JPH0635307Y2 - 押釦スイッチ - Google Patents

押釦スイッチ

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JPH0635307Y2
JPH0635307Y2 JP1987067147U JP6714787U JPH0635307Y2 JP H0635307 Y2 JPH0635307 Y2 JP H0635307Y2 JP 1987067147 U JP1987067147 U JP 1987067147U JP 6714787 U JP6714787 U JP 6714787U JP H0635307 Y2 JPH0635307 Y2 JP H0635307Y2
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JP
Japan
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push button
housing
sliding shaft
ceiling surface
tongue
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JP1987067147U
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JPS63176230U (ja
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和敏 林
修二 中村
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 押釦スイッチの押釦の天井面から側面にわたって延びた
舌片を、押釦の側面部で一体となるように形成して板バ
ネを構成し、押釦を押したときに、前記舌片が最初にハ
ウジング側と当接し、ダンパー作用が行なわれるように
することで、押釦押圧時の騒音を軽減する。
〔産業上の利用分野〕 情報処理システムにおいて情報の入力に使用されるキー
ボードには、多数の押釦スイッチが搭載されている。こ
のような押釦スイッチは、通常室内において使用され、
かつ使用頻度が高いため、押釦スイッチの操作音による
騒音が耳障りとなり、特に他人にとっては作業の障害に
なる。本考案は、このように操作音が問題となる押釦ス
イッチに関し、操作音の軽減を実現するものである。
〔従来の技術〕
第4図は従来の押釦スイッチの断面図である。キートッ
プ5を有する押釦1の摺動軸2が、ハウジング3のガイ
ド孔4に挿入され、キートップ5を指先で操作すると、
摺動軸2が上下方向に摺動する構造になっている。
支軸6を中心に回動するレバー7と摺動軸2との間に
は、コイルバネ8が介在しており、そのバネ圧に抗して
キートップ5を押し下げると、レバー7が時計方向に回
動して、突起9でスイッチ機構10が操作される。キート
ップ5を押圧したとき、摺動軸2の下端が、ハウジング
3側に取り付けられたダンパ用ゴム板11に当接する。こ
のようにして衝撃を緩和し、衝撃音を軽減している。
キートップ5の押圧力を解除すると、押釦1はコイルバ
ネ8のバネ力で上昇復帰し、摺動軸2の爪12がストッパ
ー13に当接して、停止する。このとき爪12とストッパー
13との衝突音が発生するが、キートップ5を押圧する時
の衝撃音に比べると小さいので、特別の対策は行なわれ
ていない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
特に問題となるのは、キートップを押したときに摺動軸
2がハウジング3側と衝突するときの衝撃音であるが、
これを軽減するために、前記のようにダンパゴム11を設
ける構造では、特別にダンパゴム11を要し、しかもダン
パゴム11をハウジング3の狭い底面に貼り付ける作業を
行なわなければならない。そのために、コスト高とな
る。また押釦操作の頻度が高まると、ダンパゴム11の疲
労や損傷により、ダンパ作用が損なわれ、衝撃緩和が不
可能となる。
一方、実開昭59-125025号公報に記載のように、スイッ
チ機構が内蔵されたケース中の操作体に、その移動方向
と直交方向に突出した緩衝片を設けた構成が提案されて
いる。
ところが、この構造では、緩衝片が、操作体に対し直
交方向に突出形成されていて長さが短いため、十分な弾
性が得られず、耐久性が悪い。
また、十分な弾性が得られるように、緩衝片を長くす
ると、スイッチ機構を内蔵するケースが大型な構造とな
り、多数のスイッチが密集して配列されているキーボー
ドなどには適用困難である。
操作体の中心位置からずれた位置に、1個の緩衝片を
有する構造なため、緩衝片がケース側のストッパーに当
接する際に、操作体を倒す方向の力が発生する。その結
果、摺動部の摩耗が激しく、耐久性が短くなり、かつ指
に伝わる感触も悪い。
本考案の技術的課題は、このような問題に着目し、押釦
スイッチを大型化することなしに、十分な弾力を得るこ
とができ、しかも感触を悪くしたり摩耗を促進すること
なしに、衝撃音を確実に軽減可能とすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図は本考案による押釦スイッチの基本原理を説明す
る断面図である。押釦1の摺動軸2が、ハウジング3の
ガイド孔4中で往復動することにより、スイッチ機構を
駆動する構造になっている。このような押釦スイッチに
おいて、該押釦1は、前記摺動軸2と垂直方向の天井面
1aと、該天井面1aの外端縁から、前記摺動軸2と平行方
向に垂下した側面1bとで構成されている。そして、該押
釦の天井面1aおよび側面1bに形成したコ字状のスリット
17によって、該押釦の天井面1aから側面1bにわたって延
び、根元部が押釦1の側面部1bと一体となった2個の舌
片14、14が、前記の摺動軸2に対し対称位置に形成され
ている。
両舌片14、14は、押釦1を押したときに、最初にハウジ
ング3の固定ストッパー部15と当接するように、両舌片
14の先端14a、14aが、押釦天井面1aの内面1cよりも、ハ
ウジング3側に突出している。ハウジング3側には、2
つの舌片14、14の先端14a、14aと当接する固定ストッパ
ー部15を有している。
〔作用〕
復帰バネ16に抗して押釦1を押し下げると、その摺動軸
2により、該復帰バネ16を介して(あるいは直接に)ス
イッチ機構10が駆動される。押釦1のストロークエンド
に近づくと、まず最初に舌片14の先端14aがハウジング
3の固定ストッパー部15に当接する。舌片14はその基端
14bが押釦側面1bと一体に結合し、全長lの板バネ作用
をするため、舌片先端14aが固定ストッパー部15に当接
すると、以後舌片14のバネ性によって鎖線のように撓ん
でダンパ作用が行なわれ、押釦1の押圧力が十分弱まっ
てから、押釦天井の内面1cが固定ストッパー部15と当接
し、停止する。このように、固定ストッパー部15と押釦
天井の内面1cが当接する前に、弾性に富んだ舌片14の先
端14aが固定ストッパー部15に当接して、衝撃を吸収
し、ダンパ作用が行なわれる。
この舌片14は、押釦1の天井側14aと側面側14cの2つの
辺からなっているため、長さlを十分確保できるほか、
舌片14の一部14b側が、摺動軸2と平行方向の側壁1b中
に形成されているため、押釦1を大型化することなし
に、十分なバネ性を得ることができる。
また、従来のように操作体に緩衝片を設ける構造と違っ
て、スイッチ機構を内蔵するケース部が大型化すること
もない。
長さlの舌片が、摺動軸2に対し対称位置に形成されて
いて、押釦1を押したときに、前記2個の舌片14、14の
先端が固定ストッパー部15に当接するため、摺動軸2が
傾く方向の力を受けることはない。その結果、常に摺動
軸2の軸芯方向の力のみしか発生しないので、不自然な
無理な力が作用して、摩耗を促進し、耐久性を低下した
り、感触を悪くして操作性を損なうなどの問題が解消さ
れる。
〔実施例〕
次に本考案による押釦スイッチが実際上どのように具体
化されるかを実施例で説明する。第2図は本考案による
押釦スイッチの第1の実施例で、(a)は斜視図、
(b)は平面図である。押釦1には、その中心に対し対
称位置に、2つの舌片14、14が配設されている。両舌片
14、14は、基端14bを除いてコ字状に切除してなるスリ
ット17を形成することで、長さlの板バネとなってい
る。この舌片14、14は、押釦1の天井面1aと側面1bにわ
たって延びているため、第1図のように断面形状はほぼ
L字状ないしヘ字状となる。
2aは摺動軸であり、第1図に示すハウジング3のガイド
孔4に挿入される。そして押釦1をハウジング3側に押
圧すると、押釦1の天井面の2つの舌片14、14がハウジ
ング3の固定ストッパー部15に当接するため、ダンパ作
用がより確実となり、かつ安定性が向上する。
摺動軸2a側には、第2図(a)、第3図に示すように、
復帰時のストッパー18が一体形成されている。19は長さ
Lの板バネであり、その両側のスリット20、20によって
押釦摺動軸2aから分離した形状となっている。そしてこ
の板バネ19の下端に爪18を形成することで、ストッパー
が構成されている。
第3図に示すように、押し下げ状態の押釦1から指を離
すと、押釦1と一緒にストッパー18が上昇し、復旧時の
ストロークエンドに近づくと、ストッパー18がハウジン
グ3の固定ストッパー部20に当接する。板バネ19は、そ
の上端部19aを支点にして弾性変形できるため、ストッ
パー18が固定ストッパー部20に当接すると、板バネ19が
破線で示すように内側に撓み、このときにダンパ作用が
行なわれる。このように復旧側のダンパ機構は、外形の
大型化防止のために、押釦1側の舌片14のようなL字状
にはできず、バネ性としては必ずしも充分でないが、復
旧時の衝撃は比較的弱いので、このような直線状の板バ
ネ19でも充分である。
第3図に示すように、舌片14の先端14aは、押釦天井面1
aより固定ストッパー部15側にずれるように段違いに形
成することで、天井部内面1cより先に、舌片先端14aが
固定ストッパー部15と当接するようになっている。
なおダンパ用の舌片14や板バネ19を有する押釦1側の材
料は、可撓性に富んだPOM(ポリアセタール)樹脂など
が適しており、また可撓性を要しないハウジング3側
は、PPO(ポリフェニレンオキサイド)樹脂などが適し
ている。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、押釦スイッチの押釦1の
天井面1aから側面1bにわたって延びた舌片14を、押釦1
の側面部1bで一体となるように形成することで、バネ作
用を実現している。そして押釦1を押したときに、前記
舌片14が最初にハウジング側の固定ストッパー部15と当
接し、ダンパー作用が行なわれる。このように、押釦1
の天井面1aと側面1bを利用して弾性を有する舌片14を押
釦1と一体形成し、ダンパ作用を司る構成となっている
ため、押釦1の外形を大型化することなしに、かつ別体
の部品を狭いハウジング底面に貼り付けたりすることな
しに実現でき、安価な押釦スイッチが得られる。またこ
の舌片14は、押釦1の角部を利用し、天井面1aから側面
1bにわたって延びた形状となっているため、充分な長さ
を確保でき、長期にわたって確実にダンパ作用を維持で
きる。
また、従来のように操作体に緩衝片を設ける構造と違っ
て、スイッチ機構を内蔵するケース部が大型化すること
はなく、多数のスイッチ機構が密集するキーボードなど
にも有効である。
さらに、摺動軸2に対し対称位置に、舌片が1個ずつ配
設されているため、安定性にすぐれており、ストローク
エンドにおいて、摺動軸2を傾ける方向の力が発生し
て、摺動部に無理な力が作用し、摩耗を促進したり、操
作性を損なうような不自然な感触が指に伝わる等の問題
が解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による押釦スイッチの基本原理を説明す
る断面図、第2図は本考案の第1実施例を示す斜視図と
平面図、第3図は本考案の第2実施例を示す断面図、第
4図は従来の押釦スイッチの断面図である。 図において、1は押釦、2は摺動軸、3はハウジング、
4はガイド孔、5はキートップ、14は舌片、15は固定ス
トッパー部をそれぞれ示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キートップを装備する押釦(1)と、該押
    釦の摺動方向のガイド手段(4)を有するハウジング
    (3)とを備え、該押釦(1)に設けられた摺動軸
    (2)が、ハウジング(3)のガイド手段(4)にガイ
    ドされて往復動することでスイッチ機構を駆動するよう
    に構成された押釦スイッチにおいて、 該押釦(1)を、前記摺動軸(2)と垂直方向の天井面
    (1a)と、該天井面(1a)の外端縁から、前記摺動軸
    (2)と平行方向に垂下した側面(1b)とで構成し、 該押釦の天井面(1a)および側面(1b)に形成したコ字
    状のスリット(17)によって、該押釦の天井面(1a)か
    ら側面(1b)にわたって延び、根元部が押釦(1)の側
    面部(1b)と一体となった2個の舌片(14)(14)を、
    前記の摺動軸(2)に対し対称位置に形成し、 押釦(1)を押したときに、前記2個の舌片(14)(1
    4)の先端(14a)(14a)が最初に、ハウジング(3)
    側の固定ストッパー部(15)と当接するように、両舌片
    (14)(14)の先端(14a)(14a)が、押釦天井面(1
    a)の内面(1c)よりも、ハウジング(3)側に突出し
    ている構造としたこと、 を特徴とする押釦スイッチ。
JP1987067147U 1987-05-02 1987-05-02 押釦スイッチ Expired - Lifetime JPH0635307Y2 (ja)

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JP1987067147U JPH0635307Y2 (ja) 1987-05-02 1987-05-02 押釦スイッチ

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JP1987067147U JPH0635307Y2 (ja) 1987-05-02 1987-05-02 押釦スイッチ

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JPS63176230U JPS63176230U (ja) 1988-11-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59125025U (ja) * 1983-02-12 1984-08-23 星電器製造株式会社 スイツチ

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JPS63176230U (ja) 1988-11-15

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