JPH0636465Y2 - 穀物乾燥装置 - Google Patents

穀物乾燥装置

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JPH0636465Y2
JPH0636465Y2 JP1987145764U JP14576487U JPH0636465Y2 JP H0636465 Y2 JPH0636465 Y2 JP H0636465Y2 JP 1987145764 U JP1987145764 U JP 1987145764U JP 14576487 U JP14576487 U JP 14576487U JP H0636465 Y2 JPH0636465 Y2 JP H0636465Y2
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JP
Japan
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hot air
chamber
grain
drying
air blowing
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JP1987145764U
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JPS6451196U (ja
Inventor
愛次郎 金子
鉄四郎 渡辺
博光 柴田
克之 小河原
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KANEKONOKI CO., LTD.
Original Assignee
KANEKONOKI CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、調質槽内を循環流動する穀物に対し放射方向
が自由に変る遠赤外線放射熱と穀物の流れと並行するよ
うに噴送される乾燥熱風とを順次浴びせたことで、乾燥
ムラのない均一乾燥穀物を迅速に得ることができる穀物
乾燥装置に関する。
従来の技術 従来、循環流動中の穀物に対し遠赤外線を照射せしめた
ことで穀物内部の水分拡散移動を促進し、テンパリング
効果を高めると共に乾燥の促進を図るようにした循環式
穀物乾燥機は本出願前例えば特開昭61−138080号公報に
記載されて知られており、その内容を第3,4図を用いて
説明する。
すなわち、熱風室5、穀物乾燥室6、排風室7を並設し
て穀物を熱風乾燥する通風乾燥部3に穀物室2を上載し
て乾燥機本体1を形成し、該機体1の一側に昇降機4を
立設して穀物循環行程を形成した乾燥装置を設ける。そ
して前記穀物循環行程に予備乾燥する遠赤外線装置9を
備えた燥機用振動送穀路8を設けて構成したものであ
る。
考案が解決しようとする問題点 ところで、従前のこの種循環式穀物乾燥機においては、
テンパリング効果の向上と乾燥の促進を早めるために、
循環行程中の穀物に対し遠赤外線を照射して穀温を高め
穀物内部の水分拡散移行を行つている。
しかしながら、滞熱状態となつた穀物を乾燥熱風を浴び
せることなく相当時間穀物室内に放置しておくと、穀物
内部より表面に滲出した水分の一部が自然蒸発し穀物室
内壁に結露現象が生じて、流下ムラを起し、穀物に乾燥
ムラが発生して均等質の乾燥穀物を連続して得ることが
できない許りか、穀物の乾燥も仲々促進しないという問
題が生じた。
問題点を解決するための手段 本考案は、前記問題点を解決するものであつて、以下に
その内容を実施例に対応する第1図及び第2図を用いて
説明する。
すなわち、乾燥機本体101を前後方向に長い横長角筒状
に形成する。前記乾燥機本体101の左右両側には横長方
向に沿い熱風送風室102と排塵風室103とを対称的に設け
る。前記熱風送風室102と排塵風室103との間に設けた調
質槽109の上部には、一端が熱風送風室102に接続され
て、乾燥熱風の一部を下向きに噴気せしめる複数の熱風
噴出ダクト127を間隔をおき設ける。そして前記熱風噴
出ダクト127よりも上方の調質槽107内には首振り動作が
できる遠赤外線ヒータ130を配設して構成したものであ
る。
作用 穀物が所定量、調質槽109内に充填されたら、その供給
を停止し熱風送風室102内において乾燥熱風を起成せし
めると同時に排塵風室103内を負圧状態ならしめる。
さすれば、熱風送風室102内において起成された乾燥熱
風は排塵風室103における負圧作用で調質槽109内を順次
竪流下される穀物に浴びせられ、これを乾燥せしめると
共に幾分乾燥された穀物を調質槽109上部へ返流させる
循環流動作用を営ませて所定含水率に仕上げ乾燥する。
ところで、上述の如き循環乾燥作業仲にあつては、循環
流動される穀物が調質槽109上部へ供給された際に首振
り動作される遠赤外線ヒータ130より放射された遠赤外
線熱を均等に浴び穀物内部の温度が均一に昇温せられ
る。その結果、該穀物の内部水分は速かに表面に移行す
る水分拡散移行作用が円滑に行われると共に、上記作用
により滞熱状態となつた穀物が調質槽109内を順次竪流
下する際に熱風送風室102より複数の熱風噴出ダクト127
を介して穀物の流下方向と並行流するように噴出された
乾燥熱風の一部を浴びて表面に滲出した水分をゆつくり
と蒸発散させながら調質作用を営ませる。
したがつて、何回となく循環流動せられる穀物は調質槽
109の上部に返流される度毎に遠赤外線放射熱と乾燥熱
風とを浴びることで、調質作用が無理なく行われる許り
か、乾燥が促進される外、流通する乾燥風により蒸発水
分が速かに除去されるため調質槽109の内壁に温度差の
ため発生しがちの結露現象をなくし、穀物が流下ムラを
発生することなく均一に流下させ、均一乾燥穀物を容易
に得ることができる。
実施例 本考案に係る穀物乾燥機の一実施例を図面について説明
する。
図面において、101は、前後方向に長い横長角筒状を呈
する乾燥機本体であつて、該乾燥機本体101内の左右両
側に上部より下部に向け順次幅長さを大きくした略相似
形の熱風送風室102と排塵風室103とを対称的に配設す
る。そして上記熱風送風室102と排塵風室103との間の空
間略中央位置には横長方向と直交する方向に向け、一側
が熱風送風室102と送風窓105を介し接続した先止め状の
複数からなる熱風室104………と一側が排塵風室103と排
風窓107を介し接続した先止め状の複数からなる排風室1
06………を、熱風室104と排風室106との間に乾燥通路10
8が形成せられるよう交互に架設して、前記乾燥通路108
の上端側は熱風室104………および排風室106………の上
部に形成した調質槽109に接続せしめると共に、その下
端側は熱風室104………および排風室106……の直下に横
長方向に沿い複数列に亘り配設した山形仕切壁110……
…により形成された複数の交差流下繰出し室111………
に接続せしめてある。上記熱風室104………および排風
室106……は乾燥通路108に面する側面を共に通風面112
および113に形成すると共に下部を開放114および115し
て、熱風室104の内部および排風室106内部を交差流下繰
出し室111と接続せしめてある。したがつて、上記のよ
うな構成としたことにより、熱風室104、排風室106およ
び乾燥通路108の長さが短かく形成できると同時にその
数を多くして、調質槽109内に充填された穀物の堆積圧
が大きくても、熱風室104および排風室106が彎曲するこ
となく、その耐久性を大きくできる許りか、送風窓105
および排風室106の数も増加させて熱風送風室102より送
風される熱風の送風抵抗を減少させ、熱風送風室102よ
りの送風量を多くできる。又熱風室104………および排
風室106………の下部を開放114および115したことによ
り、乾燥通路108………を流下する穀物中に混入した塵
埃等の一部が通風面112および113より熱風室104………
および排風室106………内に進入しても、該塵埃等が熱
風室104………および排風室106………内底部に堆積され
ることなく、総て円滑に下部の交差流下繰出し室111へ
流下させ、堆積塵埃等の引火燃焼により穀物乾燥機の火
災事故を防止できる。
その上、さらに熱風室104………および排風室106………
の直下に複数の山形仕切壁110………により複数の交差
流下繰出し室111………が形成されているため、乾燥通
路108………において前後方向に分けられた穀物の流れ
を乾燥通路108………を通過したあと、今度は左右方向
に流れを変向して交差流下せしめ、初期含水分値の異な
る穀物を効率よく攪拌混合せしめると同時に穀物の流動
性を向上させて、穀物の乾燥ムラおよび流下ムラを無く
して、均一に乾燥させることができる。
なお上記交差流下繰出し室111………内には、乾燥通路1
08………を経て流下した穀物が常に充満しているので、
熱風や排塵風の漏出を未然に防止できる。山形仕切壁11
0………の各谷部には横長方向に沿つて繰出し口116……
…が開口されており、この繰出し口116………位置には
間欠回転される繰出しロール117………が回転自在に軸
架されている。上記のように形成された交差流下繰出し
室111………の下部には、周囲を熱風送風室102、排塵風
室103、繰出し室111および乾燥機本体101の前後壁板101
a,101bにより囲まれた取出し室118を配設すると共に、
熱風送風室102と排塵風室103の下部間隔中には搬出樋11
9を横長方向に沿つて設けて、これが搬出樋119を取出し
室118と接続せしめる。なお搬出樋119の内部には搬出ス
クリュー120が回転自在に横架されており、しかも前記
搬出樋119の一端は乾燥機本体101の一側に立設した循環
用昇降機121の下部に接続せしめると共に循環用昇降機1
21の上部は乾燥機本体101の頂部に横長方向に沿い横設
した搬入樋122の供給始端側へ接続せしめる。
熱風送風室102の前面側および排塵風室103の後面側には
内部にバーナ124を収蔵したバーナ装置123と内部に吸引
排風機126を回転自在に収蔵した吸引排風装置125を夫々
装着せしめて、バーナ装置123と熱風送風室102を、又、
吸引排風装置125と排塵風室103とを接続せしめると共
に、上記バーナ装置123と吸引排風室装置125とはその装
着位置が前後に自由に交換装着できるよう互換性を持た
せて、排塵風の排風方向を作業場への設置条件に応じ、
乾燥機本体101に対し前方側或は後方側に選定できるよ
うに構成されている。
127は、乾燥通路108………上方の調質槽109内に間隔を
おき横設した複数の熱風噴出ダクトであつて、該複数の
熱風噴出ダクト127は下面を開放した山形壁板128により
形成され、しかも山形壁板128の壁面には多数の熱風噴
出孔129………が穿孔された構成となつており、前記多
数の熱風噴出ダクト127………はその一端を熱風送風室1
02に接続せしめると共に先端側は封止状に形成されてい
る。したがつて、熱風送風室102より多数の熱風噴出ダ
クト127……に入つた乾燥熱風は穀物の流れ方向と同一
方向に向け下向きに噴出して所謂並行流乾燥を行うこと
により、胴割れのない高速乾燥を営ませることができ
る。130は、前記熱風噴出ダクト127よりも上位の調質槽
109内に配設した複数個の遠赤外線ヒータであつて、該
遠赤外線ヒータ130の基端側は搬入樋122の両側に設けた
天蓋131,131に首振り状態のもとに装着されている。132
は、搬入樋122より落下した穀物が遠赤外線ヒータ130に
衝突するのを防止するための透明防護体である。
考案の効果 要するに本考案は、穀物の循環乾燥作業に際し、調質槽
109の上部位置へ何回となく散粒状態をもって供給され
た穀物は首振り動作のできる遠赤外線ヒータ130の照射
熱を均等に浴びて均一に昇温され、穀物内部の水分を速
かに表面側へ移行させることができると共に水分拡散移
行が行われた以後の穀物はさらに複数の熱風噴出ダクト
127より穀物の流下方向と並行するように噴出した乾燥
熱風でゆっくりと乾燥せしめることができるので、テン
パリング効果の向上と乾燥の促進を図ることができるは
勿論のこと乾燥時に発生した蒸発水分を流通する乾燥熱
風により調質槽109内に滞留することなく除去して調質
槽109内壁に発生しがちな結露現象をなくし、穀物を流
下ムラ等起させず円滑に流下させ常に均一な、しかも良
質の乾燥穀物を短時間で得ることができる効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る穀物乾燥装置の一実施例を示すもの
であつて、第1図は縦断正面図、第2図は要部の一部を
破断した側面図、第3図は従来装置の縦断正面図、第4
図は従来装置の縦断側面図である。 101…乾燥機本体、102…熱風送風室、103…排塵風室、1
09…調質槽、127…熱風噴出ダクト、130…遠赤外線ヒー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後方向に長い横長角筒状の乾燥機本体の
    左右両側に横長方向に沿い熱風送風室と排塵風室とを対
    称的に設け、上記熱風送風室と排塵風室との間に設けた
    調質槽の上部には一端が熱風送風室にそれぞれ接続され
    て乾燥熱風の一部を下向きに噴気せしめる複数の熱風噴
    出ダクトを間隔をおき水平に並設すると共に前記熱風噴
    出ダクトよりも上方の調質槽内には首振り動作ができる
    遠赤外線ヒータを配設したことを特徴とする穀物乾燥装
    置。
JP1987145764U 1987-09-24 1987-09-24 穀物乾燥装置 Expired - Lifetime JPH0636465Y2 (ja)

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JP1987145764U JPH0636465Y2 (ja) 1987-09-24 1987-09-24 穀物乾燥装置

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JPS6451196U JPS6451196U (ja) 1989-03-29
JPH0636465Y2 true JPH0636465Y2 (ja) 1994-09-21

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ID=31414640

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JP1987145764U Expired - Lifetime JPH0636465Y2 (ja) 1987-09-24 1987-09-24 穀物乾燥装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6724721B2 (ja) * 2016-10-27 2020-07-15 井関農機株式会社 穀物乾燥機

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JPS532266A (en) * 1976-06-30 1978-01-11 Kaneko Agricult Machinery Suction type unhusked rice dryer
JPS55105183A (en) * 1979-02-06 1980-08-12 Iseki Agricult Mach Humidity control type cereal drier
JPS61138080A (ja) * 1984-12-08 1986-06-25 株式会社 サタケ 循環式穀物乾燥機
JPS62213680A (ja) * 1986-03-15 1987-09-19 静岡製機株式会社 遠赤外線を放射する放射部を有する穀物乾燥機

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