JPH0635441Y2 - 多連スライド型可変抵抗器 - Google Patents

多連スライド型可変抵抗器

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JPH0635441Y2
JPH0635441Y2 JP4198289U JP4198289U JPH0635441Y2 JP H0635441 Y2 JPH0635441 Y2 JP H0635441Y2 JP 4198289 U JP4198289 U JP 4198289U JP 4198289 U JP4198289 U JP 4198289U JP H0635441 Y2 JPH0635441 Y2 JP H0635441Y2
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JP
Japan
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cover
variable resistor
resistor
multiple slide
coating film
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Expired - Lifetime
Application number
JP4198289U
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JPH02132905U (ja
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敏生 小川
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はグラフイツクイコライザー等として使用される
多連スライド型可変抵抗器に関する。
〔従来の技術〕
第2図及び第3図は従来例の説明図で、第2図は多連ス
ライド型可変抵抗器の分解斜視図、第3図はその要部断
面図である。
図面において1はフエノール樹脂やエポキシ樹脂等の絶
縁樹脂から成る抵抗基板であり、この基板1上には、抵
抗体2、集電体3が一組になつて、この組が複数組設け
られている。
4は基板1に上記の各組に1個づつ設けられた合成樹脂
製の摺動子受であり、該摺動子受4の下面には摺動子5
が固着されており、上面にはレバー6が設けられてい
る。7は半田付けの容易なスズ引き鋼(ブリキ)等より
成り、セツトの基板へ固定するためのスナツプ脚17を有
するカバーで、外枠8は、前記基板1の係合孔9と対応
する位置に係合爪10を有している。この係合爪10は前記
孔9に挿通後に、内側に折り曲げられ、これによつて前
記基板1とカバー7とが所定の空間をもつて一体化さ
れ、前記摺動子受4はこの空間内に納められている。前
記カバー7には所定の間隔をおいて互いに平行な複数の
長溝11が設けられており、この長溝11より前記レバー6
が突出している。そして長溝11の両脇には、カバー7に
プレス加工等により折り曲げ形成された突出部12が下向
きに突出している。
第3図において、13はカバー7の前面に配置されたセツ
トのパネルで、このカバー7の表面を長溝11を介して見
た場合や、パネルがスモークアクリル等で半透明につく
られている場合、銀色の金属の地肌が出ていては目立つ
ので、目立たないようにするために、通常はカバー7の
表面に黒色顔料を含む塗料が塗布されて塗膜14が形成さ
れている。
そして、各レバー6を長溝11に沿つスライド操作するこ
とにより、摺動子5が集電体3、及び抵抗体2上を摺動
し、この摺動子5の位置に応じて他の摺動子5の位置と
は無関係に出力が可変され、この電圧が端子15より取り
出される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、カバー7の表面を印刷又はスプレーで黒色顔
料を含む塗料で黒色塗膜14を形成した場合、多少なりと
も塗料がカバー7の前記突出部12の表面にまわりこんで
しまう。
このような状態でレバー6を移動すると、レバー6の外
面が、突出部12の表面の塗膜14を削り、この粉末が抵抗
体2上等に落ちると、この粉末と抵抗体2は異種の材料
であるため、接触不良が生ずるという課題がある。
本考案は、上記したような課題を解決しようとするもの
であり、本考案の目的は、レバーの移動の際、レバーの
塗膜がはがれて抵抗体上に落下しても、接触不良の生じ
ることのない多連スライド型可変抵抗器を提供しようと
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記のような目的を達成するために、複数組
の抵抗体を並列して設けた共通の抵抗基板と、該抵抗基
板にかぶせられる金属製のカバーと、各抵抗体上に設け
られ、抵抗体と対向する面に摺動子を有し、反対面に突
設せるレバーをカバーに設けた長溝から外方に突出せし
めた摺動子受とを有する多連スライド型可変抵抗器にお
いて、カバーの表面に、カーボンインクで黒色塗膜を形
成している。
〔作用〕
本考案によれば、カバーの表面には、カーボンインクの
塗膜が形成されているので、レバーの移動に際して突出
部のカーボン塗膜が削られてその粉末が抵抗体上等に落
ちても、上記粉末と抵抗体の材料はカーボン同志である
ので、接触不良を生じることはない。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例を添付の図面に基づき説明する。
第1図は、本考案の多連スライド型可変抵抗器の要部断
面図である。
なお、第2図及び第3図に示した従来例と同一部分には
同一符号を付して重複する説明は省略する。
本考案と従来例との相違点は、カバー7の表面に従来の
黒色顔料を含む塗料による黒色塗膜14に代えてカーボン
インクによる黒色塗膜16を設けた点である。
本考案のように、カバー7の表面にカーボンインクを印
刷又はスプレーして黒色のカーボン塗膜16を形成すれ
ば、印刷、又はスプレーの際例え該インクが突出部12の
表面にまわりこんでしまつて該突出部12の表面の塗膜16
がレバー6の外面でけずり取られてその粉末が抵抗体2
上に落下しても、該粉末は抵抗体2と同じカーボンであ
るので、接触不良が生ずることはない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、カバーの表面にカーボンインクの黒色
塗膜を形成することによつて、この塗膜がレバーの移動
によつて削り取られてその粉末が抵抗体上に落下して
も、この粉末は抵抗体と同一材質であるカーボンなの
で、接触不良が生ずることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の説明図で、多連スライド型可
変抵抗器の要部断面図、第2図及び第3図は従来例の説
明図で、第2図は多連スライド型可変抵抗器の分解斜視
図、第3図はその要部断面図である。 1……抵抗基板,2……抵抗体,3……集電体,4……摺動子
受,5……摺動子,6……レバー,7……カバー,11……長溝,
12……突出部,16……カーボン塗膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数組の抵抗体を並列して設けた共通の抵
    抗基板と、該抵抗基板にかぶせられる金属製のカバー
    と、各抵抗体上に設けられ、抵抗体と対向する面に摺動
    子を有し、反対面に突設せるレバーをカバーに設けた長
    溝から外方に突出せしめた摺動子受とを有する多連スラ
    イド型可変抵抗器において、カバーの表面に、カーボン
    インクで黒色塗膜を形成したことを特徴とする多連スラ
    イド型可変抵抗器。
JP4198289U 1989-04-12 1989-04-12 多連スライド型可変抵抗器 Expired - Lifetime JPH0635441Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH02132905U JPH02132905U (ja) 1990-11-05
JPH0635441Y2 true JPH0635441Y2 (ja) 1994-09-14

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ID=31553122

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