JPS5912542Y2 - 穀物乾燥機の穀温冷却装置 - Google Patents

穀物乾燥機の穀温冷却装置

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Publication number
JPS5912542Y2
JPS5912542Y2 JP337378U JP337378U JPS5912542Y2 JP S5912542 Y2 JPS5912542 Y2 JP S5912542Y2 JP 337378 U JP337378 U JP 337378U JP 337378 U JP337378 U JP 337378U JP S5912542 Y2 JPS5912542 Y2 JP S5912542Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grain
drying
ventilation
grain tank
dryer
Prior art date
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Expired
Application number
JP337378U
Other languages
English (en)
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JPS54108271U (ja
Inventor
利彦 佐竹
知則 藤井
隆幸 吉山
Original Assignee
株式会社 サタケ
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 サタケ filed Critical 株式会社 サタケ
Priority to JP337378U priority Critical patent/JPS5912542Y2/ja
Publication of JPS54108271U publication Critical patent/JPS54108271U/ja
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Publication of JPS5912542Y2 publication Critical patent/JPS5912542Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、穀物乾燥機の循環行程において、一機でもっ
て籾米のテンパリング乾燥と麦類の高温乾燥及び冷起乾
燥を連続的に行い得るようにした穀温冷却装置に関する
ものである。
従来の乾燥機において、籾米の乾燥の場合には乾燥部を
流動する籾米に加熱空気を送風して乾燥する共に穀温を
上げて穀物槽に移し、穀物槽において加温された籾米の
内層部の水分を徐々に表層部に移行させ、再び乾燥部に
供給することを繰返し、穀温が40゜C以上に上昇しな
いように熱風管理がなされ、高率的で胴割れが発生.し
ない安全なテンパリング乾燥が行われてきた。
そして、同機により麦類の乾燥を行う場合においては、
麦類の性状として穀温が高くなっても胴割れが発生せぬ
ことから比較的高温で乾燥され、テンパリングも必要と
しないものであるが、乾燥のために穀物槽を有効に活用
する手段がなく、また、種子用あるいはビール原料に供
される麦類においては発芽の焼失を防止するため穀温を
40゜C以下に抑制せねばならぬことから乾燥能力の低
下は免れなかった。
そして、一機の乾燥機において、高温乾燥と冷却乾燥を
行うものとして、例えば特公昭 51−38618号公報に示されるように、高水分の籾
をほぼ18%〜20%の含水率まで熱風を送風して乾燥
した後、該籾を貯蔵しながら徐々に乾燥することで変質
や腐敗を防止する乾燥作業を行う場合には、籾を穀物槽
に貯蔵した状態において前温風あるいは低温度の熱風に
より適度に冷却されながら貯蔵乾燥されるものもあるが
、このものは高温乾燥と冷却乾燥とを連続的に行うこと
ができなかった。
本考案の目的は、上記の点に鑑みてなしたものであり、
通風乾燥部において高温乾燥行程を形或し、冷却乾燥行
程として穀物槽の土壁部に多孔壁通気窓を開設し、穀物
槽内部には通気筒を縦列状に配置すると共に、その筒端
部に徘風機を連設し、前記通気窓から流入して穀物層を
通過する常温風によって穀物を冷却し、該常温風を通気
筒に吸集して排風機により機外に排出されることにより
、穀物槽における冷却乾燥行程を形或して籾米のテンパ
リング乾燥と麦類の高温乾燥及び冷却乾燥を連続的に行
うことを可能にし、また排風機により原料穀物に混在す
る塵埃、夾雑物を吸引除去して乾燥斑の幣害を防止する
便益な装置を開発して提供せんとするものである。
本考案を実施例図について説明すると、図中1は通風乾
燥部であり、上部に穀物槽2を搭載し、その一側に昇降
機3を立設して循環行程を形或した穀物乾燥機である。
前記通風乾燥部1には、火熱発生機を備えた熱風室4を
内設し、該室4の両側にその下端に排出パイプ5を軸着
した乾燥室6,6をそれぞれ装設し、これら各室4,
6. 6の下部に流穀槽7を設けてその底部にスク
リューコンベア8を横架して昇降機3の供給部に接続し
、また前記乾燥室6,6の両外側にそれぞれ排風室9,
9を設けて下部の風路10により連絡し、前記通風乾燥
部1の側壁を開口して熱風用排風機11を固設すると共
に前記風路10と連通させてある。
前記穀物槽2は、土壁部の中央に分散盤12を回転自在
に吊設し、該盤12と昇降機吐出口部13を給穀用コン
ベア14により接続し、またその下部を傾斜状流穀壁に
より各乾燥室6,6に穀物が流下するように接続してあ
る。
そして、前記穀物槽2の土壁部に複数個の多孔壁通気窓
15を開設すると共に、穀物槽2の内部に複数個の通気
筒16を縦列状に配置してその筒端部に排風機17を連
設してある。
なお、前記通気筒16はその筒体部に多数の通気孔を設
ける場合もある。
上記のように構或したから、高温乾燥行程を形威した通
風乾燥部1の火熱発生機を備えた熱風室4で発生した熱
風が乾燥室6,6を横切って該乾燥室6,6内を流動す
る穀物を高温乾燥し、その排風は排風室9,9に流出し
て熱風用排風機11により機外に排出される。
高温乾燥された乾燥室6,6内の穀物は排出バルブ5の
回転により流穀槽7に排出され、スクリューコンベア8
、昇降機3、コンベア14等を介して穀物槽2に還元さ
れる。
籾米の乾燥においては、排風機17の回転を停止させ、
通風乾燥部1において高温乾燥された籾米を穀物槽2内
でテンパリングし、籾米内層部の水分を徐々に表層部に
移行させて再度通風乾燥部1に流下させることを数回次
繰返してテンパリング乾燥を実施する。
次に麦類の乾燥における冷却乾燥行程の作用について説
明する。
前記穀物槽2内における冷却作用を得るため排風機17
を駆動させる。
そして、通風乾燥部1で高温乾燥された穀物は昇降機3
等を介して穀物槽2内に還元されると、前記排風機17
によって多孔壁通気窓15から常温風が流入し、該常温
風が穀物層を通過することによって穀物が冷却されて乾
燥すると共に、その湿気および穀物中の塵埃、夾雑物は
通気筒16, 16に吸集されて排風機17から機外に
排除される。
冷却および湿気を排除された穀物は排出バルブ5の回転
により穀物槽2内から通風乾燥部1に絶えず流下するた
め、前述の高温乾燥および冷却乾燥を連続的に循環乾燥
される。
以上のように本考案は、穀物の循環乾燥行程に設けたテ
ンパリング用穀物槽の上側壁部に複数個の多孔壁通気窓
を開設すると共に、穀物槽の内部に複数個の通気筒を縦
列状に配置してその筒端部に排風機を連設する構威にし
たから、籾米のテンパリング乾燥と麦類の高温乾燥およ
び常温風による冷却乾燥を連続的に行わせ得るので、麦
乾燥における過熱による発芽の焼失を防止し、また冷却
により発芽率の向上を期待でき、よって籾米のテンパリ
ング乾燥と麦類の高温乾燥および冷却乾燥を連続的に行
うことを可能にし、また、乾燥穀物に混在する塵埃、夾
雑物およびその湿気をも吸引除去するので、夾雑物によ
る乾燥斑の幣害を防止すると共に、能率的な乾燥作用を
実施できる等の実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を例示し、その一部の側面で表
わした断面図である。 1・・・通風乾燥部、2・・・穀物槽、3・・・昇降機
、4・・・熱風室、5・・・排出バルブ、6・・・乾燥
室、7・・・流穀槽、8・・・スクリューコンベア、9
・・・排風室、10・・・風路、11・・・熱風用排風
機、12・・・分散盤、13・・・吐出口部、14・・
・コンベア、15・・・多孔壁通気窓、16・・・通風
筒、17・・・排風機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 火熱発生機を備えた熱風室を内設した通風乾燥部の上部
    に穀物槽を搭載すると共に、その一側に昇降機を立設し
    て穀物の循環行程を形或した乾燥機において、前記穀物
    槽の土壁部に複数個の多孔壁通気窓を開設すると共に、
    穀物槽の内部に複数個の通気筒の縦列状に配置し、前記
    通気窓から流入して穀物層を通過する常温風を前記通気
    筒に吸集して機外に排出する排風機を前記通気筒の筒端
    部に連設して冷却乾燥行程を形威した穀物乾燥機の穀温
    冷却装置。
JP337378U 1978-01-14 1978-01-14 穀物乾燥機の穀温冷却装置 Expired JPS5912542Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP337378U JPS5912542Y2 (ja) 1978-01-14 1978-01-14 穀物乾燥機の穀温冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP337378U JPS5912542Y2 (ja) 1978-01-14 1978-01-14 穀物乾燥機の穀温冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54108271U JPS54108271U (ja) 1979-07-30
JPS5912542Y2 true JPS5912542Y2 (ja) 1984-04-16

Family

ID=28807306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP337378U Expired JPS5912542Y2 (ja) 1978-01-14 1978-01-14 穀物乾燥機の穀温冷却装置

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JP (1) JPS5912542Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102235240B1 (ko) * 2020-07-08 2021-04-02 한태식 맥아 발아건조기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102235240B1 (ko) * 2020-07-08 2021-04-02 한태식 맥아 발아건조기

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JPS54108271U (ja) 1979-07-30

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