JPH0635919Y2 - 船舶用パワーステアリング装置 - Google Patents

船舶用パワーステアリング装置

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JPH0635919Y2
JPH0635919Y2 JP2885588U JP2885588U JPH0635919Y2 JP H0635919 Y2 JPH0635919 Y2 JP H0635919Y2 JP 2885588 U JP2885588 U JP 2885588U JP 2885588 U JP2885588 U JP 2885588U JP H0635919 Y2 JPH0635919 Y2 JP H0635919Y2
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JP
Japan
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steering
cylinder unit
spool valve
power steering
cylinder
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JP2885588U
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JPH01132498U (ja
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泰夫 船見
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Showa Corp
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Showa Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は船舶の推進ユニットの向きを変えるパワーステ
アリング装置に関する。
(従来の技術) 船内機、船外機用のパワーステアリング装置としてUSP
4,595,370号に開示されるものが知られている。
この装置はハンドル操作をステアリングケーブル及びス
テアリングチューブを介してスプール弁に伝達し、スプ
ール弁の作動で推進ユニットの向きを変えるシリンダユ
ニットとポンプとをつなぐ油路を切替えるようにしたも
のである。
(考案が解決しようとする課題) 上述した従来のパワーステアリング装置にあっては、シ
リンダとハウジングとを別々に製作するようにしている
ので、全体形状が大きく重量が極めて大となっている。
更にシリンダユニットのロッドとスプール弁とが平行で
またスプール弁とステアリングワイヤが同軸のため、振
動がスプール弁に伝達され易いので、ハンドルに小刻み
な振動が伝達されて不快感を与えることがある。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決すべく本考案は、ハンドルと連動するケ
ーブルアウター側をなすステアリングチューブを介して
ハンドル操作をスプール弁に伝達し、このスプール弁に
よってシリンダユニットへの油路の切替えを行い、推進
ユニットの向きを変えるようにした船舶用パワーステア
リング装置において、前記シリンダユニットのシリンダ
本体と前記ステアリングチューブを摺動自在に保持する
保持部とを一体に鋳造し、かつ、前記スプール弁をシリ
ンダユニットのロッドと直交する方向に摺動するように
前記シリンダユニットに配設した。
(作用) ステアリングチューブの保持体を一体としたシリンダユ
ニットは全体として軽量かつコンパクトに構成され、ま
た、スプール弁の摺動方向がシリンダユニットのピスト
ンロッと直交することから、このピストンロッドの進退
に伴う振動がスプール弁の摺動に影響することがなく、
したがって、ステアリングチューブを介してハンドルに
伝わる振動が小さく抑えられる。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係るパワーステアリング装置を適用し
た船舶の後部の概略平面図、第2図はシリンダユニット
の全体斜視図、第3図はシリンダユニットの保持部の部
分を断面とした全体図、第4図はシリンダユニットのシ
リンダ本体の部分を断面とした全体図、第5図は第3図
のA−A線断面図である。
船体1の略中央にはステアリングハンドル2が設けら
れ、船体1の後部にはトランザムユニット3を介して推
進ユニット4が水平面内で揺動可能に取付けられてい
る。そして、ステアリングハンドル2の動きをラック・
ピストン機構5を介してステアリングケーブル6に伝
え、このステアリングケーブル6の動きをシリンダユニ
ット10を介してステアリングアーム7に伝達することで
操向を行うようにしている。
シリンダユニット10はシリンダ本体11と保持部12とをア
ルミニウム合金等を材料として一体鋳造しており、シリ
ンダ本体11内にはピストンロッド13が摺動自在に挿入さ
れ、このピストンロッド13のシリンダ本体11内に臨む端
部にはピストン14が固着され、シリンダ本体11内を油室
S1,S2に画成している。またシリンダ本体11外に突出し
たピストンロッド13の先端は前記ステアリングアーム7
に連結するクレビス15に固着されている。尚、シリンダ
本体11には油路を形成するパイプを一体的に鋳ぐるんで
いる。
一方、保持部12にはステアリングチューブ16が挿通され
ている。ステアリングチューブ16はピストンロッド13と
平行となるように挿通され、且つ保持部12内に設けたス
プリング17により一方向(第3図において左方)に付勢
されている。
また、ステアリングチューブ16内には第2図に示すよう
に前記ステアリングケーブル6を構成するケーブルイン
ナー6aを挿通し、このケーブルインナー6aの先端を前記
クレビス15に固着し、更にケーブルアウター6bの先端を
ステアリングチューブ16の後端に形成した雄ネジ部16a
に螺着している。
また、シリンダユニット10にはシリンダ本体11と保持部
12に跨がるようにバルブケーブ18をボルトを介して固着
している。バルブケース18にはポンプからの作動油供給
用のパイプが取付けられるジョイント19a及び作動油戻
し用のパイプが取付けられるジョイント19bが設けら
れ、バルブケース18内にはスプール弁20が摺動自在に配
設されている。
スプール弁20はその軸21がシリンダ本体11内に挿入され
たピストンロッド13と直交するように配設され、軸21に
は弁体22を遊びをもって外嵌するとともに軸21の基部に
筒体23を固着し、この筒体23と弁体22との間及び弁体22
とエンドキャップ24との間にそれぞれコイルスプリング
25,26を縮装している。
また筒体23にはピン27を取付けている。このピン27はバ
ルブケース18及び保持部12に形成した長穴28を通ってそ
の先端が前記ケーブルアウター6b側をなすステアリング
チューブ16の外周部に形成した斜め溝29に係合してい
る。また、シリンダ本体11には油室S1,S2とスプール弁
とをつなぐ油路30,31が穿設されている。
以上の如き構成からなるパワーステアリング装置の作用
を以下に述べる。
先ず、ステアリングハンドル2を切らない状態にあって
は、第6図(A)に示すようにジョイント19aを介して
スプール弁20に供給された作動油は油路30,31を介して
油室S1,S2内に供給され、ピストン14には等しい油圧が
作用し、クレビス15は動かない。
次いでクレビス15が動かない状態からステアリングハン
ドル2を切ると、ステアリングケーブル6のケーブルイ
ンナー6aはクレビス15に固着されているため動かず、ケ
ーブルアウター6bが反力で動く。そして、ケーブルアウ
ター6b側(ステアリングチューブ16)には前記した如く
斜め溝29が形成され、この溝29にスプール弁のピン27が
係合しているため、ケーブルアウター6bの移動に連動し
てスプール弁20はシリンダユニットのピストンロッド13
と直交する方向に移動し、第6図(B)に示す状態とな
り、矢視に示す方向に作動油は流れ、ピストンロッド13
が移動し、クレビス15及びステアリングアーム7を介し
て推進ユニット4の向きが変化する。
(考案の効果) 以上に説明した如く本考案によれば、船舶用パワーステ
アリング装置のシリンダ本体とステアリングチューブ保
持部とをアルミニウム合金等を用いて一体鋳造するよう
にしたので、シリンダユニットが軽量且つコンパクトと
なり、特にシリンダユニットに付設する流路切替用のス
プール弁の摺動方向が、シリンダユニットのピストンロ
ッドと直交するようにしたので、推進ユニットからピス
トンロッドへ伝達される振動の影響が大幅に小さくな
る。したがって、シリンダユニットのピストンロッドと
スプール弁の摺動方向が平行の場合の共振現象によるハ
ンドルの小刻みな振動が抑えられ、操作上の不快感を回
避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るパワーステアリング装置を適用し
た船舶の後部の概略平面図、第2図はシリンダユニット
の全体斜視図、第3図はシリンダユニットの保持部の部
分を断面とした全体図、第4図はシリンダユニットのシ
リンダ本体の部分を断面とした全体図、第5図は第3図
のA−A線断面図、第6図(A)及び(B)は作用を示
す図である。 尚図面中、2はステアリングハンドル、4は推進ユニッ
ト、6はステアリングケーブル、6aはケーブルインナ
ー、6bはケーブルアウター(ステアリングチューブ)、
10はシリンダユニット、11はシリンダ本体、12は保持
部、13はピストンロッド、20はスプール弁である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルと連動するケーブルアウター側を
    なすステアリングチューブを介してハンドル操作をスプ
    ール弁に伝達し、このスプール弁によってシリンダユニ
    ットへの油路の切替えを行い、推進ユニットの向きを変
    えるようにした船舶用パワーステアリング装置におい
    て、前記シリンダユニットのシリンダ本体と前記ステア
    リングチューブを摺動自在に保持する保持部とを一体に
    鋳造し、かつ、前記スプール弁をシリンダユニットのロ
    ッドと直交する方向に摺動するように前記シリンダユニ
    ットに配設したことを特徴とする船舶用パワーステアリ
    ング装置。
JP2885588U 1988-03-04 1988-03-04 船舶用パワーステアリング装置 Expired - Lifetime JPH0635919Y2 (ja)

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JP2885588U JPH0635919Y2 (ja) 1988-03-04 1988-03-04 船舶用パワーステアリング装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01132498U JPH01132498U (ja) 1989-09-08
JPH0635919Y2 true JPH0635919Y2 (ja) 1994-09-21

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