JPH0636541U - 飯杓子用ケース - Google Patents

飯杓子用ケース

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JPH0636541U
JPH0636541U JP7971992U JP7971992U JPH0636541U JP H0636541 U JPH0636541 U JP H0636541U JP 7971992 U JP7971992 U JP 7971992U JP 7971992 U JP7971992 U JP 7971992U JP H0636541 U JPH0636541 U JP H0636541U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開口部を覆蓋する蓋体の開閉を片手で容易に
行なうことが可能で使用性に優れると共に、下部への重
りの配設が容易で製作性に優れた飯杓子用ケースを提供
すること。 【構成】 ケース本体12における前壁20の上部に窓
部22を設けると共に、該ケース本体12の両側壁2
4,24にガイドレール26,26を形成し、蓋体28
を上下方向にスライド可能に装着せしめて、ガイドレー
ル26,26の上方端部に対して係止可能とすると共
に、かかる係止された蓋体28を前方に押し動かすこと
により、該蓋体28がガイドレール26,26から離脱
させられて、下方に落下せしめられるする一方、かかる
ケース本体12の下部に接着された台座16の接着面に
複数状の溝状凹部54を形成し、そこに重り板58を収
容配置するようにした飯杓子用ケース。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本考案は、飯杓子(杓文字)を収容するための飯杓子用ケースに関するもので ある。
【0002】
【背景技術】
一般に、飯櫃や炊飯ジャー等の飯容器に保存された飯を茶碗等に盛りつける際 には、小皿状の頭部と柄部とからなる木製や合成樹脂製の飯杓子が用いられてい る。かかる飯杓子は、茶碗等への飯の盛りつけの度に使用されるものであるが、 常時、飯容器の中に、飯と共に収容しておくことは、衛生上好ましくない。特に 、近年使用されている保温ジャーでは、飯杓子に付着した雑菌が増殖し易く、ま た飯杓子の香が飯に移り易い等といった問題がある。そこで、従来から、飯容器 の近くに置いて、飯杓子を収容保持する飯杓子用ケースが、種々、提案され、実 用化されている。
【0003】 ところで、かかる飯杓子用ケースとしては、飯杓子の出し入れを容易とし、或 いは、その内部に水を収容せしめて飯杓子に付着した飯粒の乾燥化を防ぐことを 可能とするために、一般に、上部に開口部が設けられた容器が用いられており、 かかる開口部を通じて、飯杓子を上方から差し込み、或いは取り出すようになっ ている。
【0004】 しかしながら、このような飯杓子用ケースでは、開口部が上部に設けられてお り、しかも、飯杓子の幅広の頭部を挿入可能とするために、該開口部が大きな開 口面積をもって形成されているために、かかる開口部を通じて、外部から塵や埃 が入り易く、不衛生であるという問題があった。
【0005】 また、その開口部に対して、ヒンジ構造等によって開閉可能とされた蓋体を装 着せしめてなる飯杓子用ケースも、幾つか提案されている。ところが、従来から の蓋体付きの飯杓子用ケースにあっては、何れも、茶碗等を片方の手で持った状 態で、蓋体を開いて飯杓子を取り出したり、或いは飯杓子を収容して蓋体を閉じ ることが、極めて困難であり、使用性が悪かったのである。
【0006】
【解決課題】
ここにおいて、本考案は、上述の如き事情を背景として為されたものであって 、その解決課題とするところは、開口部を覆蓋する蓋体の開閉を片手で容易に行 なうことが可能で、使用性に優れていると共に、製作が容易な飯杓子用ケースを 提供することにある。
【0007】
【解決手段】
そして、かかる課題を解決するために、本考案の特徴とするところは、中空竪 型箱状を呈する合成樹脂製のケース本体における前壁の上部を、高さ方向におい て後方に傾斜させて、そこに斜め上方に向って開口する窓部を設けると共に、か かるケース本体の両側壁に対して、前壁側縁部に沿って高さ方向に伸びるガイド レールを形成し、更に、前記窓部を覆い得る蓋体を、前記ケース本体の前壁外面 上に配すると共に、該蓋体の幅方向両側部分に、前記ガイドレールに対して係合 せしめられる係合部を設けて、かかる蓋体を前記ケース本体に対して上下方向に スライド可能に装着し、該蓋体の下方へのスライド位置において、前記ケース本 体の窓部が開口せしめられて、かかる窓部を通じての飯杓子の頭部の該ケース本 体内への挿入或いは取出しが可能とされるようにすると共に、該蓋体と該ケース 本体との間に、上方に開口する柄部挿通孔を形成せしめて、該蓋体の上方へのス ライド位置において、飯杓子の収容状態下での該蓋体による前記窓部の覆蓋を可 能と為し、また、前記ガイドレールの上方端部において、後方に傾斜した係止面 を形成すると共に、前記蓋体の上方端部において、該係止面に係止される係止突 起を設けて、かかる蓋体を上方へのスライド位置に係止可能と為すと共に、かか る係止された蓋体を前方に押し動かして、前記係止突起を前記係止面から離脱せ しめることにより、かかる蓋体が前記ガイドレールによって案内されつつ、下方 に落下せしめられるようにする一方、前記ケース本体の下部に所定厚さの略板状 を呈する合成樹脂製の台座を接着せしめるようにすると共に、該台座の上面に複 数条の溝状凹部を形成し、それら溝状凹部に金属製の重り板をそれぞれ収容配置 せしめて、かかる溝状凹部の周囲と各溝状凹部間の仕切壁部分において、該台座 を前記ケース本体の底壁下面に接着した飯杓子用ケースにある。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を更に具体的に明らかにするために、本考案の実施例について、 図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
【0009】 先ず、図1乃至図4には、本考案の一実施例としての飯杓子用ケース10が示 されている。これらの図において、12は、合成樹脂材料にて形成されたケース 本体であって、全体として中空の竪型箱状を呈している。
【0010】 また、かかるケース本体12の底壁14は、平板状とされており、該底壁14 の外面に対して、略厚肉板状の台座16が固着されている。そして、この台座1 6によって、テーブル等の上に載置されるようになっている。
【0011】 さらに、ケース本体12の前壁20は、高さ方向において湾曲した太鼓腹形状 をもって形成されており、それによって、かかる前壁20の上部が、高さ方向に おいて後方に湾曲して傾斜せしめられている。また、この前壁20の傾斜した上 部には、斜め上方に向って開口する窓部22が、設けられている。なお、本実施 例では、かかる窓部22が、前壁20の上端部から下方に高さ方向略半分弱の範 囲に亘って、且つ該前壁20の略全幅に亘って、形成されている。
【0012】 また、ケース本体12の両側壁24,24には、それぞれ、外方に突出し、前 壁20側の縁部に沿うようにして、換言すれば該前壁20側の縁部と略平行に、 高さ方向に湾曲して所定幅で伸びる、ガイドレールとしての突条レール26が、 一体的に形成されている。
【0013】 そして、このようなケース本体12に対して、蓋体28が装着されており、ケ ース本体12の前壁20の外側に配設されている。かかる蓋体28は、全体とし て、ケース本体12の前壁20に対応した略湾曲板形状を呈しており、前壁20 に設けられた窓部22の開口を、全面に亘って覆い得る大きさをもって形成され ている。
【0014】 また、かかる蓋体28の幅方向両側には、ケース本体12の側壁24,24側 に回り込むようにして延び出す支持部30,30が、一体的に設けられている。 そして、これらの支持部30,30の内面には、それぞれ、高さ方向に延びる凹 溝32が、ケース本体12の側壁24に設けられた突条レール26に対応して長 手方向に湾曲して形成されている。
【0015】 そうして、かかる蓋体28は、両支持部30,30に設けられた凹溝32,3 2に対して、ケース本体12に設けられた突条レール26,26を差し入れるよ うにして、ケース本体12の上部から装着されている。それによって、蓋体28 は、ケース本体12の突条レール26,26にて案内されることにより、ケース 本体12の前壁20上を、上下方向にスライド可能に装着されている。なお、こ のことから明らかなように、本実施例では、凹溝32,32によって、係合部が 構成されているのである。
【0016】 また、ケース本体12の側壁24,24に設けられた突条レール26,26の 上端部は、それぞれ、後方に傾斜した端面をもって形成されており、かかる端面 が係止面31とされている(図6参照)。
【0017】 また一方、蓋体28の支持部30,30に設けられた凹溝32,32の上端部 には、それぞれ、前壁側内面から溝部内方に突出する係止突起34が、突設され ている。そして、蓋体28が、スライド方向上方に移動せしめられた際、この係 止突起34が、ケース本体12に設けられた突条レール26の係止面31に対し て係止されることにより、かかる蓋体28が、上方へのスライド位置において支 持され得るようになっている。
【0018】 また、蓋体28に設けられた凹溝32,32の溝幅は、上端部側において、ケ ース本体12に設けられた突条レール26の幅よりも大きく設定されており、そ れによって、かかる蓋体28の上端部側が、突条レール26の幅方向に所定量だ けガタツキ可能とされている。そして、上述の如く、蓋体28が上方へのスライ ド位置において支持された状態下、かかる蓋体28の上端部を、所定量だけ、前 方に押し出すことにより、係止突起34が係止面31から離脱せしめられて、係 止状態が解除されることとなり、それによって、図5及び図6に示されているよ うに、蓋体28が、突条レール26にて案内されつつ、重力により落下せしめら れて、下方へのスライド位置に位置せしめられるようになっているのである。
【0019】 従って、図1乃至図4に示されているように、かくの如き蓋体28を、スライ ド方向上方に移動させて、支持せしめることにより、ケース本体12に設けられ た窓部22の前面が、該蓋体28によって覆われて、かかる窓部22の開口が覆 蓋されることとなる。そこにおいて、かかる蓋体28の上方へのスライド操作は 、例えば、ケース本体12の背面に人指し指や中指を添えつつ、蓋体28を親指 で押し上げることにより、片手で容易に行なうことが可能であり、かかるスライ ド操作によって上方に移動させられた蓋体28は、ケース本体12(突条レール 26の係止面31)に対して、自動的に係止され得ることとなる。なお、本実施 例では、蓋体28の上方へのスライド操作性を向上するために、蓋体28の前面 上部に対して、操作凹部35が設けられている。
【0020】 また、ケース本体12における窓部22の上縁部中央と、蓋体28の上縁部中 央とには、切欠部38,40がそれぞれ設けられており、ケース本体12の窓部 22が蓋体28にて覆蓋された際に、それらケース本体12と蓋体28との間に おいて、上方に開口する柄部挿通孔42が、形成されるようになっている。それ によって、図1乃至図3に仮想線で示されている如く、ケース本体12内に飯杓 子43の頭部44が収容されて、その柄部46が柄部挿通孔42を通じて外部に 突出せしめられた状態で、ケース本体12の窓部22が蓋体28によって覆蓋さ れ得るようになっている。
【0021】 また一方、蓋体28が、図5及び図6に示されている如く、スライド方向下方 に位置せしめられた状態下では、ケース本体12に設けられた窓部22が開口せ しめられることとなる。そして、かくの如き窓部22を開口せしめた状態下にお いて、飯杓子43の頭部を、窓部22を通じて、ケース本体12内に挿入し、或 いはケース本体12内から取り出すことができるようになっている。
【0022】 そこにおいて、かかる蓋体28の下方へのスライド操作は、蓋体28を前方に 押し出して、ケース本体12への係止状態を解除せしめることによって、容易に 行なうことが可能である。そして、特に、ケース本体12内に飯杓子43が収容 されている場合には、かかる飯杓子43の柄部46を、ケース前方に押し出した り、捻ったりして、蓋体28に押出し力を及ぼすことにより、或いはまた、図3 に示されている如く、飯杓子36における柄部46の頭部44側端部に突起47 を形成せしめて、飯杓子36の抜出し時に、該突起47が蓋体28の上端部に当 接して蓋体28に押出し力が及ぼされるようにすることにより、蓋体28に直接 触れなくても、かかる蓋体28を下方へスライド移動せしめて、ケース本体12 の窓部22を開口せしめることができるのである。
【0023】 すなわち、このような構造とされたケース本体12にあっては、窓部22を覆 蓋する蓋体28を備えていることにより、ケース内への塵や埃等の進入が、有利 に軽減乃至は防止され得て、衛生的であることに加え、かかる蓋体28を開いて 飯杓子43を取り出す操作、或いは飯杓子43を挿入して蓋体28を閉める操作 を、何れも、片手で容易に行なうことが可能であり、極めて優れた使用性が発揮 され得るのである。なお、かかるケース本体12にあっては、一体的な容器構造 とされていることから、その内部に、水等を収容させておき、挿入された飯杓子 43の頭部44が、水中に浸漬されるようにすることも、勿論、可能であり、そ れによって、飯粒の飯杓子43への付着やこびりつき等を有効に防止することが できる。
【0024】 一方、かくの如き構造とされたケース本体12の下部に固着された前記台座1 6は、ケース本体12と同様、所定の樹脂材料にて形成されており、図7乃至図 9に、それのみが示されているように、全体として所定厚さの略矩形平板形状を 呈している。
【0025】 また、この台座16の上面には、ケース本体12の底部外形に対応した形状の 嵌合凹部50が設けられており、かかる嵌合凹部50内に、ケース本体12の底 部が嵌め込まれて、適当な接着剤により、固着されるようになっている。なお、 この台座16の下面には、その外周縁部に沿って、外方に僅かに突出する脚部5 2が一体的に形成されており、テーブル上等への載置時における安定性の向上が 図られている。
【0026】 さらに、かかる台座16には、ケース本体12の底壁14の下面に対する接着 面である嵌合凹部50の中央部分に位置して、略一定の深さをもって長手方向に 直線的に延びる幅広の二条の溝状凹部54,54が、互いに略平行に形成されて いる。即ち、これらの溝状凹部54,54は、嵌合凹部50の中央部分において 、隔壁部56を挟んだ両側に位置して形成されているのである。
【0027】 そして、図3に示されているように、これらの溝状凹部54,54には、それ ぞれ、金属製の平板状の重り板58が収容配置せしめられ、その後、かかる台座 16が、ケース本体12の底壁14に対して接着されている。なお、かかる重り 板58としては、溝状凹部54の幅および深さと略同一の幅および厚さを有する 板材が用いられ、一般には、所定幅の圧延鋼板や平綱を適当な長さに切断したも のが、好適に用いられることとなる。
【0028】 それ故、このような構造とされた台座16においては、溝状凹部54,54内 に収容配置された重り板58,58によって、ケース本体12に対して、極めて 優れた安定性を付与せしめ得るのである。
【0029】 さらに、かかる重り板58,58は、台座16とケース本体12の底壁14と の間に形成された空間内に収容配置されていることから、飯杓子用ケースからの 脱落が略完全に防止され得るのであり、それ故、大きな接着力の確保が困難な樹 脂製ケースと金属製重り板との接着性が、飯杓子用ケース10の耐久性に関して 問題となるようなこともないのである。なお、重り板58と溝状凹部54との寸 法の違いが大きいような場合には、該重り板58と溝状凹部54との間に簡易な 接着処理を施して、重り板58のガタツキ等を防止することは、勿論、可能であ る。
【0030】 しかも、かかる重り板58,58が配設される溝状凹部54,54は、互いに 独立して形成されていることから、台座16のケース本体12に対する接着面積 を、それら溝状凹部54,54の外周部分だけでなく、接着面の中央部分である 両溝状凹部54,54間に位置する隔壁部56においても確保することができる のであり、それ故、台座16のケース本体12に対する接着力を、極めて有利に 且つ安定して得ることができるのである。そして、それによって、目的とする飯 杓子用ケース10の製作性の向上と、製品品質および耐久性の向上が、極めて効 果的に達成され得ることとなるのである。
【0031】 従って、上述の如き構造とされた飯杓子用ケース10においては、飯杓子43 の挿入および取出し操作に際しての蓋体28の開閉を片手で容易に行なうことが 可能で、良好なる使用性が発揮され得ることに加えて、ケース下部への重りの配 設を、容易に且つ優れた信頼性をもって行なうことができるのであり、それによ ってより一層優れた使用性と製作性が発揮され得るのである。
【0032】 以上、本考案の実施例について詳述してきたが、これは文字通りの例示であっ て、本考案は、かかる具体例にのみ限定して解釈されるものではない。
【0033】 例えば、前記実施例では、ケース本体側のガイドレールが突条形態をもって、 また蓋体28側の係合部が凹溝状形態をもって、それぞれ形成されていたが、そ れとは逆に、ケース本体側のガイドレールを凹溝状形態をもって形成する一方、 蓋体28側の係合部を突条形態をもって形成することも可能である。
【0034】 また、前記実施例では、重り板が収容配置される溝状凹部54が、二条設けら れていたが、使用する重り板の大きさ等に応じて、かかる溝状凹部を三条以上形 成することも、勿論、可能である。
【0035】 その他、一々列挙はしないが、本考案は、当業者の知識に基づいて、種々なる 変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、その ような実施態様が、本考案の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本考案の範囲内に 含まれるものであることは、言うまでもないところである。
【0036】
【考案の効果】
上述の説明から明らかなように、本考案に従う構造とされた飯杓子用ケースに おいては、蓋体を押し上げるだけで、かかる蓋体が、ケース本体の窓部を覆蓋す る位置に係止され得ると共に、そのような覆蓋位置に係止された蓋体を前方に押 し出すだけで、かかる蓋体が、ケース本体に対する係止を解かれて、自重により 下方にスライド移動せしめられて、ケース本体の窓部が開口せしめられることと なるところから、蓋体による窓部の開閉操作を、片手で容易に行なうことができ 、極めて優れた使用性が発揮され得るのである。
【0037】 しかも、かかる飯杓子用ケースにおいては、重り板が、ケース本体の底壁と台 座との間に収容配置されていることから、困難な樹脂と金属との接着性が問題と なるようなことがなく、極めて優れた製作性と製品の品質信頼性および耐久性が 発揮され得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての飯杓子用ケースを示
す正面図である。
【図2】図1に示された飯杓子用ケースの右側面図であ
る。
【図3】図1における III−III 断面図である。
【図4】図2におけるIV−IV断面図である。
【図5】図1に示された飯杓子用ケースの窓部開口状態
を示す正面図である。
【図6】図1に示された飯杓子用ケースの窓部開口状態
を示す右側面図である。
【図7】図1に示された飯杓子用ケースを構成する台座
を示す平面図である。
【図8】図7におけるVIII−VIII断面図である。
【図9】図7におけるIX−IX断面図である。
【符号の説明】
10 飯杓子用ケース 12 ケース本体 14 底壁 16 台座 20 前壁 22 窓部 24 側壁 26 突条レール 28 蓋体 30 支持部 32 凹溝 34 係止突起 42 柄部挿通孔 43 飯杓子 54 溝状凹部 56 隔壁部 58 重り板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空竪型箱状を呈する合成樹脂製のケー
    ス本体における前壁の上部を、高さ方向において後方に
    傾斜させて、そこに斜め上方に向って開口する窓部を設
    けると共に、かかるケース本体の両側壁に対して、前壁
    側縁部に沿って高さ方向に伸びるガイドレールを形成
    し、更に、前記窓部を覆い得る蓋体を、前記ケース本体
    の前壁外面上に配すると共に、該蓋体の幅方向両側部分
    に、前記ガイドレールに対して係合せしめられる係合部
    を設けて、かかる蓋体を前記ケース本体に対して上下方
    向にスライド可能に装着し、該蓋体の下方へのスライド
    位置において、前記ケース本体の窓部が開口せしめられ
    て、かかる窓部を通じての飯杓子の頭部の該ケース本体
    内への挿入或いは取出しが可能とされるようにすると共
    に、該蓋体と該ケース本体との間に、上方に開口する柄
    部挿通孔を形成せしめて、該蓋体の上方へのスライド位
    置において、飯杓子の収容状態下での該蓋体による前記
    窓部の覆蓋を可能と為し、また、前記ガイドレールの上
    方端部において、後方に傾斜した係止面を形成すると共
    に、前記蓋体の上方端部において、該係止面に係止され
    る係止突起を設けて、かかる蓋体を上方へのスライド位
    置に係止可能と為すと共に、かかる係止された蓋体を前
    方に押し動かして、前記係止突起を前記係止面から離脱
    せしめることにより、かかる蓋体が前記ガイドレールに
    よって案内されつつ、下方に落下せしめられるようにす
    る一方、前記ケース本体の下部に所定厚さの略板状を呈
    する合成樹脂製の台座を接着せしめるようにすると共
    に、該台座の上面に複数条の溝状凹部を形成し、それら
    溝状凹部に金属製の重り板をそれぞれ収容配置せしめ
    て、かかる溝状凹部の周囲と各溝状凹部間の仕切壁部分
    において、該台座を前記ケース本体の底壁下面に接着し
    たことを特徴とする飯杓子用ケース。
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