JPH0636479Y2 - ヒータ装置 - Google Patents

ヒータ装置

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JPH0636479Y2
JPH0636479Y2 JP8931989U JP8931989U JPH0636479Y2 JP H0636479 Y2 JPH0636479 Y2 JP H0636479Y2 JP 8931989 U JP8931989 U JP 8931989U JP 8931989 U JP8931989 U JP 8931989U JP H0636479 Y2 JPH0636479 Y2 JP H0636479Y2
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JP
Japan
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heater element
heater
support portion
lifting piece
cross
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JP8931989U
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JPH0331296U (ja
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隆之 大越
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NEC Corp
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NEC Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は半導体製造用拡散炉のヒータ装置に関するもの
で、特に大口径、高温使用の拡散炉のヒータ装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、この種のヒータ装置は、累線状のヒータエレメン
トの支持固定及び線間ピッチを決定するために、炉の上
部、下部にピースと呼ばれるものが使用されており、上
部はヒータエレメントの熱強度を補うために、第3図
(a)の断面図のごとく、ヒータエレメント7をリフテ
ィングピース1(上部支持部)で完全にくわえ込む構造
であり、又、下部はヒータエレメント7間のピッチ決定
のみの目的で、第3図(b)の断面図のごとく、下部サ
ポートピース6(下部支持部)がくし歯状の構造をとる
のが一般的であった。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述した従来のヒータ装置では、高温でのランピング条
件で使用すると、ヒータエレメントは早いもので3ケ月
位からだれによる変形を起し、6ケ月から1年程度で使
用不可の状態となり、通常のヒータ寿命の1/2〜1/4程度
の短寿命という欠点があった。
これは特に、ウェハー径が5インチあるいは6インチ用
の大口径のヒータ装置になってから顕在化した問題であ
る。又、この問題は、従来一般的に用いられている対
策、すなわちヒータエレメントの面負荷を低減するため
にヒータエレメント径を太くする対策では解決しないも
のであった。
上述した従来のヒータ構造に対し、本考案はヒータエレ
メントを完全に固定及び支持することなく、ヒータエレ
メントの変形をある程度許容して固定する構造とし、
又、累線状の長手方向に対しても断熱材の変形範囲内で
ヒータエレメントの許容を大きくしているという相違点
を有する。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のヒータ装置は、ヒータエレメントをくわえ込ん
で固定するための断面長穴状の固定用穴部を有するリフ
ティングピース(上部支持部)及び下部サポートピース
(下部支持部)と、前記リフティングピースを支持し多
分割されたリフティングピースサポート(上部支持部の
サポート部)とから構成されている。
〔実施例〕
次に本考案について図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例の縦断面図である。
リフティングピース1は、ヒータエレメント7をくわえ
込んで固定するための断面が長穴状の穴部を有し、ヒー
タエレメント7をその累線コイルの半径方向に対する変
形を許容した形で吊り上げるものである。第2図(a)
にその断面図を示している。
下部サポートピース6は、リフティングピース1と同様
にヒータエレメント7の変形を許容した形で固定するも
のである。第2図(b)にその断面図を示している。
リフティングピースサポート2は第2図(c)の斜視図
の様に多分割され、第3図(c)の従来品に比べ、昇温
時のヒータエレメント7の長手方向の変形をある程度許
容し、他の部分に無理な力が加わり塑性変形が起きない
よう配慮したものである。
通常この種のヒータ装置では、昇温時の累線コイル状の
ヒータエレメントの直径は、〜15mm程度伸びるものであ
る。又、一般にヒータエレメント材として用いられてい
るカンタルA−1にはクリープ現象と呼ばれる性質があ
り、これは熱膨張によって生じた伸びが、元の温度に戻
しても元の長さに戻らずに永久歪を生じる現象をいう。
従って温度ランピングを繰り返すことによりヒータエレ
メントは伸びが蓄積されて行き、ついには固定部材によ
り熱膨張が阻害され、弱い部分の変形へと進行するもの
である。
リフティングピース1は、リフティングピースサポート
2によりヒータシェル4に固定されており、ヒータシェ
ル4とヒータエレメント7の間は断熱材8で充たされて
おり、ヒータシェル4の外側に鋼管製の水冷部が取り付
けられ、この外側に水冷カバー5が設けられている。3
はヒータエレメント7のヒータ端子である。
又、ヒータエレメントの上部の方が下部に比べて熱変形
が大きいため、リフティングピースの断面長穴状の穴部
の寸法を下部サポートピースの穴部寸法よりも長くして
ある。又、ヒータエレメントの長手方向の伸びを押さえ
るために、リフティングピースサポートを多分割し、個
々の範囲で伸びを吸収するようにしている。
この結果、ヒータエレメントの寿命は、ランピング条件
でも2年以上とすることができた。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、ヒータエレメントの支持
構造を変えることにより、ヒータ寿命を従来の小型炉並
まで延ばすことができる効果がある。又、2次的効果と
して、ヒータエレメント交換時のマシンダウン時間が少
なくなり、安定した生産を実行できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図(a)、
(b)、(c)はそれぞれ第1図で示したリフティング
ピースの断面図、下部サポートピースの断面図、リフテ
ィングピースサポートの斜視図、第3図(a)、
(b)、(c)はそれぞれ第2図と対応した従来部品を
示す図である。 1…リフティングピース、2…リフティングピースサポ
ート、3…ヒータ端子、4…ヒータシェル、5…水冷カ
バー、6…下部サポートピース、7…ヒータエレメン
ト、8…断熱材。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】累線状のヒータエレメントを使用した拡散
    炉用のヒータ装置において、前記ヒータエレメントを支
    持する上部及び下部の支持部がそれぞれヒータエレメン
    トをくわえ込んで固定するための断面長穴状に形成され
    た穴部を有し、且つ前記上部支持部を固定するサポート
    部がヒータエレメントの長手方向に多分割されているこ
    とを特徴とするヒータ装置。
  2. 【請求項2】ヒータエレメトの上部支持部の断面長穴寸
    法が下部支持部の断面長穴寸法より長い穴寸法である請
    求項(1)記載のヒータ装置。
JP8931989U 1989-07-28 1989-07-28 ヒータ装置 Expired - Lifetime JPH0636479Y2 (ja)

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JPH0331296U JPH0331296U (ja) 1991-03-27
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JP2003092946A (ja) * 2001-09-21 2003-04-02 Ricoh Co Ltd 飼主音声再生システムの動作方法、飼主音声情報送信装置、飼主音声再生システムの動作方法、飼主音声出力装置を動作させるためのプログラム、食料供給システムの動作方法、食料供給装置を動作させるためのプログラム、被保護動物映像配信システムの動作方法および被保護動物映像配信装置
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JP5824082B2 (ja) * 2014-02-05 2015-11-25 株式会社日立国際電気 加熱装置、基板処理装置、及び半導体装置の製造方法

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JPH0331296U (ja) 1991-03-27

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