JPH0636205A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH0636205A
JPH0636205A JP19088092A JP19088092A JPH0636205A JP H0636205 A JPH0636205 A JP H0636205A JP 19088092 A JP19088092 A JP 19088092A JP 19088092 A JP19088092 A JP 19088092A JP H0636205 A JPH0636205 A JP H0636205A
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Application number
JP19088092A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Yamazaki
辰男 山崎
Junichi Nose
純一 能勢
Hideki Kaneko
秀樹 金子
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH0636205A publication Critical patent/JPH0636205A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 低レートの情報に関してノイズの皆無な所定
倍速再生を提供する。 【構成】 情報量が第1情報のほぼ1/rである低デー
タレート情報(第2情報)の記録あるいは通常速度再生
におけるヘッド回転数及びテープ速度を、高データレー
ト情報(第1情報)を記録あるいは通常速度再生する場
合におけるヘッド回転数及びテープ速度のそれぞれ1/
rにする。そして、前記第2情報をr倍速再生する場合
にはヘッド回転数及びテープ速度を、前記第1情報を記
録あるいは通常速度再生する場合におけるヘッド回転数
及びテープ速度と同一にする。そして、この第2情報の
r倍速再生時の処理では、一例として、1フィールド期
間において再生されるr個のフィールドのなかから択一
したいずれか1つのフィールドの情報をr倍に時間軸伸
長して1フィールド毎の再生情報とする。その結果、ノ
イズの全くない完全な1フィールド情報から成るr倍速
再生を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異なるデータレートの
複数種類の情報信号を記録再生する磁気記録再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】情報信号として例えば映像信号を磁気テ
ープに記録し再生する磁気記録再生装置(VTR)には
映像信号をディジタル化したデータを記録再生するディ
ジタルVTRがある。図9はこのディジタルVTRにお
ける従来のブロック構成を示すもので、50は例えば映像
信号に関するディジタルデータ入力端子、31は記録処理
部、32はデジタル変調器、53,54は回転ドラム57上にほ
ぼ180 度対向して配置されている互いにアジマスの異な
るヘッド、58は磁気テープ、60はディジタルデータ出力
端子、41は再生処理部、42はディジタル復調器である。
【0003】記録時にディジタルデータ入力端子50に入
力された映像信号などのディジタルデータは記録処理部
31において、誤りを検出・訂正するための誤り訂正符号
化されたディジタル符号として変調器32に出力される。
変調器32では入力されたディジタル符号を記録に適した
形態の信号に変換し、回転ドラム57上の磁気ヘッド53,
54で磁気テープ58に記録する。
【0004】再生時に磁気ヘッド53,54で再生された信
号は復調器42で元のディジタル符号に変換され、再生処
理部41において記録再生過程により生じた符号誤りを検
出訂正する誤り訂正復号化を行うことにより、ディジタ
ルデータ出力端子60には記録時と同じ信号形態のディジ
タルデータが出力される。
【0005】ところで、映像信号を記録する場合には、
実用化されつつあるHDTVと現行テレビ信号であるN
TSCという異なった信号形態、すなわち互いに情報量
が異なる映像信号を同一のディジタルVTRで記録でき
ることが望まれる。また、かりに同じ信号形態の映像信
号であっても、記録時間の長短に対応して異なる情報量
のディジタル符号を同一のVTRで記録が可能であるこ
とも望まれる。このことを換言すれば、同一のVTRで
異なったデータレートに対応した記録再生を行う事が出
来なければならないということである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9に示した
従来のディジタルVTRの構成では、単一のデータレー
トの記録再生にしか対応ができない。
【0007】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、同一のディジタルVTRで複数種
類の異なるデータレートの情報を記録再生できるVTR
において、少なくとも低データレートの情報に関してノ
イズの全くない所定倍速再生を実現することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディジタル
VTRは、高データレート情報(第1情報)を記録ある
いは通常速度再生する場合におけるヘッド回転数及びテ
ープ速度のそれぞれの所定値に対して、情報量が前記第
1情報のほぼ1/rから成る低データレート情報(第2
情報)の記録あるいは通常速度再生におけるヘッド回転
数及びテープ速度を前記それぞれの所定値の1/rにす
る。そして、前記第2情報をr倍速再生する場合にはヘ
ッド回転数及びテープ速度を、前記第1情報を記録ある
いは通常速度再生する場合におけるヘッド回転数及びテ
ープ速度と同一にする。
【0009】
【作用】前記第2情報のr倍速再生においては、1フィ
ールド期間において再生されるr個のフィールドのなか
から択一したいずれか1つのフィールドの情報をr倍に
時間軸伸長して1フィールド毎の再生情報とする。
【0010】また、前記第2情報のr倍速再生において
は、1フィールド期間において再生されるr個のフィー
ルドなかのいずれか2つのフィールドで構成される1つ
のフレームの択一情報をr倍に時間軸伸長して1フレー
ム毎の再生情報とする。
【0011】また、前記第2情報のr倍速再生において
は、1フィールド期間において再生されるr個のフィー
ルドのなかの最大r個のフィールドのそれぞれ一部分の
情報を選択合成して求めた1フィールドの情報をr倍に
時間軸伸長して1フィールド毎の再生情報とする。
【0012】
【実施例】
実施例1.以下この発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は高データレート情報(第1情報)対応及
び低データレート情報(第2情報)対応の記録再生を行
う場合の記録再生系ブロックを図示したものである。同
図にて、50は例えば映像信号に関するディジタルデータ
入力端子、51はエンコーダ、52はたとえば2チャンネル
からなるディジタル変調器、71A,71Bの1組及び72
A,72Bの他の1組はそれぞれ回転ドラム57上にほぼ18
0 度対向して配置されている互いにアジマスの異なる2
組のヘッド、58は磁気テープ、60はディジタルデータ出
力端子、61はデコーダ、62はたとえば2チャンネルから
なるディジタル復調器、65は選択器、66は伸長器であ
る。
【0013】まず、第1情報を記録する場合について述
べる。記録時にディジタル入力端子50に入力された映像
信号などの第1情報に関するディジタルデータはエンコ
ーダ51において、誤りを検出・訂正するための誤り訂正
符号化、及び記録チャンネル数に対応したチャンネル分
割化が施され、例えば2チャンネルのディジタル符号が
それぞれディジタル変調器52に出力される。変調器52で
は入力された2チャンネルのディジタル符号をそれぞれ
記録に適した形態の信号に変換し、回転ドラム57上の2
組の磁気ヘッド71A〜72Bで磁気テープ58に記録する。
この場合、ほぼ同一位置に配置された異なるアジマスθ
1,θ2の磁気ヘッド71A,71Bの1組及び72A,72B
の他の1組によって交互に各々アジマスの異なる一対
(2本)のトラックがほぼ同時に記録再生され、回転ド
ラム1回転当り4本のトラックが走査される。なお、こ
こで第1情報の記録時におけるヘッド回転数をR、テー
プ速度はVとする。
【0014】以上で述べた第1情報対応の記録を行うの
場合のトラックトレース状態を図2に示す。同図にて1
はヘッド走査方向、2はテープ走行方向であり、磁気テ
ープ58上のトラック81A〜82Bうちの一対(2本)のト
ラック81A,81Bは例えばほぼ同一位置に配置された異
なるアジマスθ1,θ2の磁気ヘッド71A,71Bの1組
によって、またトラック82A,82Bはもう1組の異なる
アジマスθ1,θ2の磁気ヘッド72A,72Bによってほ
ぼ同時に記録される。ここでは、例えば入力端子50に入
力する第1情報における1フィールド期間Tの情報が、
ドラム1回転に要する時間Tにおける81A〜82Bの4本
のトラックによって構成されるものとする。
【0015】図3は以上で述べた第1情報記録時のタイ
ミングチャートであり、同図(a) は時刻、同図(b) はエ
ンコーダ51あるいは変調器52が出力する第1情報に関す
る2チャンネルの記録信号であり、例えばD1A,D1
B,D2A,D2Bの4つで1フィールドに相当する第
1情報の記録信号を成すものである。そして、ドラムが
半回転するT/2期間においては、2チャンネルの記録
信号D1A及びD1Bがそれぞれヘッド71Aおよび71B
によって同時に記録され図2の記録トラック81A及び81
Bとして形成される。ドラムが次に半回転する時刻T/
2から時刻TまでのT/2期間においては、2チャンネ
ルの記録信号D2A及びD2Bがそれぞれヘッド72Aお
よび72Bによって同時に記録され図2の記録トラック82
A及び82Bとして形成され、ドラム1回転、すなわち1
フィールド期間に相当する時間Tにおいて、81A〜82B
の4本のトラックが形成される。
【0016】次に通常速度再生においては、第1情報記
録時と同様にヘッド回転数をR、テープ速度をVとして
おり、記録時と全く同じトラックトレース状態で再生を
おこなう。磁気ヘッド71A〜72Bにより図2の記録トラ
ックから再生された、図3(a) の時刻とともに図3(b)
に示す2チャンネルの再生信号は少なくとも2チャンネ
ルで構成される復調器62で元の2チャンネルのディジタ
ル符号に変換され、デコーダ61において記録再生過程に
より生じた符号誤りを検出訂正する誤り訂正復号化や、
チャンネル合成による1チャンネル化を行うことにより
ディジタルデータ出力端子60には記録時と同じ信号形態
の第1情報に関するディジタルデータが出力される。
【0017】次に、低データレート、すなわち第2情報
を記録する場合について説明する。なお、ここでは説明
を分かりやすくするために、第2情報の情報量を第1情
報の1/2(1/r)としている。それに応じて、ヘッ
ド回転数をR/2、テープ速度はV/2としている。記
録時にディジタル入力端子50に入力された映像信号など
の第2情報に関するディジタルデータはエンコーダ51に
おいて、誤りを検出・訂正するための誤り訂正符号化、
並びに記録チャンネル数に対応したチャンネル分割化が
施され、例えば2チャンネルのディジタル符号がそれぞ
れ変調器52に出力される。変調器52では入力された2チ
ャンネルのディジタル符号をそれぞれ記録に適した形態
の信号に変換し、回転ドラム57上の2組の磁気ヘッド71
A〜72Bで磁気テープ58に記録する。この場合、ほぼ同
一位置に配置された異なるアジマスθ1,θ2の磁気ヘ
ッド71A,71Bの1組及び72A,72Bの他の1組によっ
て交互に各々アジマスの異なる一対(2本)のトラック
がほぼ同時に記録再生され、回転ドラム1回転当り4本
のトラックが走査される。
【0018】以上で述べた第2情報対応の記録を行う場
合のトラックトレース状態を図4に示す。同図にて1は
ヘッド走査方向、2はテープ走行方向であり、磁気テー
プ58上のトラック91A〜92Bのうちの一対(2本)のト
ラック91A,91Bは例えばほぼ同一位置に配置された異
なるアジマスθ1,θ2の磁気ヘッド71A,71Bの1組
によって、またトラック92A,92Bはもう1組の異なる
アジマスθ1,θ2の磁気ヘッド72A,72Bによってほ
ぼ同時に記録される。ヘッド回転数はR/2、テープ速
度はV/2であるので、入力端子50に入力する第2情報
における1フィールド期間Tの情報は、ドラムの1/2
回転に要する時間Tにおける91A及び91Bの2本のト
ラックによって構成される。
【0019】図3(c) は以上で述べた第2情報記録時に
エンコーダ51あるいは変調器52が出力する第2情報に関
する2チャンネルの記録信号のタイミングチャートであ
り、例えばE1A,E1Bの2つで1フィールドに相当
する第2情報の記録信号を成すものである。ドラムが半
回転するT期間においては、2チャンネルの記録信号E
1A及びE1Bがそれぞれヘッド71Aおよび71Bによっ
て同時に記録され図4の記録トラック91A及び91Bとし
て形成される。ドラムが次に半回転する時刻Tから時刻
2Tまでの間においては、2チャンネルの記録信号E2
A及びE2Bがそれぞれヘッド72Aおよび72Bによって
同時に記録され図4の記録トラック92A及び92Bとして
形成される。
【0020】すなわち、この第2情報の記録時において
は、ヘッド回転数、テープ速度ともに第1情報の記録時
のそれらの1/2としているので、記録時のトラック傾
角は双方とも同一となり、形成されたトラックパターン
は全く同一である。
【0021】次にこの第2情報に関する通常速度再生に
おいては、第2情報記録時と同様にヘッド回転数をR/
2、テープ速度をV/2としており、記録時と全く同じ
トラックトレース状態で再生を行うことができる。磁気
ヘッド71A〜72Bにより図4の記録トラックから再生さ
れた、図3(a)(c)に示す2チャンネルの再生信号は少な
くとも2チャンネルで構成される復調器62で元の2チャ
ンネルのディジタル符号に変換され、デコーダ61におい
て記録再生過程により生じた符号誤りを検出訂正する誤
り訂正復号化や、チャンネル合成による1チャンネル化
を行うことによりディジタルデータ出力端子60には記録
時と同じ信号形態の第2情報に関するディジタルデータ
が出力される。
【0022】さらに、以上の第2情報について2倍速再
生(r倍速再生)する場合について説明する。2倍速再
生におけるヘッド回転数及びテープ速度の値は、前記第
1情報に関する記録あるいは通常速度再生の場合と同様
の値、換言すればこの第2情報の記録時の2倍の値であ
るところのR及びVとする。従って、前述したように、
71A,71Bの1組のヘッドおよび72A,72Bの他の1組
のヘッドによって、ドラムの1/2回転毎に図4に示し
たトラックを、記録時と全く同様にヘッドトレースする
ことができる。
【0023】図5(a) には図3(a) と同じ時間軸で表現
した時刻を、図5(b) には2倍速再生時に復調器62から
出力する2チャンネルの再生信号を示す。図3(c) に示
した第2情報記録時のタイミングチャートとの対比から
明らかなように、例えば2チャンネルのヘッド71A,71
Bによって再生される、記録時の1フィールド期間Tの
第2情報を構成していた2チャンネルのディジタル符号
E1A,E1Bは記録時の1/2の時間T/2で再生さ
れる。以下同様に、2チャンネルのヘッド72A,72Bに
よって再生される2チャンネルのディジタル符号E2
A,E2Bもまた記録時の1/2の時間T/2で再生さ
れる。すなわち、第2情報における所定期間の記録信号
は、この2倍速再生では前記所定期間の1/2の期間で
再生が終了し、記録時の1/2に時間圧縮された状態で
再生されたことになる。
【0024】図5(b) に示した、2倍速再生時に復調器
62から出力した2チャンネルの再生信号はデコーダ61に
入力され、記録再生過程により生じた符号誤りを検出訂
正する誤り訂正復号化やチャンネル合成による1チャン
ネル化が行われることにより、図6(a) に示すデコーダ
出力が得られる。なお、図6(a) のデコーダ出力は、図
3(a) と同じ時間軸で表現している。図6(a) にて、F
1,F2,F3,F4,F5,F6,……は各々記録時
に対して1/2に時間圧縮された1フィールド単位の情
報であり、F1は図5(b) における2チャンネルの再生
信号E1A及びE1Bから、また、F2はE2A及びE
2Bから、F3はE3A及びE3Bから、F4はE4A
及びE4Bからチャンネル合成されたフィールドであ
る。なお、ここにF1,F3,F5などは奇数フィール
ドに属するものであり、F2,F4,F6などは偶数フ
ィールドに属するものである。
【0025】図6(a) のデコーダ出力は選択器65に入力
され、図6(b) に示すようにたとえばF1,F3,F5
などの奇数フィールドのみ選択された後、たとえばフィ
ールドメモリなどにより構成される伸長器66にて2倍に
時間伸長される。2倍の時間伸長はたとえば、伸長器66
に含まれるフィールドメモリに書き込んだ前記奇数フィ
ールドの情報を書き込み時の1/2のスピードで読み出
すことにより容易に実現できる。図6(c) は伸長器66か
ら出力した2倍速再生時のディジタルデータであり、記
録時における本来の1フィールド期間Tに一致した1フ
ィールド毎の情報F1,F3,F5などが順次得られ
る。すなわち、1フィールド飛びにノイズの全くない完
全な1フィールド情報から成る2倍速再生を得ることが
できる。
【0026】なお、2倍速再生にて使用するフィールド
は、選択器65で選択したF2,F4,F6などの偶数フ
ィールドで構成してもよい。
【0027】また、前記第1及び第2情報を記録するに
あたっては、ディジタル入力端子50に入力する前記第1
情報及び第2情報が、図1には記載していない記録デー
タレートを低減するための高能率符号化器によって圧縮
された情報であってもよい。この場合、ディジタルデー
タ出力端子60に出力された第1及び第2情報に関する通
常速度再生時のディジタルデータや第2情報に関するr
倍速再生において伸長器66から出力するディジタルデー
タは、図示しない高能率復合化器によって復号するとよ
い。
【0028】さらに、上記の高能率符号化が、図1のエ
ンコーダ51において実行されるものであってもよい。こ
の場合は、第1及び第2情報に関する通常速度再生時及
び第2情報に関するr倍速再生時ともに、図1のデコー
ダ61にて高能率復合化するとよい。なお、第2情報に関
するr倍速再生においては、伸長器66から出力するディ
ジタルデータを、図示しない高能率復合化器によって復
号してもよい。
【0029】実施例2.上記の実施例1.では、2倍速
再生の各フィールドを構成するのは奇数あるいは偶数の
いずれか一方のフィールドであったが、1フレーム飛び
にノイズの全くない完全な1フレーム情報で2倍速再生
を構成することができる。図7(a) は、図6(a) に示す
図1のデコーダ出力と同じものである。図7(a) にて、
F1,F2,F3,F4,F5,F6,F7,F8,F
9,F10……は各々記録時に対して1/2に時間圧縮さ
れた1フィールド単位の情報であり、隣接する奇数フィ
ールドF1及び偶数フィールドF2にてフレームFR1
を、同じく隣接する奇数フィールドF3及び偶数フィー
ルドF4にてフレームFR2を、隣接する奇数フィール
ドF5及び偶数フィールドF6にてフレームFR3をと
順次構成している。
【0030】図7(a) のデコーダ出力は選択器65に入力
され、図7(b) に示すようにたとえばF1及びF2から
成るフレームFR1、F5及びF6から成るフレームF
R3、F9及びF10から成るフレームFR5など1フレ
ーム飛びに選択された後、たとえばフィールドメモリな
どにより構成される伸長器66にて2倍に時間伸長され
る。2倍の時間伸長はたとえば、伸長器66に含まれるフ
ィールドメモリに書き込んだ前記選択後情報を書き込み
時の1/2のスピードで読み出すことにより容易に実現
できる。図7(c) は伸長器66から出力した2倍速再生時
のディジタルデータであり、記録時における本来の1フ
ィールド期間Tに一致した1フィールド毎の情報F1及
びF2、F5及びF6、F9及びF10などが順次得られ
る。すなわち、FR1,FR3,FR5などの1フレー
ム飛びに、ノイズの全くない完全な1フレーム情報から
成る2倍速再生を得ることができる。
【0031】なお、2倍速再生にて使用するフレーム
は、選択器65で選択したフィルードF3及びF4、F7
及びF8などから成るフレームFR2,FR4などで構
成してもよい。
【0032】実施例3.上記の実施例1.及び2.で
は、2倍速再生時に使用する各フィールドは同一フィー
ルドの情報で構成されていた。しかし、2倍速再生時に
使用する各フィールドの情報が、複数のフィールドにお
けるそれぞれの一部分を合成して構成されるようにして
もよい。その一例を図8に示す。図8(a) は、図6(a)
に示す図1のデコーダ出力と同じものである。図8(a)
にて、F1,F2,F3,F4,F5,F6,F7,F
8,F9,F10……は各々記録時に対して1/2に時間
圧縮された1フィールド単位の情報である。
【0033】図8(a) のデコーダ出力は選択器65に入力
され、たとえばフィールドF1からは画面の上端から1
ライン飛びにライン再生情報を選択するようにし、フレ
ームFR1を構成する他方のフィールドF2からも画面
の上端から1ライン飛びにライン再生情報を選択するよ
うにして、両者を1フィールドの画面上の位置に合わせ
て画面の上端から交互に配置させる。図8(b) は以上で
述べた選択器65の出力であり、(F1+F2)で示す期
間が、上述した両者を1フィールドの画面の上端から交
互に配置させた結果である。
【0034】以下、(F3+F4),(F5+F6)な
どについても同様の処理を行う。これらの選択後情報
は、フィールドメモリなどにより構成される伸長器66に
て2倍に時間伸長する。2倍の時間伸長はたとえば、伸
長器66に含まれるフィールドメモリに書き込んだ前記選
択後情報を書き込み時の1/2のスピードで読み出すこ
とにより容易に実現できる。図8(c) は伸長器66から出
力した2倍速再生時のディジタルデータであり、記録時
における本来の1フィールド期間Tに一致した1フィー
ルド毎の情報(F1+F2),(F3+F4),(F5
+F6)などが順次得られる。
【0035】一般に、隣接する奇数フィールドと偶数フ
ィールドとの間の情報の相関性は高いことから、図8
(c) の伸長器66の出力における(F1+F2)などの1
フィールド毎の再生情報に関しては、ほとんどの場合違
和感のない画質を得ることが可能であり、ノイズの全く
ないほぼ完全な2倍速再生を実現することができる。
【0036】なお、上記の実施例2の説明では、あるフ
レームを構成する奇数フィールド及び偶数フィールドか
らそれぞれ1ライン飛びにライン情報を選択し、両者を
1フィールドの画面上の位置に合わせて画面の上端から
交互に配置させていたが、選択器65の選択動作はこれに
限定されるものではない。たとえば、選択後の1フィー
ルドの情報が、奇数フィールド及び偶数フィールドから
それぞれ選択された画面の上端からの隣接する2ライン
毎の情報が交互に配置されたものでもよい。また、別の
事例として、奇数フィールドの前半分の情報を選択し、
隣接する偶数フィールドからは後半分の情報を選択し、
それら前半分と後半分とを合成して2倍速再生時の1フ
ィールド毎の情報として使用してもよい。
【0037】なお、上記の実施例1、2、及び3におい
ては、第2情報の情報量が第1情報のそれの1/2の場
合について説明したが、これに限定されるものではな
く、一般に1/rの情報量として本実施例を適用するこ
とができる。すなわち、第2情報の記録あるいは通常速
度再生においては、ヘッド回転数及びテープ速度を第1
情報の記録時あるいは通常速度再生時のそれぞれ1/r
とすればよい。また、ヘッド回転数及びテープ速度を前
記第1情報の記録時あるいは通常速度再生時と同一にす
れば、上記の実施例1、2、及び3にて述べた前記第2
情報のr倍速再生を実現することができる。
【0038】なお、上記の実施例1、2、及び3におい
ては、記録及び再生を2チャンネルで行っていたが、チ
ャンネル数は2に限定されず、1チャンネル以上であれ
ば上記の実施例1、2、及び3を適用することができ
る。さらにまた、上記の実施例1、2、及び3において
は、第1情報の記録あるいは通常速度再生におけるドラ
ム1回転の所要時間が1フィールド期間Tと同一である
として説明していたが、両者が一致していることに限定
されない。
【0039】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば第1情
報の記録あるいは通常速度再生における所定ヘッド回転
数及び所定テープ速度に対して、ヘッド回転数及びテー
プ速度を前記それぞれの所定値の1/rにして、情報量
が前記第1情報の1/r(r:1より大きい正数)から
成る第2情報の記録あるいは通常速度再生を行って情報
量が複数種類の情報を記録あるいは通常速度再生できる
磁気記録再生装置において、ヘッド回転数及びテープ速
度を前記それぞれの所定値と同一にすることによって前
記第2情報をr倍速再生することができる。
【0040】また、以上のように、この発明によれば少
なくとも前記第2情報のr倍速再生において、ノイズの
全くない完全な1フィールド情報から成るr倍速再生を
得ることができる。
【0041】また、以上のように、この発明によれば少
なくとも前記第2情報のr倍速再生において、ノイズの
全くない完全な1フレーム情報から成るr倍速再生を得
ることができる。
【0042】また、以上のように、この発明によれば少
なくとも前記第2情報のr倍速再生において、1フィー
ルド期間において再生されるr個のフィールドのなかの
最大r個のフィールドのそれぞれ一部分の情報を選択合
成して求めた1フィールド毎の情報から成るノイズの全
くないr倍速再生を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例における記録再生時の信号処
理を説明するためのブロック図である。
【図2】この発明の実施例を説明するための、第1情報
の記録あるいは通常速度再生におけるトラックトレース
状態を示す図である。
【図3】この発明の実施例を説明するための、第1及び
第2情報を記録する場合におけるタイミングチャートを
示す図である。
【図4】この発明の実施例を説明するための、第2情報
の記録あるいは通常速度再生におけるトラックトレース
状態を示す図である。
【図5】この発明の実施例1、2、3における、第2情
報の2倍速再生時の復調器出力信号のタイミングチャー
トを示す図である。
【図6】この発明の実施例1における、第2情報の2倍
速再生信号のタイミングチャートを示す図である。
【図7】この発明の実施例2における、第2情報の2倍
速再生信号のタイミングチャートを示す図である。
【図8】この発明の実施例3における、第2情報の2倍
速再生信号のタイミングチャートを示す図である。
【図9】従来のVTRにおける記録再生時の動作を説明
する図である。
【符号の説明】
1 ヘッド走査方向 2 テープ走行方向 50 ディジタルデータ入力端子 51 エンコーダ 52 変調器 57 回転ドラム 58 テープ 60 ディジタルデータ出力端子 61 デコーダ 62 復調器 65 選択器 66 伸長器 71A ヘッド 71B ヘッド 72A ヘッド 72B ヘッド 81A 記録トラック 81B 記録トラック 82A 記録トラック 82B 記録トラック 91A 記録トラック 91B 記録トラック 92A 記録トラック 92B 記録トラック
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】なお、上記の実施例の説明では、あるフ
レームを構成する奇数フィールド及び偶数フィールドか
らそれぞれ1ライン飛びにライン情報を選択し、両者を
1フィールドの画面上の位置に合わせて画面の上端から
交互に配置させていたが、選択器65の選択動作はこれに
限定されるものではない。たとえば、選択後の1フィー
ルドの情報が、奇数フィールド及び偶数フィールドから
それぞれ選択された画面の上端からの隣接する2ライン
毎の情報が交互に配置されたものでもよい。また、別の
事例として、奇数フィールドの前半分の情報を選択し、
隣接する偶数フィールドからは後半分の情報を選択し、
それら前半分と後半分とを合成して2倍速再生時の1フ
ィールド毎の情報として使用してもよい。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定ドラム回転数で回転する回転ドラム
    上に設けた所定数のヘッドの走査によって所定の走行速
    度で走行する記録媒体上に、第1情報を記録あるいは通
    常速度再生し、 前記所定ドラム回転数の1/r(r:1より大きい正
    数)で回転する前記回転ドラム上に設けた前記所定数の
    ヘッドの走査によって、前記所定の走行速度の1/rで
    走行する前記記録媒体上に、前記第1情報のほぼ1/r
    の情報量から成る第2情報を記録あるいは通常速度再生
    し、 前記所定ドラム回転数で回転する前記回転ドラム上に設
    けた前記所定数のヘッドの走査によって、前記所定の走
    行速度で走行する前記記録媒体上に記録されている前記
    第2情報をr倍速再生することを特徴とする磁気記録再
    生装置
  2. 【請求項2】 前記第2情報のr倍速再生においては、
    1フィールド期間において再生されるr個のフィールド
    のなかから択一したいずれか1つのフィールドの情報を
    r倍に時間軸伸長して1フィールド毎の再生情報とする
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置
  3. 【請求項3】 前記第2情報のr倍速再生においては、
    1フィールド期間において再生されるr個のフィールド
    なかのいずれか2つのフィールドで構成される1つのフ
    レームの択一情報をr倍に時間軸伸長して1フレーム毎
    の再生情報とすることを特徴とする請求項1記載の磁気
    記録再生装置
  4. 【請求項4】 前記第2情報のr倍速再生においては、
    1フィールド期間において再生されるr個のフィールド
    のなかの最大r個のフィールドのそれぞれ一部分の情報
    を選択合成して求めた1フィールドの情報をr倍に時間
    軸伸長して1フィールド毎の再生情報とすることを特徴
    とする請求項1記載の磁気記録再生装置
JP19088092A 1992-07-17 1992-07-17 磁気記録再生装置 Pending JPH0636205A (ja)

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