JPH0636019B2 - ガス絶縁機器直結ケーブルの試験装置 - Google Patents

ガス絶縁機器直結ケーブルの試験装置

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JPH0636019B2
JPH0636019B2 JP1123991A JP12399189A JPH0636019B2 JP H0636019 B2 JPH0636019 B2 JP H0636019B2 JP 1123991 A JP1123991 A JP 1123991A JP 12399189 A JP12399189 A JP 12399189A JP H0636019 B2 JPH0636019 B2 JP H0636019B2
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光一 石川
保光 糸原
英茂 若林
則明 今井
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Kansai Electric Power Co Inc
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Kansai Electric Power Co Inc
Kansai Denryoku KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えばケーブル両端がガス絶縁開閉器に直接
接続されているようなガス絶縁機器直結ケーブルの試験
装置に関するものである。
[従来の技術] ケーブル直結ガス絶縁機器においては、ケーブル、機器
のそれぞれについて耐電圧試験を行うことが要求されて
いる。
従来では、ガス絶縁機器直結ケーブルの試験装置とし
て、例えば第4図に示す実公昭62−37181号公報
に記載されたものが知られており、被試験ケーブルの終
端部1が直結されている絶縁ガス封入機器ケース2のケ
ース壁3内には、摺動自在にかつOリング4を介して気
密に導体ヘッド部5が挿入されており、導体ヘッド部5
の外部露出部分はカバー6により覆われている。導体ヘ
ッド部5は試験用接触子5aと摺動子5bとから構成さ
れ、摺動子5bにはねじ突子5cが取り付けられてい
て、課電用ブッシング7の一端に設けられたねじ孔7a
に螺合するようになっている。課電用ブッシング7は絶
縁棒主体部材7b内に導体7cを埋設して構成され、他
端には試験電圧課電用リードとしての移動用ケーブルの
端末を連結するためのアダプタ部7dとされている。
このような構成により、例えば機器直結ケーブルの耐圧
試験を行う場合には、カバー6を取り外し、導体ヘッド
部5のねじ突子5cに課電用ブッシング7のねじ孔7a
を螺合し、更に課電用ブッシング7を前進させて試験用
接触子5aをケーブル終端部1の導体露出部1aに接触
させる。なお、このとき断続器8は開としてケーブルラ
インを断としておく。そして、課電用ブッシング7のア
ダプタ部7dに移動用ケーブルを介して課電用電源を接
続し、所定の電圧を課電用ブッシング7を介してケーブ
ル終端部1に印加すれば、耐圧試験を行うことができ
る。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このような構成では試験時に、被試験ケ
ーブル以外の部位例えば移動用ケーブル部等で地絡又は
閃絡が生ずると、導体ヘッド部5及び課電用ブッシング
7内には、被試験ケーブルに過大なサージ電流が侵入
し、事故発生の原因となるという欠点がある。これを回
避するためには、課電用ブッシング7とは別に保護抵抗
を設けなくてはならない。
[発明の目的] 本発明の目的は、試験時に被試験ケーブル以外の部位で
発生したサージ電流が、被試験ケーブルに侵入すること
を課電用ブッシングにより防止可能としたガス絶縁機器
直結ケーブルの試験装置を提供することにある。
[発明の概要] 上述の目的を達成するための本発明の要旨は、被試験ケ
ーブルの終端部を挿入した絶縁ガス封入機器ケース内に
導体ヘッドを摺動自在に設け、該導体ヘッド部に前記ケ
ースの外壁から貫挿した課電用ブッシングを嵌合し、前
記導体ヘッド部が前記被試験ケーブル終端部に接触・離
脱するように前記課電用ブッシングを介して作動するガ
ス絶縁機器直結ケーブルの試験装置において、前記課電
用ブッシングは、一端に導体接続子、他端に接続用アダ
プタを設け、これらの間を複数個のサージ電流侵入防止
用の円板状保護抵抗を介して電気的に接続し、前記保護
抵抗とこれらを周設する絶縁部材との間隙に絶縁ガスを
充填し、前記導体接続子には前記絶縁ガス封入用のコネ
クタを設けたことを特徴とするガス絶縁機器直結ケーブ
ルの試験装置である。
[発明の実施例] 本発明を第1図〜第3図に図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。なお、第4図と同一の符号は同一の部材を
表すものとする。
第1図は本発明に係るガス絶縁機器直結ケーブルの試験
装置に用いる課電用ブッシング10の断面図であり、エ
ポキシ樹脂等の絶縁物から成る絶縁部材11内の長手方
向には、例えば10枚の円板状抵抗12a〜12jを重
ね合わせた保護抵抗12が内蔵されている。これらの抵
抗12a〜12jの表面は、電極としてアルミニウムや
黄銅メタリコン処理がなされている。また、この課電用
ブッシング10の一端は絶縁ガス封入機器ケース2内に
設けられた導体ヘッド部5に嵌合可能な導体接続部13
とされ、他端は試験電圧課電用リードとされる移動用ケ
ーブルの端末を連結させるためのアダプタ部14とされ
ている。導体接続部13の一部は絶縁部材11内に挿入
固定され、例えば黄銅製の導体接続子15と、その外端
部にねじ止めされ絶縁部材11内を気密に保持するため
の絶縁ガス封入用コネクタ16とから成り、導体接続子
15は表面を銀メッキ処理をしたスペーサ17を介し
て、保護抵抗12の一端つまり円板状抵抗12aに接続
されている。一方、アダプタ部14は保護抵抗12の他
端、即ち円板状抵抗12jに銅製の面圧子18を介して
接続された銅製の内部電極19と、面圧子18に導電性
スプリング20を介して接続され雌ねじ部21aを有す
る銅製のアダプタ21から成り、アダプタ21はOリン
グ22を介して内部電極19に気密に接続されている。
また、アダプタ部14の外表面には導電性塗料によるア
ース電極23が設けられている。
このようにして構成された課電用ブッシング10内の主
に絶縁部材11と保護抵抗12の間隙には、絶縁ガス封
入用コネクタ16を介して内部の空気を除去してからS
ガスが注入充填され、電気特性の向上が図られてい
る。導体接続子15と保護抵抗12の間にスペーサ17
を設けたのは、SFガスが十分に絶縁部材11内の間
隙に充填されるようにするためである。
このような課電用ブッシング10は第4図の従来例と同
様に、第2図に示すように導体接続部13により絶縁ガ
ス封入機器ケース2内に設けられた導体ヘッド部5と嵌
合する。実際に耐圧試験等を行う場合には、課電用ブッ
シング10のアダプタ部14には移動用ケーブルC1、保
護抵抗R0、課電用電源DCG が順次に接続する。一方、絶
縁ガス封入機器ケース2内に封入された被試験ケーブル
C0の終端部1は、先端部に導体露出部1aを有してお
り、通常では断続器8を閉とし図示しない他のケーブル
ラインと接続されているが、試験時には断続器8を開と
して、他のケーブルラインとの接続を断にしておく。そ
して、課電用ブッシング10を連結した導体ヘッド部5
を押し込み、導体露出部1aに接触させる。
この状態で、課電用電源DCG から保護抵抗R0、移動用ケ
ーブルC1を介して課電用ブッシング10に試験用電力を
供給すれば、被試験ケーブルC0の耐圧試験を行うことが
できる。試験電圧印加時に、保護抵抗R0は課電用電源DC
G の保護用であると共に、Z点において内絡が生じた場
合の保護抵抗として作用し、通常では約1MΩの水抵抗
が使用される。一方、課電用ブッシング10内に備えら
れた保護抵抗12は、X点及びY点での閃絡、又は移動
用ケーブルC1が地絡した場合に保護抵抗として作用す
る。従って、保護抵抗12を課電用ブッシング10内に
設けることによって、被試験ケーブルC0以外の部分で地
絡又は閃絡が生じた場合にも、発生するサージ電流を緩
和できるので、過大なサージ電流が被試験ケーブルC0に
侵入することを防止できる。
例えば、X点において閃絡が生じた場合に、保護抵抗1
2のインピーダンスをR1、被試験ケーブルC0のサージイ
ンピーダンスをZ0、被試験ケーブルC0の充電電圧Eとす
れば、第3図に示すような等価回路図となり、被試験ケ
ーブルC0には[Z0/(Z0+R1)]・Eのサージ電圧が発生す
る。仮に、Z0≒R1のように保護抵抗12の抵抗値を決め
れば、サージ電圧は(1/2) ・Eとなり、遠端からの反射
サージは元に戻ったとき、Z0で終端された形となり、第
2反射波は発生しなくなるので、遠端に与える影響は極
めて少ない。
保護抵抗12の抵抗値R1は第2反射波を発生させないと
いう観点から、被試験ケーブルC0のサージインピーダン
スZ0と同程度とすることが望ましいが、被試験ケーブル
C0内の異常電圧値を低下させるには抵抗値R1は大きい方
がよい。また、保護抵抗12は衝撃電圧に対する耐電圧
を[R1/Z0+R1)]・E×2以上とし、ケーブル充電エネル
ギを吸収する熱容量を有していることも性能上必要であ
る。
従って、保護抵抗12の抵抗値R1を500〜1000Ω
とすることによって、効果的にサージ電流の侵入防止を
実現することができる。
なお、課電用ブッシング10の寸法も考慮すると、例え
ば保護抵抗12の円板状抵抗12a〜12jとして、東
海高熱工業(株)製の円板抵抗器A8D4025を使用
することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係るガス絶縁機器直結ケー
ブルの試験装置は、課電用ブッシング内に保護抵抗を備
え、この保護抵抗を介して試験電圧を被試験ケーブルに
印加しているので、被試験ケーブル以外の部位に地絡又
は閃絡が生じた場合にも、被試験ケーブルへのサージ電
流の侵入を防止することができ、試験実施時において被
試験ケーブルの事故発生を抑制することが可能である。
また、課電ブッシングに絶縁ガス充填したことにより、
電気特性即ち閃絡特性の向上が図れる。更に、課電ブッ
シングは絶縁ガス封入用コネクタを設けて機器ケース内
の絶縁ガスから遮断した構成としたから、機器ケース外
に簡単に取り出すことができる。従って、保護抵抗を容
易に交換することができ、性能変更或いは性能低下等に
より保護抵抗に交換の必要性が生じても十分に対応が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
図面第1図〜第3図は本発明に係るガス絶縁機器直結ケ
ーブルの試験装置の実施例を示し、第1図は課電用ブッ
シングの断面図、第2図は耐圧試験時の構成図、第3図
は等価回路図であり、第4図は従来例の構成図である。 符号1はケーブル終端部、1aは導体露出部、2は絶縁
ガス封入機器ケース、5は導体ヘッド部、10は課電用
ブッシング、11は絶縁部材、12は保護抵抗、13は
導体接続部、14はアダプタ部、15は導体接続子、1
6は絶縁ガス封入用コネクタ、19は内部電極、21は
アダプタである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若林 英茂 兵庫県尼崎市東向島西之町8番地 三菱電 線工業株式会社内 (72)発明者 今井 則明 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工業 株式会社熊谷製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−47562(JP,A) 特開 昭56−69567(JP,A) 実公 昭62−37181(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被試験ケーブルの終端部を挿入した絶縁ガ
    ス封入機器ケース内に導体ヘッドを摺動自在に設け、該
    導体ヘッド部に前記ケースの外壁から貫挿した課電用ブ
    ッシングを嵌合し、前記導体ヘッド部が前記被試験ケー
    ブル数端部に接触・離脱するように前記課電用ブッシン
    グを介して作動するガス絶縁機器直結ケーブルの試験装
    置において、前記課電用ブッシングは、一端に導体接続
    子、他端に接続用アダプタを設け、これらの間を複数個
    のサージ電流侵入防止用の円板状保護抵抗を介して電気
    的に接続し、前記保護抵抗とこれらを周設する絶縁部材
    との間隙に絶縁ガスを充填し、前記導体接続子には前記
    絶縁ガス封入用のコネクタを設けたことを特徴とするガ
    ス絶縁機器直結ケーブルの試験装置。
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JPH0249650Y2 (ja) * 1985-08-24 1990-12-27
JP2686929B2 (ja) * 1985-08-27 1997-12-08 昭和電線電纜株式会社 両端機器直結ケーブル線路の試験方法

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