JPH0635546B2 - 離型フィルム用シリコ−ン組成物 - Google Patents

離型フィルム用シリコ−ン組成物

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JPH0635546B2
JPH0635546B2 JP61199423A JP19942386A JPH0635546B2 JP H0635546 B2 JPH0635546 B2 JP H0635546B2 JP 61199423 A JP61199423 A JP 61199423A JP 19942386 A JP19942386 A JP 19942386A JP H0635546 B2 JPH0635546 B2 JP H0635546B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は離型フィルム用シリコーン組成物、特には帯電
防止用の下塗り塗装をしなくても帯電防止性の離型性フ
ィルムを一工程で得ることのできる、基材フィルムとの
密着性、透明性、剥離性能のすぐれた離型性フィルムを
与える離型フィルム用シリコーン組成物に関するもので
ある。
(従来の技術) プラスチックフィルムに離型性を付与する目的におい
て、フィルムの表面にオルガノポリシロキサンを塗布す
ることはよく知られたところであるが、この場合オルガ
ノシロキサン塗膜が帯電性の強いものであるために塗布
面に塵埃りが付着し易く、フィルム同志が静電気で付着
する不利があり、取扱い上の阻害となっていた。
そのため、従来この種の製品はオルガノポリシロキサン
を塗布する前にフィルムの表面を予め帯電防止性の下塗
り剤を塗布する方法が採られており、この下塗り剤とし
てシリケートの部分加水分解物を用いる方法(特開昭6
0−141553号参照)、界面活性剤を塗布する方法
や樹脂を練り込む方法などが提案されている。
しかし、これらの方法には帯電防止性を有する離型性の
シリコーン被覆層を得るのに少なくとも2工程が必要と
されるために生産性、コストの面で不利益が生じるし、
界面活性剤などによる予備処理はオルガノシロキサンの
硬化性や耐熱性を阻害するために得られる離型性フィル
ムの品質が低下するという不利を与える。
(発明の構成) 本発明はこのような不利を解決した離型フィルム用シリ
コーン組成物に関するもので、これは1)けい素原子に
結合した全有機基の0.1〜5モル%がアルケニル基であ
るオルガノポリシロキサン100重量部、2)1分子中
にけい素原子に直結した水素原子を少なくとも3個有す
るオルガノハイドロジエンポリシロキサン0.1〜10重
量部、3)周期律表のI族、II族またはVIII族のいずれ
かに属する少なくとも1種の金属の塩0.001〜0.1重量
部、4)一般式 (こゝにR1はHO(CH2CH2O)nCH2CH2-CH2基、R2は一価炭化
水素基、a、b、l、m、nは0≦a、b≦3、0≦l
+m≦100、1≦n<10)で示されるオルガノポリ
シロキサン0.1〜5重量部、5)付加反応用触媒とから
なることを特徴とするものである。
すなわち、本発明者らは特にプラスチックフィルムに帯
電防止性の離型性シリコーンフィルムを一工程で与える
ことのできるシリコーン組成物について種々検討した結
果、アルケニル基含有オルガノポリシロキサンとメチル
ハイドロジエンポリシロキサンおよび付加反応用の白金
系触媒とからなる公知のオルガノポリシロキサン組成物
に上記した3)成分としての周期律表のI族、II族または
VIII族のいずれかに属する少なくとも1種の金属の塩と
4)成分としてのエチレングリコールモノプロピルエーテ
ル基を含有するオルガノポリシロキサンを添加すると、
この組成物をプラスチックフィルムに塗布したときに得
られる塗膜はプラスチックフィルムとの接着性や透明性
を損うことなくこれに帯電防止性を与えること、またこ
の塗膜はすぐれた離型性を示すということを見出し、こ
ゝに使用する各成分の種類、配合量などについての研究
を進めて本発明を完成させた。
本発明の組成物を構成する1)成分としてのオルガノポ
リシロキサンはけい素原子に結合したアルケニル基を含
有するものとされるが、このアルケニル基は0.1モル%
以下ではこの組成物の硬化性がわるくなり、5モル%以
上とすると剥離性が不良になると共にポットライフも短
くなるので、けい素原子に結合した全有機基の0.1〜5.0
モル%とする必要がある。また、このオルガノポリシロ
キサンは実質的に直線状のものとされるので、例えば次
で示され、このRはメチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基などのアルキル基、フェニル基、トリル基など
のアリール基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル
基、あるいはこれらの基の炭素原子に結合している水素
原子の一部または全部をハロゲン原子、シアノ基などで
置換した同一または異種の非置換または置換1価炭化水
素基、m、nは1以上の正数であるものとされるが、実
用上からこのRはその80モル%をメチル基とすること
がよい。
つぎに本発明のシリコーン組成物を構成する2)成分と
してのオルガノハイドロジエンポリシロキサンはこの種
の付加反応型シリコーン組成物に使用される公知のもで
よく、これは1分子中に少なくとも3個のけい素原子に
結合した水素原子(≡SiH基)を有するものとすること
が必要とされるが、この他の有機基はその90モル%以
上がメチル基のものとすることがよい。この種のポリシ
ロキサンとしては(CH3)HSiO単位、HSiO1.5単位、(C
H3)2SiO単位、CH3SiO1.5単位、(CH3)2HSiO0.5単位ある
いは(CH3)3SiO0.5単位からなるホモポリマーまたはコ
ポリマーが例示されるが、これは直鎖状、分枝状、環状
のいずれであってもよく、25℃での粘度が10〜50
0cpsの範囲のものが好ましい。なお、このポリシロキ
サンの配合量は第1成分中に含有されるアルケニル基量
に応じたものとすればよいが、硬化皮膜形成および剥離
性能からみて1)成分100重量部に対し0.1〜10重
量部の範囲とすればよい。
また、本発明の組成物における3)成分は前記したよう
に周期律表I族、II族またはVIII族に属する少なくとも
1種の金属の塩であり、このものはシロキサンへの塩の
溶解性、帯電防止効果の面からは周期律表I族に属する
Li、Na、Cu、など、II族に属するMg、Ca、Sr、Ba、Zn、Cdなど、
またVIII族に属するFe、Co、Niなどの金属元素のハロゲン
化物、硝酸塩、ハロゲン塩酸、過ハロゲン酸塩などとす
ればよいが、この添加量はオルガノシロキサンへの溶解
度に規制されるために前記した1)成分100重量部に対
し0.1重量部が限度となり、帯電防止性の面からは多い
ほどよいが、保存安定性などのことから0.001〜0.1重量
部の範囲とされる。
また、この4)成分としてのオルガノポリシロキサンは
一般式 で示され、このR1は式HO(CH2CH2O)nCH2CH2CH2で示され
るエチレングリコールモノプロピルエーテル基、R2はメ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキ
ル基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル基、ビニ
ル基、アリル基などのアルケニル基、フェニル基、トリ
ル基などのアリール基あるいはこれらの基の炭素原子に
結合している水素原子の一部または全部をハロゲン原
子、シアノ基などで置換した同一または異種の非置換ま
たは置換1価炭化水素基a、b、l、m、nはそれぞれ
0≦a、b≦3、0≦l+m≦100、1≦n<10と
されるものであり、このものは例えばエチレングリコー
ルモノアリルエーテルとけい素原子に直結した水素原子
を含有するオルガノハイドロジエンポリシロキサンとの
ヒドロシリル化反応で容易に得ることができるが、この
ものがビニル基などの不飽和基を含有するものである場
合にはこれが架橋成分としても作動するのでこれが皮膜
に組み込まれ、シリコーンのフィルム背面への移行を防
止することができる。この4)成分としてのオルガノシ
ロキサンの添加量は前記した1)成分としてのオルガノ
ポリシロキサン100重量部に対して0.1重量部以下で
は本発明の組成物から作られる硬化被膜の帯電防止性付
与効果が乏しくなり、5重量部以上とするとこの被膜の
硬化性が損なわれる傾向となるので0.1〜5重量部の範
囲とする必要がある。
この3)成分と4)成分の添加方法は上記した3)成分
と4)成分との所定量を混合してオルガノポリシロキサ
ン組成物を作り、これを前記した1)成分と2)成分と
の混合物に添加すればよい。しかし、この添加方法につ
いてはこの3)成分を本発明の組成物中に充填溶解させ
ることが必要とされることから、1)成分または1)成
分と2)成分との混合液中にこの3)成分を添加し、必
要に応じ加熱して3)成分を1)成分または1)成分、
2)成分中に混合溶解させてから4)成分を添加混合し
てもよいし、1)成分、2)成分にこの4)成分を予じ
め混合してから、これに3)成分を添加して溶解させる
ようにしてもよい。
なお、本発明の組成物における5)成分は上記した1)
〜2)成分を付加反応させるための触媒とされるもので
あるが、この種の反応触媒として公知のものでよく、塩
化白金酸、塩化白金酸のアルコール溶液、アルデヒド溶
液、塩化白金酸と各種オレフィン、ビニルシロキサンと
の錯塩などが例示されるが、これは白金黒、各種担体に
白金を担持させたものでもよい。なお、この添加量は触
媒量とすればよく、良好な硬化膜を得るため、また経済
的な見地からは1)成分100重量部に対し白金量とし
て1〜1,000ppmの範囲とすればよい。
本発明の組成物は上記した1)〜5)成分の所定量を配
合することによって得られるが、これには1)〜4)成
分を予じめ均一に混合したのち5)成分を添加すること
が好ましく、また5)成分としての白金触媒の活性を抑
制する目的で各種有機窒素化合物、有機りん化合物、ア
セチレン系化合物、オキシム化合物、有機クロロ化合物
などの活性抑制剤を必要に応じて添加してもよい。ま
た、この組成物にはこのものから得られる硬化皮膜の物
性改良を目的として通常のジメチルポリシロキサンを添
加してもよいし、またトルエン、キシレン、ヘキサン、
エチルメチルケトンなどの適宜の有機溶剤で希釈して塗
工処理するようにしてもよい。
このようにして得られた本発明の組成物を使用するとき
の粘度は塗布量、塗布方法および対象とされる塗布基
材、例えばポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレ
ンなどの種類によって定めればよいが、塗布時の作業性
から25℃における粘度が概ね1,000cps以下とすること
がよい。また、これによる皮膜の形成は例えばロールコ
ーターなどの公知の技術で行えばよいが、このものは硬
化後の膜厚が0.05〜2μm程度にすることが好ましい。
本発明の組成物で処理した基材はこれを80℃以上、好
ましくは100℃で15秒間以上加熱処理することによ
ってその表面に離型性を有する皮膜が形成されるが、こ
の硬化皮膜はプラスチックなどに対してすぐれた接着性
を有するものであるし、この皮膜はまたこの組成物が前
記した3)成分を含有するものであることから帯電防止
性のすぐれたものとなり、したがって塵埃のつき難いも
のとなり、フィルム同志が静電気で付着することもな
く、さらにはこれが耐摩耗性のすぐれた良好な離型性を
示すので、この組成物は離型フィルム用として特に有用
とされる。
つぎに本発明の実施例をあげるが、例中の部は重量部、
また粘度は25℃での測定値を示したものである。
なお、以下に実施例における各物性の測定法をあげる。
〔硬化性〕
組成物の所定量を薄膜状フィルムまたはシート状の基材
の表面に塗布したのち、所定温度の熱風循環式乾燥炉中
で所定時間加熱して完全な硬化皮膜を形成するまでの時
間(秒)を測定する。なお、この硬化の判定は得られた
塗工面を軽く指でこすり、塗工面が脱落せず、かつ塗工
面が曇らなくなる時点とした。
〔剥離抵抗〕
組成物の所定量を薄膜状フルムまたはシート状の基材表
面に塗布し、所定温度に保持されている熱風循環式乾燥
炉中で所定時間加熱して硬化皮膜を形成させたのち、そ
の硬化皮膜面にアクリル系溶剤型粘着剤・オリバインB
PS−8170〔東洋インキ製造(株)製商品名〕ある
いはゴム系溶剤型粘着剤・オリバインBPS−2411
〔同社製商品名〕を塗布して100℃で3分間加熱処理
をし、つぎにこの処理面に秤量40g/m2の貼り合わせ
紙を貼り合わせ、20g/cm2の荷重下に25℃で所定
時間エイジングさせてから5cm巾に切断して試験片を作
り、引張り試験機を用いて180°の角度で剥離速度0.
3m/分で貼り合わせ紙を引張り、剥離に要する力(g)
を測定する。
〔密着性〕
組成物を薄膜状フィルムまたはシート状の基材の表面に
所定量塗工し、熱風循環式乾燥機を用いて所定温度で所
定時間加熱処理して硬化皮膜を形成させて後、50℃、
95%RHに設定した恒温恒湿機に入れ、所定時間経過
毎に塗工面を指でこすり、塗工面が脱落するか否かで判
定する。
〔表面抵抗〕
組成物の所定量を薄膜状フィルムまたはシート状の基材
表面に塗布し、所定温度に保持されている熱風循環式乾
燥機中で所定時間加熱して得る硬化皮膜の表面抵抗を2
5℃×65%RHの測定雰囲気中においてASTM D
−4854Tに準じた方法で測定した。
実施例1、比較例1〜2 分子鎖両末端がビニルジメチルシリル基で封鎖され、全
有機基の97.8モル%がメチル基、0.9モル%がフェニル
基、1.3モル%がビニル基であり、30重量%トルエン
溶液の粘度が5,000cpsであるオルガノポリシロキサン生
ゴム30部に、分子鎖両末端がトリメチルシリル基で封
鎖された≡SiH基が1.6モル/100gである、粘度が2
0cSのメチロハイドロジエンポリシロキサン1.3部と過
塩素酸リチウム10部を末端にHO(CH2CH2O)2CH2CH2CH2
基を有する重合度20のジメチルポリシロキサン100
部に溶解させたもの2部を添加してオルガノシロキサン
組成物を作り、ついでこの組成物10部をトルエン50
部で希釈してから、これに塩化白金酸とビニルシロキサ
ンとの錯塩(白金濃度0.5%)0.2部を添加して処理液I
を作った。
また、比較のために上記において過酸化リチウムをエチ
レングリコールモノプロピルエーテル基を有するジメチ
ルシロキサンに溶解したものを添加しなかったほかは同
様に処理して処理液IIを作り、また、上記における過塩
素酸リチウムの添加量を10部から0.5部に減少したほ
かは上記と全く同様に処理して処理液IIIを、さらに上
記における過塩素酸リチウムをジメチルポリシロキンに
溶解したものの添加量を2部から10部に増加したほか
は上記と全く同様に処理して処理液IVを作った。
つぎにこれらの処理液I〜IVを厚さ38μmのポリエス
テルフィルムに塗工量が約0.5〜0.6g/m2となるようにワ
イヤードクターNo.8を用いて塗工し、熱風循環式乾燥
機を用いて140℃で30秒間加熱処理してこの塗膜を
硬化させたところ、処理液IVのものは硬化せず、したが
って硬化皮膜が得られなかったが、処理液I〜IIIのも
のはいずれも硬化皮膜を与え、得られた硬化皮膜はいず
れもすぐれた対摩耗性と離型性を示したが、この硬化
性、剥離抵抗、密着性および表面抵抗をしらべたとこ
ろ、つぎに第1表に示したとおりの結果が得られ、処理
液Iのものはすぐれた帯電防止性を示したが、処理液I
I、IIIから得られた皮膜は帯電が大きかった。
実施例2〜5 実施例1における過塩素酸リチウムを過塩素酸のマグネ
シウム塩、ストロンチウム塩、ニッケル塩、鉄塩各1部
としたほかは実施例1と全く同様に処理して処理液V、
VI、VII、VIIIを作り、これらの処理液を用いて実施例
1と同一の条件でポリエステルフィルム上に硬化皮膜を
作り、この硬化性、剥離抵抗、密着性および表面抵抗を
しらべたところ、第2表に示したとおりの結果が得ら
れ、これらはいずれもすぐれた帯電防止性を示した。
実施例6 実施例1において過塩素酸リチウムの溶解に使用したジ
メチルポリシロキサンを、側鎖にHO(CH2CH2O)2CH2CH2CH
2基があり、このエチレングリコールモノプロピルエー
テル基を50モル%含有する重合度が20のメチルポリ
シロキサンとしたほかは実施例1と同様に処理して処理
液IXを作り、これを用いて実施例1と同一の条件でポリ
エステルフィルム上に硬化性皮膜を作り、この物性をし
らべたところ、このものは100℃、20秒の硬化性、
30日保持の密着性、140g/5cmの剥離性抵抗を示
し、表面抵抗も109Ωですぐれた帯電防止性を示した。
比較例4 実施例1で使用したポリエステルフィルム上に市販の下
塗り剤・フルコートR〔フルコート(株)製商品名〕を
乾燥後の皮膜が0.05g/m2となるように塗工したのち、こ
の上に比較例1で使用した処理液IIを用いて実施例1と
同じ条件でこれを塗工したが、この場合にはフルコート
Rがオルガノポリシロキサンの硬化性を阻害するために
この塗膜は硬化不良であり、かつ簡単に脱落してしまっ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−3460(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1)けい素原子に結合した全有機基の0.1〜
    5モル%がアルケニル基であるオルガノポリシロキサン
    100重量部、 2)1分子中にけい素原子に直結した水素原子を少なくと
    も3個有するオルガノハイドロジエンポリシロキサン
    0.1〜10重量部、 3)周期律表のI族、II族またはVIII族のいずれかに属す
    る少なくとも1種の金属の塩 0.001〜0.1重量部、 4)一般式 (こゝにR1はHO(CH2CH2O)nCH2CH2CH2基、R2は一価炭化
    水素基、a、b、l、m、nは0≦a、b≦3、0≦l
    +m≦100、1≦n<10)で示されるオルガノポリ
    シロキサン 0.1〜5重量部、 5)付加反応用触媒 とからなることを特徴とする離型フィルム用シリコーン
    組成物。
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