JPH0636264U - コネクタの固定構造 - Google Patents

コネクタの固定構造

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JPH0636264U
JPH0636264U JP7649692U JP7649692U JPH0636264U JP H0636264 U JPH0636264 U JP H0636264U JP 7649692 U JP7649692 U JP 7649692U JP 7649692 U JP7649692 U JP 7649692U JP H0636264 U JPH0636264 U JP H0636264U
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JP
Japan
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terminals
connector
terminal
reinforcing member
fixing structure
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Pending
Application number
JP7649692U
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English (en)
Inventor
達也 新井
博勝 八重樫
昌司 梅里
昌広 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hirose Electric Co Ltd
NEC Corp
Original Assignee
Hirose Electric Co Ltd
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リフロー時の基板の反りを低減させて、端子
が基板から離れることのないコネクタの固定構造を提供
することを目的とする。 【構成】 基板7の表裏面に端子20を接続するように
したコネクタの固定構造において、コネクタ本体に、ハ
ウジング16から独立した補強部材31を回動自在に設
け、この補強部材31で隣接する端子20の中間部分を
互いに固定するように構成した。また前記補強部材に、
端子の接続を確認するための穴32を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はコネクタの固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下に従来のコネクタの固定構造について説明する。SMTコネクタの端子は 基板に正しく接続させるために、その先端は基板の表面から0.1mm以内の高さ にあることが要求されるが、コネクタの場合はIC等と比較すると、寸法が大き いためにこの要求精度を満足させることが難しく、次のような対策を施している 例が多い。
【0003】 図10は従来のコネクタの固定構造を示すものであって、1はコネクタ本体、 2は端子、7は基板である。
【0004】 コネクタ本体1はハウジング3を備え、ハウジング3は雄コネクタと嵌合する 嵌合部4と、基板7に固定される固定部5とからなり、嵌合部4には多数の対向 する端子2が挿入されていて、この端子2の一端は固定部5側に突出している。
【0005】 端子2は図11に示すようにコネクタ本体1を基板7上に取り付けた際に、端 子2が基板7に押し付けられるように、予めに基板7の面よりも端子2の先端が 下になるように寸法を設定してある。即ち、基板7の板厚公差、端子2のばらつ きの両方をそれぞれの端子2に吸収させて、これによって、端子2のばらつきや 基板7の板厚のばらつきにも対応し、薄い基板7で端子2がばらついても、端子 2が基板7に接触する構造にしてある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来の構成では、基板7上におよそ均等な荷重が生じ、こ の端子2の押し付け力により、リフロー時に基板7の反りを生じさせ、この反り によりかえって端子2が基板7から離れてしまうなどの問題点を有していた。
【0007】 本考案は上記従来の問題点を解決するもので、第一の目的とするところは、基 板厚のばらつきの吸収と、端子のばらつきの吸収とを、別の考えで対処すること で、ばらつきの吸収対策のために生じるリフロー時の基板の反りを低減させて、 端子が基板から離れてしまうことのないコネクタの固定構造を提供することにあ る。
【0008】 また本考案の第二の目的とするところは、端子が基板に確実に接続しているこ とを確認することのできるコネクタの固定構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この第一の目的を達成するために本考案のコネクタの固定構造は、基板の表裏 面に端子を接続するようにしたコネクタの固定構造において、コネクタ本体に、 ハウジングから独立した補強部材を回動自在に設け、この補強部材で隣接する端 子の中間部分を互いに固定した構成を有している。
【0010】 また第二の目的を達成するために本考案のコネクタの固定構造は、請求項1記 載のコネクタの固定構造において、補強部材に、端子の接続を確認するための空 間を設けた構成を有している。
【0011】
【作用】
請求項1記載の構成によって、隣接する端子が補強部材によって互いに繋がり 合っており、且つ補強部材がハウジングから独立して回動可能であることにより 、補強部材が端子先端の基板に対する押圧力を常に適度に保持するので、各端子 の独立な撓みと基板厚のばらつきが吸収されて、端子の基板を押す力が低減する とともに、補強部材の剛性によってこの力の分布が補強部材の両端に偏るので、 リフロー時の基板の反りが低減し、端子が基板から離れることはなく、十分に接 続される。
【0012】 また請求項2記載の構成により、補強部材に設けた空間によって端子の接続を 確認することができる。
【0013】
【実施例】
(実施例1) 以下本考案の一実施例について、図1乃至図8を参照しながら説明する。尚、 従来例で示した部品と同じ部品には同符号が付してある。図1乃至図3は本考案 の一実施例におけるコネクタの固定構造を示すものであり、7は基板、10はコ ネクタ構造、11は雄コネクタ、15は雌コネクタ、20は端子、33は補強部 材である。
【0014】 雄コネクタ11の一面には、多数の端子12を備える端子板13が嵌合されて いて、他面には雌コネクタ15に嵌合する絶縁部14が形成されている。
【0015】 雌コネクタ15はハウジング16を備え、ハウジング16は嵌合部17と、基 板7に固定される固定部22とからなり、嵌合部17には雄コネクタ11の絶縁 部14と嵌合する嵌合溝18と、端子20が挿入される端子挿入溝19とが形成 されている。また雌コネクタ15は嵌合部17の中心部分の分割線17aと17 bとで交互に分割されており、両者は固定部材29によって固定されている。即 ち、この分割線17aと17bとに沿って突設された突起28が、固定部材29 に形成された挿入孔29bに挿入され、且つ突起28のランス部28aが固定部 材29に形成された係合孔29aに係合して固定されている。
【0016】 端子20は基板7に実装した際に、基板7の板厚のばらつきと、端子20のば らつきを吸収するために、図3の点線で示すように、予め基板7の面よりも先端 が下になるように撓みをもたせて寸法設定してある。そして端子20はインサー ト部品21によってハウジング16に固定されて、その一端は端子挿入溝19に 挿入されており、端子20の他端は固定部22側に突出していて、その先端は基 板7のパッド面に当接して固定されている。
【0017】 また端子20の中間部分には補強部材33が取り付けられており、この補強部 材33は補強部材本体31と支持部材30とより構成してあり、補強部材本体3 1によって隣接する端子20同士が固定されていて、それぞれの端子20が独立 しては大きく変位し難くしてあるが、補強部材本体31から先の部分は独立して 変位するように多少の撓みをもたせて、端子20自身の変位のばらつきを吸収す る構造にしてある。
【0018】 補強部材本体31は側面長方形の板体で、その一端には端子20を挿通する端 子挿通孔31aが穿設されていて、この端子挿通孔31aに端子20の中間部分 が挿通されて、隣接する端子20が互いに固定されている。
【0019】 支持部材30は側面L字状の棒体で、ハウジング16から独立して設けられて おり、その一方の先端は基板7に当接しており、他方の先端には挿入孔30aが 設けられて、補強部材本体31が埋め込まれており、補強部材本体31の先端と 基板7との間には適度の隙間が保たれている。また支持部材30の適宜の箇所に は端子20の基板7への接続を確認するための複数の孔(空間)32が穿設され ている。
【0020】 以上のように構成されたコネクタ構造10は基板7の板厚のばらつきの吸収と 、端子20のばらつき分の吸収とを、それぞれ別の考え方で対処することで、ば らつき吸収対策のために生じる基板7の反りを低減させるものである。
【0021】 即ち、より剛体に近い補強部材33によって、隣接する端子20同士の中間部 分が固定されていて、補強部材33はハウジング16に対して独立して自由に上 下動可能であるので、端子20の先端もハウジング16に対して回動可能で、支 持部材30の先端が基板7に当接したときに、端子20の先端は基板7に対して 適度の押圧力を保持して馴染み良く当接する。
【0022】 従って基板7の厚さが薄い場合には、端子20は全体に低く、図3の鎖線で示 すように基板7の厚さが厚い場合には、端子20は全体に高くなり、支持部材3 0の先端が基板7に当接することによって、端子20の先端は基板7に対して常 に適度の押圧力を保持するので、基板7の厚さのばらつきを吸収することができ る。
【0023】 また隣接同士の端子20、ひいては全ての端子20が互いに繋がり合っている ために、端子20の独立した撓みに対する反発力が働き、端子20のばらつきを 吸収することができる。
【0024】 図4乃至図8は本案の原理を模式的に示すものであり、図4及び図5に示すよ うに梁aに均等分布荷重bを加えたものに比べ、図6及び図7に示すように、或 る物体cを通じて押した方が荷重dの分布は両端に偏るため、梁aに生じるモー メトは小さくなる。この効果は上に載る物体cの剛性が高ければ高い程顕著にな る。
【0025】 そしてこの物体cが完全な剛体である場合には、物体cの両端でのみ梁aを押 す荷重分布となる。この場合図8に示すように、梁aを支えている反力fの真上 に物体cが載った場合は、反力fと物体cからの荷重eの力線は同一線上に並び 、偶力が発生しないので、基板7の反りはなくなる。このことから、補強部材3 3とコネクタ本体のハウジング16との距離はなるべく近い方が効果が大きいこ とになる。
【0026】 以上のように本実施例によれば、基板7の表裏面に端子20を接続するように したコネクタの固定構造において、コネクタ本体に、ハウジング16から独立し た補強部材33を回動自在に設け、隣接する端子20の中間部分を補強部材33 で互いに固定することにより、補強部材33によって隣接する端子20同士の中 間部分が固定されており、補強部材33はハウジング16に対して独立して回動 するので、端子20の先端もこれに追従して動き、支持部材30の先端が基板7 に当接したときに、端子20の先端は基板7に対して適度の押圧力を保持して当 接する。従って各端子20の独立した撓みと基板7の厚さのばらつきが吸収され て、端子20の基板7を押す力が低減するとともに、この力の分布が補強部材3 3の両端に偏るので、リフロー時の基板7の反りが低減し、端子20が基板7か ら離れることはなく、十分に接続される。
【0027】 また支持部材30に穿設された複数の孔32によって、端子20先端の半田付 けが確実に行われたか否かを確認することができるし、基板7からの熱放出にも 役立つ。
【0028】 (実施例2) 以下本考案の第二の実施例について、図9を参照しながら説明する。図におい て、10はコネクタ構造、15は雌コネクタ、20は端子、7は基板であり、こ れらは図1の構成と同様なものである。図1の構成と異なるのは、端子20を挿 通する補強部材本体31を複数の保持部材34によって保持し、その保持部材3 4を支持部材30に固定した点である。
【0029】 補強部材本体31は側面長方形の板体で、その一端には端子20を挿通する端 子挿通孔31aが穿設されていて、この端子挿通孔31aに端子20の中間部分 が挿通されて、隣接する複数の端子20が互いに固定されている。
【0030】 支持部材30は前面に開放された空間35を有する側面L字状の板体で、ハウ ジング16に対して独立して設けられていて、両側板30bのL字の先端は基板 7に当接している。また支持部材30には複数の保持部材34が固定されており 、保持部材34には補強部材本体31が基板7との間に適度の隙間をもって保持 されている。
【0031】 以上のように構成されたコネクタ構造10は上述したと同じ原理により、より 剛体に近い補強部材33によって隣接する端子20同士の中間部分が固定されて おり、補強部材33はハウジング16に対して独立して回動するので、端子20 の先端もこれに追従して動き、支持部材30の先端が基板7に当接したときに、 端子20の先端は基板7に対して適度の押圧力を保持して当接する。従って基板 7の厚さが薄い場合には、端子20は全体に低く、基板7の厚さが厚い場合には 、端子20は全体に高くなり、基板7の厚さのばらつきを吸収することができる 。
【0032】 また隣接同士の端子20、ひいては全ての端子20が互いに繋がり合っている ために、端子20の独立した撓みに対する反発力が働き、端子20のばらつきを 吸収することができる。
【0033】 さらに支持部材30は前面に開放された空間35を有するので、端子20先端 の半田付けが確実に行われたか否かを確認することができる。
【0034】
【考案の効果】
以上のように本考案は、基板の表裏面に端子を接続するようにしたコネクタの 固定構造において、コネクタ本体に、ハウジングから独立した補強部材を回動自 在に設け、この補強部材で隣接する端子の中間部分を互いに固定し、且つ補強部 材がハウジングから独立して回動可能であることにより、補強部材が互いに繋が り合った端子先端の基板に対する押圧力を常に適度に保持するので、各端子の独 立した撓みと基板厚のばらつきが吸収されて、端子の基板を押す力が低減すると ともに、補強部材の剛性によってこの力の分布が補強部材の両端に偏るので、リ フロー時の基板の反りが低減し、端子が基板から離れることのないコネクタの固 定構造を実現出来るものである。
【0035】 また補強部材に設けた空間によって端子の接続を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例におけるコネクタの固定構造
の斜視図である。
【図2】同コネクタの固定構造の断面図である。
【図3】同コネクタの固定構造の動作説明図である。
【図4】同コネクタの固定構造の原理説明図である。
【図5】同コネクタの固定構造の原理説明図である。
【図6】同コネクタの固定構造の原理説明図である。
【図7】同コネクタの固定構造の原理説明図である。
【図8】同コネクタの固定構造の原理説明図である。
【図9】本考案の第二の実施例におけるコネクタの固定
構造の斜視図である。
【図10】従来のコネクタの固定構造の斜視図である。
【図11】従来のコネクタの固定構造の断面図である。
【符号の説明】
7 基板 10 コネクタ構造 11 雄コネクタ 15 雌コネクタ 16 ハウジング 17 嵌合部 20 端子 22 固定部 30 支持部材 31 補強部材本体 32 穴(空間) 33 補強部材 34 保持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 梅里 昌司 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)考案者 山田 昌広 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表裏面に端子を接続するようにし
    たコネクタの固定構造において、コネクタ本体に、ハウ
    ジングから独立した補強部材を回動自在に設け、この補
    強部材で隣接する端子の中間部分を互いに固定したこと
    を特徴とするコネクタの固定構造。
  2. 【請求項2】 前記補強部材に、端子の接続を確認する
    ための空間を設けた請求項1記載のコネクタの固定構
    造。
JP7649692U 1992-10-09 1992-10-09 コネクタの固定構造 Pending JPH0636264U (ja)

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JP7649692U JPH0636264U (ja) 1992-10-09 1992-10-09 コネクタの固定構造

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JPH0636264U true JPH0636264U (ja) 1994-05-13

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ID=13606837

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JP7649692U Pending JPH0636264U (ja) 1992-10-09 1992-10-09 コネクタの固定構造

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JP (1) JPH0636264U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007122923A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Sumitomo Wiring Syst Ltd 基板用コネクタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007122923A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Sumitomo Wiring Syst Ltd 基板用コネクタ

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