JPH0636184U

JPH0636184U - 小型継電器

Info

Publication number: JPH0636184U
Application number: JP7031892U
Authority: JP
Inventors: 知幸山本
Original assignee: 第一電機株式会社
Priority date: 1992-10-08
Filing date: 1992-10-08
Publication date: 1994-05-13

Abstract

(57)【要約】【目的】小型継電器の組立作業性を向上ると共に、コ
ストを削減する。【構成】小型継電器１０の使用する必要なタブ端子１
７のみをベース１９に固定して外部へ露出する。そし
て、不要なタブ端子１８の外部突出部位をカットし、そ
の残余部位を小型継電器１０内に収容する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は小型継電器に関するものであり、特に、コストダウンに寄与する小型継電器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種小型継電器を図２に従って説明する。図において、１は小型継電器であり、該小型継電器１はケース２内に収容されて、端子３，３，…及び、タブ端子４，４…を該ケース２より突出してある。該タブ端子４，４はベース５に固定され、先端部をケース２より外部へ露出してある。そして、端子３，３…を回路基板に接続し、或は、タブ端子４，４を他の回路基板等に接続して小型継電器１のスイッチング機能を伝達できるように構成してある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述した従来の小型継電器は一対のタブ端子がベースに固定され、ケースより突出されている。しかし、必要なタブ端子が１本でよいときは、不要なタブ端子に絶縁キャップを取り付ける必要があり、組立工数が増加すると共に、コストアップの原因となっている。また、不要なタブ端子は引っ掛かり等を生じて作業性を悪化させている。

【０００４】そこで、小型継電器の組立工数を削減し、コストを低減すると共に、作業性を向上するために解決せらるべき技術的課題が生じてくるのであり、本考案は該課題を解決することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案は、上記目的を達成するために提案されたものであり、小型継電器のベース等に一対のタブ端子を固定すると共に、該一対のタブ端子を外部へ露出するように形成した小型継電器において、該ベース等に必要な一方のタブ端子のみを外部に突設し、不要な一方のタブ端子のみ外側へ突出している部位を欠如して残余部位を小型継電器内部に収容したことを特徴とする小型継電器を提供せんとするものである。

【０００６】

【作用】

この考案は、ベースに必要な一方のタブ端子を固定して該ベースより外部へ露出せしめている。また、不要なタブ端子は外部へ突出している部位をカットし、そして残余の部位を小型継電器の内部に収容するように構成しているため、タブ端子を１本使用する場合には該不要なタブ端子に絶縁キャップ等を取り付ける必要はなくなる。また、不要なタブ端子が小型継電器内部に収容されているため、従来のように、不要なタブ端子に引っ掛かりを生じて組立等の作業性を悪化させることはない。

【０００７】

【実施例】

以下、この考案の一実施例を別紙図１に従って詳述する。図において、１０は小型継電器であり、該小型継電器１０はケース１１内に収容されている。該ケース１１の一側部にはコイル１２が配設され、該コイル１２の側方（図中上方）に固定接点１３と可動接点１４が対向して設けられている。尚、図中１５はアマチュア、１６は可動接点１４を押圧する作動片である。

【０００８】而して、コイル１２に通電すれば、アマチュア１５が回動して作動片１６が可動接点１４を押圧し、該可動接点１４が固定接点１３へ接触する。また、該通電を解除すれば、元の状態に復帰してスイッチング動作をなす。一方、前記固定接点１３の長手方向両側にはタブ端子１７及び１８が配設されており、固定接点１３と接続されたタブ端子１７はケース１１のベース１９に固定され、先端部１７ａを該ベース１９より外部へ突出してある。

【０００９】また、他方のタブ端子１８は製作段階でベース１９より突出している先端部位が切断され、そして、残余部分がケース１１内に収容されている。また、前記タブ端子１７の先端部１７ａは電源等に接続され、更に、端子２０，２０…は回路基板（図示せず）のスルホール等に嵌着されて端部を該回路基板の配線パターンにハンダ付けされる。

【００１０】尚、この考案は、この考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為す事ができ、そして、この考案が該改変せられたものに及ぶことは当然である。

【００１１】

【考案の効果】

この考案は上記一実施例に詳述したように、不要なタブ端子はその外部への突出部位を欠如し、残余部位を小型継電器内に収容しているので、従来被蓋していた絶縁キャップが不要となる。従って、小型継電器の組立工程が削減する共に、コストを低減する。また、不要なタブ端子が露出されていないため、該小型継電器の組み立て時、或は、装着時等に引っ掛かりを生じることはなく、作業性の向上にも寄与できる等実用的価値のある考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】小型継電器の一部切欠正面図。

【図２】従来例を示す一部切欠正面図。

【符号の説明】

１０小型継電器１７タブ端子１８タブ端子１９ベース

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】小型継電器のベース等に一対のタブ端子
を固定すると共に、該一対のタブ端子を外部へ露出する
ように形成した小型継電器において、該ベース等に必要
な一方のタブ端子のみを外部に突設し、不要な一方のタ
ブ端子の外側へ突出している部位を欠如して残余部位を
小型継電器内部に収容したことを特徴とする小型継電
器。