JPH0636539A - 情報処理装置及び除振方法 - Google Patents

情報処理装置及び除振方法

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JPH0636539A
JPH0636539A JP18651592A JP18651592A JPH0636539A JP H0636539 A JPH0636539 A JP H0636539A JP 18651592 A JP18651592 A JP 18651592A JP 18651592 A JP18651592 A JP 18651592A JP H0636539 A JPH0636539 A JP H0636539A
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JP
Japan
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vibration
recording
reproducing
coil
drive base
Prior art date
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Application number
JP18651592A
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English (en)
Inventor
Naomasa Takahashi
直正 高橋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0636539A publication Critical patent/JPH0636539A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強度の振動に対しても信頼性の高い記録若し
くは再生を実行せしめる情報処理装置を提供することを
目的とする。 【構成】 光ディスク装置1の筐体3上には、ドライブ
ベース19が設けられているが、このドライブベース1
9は除振部材17を介して設けられている。このドライ
ブベース19上には、光学ヘッド23や、外部ヨーク3
1、キャリッジヨーク33及び永久磁石35からなる磁
気回路等を配設している。磁気回路9のキャリッジヨー
ク33を周回して除振用コイル39が形成されている。
この除振用コイル39は、筐体3と接着されている。更
に筐体3とドライブベース19とには、筐体3に対する
ドライブベース19の相対的なシーク方向への位置を検
出するフォトインタラプタ41が備わっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、振動を除振する情報
処理装置及び除振方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、情報処理装置、例えば
光ディスク装置は、光ディスクを保持し、回転させるス
ピンドルモータを備える。更に光ディスクに対して光学
的に情報の記録若しくは再生を行う光学ヘッドを備えて
いる。この光学ヘッドは、半導体レーザ、対物レンズ等
の光学系やフォーカシング、トラッキングを行うサーボ
回路等を含む。また光ディスク装置は光学ヘッドを光デ
ィスクに対してシーク方向に移動させるガイド及びリニ
アモータを備えている。また光学ヘッドと接続されリニ
アモータに周回してコイルが配置されている。
【0003】ガイドは、光学ヘッドの移動を所定方向に
行う際、の移動の案内を行う。また、リニアモータは永
久磁石とヨークとからなりリニアモータに周回するコイ
ルに電圧を与えることでコイルに対してシーク方向に推
進力を生じさせる。この推進力によって、コイルと接続
する光学ヘッドを自由に移動させ、光ディスクの各アド
レスに即時のアクセス可能になる。
【0004】これらの上述した光ディスク装置の構成要
素は、ベース上に保持されている。このベースは、ゴム
状の物質等からなる除振部材を介し、筐体に支持されて
いる。
【0005】このような光ディスク装置では、外部から
の振動に対して、筐体が振動するが、除振手段によって
除振がなされ、ベースにはこの振動は伝達されない。ベ
ースに振動が伝達されないことでフォーカシング、トラ
ッキング等が正確になされ、信頼性の高い情報の記録若
しくは再生が実行される。
【0006】しかしながら、このような光ディスク装置
は、外部から加えられるべき振動が大きい場合、除振効
果が薄れ、ベースがあまり除振されないという欠点があ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の光ディスク装置では、外部から加えられるべき振動が
大きい、つまり加速度の大きい振動を与えられる場合に
除振部材では除振しきれず除振効果がうすれ、ベース自
体があまり除振されないという問題点があった。そこで
本発明は、上記問題点を除去し、強度の振動に対しても
信頼性の高い記録若しくは再生を実行せしめる情報処理
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明では、情報の記録若しくは再生可能な情
報記録媒体を保持する保持手段を備える。記録再生手段
は、この保持手段により保持される上記情報記録媒体に
対して情報を記録若しくは再生を行う。この記録再生手
段は搬送手段により上記情報記録媒体に対して所定方向
に移動される。ベースは上記保持手段、上記記録再生手
段及び上記搬送手段を設置し、除振効果を有するものだ
が、このベースと独立してコイル手段が設けられ、上記
記録再生手段が移動されるべき上記所定方向を軸として
上記搬送手段に周回している。上記コイル手段が軸とす
る上記所定方向に対し振動を受けた場合、この振動に呼
応して上記コイル手段に所定の電圧を与えることを特徴
とする情報処理装置である。
【0009】上記目的を達成するために、第2の発明で
は、情報記録媒体に対して情報を記録若しくは再生する
情報処理装置は、所定方向に振動を受けた場合、この振
動に呼応して第1のステップで搬送手段に周回するコイ
ル手段に所定の電圧を与える。この後、第2のステップ
にて、上記第1のステップにより上記所定方向について
受ける振動との反作用方向に上記搬送手段に推進力を与
え移動させる。上記第2のステップで上記搬送手段を移
動させることで、第3のステップで上記ベースを移動さ
せることを特徴とする除振方法である。
【0010】
【作用】情報処理装置に対して外部からの強度の振動が
与えられた場合、記録再生手段が移動すべき所定方向に
ついては確実な除振がなされるように、電源からコイル
手段に所定の電圧を与える。この所定の電圧を与えるこ
とで、コイル手段と搬送手段との電磁的な作用により搬
送手段は所定方向について振動との反作用方向に推進力
が与えられる。この推進力によって搬送手段が移動を行
い、伴ってベースも駆動する。
【0011】つまり情報処理装置に与えられる強度の振
動の方向と反作用方向にベースを常時駆動させること
で、ベース上に備わる構成要素への振動の伝達を最小限
に押さえることが可能である。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係わる一実施
例を詳細に説明する。
【0013】まず、図2を参照して本発明の情報処理装
置、例えば光ディスク装置及び光ディスクの全体的な構
成を説明する。図2は光ディスク装置及び光ディスクの
外観斜視図である。
【0014】光ディスク装置1の筐体3の下方には、こ
の光ディスク装置1を稼働する電源スイッチ5が備わっ
ている。また、この筐体3には挿入口7が設けられてい
る。この挿入口7からは矢印方向に光ディスク9が挿入
される。この光ディスク9を光ディスク装置1は図示し
ないローディング機構を用いて筐体3の内部に搬送し、
後述するスピンドルモータに装着する。
【0015】光ディスク9には、所定方向にグルーブが
設けられており、中央部には穴11を備えている。この
穴11は、スピンドルモータに光ディスク9が装着され
る時に、スピンドルモータの一部が挿入される。更に、
光ディスク9の外部には、埃等の外気からの汚れの付着
若しくは光ディスク9の損傷防止のためのディスクカー
トリッジ13が備わっている。このディスクカートリッ
ジ13は、ここではプラスチック材料からできている。
【0016】ディスクカートリッジ13は、シャッター
15を備えている。このシャッター15は、左右方向に
移動可能となっており、挿入口7から光ディスク9の挿
入後、情報の記録若しくは再生が可能になるよう光ディ
スク9をディクカートリッジ13から露出させるもので
ある。露出した後に、光ディスク9は穴11を介してス
ピンドルモータに装着され、光ディスク装置1に備わ
り、後述する光学ヘッドに対向し、情報の記録若しくは
再生がなされる。
【0017】次に図1及び図3を参照して本発明の光デ
ィスク装置1の内部構成を説明する。図1は、光ディス
クが装着された状態での光ディスク装置の内部の上面図
である。なお、この図面において、ディスクカートリッ
ジは省略している。図3は、図1において光ディスク装
置を矢印方向からみた側面図である。なお、図3におい
て後述するスピンドルモータ等を省略している。筐体3
の上部には除振部材17が設置されている。この除振部
材17の上部には、ドライブベース19が配設されてい
る。
【0018】除振部材17は除振ゴムとダンパーとから
なっている。この除振部材17は筐体3からの振動を除
振するもので、ドライブベース19上に備わる後述する
構成要素が筐体3の振動に伴って振動し、記録若しくは
再生が正確に行われないことを防止するものである。こ
こで除振部材17に備わる除振ゴムのばね定数は低く押
さえられている。
【0019】ドライブベース19上には光ディスク9が
装着されるべき保持手段としてのスピンドルモータ21
が設置されている。このスピンドルモータ21は図2で
示した挿入口7より光ディスク9を挿入し、光ディスク
9の穴11を介して装着された後、所定方向に回転可能
である。
【0020】更にドライブベース19上には、スピンド
ルモータ21によって回転する光ディスク9に対して情
報の記録若しくは再生を行う記録再生手段としての光学
ヘッド23及びガイドレール25が備わる。
【0021】光学ヘッド23は上方にアクチュエータ2
7及び対物レンズ29を備えている。光学ヘッド23は
図示しないが内部に発光素子としての半導体レーザを含
む光学系、フォーカス検出器及びトラツキング検出器を
有しており、光ディスク9へのレーザ光の照射と光ディ
スク9からの反射光の受光を行い、各種処理を実行す
る。
【0022】アクチュエータ27は、フォーカス検出器
及びトラツキング検出器からの信号で、対物レンズ27
の光ディスク9との相対的な位置についてサーボをかけ
正確なレーザ光の照射が実現されるよう調整するもので
ある。このため、アクチュエータ27には図示しないが
対物レンズ29の調整を行うリニアモータ及び駆動コイ
ルを備えている。
【0023】ガイドレール25は、ドライブベース19
に固着されており、矢印方向に長く形成されている。ガ
イドレール25は、光学ヘッド23の下部と当接してい
る。このガイドレール25の側面には、図示しないが長
手方向に溝が設けられている。この溝には、光学ヘッド
23が備えるボールが保持されており、このボールが回
転することでガイドレール25に沿って光学ヘッド23
は図1で示す矢印方向、つまりシーク方向へ移動可能に
なる。このようにしてシーク方向へ光学ヘッド23の移
動の案内を行う。この移動を実行する搬送手段として外
部ヨーク31、キャリッジヨーク33、永久磁石35及
びアクセス駆動部コイル37が備わっている。
【0024】外部ヨーク31とキャリッジヨーク33と
は永久磁石35の磁気的な飽和を防止するためのもので
あり、永久磁石35を包囲してドライブベース19上に
設置されている。永久磁石35は、シーク方向との垂直
方向に所定の磁束を常時放出している。この永久磁石3
5は、外部ヨーク31に固着されている。
【0025】アクセス駆動部コイル37はキャリッジヨ
ーク29にシーク方向を軸として細い導体を周回するこ
とで形成されており、更に光学ヘッド23と接着されて
いる。アクセス駆動部コイル37は、図示しない電源か
ら電流を流すことで永久磁石35から所定の推進力が与
えられ、これに伴い光学ヘッド23をシーク方向に移動
させる。
【0026】また、ドライブベース19には穴部が設け
られ、そこにコイル手段としての除振用コイル39が配
設されている。この除振用コイル39は、アクセス駆動
部コイル37と同様に細い導体をキャリッジヨーク29
に周回して形成されており、筐体3と接着されている。
この除振用コイル39は、筐体3が外部からシーク方向
に対して与えられるべき振動に対してドライブベース1
9の除振を行うものである。具体的には詳細は後述する
が外部から筐体3のシーク方向に振動が与えられる場
合、除振部材19で抑制できない程度の振動について除
振用コイル39に図示しないCPUによって電源からの
電流を制御し、サーボをかける。CPUではこの他各種
演算を行うが、これについては後述する。このことで除
振用コイル39には、所定方向に推進力が与えられる
が、除振用コイル39は筐体3上に接着されているた
め、この推進力の反作用としてキャリッジヨーク33に
振動と逆方向に推進力を与える。これでキャリッジヨー
ク33が移動し、これに伴いドライブベース19を移動
させる。
【0027】更に筐体3に対するドライブベース19の
位置を検出するフォトインタラプタ41が備わる。この
フォトインタラプタ41は、筐体3とドライブベース1
9との各々に設置されている2つの部材からなり、発光
素子及び受光素子を備える。このフォトインタラプタ4
1はシーク方向と垂直な方向に光路を形成している。次
に図1及び図4を参照して光ディスク装置の除振動作に
ついて説明する。図4はドライブベースの除振動作を示
すブロック図である。
【0028】フォトインタラプタ41は、上述したよう
に筐体3に対するドライブベース19の位置を把握する
が、ここで外部から何らかの原因によって筐体3に矢印
方向の振動が与えられる。この振動に対し所定の規模の
振動までは除振部材17で除振がなされるが、除振なさ
れなかった分のドライブベース19の振動によって生じ
るドライブベース19が矢印方向に変位した量を把握す
る。この後、所定時間に変位したドライブベース19の
変位量を演算し、更に微分する。ここでドライブベース
19が変位することにおける加速度が算出されうる。
(ステップ1)ステップ1の後、演算算出された値は位
相補償回路に入力される。ここでは位相進み補償を行
い、このことで除振用コイル39のサーボ系のゲインに
余裕がでて、サーボ系が安定化する。(ステップ2)ス
テップ2の後、CPUで電源41によって除振用コイル
39に流されるべき電流が決定されて、これに伴い電流
が流され、サーボがかけられる。(ステップ3)ステッ
プ3によって、除振用コイル39は永久磁石35から矢
印方向の推進力を得る。しかしながら、除振用コイル3
9は筐体3上に接着されているため、この推進力の反作
用でドライブベース19が筐体3に対して相対的に変位
する。(ステップ4)
【0029】この後、一方では再びステップ1に戻る。
また他方では、ドライブベース19が振動によって本来
受けた運動量、すなわち上述した所定の運動量と除振部
材17とによって除振されるはずの運動量とをラプラス
変換してステップ2の後にフイードバックする。すなわ
ちここでは除振部材17のダンパー及び除振ゴムの定数
を電気的に変化させる。なおここで除振ゴムの定数を大
きくすると更に付加されるべき定数によりドライブベー
ス19の共振周波数が大きくなるために、元々の除振ゴ
ムの定数は小さく抑えている。
【0030】以上のようにして除振動作がなされると、
外部からの振動によるドライブベース19の急激なシー
ク方向への変位が改善される。このことで光ディスク9
がスピンドルモータ21に装着された後強度の振動に対
しても光学ヘッド23による信頼性の高い記録若しくは
再生が実行される。
【0031】なお、本発明は上記一実施例に限られるも
のではない。例えば磁気回路を2つ用いることのないよ
うな構成でもよい。また更に光ディスク装置でなくと
も、磁気回路を用いる情報処理装置であればよい等趣旨
を変えない程度に変形可能である。
【0032】
【発明の効果】ドライブベースの生じるべき振動を除振
することで、光学ヘッドの光ディスクに対する記録若し
くは再生が信頼性高く行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の、光ディスク装置の内部上面図であ
る。
【図2】本実施例の、光ディスク装置及び光ディスク装
置の外観斜視図である。
【図3】本実施例の、図1において矢印方向からみた光
ディスク装置の側面図である。
【図4】本実施例の、ドライブベースの除振動作を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 光ディスク装置 9 光ディスク 17 除振部材 19 ドライブベース 23 光学ヘッド 33 キャリッジヨーク 35 永久磁石 39 除振用コイル 41 フォトインタラプタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の記録若しくは再生可能な情報記録
    媒体を保持する保持手段と、 この保持手段により保持される前記情報記録媒体に対し
    て情報を記録若しくは再生する記録再生手段と、 この記録再生手段を前記情報記録媒体に対して所定方向
    に移動させる搬送手段と、 前記保持手段、前記記録再生手段及び前記搬送手段を設
    置し、除振効果を有するベースと、 このベースと独立して設けられ、前記記録再生手段が移
    動されるべき前記所定方向を軸として前記搬送手段に周
    回するコイル手段と、からなる情報処理装置であって、 更に前記コイル手段が軸とする前記所定方向に振動を受
    けた場合、この振動に呼応して前記コイル手段に所定の
    電圧を与えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 情報記録媒体に対して情報を記録若しく
    は再生する情報処理装置の除振方法が、 所定方向に振動を受けた場合、この振動に呼応して搬送
    手段に周回するコイル手段に所定の電圧を与える第1の
    ステップと、 この第1のステップによって前記所定方向について受け
    る振動との反作用方向に前記搬送手段に推進力を与えて
    移動させる第2のステップと、 この第2のステップによって前記搬送手段を移動させる
    ことで前記ベースを移動させる第3のステップと、から
    なることを特徴とする除振方法。
JP18651592A 1992-07-14 1992-07-14 情報処理装置及び除振方法 Pending JPH0636539A (ja)

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