JPH0636184B2 - 画像描画装置 - Google Patents

画像描画装置

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JPH0636184B2
JPH0636184B2 JP63072079A JP7207988A JPH0636184B2 JP H0636184 B2 JPH0636184 B2 JP H0636184B2 JP 63072079 A JP63072079 A JP 63072079A JP 7207988 A JP7207988 A JP 7207988A JP H0636184 B2 JPH0636184 B2 JP H0636184B2
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正 山崎
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Toyo Sangyo Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、画像を作成,編集する画像描画装置に関し、
より詳しくは、元になるラフな下絵と、この下絵から例
えばマウス等のポインテイングデバイスを用いて作成さ
れる清書絵とを、表示画面上に常に後者が前者の上にな
るように、画像として、重ね表示されるようにして、容
易に清書絵となる画像を作成,編集できることを特徴と
した画像描画装置に関する。
[従来の技術] 所謂コンピユータグラフイツクスの分野で、コンピユー
タ支援の下に画像を作成する技術が進んでいる。コンピ
ユータグラフイツクスは既にある画像から同じ画像をコ
ピーしたりする等は極めて簡単に行なうが、オリジナル
の画像を作成することは困難である。従つて、このオリ
ジナル画像は最初は人間がコンピユータシステムに手入
力するのが一般である。
ところが、画像を手入力する場合、手書きの下絵を見な
がらキーボードを操作するようになるが、この入力は極
めて煩雑,不正確なものである。何故なら、この手書き
の下絵の位置と入力された画像の表示位置とは物理的に
異なる場所にあるからである。
[発明が解決しようとする問題点] そこで、例えば、特開昭63−66676号や特開昭6
3−148374号(特願昭61−296374号)な
どでは、スキャナ等から読み取った画像と入力した画像
とを重ねて表示して、画像編集を容易にしている。
しかしながら、上記先行技術では、読み取られた画像は
そのままの形で、編集中の画像と重ねられて表示される
ので、編集中の画像が読み取られた画像に埋もれてしま
い、編集画像と読み取り画像の区別が付かなくなって編
集を困難にする場合がある。
そこで、本発明は上述従来例の欠点を除去するために提
案されたものでその目的は、元になる画像と描画中の画
像とが同じ表示画面に重ねて表示するに際して、元にな
る画像についてはその形状を表す画像(形状画像)を抽
出して表示することにより、その元になる画像の凡その
形状を操作者に容易に認識せしめ、それでいて、編集中
の画像(描画対象画像)との識別をも容易にした画像描
画装置を提案するところにある。
[問題点を解決するための手段] 上記課題を達成するための本発明の構成は、 第1のメモリ空間内に描画対象の画像を描画する描画手
段と、 画像を読み取る読取手段と、 読み取った画像からその画像の形状を抽出し、抽出した
形状画像を第2のメモリ空間に記憶する抽出手段と、 前記第1のメモリ空間の描画対象画像と第2のメモリ空
間の形状画像とを表示する表示手段と、 前記描画対象画像が形状画像の上に重ねられて表示され
るように上記表示手段を制御する表示制御手段とを具備
することを特徴とする。
[作用] かかる構成の描画装置によれば、「下絵」としては元の
画像の形状を示す画像が表示されるので、操作者は、そ
の元になる画像の凡その形状を表示画面上において容易
に認識することができる。しかも、その元の画像は形状
が表示されるので、清書絵としての描画対象画像は元の
画像のなかに埋もれることはなくなる、即ち、操作者
は、清書絵としての描画対象画像を下絵としての形状画
像から容易に識別できる。具体的には、操作者は、下絵
は下絵として、清書絵は清書絵として認識しながら清書
絵を完成することができる。
[実施例] 以下添付図面を参照して、本発明に係る実施例を説明す
る。
〈実施例の動作原理〉 第1図,第2図は、この実施例の描画装置の動作シーケ
ンスの概略及び表示画像の例を示す。第1図において
は、この画像描画装置においては、大きく分けて、2つ
の画像、即ち下絵画像と清書絵画像とが入力され表示さ
れる様子を示している。表示画面の下層に表示される下
絵画像は主にスキヤナによつて手書き原稿から入力され
る。即ち、手書き原稿はイメージスキヤナによつてラス
タデータとして得られる。第2図の(a)に、入力され
たラスタデータの一例を示す。尚、第2図の(a),
(b)は下絵画像のメモリ空間を示す。このラスタデー
タは骨格線抽出等を経た上で周知の手法に従つてベクト
ルデータに変換されて、フアイルとして登録される。第
2図の(b)は第2図(a)のラスタデータから抽出さ
れたベクトルデータである。このベクトルデータとなつ
た下絵画像は、(e)のようにCRT上にシアンの色で
表示される。
この下絵画像がシアン色で表示される一方で、清書絵画
像が例えばマウス等のポインテイングデバイス等により
入力される。第2図の(c),(d)は、マウス入力に
より直線を描画したときの様子を清書絵画像のメモリ空
間上で説明するものである。マウスからの入力は画像編
集データとして入力され、ベクトルデータに変換され
る。この入力のときに、表示画面には下絵がシアン色で
表示されているので、操作者はこの下絵をなぞるか、ま
たは、もし下絵が(b)のように曲つて表示されていて
も、操作者はそれは直線として入力されるべきものであ
ると知つているから、(c)のように直線の始点,終点
位置だけをマウスから入力し、その始点と終点間のビツ
トを描画装置が周知の技法で埋めるようにする。これら
の編集データのベクトルデータは第1図に示すように、
清書ベクトルフアイルとして登録される。その状態での
清書絵のメモリ空間を(d)に示す。この清書絵は黒色
で表示される。操作者にとつては、下絵は(e)に示さ
れるようにシアンで下層に示され、清書絵は黒で下絵の
上に重ねられて表示される。従つて、操作者は自分が入
力した清書絵と下絵とを常に比較確認しながら入力でき
る。
〈実施例装置の構成〉 第3図は本実施例の画像描画装置のブロツク構成図であ
る。1はこの装置全体の制御を行なうCPU、2はCP
U1のための制御プログラムを格納するROM、3は中
間データ等を格納しておくためのRAMである。6はC
RT等の表示装置、5はこのCRTを制御する周知のC
RTコントローラであり、4はCRT6に表示されるべ
き画像を格納するVRAM、7は操作者が本装置に指令
を与える等の入力のためのキーボード、8は画像の編集
を指令するマウス8である。10はラインセンサ,エリ
アセンサ等からなるイメージスキヤナ、12はスキヤナ
10によつて読み取られた画像を蓄えるイメージメモリ
である。また、9は高精細な印刷出力を行なうことの可
能なレーザビームプリンタ、11は入力された下絵画像
または描画された清書絵の画像を記憶するフロツピーデ
イスクである。
第4図は、清書絵及び下絵と、CRTC5,VRAM4
との関係を説明する図である。VRAM4にはR,G,
Bの3色の描画メモリと属性(アトリビユート)を記憶
するメモリとからなる。RAM3内の格納領域には、下
絵ベクトルデータフアイル,文字コードデータ(その文
字が表示される位置データを含む),清書ベクトルデー
タフアイル等に分けられる。この実施例のCRTC5は
少なくとも、ベクトルデータからの直線描画、領域ぬり
つぶし等の機能をもつ。このような機能を有するCRT
Cは周知であり、その詳細な説明は省く。
〈重ね表示〉 第5A図に、最初から下絵と清書絵データとが同時にあ
る場合において、下絵の上に清書絵を重ねて表示すると
きの、CRTC5に送られるデータの順を示している。
即ち、最初に下絵のベクトルデータをシアン表示でもつ
てCRTC5に送り、次に、清書絵ベクトルデータをC
RTC5に黒表示でもつて送る。このようにすると、清
書絵は必ず下絵の上に重ねられて表示される。即ち、下
絵と清書絵とで異なつたドット部分は黒色で表示され
る。第5B図は、清書絵が更に編集される場合を示す。
編集指令がマウス8等から入力されると、その入力はベ
クトルに変換されて、CRTC5に送られる。CRTC
5はこの新たなベクトルデータをVRAM4に展開する
ので、CRT6上には編集された通りに清書絵が描画さ
れる。第5C図は、下絵が修正される場合を示す。下絵
の修正指令があると、この修正部分のベクトルデータを
RAM3に格納すると共に、CRTC5にVRAM4の
ぬりつぶし指令を送る。そして、次にCRTC5に修正
部分を含む下絵の全ベクトルデータを送り、VRAM4
上に下絵を展開する。そして、清書絵のベクトルデータ
をCRTC5に送つて、清書絵の画像を下絵に重ねてV
RAM4上に展開する。
〈実施例装置のメニユー画面〉 第6A図はCRT6上に表示されたところの本描画装置
の操作メニユー画面を示すものである。20,21は夫
々、FD11に記憶登録された下絵のIDと清書絵のI
Dである。これらのIDを有するフアイルがFD11か
ら読出される。22〜24はこの装置に備えられた3つ
の大きな編集機能、即ち、『イメージ編集』,『下絵編
集』,『清書絵編集』のメニユーを示す。イメージ編集
とは主に手書き原画をスキヤナを使つて入力するモード
であり、下絵編集とは下絵フアイルを編集するのが主な
目的のモードである。清書絵編集とは清書絵を編集する
のが主な目的のモードである。サブメニユー表示領域2
5は、例えば、第6B図等に示したものを表示するため
のもので、第6B図のそれは、イメージ編集モードで入
力される原画の種類が、中間調画像か線画画像かを操作
者が指定するためのものである。第6C図のそれは、主
に清書絵編集モードで、下絵を清書絵と一緒に表示する
か否かを指定するメニユーである。その他の第6D図〜
第6F図は夫々、『イメージ編集モード』,『下絵編集
モード』,『清書絵編集モード』で使われるサブメニユ
ーの表示である。
〈制御手順〉 第7図〜第10図は実施例の描画装置が下絵から清書絵
を完成していくまでに必要なCPU1の制御手順を示し
たフローチヤートである。第7図は上述の3つの編集モ
ードのうちの1つを選択するための手順である。第6A
図の22〜24のうちの1つのメニユーを選択すると、
ステツプS4〜ステツプS8のいずれかに進む。ステツ
プS4〜ステツプS8の詳細は第8図〜第10B図に示
す。
イメージ編集モード イメージ編集が起動されると、第8図のステツプS10
で第6C図のサブメニユーのどれが選択されたかをみ
る。
スキヤナ入力サブメニユーが選択されると、ステツプS
12で操作者が指定した原画の原稿サイズを入力する。
ステツプS14でスキヤナを起動し、ステツプS16で
読み取つたラスタデータをイメージメモリに読み込む。
ステツプS18ではこの読み取つたラスタデータのID
を入力して、ステツプS20でFD11にフアイルとし
て記憶登録する(第11図参照)。この記憶登録によ
り、いつでも、下絵イメージを読出すことができる。
尚、このラスタデータフアイルの保存は、FD11の容
量の関係で省略してもよい。
ステツプS26以下は、スキヤナで読み取られたラスタ
データから下絵ベクトルデータを作成してシアン色でC
RT6に表示するまでの下絵作成サブメニユー(第6D
図)に係る手順である。下絵作成モードメニユーが選択
されると、ステツプS26に進み、ここでステツプS1
6で読み込まれたラスタデータから輪郭線抽出処理を行
なう。この輪郭線は、微分オペレータで処理したラスタ
データからの微分二値から抽出する。ステツプS28で
は、上記求められた輪郭線データから、その輪郭線のベ
クトルデータを抽出する。ステツプS30では、下絵ベ
クトルデータフアイルのIDをキーボードから入力し、
ステツプS32でベクトルデータをFD11にフアイル
として記憶登録する。ステツプS34ではCRTC5を
リセツトし、ステツプS35でVRAM4を白色でぬり
つぶし、ステツプS36では下絵のベクトルデータを全
てCRTC5に送る。CRTC5は送られたベクトルデ
ータから、CPU1とは独立して、VRAM4上に直線
をシアン色で描画する。この時点で、CRTには白色の
背景色の上にシアン色の下絵が描かれているであろう。
ステツプS40以下は、スキヤナ10で読み取られたラ
スタデータから清書絵ベクトルデータを作成し、それを
黒色でCRT6に表示するまでの清書絵作成サブメニユ
ーに係る手順である。原画から直接清書絵を作成するよ
うな場合とは、例えば、原画が既に清書絵に近い程度ま
で清書されている印刷物等のようなときにおいて、その
一部を修正する場合が考えられよう。まず、ステツプS
40で、原画が写真等の中間調画像であるか、文字画像
等の線画像であるかの操作者による指定(第6B図)を
入力する。ステツプS41では、ラスタデータから輪郭
線を抽出する。そして、ステツプS42で、この輪郭線
をベクトル化する。ステツプS43で、ステツプS40
で入力した指定を調べ、もし指定が線画指定であれば、
ステツプS44で輪郭線から更に骨格線を抽出し、ステ
ツプS45で、この骨格線をベクトル化する。中間調指
定がされていれば、輪郭線からのベクトルデータがその
まま清書絵となる。このように、原画下絵作成モード
と、原画清書絵作成モードとで、後者において線画の
ときは輪郭線から更に骨格線を求めるようにしているの
は次の理由による。原画が中間調画像であれば、階調差
の大きなエツジ部分(輪郭線)が清書絵においても重要
な情報となるが、例えば幅のある文字を含む線画が原画
であれば、輪郭線は大きな意味をもたず、むしろ、清書
絵が雑然としたもつてしまう。そこで、線画画像では骨
格線のみを抽出するのである。
さて、中間調か線画かの指定に応じて、ベクトル化が行
なわれると、ステツプS46で清書絵のベクトルフアイ
ルのID入力を行なう。そして、ステツプS48で、F
D11に登録保存を行ない(第11図)、ステツプS5
0で、この清書絵ベクトルをCRTC5に送る。CRT
C5は送られたベクトルデータから、CPU1とは独立
してVRAM4上に清書絵の直線を黒色で下絵(ステツ
プS36で描かれた)の上に重ねて描画する。この時点
で、CRT6には白色の背景色でもつて、シアン色の下
絵の上に清書絵が黒色でが描かれているであろう。
尚、本描画装置の操作手順では、原画の大部分が清書絵
に耐えるものであれば、一般的に、『スキヤナ入力』
『下絵作成』『清書絵作成』と進むことを前提にして
いる。従つて、清書絵作成のフローチヤートの手順で
は、シアンで表示されている下絵を消さないために、C
RTC5のリセツトは行なわないようになつている。
下絵編集モード 第9図は下絵編集モードに係る制御プログラムのフロー
チヤートである。この下絵編集モードには、第6E図に
示した如く、下絵ベクトルデータをFD11から読み込
みCRT6に下絵としてシアン色で表示する『下絵読み
込みモード』と、読み込んだ下絵に対して、下絵ベクト
ルデータの消去/回転/移動/拡大/縮小等を行なう
『下絵修正モード』と、RAM3中の下絵ベクトルデー
タをFD11に保存登録する『下絵保存モード』と、R
AM3内にあり現在CRT6上に表示されている清書絵
ベクトルデータを下絵ベクトルデータにRAM3内でコ
ピーし、そのコピーデータをCRT6上に下絵としてシ
アン色で表示する『下絵変換モード』と、RAM3内に
あり現在CRT6上に表示されている下絵ベクトルデー
タを清書絵ベクトルデータにRAM3内でコピーし、そ
のコピーデータをCRT6上に清書絵として黒色で表示
する『清書絵変換モード』とがある。
ここで、上記の『下絵変換モード』は次のような場合に
使われる。即ち、下絵から清書絵を作成する作業が相当
進んだ時点で下絵と清書絵とが大幅に異なる場合には、
大きく異なる2つの絵を重ねて表示することとなり、操
作者にはかえつて見づらい印象を与える。そこで、一
度、下絵と清書絵とを同じものにして画面をスツキリと
したものにするのである。また、『清書絵変換モード』
は、FD11から下絵フアイルを読出して、その下絵フ
アイルから清書絵フアイルにコピーするのに使う。清書
絵の作成に失敗したときに使われる。
先ず、下絵読み込みから説明する。このメニユーが選択
されると、ステツプS62で、この下絵ベクトルフアイ
ルのIDをキーボードから入力する。ステツプS64で
そのフアイルをFD11から読み読み、ステツプS6
6,ステツプS68で下絵をCRT6に表示する。
下絵修正モードが選択されると、マウス8からの下絵編
集コマンド(下絵ベクトルデータの消去/追加/回転/
移動/拡大/縮小等)を入力する。ベクトルの追加コマ
ンド(操作)の例として、第12A図〜第12D図によ
り、本実施例の下絵編集コマンドを説明する。水平線/
垂直線を入力するときは、第12A図のように、メニユ
ーとして『+』を選択し、望みの直線の起点でマウス8
のボタンを押し、マウス8を左右上下にトラツキングし
て、終点でボタンを離す。CPU1は、この操作から得
られた起点,終点座標から、この起点を通り、水平線若
しくは垂直線に平行な直線を生成し、水平線若しくは垂
直線のベクトルを計算して、ベクトルフアイルに登録す
る。自由直線を引くときは、『/』メニユーを選択し、
第12B図のように、直線の起点でマウス8のボタンを
押し、マウス8を自由な方向にトラツキングして、終点
でボタンを離す。この起点,終点座標がベクトルデータ
となる。矩形を描くときは、メニユーで『□』を選択
し、第12C図の如く矩形の1つの頂点でマウス8のボ
タンを押し、その頂点と対角位置にある頂点位置でマウ
ス8のボタンを離す。第12D図に示したような曲線を
描くときは、メニユーで『〜』を選択し、曲線の起点で
マウス8のボタンを押し、マウス8を自由な方向にトラ
ツキングして、終点でボタンを離す。このとき、起点で
のマウス8の移動方向(接線)及び、終点でのマウス8
の移動方向から周知のベチエ曲線等を発生して、マウス
8の描いた自由曲線に近似する。また、下絵ベクトルの
一部消去は、例えば、消去部分のベクトルを発生して、
そのベクトルの色を背景色と同じ白とする。
尚、第12A図〜第12D図のような操作は全て、清書
絵に対する編集にもそのまま使われるものである。
さて、下絵修正モードが選択されると、ステツプS70
で、マウス8からの下絵編集コマンド(下絵ベクトルデ
ータの消去/追加/回転/移動/拡大/縮小等)を入力
し、ステツプS72でそのベクトルを演算して、ステツ
プS74で演算されたベクトルデータをシアン色でもつ
てCRTC5に送る。かくして、下絵が修正されて表示
される。
下絵変換メニユーが選択されると、ステツプS80でC
RTC5をリセツトし、ステツプS82でCRT6の全
画面を白の背景色でぬりつぶす。ステツプS84で、清
書絵ベクトルをコピーして下絵ベクトルを作成する。そ
して、ステツプS86で、このコピーされた下絵ベクト
ルをCRTC5に送ることにより、これまでCRT6に
清書絵として表示されていた画像を、下絵としてシアン
で表示する。
清書絵編集メニユーが選択されると、ステツプS90,
ステツプS92でCRT画面を背景色でぬりつぶし、ス
テツプS94で下絵ベクトルをコピーして清書絵ベクト
ルを作成し、ステツプS95,ステツプS96で、下絵
ベクトル,清書絵ベクトルの順でCRTC5に送る。か
くして、下絵の上に清書絵が表示される。但し、このと
き、下絵と清書絵は同じなので、黒の清書絵しか見えな
いであろう。
下絵保存メニユーが選択されると、ステツプS108
で、下絵ベクトルフアイルのIDをキーボードから入力
して、ステツプS110で、それを保存登録する。
清書絵編集モード 本実施例では、このモードへは、イメージ編集モードか
らも、または、下絵編集モードからも、移行することが
可能である。例えば、イメージ編集モードの『下絵作成
モード』または『清書絵作成モード』から、この『清書
絵編集モード』に移行して、清書絵を加工修正が可能で
ある。また、下絵編集モードの『下絵読み込みモード』
『清書絵変換モード』『下絵変換モード』のいずれから
も、この清書絵編集モードに移行して、清書絵を加工修
正が可能である。上記のようないずれの場合も、操作の
継続ということができる。この場合は、他の編集モード
で作成した下絵をそのまま表示して、この清書絵編集モ
ードを使うときは、操作者はどの清書絵フアイルを使用
するのかを新たに指定すればよい。
一方、更に、清書絵編集モードへの移行形態として、本
描画装置をパワーオン後(又は、システムリセツト後)
に直接に、この清書絵編集メニユーを選択する場合もあ
る。この場合は、下絵,清書絵共に新たに設定する必要
があり、下絵フアイル,清書絵フアイルのIDを指定す
る。
清書絵編集メニユーが選択されると、第10A図のステ
ツプS120で継続中フラグを調べる。このフラグは、
初期化時にリセツトされ、他の編集モードからこの清書
絵編集モードに移行するときにセツトされる。まず、パ
ワーオン時若しくはシステムリセツト後からのスタート
でこの清書絵編集モードが選択されたときを説明する。
このときは、継続中フラグはリセツトしているから、ス
テツプS120からステツプS122に進み、操作者に
清書絵フアイル,下絵フアイルのIDの入力を促し、そ
のIDを入力する。ステツプS124では、下絵フアイ
ルをFD11から読み込む。ステツプS126でCRT
C5をリセツトし、ステツプS128で下絵表示モード
が設定されているかを調べる。そのモードが設定されて
いるときは、ステツプS130で下絵ベクトルをCRT
C5に送り、VRAM4に下絵を描画する。次に、ステ
ツプS134で清書絵フアイルを読み込み、ステツプS
136でこの清書絵フアイルとセツトになつている文章
フアイル(文字)を読み込み、ステツプS138,ステ
ツプS140で、これらの清書絵ベクトル,文字コード
をCRTC5に送つて、下絵の上に重ねて、清書絵及び
文字をVRAM4に描画する。尚、ステツプS134に
おいて、清書絵フアイルID(第6A図の21)がブラ
ンクであるときは、FD11からの清書絵は不要であ
り、操作者が作成するものとして、FD11からのフア
イル読み込みは行なわれない。
ステツプS126で、下絵表示モードが設定されていな
いと、下絵ベクトルフアイルをCRTC5に送らないで
ステツプS134以下に進み、清書絵フアイルを読み取
る。
ステツプS120で継続中フラグがセツトしているとき
は、他の編集モードにおいて、RAM3内に下絵ベクト
ルフアイル及び清書絵ベクトルフアイルが生成されて存
在しているか、または、下絵ベクトルフアイルのみが生
成されて、操作者がこの清書絵編集モードで清書絵を独
自に入力しようとしているときのいずれかであるから、
ステツプS126以下に進む。そして、下絵表示するか
否かに従つて、RAM3内に既に存在する下絵フアイル
を表示する(しない)。また、前述したように、ステツ
プS134で、第6A図の21の領域に入力されている
清書絵フアイルのID(ブランクも含む)に従つて、F
D11から清書絵フアイルを読み込む(読み込まな
い)。
さて、ステツプS140までで、下絵及び清書絵がCR
T6に表示されると、ステツプS150(第10B図)
に進んで、サブメニユー入力をみる。通常は、マウス8
等からの編集コマンドが入力される。この場合は、ステ
ツプS156に進み、第12A図等に関連して説明した
手法に従つて入力を解析し、ステツプS158でその編
集コマンドに係るベクトルを生成し、ステツプS160
で、この生成されたベクトルをCRTC5に送つてVR
AM4上に描画する。このようにして、マウス8等の入
力に従つて、清書絵がCRT6上の可視像として表示さ
れながら清書絵ベクトルフアイル内に編集されていく。
ステツプS150でのメニユー入力が印刷であるとき
は、清書絵がLBP9に出力される。ステツプS150
でのメニユー入力が新たな清書絵フアイルの読み込みで
あるならば、ステツプS152に進んで、その新たな清
書絵フアイルIDの入力を行なつて、ステツプS124
に進んで、元の下絵フアイルの読み込み/表示と、新た
な清書絵フアイルの読み込み/表示とを行なう。
ステツプS150でのメニユー入力が保存であるなら
ば、ステツプS162に進んで、この清書絵フアイルを
FD11に格納登録する。
〈実施例の効果〉 以上説明した実施例の画像描画装置によれば、 :イメージスキヤナでよみこんだ原画をCRTに下絵
として表示して清書絵作成の補助を可能とする。このと
き、下絵と清書絵とは異なつた色で表示されるので、操
作者は画面上で下絵と清書絵との区別ができるので、下
絵をなぞつた清書絵を正確に生成することができる。
:スキヤナでよみこんだ原画はベクトル化されるの
で、CRT画面上での拡大/縮小等のアフイン変換が極
めて容易となり、CRTDえの認識が容易となる。
:読み取られたラスタ情報からは、骨格線,輪郭線,
階調(明るさ)の差が一定値以上の境界線(微分二値)
のいずれかを、原画に応じて選択することができ、原画
に即した清書絵を生成することができる。
:スキヤナからよみこんだ下絵は消去,整形等の下絵
編集が施されるので、清書絵に不要な部分の消去された
下絵が生成され、従つて清書絵編集時のCRT画面表示
がみ易いものとなる。
:下絵と清書絵とが相互変換されるので、より見易い
下絵,清書絵が生成できる。
:ベクトル情報を描画対象とするので、所謂パソコン
程度のシステムでも、本実施例の機能/効果が実現でき
る。
〈変形例〉 上記特徴を具備する実施例の変形として、次のようなも
のが提案できる。
:上記実施例では、下絵,清書絵は、拡大/縮小/移
動等の編集の容易さの観点から、ベクトルとしてRAM
3内に格納されVRAM4上に展開されたいたが、ベク
トルに変換されていないラスタデータそのものを、特に
下絵として処理対象としてもよい。
:また上記実施例では、下絵をシアン、清書絵を黒で
表示していたが、他の色の組合せ、または、モノクロ表
示であつてもよい。このモノクロ表示の場合、下絵と清
書絵とを区別し易くするために、下絵を点線で表示する
とよい。
:上記実施例では編集入力手段としてマウス8を用い
ていたが、他のデバイス、例えばジヨイステイツク,ト
ラツカボール等であつてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の画像描画装置によれば、下
絵は形状画像として表示されるので、操作者は、その元
になる画像の凡その形状を表示画面上において容易に認
識することができる。しかも、その元の画像は形状が表
示されるので、清書絵としての描画対象画像は元の画像
のなかに埋もれることはなくなる、即ち、操作者は、清
書絵としての描画対象画像を下絵としての形状画像から
容易に識別できる。具体的には、操作者は、下絵は下絵
として、清書絵は清書絵として認識しながら清書絵を完
成することができる。
請求項3によれば、下絵としての形状画像はベクトルデ
ータの形で前記第2のメモリ空間に記憶されるので、形
状認識の容易さに加えて記憶容量を少なくする効果があ
る。
請求項4によれば、例えば、線画,中間調画等の原画に
あつた第2の画像を作成することができるという効果を
達成する。
請求項5によれば、形状画像は読み取られた画像中の輪
郭線画像である。
請求項6又は7によれば、前記第1のメモリ空間内の描
画対象画像と、第2のメモリ空間内の形状画像を相互に
コピー可能とする事により、清書絵編集中の表示画面が
見易いものとなる。
請求項8によれば、形状画像と描画対象画像とで異なる
色で表示するので両者の区別が容易になる。
請求項9によれば、第1のメモリ空間内の描写対象画像
を印刷する印刷手段を更に備えた事により、清書絵とも
言うべき描画対象画像のみを印刷することができる。
請求項10によれば、前記抽出手段は、読み取って得た
二値画像データの微分処理を行なって骨格線を得るよう
にしているので、原稿画像のより正確な輪郭を持った画
像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図は本実施例の動作原理を説明する図、 第3図は実施例装置の構成図、 第4図は第3図実施例装置において、ベクトルデータと
CRTCとVRAMとの関係を説明する図、 第5A図〜第5C図は実施例装置において、重ね表示を
実現する動作を説明する図、 第6A〜第6F図は実施例装置のメニユー画面を説明す
る図、 第7図〜第10B図は実施例装置の制御手順を示すフロ
ーチヤート、 第11図はFD11におけるフアイルの格納状態を説明
する図、 第12A図〜第12D図は画像編集において、編集動作
を説明する図である。 図中、 1……CPU、2……ROM、3……RAM、4……V
RAM、5……CRTコントローラ(CRTC)、6…
…CRT、7……キーボード、8……マウス、9……レ
ーザビームプリンタ(LBP)、10……イメージスキ
ヤナ、11……フロツピデイスク(FD)、12……イ
メージメモリ、20〜25……メニユー表示領域であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高井 新吉 東京都武蔵野市吉祥寺南町3―1―15 (56)参考文献 特開 昭63−66676(JP,A) 特開 昭62−190565(JP,A) 特開 昭62−89180(JP,A) 特開 昭61−169967(JP,A) 特開 昭61−208184(JP,A) 特開 昭57−211678(JP,A)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のメモリ空間内に描画対象の画像を描
    画する描画手段と、 画像を読み取る読取手段と、 読み取った画像からその画像の形状を抽出し、抽出した
    形状画像を第2のメモリ空間に記憶する抽出手段と、 前記第1のメモリ空間の描画対象画像と第2のメモリ空
    間の形状画像とを表示する表示手段と、 前記描画対象画像が形状画像の上に重ねられて表示され
    るように上記表示手段を制御する表示制御手段とを具備
    することにより、 表示された描画対象画像を形状画像から容易に識別せし
    めながら、描画対象画像を描画できるようにしたことを
    特徴とする画像描画装置。
  2. 【請求項2】前記描画手段は、キーボード若しくはマウ
    スなどのマニュアル入力手段と、入力手段から入力され
    た情報に基づいて前記描画対象画像を編集する編集手段
    とを有することを特徴とする請求項の第1項に記載の画
    像描画装置。
  3. 【請求項3】前記抽出手段は、読み取った画像から、そ
    の画像の形状をベクトルデータの形で抽出して前記第2
    のメモリ空間に記憶する事を特徴とする請求項の第1項
    に記載の画像描画装置。
  4. 【請求項4】前記画像読取手段は原稿をラスタスキヤン
    方式で読み取る事を特徴とする請求項の第1項に記載の
    画像描画装置。
  5. 【請求項5】前記抽出手段は、 ラスタスキヤン方式で読み取られた第2の画像を二値化
    する二値化手段と、 この二値化データから画像の輪郭データを抽出する手段
    と、 この輪郭データから輪郭のベクトルデータに変換する変
    換手段とを更に備え、このベクトルデータを前記第2の
    メモリ空間に記憶する事を特徴とする請求項の第4項に
    記載の画像描画装置。
  6. 【請求項6】前記第1のメモリ空間内の前記描画対象画
    像を、第2のメモリ空間にコピーする事を特徴とする請
    求項の第1項に記載の画像描画装置。
  7. 【請求項7】前記第2のメモリ空間内の前記形状画像
    を、第1のメモリ空間にコピーする事を特徴とする請求
    項の第1項に記載の画像描画装置。
  8. 【請求項8】前記表示手段はカラー画像を表示し、前記
    描画対象画像と形状画像とで異なる色で表示する事を特
    徴とする請求項の第1項に記載の画像描画装置。
  9. 【請求項9】第1のメモリ空間内の描画対象画像を印刷
    する印刷手段を更に備えた事を特徴とする請求項の第1
    項に記載の画像描画装置。
  10. 【請求項10】前記抽出手段は、読み取って得た二値画
    像データの微分処理を行なって骨格線を得る事を特徴と
    する請求項の第1項に記載の画像描画装置。
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