JPH0636259Y2 - 消音装置 - Google Patents

消音装置

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JPH0636259Y2
JPH0636259Y2 JP1987060987U JP6098787U JPH0636259Y2 JP H0636259 Y2 JPH0636259 Y2 JP H0636259Y2 JP 1987060987 U JP1987060987 U JP 1987060987U JP 6098787 U JP6098787 U JP 6098787U JP H0636259 Y2 JPH0636259 Y2 JP H0636259Y2
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JP
Japan
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filter
exhaust pipe
glass wool
layer
wound around
Prior art date
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Application number
JP1987060987U
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English (en)
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JPS63168205U (ja
Inventor
幸弘 中川
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Nakagawa Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Nakagawa Sangyo Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 イ−1.産業上の利用分野 本考案は消音装置に関する。
イ−2.従来技術 従来、第3図に示すように、内燃機関の排気系に付設さ
れる消音器において、その消音器(1)のインレットパ
イプ(2)又はアウトレットパイプ(3)に、消音効率
を向上させるために、消音部(4)を形成したものがあ
り、また、該消音器とは別に、前記消音部(4)を形成
した排気管のみよりなる消音管がある。そして、前記消
音部(4)は、従来、第4図及び第5図に示す如く、排
気管(5)に通音穴(6)を多数形成し、該通音穴
(6)が位置する排気管(5)の外周に、不錆鋼繊維を
ウール状に絡めて形成したフィルタ(7)を巻装し、そ
の外周にグラスウール(8)を巻装し、更にその外周を
金属管(9)で被覆して形成されている。又、実開昭61
-59819号公報に示されるように多孔の排気管の外周に金
属繊維を配設したものが公知である。
イ−3.本考案が解決しようとする問題点 ところで、高出力エンジンに付設される排気管において
は、排気温度が高く、かつ排気流速も高いため、前記排
気管の通音穴(6)の外周に直接グラスウール(8)を
巻装すると、そのグラスウール(8)が通音穴(6)よ
り排気管(5)内へ吸引飛散し、経年により消音機能が
低下する上に、グラスウール(8)が外気へ放出される
問題がある。そこで、前記グラスウールの飛散防止を図
るとともに消音性能の向上を図るために、前記従来の如
く、グラスウール(8)の内周にフィルタ(7)を巻装
しているが、該フィルタ(7)がウール状に形成されて
いるため、その各面において密度、厚み及び強度にバラ
ツキがある。そのため、その密度が小さい部分、厚みが
薄い部分、強度が弱い部分においては、そのフィルタ
(7)部における消音効果が小さい上に、該フィルタ
(7)部の外周に巻装されたグラスウールの飛散防止や
消音効果が十分達成されない問題がある。
又、後者の実開昭61-59819号公報に示されるものにおい
ては、繊維状のまま使用されているので排気の爆発によ
る振動あるいは脈動等の繰返しに対し繊維が折れ易く飛
散する恐れがある上に一定面積に均一に分布させること
が至難な弊がある。
そこで本考案は上記各問題点を解決することを目的とす
るものである。
ロ.考案の構成 ロ−1.問題点を解決するための手段 本考案は前記の問題点を解決するために、通音穴を有す
る排気管の外周に、金属繊維を一定量束ね特に加撚して
施撚ロープ状にしたフィルター(10)を密接的に巻回し
たことを特徴とするものである。
ロ−2.実施例 次に第1図及び第2図に示す本考案の実施例について説
明する。
(5)は排気管で、その途中の周壁に多数の通音穴
(6)が形成されている。(10)は前記通音穴(6)が
位置する排気管(5)の外周に巻装したフィルタで、不
錆鋼繊維を一定量束ねてよりをかけてロープ状にし、該
ロープを排気管(5)の外周面に対し、隣接するロープ
が相互に圧接するように螺旋状に整列的に巻装して形成
されている。尚、該フィルタ(10)層は、前記ロープを
一層又は必要に応じて2層、3層に巻装して形成する。
(8)は前記フィルタ(10)の外周面に巻装したグラス
ウールで、消音層を構成する。(9)は前記グラスウー
ル(8)層の外周面とグラスウール(8)層及びフィル
タ(10)層の両側面を被覆する金属管で、その両端は排
気管(5)の外周に固着されている。尚、前記フィルタ
(10)層のみにおいても十分消音効果を有するが、より
消音効果を高める場合に前記のグラスウール層(8)を
設けてもよい。また、本考案の消音装置は、内燃機関用
排気管に適用する以外に、その他の音源よりの排気管に
適用できることは勿論である。
以上の実施例の如く、フィルタ(10)の外周にグラスウ
ール層(8)を巻装しものにおいては、排気管(5)内
を流通する排気管は、通音穴(6)よりフィルタ(10)
層を通過しグラスウール(8)層で消音される。また、
フィルタ(10)層は、金属繊維を一定量束ねてこれによ
りをかけてなるロープを巻装して形成されているから、
前記従来の如く金属繊維をウール状にランダムに積重し
たものに比べて、その繊維が整列され、かつ密度むら及
び充填むらがないため、その全域に亘ってグラスウール
への通音量が均一化されると共に該フィルタ部での消音
効果も十分発揮でき、全体としての消音効率が向上す
る。
しかも、該繊維は、前記従来のものに比べて密度が高く
配列され、かつこれらの繊維相互がロープ状のよりによ
って強固に結合されるため、該フィルタ部の金属繊維及
びグラスウール(8)の繊維の飛散防止効果が従来に比
べて向上し、経年による消音効果の低減及び繊維の外気
への放出が従来に増して防止できる。
ハ.考案の効果 以上のように本考案によれば、通音穴を有する排気管の
外周に、金属繊維を一定量束ねて特に加撚して施撚ロー
プ状にしたフィルター(10)を密接的に巻回したことか
ら、これのみで十分消音効果を発揮できる上に、その繊
維の飛散がない。
特にフィルタは施撚ロープ状に形成されているので、単
糸状のもののように折損がない上に排気管周面に対し巻
付量の均一性が容易に行え、経年による消音効果の低減
及び繊維の外気への放出が従来に増して防止できる特長
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す1部切開した斜視図、第
2図は同側断面図、第3図は本考案を消音器に適用した
例を示す側断面図、第4図は従来構造を示す1部切開し
た斜視図、第5図は同側断面図である。 (5)……排気管 (6)……通音穴 (8)……グラスウール (10)……フィルタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】通音穴を有する排気管の外周に、金属繊維
    を一定量束ね特に加撚して施撚ロープ状にしたフィルタ
    ー(10)を密接的に巻回したことを特徴とする消音装
    置。
JP1987060987U 1987-04-21 1987-04-21 消音装置 Expired - Lifetime JPH0636259Y2 (ja)

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JPS63168205U JPS63168205U (ja) 1988-11-01
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JP2006525471A (ja) * 2003-05-02 2006-11-09 オウェンス コーニング 中低周波数における音響性能を向上させたマフラ

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JPS63168205U (ja) 1988-11-01

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