JPH0635976Y2 - 内容物を加熱又は冷却する缶詰 - Google Patents

内容物を加熱又は冷却する缶詰

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JPH0635976Y2
JPH0635976Y2 JP1987156215U JP15621587U JPH0635976Y2 JP H0635976 Y2 JPH0635976 Y2 JP H0635976Y2 JP 1987156215 U JP1987156215 U JP 1987156215U JP 15621587 U JP15621587 U JP 15621587U JP H0635976 Y2 JPH0635976 Y2 JP H0635976Y2
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治 阪本
由喜夫 林
英二 畑中
和夫 井山
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、缶詰に収容した飲食物等の内容物を冷却又は
加熱するために、吸熱又は発熱反応を起こす化学物質を
内蔵させた、内容物を加熱又は冷却する缶詰に関する。
(従来の技術) 内容物の収容室と、吸熱又は発熱反応を起こす化学物質
を入れた収容室と、該化学物質の反応を誘発する熱反応
誘発剤を入れた収容室とを備えていて、化学物質の収容
室と誘発剤の収容室との区画壁を外部から力を加えるこ
とによって破り、両物質を反応させて内容物を加熱又は
冷却する容器は実公昭57−2867号公報等によって知られ
ている。
該公報に開示された容器は、要部の断面を示した第6図
を参照して、 容器本体内61に、その上端部から本体61内部に深く没入
する仕切壁62を設けて、本体61内部を内容物Aを収容す
る第一収容室63と、吸熱又は発熱反応を起こす物質Bを
収容する第二収容室64とに分け、その第二収容室64の上
部に比較的脆弱な素材でなる仕切壁65を設けて、その上
部に上記物質Bの熱反応誘発物質Cを収容する第三収容
室66を設け、その第三収容室66の上部に比較的脆弱な素
材でなる上壁67を設け、その上壁67に第三収容室66内に
深く没入する没入部68を設け、その没入部68に開封針69
を嵌め、その上壁67の上部に変形容易な素材でなる覆い
蓋70を設け、上記の開封針69の上端をその覆い蓋70の下
面近くに位置させ、容器本体61の開口部71は、その覆い
蓋70よりも上部にあり、その開口部71にキャップ72を被
せ、キャップ72と覆い蓋70の間に各種付属品Dを収容す
る第四収容室73を設けたことを特徴とする内容物を加熱
又は冷却する容器である。
この容器は、上記の構造を備えているので、キャップ72
を外し、付属品Dを取出し、覆い蓋70を指先等で押し下
げることによって開封針69を押し下げ、針先で仕切壁67
の没入部68及び仕切壁65を破って、物質BとCとを混合
させ、発熱又は吸熱反応を生起させ、内容物Aを加熱し
又は冷却するものである。
上記の容器を製造しようとした場合、まず、容器本体61
に仕切壁62を二重巻締し、該仕切壁62内に吸熱又は発熱
反応を起こす物質Bを収容し、さらに誘発物質Cを収容
した第三収容室66を設置し、次に該第三収容室66に開封
針69を嵌め、さらに又覆い蓋70を嵌め、付属品Dを収容
したキャップ72を被せて作られる。
このように、第三収容室66に開封針69を嵌める時に、該
収容室66の没入部68や仕切壁65を破ってしまう恐れがあ
り、覆い蓋70を嵌める時にも、開封針69を押しさげてし
まうおそれがある。従って、この容器を製造しようとし
た場合、工程が多く、大量生産には不向きであり、歩留
りが悪くなる恐れがある。
さらに反応物質Bは、完全に密封されておらず、長期保
存の間に、空気中の気温と反応し、劣化してしまうおそ
れがある。
又、開封針69を押し下げるとき、覆い蓋70を変形させた
上で没入部69と仕切壁65とを、即ち、二段の壁を破らな
ければならず、大きな押し下げ力を必要としている。
さらには、輸送中や不注意等で誤って開封針69が押され
て誤操作を起こさないように、安全蓋としてキャップ72
を必ず設ける必要がある。これは製造工程を多くして大
量生産に不向きとし、さらに容器をコスト高にしてい
る。
これらの問題点を解消させる手段として、本出願人は、
第5図に示すような構成の缶詰を開発し又、出願した
(実願昭62-111190号・実開昭64-17988号) その構造の特徴は、次の通りである。
金属製の缶詰本体1と、 該缶詰本体1の内方に向かって変形可能な金属製の外蓋
4と、 側壁20に内方に窄んだ段部21を備えた金属製の内カップ
2と、 壁30の一端に破断可能な下板33を備え、壁30の他端に変
形可能な上板31を備え、該上板31から下板33に向かって
突出している押し棒32を備えていて、反応誘発物質を密
封した第3収容室7を形成する内容器3とから成り、 内容器3内の押し棒32と上板31とが一体に作られてお
り、外蓋4に、中心に行くにしたがって、缶詰本体1の
外方に向かって突出していく傾斜部41を備えており、 缶詰本体1に内カップ2を挿入し、内カップ2と該本体
1との間に内容物を収容する第1収容室5を形成させ、
内カップの段部21までに化学物質を収容する第2収容室
6を形成させ、該第2収容室6に下板33を向けて内カッ
プ2内に第3収容室を形成する内容器3を収容し、該内
カップ2に外蓋4をかぶせて、該缶詰本体1と内カップ
2と外蓋4とを二重巻締して各収容室5、6、7を密封
させている。
而して、以上のような構成にしたことから、従来の問題
点は解消されるに至った。詳述すれば、特に、内容器3
の押し棒32と上板31とが一体に作られているため、従来
容器のように開封針69を嵌めたりする工程がなくなり、
歩留りが悪くなるというおそれもなくなり、又、内カッ
プ2は金属製で熱伝導が良いうえに、容器本体1も外蓋
4も金属製であるため、二重巻締ができて密封が得ら
れ、化学物質の劣化のおそれがなくなり、長期保存も可
能になったばかりでなく、従来容器のように覆い蓋70を
変形させた上で、二枚の壁を破る必要もなくなったし、
外壁4に缶詰本体1の外方に向かって突出してゆく硬い
傾斜部41を作ったので、外壁4を押し下げた時、押し下
げ力が該傾斜部41以外の部分に集中し、外蓋4が容易に
変形するため、従来容器よりも押し下げ力が小さくてす
むことになり、さらに、該傾斜部41を作ったので、傾斜
部41の中心を正しく缶軸方向に押し下げなかった場合、
該傾斜部41は押し下げを拒否する方向に反作用による力
を発生させる。これによって、安全蓋を従来容器のよう
に付加させなくとも、誤って作動することを防止できる
というすぐれた効果が得られることとなったのである。
しかし、この段階では、押し棒32は、アルミ箔などで成
る下板33を突き破る場合を考え、その先端を尖らせるよ
うにしたのであるが、実際に使用してみると、たしかに
下板の突破は小さな力で容易に行われるが、押し棒が下
板を破る際、その鋭い先端に力が集中し、先端形状に沿
った破れ方となり、下板に生ずる開孔は、槍でさした穴
のように、意外に小さく、又、押し棒の水平断面形状と
ほゞ同形、同大になり、開孔と押し棒との間に間隙が殆
どなく、そのため、折角、孔をあけ、下板33を破って
も、第3収容室内の液と第2収容室内の液との混合に時
間がかかり、急速な冷却或いは加熱ができないという不
満が残ることが知られた。
(問題点解決のための手段) 本考案は、この点の改良を目的としてなされたものであ
り、 金属製の缶詰本体1と、 該缶詰本体1の内方に向かって変形可能な金属製の外蓋
4と、 側壁20に内方に窄んだ段部21を備えた金属製の内カップ
2と、 壁30の一端に破断可能な下板33を備え、壁30の他端に変
形可能な上板31を備え、該上板31から下板33に向かって
突出している押し棒32を備えていて、反応誘発物質を密
封した第3収容室7を形成する内容器3とから成り、 内容器3内の押し棒32と上板31とが一体に作られてお
り、外蓋4に、中心に行くにしたがって、缶詰本体1の
外方に向かって突出していく傾斜部41を備えており、 缶詰本体1に内カップ2を挿入し、内カップ2と該本体
1との間に内容物を収容する第1収容室5を形成させ、
内カップの段部21までに化学物質を収容する第2収容室
6を形成させ、該第2収容室6に下板33を向けて内カッ
プ2内に第3収容室を形成する内容器3を収容し、該内
カップ2に外蓋4をかぶせて、該缶詰本体1と内カップ
2と外蓋4とを二重巻締して各収容室5、6、7を密封
させ、押し棒32の水平断面形状を十字型又はY字型とす
るとともに先端を平坦にしたこと、を特徴とする。
(作用) 本考案の内容物を加熱または冷却する缶詰は、外蓋4を
押し込むと、内カップ2内に固定された内容器3の押し
棒32が押されて、下板33が破られる。このとき、押し棒
32の水平断面形状が十字型又はY字型であるとともに先
端が平坦であるから、押し棒の下降により下板33は先ず
十字又はY字の各先端の端縁当接個所で(4個所又は3
個所)破断され、次いで平坦面によって押し下げられる
と、押し棒との非接触部分である、前記破断個所を直線
状に結んだ部分に破断を生じる(もっとも、平坦面によ
って押し下げる際にどうしても押し棒が傾くので、破断
する部分は十字型の場合が3個所で、Y字型の場合が2
個所となる)。即ち十字又はY字の各先端を結ぶ個所に
段差ができ、開いた面積は広いものになる。これによっ
て反応誘発物質と化学物質とが一気に混合し、発熱又は
吸熱反応が急激に起こり内容物が短時間で効率よく加熱
又は冷却される。
(実施例) 実施例1 第1図は、本考案の内容物を加熱又は冷却する缶詰にお
ける第1の実施例を示した要部の断面図であり、第2図
は第1図の平面図であり、図面を参照して、1は金属製
の缶詰本体であり、該缶詰本体1は円筒形の胴壁10と、
該胴壁10の一端に、内容物を注ぎ出すことができる機能
を備えた注出蓋11を備えていて、該注出蓋11は胴壁10に
定法の二重巻締法で固着している。さらに、該缶詰本体
1の他端から、該缶詰本体1内部に深く没入する内カッ
プ2を設けており、該内カップ2と缶詰本体1との缶
に、酒や飲料等の内容物を収容する第1収容室5を形成
している。
内カップ2は金属製であり、側壁20と底壁22とを備えた
概略逆円錐台形状をしている。該側壁20のおおよそ中央
に、内側に窄んだ環状の段部21を備えていて、該段部21
と底壁22との間に吸熱又は発熱反応を起こす化学物質を
収容する第2収容室6を形成している。該第2収容室6
内に収容される化学物質の内、吸熱反応物質は硝酸アン
モニウム、塩酸アンモニウム、尿素等の単体又は混合物
であり、発熱反応物質は生灰石である。さらに該第2収
容室6の上に、該化学物質の反応を誘発する熱反応誘発
剤、例えば水を密封して第3収容室7を形成する内容器
3が有る。
内容器3は、円筒形の円筒壁30と、該円筒壁30の一端を
塞ぐ上板31と、該上板31に一体に作られ、先端が平坦な
押し棒32と、該押し棒32によって破断可能な下板33とを
備えている。該上板31は円筒壁30との継ぎ目付近で内容
器3の内方に向かって一旦没入し、しかる後に内容器3
の外方に向かって膨出する環状の凹凸を備えていて、変
形可能であり、該上板31の中央に一体成形された押し棒
32が、下板32に向かって移動できるようにしている。該
押し棒32は、上板31から下板33に向かって伸びており、
その水平断面形状は十字型(なお、図示はしないがY字
型でもよい)をしていて、上板31が変形していない時、
その先端と下板33との間に僅かな隙間を設けている。
本実施例では、円筒壁30と上板31と押し棒32とを合成樹
脂で一体成形し、これに熱反応誘発剤を充填し、接着剤
をコーテイングしたアルミ箔製の下板33を円筒壁30の他
端にヒートシールして誘発剤を密封した内容器3を作っ
ている(なお、下板として用いるアルミ箔について、フ
ィルムを積層したものは、アルミ箔層は破れても、フィ
ルムが伸びて全体として破れにくくなるので、フィルム
に代えコーテイング剤を使ったものを用いるのが好まし
く、またアルミ箔の材質に関しては、やわらかいJIS.0
材を用いるより硬いJIS,H−16材を用いた方が破れやす
くより大きな穴を開けることが可能となる)。該内容器
3は内カップ2の段部21に下板33を載せて内カップ2内
に置かれ、後述する外蓋4の溝42が内容器3の円筒壁30
に接触し、該内容器3は内カップ2の段部21と外蓋4の
溝42との間に固定されている。
外蓋4は板厚0.2mmのアルミニウム合金材製であり、そ
の周辺部に缶詰本体1の内方に向かって突出する環状の
溝42を備えている。該溝42につづいて、該外蓋4の中心
へ行くに従って缶詰本体1の外方に向かって突出してい
く環状の傾斜部41を備えており、該傾斜部41につづい
て、中心部は水平な円形の平板部40となっている。該平
板部40は、誤って押し込まれるようなことが無いよう
に、常に頂面43よりも缶詰本体1側に位置させてある。
さらに傾斜部41の缶軸方向の長さ、換言すれば、傾斜部
41と溝42との継ぎ目が作る水平面と、平板部40が作る水
平面との間隔が、内容器3の押し棒32の先端と下板33と
の間隔よりも大きく構成されている。図中、44は板厚を
薄くしたスコアー線であり、該スコアー線44はこの缶詰
を使用した後に、焼却炉などで外部から熱がかかった場
合、ここから破れて、爆発したりする事を防止する。
上述の構造を備えた缶詰本体1の側壁10と内カップ2の
側壁20の各端部は、外蓋4に取り囲まれるように巻締さ
れ、二重巻締部8を形成し、第1収容室5と第2収容室
6とを密封している。
第3図は第1図に示した本考案缶詰の作用を説明するた
めの第1図と同様な要部の断面図である。図面を参照し
て、内容物を加熱又は冷却するためには、まず、指で外
蓋4の平板部40を缶詰内方へ向かって押し下げる。する
と外蓋4は傾斜部41と溝42との継ぎ目及び平板部40が塑
性変形を受けていないため、加工硬化しておらず、従っ
て押し下げ力が働くと、これらの部分に力が集中してゆ
き、傾斜部41と溝42との継ぎ目が下方に変形し、平板部
40と傾斜部41との継ぎ目が反転変形する。従ってこの
時、図示したごとく、内容器3の上板31は傾斜部41によ
って押し下げられ押し棒32も又平板部40によって押し下
げられる。さらに、傾斜部41と溝42との継ぎ目が作る水
平面と平板部40が作る水平面との間隔が、内容器3の押
し棒32の先端と下板33との間隔よりも大きく構成されて
いるため、即ち、変形ストロークの方が大きいため、
又、内容器3が内カップ2の段部21と外蓋4の溝42との
間に固定されているため、内容器3が動いて上板31と下
板33がたわむようなこともなく、押し棒32はその平坦な
先端で内容器3の下板33を押し破って確実に大きな穴34
を開ける。さらに上板31が円筒壁30との継ぎ目付近で内
容器3の内方に向かって一旦没入し、しかる後に内容器
3の外方に向かって膨出する環状の凹凸を設けたため、
該没入した部分のない上板31よりも、押し棒32の下面と
下板33との間の間隔を大きくすることができ、押し棒32
が押し下げられた時に、勢い良く下板33に当たり、大き
な孔をあけることができる。さらに押し棒32の断面が十
字型をしているため、穴34と押し棒32との間にかならず
隙間を作り、内容器3内の熱反応誘発剤が内カップ2の
第2収容室6内に流入し、第2収容室6内の化学物質は
化学反応を起こして、第3収容室内の内容物に熱変化を
あたえるのである。
実施例2 本考案の内容物を加熱又は冷却する缶詰は、その外蓋の
構成に変更を加えることができる。第4図は本考案の缶
詰に使用できる外蓋の他の実施例を示した一部拡大断面
図である。図面を参照して、この実施例の外蓋4′は、
第1実施例で示した外蓋4の傾斜部41に変更を加えてお
り、他の部分には変更を与えていない。従って、平板部
40、環状の溝42、スコアー線44は同様に備えており、
又、平板部40が頂面43よりも外方に突出していない構成
も備えている。該外蓋4′は傾斜部41′に環状かつ水平
に打つぶしたコイニング部45を複数箇所に設けている。
この構成によって、第1実施例で示した外蓋41がプレス
成型によって成型されただけであるのに比べて、さらに
該傾斜部41′が硬くなり、該傾斜部41′が一体的になっ
て変形しにくくなる。従って、平板部40を押し込んだ
時、押し込み力が傾斜部41′と溝42との継ぎ目及び平板
部40と傾斜部41′との継ぎ目に集中し易くなり、外蓋
4′の反転がより容易になり、押し棒32の平坦な先端が
下板33を押し破るとき、より容易に押し破ることが可能
となる。
(考案の効果) 本考案の内容物を加熱又は冷却する缶詰は上述した構成
をもつことから、さきに新たに本出願人が開発した缶詰
(第5図示)がもつ諸効果に加え、下板の破断がより広
くなされるため、加熱ないし冷却がより短時間に効率よ
く確実に果たされる効果をもつ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の内容物を加熱又は冷却する缶詰の要部
を示した断面図であり、第2図は第1図に示した本考案
缶詰の平面図であり、第3図は第1図に示した本考案缶
詰の作用を説明するための第1図と同様な要部の断面図
であり、第4図は本考案の内容物を加熱又は冷却する缶
詰に使用する外蓋の他の実施例を示した一部拡大断面図
であり、第5図は、本出願人が独自に開発した缶詰の構
成を示す。第1図類似の断面図であり、第6図は従来の
内容物を加熱又は冷却する容器の要部の断面図である。 4……缶詰本体、10……胴壁、11……注出蓋、2……内
カップ、20……内カップの側壁、21……内カップの段
部、22……内カップの底壁、3……内容器、30……内容
器の壁、31……内容器の上板、32……押し棒、33……内
容器の下板、34……下板の穴、4,4′……外蓋、40……
平板部、41,41′……傾斜部、42……溝、43……外蓋の
頂面、44……スコアー線、45……コイニング部、5……
第1収容室、6……第2収容室、7……第3収容室、8
……二重巻締部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−122971(JP,A) 実開 昭64−32376(JP,U) 実開 昭64−55282(JP,U) 実開 昭63−128969(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内容物を収容する第1収容室5と、吸熱又
    は発熱反応を起こす化学物質を入れた第2収容室6と、
    該化学物質の反応を誘発する熱反応誘発剤を入れた第3
    収容室7とを備えていて、 第2収容室6と第3収容室7との区画壁を外部から力を
    入れることによって破り、両物質を反応させて内容物を
    加熱又は冷却する缶詰において、 金属製の缶詰本体1と、 該缶詰本体1の内方に向かって変形可能な金属製の外蓋
    4と、 側壁20の内方に窄んだ段部21を備えた金属製の内カップ
    2と、 壁30の一端に破断可能な下板33を備え、壁30の他端に変
    形可能な上板31を備え、該上板31から下板33に向かって
    突出している押し棒32を備えていて、反応誘発物質を密
    封した第3収容室7を形成する内容器3とから成り、 内容器3内の押し棒32と上板31とが一体に作られてお
    り、外蓋4に、中心に行くにしたがって、缶詰本体1の
    外方に向かって突出していく傾斜部41を備えており、 缶詰本体1に内カップ2を挿入し、内カップ2と該本体
    1との間に内容物を収容する第1収容室5を形成させ、
    内カップの段部21までに化学物質を収容する第2収容室
    6を形成させ、該第2収容室6に下板33を向けて内カッ
    プ2内に第3収容室を形成する内容器3を収容し、該内
    カップ2に外蓋4をかぶせて、該缶詰本体1と内カップ
    2と外蓋4とを二重巻締して各収容室5、6、7を密封
    させ、 該押し棒32の水平断面形状を十字型又はY字型とすると
    ともに先端を平坦にしたことを特徴とする内容物を加熱
    または冷却する缶詰。
JP1987156215U 1987-10-13 1987-10-13 内容物を加熱又は冷却する缶詰 Expired - Lifetime JPH0635976Y2 (ja)

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JPS63128969U (ja) * 1987-02-16 1988-08-23
JPS6432376U (ja) * 1987-08-19 1989-02-28
JPS6455282U (ja) * 1987-09-30 1989-04-05

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