JPH0636152A - 表示入力装置ならびにそれを用いた表示管理板ならびに当該表示管理板を用いた管理システム - Google Patents

表示入力装置ならびにそれを用いた表示管理板ならびに当該表示管理板を用いた管理システム

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JPH0636152A
JPH0636152A JP21477092A JP21477092A JPH0636152A JP H0636152 A JPH0636152 A JP H0636152A JP 21477092 A JP21477092 A JP 21477092A JP 21477092 A JP21477092 A JP 21477092A JP H0636152 A JPH0636152 A JP H0636152A
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plate
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display input
management
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JP21477092A
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Hideaki Masuzawa
秀明 益澤
Toshiaki Kubo
俊朗 久保
Hajime Kobayashi
肇 小林
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が簡易で、かつデータの入力や記録の自
動化を進めたナースステーションにおける病床管理に好
適な表示入力装置を提供する。 【構成】 患者氏名等を表に記入する表示札11の裏面
に入力片12を設け、この入力片12に溝13を形成
し、かつ永久磁石14を取り付けて表示入力板10と
し、一方、取付板20に検出装置21を設けておく。検
出装置21はマイクロスイッチ等の検出器22を所要数
(図では6個)設けておき、永久磁石14を利用して取
付板20に吸着させると、溝13に対する検出器22は
オフ、その他の検出器22はオンとなり、この例では、
「101111」の信号が得られる。溝13の位置を変
えることで、種々のコードの入力ができることを特徴と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作性に優れた表示入
力装置ならびにそれを用いた表示管理板と病床表示管理
板ならびに当該表示管理板を用いた管理システムと病床
管理システムに関し、特に、入院患者の入退院や病室,
病床の変更などによる管理を適確、かつ効率的に行なう
病院の病棟管理に適した管理システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】まず、本発明の背景を病院の病棟におけ
る入院患者の管理を例にして説明する。
【0003】図19は病棟における病室と病床(ベッ
ド)とを模式的に例示したものである。図において、A
〜Eは病室であり、Aは1床個室(トイレ付)、Bは重
症室(トイレなし1床個室)、Cは2床個室、D,Eは
それぞれ6ベッドの6人大部屋であり、Kは看護人が管
轄する各病室を集中管理するナース・ステーションであ
る。また、a,b,c1〜c2,d1〜d6,e1〜e
6はそれぞれ各病室に配置されるベッドである。さら
に、中央部には廊下が設置される。図19に示すような
病棟における入院患者の管理には、治療ならびに看護の
ほかに、主要なものとして次のようなものがある。 入・退院管理 患者の入院による新規登録、退院による登録抹消、入院
中の各種情報保管。 患者のベッド配置管理 患者の病状等による病室の選定ならびに大部屋における
ベッド割付管理。 患者からの集中呼出管理 患者の看護人呼出(「ナース・コール」と呼ぶ)に対す
る管理。通常は、各ベッドから集中してナース・ステー
ションKに通信線を用いた伝達システムが設置される。 配膳管理 患者の病状等に応じた食事の配膳管理。すなわち、一般
に配膳は廊下を移動する配膳車により行なう(例えば、
図中の矢印方向)が、病室の位置ならびにベッド配置に
合せて各患者毎に異なった治療食の食事を配置して配膳
車に搭載するため、配膳管理を必要とする。 入院費用管理 高額の個室あるいは2床個室の差額ベッド使用による室
料管理。
【0004】この中で、病棟での入院患者の管理の基本
となるのはベッド配置管理である。すなわち、各病室の
各ベッドにどんな病状のどの患者がどの期間居るかの管
理である。例えば、図21は、ある日のベッドと患者の
配置対照図である。この図21の状態が患者の病状等に
よりその後、図22のように変更になったとする。すな
わち、患者の移動等が、 甲:1床個室ベッドa→大部屋ベッドd3 乙:重症室ベッドb→2床個室ベッドc1 丙1:新患→重症室ベッドb 丁2:担架搬送→自力歩行 丁4:大部屋ベッドd4→個室ベッドa 戊1:退院 戊3:退院 戊4:新患→大部屋ベッドe4 のように発生したことになる。
【0005】このような患者のベッドの移動等に対応し
て、ナース・ステーションKでは、図20に示すような
白板1の一部分に図19の病室およびベッドの配置を模
して対応させた表示板(病床管理板)を用いている。
【0006】詳述すると、病室およびベッドに対応し
て、入院患者名を記入した氏名札2と、救護区分を表示
する救護札3とを用意し、これを白板1に、例えば磁力
により着脱自在に取着するものである。例えば、図22
の変更後の表示状況は図20の病床管理板の例のように
なり、氏名札2とその氏名札2の患者の救護区分を色分
けで示す救護札3とを組合せて表示される。ここで救護
札3は、例えば、火災等の緊急事態に際し、担架による
搬送を要する場合には「赤の○印」、車椅子による搬送
を要する場合には「黄色の○印」のように色によって識
別できるようになっている。また、白板1のその他の部
分には、入院患者に関する申し送り事項等の情報や医師
の緊急連絡先などの必要な情報が記入される(図示は省
略されている)。
【0007】上述したように、病床管理板では、氏名札
2と救護札3との表示によって入退院患者の入・退院や
ベッドの移動の状況あるいは患者の救護区分をリアルタ
イム的に表示することができ、看護人がナースステーシ
ョンKにおいて病棟全体の状況を把握することが可能と
なる。これによって、例えばナースコールによる呼出に
対しても、どの患者からの呼出かが確実に対応付けて分
ることとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
病床管理板での氏名札2と救護札3とを白板1等に取着
させる方法は極めて簡便で、しかも操作が容易であると
ともに併て付随する情報、例えば、担架搬送人員数,護
送人員数,外泊人員数,自力歩行可人員数あるいは全床
数,在員数,空床数等を必要に応じて白板1の余白部分
に自在に記入・消去もできるなどの利点がある。しか
し、入院患者の入・退院やベッドの移動に伴う情報を他
部門との間で交換するには、その都度、別の手段で連絡
しなければならないといった不都合がある。すなわち、
例えば前述した入・退室管理は、通常医事管理部門との
情報交換が必要であるが、入院や退院の要否は診察部門
で決定されるため、病棟の管理に至るまでには複雑な手
順や多くの伝票を要するといった問題があった。また、
退院時における費用清算についても、個室や差額ベッド
の使用の有無あるいはその使用期間といった情報を病棟
のナース・ステーションKで管理し、会計部門に伝票等
で通知する必要があり、患者の看護等に加えて多大な労
働が要求されるという問題点があった。
【0009】さらに、配膳管理においては、入院患者の
入・退院,ベッドの移動さらには病状に合わせて配膳な
らびに食事の情報を管理し、給食部門へ変更がある毎に
通知を要し、ナース・ステーションKでの稼動が一層増
大するといった問題があった。そして、このような状態
の変化が頻繁に発生し、それに対処して適切な処理を求
められるという問題は病院に限らず、労務管理,工程管
理等においても存在していた。
【0010】本発明は、上述したような問題点を解決
し、しかも構成が簡易で、かつデータの入力や記録の自
動化を進めたナース・ステーションにおける病床管理に
好適な管理システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる表示入力
装置は、取付板と、この取付板に着脱自在な表示入力板
と、取付板に設置された検出装置とで構成され、表示入
力板にはその識別コードを示す識別手段を設け、検出装
置には、表示入力板が取付板に装着されたときに、表示
板の識別手段より識別コードを検知する検出器を設けた
ものである。
【0012】そして、識別手段として、表示入力板の識
別コードに対応させて凹凸を形成したプレートであり、
検出装置の検出器は所定数のマイクロスイッチを集積
し、これらのマイクロスイッチの各検出端子が取付板の
表面に突出する構成としたものである。
【0013】また、本発明にかかる表示管理板は、平板
に複数個の検出器を所定のパターンに配設した入力部を
設け、表示入力板が平板の入力部に装着されると、その
表示入力板の装着された検出装置の位置と表示入力板の
識別コードとを検知するように構成されたものであり、
さらにこれを病床表示管理板としたものである。
【0014】また、本発明にかかる管理システムは、表
示管理板の入力部の各検出装置の動作を監視し、表示入
力板が装着されると表示入力板の装着を検知した検出装
置の位置情報と表示入力板の識別コード情報との識別デ
ータを出力するインタフェース部と、このインタフェー
ス部から出力される識別データと所定の管理テーブルに
記録されているデータとを照合し、照合結果に基き所定
の手順に従って管理動作するように構成された識別制御
部とを設けたものであり、さらにこれを病床管理システ
ムとしたものである。
【0015】
【作用】本発明にかかる表示入力装置は、表示入力板の
表側に氏名を書き、これを取付板に取着すると、表示入
力板の識別手段の識別コードが取付板に設けられた検出
器で読み取られ、自動的に入力が行われる。
【0016】また識別手段として、識別コードに対応さ
せた凹凸が形成されており、検出器であるマイクロスイ
ッチが凹凸に応じオン,オフし、マイクロスイッチの数
のビット数からなる識別コードを判別する。
【0017】さらに、本発明にかかる表示管理板は、複
数の表示入力装置の表示入力板を入力部に装着するだけ
で表示入力板の位置と識別コードとが表示入力板の情報
として入力される。
【0018】また、本発明にかかる病床表示管理板は、
表示入力板の表示を患者名とすることにより表示入力板
による患者名の入力と装着した位置からベッド位置等を
判別できる。
【0019】さらに、本発明にかかる管理システムは、
表示管理板から得られる識別データがインタフェース部
から出力され、この識別データと管理テーブルに記録さ
れているデータとが照合され、その照合結果に基づいて
動作が行われる。
【0020】また、本発明にかかる病床管理システム
は、患者名やベッド位置等を表示入力板から入力でき、
ベッドが変っても表示入力板の装着位置を変えるだけで
必要な管理のための動作が自動的に行われる。
【0021】
【実施例】図1は本発明の表示入力装置の第1の実施例
である。図1(a)は斜視図であり、10は表示入力
板、20は磁性体からなる取付板、11は前記表示入力
板10の表示片、12は前記表示片11の裏面に取着さ
れた入力片、13は前記入力片12に形成された溝であ
る。21は前記取付板20に設置された検出装置、22
はマイクロスイッチ等の検出器、23は前記検出器22
の検出端子、24は前記取付板20に穿設された検出端
子23用の孔である。
【0022】表示入力板10は、図1(b)のように、
表示片11の裏面に入力片12と取付板20への装着用
の永久磁石14とが固着されている。表示片11の表面
には適宜氏名等が記入(図の例では「○△□▽」)さ
れ、入力片12には図示するような表示入力板毎に異な
る位置に所定の溝(切欠)13が形成されている。
【0023】一方、検出装置21は、マイクロスイッチ
等の検出器22が所定の数(図では6個)だけ並べられ
て取付板20に固定されており、また、取付板20には
各検出器22の検出端子23が突出するように孔24が
設けられている。検出装置21の電気的な回路構成は、
図1(d)に示すように、検出回路30が各検出器22
の動作を監視しており、検出器22が動作したのを検出
すると、その検知した検出器22に対応する出力に、例
えば「1」を出力するように構成されている。これをマ
イクロスイッチを検出器22として使用した場合で説明
すると、マイクロスイッチの接点が閉じられたときを動
作検出とし、そのマイクロスイッチに対応する検出回路
30の出力に「1」を出力する。マイクロスイッチの数
を増すことで、ビット数を増加することは容易である。
【0024】図1に示す実施例の動作を説明すると、ま
ず、表示入力板10を永久磁石14の磁力によって、入
力片12が検出端子23と当接するように取付板20の
所定位置に取り付ける。この状態は、図1(c)の断面
図に示すようになり、入力片12の溝13が対向する上
から2番の検出端子23を除いて全て押下されることと
なる。これによって、検出器22の上から2番以外の5
個はスイッチが閉じられるので動作状態となり、これを
検出回路30が検知して出力として上から「10111
1」の信号を出力することとなる。表示入力板10には
それぞれ個別に特有パターンの溝13が設けられている
ので、その表示入力板10と1対1に対応した識別コー
ド信号として検出回路30の出力を得ることができる。
したがって、表示入力板10の表示片11の表面に、例
えば氏名等を記入しておけば、個々の氏名に対応した識
別コードを得ることができる。
【0025】図2は本発明の表示入力装置の第2の実施
例である。図2の実施例では、検出器22としてホトカ
プラを用いた例であり、入力片12として図中に示すよ
うな遮光用の小片12aが用いられる。この小片12a
を表示入力板10ごとに位置が相違するように配設して
おけば、第1の実施例と同様にホトカプラ25の発光ダ
イオード,受光ダイオード等の発・受光素子26,27
の遮光の有無により個々の表示入力板10に対応した識
別コード信号を得ることができる。
【0026】図3は表示入力装置の第3の実施例であ
る。図3の実施例では、検出器22として受光素子(ホ
トダイオード)27を取付板20に平面的に配設して用
いた例である。この第3の実施例では、表示片11の裏
面にその表示入力板10の識別コード情報(ID)を表
す入力シート12bが粘着等により取り付けられてい
る。この入力シート12bは、基材が光を反射する材質
であり、その表面の一部に識別コード情報に合わせて光
を反射しない部分(黒色部)12c設けてある。このよ
うな構成にすることにより、表示入力板10を取付板2
0に取着すると、取付板20の受光素子27の近傍に設
置されたランプ28の光を入力シート12bが反射して
受光素子27に入力する。このとき、反射しない部分1
2cに対向する受光素子27(図3(c)の例では上か
ら2番目)にはランプ28の反射孔が入射されないの
で、入力シート12bの識別コード情報を第1の実施例
同様に電気的な識別コード信号として出力を得られる。
このほか、表示入力板10の識別コード情報(ID)を
読み取る方式としては、バーコード,磁気記録あるいは
ICメモリなど周知のIDカードに適用されている方式
を応用できる。
【0027】このように、本発明の表示入力装置では、
表示入力板10を取付板20に磁力によって取り付ける
だけで、その表示入力板10を個々に識別できる個別情
報(ID)を電気的な識別コード信号として得ることが
可能となる。
【0028】図4(a)は本発明の表示入力装置100
を用いた応用システムの一例である。この応用システム
は、表示入力板10の登録,識別を行なうものであり、
検出回路30の出力を識別コード信号に符号化する符号
化回路40、図5のような識別コードに対応させて表示
片11の表面に記入された項目(情報)を記憶する記憶
回路50、表示入力装置100で取付板20に取着され
た表示入力板10の識別と項目の登録を行なう識別制御
回路60、取着された表示入力板10の項目内容や登録
手順を表示する表示装置70、項目等の入力を行なうキ
ーボード80から構成される。また、図4(b)のよう
に、新規登録装置90として別に検出装置21を接続す
ることによって、登録済の表示入力板10を装着した状
態で、新規の登録が可能となり、操作性を向上できる。
この応用システムの動作を図6,図7のフローチャート
に示す。図6は表示・更新のフローチャートであり、図
7は新規登録のフローチャートである。
【0029】図8は上述した表示入力装置100を用い
た病床表示管理板200の実施例であり、図20に示し
た病床管理板に適用した例である。図中、201はアル
ミ板等の表面にノンコーティングを施した白板であり、
202は軟鋼板等の磁性材料を用いた表示入力部であ
り、表示入力部202は白板201に嵌め込まれてい
る。なお、全体を磁性材料の平板として、白板201と
表示入力部202とを一体に形成してもよい。そして、
表示入力部202には担送(担架搬送を要する患者
数),護送(車椅子搬送を要する患者数),外泊,独歩
(自己のみで歩行できる患者数),合計数あるいは空床
数,在員数,ベッド数などが入力に応じて即時に表示の
変更を行うので、常に全体の動向を把握できる。また、
ナースステーションKからの呼び出しに応じて点灯また
は点滅する表示ランプPL等が設けられている。表示入
力部202は、各病棟のベッド配置に合わせて前述した
表示入力装置100が配設されている。すなわち、表示
入力部101は要部断面を拡大して示す図9のように、
取付板203の裏面にベッド対応に8個の検出器22が
縦に設置され、各検出器22の検出端子用の孔24が取
付板203に穿設されている。なお、図1〜図3の取付
板20は、1個の表示入力板10を取り付けるものであ
ったが、図9の取付板203は複数の表示入力板10が
取着されるものである。また、取付板203には図10
に示すような検出器22の上側2個に対して救護区分札
(救護札)10a(図10(a),(b))が、下側6
個に対して患者氏名札となる表示片(以下、表示札とい
う)11(図10(c),(d))が磁力等により着脱
自在に取り付けられる。なお、本例では、検出器22を
1ベッド当り8個としたが、救護区分の数やベッドの床
数に応じて適宜増減してもよい。そして、救護札10a
の表面には、救護区分に対応して色分けされた○印等の
表示がなされ、裏面には救護区分に対応したコード情報
に合わせた溝が設けられる。また、患者氏名札となる表
示札11の表面には患者の氏名が記入され、裏面にはそ
の氏名札の識別コードに対応した溝13が設けられてい
ることは図1の実施例で説明したとおりである。なお、
説明の都合上、表示札11と救護札11aを表示入力板
10を備えているものとする。
【0030】図11は本例の電気回路構成の一例を示す
ものであり、図11(a)のように、8個の検出器22
の各2の検出状況を検知する検出回路30と、その検出
回路30の出力を符号化する符号化回路40により検出
ユニットDUを構成し、図11(b)のように、表示入
力部202の表示入力装置100の数(本例ではベッド
数)分検出ユニットDU がまとめられてインタフェー
ス回路I/Oに入力される構成であり、インタフェース
回路I/Oは外部の装置、システムに接続される。
【0031】このような構成となっているので、例えば
図10(c)の「特許太郎」の患者氏名札の表示札11
を表示入力部202のベッドaの部分に装着すると、表
示札11の裏面の識別コード情報を検出器22で検知
し、I/O出力として、ベッドaにコード「11011
1」の氏名札が装着された旨のデータを得られる。同様
に、図10(d)の「関東一夫」の表示札11を、例え
ばベッドe2に装着すると、インタフェース回路I/O
の出力としてベッドe2にコード「111101」の氏
名札が装着された旨のデータを得られる。さらに、「特
許太郎」の表示札11を、例えばベッドd3に移動させ
て装着すると、インタフェース回路I/Oの出力として
ベッドd3にコード「110111」の氏名札が装着さ
れた旨のデータを得られる。また、救護札11aについ
ても同様に、識別コード信号としてインタフェース回路
I/Oの出力を得ることができる。
【0032】上述したように、本発明の病床表示管理板
200では、表示入力部202に表示札11あるいは救
護札11aを装着すると、装着位置(ベッド位置)と装
着された表示札11あるいは救護札11aの個別識別を
可能とする識別データを得ることができ、合わせて白板
201には適宜の筆記用具により書き込み等を行なうこ
とができる。なお、図8の実施例は、病床表示管理板2
00の場合であったが、病床に限らず、一般の表示管理
板として使用しうることももちろんである。
【0033】図12は、図8に示した病床表示管理板2
00を用いた管理システムの一実施例である(病棟の)
病床管理システムの構成図である。本実施例の病床管理
システム300は、白板201等で構成される病床表示
管理板200がナース・ステーションKに設置され、病
床表示管理板200の制御と各種のデータ入力や管理等
を行うシステム制御部301が管理担当者(「病棟クラ
ーク」という)の場所に設置され、病床表示管理板20
0とシステム制御部301とはオンラインで接続される
構成である。図中、病床表示管理板200を構成する白
板201,表示入力部202およびインタフェース回路
I/Oは、図8,図11に示したものと同じ構成であ
る。インタフェース回路I/Oは、病床管理システム3
00の全体の制御を行うシステム制御部301の識別制
御部DCに接続される。また、システム制御部301で
は、識別制御部DCにCRTディスプレイ等の表示器D
PL、データ等入力用のキーボードKB、システム全体
の制御プログラム等が記憶されているメモリおよび登録
用検出ユニットRDU(図11(a)に示した検出ユニ
ットDUと同様の構成のものが1ユニット分)が接続さ
れ、さらに、入院患者管理テーブルPTとベッド管理テ
ーブルBTを構成する記憶部が接続される構成である。
入院患者管理テーブルPTとベッド管理テーブルBT
は、それぞれ図13,図14のような構成となってい
る。
【0034】さらに、本実施例では、外部のシステムと
のインタフェースである外部インタフェース回路I/O
Oが用意されており、入退院医事管理システム、入院費
用の清算システムや配膳管理システムと接続し、本実施
例の各管理テーブルとの共有化を図ることにより、病棟
管理データが自動、かつ即時に他のシステムで活用でき
る。
【0035】本実施例の動作フローを図17,図18に
示す。図17は病棟表示管理板200の表示入力部20
2の看護人の操作に対する動作フローチャートであり、
図18は病棟クラークの行なう新規登録の操作に対する
動作フローチャートである。
【0036】本実施例により、ナース・ステーションK
において、看護人は従来の病棟管理板と全く同じ操作に
より管轄する病棟の管理を行なうことができる。しか
も、自動的に必要な管理データを生成できる(ベッド管
理テーブルBTの登録・更新)ので、従来繁雑であった
他部門への情報伝達もオンラインで自動的に行なわれる
ため、負担が大幅に軽減できる。すなわち、看護人は、
システムの監視などに注意を払うことなく、従前の作業
手順どおりに病棟表示管理板200の表示札11と救護
札11aを患者の移動と病状に合わせて動かすだけでよ
い。また、必要に応じて適宜のスイッチ手段を設けるこ
とにより、例えば患者の移動を病棟表示管理板200上
で種々シュミレーション(試行錯誤)を行なう間はデー
タ送信を停止し、確定したシュミレーション結果のみを
システム制御部301に送信することも可能となる。さ
らに、ナースコールシステムと連動する構成とすること
により、入院患者のケアが一層充実することが可能とな
る。なお、氏名札である表示札11は、該当する患者が
退院すると表面の氏名等の書き込みを消去して、予備札
(新規札)として保管される。
【0037】一方、病棟クラークは、システム入力担当
者として新入院があったときに、例えば患者所属化に色
別された新しい氏名札の表面に氏名等の所要事項を記入
し、システム制御部301の登録用検出ユニットRDU
に装着して識別コードを読み込ませ、さらに、キーボー
ドKBから患者氏名等の所要のデータを入力して氏名札
の識別コードと対応させて入院患者管理テーブルPTに
登録(記憶)する。その後、表示札11を入院する病棟
のナース・ステーションKに送付することで、以降の管
理が病床表示管理板200へと移管される。また、シス
テム制御部301では、入院患者管理テーブルPTとベ
ッド管理テーブルBTに基いて、図15,16のような
ベッド別管理テーブルおよび患者別管理テーブルを作成
することができる。
【0038】さらに、外部インタフェース回路I/OO
を介して外部の病院全体の管理を行なう病院情報システ
ムとデータ交換も可能である。また、病棟毎に設置され
た複数の病床表示管理板200を、インタフェース回路
I/Oから直接に病院情報システム(システム制御部の
機能を有する)に接続する構成も可能である。この場合
には、各病棟の新入院情報は、患者番号等も含む患者氏
名属性情報として医事管理部門で作成・管理されるの
で、各種データの共用化が図れる。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の表
示入力装置は、取付板と、この取付板に着脱自在な表示
入力板と、取付板に設置された検出装置とで構成され、
表示入力板にはその識別コードを示す識別手段を設け、
検出装置には、表示入力板が取付板に装着されたとき
に、表示板の識別手段より識別コードを検知する検出器
を設けたので、氏名札のような表示札を取付板に装着す
るだけで、その表示札の識別コードを検知できるので、
簡易で、しかも操作性の優れた表示入力装置を得られ、
さらに検出器としてマイクロスイッチを用いたものは動
作が確実である利点を有する。
【0040】また、本発明の表示入力装置を用いた表示
入力板は、平板に複数個の検出器を所定のパターンに配
設した入力部を設け、表示入力板が平板の入力部に装着
されると、その表示入力板の装着された検出装置の位置
と当該表示入力板の識別コードとを検知するように構成
されているので、適宜の筆記具でのフリーライティング
ができるとともに表示札を装着することにより、その表
示札の位置と識別コードとを検知できるので、複数の表
示札を所定の位置(例えば、ベッドの配置)情報と組合
せて管理可能となり、操作性の優れたマルチ表示入力板
を実現でき、特に病床表示管理板として適する利点があ
る。
【0041】さらに、本発明の表示入力板を用いた管理
システムは、表示管理板の入力部の各検出装置の動作を
監視し、表示入力板が装着されると当該表示入力板の装
着を検知した検出装置の位置情報と当該表示入力板の識
別コード情報との識別データを出力するインタフェース
部と、このインタフェース部から出力される識別データ
と所定の管理テーブルに記録されているデータとを照合
し、照合結果に基き所定の手順に従って動作するように
構成された識別制御部とを設けたので、表示札の装着の
みにより各種の管理データを自動生成ならびに記録でき
るため、例えば、これを病床管理システムとして用いれ
ば、入院患者の入院管理情報を他のシステムと共有化で
きるといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示入力装置の第1の実施例を示す図
である。
【図2】本発明の表示入力装置の第2の実施例を示す図
である。
【図3】本発明の表示入力装置の第3の実施例を示す図
である。
【図4】本発明の表示入力装置を用いた応用システムの
一例を示すブロック図である。
【図5】表示片の表面に記入された項目と識別コードと
の対応を示す図である。
【図6】図4の応用システムの表示・更新のフローチャ
ートである。
【図7】図4の応用システムの新規登録のフローチャー
トである。
【図8】本発明の表示入力装置を用いて構成した病床表
示管理板の一実施例の構成を示す図である。
【図9】図8の実施例の要部の断面拡大斜視図である。
【図10】本発明に用いる救護札と表示札(患者氏名
札)の例を示す斜視図である。
【図11】本発明に用いる検出ユニットの構成を示すブ
ロック図である。
【図12】本発明の病床表示管理板を用いた病床管理シ
ステムの一実施例を示すブロック図である。
【図13】図12の実施例に用いる入院患者管理テーブ
ルの構成を示す図である。
【図14】図12の実施例に用いるベッド管理テーブル
の構成を示す図である。
【図15】図1の実施例に用いるベッド管理テーブルの
一例を示す図である。
【図16】図12の実施例に用いる患者別管理テーブル
の一例を示す図である。
【図17】図12の実施例における看護人の操作の動作
を説明するフローチャートである。
【図18】図12の実施例における病棟クラークの新規
登録の操作を説明するフローチャートである。
【図19】従来の病棟における病室と病床とを模式的に
例示した図である。
【図20】従来用いられている病床管理板の一例を示す
図である。
【図21】ある日のベッドと患者の配置対照図である。
【図22】図21の状態から患者の病状等により変更に
なったベッドと患者の配置対照図である。
【符号の説明】
10 表示入力板 11 表示片(表示札) 11a 救護札 12 入力片 13 溝 14 永久磁石 20 取付板 21 検出装置 22 検出器 23 検出端子 24 孔 25 ホトカプラ 26 発光素子 27 受光素子 28 ランプ 30 検出回路 40 符号化回路 100 表示入力装置 200 病床表示管理板 201 白板 202 表示入力部 203 取付板 300 病床管理システム 301 システム制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付板と、この取付板に着脱自在な表示
    入力板と、前記取付板に設置された検出装置とで構成さ
    れ、前記表示入力板にはその識別コードを示す識別手段
    を設け、前記検出装置には、前記表示入力板が前記取付
    板に装着されたときに、前記表示板の識別手段より識別
    コードを検知する検出器を設けたことを特徴とする表示
    入力装置。
  2. 【請求項2】 表示入力板の識別手段は、この表示入力
    板の識別コードに対応させて凹凸を形成したプレートで
    あり、検出装置の検出器は所定数のマイクロスイッチを
    集積し、これらのマイクロスイッチの各検出端子が取付
    板の表面に突出する構成であることを特徴とする請求項
    1記載の表示入力装置。
  3. 【請求項3】 平板に複数個の検出器を所定のパターン
    に配設した入力部を設け、表示入力板が前記平板の入力
    部に装着されると、その表示入力板の装着された前記検
    出装置の位置と当該表示入力板の識別コードとを検知す
    るように構成されていることを特徴とする請求項1また
    は2記載の表示入力装置を用いた表示管理板。
  4. 【請求項4】 平板に複数個の検出装置を所定のパター
    ンに配設した入力部を設け、患者の氏名を表示した表示
    入力板が前記平板の入力部に装着されると、その表示入
    力板の装着された前記検出装置の位置と当該表示入力板
    の識別コードとを検知するように構成されていることを
    特徴とする請求項1または2記載の表示入力装置を用い
    た病床表示管理板。
  5. 【請求項5】 表示管理板の入力部の各検出装置の動作
    を監視し、表示入力板が装着されると当該表示入力板の
    装着を検知した検出装置の位置情報と当該表示入力板の
    識別コード情報との識別データを出力するインタフェー
    ス部と、このインタフェース部から出力される前記識別
    データと所定の管理テーブルに記録されているデータと
    を照合し、照合結果に基き所定の手順に従って動作する
    ように構成された識別制御部とを設けたことを特徴とす
    る請求項3記載の表示管理板を用いた管理システム。
  6. 【請求項6】 表示管理板の入力部の各検出装置の動作
    を監視し、表示入力板が装着されると当該表示入力板の
    装着を検知した検出装置の位置情報と当該表示入力板の
    識別コード情報との識別データを出力するインタフェー
    ス部と、このインタフェース部から出力される前記識別
    データと所定の管理テーブルに記録されているデータと
    を照合し、照合結果に基き所定の手順に従って動作する
    ように構成された識別制御部とを設けたことを特徴とす
    る請求項4記載の病床表示管理板を用いた病床管理シス
    テム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006255104A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Aiphone Co Ltd ナースコールシステム
JP2012047279A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Chugoku Electric Power Co Inc:The バルブ開閉状態表示装置

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