JPH0636003Y2 - 物品の切出し装置 - Google Patents

物品の切出し装置

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JPH0636003Y2
JPH0636003Y2 JP1986096341U JP9634186U JPH0636003Y2 JP H0636003 Y2 JPH0636003 Y2 JP H0636003Y2 JP 1986096341 U JP1986096341 U JP 1986096341U JP 9634186 U JP9634186 U JP 9634186U JP H0636003 Y2 JPH0636003 Y2 JP H0636003Y2
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braking
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信博 田中
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フリーコンベア上に載置された物品を1個ず
つ切り出す物品の切出し装置に関する。
特にコンベア上に種々の大きさの物品が載置されている
場合であっても、その先端の物品から能率良くかつ順次
切り出すことのできる物品の切出し装置に関する。
本考案は、物品の荷ぞろえシステムに利用するに適す
る。
〔概要〕
本考案は、傾斜したフリーローラ上に載置された物品
を、下流側に切り出す物品の切出し装置において、 ストッパが解除されたときに物品の底部前端が、駆動ホ
イール上に載置され、この駆動ホイールにより、物品が
切り出される構造とすることにより、 大きさの異なる物品が、順序不同に送られてきても物品
に損傷を与えることなく1個ずつ高速かつ確実に切り出
すことができるようにしたものである。
〔従来の技術〕
物品の切出し装置に関する従来の技術としては、特公昭
47−28868号公報、特開昭50−125474号公報、特開昭60
−248503号公報、実公昭59−14420号公報に記載のもの
等が知られている。
上記各公報の記載について略述すると、特公昭47−2886
8号公報には、傾斜させ、荷を自重で供給側から排出側
に送るフリーローラコンベアと、排出側に設けられ常時
は係止状態に保持されるストッパと、取り出されない物
品の移動を抑制する制止片とを備え、ストッパを解除す
ることにより先端の物品は徐々に排出されるが、次の物
品の移動は制止片によって抑制され先端の物品よりやや
遅い速度でなされるため、これらの物品間に隙間があく
ことが記載されている。
また、特開昭50−125474号公報には、フリーローラコン
ベアの排出端に間欠送出用ベルトコンベアを連接し、間
欠送出ベルトを運転して、物品を連続状態で排出するこ
とが記載されている。
また、特開昭60−248503号公報には、フローラックの出
口側において、物品の切出し装置と、この切出し装置に
連動した物品のブレーキ装置を設け、ストックした物品
を1個ずつ取り出すことが記載されている。
また実公昭59−14420号公報には、駆動されないフリー
ローラからなる分離コンベアに連接される駆動ローラか
らなる搬出コンベアと、この搬出コンベアの搬出端部に
ストッパとを備え、物品が後続の物品より分離されて抜
き出されることが記載されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、従来の上記のような物品の切出し装置には以下
のような問題点がある。
すなわち、特公昭47−28868号公報においては、物品が
切り出される速度は物品が自重によって切り出されるた
め低い。また物品が段ボール箱等変形しやすいものの場
合には、ストレージ中に物品の底面がフリーローラにく
い込むため、自重のみでは発進できない場合がある。
また、特開昭50−125474号公報においては、物品を1個
ずつ切り出すことに関する記載はなく、また示唆すると
ころもない。仮に上記公報に記載の装置で物品を1個ず
つに切り出すとすれば、間欠送出ベルトの速度を駆動ロ
ーラの速度より速くし、断続運転すれば可能であると推
考できるが、この場合には次位の物品が間欠送出ベルト
上で停止することがある。停止位置は物品の大きさ等に
よって変動する。もし、次位の物品の後端が間欠送出ベ
ルトの駆動軸近傍で停止すると、さらに次次位の物品の
前端が次位の物品の後端に接するように停止するため、
間欠送出ベルトを再度運転したときには次位の物品とと
もに次次位の物品が連続状態で送出されることとなり、
物品を1個ずつ切り出すことはできない。
また、特開昭60−248503号公報においては、物品が上昇
ローラブロック上に載って持ち上げられることによって
切り出されるようになっている。このため種々の大きさ
の物品がストレージされている場合には、例えば物品の
送出方向長さが短いものでは複数個の物品が同時に切り
出される。また物品の重心が昇降ローラブロック上から
はずれるような長い物品においては物品が傾斜し切出し
得ないという問題点があった。さらに物品のブレーキ装
置は、物品の送出方向に沿ってブレーキシューを配設し
かつ全体が一様に上下動する構造としてあるため、物品
が段ボール箱等の場合にはしばしば物品に損傷を与えて
いた。
また、実公昭59−14420号公報においては、ストッパに
よって物品が停止されている間、物品は駆動されている
搬出コンベアによって擦られるため、物品が比較的に長
時間停止状態となるときは、物品に損傷が生じる。
本考案はこれらの上記の問題点を解決することにより、
荷ぞろえコンベア上に種々の大きさの物品がストレージ
される場合においても、物品を1個ずつ、強制的に、能
率良く切り出すことのできる、物品の切出し装置を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、複数のフリーローラを傾斜状に配設し、この
フリーローラ上の物品を切り出す装置において、上記フ
リーローラ上の物品を係止するストッパと、物品を切り
出す駆動ホイールとを備え、上記ストッパは、その上流
側にストッパの上下動に連動して物品を制動する制動機
構が一体に設けられ、上記ストッパが解除されたときこ
のストッパによって係止されていた物品の底部前端が上
記駆動ホイールに載置される構造であり、上記フリーロ
ーラを含む搬送路の中間部に上記ストッパの動作とは独
立に作動可能な制動装置を備え、この制動装置により制
動を施した状態で上記搬送路上の物品を荷揃えし、制動
を解除した後に上記物品を切り出す手段を備えたことを
特徴とする。
ストッパはその下流側に設けた物品の切出し完了の検出
手段を含み、ストッパはこの検出手段により制御される
構造であることが好ましい。
〔作用〕
ストッパが係止状態を解除すると、物品は駆動ホイール
にその底部前端が載置されるので、先頭の1個の物品を
円滑かつ高速に切り出すことができる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案の物品の切出し装置の一実施例を用いた
荷ぞろえシステム、すなわち、階上に設けられた図外の
ストレージコンベアから図外の合流払出しコンベアによ
って合流搬送コンベア3Bに供給された物品を、階下に設
けられたローラコンベア9および19で荷ぞろえした後、
コンテナ301に積載するようにした荷ぞろえシステムを
示す模式的説明図である。
第1図(a)は、上記荷ぞろえシステムの配置説明のた
めの平面図で、第1図(b)および(c)は第1図
(a)に示すA−A視およびB−B視の側面図である。
第1図(c)において、分岐コンベア7および17上の物
品は引込みコンベア8および18により、傾斜したローラ
コンベア9および19に供給され、それぞれのローラコン
ベアのフリーローラ上を物品の自重により自走して、荷
ぞろえされかつストレージされたのち、本考案の物品の
切出し装置としての払出し装置10および20により搬送コ
ンベア11および21に切り出される。
第2図は本実施例による払出し装置10の詳細図で、第2
図(a)は平面図を示し、第2図(b)は第2図(a)
のC−C視の側面図を示す。
ここに本考案の特徴とするところは、第2図(a)およ
び(b)において、矢印dの方向より自走してくる図示
しない物品を係止するストッパ10Bと、このストッパ10B
を昇降するため軸10Gを支点としてシリンダ10Dおよびレ
バー10Eによって揺動されるフレーム10Cと、上記ストッ
パ10Bの上流側のフリーローラ10A上の物品に制動をかけ
るリフトチャンネル10Fと、ストッパ10Bが下降したとき
係止してある図外の物品の底面前端を載置するように最
下流端のフリーローラ10Aより約5mm上方に突出して設け
られたゴムライニングされた駆動ホイール10Hを設けた
ことにある。
さらに上記リフトチャンネル10Fはフレーム10C上に配設
されて、ストッパ10Bと連動する構造であり、ストッパ1
0Bの下流にフォトスイッチ10Mが設けられ、物品の切出
し完了を検出する。上記の駆動ホイール10Hは同一の軸1
0P上に固着され、チェンホイール10J、チェン10Kを介し
図外のモータに結合した駆動軸10Lにより駆動される構
造である。
次に、第1図に示される荷ぞろえシステムについて略述
すると、合流搬送コンベア3Bは第1図(b)に示すよう
に、床に設けられた床ピットFPを通り、傾斜して配置さ
れ、階下に設けられた切替えコンベア4に物品を送る。
切替えコンベア4は第1図(b)に示すように本図の右
端が上下に動き、上下二層に設置された搬送コンベア5
または15のいずれかに物品を移載する。このように上下
二層に設置されたコンベアは第1図(a)では下層のも
のは上層のものに重なって図示されないので、関連する
上層の符号の近くに括弧を付して示す。
搬送コンベア5および15で送られてきた物品はインデッ
クスフィーダ6および16で一定の間隔(分岐コンベア7
および17によって物品を分岐するとき必要となる物品と
物品との間隔)以上あけられる。
多数の分岐装置を備えた分岐コンベア7および17によ
り、この分岐コンベア7および17にほぼ直角の方向に配
設された多数の引込みコンベア8および18に物品が仕分
けされる。
仕分けされた物品は多数の引込みコンベア8および18に
対応して設けられている傾斜したローラコンベア9およ
び19に供給され、供給された物品は傾斜による物品の重
力の分力により自走し、荷ぞろえされかつストレージさ
れる。積込みコンテナ番号(号車番号)を設定すると、
ローラコンベア9および19に対応して設けられている払
出し装置10および20によって、ストレージされた物品が
コンテナ単位で切り出される。
このようにして切り出された物品は搬送コンベア11およ
び21によりコンテナの積込み口まで送られ、トランスフ
ァ12および22ならびにストッパ13および23により、積込
みコンベア14に移される。この際第1図(c)に示すよ
うに上層の搬送コンベア11と積込みコンベア14との間
に、切替えベルトコンベア14Aがあり、上層の搬送コン
ベア11から物品が払い出されるときは切替えベルトコン
ベア14Aが下がって連結位置となり、下層の搬送コンベ
ア21から物品が払い出されたときは切替えベルトコンベ
ア14Aははね上がって、非連結位置(破線で示す)とな
る。このようにして物品は積込みコンベア14を経て、コ
ンテナ301に積載される。
次に上記荷ぞろえシステムに用いられるそれぞれの装置
について説明する。
第4図(a)および(b)は分岐コンベア7および17の
説明図で、同図(a)は平面図を示し、同図(b)は正
面図を示す。本図において複数のコンベアベルト7Aは物
品(図示せず)を矢印aの方向に送る。このコンベアベ
ルト7Aの間には所定の位置にスキュードホイール7Bが、
回転軸7Cをコンベアベルト7Aの進行軸に対し、所定の角
度で配置されている。この回転軸7Cはスキュードホイー
ル7Bが自在に回転するようブラケット7Dに支持され、さ
らにブラケット7Dは揚上装置7Eに腕7Fを介して支持され
ている。この分岐コンベア7および17は第1図(a)に
示す多数の引込みコンベア8および18に対して、それぞ
れ一組ずつ設けられている。仕分け命令に基づき分岐コ
ンベア7および17は、第4図(b)に示すように、揚上
装置7Eによってスキュードホイールは矢印b方向に押し
上げられ、破線の位置をとるので物品は矢印cの方向に
移動し、図外の引込みコンベア8および18に送られる。
第5図は第1図(c)に示すD部詳細図で、ローラコン
ベア9および19の搬送伝送路の中間部に制動装置9Aおよ
び19Aが配設される。この制動装置は第5図に示すよう
に中間部のローラ9Bを制動するゴムライニングされた制
動板9Cを含む。この制動板9Cを破線に示す位置に駆動す
る駆動装置は制動装置取付フレーム9Dに設置されたアク
チュエータ9Eとこのアクチュエータ9Eにパイプ9Fおよび
ホース9Gを介して圧力エアを送出する電磁弁9Hとを含
む。引込みコンベア8および18によりローラコンベア9
および19に送り出された物品は傾斜による自重の分力に
よって自走し、加速しながら下流側に進む。ローラコン
ベア9および19の中間部の制動装置9Aおよび19Aのとこ
ろでこの物品は制動される。もし自走してくる物品の数
が少ない場合は、物品は制動装置9Aおよび19Aの上流側
で停滞するが、上流よりさらに物品が送り込まれると、
多数の物品の自重の分力により、制動をかけられたロー
ラ9Bの上を物品が滑って通過する。この場合物品はゆっ
くりと払出し装置10および20に到達する。
自走しにくい物品は、例えば容積は大きくても自重の軽
い物品などの場合は、制動装置9Aおよび19Aの上流側に
多数停滞することがあるが、このときは引込みコンベア
8および18のところまで連続して停滞すれば、引込みコ
ンベアの駆動力により逐次下流に押されるので物品は払
出し装置に到達する。
ローラコンベア9および19上に所望の物品が荷ぞろえさ
れると制動を解除して、払出し装置10および20による物
品の切出しに備える。
第6図は搬送コンベア11および21に載置され矢印g方向
に送られる物品(一点鎖線で示す)を、矢印hの方向に
配置された図外の積込みコンベア14(上層の場合は切替
えベルトコンベアを介する)に移すトランスファ12とス
トッパ13の説明図である。物品がトランスファ操作を行
わないときは、トランスファシリンダ12Bおよびストッ
パシリンダ13Bは作動しないので、フレーム12Cに設けら
れた多数のホイール12Dおよびストッパプレート13Aの上
端は、駆動ローラ12Aの上面より低い位置にある。した
がってこの上を通過する物品は矢印gの方向に進む。ト
ランスファ操作を行う信号が入力すればトランスファシ
リンダ12Bおよびストッパシリンダ13Bはそれぞれ矢印j
およびkの方向に作動し、各ホイール12Dおよびストッ
パプレート13Aを破線の位置に押し上げるので、物品は
矢印hの方向に転送される。
第2図(a)および(b)はローラコンベア9および19
でストレージされた物品を払い出す本考案の物品の切出
し装置としての切出し装置10および20の説明図で、同図
(a)は平面図を示し、同図(b)は(a)のC−C視
を示す。
第2図(b)において、矢印dのように図外の物品が傾
斜状に設置されたフリーローラ10Aの上を自走してくる
が、常時は昇降装置としてのシリンダ10Dによって、レ
バー10Eがほぼ垂直方向に位置してフレーム10Cを押し上
げているので、ストッパ10Bおよび制動装置としての各
リフトチャンネル10Fがフリーローラ10Aの上面より上方
に位置し、図外の物品を係止している。
所定の信号が入力すると、シリンダ10Dはレバー10Eを矢
印eの方向に廻し、フレーム10Cは軸10Gの周りに矢印f
の方向に廻るので、ストッパ10Bおよびリフトチャンネ
ル10Fはフリーローラ10Aの上面より下がる。このため図
外の物品は移動し、駆動ホイール10Hにより搬送コンベ
ア11および21に1個ずつ切り出される。
第2図に示される物品の払出し装置について詳述する
と、フレーム10Cはシリンダ10Dによってレバー10Eが上
死点を過ぎてわずかに下がった位置に回動されたとき、
ストッパ10Bおよび各リフトチャンネル10Fをフリーロー
ラ10Aの上面より上方に位置なし得るように軸10Gを支点
として揺動する。この状態においてはフレーム10C等の
重量がレバー10Eを矢印eの反対方向に回動するように
加わるので、シリンダ10Dの駆動源に故障があってもレ
バー10Eが矢印eの方向に回動することはなく、物品が
誤って切り出されることはない。
また、駆動ホイール10Hはゴムライニングされ、フリー
ローラ10Aの物品搬送面より約5mm高く配置されており、
かつストッパ10Bと交互に配設されており、またストッ
パ10Bが解除されたとき物品の底部前端が駆動ホイール1
0Hに載置されるように配設されている。なお、駆動ホイ
ール10Hはチェンホイール10J、チェン10Kおよび駆動軸1
0Lを介し図外のモータ(第1図においては並設される10
台の物品の払出し装置が1台のモータで駆動されるよう
にしてある。)によって駆動される。なおそれぞれの物
品の払出し装置に対応して個別にモータを備えるように
してもよい。
また、フォトスイッチ10Mは物品の切出し完了を確認す
るもので、フォトスイッチ10Mにより物品の通過が確認
されるとシリンダ10Dが作動し、次の物品をストッパ10B
およびリフトチャンネル10Fによって制止するようにし
てある。なお、第1図に示されるように10台の払出し装
置に対して1組のフォトスイッチ10Mを配設してもよ
い。
また、ストッパ10Bおよび各リフトチャンネル10Fがフリ
ーローラ10Aの上面より上方に位置したとき、フリーロ
ーラ10Aの上流部ではほぼ同一面(リフトチャンネル10F
がややフリーローラ10Aから突出している。)に位置
し、フリーローラ10Aの下流部では、リフトチャンネル1
0Fが約10mmフリーローラ10Aから突出するようにしてあ
るので、物品に対して徐々に制動を加えることができ
る。
また、駆動ホイール10Hの周速度(物品切出し速度)は
フリーローラ10Aを物品が自走する速度より大きく設定
してあるので、物品を1個ずつ切り出すことができる。
また、搬送コンベア11の搬送速度より大きく設定してあ
る。例えば、駆動ホイール10Hを50〜60m/分、搬送コン
ベア11を20〜40m/分とする。
さらに、駆動ホイール10Hの上面を搬送コンベア11の搬
送面より高く(例えば40mm)設定してあるので、切り出
された物品を直角合流することができる。
なお、上述の段差、速度等は物品の材質、重量、形状、
大きさ等によって適宜決定できるのである。
また、フォトスイッチ10Nは次の物品の切出し可能を確
認するためのものであり、先に切り出された物品が搬送
コンベア11により搬送されたことを確認するとシリンダ
10Dが作動し、次の物品が切り出される。
次に、上述の物品の払出し装置の動作について第3図を
用いて説明する。
第3図は本実施例の払出し装置の動作説明図であり、ス
トッパ10B、フレーム10C、リフトチャンネル10Fとを略
示してL字状に図示してある。第3図(a)に示すよう
に、物品W1がストッパ10Bで係止され、物品W2およびW3
がリフトチャンネル10Fまたはフリーローラ10A上に静止
しているとき、荷ぞろえシステムに積込みコンテナ番号
が設定されると、第1図(a)に示す多数の払出し装置
10および20の中の所定の10台の払出し装置の駆動ホイー
ル10Hが1台のモータによって回転する。これが待機状
態である。
複数の払出し装置10および20から順次物品を切り出す場
合には、搬送コンベア11および21の下流側に配設された
払出し装置10および20から、順次物品を切り出すように
制御することが好ましい。
第2図(b)に示すフォトスイッチ10Nにより、搬送コ
ンベア11に通過する物品がないことを検出するとフレー
ム10Cは降下し、物品W1の底面前端は回転する駆動ホイ
ール10Hの上に置かれるので、物品W1は第3図(b)に
示す矢印の方向に切り出される。これが切出し中の状態
である。
この切出し中の状態では駆動ホイール10Hの回転速度が
速いので物品W1は次位の物品W2の移動速度より速い速度
で切り出される。
すなわち第3図(c)に示す切出し完了状態のように、
物品W1が搬送コンベア11上に完全に移りかわったとき、
次位の物品W2との間隔は大きいものとなる。フォトスイ
ッチ10Mが物品W1の切出し完了を検出すると(フォトス
イッチ10Mが遮光された後入光すると)、フレーム10Cは
上昇する。
フレーム10Cには第2図(b)に示すようにリフトチャ
ンネル10F(第3図では略示されている)が設けられて
いるので、フレーム10Cが上昇すると物品W2は制動がか
けられながら第3図(a)に示すようにストッパ10Bで
係止される。
このようにして払出し装置は待機状態となる。
物品W1がフォトスイッチ10Nを遮光の後、入光すると、
再びフレーム10Cは降下し、物品W2の切出しが開始す
る。
なお、フォトスイッチ10Nの代わりにタイマを設け、物
品W1がフォトスイッチ10Mを遮光の後、入光してから一
定時間(例えば、1〜3秒)後に物品W2の切出しを開始
するようにしても良い。
さらに、ローラコンベア9上のすべての物品を切り出す
場合には、別のタイマを設け切出し動作を開始してから
一定時間(例えば、5〜10秒)後までにフォトスイッチ
10Mが遮光されないことによってすべての物品が切り出
されたことを確認できる。
所定の物品の切出しが完了するとフレーム10Cを上昇
し、待機状態に戻し、駆動ホイール10Hの駆動を停止す
る。なお1台のモータで10台の払出し装置の駆動ホイー
ル10Hを回転している場合には、すべて払出し装置から
物品の切出しが完了した後にモータを停止する。
本考案による物品の切出し装置の特徴を列挙すると次の
とおりである。
種々の大きさ(切出し方向の長さが異なる)の物品が
ランダムにストレージされていても物品を1個ずつ切り
出すことができる。
物品を強制的に切り出すようにしてあるため、切出し
能力が大きい(2〜3秒間隔で切出し得る)。
構造がシンプルであるのでメンテナンスが容易であ
り、かつ設置が安価にできる。
以上、本考案の物品の切出し装置の実施例について説明
したが、これらに制限されるものではなく、例えば駆動
コンベアの先端部、あるいは中間部に本考案の物品の切
出し装置を用いてもよい。
また、1個の合流搬送ラインに対して同時に複数の物品
の切出し装置から物品を切り出してもよい。
また、切り出された物品を直角方向に搬送せずに直進方
向に搬送してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、物品の荷ぞろえシ
ステムにおいて、物品の大きさが異なっていても、1個
ずつ確実に物品を損傷することなく高能力で物品の切出
しを実施できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を含む荷ぞろえシステムの模
式的説明図で、(a)は平面図、(b)および(c)は
(a)のA−A視およびB−B視の側面図。 第2図は上記実施例の払出し装置の詳細図で、(a)は
平面図、(b)は(a)のC−C視の側面図。 第3図は上記実施例の動作説明図。 第4図は分岐コンベアの説明図。 第5図は第1図(c)に示すD部詳細図。 第6図はトランスファとストッパの説明図。 3B……合流搬送コンベア、4……切替えコンベア、5、
15……搬送コンベア、6、16……インデックスフィー
ダ、7、17……分岐コンベア、7A……コンベアベルト、
7B……スキュードホイール、7C……回転軸、7D……ブラ
ケット、7E……揚上装置、7F……腕、8、18……引込み
コンベア、9、19……ローラコンベア、9A……19A……
制動装置、9B……ローラ、9C……制動板、9D……制動装
置取付けフレーム、9E……アクチュエータ、9F……パイ
プ、9G……ホース、10、20……払出し装置、10A……フ
リーローラ、10B……ストッパ、10C……フレーム、10D
……シリンダ、10E……レバー、10F……リフトチャンネ
ル、10G、10P……軸、10H……駆動ホイール、10J……チ
ェンホイール、10K……チェン、10L……駆動軸、10M、1
0N……フォトスイッチ、11、21……搬送コンベア、12、
22……トランスファ、13、23……ストッパ、14……積込
みコンベア、14A……切替えベルトコンベア、a〜h、
j、k……矢印、FP……床ピット、W1〜W3……物品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−248503(JP,A) 特開 昭49−119366(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フリーローラを有する搬送路を傾斜状に配
    設した保管装置における物品切出し装置において、物品
    を係止するための上下動するストッパと、物品切り出し
    用駆動ホイールとを備え、 そのストッパは、係止された物品の底部前端が物品切り
    出し用駆動ホイールの上に位置するような係止構造を有
    し、 上記ストッパには、その上流側に位置し、制動面を有す
    る制動機構が一体に設けられ、 その制動機構は、上記ストッパと反対側の軸に枢動可能
    に設けられており、 上記制動機構を枢動的に駆動する第1の駆動制御装置
    は、物品を係止する位置にストッパを上昇させたときに
    は、ストッパ側の制動面が搬入側の制動面より傾斜状の
    フリーローラの面に対し、順次高く位置するように、上
    記制動機構を制御し、物品切り出しのときには、上記ス
    トッパと上記制動面を上記フリーローラの面より低く位
    置するように制御するものであり、 さらに、上記フリーローラを有する搬送路の中間部には
    上記第1の駆動制御装置と別個に設けられた第2の駆動
    制御装置により作動される制動装置を備えた ことを特徴とする物品切出し装置。
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