JPH0636284U - 面状発熱体 - Google Patents

面状発熱体

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JPH0636284U
JPH0636284U JP8878191U JP8878191U JPH0636284U JP H0636284 U JPH0636284 U JP H0636284U JP 8878191 U JP8878191 U JP 8878191U JP 8878191 U JP8878191 U JP 8878191U JP H0636284 U JPH0636284 U JP H0636284U
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JP
Japan
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heating element
foil
stainless steel
sheet heating
cathode tube
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Pending
Application number
JP8878191U
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English (en)
Inventor
勝利 渡辺
Original Assignee
シンワ測定株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は量産性に秀れた面状発熱体を提供す
ることを目的とする。 【構成】 SUS304製の帯状箔を絶縁性のフィルムに設け
た面状発熱体である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、冷陰極管などを与熱する為の面状発熱体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から自動車のスピードメーターの表示部のバックライトには該表示部を発 光させる為の冷陰極管が付設されている。
【0003】 ところで、この冷陰極管は、0℃位になると本来の白色の光が青白い光となり 発光が安定しないという欠点を有している。
【0004】 そこで、このような発光の不安定を解消すべく、冷陰極管には、アルミニウム 、鉄、ニッケル、銅製等の面状発熱帯体が付設されている。この面状発熱帯体は 、絶縁フィルム上にエッチング処理により例えば箔状のアルミニウム層を形成し たもので、この絶縁フィルムを冷陰極管に貼着し、箔状のアルミニウム層に通電 し、この箔状のアルミニウム層の発熱により絶縁フィルムを介して冷陰極管を与 熱し、前記冷陰極管の発光の不安定を解消するものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
一般に、電気抵抗Rは
【0006】
【数1】
【0007】 の関係で表される。
【0008】 例えばサイズが長さ100mm,直径10mmの冷陰極管を12V・10Wで十分与熱する為 には、アルミニウムで面状発熱帯体を形成する場合、該箔状のアルミニウム層の サイズは、厚さ10μm,巾約0.2mm,長さ1029mm程度にしなければならない。尚、ア ルミニウムの抵抗率ρは常温において約2.8×10-8Ω・mである。
【0009】 この厚さ10μmの箔状のアルミニウム層の巾約0.2mmはこの面状発熱帯体のエッ チング処理による製造にとって極めて厄介で、且つ、巾が細いということはそれ だけ該アルミニウム層が切れ易い為、製品の保存管理面で障害となるという問題 点も有する。
【0010】 かといって、該アルミニウム層の巾を巾太にするか又は厚さを厚くすれば当然 のことながら上記欠点は解決できるが、その反面抵抗の断面積が大きくなるから 前記電気抵抗Rの式より明らかなように電気抵抗Rは小さくなって過剰電流とな り、従って、該アルミニウム層が過剰に発熱(100℃〜200℃)し、焼き切れてし まうという問題が生ずる。
【0011】 そこで、本考案は抵抗率ρの大きなステンレス鋼 (約81×10-8Ω・m)を使用し て面状発熱体を形成することである程度即ち通常のエッチング処理でも歩留りが 悪くなることがない厚み・巾にして、且つ、製品の保存管理面に何ら支障を来た すことのない面状発熱体を提供することを技術的課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
【0013】 被与熱物を与熱する面状発熱体2であって、箔状のステンレス鋼3を所望形状 に形成し、この箔状のステンレス鋼3に該箔状のステンレス鋼3を被与熱物の所 定部位に付設する為の絶縁性を有する付設部材4を設けたことを特徴とする面状 発熱体に係るものである。
【0014】
【作用】
付設部材4により箔状のステンレス鋼3を被与熱物に付設し、箔状ステンレス 鋼3に通電すると、該箔状のステンレス鋼3が発熱し、この発熱により被与熱物 が与熱される。
【0015】 ステンレス鋼3は抵抗率ρが大きい為箔状ステンレス鋼3の厚みをそれほど厚 くしなくとも良く、且つ、巾もそれほど巾太にしなくとも十分な発熱が行われる ことになる。
【0016】
【実施例】
図面は、本考案の一実施例を被与熱物としての冷陰極管1に付設した場合を図 示したものある。被与熱物は冷陰極管1に限られるものではなく、便座,自動車 のサイドミラー,洗面ユニットの鏡など、所謂薄いヒーターが必要とされる部材 の全てを含むものである。
【0017】 以下にまず、本実施例に係る面状発熱体2の製造法について説明する。尚、こ の製造法は従来から常法である為簡単に説明する。
【0018】 付設部材4としてのポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムの上にエステル 系の接着剤を介して箔状のステンレス鋼3としてのSUS304製の箔 (厚さ約30μm )を貼着し、このSUS304製の箔上に所望のパターン通りにエッチングレジストに よる保護印刷を施し、続いて塩化第二鉄溶液により保護印刷の存しない部分を腐 食させ (エッチング処理)、水酸化ナトリウム溶液等により保護印刷を除去して 面状発熱体2を製造する。
【0019】 この面状発熱体2は抵抗率ρが約81×10-8Ωmで、抵抗率ρが非常に大きい箔 を用いている為、サイズが、厚さ30μm、巾約0.7mm、長さ373mmのSUS304製の箔 で十分長さ100mm,直径10mmの冷陰極管1を与熱できる(12V・10W)面状発熱体 2を形成することが可能となる。
【0020】 ここで、箔状のアルミニウムを用いて形成した面状発熱体2 (従来品)と箔状 のステンレス鋼3を用いて形成した面状発熱体2 (本実施例)との電気抵抗Rを 計算すると、
【0021】
【数2】
【0022】 となり、ほぼ同様の抵抗値となる。
【0023】 このことから、本実施例によれば従来品に比し断面積(薄厚,巾小)を小さく し、且つ長さを短くしても同抵抗値を実現でき、従って、それだけ量産性に秀れ た面状発熱体2を提供し得ることになる。
【0024】 この面状発熱体2を冷陰極管1の外表面にして冷陰極管1の発光を妨げない位 置にポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムが冷陰極管1の外表面に当接する 状態で貼着し、このSUS304製の箔に通電するとこの箔が発熱し、冷陰極管1は良 好に与熱され、冷陰極管1の発光は安定することになる。
【0025】 図中符号5は導線である。
【0026】
【考案の効果】
本考案は上述のように構成したから、量産性に秀れ、保存管理にも秀れ、限ら れたサイズにおいて必要とされる抵抗値を得ることのできる面状発熱体を提供す ることになる。
【提出日】平成5年3月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【数1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 ステンレス鋼3はアルミニウム等に比し抵抗率ρが大きい為箔状ステンレス鋼 3の厚みを適度に厚くしても、また、巾も適度に巾太にしても前記式から抵抗R が小さくなることはなく、良好な発熱が行われることになる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 この面状発熱体2は抵抗率ρが約81×10-8Ωmで、抵抗率ρが非常に大きい箔 を用いている為、サイズが、厚さ30μm、巾約0.7mm、長さ373mmのSUS304製の箔 で長さ100mm,直径10mmの冷陰極管1を良好に与熱できる (12V・10W)面状発熱 体2を形成することが可能となる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】 このことから、本実施例によれば従来品に比し断面積 (薄厚,巾小)を大きく しても従来品とほぼ同じ抵抗値を実現でき、従って、面状発熱体2が過剰電流に より焼き切れたりせず、且つ、量産性に秀れた面状発熱体2を提供し得ることに なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の使用状態を示す斜視図である。
【図2】本実施例の面状発熱体の正面図である。
【符号の説明】
2 面状発熱体 3 ステンレス鋼 4 付設部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被与熱物を与熱する面状発熱体であっ
    て、箔状のステンレス鋼を所望形状に形成し、この箔状
    のステンレス鋼に該箔状のステンレス鋼を被与熱物の所
    定部位に付設する為の絶縁性を有する付設部材を設けた
    ことを特徴とする面状発熱体。
JP8878191U 1991-10-29 1991-10-29 面状発熱体 Pending JPH0636284U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8878191U JPH0636284U (ja) 1991-10-29 1991-10-29 面状発熱体

Applications Claiming Priority (1)

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JP8878191U JPH0636284U (ja) 1991-10-29 1991-10-29 面状発熱体

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Publication Number Publication Date
JPH0636284U true JPH0636284U (ja) 1994-05-13

Family

ID=13952397

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8878191U Pending JPH0636284U (ja) 1991-10-29 1991-10-29 面状発熱体

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5310185B2 (ja) * 1975-01-27 1978-04-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5310185B2 (ja) * 1975-01-27 1978-04-12

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