JPH0635309Y2 - スイッチの押し釦装置 - Google Patents
スイッチの押し釦装置Info
- Publication number
- JPH0635309Y2 JPH0635309Y2 JP1987132609U JP13260987U JPH0635309Y2 JP H0635309 Y2 JPH0635309 Y2 JP H0635309Y2 JP 1987132609 U JP1987132609 U JP 1987132609U JP 13260987 U JP13260987 U JP 13260987U JP H0635309 Y2 JPH0635309 Y2 JP H0635309Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- push button
- piece
- switch
- support
- plate thickness
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 本考案スイッチの押し釦装置を以下の項目に従って説明
する。
する。
A.産業上の利用分野 B.考案の概要 C.従来技術[第6図、第7図] D.考案が解決しようとする問題点[第7図] E.問題点を解決するための手段 F.実施例[第1図乃至第4図] G.変形例[第5図] H.考案の効果 (A.産業上の利用分野) 本考案は新規なスイッチの押し釦装置に関する。詳しく
は、構造が簡単であると共に押し釦1個当りの占有空間
が小さく、かつ、操作性が良好であり、更に耐久性に富
む新規なスイッチの押し釦装置を提供しようとするもの
である。
は、構造が簡単であると共に押し釦1個当りの占有空間
が小さく、かつ、操作性が良好であり、更に耐久性に富
む新規なスイッチの押し釦装置を提供しようとするもの
である。
(B.考案の概要) 本考案スイッチの押し釦装置は、弾性を有する薄板片に
よりその板厚方向に見て全体形状が略J字形を為すよう
に形成された支持片の一端を支持体に支持させ、他端部
に板厚方向に突出した被押圧部と被押圧部と反対側に突
出した押圧部とから成る押し釦を設けると共に支持片の
板厚方向への押し釦被押圧部の移動を案内する案内部を
設け、これらによって、構造が簡単であるにも拘らず、
操作性が良好で、しかも、押し釦1個当りの占有空間が
小さくて済み、また耐久性に富むようにしたものであ
る。
よりその板厚方向に見て全体形状が略J字形を為すよう
に形成された支持片の一端を支持体に支持させ、他端部
に板厚方向に突出した被押圧部と被押圧部と反対側に突
出した押圧部とから成る押し釦を設けると共に支持片の
板厚方向への押し釦被押圧部の移動を案内する案内部を
設け、これらによって、構造が簡単であるにも拘らず、
操作性が良好で、しかも、押し釦1個当りの占有空間が
小さくて済み、また耐久性に富むようにしたものであ
る。
(C.従来技術)[第6図、第7図] 通常、スイッチの押し釦装置には、押し釦の他、押し釦
の移動を案内する案内部材、押し込まれた押し釦を元の
位置に復帰せしめるためのスプリング、該スプリングの
受部材等多数の部品を必要とすると共に構造が複雑で、
組み付けに手間がかかり、更には、奥行方向のスペース
が大きくなる等の問題があった。
の移動を案内する案内部材、押し込まれた押し釦を元の
位置に復帰せしめるためのスプリング、該スプリングの
受部材等多数の部品を必要とすると共に構造が複雑で、
組み付けに手間がかかり、更には、奥行方向のスペース
が大きくなる等の問題があった。
そこで、かかる問題を解決するために、第6図に示す如
きスイッチの押し釦装置aが提案されている。
きスイッチの押し釦装置aが提案されている。
このスイッチの押し釦装置aは、電子機器等の筐体bに
穿設した釦穴cに押し釦dを臨ませ、この押し釦dに板
ばねeの一端を取り付け、板ばねeの他端を筐体bの内
側に固定した固着部fに固着して支持したものである。
穿設した釦穴cに押し釦dを臨ませ、この押し釦dに板
ばねeの一端を取り付け、板ばねeの他端を筐体bの内
側に固定した固着部fに固着して支持したものである。
このように構成したスイッチの押し釦装置aにおける押
し釦dは釦穴cから筐体bの表面側に所定量突出した状
態にあり、この釦dを矢印A方向に押し込むと、釦dは
固着部fを中心に矢印B方向に回動し、スイッチgの操
作子hを円弧を描くように押し込んでスイッチgのオ
ン、オフ操作を行なうようになっている。
し釦dは釦穴cから筐体bの表面側に所定量突出した状
態にあり、この釦dを矢印A方向に押し込むと、釦dは
固着部fを中心に矢印B方向に回動し、スイッチgの操
作子hを円弧を描くように押し込んでスイッチgのオ
ン、オフ操作を行なうようになっている。
しかしながら、このように押し釦を円弧を描くように押
す場合には操作者の感触が悪くなるので押し釦の回動半
径を大きく取らなければならないため大型なものとな
り、機器のコンパクト化に不都合であり、外観も悪くな
るという欠点があった。
す場合には操作者の感触が悪くなるので押し釦の回動半
径を大きく取らなければならないため大型なものとな
り、機器のコンパクト化に不都合であり、外観も悪くな
るという欠点があった。
そこで、押し釦を押し込む軌跡を直線とし、押し操作の
感触を良好にし、扁平な構造として幅の狭い空間にも装
着できると共に構造が簡単なスイッチの押し釦装置とし
て第7図に示すものiが実願昭57-170060号の実用新案
登録出願で提案されている。
感触を良好にし、扁平な構造として幅の狭い空間にも装
着できると共に構造が簡単なスイッチの押し釦装置とし
て第7図に示すものiが実願昭57-170060号の実用新案
登録出願で提案されている。
このスイッチの押し釦装置iは弾性に富んだ合成樹脂等
で一体成形されて成るものであり、押し釦dを囲む矩形
枠の両側部を副ばね支体jとし、その矩形枠の上側を横
支枠kとし、その下側を横支板lとして構成してある。
そして、横支枠kの中間部から横支板lの方へ向って2
本の主ばね支体mを平面的に延出し、この主ばね支体m
の他端側に押し釦dを連設してある。
で一体成形されて成るものであり、押し釦dを囲む矩形
枠の両側部を副ばね支体jとし、その矩形枠の上側を横
支枠kとし、その下側を横支板lとして構成してある。
そして、横支枠kの中間部から横支板lの方へ向って2
本の主ばね支体mを平面的に延出し、この主ばね支体m
の他端側に押し釦dを連設してある。
主ばね支体m及び副ばね支体jはともに断面矩形である
が、押し釦dを押す矢印A方向についてみると、主ばね
支体mは副ばね支体jより肉厚に形成され、撓みやすく
されている。
が、押し釦dを押す矢印A方向についてみると、主ばね
支体mは副ばね支体jより肉厚に形成され、撓みやすく
されている。
そして、筐体bの釦穴cから押し釦dを臨ませた状態
で、その横支板lの孔nにねじoを通し、筐体bの孔p
に螺着して取り付ける。そして、この押し釦dの後方所
定位置にタクトスイッチgを設置する。
で、その横支板lの孔nにねじoを通し、筐体bの孔p
に螺着して取り付ける。そして、この押し釦dの後方所
定位置にタクトスイッチgを設置する。
そして、このスイッチの押し釦装置iによりスイッチg
のオン、オフ操作をするには、押し釦dを矢印A方向に
直線状に押し込む。すると第7図(C)に示すように副
ばね支体jが大きく撓み、主ばね支体mがこの副ばね支
体jの傾きを修正するように撓み、結局、副ばね支体j
と主ばね支体mとの撓み動作が相俟って押し釦dを矢印
A方向に平行に移動せしめることになる。またこの動作
は押し釦dの前面のいかなる場所を押しても変らない。
のオン、オフ操作をするには、押し釦dを矢印A方向に
直線状に押し込む。すると第7図(C)に示すように副
ばね支体jが大きく撓み、主ばね支体mがこの副ばね支
体jの傾きを修正するように撓み、結局、副ばね支体j
と主ばね支体mとの撓み動作が相俟って押し釦dを矢印
A方向に平行に移動せしめることになる。またこの動作
は押し釦dの前面のいかなる場所を押しても変らない。
このようなスイッチの押し釦装置iによれば、押し釦d
の幅方向の範囲C内にタクトスイッチgの操作子hが位
置すれば押し釦dが直線状、即ち、平行に移動するか
ら、必ずスイッチのオン、オフ操作を行なえるものであ
る。さらに、主ばね支体mと副ばね支体jが平面的に構
成され扁平小形であるから、電子機器のフロントパネル
等狭い場所に設置することができる。
の幅方向の範囲C内にタクトスイッチgの操作子hが位
置すれば押し釦dが直線状、即ち、平行に移動するか
ら、必ずスイッチのオン、オフ操作を行なえるものであ
る。さらに、主ばね支体mと副ばね支体jが平面的に構
成され扁平小形であるから、電子機器のフロントパネル
等狭い場所に設置することができる。
(D.考案が解決しようとする問題点)[第7図] ところが上記した従来のスイッチの押し釦装置iにあっ
ては、奥行方向の空間は小さくて済むが、副ばね支体
j、j、横支枠k及び横支板lが押し釦dを矩形枠状に
周りを取り囲むように位置しているため、幅方向に大き
な空間が必要となり、電子装置の小型化に対応できない
という問題がある。
ては、奥行方向の空間は小さくて済むが、副ばね支体
j、j、横支枠k及び横支板lが押し釦dを矩形枠状に
周りを取り囲むように位置しているため、幅方向に大き
な空間が必要となり、電子装置の小型化に対応できない
という問題がある。
また、押し釦dを矢印A方向へ押し込むと、横支枠kが
副ばね支体j、jと主ばね支体m、mとの間でねじれを
生じ、そのねじれによる応力が横支枠kと副ばね支体
j、j及び主ばね支体m、mの連結部の内側q、q、・
・・に集中し、該部分に疲労が生じ易く、耐久性に乏し
いという問題がある。
副ばね支体j、jと主ばね支体m、mとの間でねじれを
生じ、そのねじれによる応力が横支枠kと副ばね支体
j、j及び主ばね支体m、mの連結部の内側q、q、・
・・に集中し、該部分に疲労が生じ易く、耐久性に乏し
いという問題がある。
(E.問題点を解決するための手段) 本考案スイッチの押し釦装置は、上記した問題点を解決
するために、弾性を有する薄板片によりその板厚方向に
見て全体形状が略J字形を為すように形成された支持片
の一端を支持体に支持させ、他端部に板厚方向に突出し
た被押圧部と被押圧部と反対側に突出した押圧部とから
成る押し釦を設けると共に支持片の板厚方向への押し釦
被押圧部の移動を案内する案内部を設けたものである。
するために、弾性を有する薄板片によりその板厚方向に
見て全体形状が略J字形を為すように形成された支持片
の一端を支持体に支持させ、他端部に板厚方向に突出し
た被押圧部と被押圧部と反対側に突出した押圧部とから
成る押し釦を設けると共に支持片の板厚方向への押し釦
被押圧部の移動を案内する案内部を設けたものである。
従って、本考案スイッチの押し釦装置にあっては、押し
込まれた押し釦に戻り力を与える支持片が弾性を有する
薄板片で形成されているため奥行方向の空間が小さくて
済み、更に、支持片の全体形状は略J字状に形成されて
いるため幅方向の空間も小さくて済むことになり、その
占有空間はきわめて小さくなる。また押し釦が押し込ま
れると支持片のU字状の折返部を挟んで同方向に延びる
部分が折返部を境に反対方向に撓むため、押し釦は水平
に移動することができ、操作性がきわめて良好である。
更に、押し釦が押し込まれることによって、支持片のう
ちU字状の折返部にねじれが生じるが、該折返部はその
少なくとも内縁が他の部分と円弧部によって連続してい
るため、上記ねじれによる応力が局部的に集中する箇所
がなく該応力が分散するため、耐久性にも優れている。
込まれた押し釦に戻り力を与える支持片が弾性を有する
薄板片で形成されているため奥行方向の空間が小さくて
済み、更に、支持片の全体形状は略J字状に形成されて
いるため幅方向の空間も小さくて済むことになり、その
占有空間はきわめて小さくなる。また押し釦が押し込ま
れると支持片のU字状の折返部を挟んで同方向に延びる
部分が折返部を境に反対方向に撓むため、押し釦は水平
に移動することができ、操作性がきわめて良好である。
更に、押し釦が押し込まれることによって、支持片のう
ちU字状の折返部にねじれが生じるが、該折返部はその
少なくとも内縁が他の部分と円弧部によって連続してい
るため、上記ねじれによる応力が局部的に集中する箇所
がなく該応力が分散するため、耐久性にも優れている。
(F.実施例)[第1図乃至第4図] 以下に、本考案スイッチの押し釦装置の詳細を図示した
実施例に従って説明する。
実施例に従って説明する。
尚、図示した実施例はスイッチの押し釦装置が多数連設
されたものであるが、説明はそのうちの一について行な
い、他のものについては同一の符号を付して説明は省略
する。
されたものであるが、説明はそのうちの一について行な
い、他のものについては同一の符号を付して説明は省略
する。
図中1がスイッチの押し釦装置である。
2は支持片であり、弾性を有する薄板片によってその板
厚方向に見て全体形状が略J字形を為すように形成され
ている。弾性を有する薄板片としては、金属製の板ばね
材料、撓み弾性を有する合成樹脂材料等適宜のものが適
用可能である。
厚方向に見て全体形状が略J字形を為すように形成され
ている。弾性を有する薄板片としては、金属製の板ばね
材料、撓み弾性を有する合成樹脂材料等適宜のものが適
用可能である。
支持片2のU字状の折返部2aを境にした一方2bはその端
部が後述する支持体に支持される被支持片に、他方2cは
その端部に後述する押し釦を保持する保持片になってい
る。そして、被支持片2bに対し保持片2cの方が短く形成
されている。
部が後述する支持体に支持される被支持片に、他方2cは
その端部に後述する押し釦を保持する保持片になってい
る。そして、被支持片2bに対し保持片2cの方が短く形成
されている。
3は支持片2の保持片2cの先端部に保持された押し釦で
あり、被押圧部3aと押圧部3bとに分かれている。被押圧
部3a、押圧部3b共に支持片2の板厚方向に突出されてい
るが、被押圧部3aは支持片2の前側に向けて、また、押
圧部3bは支持片2の後側に向けて、それぞれ突出されて
いる。
あり、被押圧部3aと押圧部3bとに分かれている。被押圧
部3a、押圧部3b共に支持片2の板厚方向に突出されてい
るが、被押圧部3aは支持片2の前側に向けて、また、押
圧部3bは支持片2の後側に向けて、それぞれ突出されて
いる。
4は支持体であり横断面形状がL字状に形成されてい
る。そして、水平方向に延びる上片4aの先端に複数の支
持片2、2、・・・の被支持片2b、2b、・・・の先端が
支持体4の長手方向に並んで支持されている。尚、複数
の支持片がある場合でも、支持体を各支持片毎に分けて
設けるようにしても良い。
る。そして、水平方向に延びる上片4aの先端に複数の支
持片2、2、・・・の被支持片2b、2b、・・・の先端が
支持体4の長手方向に並んで支持されている。尚、複数
の支持片がある場合でも、支持体を各支持片毎に分けて
設けるようにしても良い。
支持片4の垂直方向に沿う被取付片4bには取付用の複数
の孔5、5、・・・が形成されている。
の孔5、5、・・・が形成されている。
尚、上記の如き、支持片2、押し釦3及び支持体4はそ
れぞれ各別に形成したものを結合するようにしても良い
が、これらを合成樹脂によって一体に形成すれば、コス
トの低減、組付性の向上、構造の簡素化に寄与する。
尚、この場合、支持体4の板厚は支持片2のそれに比し
てかなり厚く形成される必要がある。
れぞれ各別に形成したものを結合するようにしても良い
が、これらを合成樹脂によって一体に形成すれば、コス
トの低減、組付性の向上、構造の簡素化に寄与する。
尚、この場合、支持体4の板厚は支持片2のそれに比し
てかなり厚く形成される必要がある。
6は、例えば、電子機器の外筐である。該外筐6には押
し釦3の被押圧部3aの外径より一回り大きい案内孔7が
形成されており、該案内孔7の内周面には軸方向に延び
る複数の低いリブ7a、7a、・・・が形成されている。
し釦3の被押圧部3aの外径より一回り大きい案内孔7が
形成されており、該案内孔7の内周面には軸方向に延び
る複数の低いリブ7a、7a、・・・が形成されている。
8は外筐6の内面のうち案内孔7の下方の位置に形成さ
れた取付ボスである。
れた取付ボスである。
しかして、支持体4の被取付片4bに形成された孔5に挿
通された取付ねじ9が上記取付ボス8に螺着され、これ
によって、支持体4が外筐6の内側に取り付けられる。
そして、押し釦3の被押圧部3aが案内孔7に挿通され、
その先端部が外筐6外に突出せしめられる。
通された取付ねじ9が上記取付ボス8に螺着され、これ
によって、支持体4が外筐6の内側に取り付けられる。
そして、押し釦3の被押圧部3aが案内孔7に挿通され、
その先端部が外筐6外に突出せしめられる。
10は上記のように配置された押し釦3の後側に配置され
たタクトスイッチであり、その操作子10aは押し釦3の
押圧部3bの後端と前後に稍間隔を置いて対向している。
たタクトスイッチであり、その操作子10aは押し釦3の
押圧部3bの後端と前後に稍間隔を置いて対向している。
しかして、上記スイッチの押し釦装置1において、外筐
6から突出している押し釦3の被押圧部3aの先端を矢印
Aの方向へ押し込めば、押し釦3は支持片2の被取付片
2bと保持片2cとが折返部2aを境にして反対方向に撓むこ
とによって押し込み方向Aに平行に移動し、その押圧部
3bの先端がタクトスイッチ10の操作子10aを押圧して、
タクトスイッチ10をオン、オフする。
6から突出している押し釦3の被押圧部3aの先端を矢印
Aの方向へ押し込めば、押し釦3は支持片2の被取付片
2bと保持片2cとが折返部2aを境にして反対方向に撓むこ
とによって押し込み方向Aに平行に移動し、その押圧部
3bの先端がタクトスイッチ10の操作子10aを押圧して、
タクトスイッチ10をオン、オフする。
そして、押し釦3を矢印A方向に押し込んでいた力を取
り除けば、支持片2の各部2a、2b、2cが撓まされること
によって蓄えられた反発力によって押し釦3は元の位置
に戻される。
り除けば、支持片2の各部2a、2b、2cが撓まされること
によって蓄えられた反発力によって押し釦3は元の位置
に戻される。
(G.変形例)[第5図] 尚、支持片2はその折返部2aの少なくとも内縁が円弧状
であれば良く、例えば、第5図のように折返部2aの内縁
2dが円弧状で外縁2eが状をしたものでも良い。
であれば良く、例えば、第5図のように折返部2aの内縁
2dが円弧状で外縁2eが状をしたものでも良い。
(H.考案の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本考案スイ
ッチの押し釦装置は、弾性を有する薄板片によってその
板厚方向に見て全体形状が略J字形を為すように形成さ
れ、一端が支持体に支持されるとともに他端が板厚方向
に見て略U字状に折り返され、該折返部の少なくとも内
縁が円弧状に形成された支持片と、該支持片の折り返さ
れた他端部に設けられる板厚方向に突出した被押圧部と
該被押圧部と同一直線上にない位置から被押圧部と反対
側に突出した押圧部とから成る押し釦と、上記支持片の
板厚方向への押し釦の被押圧部の移動を案内する案内部
とから成ることを特徴とする。
ッチの押し釦装置は、弾性を有する薄板片によってその
板厚方向に見て全体形状が略J字形を為すように形成さ
れ、一端が支持体に支持されるとともに他端が板厚方向
に見て略U字状に折り返され、該折返部の少なくとも内
縁が円弧状に形成された支持片と、該支持片の折り返さ
れた他端部に設けられる板厚方向に突出した被押圧部と
該被押圧部と同一直線上にない位置から被押圧部と反対
側に突出した押圧部とから成る押し釦と、上記支持片の
板厚方向への押し釦の被押圧部の移動を案内する案内部
とから成ることを特徴とする。
従って、本考案スイッチの押し釦装置にあっては、押し
込まれた押し釦に戻り力を与える支持片が弾性を有する
薄板片で形成されているため奥行方向の空間が小さくて
済み、更に、支持片の全体形状は略J字状に形成されて
いるため幅方向の空間も小さくて済むことになり、その
占有空間はきわめて小さくなる。また押し釦が押し込ま
れると支持片のU字状の折返部を挟んで同方向に延びる
部分が折返部を境に反対方向に撓むため、押し釦は水平
に移動することができ、操作性がきわめて良好である。
更に、押し釦が押し込まれることによって、支持片のう
ちU字状の折返部にねじれが生じるが、該折返部はその
少なくとも内縁が他の部分と円弧部によって連続してい
るため、上記ねじれによる応力が局部的に集中する箇所
がなく該応力が分散するため、耐久性にも優れている。
込まれた押し釦に戻り力を与える支持片が弾性を有する
薄板片で形成されているため奥行方向の空間が小さくて
済み、更に、支持片の全体形状は略J字状に形成されて
いるため幅方向の空間も小さくて済むことになり、その
占有空間はきわめて小さくなる。また押し釦が押し込ま
れると支持片のU字状の折返部を挟んで同方向に延びる
部分が折返部を境に反対方向に撓むため、押し釦は水平
に移動することができ、操作性がきわめて良好である。
更に、押し釦が押し込まれることによって、支持片のう
ちU字状の折返部にねじれが生じるが、該折返部はその
少なくとも内縁が他の部分と円弧部によって連続してい
るため、上記ねじれによる応力が局部的に集中する箇所
がなく該応力が分散するため、耐久性にも優れている。
第1図乃至第4図は本考案スイッチの押し釦装置の実施
の一例を示すもので、第1図は縦断面図、第2図及び第
3図は押し釦と支持片と支持体を示し、第2図は斜視
図、第3図は正面図、第4図は押し釦が押し込まれた状
態を示す縦断面図、第5図は本考案スイッチの押し釦装
置の変形例を示す要部正面図、第6図は従来のスイッチ
の押し釦装置の一例を示す縦断面図、第7図は従来のス
イッチの押し釦装置の別の例を示すもので、(A)図は
正面図、(B)図は縦断面図、(C)図は押し釦が押し
込まれた状態の縦断面図である。 符号の説明 1……スイッチの押し釦装置、 2……支持片、2a……折返部、 2d……内縁、3……押し釦、3a……被押圧部、3b……押
圧部、4……支持体、7……案内部
の一例を示すもので、第1図は縦断面図、第2図及び第
3図は押し釦と支持片と支持体を示し、第2図は斜視
図、第3図は正面図、第4図は押し釦が押し込まれた状
態を示す縦断面図、第5図は本考案スイッチの押し釦装
置の変形例を示す要部正面図、第6図は従来のスイッチ
の押し釦装置の一例を示す縦断面図、第7図は従来のス
イッチの押し釦装置の別の例を示すもので、(A)図は
正面図、(B)図は縦断面図、(C)図は押し釦が押し
込まれた状態の縦断面図である。 符号の説明 1……スイッチの押し釦装置、 2……支持片、2a……折返部、 2d……内縁、3……押し釦、3a……被押圧部、3b……押
圧部、4……支持体、7……案内部
Claims (1)
- 【請求項1】弾性を有する薄板片によってその板厚方向
に見て全体形状が略J字形を為すように形成され、一端
が支持体に支持されるとともに他端が板厚方向に見て略
U字状に折り返され、該折返部の少なくとも内縁が円弧
状に形成された支持片と、 該支持片の折り返された他端部に設けられる板厚方向に
突出した被押圧部と該被押圧部と同一直線上にない位置
から被押圧部と反対側に突出した押圧部とから成る押し
釦と、 上記支持片の板厚方向への押し釦の被押圧部の移動を案
内する案内部とから成る ことを特徴とするスイッチの押し釦装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987132609U JPH0635309Y2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | スイッチの押し釦装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987132609U JPH0635309Y2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | スイッチの押し釦装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6436936U JPS6436936U (ja) | 1989-03-06 |
JPH0635309Y2 true JPH0635309Y2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=31389728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987132609U Expired - Lifetime JPH0635309Y2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | スイッチの押し釦装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0635309Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60109227U (ja) * | 1983-12-27 | 1985-07-24 | 三洋電機株式会社 | 押釦装置 |
-
1987
- 1987-08-31 JP JP1987132609U patent/JPH0635309Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6436936U (ja) | 1989-03-06 |
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