JPH0635342B2 - アルカリ土類金属スピネル/カオリンクレー及びその製法及び使用方法 - Google Patents

アルカリ土類金属スピネル/カオリンクレー及びその製法及び使用方法

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JPH0635342B2
JPH0635342B2 JP63056454A JP5645488A JPH0635342B2 JP H0635342 B2 JPH0635342 B2 JP H0635342B2 JP 63056454 A JP63056454 A JP 63056454A JP 5645488 A JP5645488 A JP 5645488A JP H0635342 B2 JPH0635342 B2 JP H0635342B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は改良されたアルカリ土類金属、アルミニウムス
ピネル/カオリンクレー組成物、及びその様なスピネル
/カオリンクレーの製造方法及び使用方法に関する。本
発明は高表面積及び極めて改良された耐摩耗性の両方を
有するその様なスピネル/カオリンクレー、その様なス
ピネル/カオリンクレー組成物の改良された製造方法、
及び酸化イオウ及び/又は酸化窒素の大気放出を減少さ
せるためのスピネル/カオリンクレー組成物の改良され
た使用方法を含むものである。
従来の技術 米国特許4,469,589号及び4,472,267
号明細書は例えば炭化水素接触クラッキン装置からのS
Oxの大気放出を減少させるための改良された材料に関
し、その材料はスピネル、好ましくはアルカリ土類金
属、アルミニウム含有スピネルよりなる1種以上の燃焼
条件において二酸化イオウの三酸化イオウへの酸化を促
進することのできる金属成分を含有してよい。米国特許
4,471,070号、4,472532号、4,47
6,245号、4,492,677号、4,492,6
78号、4,495,304号、4,495,305号
及び4,522,937号各明細書も又二酸化イオウの
大気圧放出を減少するために有用なスピネル組成物及び
/又はそのようなスピネル組成物の製造方法に関する。
一緒に譲渡された米国特許出願15,367、serial N
OS.849,025、848,954及び848,95
5は金属サルフェート還元条件において金属サルフェー
トを減少するのに有効な少なくとも1種の還元性金属成
分を含有するスピネル組成物に関する。これらの特許及
び特許出願の各々の明細書は茲に準用する。
スピネルの製造のための各種方法が提案されている。例
えば、上記特許、特許出願及び茲に述べられるある種の
特許及びその他の文献を参照。その他のスピネル製造方
法は米国特許3,597,365号、6,702,88
2号、4,456,722号及び4,400,431号
各明細書に示されている。
この分野におけるこれまでの改良にも拘らず、流体接触
クラッキング応用におけるより大きい耐摩耗性を有する
更に改良されたスピネル及びスピネル組成物及びその様
なスピネル及びスピネル組成物を製造及び使用するため
の改良された方法に対する需要が残っている。
問題点を解決するための手段 アルカリ土類金属、アルミニウム−含有スピネル/クレ
ー組成物の製造方法が発明された。一つの実施態様にお
いては、この方法は(a)(1)アルミニウムが正荷電種とし
て存在する酸性アルミニウム含有組成物と(2)塩基性ア
ルカリ土類金属含有組成物を組合わせて混合物、好まし
くはゲルを形成し、(b)このゲルをカオリン/クレーと
混合して共ゲルを形成し、(c)この共ゲル混合物を焼成
してカオリンクレーマトリックス中に該アルカリ土類金
属、アルミニウム含有スピネル組成物を形成することを
特徴とする。
更にもう一つの実施態様においては、この方法は、(a)
(1)アルミニウムが正荷電種として存在する酸性アルミ
ニウム含有組成物、(2)塩基性アルカリ土類金属含有組
成物、及び(3)カオリンクレーを組合わせて混合物、好
ましくは共ゲルを形成し、(b)任意にこの共ゲルを追加
のカオリンクレーと混合し、及び(c)この共ゲル混合物
を好ましくは乾燥後に焼成することを特徴とする。
好ましくは、本発明のスピネル/カオリンクレーは上記
方法に従って製造される。更にもう一つの実施態様にお
いては、本発明はガスの(1)酸化イオウ含量及び(2)酸化
窒素含量の少なくとも一方を減少させるのに有効な条件
においてある物質と接触させることを含む(1)酸化イオ
ウ含有ガスの酸化イオウ含量及び(2)酸化窒素含有ガス
の酸化窒素含量の少なくとも一方を減少させる改良され
た方法を含むものである。本発明の改良はその物質の少
なくとも一部として上記方法に従って製造されたスピネ
ル/カオリンクレー組成物及び/又は上記スピネル/カ
オリンクレーを利用することを含むものである。
本発明のスピネル/カオリンクレー及びスピネル/カオ
リン組成物の製造方法は相当の利点を提供するものであ
る。例えば、この方法により製造されたスピネル/カオ
リンクレーは望ましい高表面積及び極めて改良された耐
摩耗性の両者を有することができる。加えて、本発明の
方法は比較的実施及び制御が容易であり、通常の装置内
で実施することができ、例えば炭化水素クラッキング触
媒を製造するために用いることができ及び製造方法から
の減少した公害例えば酸化イオウ及び/又は酸化窒素の
大気放出の結果が得られる供給材料を用いることができ
る。
更に実質量のカオリンクレーのスピネルへの添加は所望
の活性水準を犠牲にすることなく得られる生成物の総括
的コスト有効性を改良し、及び同時に得られるスピネル
/カオリンクレー組成物の硬度を改良する。
本発明により製造されるスピネル/カオリンクレー及び
スピネル/カオリンクレー組成物は例えば任意の形状及
び大きさの粒子の形態で用いられる。その様な粒子は通
常の技術例えば噴霧乾燥、ピル形成、打錠、押出し、ビ
ーズ形成(例えば通常の油適法)などにより形成され
る。スピネル/カオリンクレー含有粒子が流体接触クラ
ッキングユニットにおいて用いられる場合には、主たる
重量のスピネル/カオリンクレー含有粒子が約10ミク
ロン〜約250ミクロン、より好ましくは約20ミクロ
ン〜約125ミクロンの範囲の直径を有するのが好まし
い。
本発明は更に少なくとも1種の追加の金属成分をSO
酸化条件においてSOのSOへの酸化を促進するの
に有効量で及び/又は少なくとも1種の還元性金属成分
を硫酸アルカリ土類金属還元条件において硫酸アルカリ
土類金属の還元を促進するのに有効量で含むアルカリ土
類金属及びアルミニウム含有スピネル/カオリンクレー
及びスピネル/カオリンクレー組成物の製造に関する。
追加の金属成分及び還元性金属成分は通常の周知の方法
である含浸などの技術を用いてアルカリ土類金属、アル
ミニウム含有スピネル及びスピネル組成物に含まれてよ
い。好ましくは、追加の金属成分及び還元性金属成分は
以下に詳説する方法により本発明のスピネル/カオリン
クレー及びスピネル/カオリンクレー組成物に含まされ
る。
スピネル構造は酸化物イオンの立方稠密充填配列に基づ
く。典型的には、スピネル構造の結晶学的単位細胞は3
2個の酸素原子を含有する。アルミン酸マグネシウムス
ピネルに関しては、しばしば8個のMg原子及び1個の
A1原子が単位細胞に位置する(8MgA1204)。
本発明のアルカリ土類金属、アルミニウム含有スピネル
/カオリン及びスピネル/カオリンクレー組成物は第一
の金属(アルカリ土類金属)及び第一の金属の原子価よ
り高い原子価を有する第二の金属(アルミニウム)を含
む。本発明の任意のアルカリ土類金属、アルミニウム含
有スピネル/カオリンクレーにおける第一金属対策二金
属の原子比はそのようなスピネルに対する古典的化学量
論式に一致する必要はない。一つの実施態様において、
本発明のスピネル/カオリンクレーにおけるアルカリ土
類金属対アルミニウムの原子比は好ましくは少なくとも
約0.17、より好ましくは約0.25である。スピネ
ルにおけるアルカリ土類金属対アルミニウムの原子比は
約0.17〜約2.5、より好ましくは約0.25〜約
2.0、及び更に好ましくは約0.5〜約1.5にある
のが好ましい。
好ましいアルカリ土類金属はマグネシウムである。
本発明において有用な酸性組成物は正荷電種として存在
するアルミニウムを含有する。この酸性組成物は好まし
くは水性ベースであり、好ましくは約1.5〜約5のp
Hを有する。本発明に有用な酸性組成物にはアルミニウ
ムが正荷電種として存在し、本発明においてスピネル組
成物を生成するのに有用である限り、任意の適当なアル
ミニウム成分或いは複数の成分が含まれてよい。例え
ば、アルミニウムは酸性組成物中に酸塩例えば硝酸塩、
硝酸塩、ギ酸塩などとして或いは少なくとも部分的に解
膠された或いは分散されたアルミナとして存在してよ
い。アルミニウムは好ましくは酸性組成物中に少なくと
も部分的に解膠された或いは分散されたアルミナとして
存在するのが好ましい。より好ましくは、少なくとも主
たる重量のアルミニウム、より好ましは実質的に全ての
アルミニウムは酸性組成物中に解膠された或いは分散さ
れたアルミナとして存在するのが好ましい。
本発明において有用な解膠性アルミナとしてはプロパン
酸のそれよりも大きくないアニオンを有する少なくとも
1種の一塩基性酸の水溶性の存在下において少なくとも
部分的に解膠或いは分散されるものが挙げられる。その
様な一塩基性酸の中にはギ酸、酢酸、プロパン酸、HN
、HC1、クエン酸、モノー、ジー、及びトリクロ
ロ酢酸及びそれらの混合物が含まれる。「解膠」或いは
「分散」とは実質的に均質な、非凝集物−含有溶液或い
はゾルを提供することを意味する。
酸性組成物は好ましくは解膠性(分散性)アルミナ、例
えば擬ボーマイト等及び/又はその様なアルミナの前駆
体と水及び1種以上の適当な解膠剤、例えば1種以上の
上記酸と組合わせて解膠アルミナを形成することにより
調製される。解膠剤は好ましくはそれらの剤が方法或い
は得られる製品に実質的に悪影響を有しないように選ば
れる。「その様なアルミナの前駆体」とは本発明におい
て有用な酸性アルミニウム含有組成物において解膠性
(分散性)アルミナを形成するか或いはそれと実質的に
同様に機能するアルミニウム成分を意味する。好ましい
解膠剤としてはギ酸、単プロトン鉱酸例えばHC1、H
NO及びそれらの混合物などが挙げられる。環境、性
能及びその他の考慮によりギ酸が本発明のアルミニウム
含有、酸性組成物に用いるのにより好ましいものであ
る。
本発明の有用な塩基性アルカリ土類金属含有組成物はこ
の塩基性組成物が酸性アルミニウム含有組成物と組合わ
された際に混合物好ましくはゲルが形成されるように選
ばれる。一つの実施態様においては、塩基性組成物は水
性ベースであり例えばアルカリ土類金属成分は水性培地
に可溶性或いは不溶性である。塩基性組成物の調製にお
いて任意の適当なアルカリ土類金属成分或いは複数の成
分が用いられ、或いは塩基性組成物中に存在してよい。
塩基性組成物の調製に用いられるのに適したアルカリ土
類金属成分の具体例としては酸化物、酸化物の前駆体、
硝酸塩、硫酸塩、ギ酸塩、酢酸塩、アセチルアセトネー
ト、りん酸塩、ハロゲン化物、炭酸塩、スルホン酸塩、
蓚酸塩など及びそれらの混合物が挙げられる。好ましい
アルカリ土類金属成分は酸化物、酸化物の前駆体及びそ
れらの混合物よりなる群から選ばれる。塩基性組成物は
アルカリ土類金属酸化物及び/又はその様な酸化物の前
駆体を水と組合わせることにより調製される。「その様
な酸化物の前駆体」とは本発明において有用な塩基性ア
ルカリ土類金属含有組成物においてアルカリ土類金属酸
化物を形成する或いはそれと実質的に同様に機能するア
ルカリ土類金属成分を意味する。その様な前駆体の中に
はアルカリ土類金属水酸化物が含まれる。酸化マグネシ
ウムが塩基性組成物中に用いられる場合には、この物質
は約25m/gより大きい、より好ましくは約50m
/gより大きい(標準的B.E.T.法により測定)
表面積(g当りの平方メートル、m/g)を有するの
が好ましい。その様な高表面積即ち高反応性マグネシア
の使用が改良された結果例えば増大したスピネル形成を
与えることが発明した。
酸性組成物中のアルミニウム成分及び塩基性性組成物中
のアルカリ土類金属成分のそれぞれの量は例えば用いら
れる特別のアルミニウム及びアルカリ土類金属成分の種
類、及び用いられる加工装置のタイプに応じて広範に変
化する。組成物が水性ベースである場合には、酸性組成
物はアルミナに換算して約1〜約50重量%のアルミニ
ウムを含むのが好ましく、又塩基性組成物が酸化物に換
算して約1〜約50重量%のアルカリ土類金属を含むの
が好ましい。酸性及び塩基性組成物の相対比率は生成物
スピネル組成物の所望の化学組成例えばアルカリ土類金
属対アルミニウム原子比に応じて異る。
本発明の方法において共ゲルを形成するために用いられ
るカオリンクレーは製造者Thiele Kaolin Co.から受け
入れたままに使用するRC−32クレーである。本発明
において有用である別のカオリンクレーはThiele Kaoli
n Co. に製造されるもう一つのカオリンクレーであるB
−80である。このクレーは他の共ゲル成分に任意の量
で添加することができる。好ましくは約90重量%まで
のクレーを有する乾燥スピネル/クレー生成物を形成す
るのに十分な量のクレーが用いられる。より好ましく
は、10〜約75重量%を有する乾燥スピネル/クレー
生成物を形成するのに十分な量のクレーが利用される。
更に好ましくは、10〜40重量%の乾燥スピネル/ク
レー生成物を形成する量が用いられる。
酸性及び塩基性組成物の割合は遊離アルカリ土類金属酸
化物を含有するスピネル/カオリンクレー組成物を与え
るように選ばれる。一つの実施態様において、本発明の
スピネル/カオリンクレー組成物は遊離マグネシアを含
有するのが好ましく、より好ましくは約0.1〜約30
重量%の遊離マグネシアを含有する。その様な遊離マグ
ネシアを含ませることはある種の場合に改良された酸化
イオウ及び/又は酸化窒素除去有効性を与えることが見
出された。
本発明の方法の工程(a)において形成される混合物、好
ましくはゲル或いは共ゲルは好ましくは塩基性である。
混合物が好ましくは水性ベースであるならばこの混合物
のpHは7より大きく、より好ましくは7〜約10.
5、更に好ましくは約8〜約9.5の範囲にあるのが好
ましい。この混合物の塩基性は必要に応じて混合物の形
成後酸又は塩基の添加により調整することができる。好
ましくは酸性アルミニウム含有組成物の酸性度及び塩基
性アルカリ土類金属含有組成物の塩基性度は混合物が所
望の塩基性度例えば所望のpHを有するように適当に選
ばれる。
本発明の方法の工程(a)はアルカリ土類金属アルミニウ
ム含有混合物、好ましくはゲルを形成するのに有効な条
件例えば温度、圧力及び時間で行われる。これらの条件
は例えば用いられる装置、用いられる特別の原料成分及
び所望のゲル化程度などに応じて広く変り得る。殆んど
の場合において、周囲温度及び圧力が満足できる結果を
得る。ゲル又は共ゲルを形成するために与えられる時間
は約0.1時間〜約24時間或いはそれ以上の範囲にあ
る。工程(a)において組合わされる各種成分は例えば便
利であるような任意の適当な順序で組合わされていてよ
い。例えば、酸性成分を塩基性成分に添加してからカオ
リンクレーを添加してよく或いはその反対であってもよ
い。これらの組成物は単一容器に一緒に添加されてよ
い。又、その他の組成物例えば追加の及び還元性金属を
含有する組成物が別々に或いは酸性及び/又は塩基性組
成物と共に添加されてよい。工程(a)に際して撹拌が行
われてもよい。又、ゲルがより容易に次の工程に移動或
いは輸送されることができるように水その他の液体媒体
が添加されてよい。
好ましくは乾燥される混合物は焼成されてアルカリ土類
金属、アルミニウム含有スピネル/カオリンクレー組成
物を与える。乾燥及び焼成は同時に行ってよい。しかし
ながら、乾燥は水和物の水分がスピネル前駆体即ち混合
物或いはゲルから除去される温度より低温で行われるの
が好ましい。即ち、この乾燥は約500゜F(約260
℃)より低温、好ましくは約230゜F〜約450゜F
(約110℃〜約232℃)より好ましくは約250゜
F〜約450゜F(約121℃〜約232℃)において空
気流中において行われる。
混合物の乾燥は各種方法例えば噴霧乾燥、ドラム乾燥、
フラッシュ乾燥、トンネル乾燥、などにより達成するこ
とができる。乾燥温度は少なくとも一部の液相を除去す
るように選ばれる。乾燥時間は本発明に重要ではなく、
所望の乾燥製品を得るために十分な比較的広範囲に亘っ
て選ばれる。約0.2時間〜約24時間或いはそれ以上
の範囲の乾燥時間が有利に用いられる。
本発明の実施に際して流動床反応器に用いられるのに適
した接触粒子を生成するのに通常用いられる噴霧乾燥装
置が利用される。
混合物或いは乾燥混合物の適当な焼成温度は約1000
゜F〜約1800゜F(約538℃〜約982℃)の範囲
にある。しかしながら、改良されたスピネル/クレー形
成は焼成温度が約1050゜F〜約1600゜F(約56
6℃〜約871℃)、更に好ましくは約1150゜F〜
約1400゜F(約621℃〜約760℃)の範囲に維
持された場合におこることが判明した。共ゲルの焼成は
約0.5時間〜約24時間或いはそれ以上、好ましくは
約1時間〜約10時間の時間の範囲で行われる。混合物
の焼成は任意の適当な条件例えば不活性、還元性或いは
参加性条件で行われてよいが、酸化性条件が好ましい。
本発明の方法の一つの実施態様においては、前記の追加
の金属成分及び/又は還元性金属成分の少なくとも一方
が工程(a)において形成された混合物、好ましくは共ゲ
ルを所望の追加の還元性金属化合物を含浸することによ
りスピネル組成物と会合される。この含浸混合物、好ま
しくは、共ゲルを例えば上記条件において好ましくは乾
燥及び焼成する。
上記の如く、本発明のある実施態様においてはアルカリ
土類金属及びアルミニウム含有スピネル/カオリンクレ
ー及びスピネル/カオリンクレー組成物は又少なくとも
1種の追加金属成分を含有する。これらの追加金属成分
は二酸化イオウ酸化条件、例えば炭化水素接触クラッキ
ング装置触媒再生器に存在する条件において二酸化イオ
ウの三酸化イオウへの酸化を促進することのできるもの
と規定される。増大した一酸化炭素酸化も又この追加の
金属成分を包含させることにより得られる。その様な追
加の金属成分は好ましくは周期率表の第IB、IIB、IV
B、VIB、VIIA及びVIII族、稀土類金属、ニオブ、タ
ンタル、バナジウム、スズ、アンチモン及びそれらの混
合物よりなる群から選ばれ、本発明の方法の1以上の実
施態様により本発明に有用なスピネル組成物中に導入さ
れる。使用するのにより好ましい追加の成分は稀土類金
属及びそれらの混合物よりなる群から選ばれる。特に好
ましい追加金属成分はセリウムである。
最終スピネル/クレー及びスピネル/クレー組成物中に
存在する追加の金属成分の量はしばしばスピネル/クレ
ーの存在量に比べて少ない。好ましくは、最終スピネル
/クレー及びスピネル/クレー組成物は小重量割合の少
なくとも1種の金属成分、より好ましくは約25重量%
まで(元素金属換算)を含んでなるものである。勿論、
使用される追加金属の量は例えば所望の二酸化イオウ酸
化、及びその様な酸化を促進する追加の金属成分の有効
性に応じて異なる。より好ましいように、追加の金属成
分が稀土類金属成分である場合には、この追加金属成分
の好ましい量は存在するクレーの重量を除外した全スピ
ネル或いはスピネル組成物の約1〜約20重量%、より
好ましくは、約2〜約15重量%(元素稀土類金属とし
て換算)の範囲内にある。
この追加金属成分は少なくとも部分的に酸化物、硫化
物、ハロゲン化物などの化合物として或いは元素状状態
でスピネル/クレー或いはスピネル/クレー組成物と共
に存在してもよい。好ましくは、追加金属成分の少なく
とも一部は酸化物として存在するのがよい。
追加金属成分は本発明のスピネル/クレー及びスピネル
/クレー組成物と任意の方法例えば任意のその調製段階
におけるスピネル/クレー組成物の含浸などにより会合
されてよい。これらの成分を本発明のスピネル/クレー
組成物に導入する各種操作は通常のものであり、技術上
周知のものである。しかしながら、好ましくは、その様
な追加金属成分は本発明の製造方法の実施態様を用いて
含まされる。即ち、本発明の有用な酸性及び塩基性組成
物の少なくとも一方、或いは工程(a)における第一及
び第二の組成物と組合わされる別の追加組成物が少なく
とも1種の追加金属化合物をスピネル/クレー組成物が
有効量の少なくとも1種の追加金属成分を含有するのに
十分な量で包含する。好ましくは、この追加金属化合物
は塩基性アルカリ土類金属包含組成物と共に存在する。
より好ましくは、この追加金属化合物は溶液中に存在す
る塩、更に好ましくは硝酸セリウムである。
好ましくは、本発明のスピネル/クレー及びスピネル/
クレー組成物は硫酸アルカリ土類金属還元条件例えば炭
化水素接触クラッキング装置の反応領域に存在する条件
において、硫酸アルカリ土類金属の還元を促進するのに
有効な量で少なくとも1種の還元性金属成分を含むもの
である。より好ましくは、還元性金属成分及び追加の金
属成分は硫酸アルカリ土類金属還元条件、例えば炭化水
素接触クラッキング装置の触媒反応領域に存在する条件
において硫酸アルカリ土類金属の還元を促進するのに有
効な量で存在する。還元性金属成分は好ましくは鉄、ニ
ッケル、チタン、クロム、マンガン、コバルト、ゲルマ
ニウム、スズ、ビスマス、モリブデン、アンチモン、バ
ナジウム及びそれらの混合物よりなる群から選ばれる金
属の成分である。好ましいように、追加及び還元性金属
成分の両者が存在する際には、還元性金属成分は追加の
金属以外の金属の成分であるのが好ましい。より好まし
くは、還元性金属は鉄、ニッケル、コバルト、マンガ
ン、スズ、バナジウム及びそれらの混合物よりなる群か
ら選ばれる。還元性金属成分がバナジウム成分である場
合に特に良好な結果が得られる。
本発明のスピネル/クレー組成物中に含まれる還元性金
属成分の具体的量はこれらの成分が茲で説明されるよう
に有効であり限り、広範に変り得る。好ましくは、還元
性金属成分は元素金属として換算して存在するクレーの
量を除外した本発明のスピネル組成物の約0.001〜
約10重量%の範囲の量で存在する。特に炭化水素転換
用途においては主たる方法に実質的に悪影響を及ぼすリ
スクを減少させるために過剰量の還元性金属成分は避け
るのが好ましい。バナジウム成分が還元金属成分として
含まれる場合にはそれは元素金属換算で約0.05〜約
7重量%、より好ましくは約0.1〜約5重量%、更に
より好ましくは約0.2〜約2重量%のバナジウムの量
で存在するのが好ましい。
還元金属成分は本発明のスピネル/クレー及びスピネル
/クレー組成物と任意の適当な方法例えばその製造の任
意の段階におけるスピネル組成物の含浸などにより会合
される。これらの成分を本発明のスピネル/クレー組成
物に導入する各種操作は通常のものであり、技術上周知
のものである。しかしながら、好ましくは、その様な還
元性金属成分は本発明の製造方法の一態様を用いて含ま
せるのが良い。即ち、本発明の有用な酸性及び塩基性成
分の少なくとも一方、或いは工程(a)における酸性及び
塩基性組成物と組合わされる別の追加組成物がスピネル
/クレー組成物の有効量の少なくとも1種の還元性金属
成分を含むように十分な量で少なくとも1種の還元性金
属化合物を包含する。
還元性金属成分が1種以上のバナジウム成分である場合
には、上記方法において用いられるバナジウム化合物は
水溶性バナジウム化合物、即ち元素金属換算で少なくと
も約1重量%のバナジウムが水に溶けるように、水溶性
であるバナジウム含有物質(例、化合物、錯体など)で
あることが好ましい。より好ましくは、使用されるバナ
ジウム化合物は18℃〜22℃の温度範囲及び2−11
のpH範囲を通して水溶性であるのがよい。
好ましい水溶性を得るために、バナジウム化合物は好ま
しくは少なくとも1種の錯化剤のバナジウム錯体の形態
にある。高範囲の各種錯化剤が用いられる。錯化剤を選
択するための主たる標準は選ばれる試剤が「水溶性」バ
ナジウム化合物を与えることである。勿論、錯化剤は本
発明の方法或いは生成物スピネル/クレー組成物に実質
的に悪影響を及ぼすべきでない。
本発明において用いられる好ましい錯化剤は分子当り2
〜約12個の炭素原子を含有するジカルボン酸、例えば
蓚酸、マロン酸、コハク酸、ダルタル酸、マレイン酸、
フタル酸、酒石酸、ヒドラジン、ヒドラジン誘導体、ア
セチルアセトネート、アセチルアセトネート誘導体、エ
チレンジアミン四酢酸及びそれらの混合物よりなる群か
ら選ばれる。本発明において有用な水溶性バナジウム化
合物におけるバナジウムはプラス4酸化状態にあるのが
好ましい。バナジウムがプラス4酸化状態に還元される
ならば、プラス4酸化状態より大きいバナジウムをプラ
ス4酸化状態に還元するのに有効量で存在する。1種以
上の錯化剤と組合わせるのが好ましい。その様なバナジ
ウム還元が望まれる場合には錯化剤は好ましくは分子当
り2〜約12個のより好ましくは2〜約8個の炭素原子
を含有するジカルボン酸より成る群から選ぶのが好まし
い。本発明において用いるのに更に好ましい錯化剤は蓚
酸、マロン酸、コハク酸、ダルタル酸、マレイン酸、フ
タル酸、酒石酸及びそれらの混合物よりなる群から選ば
れる。具体的錯化剤を列挙するとそれらの化合物、前記
化合物を形成する及び/又は前記錯化剤と実質的に同様
に機能して好ましい水溶性バナジウム化合物をもたらす
前駆体及びその様な化合物の誘導体などが包含される。
本発明で用いられるバナジウム錯化剤が蓚酸である場合
には優れた結果が得られる。
本発明の方法において用いられる錯化剤の具体的量はそ
の量が茲に説明されるように機能する限りにおいて重要
ではない。その量は例えば用いられる特別の錯化剤、形
成される水溶性バナジウム化合物の化学及び方法におい
て供給される物質内のバナジウムの酸化状態などに応じ
て異る。一つの実施態様において、用いられる錯化剤の
分子量の数は好ましくは各バナジウムの原子重量に対し
て約0.5〜約10、より好ましくは約1〜約6であ
る。
本発明の方法により製造される生成物は独特の製造特性
例えば表面積及び耐摩耗性を有し、例えば流体接触クラ
ッキング操作において常法により製造される生成物と対
比してより優れた酸化イオウ及び/又は酸化窒素除去物
質としてのより優れた特性を示す。
本発明の製造方法は、好ましくはアルカリ土類金属、ア
ルミニウム−含有スピネル/カオリンクレーにおいてス
ピネルがクレーマトリックス中に存在し、約40m
gより大きい、より好ましくは、約50m/gより大
きい、更により好ましくは約60m/gより大きい表
面積を有し、及び約3.0より小さい、より好ましくは
約1.5より小さい、更により好ましくは約1.0より
小さい耐摩耗性指数(ARI)を有するものを製造する
のが好ましい。
クラッキング触媒のARIは工業的、流体接触クンラッ
キング操作から生ずる触媒摩耗に対して合理的な相関関
係を与えることが見出された。ARIが高ければ高い程
予想される触媒摩耗損失はより高くなる。
ARIは次の様にして求められる。試験される粉末化物
質(20ミクロンより大きい粒径を有する)を摩耗惹起
工程に付する。この摩耗惹起工程は所定量の粉末を中空
の長尺管内におき、粉末を三つの高速空気ジェットに付
する。生成した微粉末(20ミクロン未満の粒径)をス
トークス分離区画を介して分離し、シンブル内に集め
る。単位線当りの重量損失を毎時間5時間に亘って測定
する。これらのデータから5時間に亘る全重量%損失を
1時間〜5時間の間の重量%損失の割合(勾配)として
求める。
物質のARIは1時間及び5時間の間のこの重量%損失
対時間プロットのKatalistiks Inter-national.Inc.に
より販売されている市販の流体炭化水素クラッキング触
媒であるDelta Series400クラッキング触媒のプロッ
トに対比した相対勾配として規定される。重量%損失対
時間プロットの絶対勾配は用いられる特定の摩耗惹起試
験装置及び条件に応じて幾分変化する。Katalistiks In
ternational.Inc.はその販売文献においてDelta Series
400クラッキング触媒に対する重量%損失対時間(1
〜5時間)の勾配の絶対値は典型的な0.9であると示
している。
本発明の一つの実施態様は酸化イオウ及び/又は酸化窒
素含有ガス例えば燃焼生成物を本発明のスピネル/クレ
ー及びスピネル/クレー組成物よりなる物質と接触する
ことを含むものである。この接触の結果、減少された濃
度の酸化イオウ及び/又は酸化窒素例えば燃焼領域から
の減少された酸化イオウ及び/又は酸化窒素の放出が達
成される。
典型的燃焼領域は例えば流体床、石炭燃焼スチームボイ
ラー及び流体床廃物燃焼機を含む。石炭燃焼ボイラー用
途においては、本発明のスピネル/クレー及びスピネル
/クレー組成物はイオウ含有石炭と別々に或いは一緒に
燃焼が行なわれる燃焼領域例えばボイラーに添加され
る。本発明の組成物は次で石炭灰と共に燃焼領域を離
れ、灰から篩分け、密度分離その他の周知の固体分離技
術により分離することができる。一つの実施態様におい
ては、酸化イオウ含有ガスを本発明の組成物と燃焼領域
から分離された1以上の領域においてガスの酸化イオウ
含量を燃焼させる条件で接触される。
その様な接触領域内の条件は通常の酸化イオウ或いは酸
化窒素除去剤を用いる接触領域に典型的に用いられるも
のであってよい。酸化イオウ含有及び/又は酸化窒素含
有ガスに接触するために用いられる本発明のスピネル/
クレー及びスピネル/クレー組成物の量はガスの酸化イ
オウ及び/又は酸化窒素含有を好ましくは少なくとも約
50%、より好ましくは少なくとも80%減少させるの
に十分なものである。還元条件は組成物に伴うイオウの
少なくとも一部、好ましくは少なくとも約50%、より
好ましくは少なくとも80%が除去されるようなもので
ある。例えば、還元条件としては900゜F〜約180
0゜F(約482℃〜約982℃)、約0〜約100p
sig(約0〜約7kg/cm2)の範囲の圧力、及び還
元媒体例えば水素、炭化水素などの還元媒体などが約1
〜10の範囲の付随イオウモル比に対して挙げられる。
更に、もう一つの実施態様において、本発明はイオウ含
有炭化水素原料を転換するための改良された炭化水素転
換、好ましくはクラッキング方法に関する。(1)原料を
少なくとも一つの反応領域において炭化水素転換条件に
て原料の転換を促進することのできる固体粒子と接触さ
せて少なくとも1種の炭化水素生成物を生成し、及び固
体粒子上に形成されるイオウ含有炭化物質を不活性化さ
せ、(2)堆積物含有粒子を酸素含有蒸気媒体と炭素質堆
積物質と少なくとも一部を少なくとも一つの再生領域に
おいて燃焼させて固体粒子の炭化水素転換触媒活性の少
なくとも一部を再生させ及び酸化イオウ(例、三酸化イ
オウ)を含有する再生領域煙道ガスを形成し、及び(3)
工程(1)及び(2)を定期的に繰返すことによりなる。本発
明の改良は固体粒子と密接に混合して固体粒子と異なり
本発明のスピネル/クレーを含んでなる化学組成を有す
る小量の離散分質を使用することを特徴とする。その様
な離散物質は煙道ガス内のイオウ酸化物及び/又は窒素
酸化物の量を減少させるのに十分な量で存在する。
固体粒子及び離散物質の好ましい相対量はそれぞれ約8
0〜約99重量部及び約1〜約20重量部である。
本発明は触媒(固体粒子及び離散物質)が任意の通常の
反応器−再生器系、沸騰触媒床系、反応領域及び再生領
域間に連続的に搬送或いは循環触媒を含む系に配置され
る触媒について有利に用いることができる。循環触媒系
が好ましい。循環触媒床系の典型的なものは通常の移動
床及び流動床反応器−再生器系である。これらの循環床
系の両者は炭化水素転換例えば炭化水素クラッキングに
おいて通常使用されており流動触媒床反応器−再生器を
用いる操作が好ましい。
本発明に有用な固体粒子及び離散物質は別々の粒子の物
理的として用いられてよいが、一つの実施態様において
は離散物質は固体粒子の一部として組合わされる。即
ち、例えばROSの燃焼微小球よりなる離散物質は例え
ば固体粒子の製造に際して固体粒子と組合わされて本発
明に有用な固体粒子及び離散物質の両者として機能する
組合わせ粒子を形成する。この実施態様において、離散
物質は好ましくは組合わせ粒子の別々の区別された相で
ある。この組合わせ粒子を提供する一つの好ましい方法
は離散物質を組合わせ粒子に導入する前に離散粒子を焼
成することである。
本発明の粒子、例えば固体粒子及び離散物質の両者並び
に組合わせ粒子の形態落ち粒径は本発明には重要でな
く、例えば用いられる反応−再生系のタイプに応じて異
なる。その様な粒子は常法を用いて任意の形状例えばピ
ル、ケーキ押出物、粉末、顆粒、球体などに成形され
る。例えば、最終粒子が固定床として用いられるように
設計される場合には、粒子は少なくとも約0.01イン
チ(0.25mm)の最小寸法及び約半インチ(1.3
cm)まで或いは1インチ(2.5cm)以上までの最
大寸法を有する粒子に成形される。約0.03インチ〜
約0.25インチ(0.8〜6.4mm)の直径、好ま
しくは約0.03インチ〜約0.15インチ(0.8〜
3.8mm)の直径を有する球体粒子が特に固体床或い
は移動床操作においてしばしば有用である。流動系に関
しては主たる流動割合の粒子が約10μ〜約250μ、
より好ましくは約20μ〜約150μの直径を有するの
が好ましい。
これらの固体粒子は所望の炭化水素転換を促進すること
ができる。「炭化水素転換」という用語は1種以上の供
給材料或いは反応物質及び/又は1種以上の生成物或い
は転換生成物が実質的に炭化水素の性質例えば主たる重
量割合の炭素及び水素を含んでなる化学反応或いは転換
である。これらの固体粒子は更に離散物質とは異なった
組成、即ち化学組成を有することにより特徴付けられ
る。一つの好ましい実施態様において、固体粒子(即
ち、蒸気組合わせ粒子の固体粒子部分)は実質的に本発
明のスピネル/クレーが実質的にないものである。
本発明において有用な固体粒子の組成はその様な粒子が
所望の炭化水素転換を促進することができる限り、重要
でない。本発明は多くの炭化水素転換において有用であ
るが、本発明の踏媒即ち固体粒子と離散物質よりなる混
合物、及び炭化水素転換方法は触媒の酸化再生が用いら
れる炭化水素の接触クラッキングのための系に特に有用
である。その様な触媒は一般的にYゼオライト、LZ−
210、ZSM−5及び上記形態などのゼオライトクラ
ッキング成分を含有する。その様な触媒炭化水素クラッ
キングはしばしば高沸成分をガソリンその他の低沸成分
例えばヘキサン、ヘキセン、ペンタン、ペンテン、ブタ
ン、ブチレン、プロパン、プロピレン、エタン、エチレ
ン、メチレン及びそれらの混合物などに転換即ちクッキ
ングすることをしばしば含むものである。頻繁に実質的
に炭化水素原料は例えば石油、セール油、タールサン
油、石炭などから得られたガス油画分を含んでなる。そ
の様な原料は直留物の混合物例えば処女ガス油よりなる
のおである。ある様なガス油画分はしばしば約400゜
F〜約1000゜Fの範囲(約204℃〜約538℃の範
囲)においてしばしば沸騰する。その他に実質的に炭化
水素の原料例えばナフサ、石油の高沸点或いは重油画
分、石油残渣、セール油タール、サンド油、石炭など及
びそれらの混合物は本発明の触媒及び方法を用いてクラ
ッキングされる。その様な実質的な炭化水素の原料はし
ばしばその他の元素例えばイオウ、窒素、酸素などを含
有する。一面において、本発明はイオウ及び/又は炭化
水素原料の分子に化学的に結合したイオウを含有する炭
化水素原料を転換することを含むものである。本発明は
特にその様な炭化水素原料中のイオウ量が全原料の約
0.01〜約5重量%、好ましくは約0.1〜約3重量
%の範囲にある場合に特に有用である。
炭化水素クラッキング条件は周知であり、しばしば約8
50゜F〜約1100゜F(約454℃〜約593℃)、
好ましくは約900゜F〜約1050゜F(約482℃〜
約566℃)の範囲の温度をしばしば含むものである。
その他の反応条件は通常約100psig(約7kg/
cm)までの圧力、約1対2〜約25対1、好ましく
は約3対1〜約15対1の触媒対油比及び約3〜約60
の重量毎時空間速度(WHSV)などが挙げられる。こ
れらの炭化水素クラッキング条件は例えば用いられる原
料及び固体粒子或いは組合せ粒子、用いられる反応器−
再生器例えば流体或いは移動床接触クラッキング系及び
望まれる製品に応じて異る。
加えて、接触炭化水素クラッキング系は先に炭化水素ク
ラッキングを促進するために用いられた触媒の固体粒子
或いは組合わせ粒子の触媒活性を回復するための再生領
域を含む。反応領域からの炭素質、特にイオウ含有炭素
堆積物−含有触媒粒子が触媒粒子から炭素質物質の少な
くとも一部を除去、即ち燃焼させることにより触媒の活
性を回復或いは維持する条件にて再生領域において遊離
酸素含有ガスと接触される。炭素質堆積物質がイオウを
含有する場合には、少なくとも、1種のイオウ含有燃焼
生成物が再生領域において生成され再生器煙道ガスと共
にその領域を離れる。その様な遊離酸素含有ガス接触が
行われる条件は例えば通常の範囲に亘って変化する。炭
素水素クラッキング系の触媒再生領域における温度はし
ばしば約900゜F〜約1500゜F(約782℃〜約8
16℃)、好ましくは約1100゜F〜約1350゜F
(約593℃〜約732℃)、より好ましくは約110
0゜F〜約1300゜F(約593℃〜約704℃)の範
囲にしばしばある。その様な再生領域におけるその他の
条件としては例えば約100psig(約7kg/cm
)までの圧力、約3分間〜約75分間の範囲内の平均
触媒接触時間などが挙げられる。炭素質堆積物質の炭素
及び水素を完全に例えば二酸化炭素及び水まで燃焼する
ために再生領域には十分な酸素が存在するのが好まし
い。反応領域における触媒上に堆積される炭素質物質の
量は好ましくは触媒の約0.005〜約15重量%、よ
り好ましくは約0.1〜約10重量%である。イオウ分
が炭素質堆積物質中に含有される場合には、その量は例
えば炭化水素原料中のイオウの量に応じて異なる。この
堆積物質は約0.01〜約10重量%以上のイオウを含
有することがある。少なくとも一部の再生触媒がしばし
ば炭化水素クラッキング反応領域に戻される。
以下の具体例は本発明の方法及び組成物の各種具体的実
施態様を提示することにより限定することなく本発明を
より良く例示するために提供されるものである。
例1および2 これらの具体例はバナジウム物質の蓚酸による錯化を例
示するものである。
例 1 バナジウムを含有する水性溶液を2分子重量の蓚酸二水
和物(H2C2O4・2H2O )及び1分子重量のNH4VO3を必要量
の水中に40℃で溶解することにより調製した。水溶性
バナジウム化合物を含む緑色溶液が得られた。この緑色
溶液は更に1分子重量の蓚酸二水和物を添加すると青色
に変わったが、これはおそらくプラス4酸化状態におけ
るバナジウムによる水溶性バナジウム化合物の生成によ
るものと思われる。
例 2 バナジウムを含有する水性溶液を5分子重量の蓚酸二水
和物及び1分子重量の五酸化バナジウムを必要量の水中
において40℃〜50℃において溶解することにより調
製した。最終溶液は深青色着色を有したが、これはプラ
ス5酸化状態におけるバナジウムのプラス4酸化状態へ
の還元及び水溶性バナジウム化合物H2VO(C2O4)2の形成
を示唆するものである。
例 3 本例はマグネシアに富んだマグネシア、アルミニウム含
量スピネル組成物の形成を例示するものである。
pH9.15を有する水性ゲル含有スラリーを周囲温度
において68kgの水、2.76kgのギ酸、3.91
kg(固体基準)の擬ボーマイトアルミナ及び96m
/gの表面積を有する3.1kgのマグネシアを合一す
ることにより形成した。このスラリーを噴霧乾燥し、噴
霧乾燥された生成物を空気雰囲気内で1350゜F(約
732℃)で2時間焼成した。この物質はマグネシウム
アルミニウム含有スピネル及び有利マグネシアであった
(全重量の17%がx線回折により測定された遊離マグ
ネシアであった)この物質は56μの平均粒径、123
m2/gの表面積、1.08の耐摩耗指数(ARI)を有
した。
例 4 85.8gの例3からの焼成物質に先ず42gの水で4
2mlに稀尺された60重量%のCe(NO3)3・6H2O の水溶
液を含浸させ、次いで、例2で説明された6.17gの
無水蓚酸二水和物及び1.78gの五酸化バナジウムか
ら作られた25mlの水溶液を含浸させた。得られた生
成物を一晩250゜F(約121℃)で乾燥し次いで空
気雰囲気内で1325゜F(約718℃)で1.5時間
焼成した。得られた物質は10重量%のセリウム(元素
セリウムとして計算)、及び1重量%のバナジウム(元
素バナジウムとして計算)及び12.4重量%の遊離マ
グネシア(x−線回折による)を含有した。この物質の
物性及び「二酸化イオウ酸化及び吸収指数」(SOA
I)を以下に提示する表1に示す。
例 5 42.2gの水性60重量%硝酸セリウム溶液を水で4
5mlに稀釈した。これに例2で説明した0.85gの
五酸化バナジウム及び3.1gの蓚酸二水和物を含有す
る10mlの水溶液を添加した。例3からの85.8g
の焼成物質に上記混合溶液を含浸させた。得られた生成
物を一晩250゜F(約121℃)で乾燥させ、空気雰
囲気中において1325゜F(約718℃)で1.5時
間焼成した。得られた物質は10重量%のセリウム(元
素セリウムとして計算)、0.5重量%のバナジウム
(元素バナジウムとして計算)及び12.1重量%の遊
離マグネシア(x−線回折による)を含有した。この物
質の物性及びSOAIは以下に提示する表1に示す。
例 6 連続実験において、11.5kgのギ酸、20.6kg
(固体基準)の擬ボーマイトアルミナ、16.4kg
(固体基準)の96m/gの表面積を有するマグネシ
ア及び5.65kg(固体基準)の粉砕酸化セリウムを
含有する水性ゲル含有スラリー(8重量%固形分)を調
製した。このスラリーを噴霧乾燥し、乾燥生成を空気雰
囲気中において1350゜F(約732℃)において2
時間焼成した。焼成物質の200g部分に95mlの
4.6gのNH4VO3及び9.9gの蓚酸二水和物を含有す
る水溶液を含浸させた。この含浸生成物を250゜F
(約121℃)で乾燥させ、乾燥物質を空気雰囲気中に
おいて1325゜F(約718℃)にて2時間焼成し
た、このマグネシウム、アルミニウム含有スピネル組成
物は10重量%のセリウム(元素セリウムとして計
算)、1重量%のバナジウム(元素バナジウムとして計
算)及び13.3重量%の遊離マグネシア(x線回折に
よる)を含有した。この物質の物性及びSOAIは以下
に提示する表1に示す。
例 7 スラリーを調製するために使用したマグネシウムが36
/gの表面積を有した以外は例6を繰返した。この
マグネシウムアルミニウム含有スピネル組成物は例6に
おける対応する組成物よりもより少ないマグネシウムア
ルミニウム含有スピネルを含むものであった。これはよ
り好ましい高反応性マグネシア即ち約50m/gより
大きい表面積を有するマグネシアを用いる主たる利点の
一つを示すものである。
例 8 19kgの水、700gのギ酸、979g(乾燥基準)
の擬ボーマイトアルミナ、775.2g(乾燥基準)の
96m/gの表面積を有するマグネシア、及び844
gの60重量%のCe(NO3)3・6H2Oの水溶液を合一するこ
とにより水性ゲル含有スラリーを調製した。このスラリ
ーを噴霧乾燥し、乾燥生成物を空気雰囲気下において1
325゜F(約718℃)で2時間焼成した。98.2
gのこの焼成生成物に83mlの1.78gの五酸化バ
ナジウム及び6.17gの蓚酸二水和物を含有する水溶
液を含浸させた。この含浸生成物を250゜F(約12
1℃)の一晩乾燥させ、及び乾燥生成物を1325゜F
(約718℃)で2時間焼成した。得られマグネシウム
アルミニウム含有スピネル組成物はセリウム、バナジウ
ム及び約15.4重量%の遊離マグネシア(x−線回折
による)を含有した。この物質の物性及びSOAIは以
下に提示する表1に示す。
例 9 19kgの水、700gのギ酸、979g(乾燥基準)
の擬ボーマイトアルミナ、775.2g(乾燥基準)の
96m/gの表面積を有するマグネシア及び436m
lの36.3gの五酸化バナジウム及び123gの蓚酸
二水和物を含有する水溶液を合一することにより水性ゲ
ル含有スラリーを調製した。このスラリーを噴霧乾燥
し、乾燥生成物を空気雰囲気内で1325゜F(約71
8℃)で2時間焼成した。87.7gのこの焼成生成物
に42.2gの水で71mlに稀釈された60重量%の
Ce(NO3)3・6H2O の水溶液を含浸させた。この含浸生成物
を250゜F(約121℃)で3時間乾燥させ、次いで
空気雰囲気中において1325゜F(約718℃)で
1.5時間焼成した。得られたマグネシア、アルミニウ
ム含有スピネル組成物はセリウム、バナジウム及び約1
0.7重量%の遊離マグネシア(x−線回折による)を
含有した。この組成物の物性及びSOAIは以下に提示
する表1に示す。
例10 19kgの水、700gのギ酸、979g(乾燥基準)
の擬ボーマイトアルミナ、775.2g(乾燥基準)の
96m/gの表面積を有するマグネシア、844gの
60重量%Ce(NO3)3・6H2O 水溶液、及び436mlの3
6.6gの五酸化バナジウム及び123gの蓚酸二水和
物を含有する水溶液を合一することにより水性ゲル含有
スラリーを調製した。このスラリーを噴霧乾燥し、噴霧
乾燥生成物を空気雰囲気下において1325゜F(約7
18℃)で2時間焼成した。得られたマグネシウム、ア
ルミニウム含有スピネル組成物はセリウム、バナジウム
及び約8.3重量%の遊離マグネシア(x−線回折によ
る)を含有した。この組成物の物性及びSOAIは以下
に提示する表1に示す。
例11 56kgの水、2.56kgのギ酸、3.36kg(乾
燥基準)の擬ボーマイトアルミナ、14.1kgの0.
95kg(乾燥基準)のCeO2を含有する水性粉砕スラリ
ー、2.9kg(乾燥基準)の96m/gの表面積を
有するマグネシア及び1100mlの124.6gの五
酸化バナジウム及び370gの蓚酸二水和物を含有する
水溶液を合一することにより水性ゲル含有スラリーを調
製した。このスラリーを噴霧乾燥し、乾燥生成物を焼成
した。得られたマグネシウム、アルミニウム含有スピネ
ル組成物はセリウム、バナジウム及び約15重量%の遊
離マグネシア(x線回折による)を含有した。この組成
物の物性及びSOAIは以下に提示する表1に示す。
例12 本例はアルミニウム供給材料がアニオン内に存在するス
ピネル組成物を製造する代替的手法を例示するものであ
る。
溶液(A)を9kgのMg(NO3)2・6H2O を16kgの水に溶
解することにより調製し、48kgの水と混合した。第
二の溶液(B)を7.8kgのアルミナ酸アトリウム水溶
液(41重量%アルミナ酸ナトリウム)、0.73kg
の50重量%NaOH溶液及び13.3kgの水を混合する
ことにより調製した。溶液Bを高剪断混合下にゆっくり
溶液Aに添加し、ゲルを形成した。添加完了後1.86
kgの60重量%硝酸セリウム溶液をゲルに添加し、得
られた混合物を30分間撹拌した。ゲルを過し、固体
のg当り25mlの水で洗浄した。得られた過ケーキ
は11重量%の固形分であった。この物質を10重量%
の全固形分に与えるのに十分な水でスラリー化し、スラ
リーをホイールアトマイザー噴霧乾燥機に供給した。噴
霧乾燥後微小球を固形分のg当り20mlの水で洗浄
し、次いで微小球を220゜F(約104℃)で乾燥
し、空気雰囲気内において1350゜F(約732℃)
で2時間焼成した。焼成物質の60g部分に36mlの
1.07gの五参加バナジウム及び3.17gの蓚酸二
水和物を含有する水溶液を含浸させた。この含浸物質を
250゜F(約121℃)で一晩乾燥させ、空気雰囲気
中において1325゜F(約718℃)で2時間焼成し
た。得られたマグネシウム、アルミニウム含有スピネル
組成物はセリウム、バナジウムを含有し、遊離マグネシ
アを含有しなかった(x線回折による)。この組成物の
物性及びSOAIは以下に掲示する表1に示す。
スピネル組成物(例3〜6および8〜11)は共に高表
面積及び良好な耐摩耗性即ち低ARIを有する。これは
高表面積を有するが、しかし、比較的貧弱な耐摩耗性を
有する代替法(例12)により調製されたスピネル組成
物と対比される。
スピネル組成物4、5、6、8、9、10及び11のS
OAIはこれらの組成物の各々が例えば接触クラッキン
グ装置においてイオウ酸化物除去剤として有用であるこ
とを示す。
例13〜19 例4、5、6、8、9、10及び11の各々からの最終
組成物と同一組成物が全組成物/触媒系が約1重量%の
組成物を含むように通常の結晶アルミノシリケート含有
流体接触クラッキング触媒と共に別々の粒子として包含
された。これらの系の各々を工業的流体接触クラッキン
グ装置に用いて約0.7重量%のイオウを含むガス油原
料のクラッキングを促進した。所定時間後に各系は所望
炭化水素クンラッキングを促進するのに有効であり装置
の触媒再生領域から発生した酸化イオウ及び酸化窒素を
上記組成物のいづれも存在しない場合に発生した酸化イ
オウ及び酸化窒素に比べて減少させた。
例20〜23 ある量のカオリンクレーをスピネル形成成分と混合して
共ゲルを生成することにより達成される利点を例示する
ために、本発明に従って次の成分を用いて各種量のクレ
ーを有する幾つかの組成物を調製した: 擬ボーマイトアルミナ(Condea Chemie) 、高反応性Mg
O(C.E.Basic Chemicals) 、硝酸セリウム溶液(Molycor
p)、五酸化バナジウム(Umetco Minerals Corp.)、、蓚酸
二水和物(Alfa Products)、及びRC−32クレー(Thie
le Kaolin Corp.)を受取ったまゝで使用した。HVO
(C溶液の調製及びSO酸化及び吸収指数
(SOAI)の計算は既に説明した。
全ての調製物は水、TSPP(テトラナトリウムピロホ
スフェート)、アルミナ、MgO、ギ酸、60%Ce
(NO)溶液、HVO(C溶液、及び6
1%のクレースラリーを必要とした。各成分の相対量は
所望目的配合に応じて変化された。50%スピネル成分
および50%クレーを含有する典型的材料の製造を以下
に説明する。
2kgバッチの乾燥固体を7.5kgの水、350gの
ギ酸、648g(74%固形分)のCondea SB
アルミナ、416g(93%固形分)のMgOを1.
5kgの水中に含むスラリー、443gの60%Ce
(NO・6HO、18gのV、62gの
蓚酸二水和物を200l水中に含有するHVO(C
溶液、及び1640gのRC−32クレー(6
1%スラリー)を噴霧乾燥することにより調製した。噴
霧乾燥された微小球を1325゜F(約718℃)で3
時間焼成して最終生成物を得た。
表2に示される結果は明らかに任意の量の安価なカオリ
ンクレーを共ゲルに添加して各種活性の触媒を生成する
ことができることを示している。クレーはスピネル物質
の量を稀釈するのに役立つがしかし最終生成物の活性は
必ずしも物質内に存在するスピネル剤の量に比例しな
い。これはスピネル成分とクレー物質の間に大きな化学
或いは表面反応がないことを示している。
例24〜28 本発明により提供される最終スピネル/クレー組成物の
物理的特性に与えられる改良を例示するために、例19
〜23で概説した操作に従って調製された各種組成物を
評価するための幾つかの試験を行なった。スピネル/ク
レー組成物をスピネル/シリカ組成を有する純粋なスピ
ネル組成物と対比した。それぞれ10重量%クレー及び
25重量%クレーを有するスピネル/クレー組成物の評
価のデータを純粋スピネルとして10重量%及び25重
量%のシリカを有するスピネル/シリカ組成物に対比し
て表3に提示した。
これらの結果はシリカの添加が組成物を純粋スピネルよ
りより柔らかにする場合には、同様な量のカオリンクレ
ーの添加が実質的に生成物の硬度を改良することを明ら
かに示している。
本発明は改良されたスピネル/クレー組成物、スピネル
/クレー組成物製造方法及びその様なスピネル/クレー
の使用方法を提供するものである。本発明のスピネル/
クレー組成物は高表面積及び増大耐摩耗性の両者を有
し、それらを例えば接触クラッキング装置における循環
触媒についての酸化イオウ及び/又は酸化窒素制御剤と
して極めて魅力的なものにする。本発明のスピネル/ク
レー組成物製造方法は比較的実施及び制御が容易であ
り、優れた生成物を与える。加えて、適当に供給材料を
運ぶことにより、本発明の製造方法は減少した酸化イオ
ウ及び/又は酸化窒素発生をもって実践される。
本発明を以上各種具体例及び実施態様に関して説明した
が、本発明はそれらに限定されものではなく、冒頭の特
許請求の範囲内において色々実施することができること
が了解されるべきである。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルカリ土類金属、アルミニウム含有スピ
    ネル/カオリンクレー組成物の製造方法において、 (a) (1) アルミニウムが正荷電種として存在する酸性
    の、アルミニウム含有組成物と、(2)塩基性アルカリ土
    類金属含有組成物とを組合わせてゲル混合物を形成し、 (b) このゲルをカオリンクレーと混合して共ゲル混合
    物を形成し、及び (c) 該共ゲル混合物を焼成してカオリンクレーマトリ
    ックス中に該アルカリ土類金属、アルミニウム含有スピ
    ネル組成物を形成することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】アルカリ土類金属、アルミニウム含有スピ
    ネル/カオリンクレー組成物の製造方法において、 (a) (1) アルミニウムが正荷電種として存在する酸性
    アルミニウム含有組成物と、(2)塩基性、アルカリ土類
    金属含有組成物とを組合わせて共ゲル混合物を形成し、 (b) 任意にこの共ゲル混合物を追加のカオリンクレー
    と混合し、及び (c) 該共ゲル混合物を焼成してカオリンクレーマトリ
    ックス中に該アルカリ土類金属アルミニウム含有スピネ
    ル組成物を形成することを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】クレーが90重量%までのクレーを有する
    乾燥スピネル/クレー生成物を形成するのに十分な量で
    含有する特許請求の範囲第1項又は第2項記載の方法。
  4. 【請求項4】前記アルカリ土類金属がマグネシウムであ
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。
  5. 【請求項5】前記酸性組成物が水性ベースであり、1.
    5〜5の範囲のpHを有する特許請求の範囲第4項記載
    の方法。
  6. 【請求項6】前記混合物が塩基性である特許請求の範囲
    第1項又は第2項記載の方法。
  7. 【請求項7】前記酸性及び塩基性組成物の少なくとも一
    方或いは工程(a)における該第一及び第二の組成物と組
    合わせる別の追加組成物が、前記スピネル/クレー組成
    物が少なくとも1種の追加の金属成分を二酸化イオウ酸
    化条件において二酸化イオウの三酸化イオウへの酸化を
    促進するのに有効な量で含有するように十分な量で少な
    くとも1種の追加の金属化合物を含む特許請求の範囲第
    1項又は第2項記載の方法。
  8. 【請求項8】前記追加の金属化合物が稀土類金属化合物
    である特許請求の範囲第7項記載の方法。
  9. 【請求項9】前記酸性及び塩基性組成物の少なくとも一
    方或いは工程(a)における該酸性及び塩基性組成物と
    組合わせる別の追加組成物が、前記スピネル/クレー組
    成物が少なくとも1種の還元性金属成分を該硫酸アルカ
    リ土類金属還元条件において該硫酸アルカリ土類金属の
    還元を促進するのに有効な量で含有するように十分な量
    で少なくとも1種の還元性金属化合物を含む特許請求の
    範囲第1項又は第2項記載の方法。
  10. 【請求項10】前記還元性金属化合物がバナジウム化合
    物である特許請求の範囲第9項記載の方法。
  11. 【請求項11】前記還元性金属化合物が水溶性バナジウ
    ム化合物である特許請求の範囲第10項記載の方法。
  12. 【請求項12】前記バナジウム化合物が少なくとも1種
    の錯化剤のバナジウム錯体の形態である特許請求の範囲
    第11項記載の方法。
  13. 【請求項13】該錯化剤が、分子当り2〜12個の炭素
    原子を有するジカルボン酸、ヒドラジン、ヒドラジン誘
    導体、アセチルアセトネート、アセチルアセトネート誘
    導体、エチレンジアミン四酢酸及びこれらの混合物より
    なる群から選ばれる特許請求の範囲第11項記載の方
    法。
  14. 【請求項14】スピネルが、アルカリ土類金属及びアル
    ミニウムを含有し、アルカリ土類金属対アルミニウムの
    原子比が少なくとも0.17である金属含有スピネルで
    あり、40m/gより大きい表面積及び3.0より小
    さい耐摩耗指数を有するアルカリ土類金属、アルミニウ
    ム−スピネル/クレー組成物。
  15. 【請求項15】前記アルカリ土類金属がマグネシウムで
    あり、かつ前記スピネル/クレーが50m/gより大
    きい表面積及び1.5より小さい耐摩耗指数を有する特
    許請求の範囲第14項記載の組成物。
  16. 【請求項16】更に少なくとも1種の追加の金属成分を
    前記スピネル/クレーに関連して含んでなり、該追加の
    金属成分が二酸化イオウ酸化条件において二酸化イオウ
    の三酸化イオウへの酸化を促進するのに有効な量で存在
    する特許請求の範囲第15項記載の組成物。
  17. 【請求項17】更に少なくとも1種の還元性金属成分を
    前記スピネル/クレーに関連して含み、該還元性金属成
    分が硫酸マグネシウム還元条件において硫酸マグネシウ
    ムの還元を促進するのに有効量で存在する特許請求の範
    囲第15項記載の組成物。
  18. 【請求項18】前記追加成分が稀土類金属成分である特
    許請求の範囲第16項記載の組成物。
  19. 【請求項19】前記還元性金属成分がバナジウム成分で
    ある特許請求の範囲第17項記載の組成物。
  20. 【請求項20】(1)酸化イオウ含有ガスの酸化イオウ含
    量及び(2)酸化窒素含有ガスの酸化窒素含量の少なくと
    も一方を減少させるに際し、該ガスを(1)該ガスの酸化
    イオウ含量及び(2)該ガスの酸化窒素含量の少なくとも
    一方を減少させる条件である物質と接触させる方法にお
    いて、該物質の少なくとも一部として特許請求の範囲第
    1項又は第2項記載の方法により製造されたスピネル/
    クレー組成物を用いることを特徴とする方法。
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