JPH0635234Y2 - 写真焼付装置 - Google Patents

写真焼付装置

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JPH0635234Y2
JPH0635234Y2 JP1987165126U JP16512687U JPH0635234Y2 JP H0635234 Y2 JPH0635234 Y2 JP H0635234Y2 JP 1987165126 U JP1987165126 U JP 1987165126U JP 16512687 U JP16512687 U JP 16512687U JP H0635234 Y2 JPH0635234 Y2 JP H0635234Y2
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JP
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frame
film
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fixed frame
engagement
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JP1987165126U
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Inventor
博 五十嵐
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株式会社コパル
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、写真の焼付に際し、フィルム例えばネガフィ
ルムを安定保持するフィルムキャリア、更に詳しくはフ
ィルムを圧着する可動枠がキャリアのフィルム挿入離脱
時には十分な開角度で開き、プリント時には十分な圧着
力でフィルムを良好に圧着するフィルムキャリアを備え
た写真焼付装置に関する。
[従来技術] 写真焼付装置には、フィルムの位置決めと平面性とを与
えるためのキャリアが設けられている。このキャリア
は、フィルムの画像コマに相応したやや小いさめの画窓
を備えた固定枠と、直接フィルムを圧着する画窓枠、及
び画窓枠を固定枠に圧着させるための可動枠とを備えて
いる。
可動枠は、通常焼付作業場の要請により、固定枠に対し
て次に述べる開角度位置を得ることが可能となってい
る。すなわちフィルムキャリアにフィルムを装着を行う
全開角度状態、フィルムがキャリアに装着され可動枠は
下降しているが、フィルム自体は圧着されておらずコマ
の送り移動が可能な半開角度状態(下降未圧着状態)、
及び所望のフィルムコマのプリント作業を行っている圧
着状態である。そしてこれら半開角度状態と圧着状態の
切り替えはフット・スイッチ若しくはインターバルタイ
マー・スイッチ等のスイッチで操作される。
フィルムキャリアの一例を第4図を参照して説明する。
フィルムキャリア100は、枠台110と、枠台の所定位置に
載置支持された固定枠120と、固定枠にその一端が回動
自在に保持されたフィルム圧着用の可動枠130と、可動
枠の固定枠側面に揺動自在に垂下・支持された画窓枠14
0を具備している。
可動枠130は図示しないバネ等の付勢手段により固定枠1
20から離れる方向に付勢されており、この付勢力と可動
枠130の自重とのバランスにより可動枠130の半開角度が
定まる。使用に際しては可動枠130を手で持ち上げて、
固定枠120と可動枠130との間の開角度を広げ(全開角度
とし)、フィルムを固定枠120のフィルムガイド溝121に
挿入してセットする。ロールフィルム等の帯状フィルム
の各コマを焼き付ける際は、紙面に対して垂直方向にフ
ィルムを手動または自動により順次コマ送りして焼き付
けを行う。プリント時は、固定枠120を載置支持してい
る枠台110に設けられた電磁石Mが励起され、可動枠130
に設けられた鉄片131を引き付ける、これにより可動枠1
30が固定枠120方向に付勢され、画窓枠140はバネ141の
弾圧力で、フィルムを固定枠に圧着して、フィルム画面
の位置を安定させる。
フィルムのコマを送る時は、電磁石Mの励起を解くこと
により、可動枠130は前述の図示されない付勢手段によ
り固定枠120から離れる方向、即ち上方に回動して自重
と付勢力とのバランスで半開角度状態となり、画窓枠14
0のフィルム圧着が緩み、フィルムのコマ送りを可能と
する。
[考案が解決しようとする問題点] このような従来の写真焼付装置は、可動枠130の鉄片131
を機械的な結合状態にない電磁石Mで引き付ける構成な
ので次のような解決すべき問題がある。
鉄片131に作用する磁力は、鉄片131と電磁石Mとの距離
の二乗に反比例するので、励起時に確実に引き付けるた
めには、非励起時(半開角度)の電磁石Mと鉄片131と
の間隙をあまり大きくできない。この為、可動枠130の
開閉の如何にかかわらず、鉄片131と電磁石Mとの間隙
(距離)が比較的小さな部位に電磁石Mと鉄片131を配
置せざるを得ず、「てこ」の原理から明らかに理解され
るように、電磁石Mの吸引力をフィルムの圧着に十分利
用できていない。このため、プリント時のフィルム圧着
が不十分となり、フィルム画面を所定位置に安定に保持
できなかったり、プリントの最中に作業者の不注意など
でフィルムに力が加わったりすると、簡単にフィルムの
位置がずれてしまうなどの理由により、印画の像が不鮮
明となってしまう欠点があった。
また、同様の理由により、可動枠の半開角度を大きく出
来ないので、フィルムをガイド溝121にセットすると
き、手あるいは他の持ち上げ手段で可動枠130を持ち上
げなければならなかった。
さらに、フィルム送り時の半開角度は可動枠130の自重
と付勢力のバランスにより維持されている為、半開角度
時のフィルムの押圧が安定せずフィルムのコマ送りが不
安定となり、甚だしい場合はフィルムを傷付けることあ
った。
本考案はフィルムの押圧が必ずしも十分でなかった従来
技術の問題点を解決したもので、プリント時にフィルム
画面を所定位置に良好に圧着することができると共に、
フィルム挿入離脱時には、手あるいは他の持ち上げ手段
を設ける事なく十分な開角度を得ることのできるフィル
ムキャリアを備えた、写真焼付装置を提供することを目
的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成すため本考案は、複数の画像コマからな
るフィルムを順次コマ送りして焼き付けるようにした写
真焼付装置において、枠台と、枠台の所定位置に載置さ
れた固定枠と、固定枠に一端を回動自在に設けられ固定
枠から離れる方向に付勢された可動枠と、可動枠の固定
枠側に揺動可能に設けられ可動枠から離れる方向に付勢
された画窓枠と、画窓枠の四隅近傍に独立に揺動可能に
して弾性的に軸支された回転部材と、可動枠の他端側に
設けられていて係合部と該係合部による係合を解く解離
部とを有する係合解離自在部と、係合解離自在部の係合
部との係合により可動枠を固定枠へ閉じさせる付勢作動
と可動枠の開角度を制限して回転部材の固定枠への軽圧
接状態を維持する半開角作動とを行う付勢機構とを具備
するようにした写真焼付装置により達成される。
[実施例] 以下、第1図〜第3図を参照して本考案の一実施例につ
いて詳細に説明する。
フィルムキャリア1は、枠台10と、枠台10に載置された
固定枠20と、固定枠20にその一端が回動自在に保持され
つつバネ35によって固定枠20から離れる方向に付勢され
た可動枠30と、可動枠の固定枠側に揺動自在に垂下・保
持された画窓枠40等を具備している。
上記可動枠30の他端(自由端)には、レバー状の係合解
離自在部31が取り付けられており、その係合用フック33
と解離用押しボタン34が支点32を挟んで対峙している。
この係合解離自在部31は図示しないバネ等の付勢手段に
より支点32を中心に図示の時計回り方向に付勢されてい
るが所定範囲以上に回動しないようになっている。
前記枠台10の前記係合解離自在部31に対向する部位に
は、可動枠30を固定枠20方向に付勢するための付勢機構
としてソレノイドSが設けられている、ソレノイドSは
コア13を有しており、コア13はソレノイドSが非励起状
態のときは、所定範囲でその軸方向に上下動自在である
が、ソレノイドSが励起状態にあるときは磁力により駆
動され、図面下方に移動するよう構成されている。そし
て、コア13の上端には、前記係合解離自在部31のフック
33と係合が容易となるような円錐台状の係合案内面を有
する係合部14が設けられている。
また、前記枠台10には、公知のように光源からの照射光
を通すための開口(図示されない)が設けられている。
そして前記固定枠20には、画像コマサイズに応じた画窓
とこの画窓にフィルムを案内するガイド溝21とが設けら
れている。
前記可動枠30は、その一端が軸22で固定枠20に回動自在
に軸支されており、その固定枠側に2本のピン41によっ
て、前記画窓枠40が揺動自在に垂下・保持されている。
ピン41にはコイルバネ42が巻装され、該コイルバネ42
は、画窓枠40を可動枠30から離れる方向に付勢してい
る。また画窓枠40の四隅にはフィルム移動の際にフィル
ムがずれるのを防止するローラー43が、各々独立に第3
図に示されているようなアーム44により軸支・懸架され
ている。そして、各ローラ43は図示せぬねじりバネ等に
よって各々独立にフィルム押圧方向に付勢されており、
半開角度時のフィルムコマ移動の際に、ローラー43がフ
ィルムを軽く押さえつつフィルムを移動可能としてい
る。
前記固定枠20及びこれに組み合わされている可動枠30及
び画窓枠40は、画像コマサイズに応じた画窓サイズのも
のが各種用意されていて、これらの画窓サイズ別の固定
枠20は枠台10の所定位置に嵌合載置させることにより、
画窓の開口に整合した状態に交換装着することができ
る。
次に上記実施例の作用について説明する。前記固定枠20
および可動枠30は、画窓サイズ毎に用意されているか
ら、画像コマサイズが違うフィルムを焼き付ける場合に
は、この画像コマサイズに対応した画窓サイズの固定枠
20と可動枠30とを選択して取り付ける。
可動枠30は前記バネ35により固定枠20から離れる方向に
付勢されているが、可動枠30の自重とバネ35の付勢力と
がバランスする状態で、固定枠20と可動枠30との間にフ
ィルムを挿入するのに十分な最大開角度がえらるように
付勢力を設定してある。ここでフィルムを挿入し、手で
可動枠30を固定枠20方向に押すと、可動枠30の係合解離
自在部31のフック33が、ソレノイドSのコア13上端の係
合部14の円錐台状の係合案内面に接触するが、更に押す
ことによりフック33が反時計回りに回動し、円錐台の周
面を越えた時点で、フック33は前述の図示しないバネに
より時計回り方向に回動して、係合部14の下面と係合す
る。この係合により可動枠30の時計回りの回動が制限さ
れ、フィルムコマ送り可能な半開角度状態となる。この
とき、画窓枠40に独立懸架された4個のローラー43が各
々適正な押圧で軽くフィルムを押し付けた状態となる。
また、画窓枠40がフィルムに対して多少不平行となって
も、かくローラー43は各々別個にバネで付勢された独立
懸架構造のため、ローラー43は常に安定してフィルムを
押さえることができ、常時安定したコマ送りが達成され
る。
次に、所望の画像コマの位置合わせ操作が終了し、フィ
ルムを圧着して焼き付け作業を行おうとする場合には、
公知のフットスイッチ等を操作することによりソレノイ
ドSが励起される。するとコア13が図面下方方向に駆動
され、コア13の係合部14と係合解離自在部31で係合して
いる可動枠30は反時計回りに回動して閉じられる。画窓
枠40は可動枠30にピン41とコイルバネ42を介して揺動自
在に設けられているので、画窓枠40がフィルムを介して
固定枠20に接するとコイルバネ42が圧縮され、画窓枠40
が固定枠フィルム支持面に沿うように揺動し、これによ
り画窓枠40の全面でフィルムを強く押圧して固定枠20に
圧着する。そして公知のように固定枠20の画窓を通った
光でネガフィルムが照明され、フィルムを通った画窓枠
40の画窓を通るから、シヤッタが開いたときにフィルム
の画像が印画紙に焼き付けられる。
1コマの焼き付けが終了すると、ソレノイドSの励起が
解かれ、コア13に加わっていた引き込み駆動力がなくな
るので、可動枠30に加わるバネ35の付勢力で、可動枠30
が時計方向に回動するがコア13の係合部14と係合してい
るので、可動枠30開角度は所定開角度に制限される。こ
のため、半開角度状態のフィルム押圧力は安定する。こ
の焼き付け後にフィルムが1コマ移送されるが、この際
に画窓枠40の4個の独立懸架されたローラー43でフィル
ムを略均等の力で軽く押さえ付けているため、半開角度
時の安定した押圧と相俟って、フィルムを傷付ける事な
く円滑にガイド溝21に沿って移送することができる。
焼き付け作業が終了しフィルムをフィルムキャリアから
離脱する場合、前述の1コマ焼き付け終了時と同様に可
動枠30は半開角度状態となっているが、係合解離自在部
31の解離ボタン34を押圧すると、係合フック33が反時計
回りに回動してコア13の係合部14から離れて、可動枠30
と付勢機構たるソレノイドSとの係合が解かれ、可動枠
30は自重とバネ35による付勢力のバランスする前述した
全開角度まで回動し、フィルムの離脱及び次のフィルム
の挿入を容易とする。
なお、本考案は上述の実施態様に限られるものではな
く、例えば付勢機構は可動コアを有するソレノイドSに
限られるものではなく、油圧若しくは空気圧等の公知手
段によって、コアに相当するアームの係合端の引き込み
・解除を行えるものであれば良い。
[考案の効果] 以上述べてきたように、本考案は可動枠と付勢機構が係
合解離自在となっているので、フィルム挿入離脱時に
は、可動枠と付勢機構とを解離して可動枠の開角度を大
きくすることができ、これによりフィルムの挿入離脱を
容易とする一方、フィルムコマ送り時には、可動枠と付
勢機構とを係合して半開角度を所定値に保つことにより
フィルムを安定した軽い力で押さえることができ、ま
た、フィルム圧着時には可動枠と係合している付勢機構
により確実良好にフィルム圧着をおこなうことができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置のフィルムキャリアの可動枠の全開
角度状態を示す図。 第2図は本考案装置のフィルムキャリアの、フィルム押
圧状態を示す図。 第3図は本考案にかかわるフィルムキャリアのフィルム
画窓枠の斜視図。 第4図は従来装置のフィルムキャリアの一例を示す参考
図。 1……フィルムキャリア,10……枠台,20……固定枠, 30……可動枠,40……画窓枠

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の画像コマからなるフィルムを順次コ
    マ送りして焼き付けるようにした写真焼付装置におい
    て、 枠台と、 前記枠台の所定位置に載置された固定枠と、 前記固定枠に一端を回動自在に設けられ、前記固定枠か
    ら離れる方向に付勢された可動枠と、 前記可動枠の前記固定枠側に揺動可能に設けられ、前記
    可動枠から離れる方向に付勢された画窓枠と、 前記画窓枠の四隅近傍に独立に揺動可能にして弾性的に
    軸支された回転部材と、 前記可動枠の他端側に設けられいて、係合部と該係合部
    による係合を解く解離部とを有する係合解離自在部と、 前記係合解離自在部の係合部との係合により、前記可動
    枠を前記固定枠へ閉じさせる付勢作動と、前記可動枠の
    開角度を制限して前記回転部材の前記固定枠への軽圧接
    状態を維持する半開角作動とを行う付勢機構と を具備するようにした写真焼付装置。
JP1987165126U 1987-10-28 1987-10-28 写真焼付装置 Expired - Lifetime JPH0635234Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0169232U JPH0169232U (ja) 1989-05-08
JPH0635234Y2 true JPH0635234Y2 (ja) 1994-09-14

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