JP2009187632A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009187632A
JP2009187632A JP2008028002A JP2008028002A JP2009187632A JP 2009187632 A JP2009187632 A JP 2009187632A JP 2008028002 A JP2008028002 A JP 2008028002A JP 2008028002 A JP2008028002 A JP 2008028002A JP 2009187632 A JP2009187632 A JP 2009187632A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic body
actuator
semi
movable part
fixed part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008028002A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhisa Ueda
晴久 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2008028002A priority Critical patent/JP2009187632A/ja
Publication of JP2009187632A publication Critical patent/JP2009187632A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

【課題】消費電力の増大或いは光ピックアップが大型化することなく、光ディスクと対物レンズとの衝突を回避することが可能な情報記録再生装置を提供する。
【解決手段】アクチュエータ8の可動部8bに磁性体8bを設置し、固定部8aにコイル10cに内包された半硬質磁性体10aを設置する。そして、コイル10cに電流を流すことで、半硬質磁性体10aを着磁或いは消磁させ、磁性体8bと吸着或いは解放することにより、可動部8bを固定部8aに保持又は離間させる。また、電源オフ時やアクチュエータ非駆動時に半硬質磁性体10aを着磁させて可動部8bを吸着固定し、電源オン時やアクチュエータの駆動時に可動部8bを解放する。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、CD、DVD、Blu−ray Discといった光記録媒体に情報を記録又は再生する情報記録再生装置に関するものである。
この種の情報記録再生装置は光ピックアップ内の光源からのレーザ光を光ディスク上に集光し、情報の記録を行う。また、光ディスクからの反射光を光ピックアップ内の受光素子にて検出することで情報の再生を行う。そのため、光ディスクの記録/再生時には弾性部材により支持されたアクチュエータの可動部の対物レンズを光軸方向に移動させ、光ディスク上に光スポットの焦点を合わせるフォーカス制御を行う。また、対物レンズの光軸と直交する方向(ディスク半径方向)にアクチュエータの可動部を移動させ、光スポットを記録トラックに追従させるトラッキング制御を行う。
このように対物レンズが光ディスクに接近していても、アクチュエータが通電動作時であれば、対物レンズの位置をアクチュエータにより制御するため、対物レンズが光ディスク面に衝突するようなことはない。ところが、アクチュエータが非通電時には対物レンズは単に弾性部材である4本のワイヤによって懸架されている状態(アクチュエータのチルト制御を行う場合は6本ワイヤ)である。そのため、衝撃が加わると対物レンズが光ディスクに衝突してしまうことがある。
近年、光ディスクへの高密度記録の要求が高まっており、これを実現する手法として、例えば、Blu−rayでは対物レンズの開口率(NA)を大きくし、光ディスク上に集光するレーザ光のビーム径を小さく方法がある。このように対物レンズの開口率を大きくすると、一般的に対物レンズの焦点距離は短くなり、開口率の小さい対物レンズに比べてワーキングディスタンス(作動距離)が短くなる。
その際、短いワーキングディスタンスに合わせ、アクチュエータの非通電時の対物レンズの位置を光ディスクに対して近く配置すると、対物レンズと光ディスクとの衝突を回避するためにある程度離して配置する必要がある。しかし、アクチュエータの駆動距離が増え、通電駆動時の消費電力が大きくなってしまう。
特に、モバイル用途であるビデオカメラやノートパソコン等に用いられる記録再生装置においては、装置の姿勢が制限されず、持ち運び等による振動が加わるため、対物レンズが光ディスク面に衝突する可能性が増大する。それを避けるため光ディスクから離れて配置すると消費電力の増加につながってしまう。
このような課題を解決するため、特開平07−098875号公報には非通電時にアクチュエータを永久磁石と磁性体により固定部へ吸着し、対物レンズと光ディスクの衝突を回避する方法が開示されている(特許文献1)。特許文献1のものはアクチュエータを吸着するために永久磁石を配置するため、磁気回路によって駆動するアクチュエータの動作を妨げる不要な磁場が発生する。
一方、特開2002−251758号公報には、アクチュエータの通電駆動時には永久磁石を囲んでいるコイルに通電し、永久磁石による磁場をキャンセルする方法が開示されている(特許文献2)。
図8は特許文献2のアクチュエータ固定機構の概略図を示す。図8(a)はアクチュエータの非通電時の状態、図8(b)は通電時の状態を示す。アクチュエータ固定機構28は対物レンズ7と対物レンズ保持部材18からなるアクチュエータの可動部8aが設置された磁性体28bと、コイル28cに内包され、両側にヨーク28d、28eが配置された永久磁石28aから構成されている。9は光ディスクである。
図8(a)に示すようにアクチュエータの非通電時には、永久磁石28aによる吸着力(磁力)28fで磁性体28bを吸着し、対物レンズ7と対物レンズ保持部材18からなるアクチュエータの可動部8aを固定する。また、図8(b)に示すようにアクチュエータが通電駆動時にはコイル28cに電流を流し、永久磁石28aによる吸着力(磁力)28fをキャンセルする磁力28gを発生させ、アクチュエータの動作を妨げる不要な磁場をキャンセルする。
一方、特開2003−016670号公報には、永久磁石の磁場が影響しない距離までアクチュエータの可動部の動作範囲を永久磁石から離すことで不要な磁場の影響を低減させる対策が開示されている(特許文献3)。同公報のものは、永久磁石の吸着力をキャンセルするためコイルへ一時的に通電することにより、アクチュエータの吸着及び開放制御を行っている。
特開平07−098875号公報 特開2002−251758号公報 特開2003−016670号公報
特許文献2の方法では、アクチュエータの通電駆動時は図8中に示す永久磁石28aによる吸着力(磁力)28fをキャンセルする磁力28gを発生させるため、常にコイル28cに電流を流さなければならず、消費電力が増大する。
また、特許文献3の方法では、消費電力の増大を防ぐことは可能であるが、アクチュエータの可動部の動作範囲と永久磁石との距離を長くしなければならず、光ピックアップが大きくなるという問題がある。
モバイル用途であるビデオカメラやノートパソコン等に用いられる情報記録再生装置においては、小型化と薄型化、低消費電力化が求められている。そのため、永久磁石を用いた技術では、アクチュエータの動作を妨げる不要な磁場に対処するために消費電力の増大や光ピックアップの大型化という問題があった。
本発明の目的は、消費電力の増大或いは光ピックアップの大型化を招くことなく、光ディスクと対物レンズとの衝突を確実に回避することが可能な情報記録再生装置を提供することにある。
本発明は、光源からの光束を光記録媒体上に集光する対物レンズを有する可動部と、前記可動部を複数の弾性支持部材によって支持する固定部とを有するアクチュエータと、前記対物レンズを少なくともトラッキング方向とフォーカシング方向に駆動するアクチュエータドライバと、を有する情報記録再生装置において、前記可動部と前記固定部にそれぞれ少なくとも一つの磁性体を有し、前記磁性体のいずれか一方がコイルに内包された半硬質磁性体であり、前記コイルに電流を流すことで、前記半硬質磁性体を着磁或いは消磁させ、前記磁性体と吸着或いは解放することにより、前記可動部を前記固定部に保持又は離間させる手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、半硬質磁性体を用いてアクチュエータの可動部の保持或いは離間制御を行うため、アクチュエータの通電駆動時に不要な磁場が発生しない。また、アクチュエータの非通電時にはアクチュエータの可動部を半硬質磁性体に吸着固定するため、対物レンズと光ディスクとの衝突を低消費電力で且つ光ピックアップが大型化することなく、回避することが可能となる。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る情報記録再生装置の一実施形態を示すブロック図である。情報記録再生装置27は光記録媒体である光ディスクに光束を集光し、情報の記録又は再生を行う。なお、図1では光ディスク9に情報を記録するために必要な回路や記録情報を再生するために必要な回路等については省略している。
図中9は光記録媒体である光ディスク、4は光ディスク9を回転駆動するスピンドルモータである。スピンドルモータドライバ13はスピンドルモータ4を駆動し、光ディスク9を回転駆動する。3は光記録媒体である光ディスク9にレーザ光源からの光束を対物レンズで集光し、情報を記録又は再生するための光ピックアップである。
光ピックアップ3には半導体レーザ等のレーザ光源6、コリメータ等の各種の光学素子(図示せず)或いはアクチュエータ8等が設けられている。レーザ光源6からの光束はコリメータ等の光学素子を通ってアクチュエータ8内の対物レンズ7に導かれ、対物レンズ7により光ディスク9の記録層上に集光される。
光ピックアップ3内のアクチュエータ8は対物レンズ7をディスク面に対して垂直方向(フォーカシング方向)とフォーカシング方向に直交するディスク面と平行な半径方向(トラッキング方向)に駆動する。また、光ピックアップ3にはアクチュエータ8を吸着固定又は解放、離間するための固定機構10が設けられている。アクチュエータ8と固定機構10の構成については詳しく後述する。
また、15はアクチュエータ8のフォーカシング方向の駆動を行うフォーカシングアクチュエータドライバである(フォーカシングコイルに駆動電流を供給する)。16はアクチュエータのトラッキング方向の駆動を行うトラッキングアクチュエータドライバである(トラッキングコイルに駆動電流を供給する)。17は固定機構10を駆動するための固定機構駆動部である。
本実施形態では、これらフォーカシングアクチュエータドライバ15、トラッキングアクチュエータドライバ16、固定機構駆動部17を含んでアクチュエータドライバ14が構成されている。
信号処理回路2は光ピックアップ3に設けられた各センサからの出力信号に基づきサーボ/RF処理を行う。コントローラ1は各ドライバの制御といった装置27の統括制御を行い、各シーケンス制御の中枢を担っている。コントローラ1はCPU、メモリ等から構成されている。
更に、コントローラ1は信号処理回路2からのフォーカシングやトラッキングのサーボエラー信号に基づき光ピックアップドライバ11を介してアクチュエータドライバ14を制御することでフォーカシング制御とトラッキング制御を行う。
また、スピンドルモータドライバ12の駆動によりスピンドルモータ4が所望の回転数で回転し、光ディスク9も一体となって回転する。シークモータドライバ13によってシークモータ5が駆動され、光ディスク9の半径方向の任意の位置に光ピックアップ3が移送される。また、光ピックアップドライバ11によってレーザ光源6からの光束が制御される。
図2はアクチュエータ8の構成例を示す。図2(a)は斜視図、図2(b)は平面図、図2(c)は対物レンズの中心を通り、トラッキング方向と直交する図2(b)のX−X線における断面図である。アクチュエータ8は固定部8aと可動部8bから成り、固定部8aは永久磁石25a、25b、ヨーク26a、26b、基板20、基板固定部材21及び支持基台22で構成されている。本実施形態では、ヨーク26a、26bは支持基台22と一体に形成されている。
可動部8bは対物レンズ7、フォーカシングコイル23、トラッキングコイル24a、24b及びこれらを保持するレンズ保持部材18で構成されている。可動部8bは固定部8aにより4本の弾性支持部材19a、19b、19c、19dで支持されている。弾性支持部材19a〜19dは線状で弾性及び高導電性を有し、一端は固定部8aの基板20に固定されている。基板20は基板固定部材21に固定されている。
アクチュエータドライバ14はアクチュエータ8をフォーカシング制御及びトラッキング制御するため、弾性支持部材19a、19b、19c、19dを通してフォーカシングコイル23、トラッキングコイル24a、24bに制御電流を供給する。アクチュエータ8はこの制御電流と、永久磁石25a、25bが発生する磁界との間で発生する電磁的な力によって可動部8bを光ディスク9に対してフォーカシング方向と記録トラックに直交するトラッキング方向に駆動する。
次に、本発明の特徴であるアクチュエータの固定機構10について説明する。固定機構10は図2(c)に示すようにアクチュエータ8の固定部8aと可動部8bとの間に設置されている。
図3は固定機構10の断面図を示す。即ち、図3は図2(b)のY−Y線における断面図を示す(アクチュエータ8の固定部8aは省略)。固定機構10はアクチュエータ8の固定部8aに設置された半硬質磁性体10aと可動部8bに設置された磁性体10bから構成されている。半硬質磁性体10aはコイル10cに内包され、両側にヨーク10d、10eが設置されている。可動部8bに設置された磁性体10bは可動部8bの重心位置を調整するウェイトの役割も担っている。
アクチュエータ8の非駆動時には、図1に示す固定機構駆動部17によりコイル10cに一時的に直流電流を流すことで半硬質磁性体10aを着磁する。これにより、図3(a)に示すように半硬質磁性体10aに磁性体10bが吸着され、両側のヨーク10d、10eを通して磁束10fが形成され、閉磁路を形成することでアクチュエータ8の可動部8bを固定する。
一方、アクチュエータ8の通電駆動時には、固定機構駆動部17からコイル10cに一時的に交流電流を流し、図4に示すように電流値の振幅を小さくしていく。そして、0まで減衰させて半硬質磁性体10aを消磁させ、図3(b)に示すようにアクチュエータ8の可動部8bを解放離間する。この消磁方法は交流消磁と呼ばれ、公知の技術であるため詳細な説明は省略する。
以上のようにアクチュエータ8の通電駆動時には半硬質磁性体10aは消磁されており、アクチュエータ8の駆動を妨害する不要な磁場は発生しない。よって、アクチュエータ8の可動部8bの駆動範囲と半硬質磁性体10aとを磁場が影響しない距離まで離す必要がなく、光ピックアップは大型化しない。また、アクチュエータ8の通電駆動時に常にコイルに通電する必要がないため消費電力の増加も殆ど無い。
なお、図2、図3の例では、可動部8b側に磁性体10bを配置し、固定部8a側に半硬質磁性体10aを配置しているが、磁性体10bと半硬質磁性体10aを入れ替えても良い。即ち、可動部と固定部にそれぞれ少なくとも一つの磁性体を配置し、磁性体のいずれか一方がコイルに内包された半硬質磁性体としても良い。
次に、本実施形態に用いる半硬質磁性体10aについて説明する。半硬質磁性体とは保持力が0.8〜66KA/mの範囲の磁性材料であり、着磁と消磁を低い電力で行うことができる磁性体である。なお、0.8KA/m以下は軟質磁性体、66KA/m以上は硬質磁性体と一般的に定義されており、軟質磁性体、硬質磁性体と比較しながら半硬質磁性体10aについて詳述する。
軟質磁性体は、保持力が低いために着磁を行っても磁力を保持できない性質を有し、磁石にはならない。硬質磁性体は永久磁石のことで保持力1000〜3000KA/m、残留磁束密度1.0〜1.6Tのネオジム磁石等がある。磁石として使える硬質磁性体と半硬質磁性体との違いは保持力であり、その大きさにより着磁と消磁に必要なコイルに流す電流値が決まる。このことは、以下に示すソレノイドコイルに流れる電流により生じる磁場の式により説明できる。
H=n・I …式(1)
ここで、H:磁場、I:電流、n:単位長さ当たりのコイルの巻き数である。着磁と消磁を行うには、保持力以上の磁場を与える必要があるため、着磁と消磁に必要な電流値は保持力に比例することが分かる。このため、保持力の高い硬質磁性体は着磁と消磁に高い電力が必要となる。
半硬質磁性体は残留磁束密度が0.7〜1.6Tであり、ネオジム磁石とほぼ同等の磁気特性を持っているが、保持力はネオジム磁石に比べて1/1250倍〜1/15倍(ネオジム磁石の保持力1000KA/mに対し)である。このため、着磁と消磁を低い電力で行うことが可能である。
次に、本実施形態の動作を図5に示すフローチャートを用いて詳述する。まず、ステップ1で装置27の電源がオンされると、ステップ2で図1に示すアクチュエータドライバ14からアクチュエータ8に通電され、アクチュエータ8の可動部8bが駆動状態になる。具体的には、フォーカシングアクチュエータドライバ15からアクチュエータ8のフォーカシングコイルに所定電流を通電し、可動部8bを保持状態とする。トラッキングコイルには通電しても良いが、通電しなくても良い。
次に、ステップ3で図1に示す固定機構駆動部17から固定機構10の半硬質磁性体10aを内包しているコイル10cに一時的に交流電流を流す。その際、図4に示すように電流値の振幅を小さくしていって0まで減衰させると、半硬質磁性体10aが消磁され、アクチュエータ8の可動部8bが解放される。
その際、アクチュエータ8の可動部8bが解放された時に可動部8bを支持する4本の弾性支持部材19a〜19dの反動で、対物レンズ7が光ディスク9に衝突しないようにステップ2でアクチュエータ8の可動部8bを駆動状態(保持状態)にしている。次に、ステップ4でフォーカシング制御とトラッキング制御をオンし、光ディスク8上に情報の記録又は再生動作を行う。記録又は再生動作の詳細は省略する。
記録又は再生動作を終了すると、ステップ5で吸着による衝撃を避けるため固定位置までアクチュエータ8の可動部8bを駆動する。即ち、フォーカシングコイルに電流を流し、可動部8bを固定位置まで駆動する。また、固定機構10の半硬質磁性体10aを内包しているコイル10cに固定機構駆動部17から一時的に直流電流を流し、半硬質磁性体10aを着磁する。そうすることで、アクチュエータ8の可動部8bを吸着固定する。次に、ステップ6でアクチュエータ8の通電をオフして非駆動状態にし、その後、ステップ7で電源オフとする。
以上のように半硬質磁性体を用いることで電源オンの状態ではアクチュエータの駆動を妨害する不要な磁場が発生せず、電源オフの状態では可動部を吸着固定する。そうすることで、対物レンズと光ディスクとの衝突を回避することが、低消費電力且つ光ピックアップが大型化することなく実現できる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、アクチュエータの可動部を吸着固定するタイミングは電源オフ時だけでなく、近年ビデオカメラやレコーダー等といった用途で行われる記録再生の間欠動作中(記録又は再生動作の休止期間中)等でもよい。
また、固定機構10の構成も上記実施形態に限ることはない。例えば、図6に示すようにヨークを配置せず、コイル10cに内包された半硬質磁性体10aとアクチュエータ8の可動部8bに設置された磁性体10bのみでも構わない。図6(a)はアクチュエータの平面図、図6(b)は図6(a)のX−X線における断面図である。図6では図2と同一部分には同一符号を付している。アクチュエータ8の構成は上記実施形態と同様であるため詳しい説明は省略する。
図7は固定機構10の断面図を示すもので、図6(a)のY−Y線における断面図である(アクチュエータ8の固定部8aは省略)。図7(a)に示すようにアクチュエータ8の非駆動時には、図1に示す固定機構駆動部17によりコイル10cに一時的に直流電流を流すことで、半硬質磁性体10aが着磁され、磁性体10bを吸着する。そして、半硬質磁性体10aの片面の吸着力(磁力)10gによりアクチュエータ8の可動部8bを吸着固定する。
一方、アクチュエータ8の通電駆動時には、固定機構駆動部17によりコイル10cに一時的に交流電流を流し、図4に示すように電流値の振幅を小さくしていく。そして、0まで減衰させると、半硬質磁性体10aは消磁され、図7(b)に示すようにアクチュエータ8の可動部8bは解放される。このように上記実施形態と同様に半硬質磁性体を用いて可動部の保持と離間を行う。
本発明に係る情報記録再生装置の一実施形態を示すブロック図である。 図1の実施形態のアクチュエータを示す図である。 本発明に係る固定機構を示す断面図である。 交流消磁の通電方法を説明する図である。 図1の実施形態の動作を説明するフローチャートである。 アクチュエータの他の実施形態を示す断面図である。 図6のアクチュエータに搭載された固定機構の断面図である。 従来例のアクチュエータを示す図である。
符号の説明
1 コントローラ
2 信号処理回路
3 光ピックアップ
4 スピンドルモータ
5 シークモータ
6 光源
7 対物レンズ
8 アクチュエータ
8b 固定部
8b 可動部
9 光ディスク
10 固定機構
10a 半硬質磁性体
10b 基板固定部材
10c 支持基台
10d、10e ヨーク
10g 半硬質磁性体の片面の吸着力(磁力)
11 光ピックアップドライバ
12 スピンドルモータドライバ
13 シークモータドライバ
14 アクチュエータドライバ
15 フォーカシングアクチュエータドライバ
16 トラッキングアクチュエータドライバ
17 固定機構駆動部
18 対物レンズ保持部材
19a、19b、19c、19d 弾性支持部材
20 基板
21 基板固定部材
22 支持基台
23 フォーカシングコイル
24a、24b トラッキングコイル
25a、25b 永久磁石
26a、26b ヨーク
27 情報記録再生装置
28 アクチュエータ固定機構
28a 永久磁石
28b 磁性体
28c コイル
28d、28eヨーク
28f 永久磁石による吸着力(磁力)
28g 磁力

Claims (5)

  1. 光源からの光束を光記録媒体に集光する対物レンズを有する可動部と、前記可動部を弾性支持部材によって支持する固定部とを有するアクチュエータと、
    前記対物レンズを少なくともトラッキング方向とフォーカシング方向に駆動するアクチュエータドライバと、
    を有する情報記録再生装置において、
    前記可動部と前記固定部にそれぞれ少なくとも一つの磁性体を有し、前記磁性体のいずれか一方がコイルに内包された半硬質磁性体であり、
    前記コイルに電流を流すことで、前記半硬質磁性体を着磁或いは消磁させ、前記磁性体と吸着或いは解放することにより、前記可動部を前記固定部に保持又は離間させる手段を有することを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 前記可動部を前記固定部に保持する時は前記半硬質磁性体を着磁させることにより、前記可動部を前記固定部の磁性体に吸着し、前記可動部を駆動させる時は前記半硬質磁性体を消磁させることにより前記可動部を前記固定部から離間させることを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生装置。
  3. 前記可動部の前記固定部への保持は、電源オフのときに前記半硬質磁性体を着磁させることにより、前記可動部を前記固定部の磁性体に吸着させて行い、前記可動部の前記固定部からの離間は、電源オンの時に前記半硬質磁性体を消磁させることにより前記可動部を前記固定部から解放させることにより行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報記録再生装置。
  4. 前記可動部の前記固定部への保持は前記可動部の非駆動時に前記半硬質磁性体を着磁させることにより前記可動部を前記固定部の磁性体に吸着させて行い、前記可動部の前記固定部からの離間は前記可動部の駆動時に前記半硬質磁性体を消磁させることにより前記可動部を前記固定部から解放させることにより行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報記録再生装置。
  5. 前記可動部を駆動させる時は前記可動部を通電駆動した後、前記半硬質磁性体を消磁させることにより、前記可動部を前記固定部から離間させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報記録再生装置。
JP2008028002A 2008-02-07 2008-02-07 情報記録再生装置 Pending JP2009187632A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008028002A JP2009187632A (ja) 2008-02-07 2008-02-07 情報記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008028002A JP2009187632A (ja) 2008-02-07 2008-02-07 情報記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009187632A true JP2009187632A (ja) 2009-08-20

Family

ID=41070702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008028002A Pending JP2009187632A (ja) 2008-02-07 2008-02-07 情報記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009187632A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10253528B1 (en) 2018-02-21 2019-04-09 Axtuator OY Digital lock
US10641008B2 (en) 2018-02-21 2020-05-05 Axtuator OY Electromagnetic actuator

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10253528B1 (en) 2018-02-21 2019-04-09 Axtuator OY Digital lock
WO2019162561A1 (en) 2018-02-21 2019-08-29 Axtuator OY Electromagnetic actuator
US10450777B2 (en) 2018-02-21 2019-10-22 Axtuator OY Digital lock
US10641008B2 (en) 2018-02-21 2020-05-05 Axtuator OY Electromagnetic actuator
US10844632B2 (en) 2018-02-21 2020-11-24 Axtuator OY Digital lock
US10890014B2 (en) 2018-02-21 2021-01-12 Axtuator OY Electromagnetic actuator
US11566446B2 (en) 2018-02-21 2023-01-31 Iloq Oy Digital lock
US11619069B2 (en) 2018-02-21 2023-04-04 Iloq Oy Electromagnetic actuator
US11933073B2 (en) 2018-02-21 2024-03-19 Iloq Oy Digital lock

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7313799B2 (en) Objective-lens driving apparatus and optical disk apparatus
KR20010093031A (ko) 광 픽업 엑츄에이터
JP2009187632A (ja) 情報記録再生装置
JP4612085B2 (ja) 対物レンズ駆動装置
US8166495B2 (en) Optical pickup
JP3547000B2 (ja) 光ピックアップ装置
JPH11312327A (ja) 対物レンズ駆動装置
US8037488B2 (en) Optical pickup device
JP3918490B2 (ja) 光学ピックアップ及びディスクドライブ装置
JP2002251758A (ja) 光ディスク装置
KR100472477B1 (ko) 광픽업 액추에이터와 이를 채용한 광픽업장치 및, 이를채용한 광디스크 드라이브 장치
US7423844B2 (en) Recording disk drive
JP4564944B2 (ja) 光ピックアップ
KR20060071251A (ko) 광 픽업 액츄에이터의 렌즈홀더 방열 구조
JP2005092956A (ja) 光ディスク装置
TW584846B (en) Pickup head actuator
JP3669579B2 (ja) 光ピックアップ
US8743668B2 (en) Objective lens drive device and optical pickup
JP2009146461A (ja) 対物レンズ駆動装置
JP2003281765A (ja) 傾斜位置調整装置
JP2001160224A (ja) 光ディスク装置
JP2009252331A (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP2005346771A (ja) 光ピックアップ装置
JPH10241175A (ja) 光ヘッド装置
JP2004199776A (ja) 光ヘッド装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100201

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100630