JPH0635412Y2 - フラツト・ケーブル用コネクタ - Google Patents

フラツト・ケーブル用コネクタ

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JPH0635412Y2
JPH0635412Y2 JP1989042552U JP4255289U JPH0635412Y2 JP H0635412 Y2 JPH0635412 Y2 JP H0635412Y2 JP 1989042552 U JP1989042552 U JP 1989042552U JP 4255289 U JP4255289 U JP 4255289U JP H0635412 Y2 JPH0635412 Y2 JP H0635412Y2
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JP
Japan
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flat cable
connector
housing
contact
lever
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JP1989042552U
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光雄 鈴木
亮 亀岡
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京セラエルコ株式会社
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【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、回路基板の回路と、フラツト・ケーブルの導
体とを電気的に接続するために使用するフラツト・ケー
ブル用のコネクタに関し、より詳細に言えば、そのよう
なコネクタにフラツト・ケーブルを着脱するための機構
に関する。
B.従来の技術 回路基板42に装着されたフラツト・ケーブル用コネクタ
にフラツト・ケーブル43を着脱するための従来の2種類
の機構を示す第4図及び第5図を参照して、フラツト・
ケーブルの着脱の方法を以下に説明する。
第1の方法は、第4A図に示したように、先ず、フラツト
・ケーブルの導体47とフラツト・ケーブル用コネクタ41
と接続子44とが接触する位置まで、コネクタ41に、フラ
ツト、ケーブル43(2点破線で示す)を挿入する。次
に、第4B図に示したように、フラツト・ケーブル43のこ
の位置を保たせた上、スライダ46を、フラツト・ケーブ
ルの上面に沿つてコネクタ41の絶縁体ハウジング45の内
部に挿入して、フラツト・ケーブル43の導体47と接続子
44との接続を完了する。フラツト・ケーブル43をコネク
タ41から取り外すときは、第4B図の状態から、スライダ
46をハウジング45のキヤビテイから引き抜き、次に、フ
ラツト・ケーブル43を接続子44の接触部38から取り外
す。第4図に示したタイプのコネクタは、フラツト・ケ
ーブル43の取り出しを容易にするため、接続子44の接触
部38は、ハウジング45のキヤビテイの天井面との間に、
僅かな空隙を設けるのが普通である。
第2の方法を説明すると、第5図に示したように、先
ず、フラツト・ケーブル用コネクタ51の接続子54の根元
部分を押し付けるスライダ56をコネクタ51の絶縁体ハウ
ジング55に挿入することによって、接続子54の接触部58
が、ハウジング55のキヤビテイの天井面と弾性的に係合
しているのを(第5図において2点破線で示す)外す。
次に、フラツト・ケーブル53をハウジング内に挿入した
後、スライダ56を引き出すことによつて、接続子54の接
触部58とフラツト・ケーブル43の導体47との接続を完了
させる。フラツト・ケーブル43をコネクタ51から取り外
すときは、スライダ56をハウジング55のキヤビテイに挿
入し、接続子54の根元を押し付けることによつて、接触
部58と導体47との弾性的係合を解き、コネクタ51からフ
ラツト・ケーブル43を取り外す。
C.考案が解決しようとする問題点 最近の電子機器の小型化に伴つて、回路基板の表面に多
数の小型電子部品が高い密度で装着されるようになり、
所謂、ワイヤ・ツウ・ボード・コネクタの小型化も促進
されている。このワイヤ・ツウ・ボード・コネクタ、ま
たは、フラツト・ケーブル用コネクタの小型化に伴つ
て、回路基板上に装着されるコネクタの高さを低くする
必要がある場合、多数の他の電子部品と共に装着されて
いるこの薄いタイプのコネクタに対して、フラツト・ケ
ーブルを着脱する際の作業性の良さが望まれている。
上述の従来のタイプのフラツト・ケーブル用コネクタ
は、コネクタの高さを低くすることについては、申し分
ないが、スライダを横方向に操作する必要上、基板の横
方向の表面の面積を可成り必要とするし、また、スライ
ダの押し込み、或は引き抜きに多少の熟練を必要とし、
スライダの挿抜に指先に可成りの力が必要であるなど、
フラツト・ケーブルの着脱の作業性に難点がある。
従つて、本考案の目的は、僅かな指先の力だけで、フラ
ツト・ケーブルの着脱を容易に行うことの出来る、作業
性の良いフラツト・ケーブル用コネクタを提供すること
にある。
D.問題点を解決するための手段 本考案は、小型コネクタにフラツト・ケーブルを着脱す
る際に、接続子の接触部を移動するに要する力を軽減す
るという技術課題と、接続子の接触部とフラツト・ケー
ブルの導体との良好な接続を維持するために必要な接触
力を確保すうという技術課題との間の二律相反する課題
の解決を図ると同時に、小型化したコネクタに対するフ
ラツト・ケーブルの着脱の作業性を改善することに着想
の原点がある。本考案は、フラツト・ケーブルの平坦面
に対してほぼ垂直に移動する着脱用レバーによつて、接
続子の接触部とフラツト・ケーブルの導体との接続を解
除することに特徴がある。また、実施例として説明する
フラツト・ケーブル用コネクタは、着脱用レバーが絶縁
体ハウジングと丁番によつて、連結されているので作業
性は更に良い。
E.実施例 第1A図は本考案のフラツト・ケーブル用コネクタの1実
施例を説明するためのコネクタ10の断面図であり、フラ
ツト・ケーブル43がコネクタ10に装着される前の状態を
示している。本考案に従つたフラツト・ケーブル用コネ
クタ10は、1個の絶縁体ハウジング15と、複数個の接続
子14と、後に詳しく説明するフラツト・ケーブルの着脱
用レバー16とを含んでおり、ハウジング15のキヤビテイ
中に、複数個の接続子14がフラツト・ケーブル43の導体
47のピツチと整合して、並列に挿入され、固定されて組
立てられている。
コネクタ10の一部を切截した斜視図を示す第2図を参照
すると明らかに理解出来るように、ハウジング15に設け
られたフラツト・ケーブルの挿入用開口部1は、フラツ
ト・ケーブル43とほぼ等しい幅を持ち、フラツト・ケー
ブル自身、即ち導体47及びその絶縁被覆を容易に挿入す
ることの出来る構造を持つている。開口部1の上部は、
ハウジング15中に挿入されるフラツト・ケーブルの端部
を案内する案内面を形成し、ハウジングのキヤビテイの
天井面も兼ねている。フラツト・ケーブルを挿入する
時、接続子の接触部18とフラツト・ケーブルの端部導体
47とを整列させるために、フラツト・ケーブルの挿入を
停止させる停止手段が絶縁体ハウジングの適宜の箇所に
設けられている。
第3図は本考案に従つた接続子14の斜視図であるが、本
考案のコネクタ10の理解を、より容易にするために、第
1図に示した接続子14とは、反対側から見た図であるこ
とは、注意を要する。第3図から明らかなように、接続
子14は、燐青銅のようなばね材をある一定の弾性をもた
せるように折り曲げることによつて、かど部34を形成
し、これを挟んで2つの連続した部分とし、下方の部分
は、ハウジング15のキヤビテイに着座させる基部31を構
成し、基部31は、回路基板のスルーホールにはんだ付け
されるソルダー・テール33に連続している。かど部34の
上方の部分は、鋭利なかどを持つ接触部18と、接触部18
を下方に移動させるために、フラツト・ケーブルの着脱
用レバー16と係合する係合アーム32が延びている。着脱
用レバーの押圧力を小さくするために、係合アーム32の
先端部35は、かど部34から見て、接触部18よりも遠方に
位置していること、換言すれば、接続子14をハウジング
15に組み込んだ場合、ハウジングの開口部1、接触部1
8、そして係合アームの先端部35の順番に配置されてい
ることには注意を向ける必要がある。
接続子14をハウジング15に組み込んだ第1A図から理解出
来るように、ばね材料を折り曲げて作成されたかど部34
の鋭角は、接続子14がハウジング15に挿入され、固定さ
れた時、接続子の接触部18が常時、適当な弾性的偏倚力
で、ハウジング15の案内面2に対して押し付けられるよ
うに選ばれている。この弾性的偏倚力によつて、フラツ
ト・ケーブルの導体に接続子の接触部18の鋭利なかど
が、フラツト・ケーブルの導体47に食いこんで、良好な
機械的、電気的な接続が得られる。
第1A図及び第2図を参照すると、フラツト・ケーブルの
着脱用レバー16の側面部21は、ハウジング15の側壁22と
丁番部23を形成して、着脱用レバー16を上下に揺動可能
にされていることが理解できる。着脱用レバー16の隆起
部は、複数個の接続子14の係合アーム32の全ての先端部
35と接触係合しており、接続子14のかど部34の弾性力に
よつて、常時は第1A図の状態に保たれるが、着脱用レバ
ー16の上面を指で押えることによつて、第1B図に示した
ように、接触部18を所定の量だけ下方に移動させること
が出来る。
次に、第1A図及び第1B図を参照して、コネクタ10に対す
るフラツト・ケーブル43の着脱を説明する。既に説明し
たように、着脱用レバー16の上面を指で押えて、接続子
の係合アーム32を押し下げると、第1B図に示されたよう
に、接触部18は下方に移動されて、ハウジング15の案内
面2との間に、フラツト・ケーブルの導体47を容易に挿
入することのできる空隙が作られる。この状態で、フラ
ツト・ケーブル43をハウジング15の開口部1に挿入し
て、ケーブルの挿入を停止させる停止手段(図示せず)
に突き当たるまで挿入を続けた後、着脱用レバー16に与
えた力を取り除く。第1A図に関連して既に説明したよう
に、接続子14のかど部34は、充分な弾性的偏倚力を持つ
ているので、この弾性的偏倚力で接触部18の鋭利な先端
を導体47に食いこませることによつて、良好な電気的接
続が達成される。上述と同様な操作を行うことによつ
て、フラツト・ケーブルを取り外すことができるのは、
これ以上の説明は要しないが、上述のように接触部18の
鋭利な先端を導体47に食いこませることによつて導体47
の表面に出来たきずにも拘らず、本考案においては従来
と異なつて、フラツト・ケーブルの挿抜を極めて容易
に、且つ確実に行うことができること、そして、係合ア
ーム32と着脱用レバー16との係合点は、かど部34から最
も遠い所にあるので、着脱用レバーの押圧力は、従来の
スライダ方式に比べて小さくてすむことには注意を向け
る必要がある。
以上、本考案の1実施例について説明してきたが、述
語、フラツト・ケーブルは、平行に配列された複数本の
電線、即ち導体が絶縁材料で一体的に形成されている被
覆電線を意味し、通常のフラツト・ケーブルは勿論、例
えばフラツト・リボン・ケーブルなども含むことは自明
である。
F.考案の効果 本考案のフラツト・ケーブル用コネクタは従来のものに
比べて、回路基板上の面積の利用の効率を高めることが
出来、特別の熟練を必要とすることなく、フラツト・ケ
ーブルの挿抜を極めて容易に、且つ確実に行うことが出
来、しかも、ロツク手段を持たない丁番機構のため、着
脱用レバーを指で単に押し下げるだけでフラツト・ケー
ブルの着脱を行うことが出来るので作業性を改善する。
更に、接続子の基部とフラツト・ケーブルの案内面との
距離が、着脱用レバーの移動とは無関係に一定に保たれ
るので、所定の接触力を得るための接続子の設計が容易
であり、コネクタの小型化に有利である。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本考案に従つたコネクタの絶縁体ハウジングと
接続子との関係を示す断面図、第1B図は、本考案に従つ
たフラツト・ケーブル着脱用レバーを押えてフラツト・
ケーブルの着脱状態を示すコネクタの断面図、第2図は
本考案の実施例のコネクタを一部切截して示す斜視図、
第3図は本考案のコネクタに用いられる接続子の1例を
示す斜視図、第4A図、第4B図及び第5図は従来のフラツ
ト・ケーブル用コネクタを説明するための図である。 1……開口部、2……案内面、10……フラツト・ケーブ
ル用コネクタ、14……接続子、15……絶縁体ハウジン
グ、16……着脱用レバー、18……接触部、32……係合ア
ーム、33……ソルダー・テール、34……かど部、42……
回路基板、43……フラツト・ケーブル、47……導体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入されるフラツト・ケーブルの端部を案
    内する案内面を含むフラツト・ケーブルの挿入用開口を
    有する絶縁体ハウジングと、 上記絶縁体ハウジングに固定される基部と、該基部の一
    端に設けられ、上記フラツト・ケーブルの端部導体と電
    気的接続を行うための接触部と、該接触部を移動させる
    ための上記接触部付近から延びている係合アームと、上
    記基部の他端に設けられ、回路基板の導体にはんだ付け
    されるソルダー・テールとを一体的に形成した複数個の
    接続子と、 上記ハウジングの側壁の丁番部と回動可能に取りつけら
    れ、上記係合アームの先端部と係合するフラツト・ケー
    ブルの着脱用レバーとからなり、 上記接触部は、接続子の上記基部と上記接触部との間で
    折り曲げられたかど部の弾性的な偏倚力により、常時、
    上記案内面に対して押し付けられ、かつ、上記フラツト
    ・ケーブルの着脱用レバーにより、上記弾性的な偏倚力
    に抗して上記係合アームの先端部を移動した時、上記接
    触部と上記案内面との間にフラツト・ケーブルの上記端
    部を挿入する空隙を形成するように配列されたことを特
    徴とするフラツト・ケーブル用コネクタ。
JP1989042552U 1989-04-13 1989-04-13 フラツト・ケーブル用コネクタ Expired - Lifetime JPH0635412Y2 (ja)

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JPH02134675U JPH02134675U (ja) 1990-11-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56147569U (ja) * 1980-04-08 1981-11-06
JPS6363986U (ja) * 1986-10-16 1988-04-27

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