過型フィルタと第1の低域通過型フィ
ルタを選択するように前記第1のスイッチ回路と第2の
スイッチ回路を制御する制御回路とを備えた記録系と、
再生時には、低域色信号成分と周波数変調輝度成分との
分離を行なうための第3の低域通過型フィルタと、前記
第3の低域フィルタよりも広帯域の第4の低域通過型フ
ィルタと、前記第3の低域通過型フィルタと第4の低域
通過型フィルタとを切り換える第3のスイッチ回路と、
色信号成分の帯域を制限するための第3の帯域通過型フ
ィルタと、前記第3の帯域通過型フィルタよりも広帯域
の第4の帯域通過型フィルタと、前記第3の帯域通過型
フィルタと第4の帯域通過型フィルタとを切り換える第
4のスイッチ回路と、バースト期間には前記第4の低域
通過型フィルタと第4の帯域通過型フィルタを選択し、
バースト期間以外には前記第3の低域通過型フィルタと
第3の帯域通過型フィルタを選択するように前記第2の
スイッチ回路と第4のスイッチ回路を制御する制御回路
を備えた再生系を具備してなることを特徴とする磁気記
録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60148726A JPH0636608B2 (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60148726A JPH0636608B2 (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 磁気記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS628696A JPS628696A (ja) | 1987-01-16 |
JPH0636608B2 true JPH0636608B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=15459234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60148726A Expired - Lifetime JPH0636608B2 (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636608B2 (ja) |
-
1985
- 1985-07-05 JP JP60148726A patent/JPH0636608B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS628696A (ja) | 1987-01-16 |
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