JPH06351266A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH06351266A
JPH06351266A JP5133586A JP13358693A JPH06351266A JP H06351266 A JPH06351266 A JP H06351266A JP 5133586 A JP5133586 A JP 5133586A JP 13358693 A JP13358693 A JP 13358693A JP H06351266 A JPH06351266 A JP H06351266A
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JP
Japan
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power
voltage
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solar cell
storage battery
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JP5133586A
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Toru Kitayama
亨 北山
Akihiko Kuramochi
昭彦 倉持
Yuji Kawaguchi
裕次 川口
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B10/70Hybrid systems, e.g. uninterruptible or back-up power supplies integrating renewable energies

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  • Air Conditioning Control Device (AREA)
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  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 太陽電池の発電電力を最大限に活用し、か
つ、蓄電池の信頼性を確保して充放電電圧を最適に制御
することを可能とする。 【構成】 昼間、太陽電池28の発電電力がインバータ
15に供給されるが、最大出力電力制御回路20によっ
て双方向コンバータ4を制御し、太陽電池28が最大の
発電電力を発生するようにする。余剰の電力は双方向コ
ンバータ4を介して単相商用電源1に回生する。また、
昼間でも雨天あるいは曇天等で太陽電池の発電出力が低
下したときには、蓄電池32の電力をインバータ15に
供給し、電力不足のときには、商用電源1から双方向コ
ンバ−タ4を介して電力を補充する。夜間では、直流電
源21の電圧を基準に双方向コンバ−タ4が制御され、
商用電源1からインバータ15に電力が供給される。ま
た、充電電流制御回路22によって双方向コンバ−タ4
が制御され、最適な電圧で蓄電池32が充電される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮機駆動用インバ−
タの直流電源として、商用交流電圧を直流変換するコン
バータのほかに、太陽電池と蓄電池を備えた空気調和機
に係り、太陽電池の余剰電力の商用電源系統への回生
や、商用電源系統から蓄電池への充電を可能とした空気
調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、太陽電池と蓄電池とを備え、かか
る直流電源からの直流電力をインバータで交流電力に変
換して負荷に供給するようにしたシステムとして、例え
ば特開平3−74147号公報に記載の太陽光発電シス
テムが知られている。
【0003】かかる装置は、ディ−ゼル発電機も備えて
おり、日照時では、太陽電池の直流出力をインバ−タで
交流電力に変換して負荷電力を賄うとともに、その余剰
電力を蓄電池に充電して夜間や日照不足に備え、雨天が
続いて蓄電池の保有電力量が大幅に低下すると、ディ−
ゼル発電機の交流電力を充電器で直流電力に変換し、こ
れによって蓄電池の充電を行なうようにしていた。
【0004】図11はかかる従来例の太陽光発電システ
ムを示す構成図であって、60は太陽光、61は太陽電
池、62はインバータ、63は充電器、64はディーゼ
ル発電機、65は蓄電池、66は負荷である。
【0005】同図において、日照時の太陽光60は、設
置地点で太陽光エネルギを最大に取り出せる傾斜角度に
設置した太陽電池61に入射する。太陽電池61に入射
した太陽光60は、電気エネルギに変換されて直流電力
となる。この直流電力は、白抜きの実線矢印で示すよう
に、インバータ62で交流電力に変換されて負荷66に
供給され、また、太陽電池61の出力の余剰電力(負荷
66を賄った分以外の余った電力)は蓄電池65の充電
に用いられる。
【0006】ディ−ゼル発電機64の交流電力は、破線
矢印で示すように、直接負荷66に供給されるととも
に、夜間では、その余剰電力(負荷66を賄った分以外
の余った電力)を充電器63を経由して蓄電池65に供
給するものがある。
【0007】蓄電池65は停電を防止するために設けら
れたものであり、太陽電池61のディ−ゼル発電機64
の余剰電力で充電され、その充電電力を必要に応じて放
電する。即ち、負荷66の容量がディ−ゼル発電機64
の発電電力と太陽電池61の出力電力との総和よりも大
きいときには、蓄電池65が白抜きの破線矢印のように
放電し、その直流電力をインバータ62で交流電力に変
換して負荷66に供給するようにする。これにより、負
荷66が大きい場合でも、停電しないようにする。ま
た、負荷66の容量が太陽電池61の発電電力よりも小
さいときには、この発電電力で負荷66を賄うととも
に、白抜きの実線矢印で示すように、太陽電池61の余
剰電力で蓄電池65を充電し、太陽電池61から充分な
発電電力が得られないとき、その不足分を蓄電池65の
電力で補うようにすることができる。このように、曇天
や雨天が続くような場合でも、停電の発生を防止するこ
とができる。
【0008】図12は上記従来例の太陽光発電システム
の動作を示す図であり、横軸は1日の時刻を、縦軸は各
電力を示している。また、図中実線で示す曲線は従来例
のシステムを設置する地域の最大負荷電力特性を示し、
一点鎖線はディ−ゼル発電機64の最大出力を示してい
る。
【0009】同図において、ディ−ゼル発電機64の出
力電力で負荷66を充分賄える場合には、点のハッチン
グで示す余剰電力が生じ、この余剰電力が蓄電池65の
充電可能な電力である。また、負荷66の容量がディ−
ゼル発電機64の出力電力を超える場合には、右下りの
斜線でハッチングした分の不足電力が生じ、この不足電
力分を蓄電池65で賄うことになる。即ち、太陽電池6
1から発電電力が得られない不日照時では、ディ−ゼル
発電機64と蓄電池65とで全負荷を賄い、また、夜間
でのディ−ゼル発電機64の余剰電力量(点のハッチン
グで示す領域)により、ディ−ゼル発電機64の出力電
力以上の負荷電力量(右下りの斜線でハッチングした領
域)を賄っていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、次のような問題が生じていた。
【0011】(イ)蓄電池は、一般に、満充電時、酸素
あるいは水素等のガス発生を発生するが、蓄電池内部の
ガス圧が上昇したり、蓄電池の温度が上昇すると、蓄電
池へのストレスが増大するし、過放電や蓄電池残量によ
って蓄電池の特性に変化が生じる。
【0012】(ロ)太陽電池では、その出力電流に応じ
て発電電力も異なって、最大発電電力を得るための出力
電流,出力電圧が存在しており、このため、蓄電池に最
適な充放電電圧と太陽電池から最大発電電力が得られる
ための出力電圧とは必ずしも一致しない。上記従来例で
は、太陽電池61に蓄電池65が直接接続されており、
このため、太陽電池61の余剰電力で蓄電池65の充電
を行なうとき、その充電電圧は太陽電池61の出力電圧
と一致するから、最適な充電電圧以上の電圧が蓄電池6
5に印加されることになり、蓄電池65の寿命に悪影響
を及ぼすことになるし、太陽電池の発電電力を有効に活
用できないことになる。
【0013】(ハ)太陽電池と蓄電池とを備え、太陽電
池の余剰電力を商用電源系統に回生する分散電源システ
ムにおいては、上記従来例のように商用電源系統として
のディ−ゼル発電機の出力電力や負荷容量を検出するこ
とが困難であることから、個々の発電システムで単独に
発電電力の出力調整がなされることになる。
【0014】(ニ)太陽電池や蓄電池の直流電圧系統に
インバ−タ等の直流負荷を設置した場合の直流電圧の制
御については、考慮されていなかった。
【0015】本発明の目的は、かかる問題を解消し、太
陽電池や蓄電池の直流電圧系統に直流負荷であるインバ
−タを直接接続して直流電圧の制御を可能とし、太陽電
池の発電電力を最大に活用して、かつ、蓄電池の信頼
性,寿命を確保することができるようにした空気調和機
を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、圧縮機モータを駆動するインバータの直
流電源として、商用電源系統の交流電力を直流電力に変
換する双方向コンバータのほかに、太陽電池と蓄電池と
を用いた空気調和機であって、該双方向コンバータの動
作制御手段を設け、該太陽電池の動作電圧を最大発電電
力が得られる電圧に設定し、また、該蓄電池の充電電圧
を最適充電電流で充電されるような電圧値に設定するよ
うに、該動作制御手段が該双方向コンバータの動作を制
御する。
【0017】また、本発明は、昼間、太陽電池を最大発
電電力を出力するように制御して、その発電電力をイン
バータに供給し、余剰電力は商用電源系統へ回生し、ま
た、昼間でも、雨天あるいは曇天等の太陽電池の発電出
力が低下した場合には、蓄電池から電力を供給するよう
にして、電力が不足したときには、商用電源系統から双
方向コンバ−タを介して補充する。夜間では、料金の安
い深夜時間帯に商用電源系統から深夜電力により、蓄電
池に最適な充電電圧になるように双方向コンバ−タを制
御して充電する。この場合、インバ−タに電力を供給す
る必要があるときには、蓄電池の電力をインバータに供
給し、不足分については、商用電源系統で補うようにす
る。
【0018】
【作用】日照時、太陽電池の発電電力をインバータに供
給する場合には、コンバータの制御により、この発電電
力は常に最大とされ、その余剰電力は商用電源系統に回
生されるので、太陽電池の発電電力を効率よく利用でき
る。太陽電池の最大発電電力が負荷に必要な電力より不
足しているときには、蓄電池の電力で補われ、さらに不
足の場合には、商用電源系統から補われる。このとき、
双方向コンバータの出力直流電圧が蓄電池の放電電圧に
等しくなるように、上記動作制御手段によって双方向コ
ンバータが制御される。
【0019】夜間では、日没によって太陽電池の出力電
圧が低下すると、蓄電池が放電を開始し、この放電電力
がインバータに供給される。このとき、電力が不足する
と、これが商用電源系統から補充される。また、電気料
金が安い深夜時間帯では、商用電源系統の電力が双方向
コンバータで直流電力に変換されて蓄電池の充電が行な
われる。このとき、動作制御手段によって双方向コンバ
ータが制御されることにより、双方向コンバータの出力
直流電圧が、蓄電池の最適な充電電圧に等しくなるよう
に、調整される。
【0020】このように、太陽電池が発電する時間帯と
蓄電池を充電する時間帯を別に設けたので、双方向コン
バ−タは商用電源系統との電力の授受に伴って直流電圧
系統に接続される太陽電池を最大出力電圧点に、また、
蓄電池の充電電圧を最適点になるように直流電圧を調整
することが可能である。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明による空気調和機の一実施例を示す構
成図であって、1は単相商用電源、2はリアクタ、3は
入力電流検出手段、4は双方向コンバータ、5〜8はト
ランジスタ、9〜12は整流用ダイオード、13は直流
電源電圧検出手段、14は平滑用コンデンサ、15はイ
ンバータ、16は圧縮機モータ、17はインバータ駆動
手段、18は電流制御回路、19は切換手段、20は最
大出力電力制御回路、21は直流電源、22は充電電流
制御回路、23はタイマ、24は制御回路、25は誤差
増幅器、26は乗算器、27は商用電源電圧検出手段、
28は太陽電池、29は流入阻止用ダイオード、30は
開閉スイッチ、31は太陽電池出力電流検出手段、32
は蓄電池、33は充電用スイッチ、34は流入阻止用ダ
イオード、35は蓄電池充放電電流検出手段である。
【0022】同図において、単相商用電源1はリアクタ
2を介して双方向コンバータ4に接続されている。この
双方向コンバータ4は、ブリッジ状に接続された整流用
ダイオード9〜12とこれら整流用ダイオード9〜12
毎に並列に設けられた自己消弧形半導体スイッチング素
子としてのトランジスタ5〜8とからなり、これら整流
用ダイオード9〜12は単相商用電源1からの単相交流
電圧を全波整流する。双方向コンバータ4から出力され
る全波整流電圧は平滑用コンデンサ14で平滑され、直
流電圧を発生する。従って、双方向コンバータ4と平滑
用コンデンサ14とは直流電圧源として機能する。
【0023】双方向コンバータ4の出力端子は圧縮機モ
ータ16の駆動用のインバータ15に接続され、また、
双方向コンバータ4の出力端子とインバータ15の入力
端子との接続点に、開閉スイッチ30及び流入阻止用ダ
イオード29を介して太陽電池28が、充電用スイッチ
33と流入阻止用ダイオード34との並列回路を介して
蓄電池32が夫々接続されている。これら太陽電池28
と蓄電池32も、インバータ15に対して、直流電源と
して機能する。ここで、開閉スイッチ30は太陽電池2
8を双方向コンバータ4やインバータ15に接続した
り、これらから切り離したりするためのものであり、流
入阻止用ダイオード29は双方向コンバータ4や蓄電池
32からの直流電流が太陽電池28に流入するのを阻止
するためのものである。また、充電用スイッチ33は双
方向コンバータ4からの直流電流によって蓄電池32の
充電を可能とするためのものであり、流入阻止用ダイオ
ード34は、充電用スイッチ33をオフにして充電を行
なわない場合、双方向コンバータ4や太陽電池28から
の直流電流が蓄電池32に流入するのを阻止するための
ものである。
【0024】直流電源電圧検出手段13は、以上の各直
流電源の電圧変動Vdを検出する。以下では、直流電源
電圧検出手段13の検出出力を検出電圧信号Vdとい
う。また、太陽電池28の出力端子に接続された太陽電
池出力電流検出手段31は太陽電池28の出力電流Is
を検出し、蓄電池32に接続された蓄電池充放電電流検
出手段35は蓄電池32の充放電電流Ibを検出する。
さらに、太陽電池出力電流検出手段31の検出出力を検
出電流信号Isといい、蓄電池充放電電流検出手段35
の検出出力を検出電流信号Ibという。
【0025】インバータ15はトランジスタやダイオ−
ドで構成されており、双方向コンバータ4や太陽電池2
8,蓄電池32から直流電源電圧が供給されて、インバ
−タ駆動手段17の制御のもとに、その出力端子に接続
されている負荷としての圧縮機モータ16を駆動する。
圧縮機モータ16で駆動される図示しない圧縮機は空気
調和機の冷凍サイクル(図示せず)の一部を構成してお
り、圧縮機モ−タ16の回転数操作は、冷凍サイクルの
状態や冷暖房負荷の状態などに従ってインバ−タ駆動手
段17がインバータ15の出力電圧や周波数を調整する
ことにより、行なわれる。
【0026】最大出力電力制御回路20は、直流電源電
圧検出手段13の検出電圧信号Vdと太陽電池出力電流
検出手段31の検出電流信号Isとから、太陽電池28
の出力電圧をその最大発電電力を得るに必要な電圧値と
するための最大電力制御電圧指令Vc1を生成する。ま
た、充電電流制御回路22は、直流電源電圧検出手段1
3の検出電圧信号Vdと蓄電池充放電電流検出手段35
の検出電流信号Isとから、蓄電池32の充電電圧を最
適な充電電流Isを流すに必要な電圧値とするための最
適充電電流制御電圧指令Vc3を生成する。さらに、直
流電源21は、太陽電池28が発電電力を発生できない
夜間であって、かつ蓄電池32が充放電しないときの双
方向コンバータ4の整流動作時、双方向コンバータ4の
出力直流電圧を所定の電圧値にするための整流時直流電
圧指令Vc2を出力する。これら最大電力制御電圧指令
Vc1,最適充電電流制御電圧指令Vc3及び整流時直
流電圧指令Vc2は、タイマ23からの出力情報や直流
電源の検出電圧信号Vd,蓄電池32の検出電流信号I
bなどに応じて制御動作する制御回路24によって制御
される切換手段19により、適宜選択されて誤差増幅器
25に供給される。誤差増幅器25には、また、直流電
源電圧検出手段13による検出電圧信号Vdが供給さ
れ、これと切換手段19からの電圧指令との誤差信号が
求められる。
【0027】誤差増幅器25の出力信号は乗算器26に
供給されて、単相商用電源1の電圧Vacを検出する商
用電源電圧検出手段27の出力、即ち検出出力信号Va
cと乗算され、双方向コンバータ4の入力信号Iacの
基準となる入力電流指令Icが作成される。この入力電
流指令Icは、双方向コンバータ4の入力電流Iacを
検出する入力電流検出手段3の出力、即ち検出電流信号
Iacとともに、電流制御回路18に供給される。電流
制御回路18では、入力電流指令Icと入力信号Iac
とに応じた双方向コンバータ4のトランジスタ5〜8の
オン/オフ制御信号が形成され、これにより、入力電流
Iacが入力電流指令Icと等しくなるように、これら
トランジスタ5〜8が相互にオン/オフ制御される。
【0028】次に、この実施例の動作を詳細に説明する
が、まず、双方向コンバータ4の出力直流電圧の設定値
について説明する。
【0029】太陽電池28から電力を取り出す場合に
は、制御回路24によって開閉スイッチ30をオンし、
最大出力電圧制御回路20からの最大電力制御電圧指令
Vc1に応じて電流制御回路18が双方向コンバータ4
を制御することにより、太陽電池28の出力電圧を最大
電力が得られる値にする。このとき、充電用スイッチ3
3はオフ状態にされ、予め太陽電池28の出力電圧より
も出力電圧が低く設定された蓄電池32からは電力が供
給されないようにする。また、太陽電池28を電源とし
て圧縮機モータ16を駆動する場合には、太陽電池28
の発電電力をインバータ15に供給する。負荷が小さく
てその余剰電力が発生したときには、これを双方向コン
バータ4を介して単相商用電源1に回生し、また、太陽
電池28の発電電力だけでは圧縮機モータ16の駆動の
ための電力が不足の場合には、単相商用電源1から双方
向コンバータ4を介して電力を補充する。
【0030】日没となって太陽電池28の発電電力が得
られないときには、その出力電圧も同時に低下する。こ
れにより、蓄電池32がインバータ15の直流電源とな
り、この蓄電池32から流入阻止用ダイオード34を介
してインバータ15に電力が供給される。このとき、制
御回路24により、切換手段19が充電電流制御回路2
2から出力される最適充電電流制御電圧指令Vc3を選
択した状態にあり、これにより、電流制御回路18の後
述の制御によって双方向コンバータ4の出力電圧が蓄電
池32の出力電圧に等しくされて、この不足分の電力が
双方向コンバータ4から補われる。
【0031】深夜時間帯であるときには、タイマ23の
出力情報により、制御回路24は開閉スイッチ30をオ
フすることによって太陽電池28を開放し、充電用スイ
ッチ33をオンすることにより、双方向コンバータ4の
出力電流によって蓄電池32の充電が行なわれるが、こ
のとき、切換手段19が充電電流制御回路22から出力
される最適充電電流制御電圧指令Vc3を選択した状態
にあり、これにより、蓄電池32の充電電流が最適とな
るように、双方向コンバータ4の出力電圧(即ち、充電
電圧)が電流制御回路18によって調整される。
【0032】ここで、双方向コンバータ4は入力電圧を
降圧する機能を備えていないため、双方向コンバータ4
の出力側の直流電圧の設定値は単相商用電源1の波高値
より大きいことが必要である。
【0033】図2は図1における電流制御回路18の一
具体例を示す構成図であって、36は誤差増幅器、3
7,38三角波発生回路、39,40は電圧比較器、4
1,42は反転回路、43はドライブ回路である。
【0034】同図において、乗算器26(図1)からの
入力電流指令Icと入力電流検出手段3(図1)からの
検出電流信号Iacとが誤差増幅器36に供給され、こ
れらの誤差信号ΔIが出力される。この誤差信号ΔI
は、電圧比較器39で三角波発生回路37からの三角波
電圧Xと電圧比較され、また、電圧比較器40で三角波
発生回路38からの三角波電圧Yと電圧比較される。こ
れら三角波発生回路37,38から出力される三角波電
圧X,Yは互いに180度位相の異なっている。
【0035】電圧比較器39,40では、三角波電圧
X,Yのレベルが誤差信号ΔIのレベル以下のとき低レ
ベル、三角波電圧X,Yのレベルが誤差信号ΔIのレベ
ルを超えるとき高レベルとなる信号を出力する。この三
角波電圧X,Yと誤差信号ΔIとのレベル関係を図3
(c)に示す。但し、図3(c)は、説明の便宜上、誤
差信号ΔIの代りに入力電流指令Icを示している。
【0036】従って、電圧比較器39,40からは、誤
差信号ΔIに応じてデューティ比が変化する互いに18
0度位相が異なるPWM(パルス幅変調)信号が得られ
る。電圧比較器39から出力されるPWM信号は、直接
ドライブ回路43に供給されるとともに、反転回路41
でレベル反転されてドライブ回路43に供給される。ま
た、電圧比較器40から出力されるPWM信号は、直接
ドライブ回路43に供給されるとともに、反転回路42
でレベル反転されてドライブ回路43に供給される。
【0037】ドライブ回路43では、供給されるこれら
PWM信号から図1の双方向コンバータ4におけるトラ
ンジスタ5〜8の駆動信号が形成される。即ち、電圧比
較器39から供給されるPWM信号からトランジスタ5
の駆動信号が形成され、反転回路41から供給されるP
WM信号からトランジスタ6の駆動信号が形成されるの
であるが、トランジスタ5,6が同時にオンして直流電
圧を短絡しないようにするために、トランジスタ5の駆
動信号を示す第3図(d)とトランジスタ6の駆動信号
を示す第3図(e)とから明らかなように、トランジス
タ5,6の駆動信号の間にデットタイムTdを設け、こ
れら駆動信号が同時に高レベルにならないようにしてい
る。同様にして、トランジスタ7の駆動信号は反転回路
42から供給されるPWM信号から形成され、トランジ
スタ8の駆動信号は電圧比較器40から供給されるPW
M信号から形成されるが、トランジスタ7の駆動信号を
示す第3図(f)とトランジスタ8の駆動信号を示す第
3図(g)とから明らかなように、トランジスタ7,8
の駆動信号の間に、これらが同時に高レベルとならない
ようにするデットタイムTdを設ける。
【0038】なお、図3(a)は単相商用電源1の電圧
Vacを示すものであって、これは商用電源電圧検出手
段27により検出電圧信号Vacとして検出される。ま
た、図3(b)は双方向コンバータ4の入力電流Iac
を示すものであって、これは入力電流検出手段3により
検出電流信号Iacとして検出される。図3(a),
(b)は双方向コンバータ4が整流動作を行なって場合
を示しており、この場合には、これら電圧Vacと入力
電流Iacとは同相であり、入力電流指令Icもこれら
と同相である。双方向コンバータ4の入力電流Iacの
波形には、図3(b)に示すように、トランジスタ5〜
8のスイッチング動作に応じてギザギザが生ずる。この
ギザギザの部分の振幅や幅が上記PWM信号のデューテ
ィ比に応じて異なり、これにより、平滑用コンデンサ1
4に流れる入力電流Iacの大きさが変化することにな
り、平滑用コンデンサ14で平滑されて得られる直流電
圧は、誤差増幅器25からの誤差信号に応じて異なるこ
とになる。従って、前述のように、双方項コンバータ4
の出力電圧を蓄電池32の出力電圧に等しくすることも
できる。
【0039】また、図3は双方向コンバータ4が整流動
作を行なう場合を示したものであるが、これとは逆に、
双方向コンバータ4が太陽電池28の発電電力を単相商
用電源1に送り返すための回生動作を行なうときには、
直流電源電圧検出手段13の検出電圧信号Vdが大きく
なることにより、誤差増幅器25の出力電圧が正から負
に変化し、乗算器26から得られる入力電流指令Icが
単相商用電源1の電圧Vacとは逆位相になるだけであ
って、電流制御回路18の動作は上記の整流動作のとき
と全く同様である。
【0040】このようにして、スイッチング動作をする
電力の可逆運転機能をもつ双方向コンバータ4では、そ
の変調波(即ち、図2での三角波信号X,Y)の周波数
を高周波域に選択することにより、リアクタ2に流れる
単相商用電源1の電流が低次高調波を含まれない品質の
高い波形となる。また、高調波電流が問題になるときに
は、リアクタ2と単相商用電源1との間に、交流端子間
を結ぶバイパスコンデンサを設ければよく、そのレベル
を容易に抑制することができる。
【0041】図4は図1における最大出力電力制御回路
20の一具体例を示す構成図であって、44は乗算器、
45,46は微分回路、47,48は正負判定回路、4
9は排他的論理和回路、50は積分回路である。
【0042】同図において、直流電源電圧検出手段13
(図1)からの検出電圧信号Vdと太陽電池出力電流検
出手段31(図1)からの検出電流信号Isとが乗算器
44で乗算され、太陽電池28(図1)の発電電力Ps
が算出される。乗算器44から出力される発電電力Ps
を表わす信号は、微分回路45で微分された後、正負判
定回路47によって正負のレベルの2値信号に変換され
る。この2値信号のレベルは発電電力Psの増減方向を
表わしている。また、検出電圧信号Vdも、微分回路4
6で微分された後、正負判定回路48によって正負のレ
ベルの2値信号に変換される。この2値信号のレベルは
太陽電池28の出力電圧Vsの増減方向を表わしてい
る。これら正負判定回路47,48からの2値信号は排
他的論理和回路49に供給される。この排他的論理和回
路49の出力信号は、太陽電池28の発電電力Psと出
力電圧Vsの増減方向が等しいか、逆かを表わしてお
り、誤差成分として積分回路50に供給される。この積
分回路50の出力信号が上記の最大電力制御電圧指令V
c1である。
【0043】図5は太陽電池28の出力特性を説明する
図であり、太陽電池28の出力電流Isに対する出力電
圧Vs,出力電力Psの関係を示している。
【0044】同図より明らかなように、出力電流Isの
変化に伴って出力電圧Vsは低下するが、出力電力Ps
には出力電流Isの変化に伴って最大になる点P0が存
在する。例えば、太陽電池28が出力電圧V6,出力電
力P6で動作しているとき、図1でのインバータ15の
負荷が増大するか、あるいは双方向コンバータ4の単相
商用電力1への回生電力が増大した場合、太陽電池28
の動作状態が図5の出力電力特性曲線上の点P6から点
P5,P2を経て最大電力を取り出し得る最大出力電力
動作点P0に移行し、太陽電池28の発電電力Psは最
大となる。さらに負荷や回生電力が増大し続けると、太
陽電池28の動作状態は出力電力特性曲線上の点P0か
ら点P1,P4を経て点P3に移行し、太陽電池28の
発電電力Psが減少する。最大出力電力制御回路20の
目的は、太陽電池28が最大動作点P0で、即ち発電電
力Psが最大となる出力電圧点V0で動作するように、
双方向コンバータ4(図1)の出力電圧を設定するため
の最大電力制御電圧指令Vc1を算出することにある。
【0045】次に、図5,図6及び図7により、図4に
示した最大出力電力制御回路20の動作を説明する。但
し、図5の太陽電池28の動作状態を、その出力電力特
性曲線上の最大出力電力動作点P0付近の領域1、出力
電圧Vsが高くて出力電力Psが小さい領域2、出力電
圧Vsが低くて出力電力Psが大きい領域3の3つの動
作状態に分けて、最大出力電力制御回路20の動作を説
明する。
【0046】図6は双方向コンバータ4が整流動作を行
っている場合の最大出力電力制御回路20の動作を説明
する図であり、同図(a)は太陽電池28の動作状態が
図5での領域1にあるときの動作を示す図、図6(b)
は同じく図5での領域2にあるときの動作を示す図、図
6(c)は同じく図5での領域3にあるときの動作を示
す図である。
【0047】太陽電池28が図5の領域1の状態にある
ときには、図6(a)において、双方向コンバータ4
(図1)は整流動作を行なっているので、単相商用電源
1(図1)の交流電圧Vacと双方向コンバータ4の入
力電流Iacとは同相であり、太陽電池28の出力電圧
Vs(直流電圧検出手段(図1)の検出電圧信号Vdに
等しい)は最大電圧V1,中間電圧V0,最低電圧V2
を推移し、これに同期して、太陽電池28の出力電力P
sも最低電力P1、最大出力電力P0、最低電力P2を
推移する。
【0048】図4に示した最大出力電力制御回路20で
は、上記のようにして最大電力制御電圧指令Vc1が得
られるが、ここで、排他的論理和回路49の出力信号V
c0の正レベルは電力制御電圧指令Vc1を高くする方
向に作用し、これにより、双方向コンバータ4は、太陽
電池28の出力電圧Vsが低い電圧V2のときには、こ
の出力電圧Vsを上昇させるように動作する。また、排
他的論理和回路49の出力信号Vc0の負レベルは電力
制御電圧指令Vc1を低くする方向に作用し、双方向コ
ンバータ4は、太陽電池28の出力電圧Vsが高い電圧
V1のときには、この出力電圧Vsを降下させるように
動作する。従って、太陽電池28が図5(a)の領域1
の状態にあるときには、電力制御電圧指令Vc1は、太
陽電池9の出力電圧Vsが最大出力電圧V0付近で安定
化するように、収束する。
【0049】太陽電池28が図5の領域2の状態にある
ときには、図6(b)において、太陽電池28の出力電
圧VsがV3と高いときも、V4と低いときも、発電電
力Psの増減方向と出力電圧Vsの増減方向とが逆であ
るから(図5)、排他的論理和回路49の出力信号Vc
0は正レベルとなり、この出力電圧Vsを上昇させる方
向に電力制御電圧指令Vc1を上昇させる。これによ
り、太陽電池28の動作状態は図5の領域1へと遷移す
る。
【0050】太陽電池28が図5の領域3の状態にある
ときには、図6(c)において、太陽電池28の出力電
圧VsがV5と高いときも、V6と低いときも、発電電
力Psの増減方向と出力電圧Vsの増減方向とが同じあ
るから(図5)、排他的論理和回路49の出力信号Vc
0は負レベルとなり、この出力電圧Vsを減少させる方
向に電力制御電圧指令Vc1を降下させる。これによ
り、太陽電池28の動作状態は図5の領域1へと遷移す
る。
【0051】以上のようにして、最大出力電力制御回路
20により、常に太陽電池28が最大発生電力P0とな
る出力電圧点V0で動作するように、双方向コンバータ
4の出力電圧を制御する最大電力制御電圧指令Vc1が
算出される。
【0052】図7は双方向コンバータ4が太陽電池28
の発電電力を単相商用電源1に回生する回生動作を行な
っている場合の最大出力電力制御回路20の動作を説明
する図であり、同図(a)は太陽電池28の動作状態が
図5の領域1にある場合の動作を、図7(b)は同じく
図5の領域2にある場合の動作を、図7(c)は同じく
図5の領域3にある場合の動作を夫々示している。
【0053】この場合、双方向コンバータ4は回生動作
を行なっているので、図7に示すように、単相商用電源
1の交流電圧Vacと双方向コンバータ4の入力電流I
sと互いに逆相である。これ以外の点については、図6
に示した整流動作の場合と全く同様であり、最大出力電
力制御回路20は、常に太陽電池28が最大発電電力P
0となる出力電圧点V0で動作するように、双方向コン
バータ4の出力電圧を制御する最大電力制御電圧指令V
c1を算出する。
【0054】図8は日射量に応じた太陽電池28の出力
電圧Vsと発電電力WLとの関係を示す図である。
【0055】同図において、出力電圧Vsの変化に対し
て、発電電力WLは最大点を有しているが、太陽電池2
8に照射する数点の日射量が増加するにつれて、発電電
力WLの最大点がP05,P04,P03,P02,P
01と大きくなるとともに、かかる最大発電電力を生ず
る出力電圧Vsも高くなる。ここで、図8の電圧cは得
られる最大発電電力が最小であるときの出力電圧Vsと
する。太陽電池28に照射する数点の日射量の取り得る
範囲内での最大発電電力に対する出力電圧Vsの範囲を
斜線でハッチングして示す。また、電圧aは、双方向コ
ンバータ4が入力電圧を降圧動作を行なう機能を備えて
いないことにより、双方向コンバータ4が出力可能な最
低電圧である単相商用電源1の波高値に等しい直流電圧
である。
【0056】この実施例では、単相商用電源1の波高値
に対する直流電圧aと太陽電池28の出力可能な最低の
出力電圧cとの間に、電圧bとして、蓄電池32の出力
電圧を設定する。
【0057】そこで、図1において、昼間、太陽電池2
8から電力を取り出すことが可能な場合には、制御回路
24によって開閉スイッチ30をオンし、上記のように
最大出力電力制御回路18が制御動作することにより、
太陽電池28は図8の電圧cよりも高い出力電圧Vsで
動作して最大発電電力を出力する。このとき、蓄電池3
2の出力電圧bは太陽電池28のかかる出力電圧Vsよ
りも低く設定されているので、蓄電池32からは電力が
供給されない。また、圧縮機モータ16がインバータ1
5によって駆動されるときには、インバータ15は太陽
電池28の発電電力を消費するが、その余剰電力が発生
したときには、双方向コンバータ4を介して単相商用電
源1に余剰電力が回生される。逆に、太陽電池28から
の発電電力だけでは不足のときには、単相商用電源1か
ら電力が補充されるのであるが、このときには、太陽電
池28を発電電圧P01〜P05の出力電圧Vsで動作
させる。
【0058】一方、日没によって太陽電池28の発電電
力がなくなったときには、その出力電圧Vsも同時に図
8の電圧b以下に低下する。このため、蓄電池32が直
流電圧源となり、流入阻止用ダイオード34を介して電
力をインバータ15に供給する。このとき、切換手段1
9が、充電電流制御回路22から出力される最適充電電
流制御電圧指令Vc3を選択するように、制御回路24
によって切り換えられており、これにより、不足の電力
は双方向コンバータ4を介して自動的に単相商用電源1
から供給される。
【0059】図9は図1における充電電流制御回路22
の一具体例を示す構成図であって、51は誤差増幅器、
52はゲイン調整回路、53は誤差積分器である。
【0060】同図において、制御回路24(図1)から
の充電電流指令値Ibcと蓄電池充放電電流検出手段3
5(図1)からの検出電流信号Ibとを誤差増幅器51
に供給し、これらの誤差信号を得る。この誤差信号はゲ
イン調整回路52でレベル調整され、直流電源電圧検出
手段13(図1)からの検出電圧信号Vdとともに誤差
積分器53に供給されて最適充電電流制御電圧指令Vc
3が生成される。
【0061】そこで、図1において、深夜時間帯に蓄電
池32に充電を行なう場合、タイマ23から深夜時間帯
であることを示す情報が供給されると、制御回路24は
開閉スイッチ30をオフにして太陽電池28を開放し、
充電用スイッチ33をオンして蓄電池32の充電を行な
わせるのであるが、このとき、上記のようにして、充電
電流制御回路22は蓄電池32が最適な充電電圧で充電
できるような最適充電電流制御電圧指令Vc3を出力
し、これによって双方向コンバータ4が直流電圧を調整
しながら蓄電池32を充電させる。
【0062】図10は以上説明した実施例の一動作例を
示すタイムチャ−トである。図10(a)は太陽電池2
8の発電電力Psの約3時間毎の平均値を示している。
ここで、第1日目,第2日目及び第5日目は豊富な日射
量に恵まれたものとしており、これにより、7時〜17
時で充分な発電電力Psが得られている。また、第3日
目及び第4日目では、曇天のため、それほど多くの発電
電力を得ることができなかったことを示している。
【0063】図10(b)はインバータ15の入力電力
WLを示しており、図10(c)は双方向コンバータ4
の電力Pacを示している。ここで、この電力Pacの
正成分は回生電力であり、負成分は整流電力である。
【0064】図10(d)は蓄電池32の充放電電力P
bを示すものであり、ここで、深夜時間帯の一定の時間
0時〜6時では、充放電電力Pbが振幅変動のないもの
となっているが、これは充電電力である。この充電時間
や時刻は任意に設定してもよい。図10(e)は蓄電池
32の貯蔵蓄電量Pahを示すものである。
【0065】以上のように、この実施例では、安い深夜
料金時間帯の電力と太陽電池の発電電力を有効に活用で
きるので、空気調和機の電気代を大幅に節約できる効果
がある。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
安い深夜料金時間帯の電力を蓄電池に充電し、かつ太陽
電池の発電電力を有効に活用できるので、電気代を大幅
に節約できる。
【0067】また、昼間に使用する商用電源系統の電力
は少なくてすむので、ピ−クカットに効果的であり、分
散電源が一般家庭に多数普及した場合に電力系統の管理
が容易になるし、充電時の充電電流を最適に制御できる
ので、蓄電池の寿命と高信頼性を確保できる。
【0068】さらに、蓄電池の充電回路が不要なため、
構成の簡略化とコストの低減とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す空気調和機の構成図
【図2】電流制御回路の構成図
【図3】電流制御回路の動作を説明する図
【図4】太陽電池の最大出力電力制御回路の構成図
【図5】太陽電池の出力特性を説明する図
【図6】整流動作を行っている場合の最大出力電力制御
回路の動作を説明する図
【図7】回生動作を行っている場合の最大出力電力制御
回路の動作を説明する図
【図8】太陽電池の出力電圧と出力電流を示す図
【図9】充電電流制御回路を説明する図
【図10】各部の動作タイムチャ−ト
【図11】従来例における太陽光発電システムの構成図
【図12】従来例におけるタイムチャ−ト
【符号の説明】
1 単相商用電源 3 入力電流検出手段 4 双方向コンバ−タ 13 直流電源電圧検出手段 14 平滑用コンデンサ 15 インバ−タ 16 圧縮機モータ 18 電流制御回路 19 切換手段 20 最大出力電力制御回路 21 直流電源 22 充電電流制御回路 25 誤差増幅器 26 乗算器 27 単相商用電源電圧検出手段 28 太陽電池 31 太陽電池出力電流検出手段 32 蓄電池 33 充電スイッチ 35 蓄電池充放電電流検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 7/63 302 N 9178−5H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源として商用電源系統に接続され
    たコンバータと太陽電池と蓄電池とを備え、該直流電源
    からの直流電力をインバータで交流電力に変換して圧縮
    機モータに供給することにより、該圧縮機モータを駆動
    するようにした空気調和機において、 該コンバータは双方向コンバータであって、該双方向コ
    ンバータの動作制御手段を設け、 該動作制御手段により、該太陽電池から最大発電電力が
    得られるための最大出力動作点電圧の設定、及び該蓄電
    池の最適充電電流に対する最適充電電圧の設定を可能と
    したことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 昼間では、前記インバータの電力供給源を前記太陽電池
    として、前記太陽電池の発電出力が前記インバ−タの出
    力電力よりも大なるときには、前記太陽電池の余剰電力
    を前記コンバータを介して前記商用電源系統に回生し、
    前記太陽電池の発電出力が前記インバ−タの出力電力よ
    りも小なるときには、その不足電力を蓄電池の充電電力
    で補充し、さらに、電力が不足する場合には、前記商用
    電源系統の交流電力を前記コンバータで変換して得られ
    る直流電力で補充し、 夜間の深夜料金時間帯では、前記インバ−タの状態に係
    らず、前記コンバータが前記商用電源系統の交流電力を
    変換して得られる直流電力で前記蓄電池を充電すること
    を特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記蓄電池の電圧を、前記太陽電池の最大出力動作点電
    圧の取り得る最低値近傍に設定し、かつ、前記商用電源
    系統の電圧の全波整流電圧以上とすることを特徴とする
    空気調和機。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記動作制御手段は、 前記太陽電池の出力電圧,出力電流及び前記蓄電池の入
    出力電圧,入出力電流を検出する検出手段と、 検出された前記太陽電池の出力電圧,出力電流から前記
    最大出力動作点電圧を設定するための第1の電圧指令を
    形成する最大出力電力制御手段と、 検出された前記蓄電池の入力電圧,入力電流から前記最
    適充電電圧を設定するための第2の電圧指令を形成する
    充電電流制御手段と、 該第1,第2の電圧指令を選択する切換得手段と、 該切換手段からの第1または第2の電圧指令と前記商用
    電源系統の電圧とに応じた指令電流を生成する生成手段
    と、 該電流指令と前記商用電源系統の電流とに応じて前記コ
    ンバータを制御する電流制御手段とからなることを特徴
    とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記最大出力電力制御手段は、 検出された前記太陽電池の出力電流と出力電圧とを乗算
    し、前記太陽電池の発生電力を検出する乗算器と、 該乗算器の出力信号を微分する第1の微分回路と、 該第1の微分回路の出力信号の正負を検出し、前記太陽
    電池の発電電力の増減傾向を判定する第1の正負判定回
    路と、 検出された前記太陽電池の出力電圧を微分する第2の微
    分回路と、 該第2の微分回路の出力信号の正負を検出し、前記太陽
    電池の出力電圧の増減傾向を判定する第2の正負判定回
    路と、 該第1,第2の正負判定回路の出力信号が供給される排
    他的論理和回路と、 該排他的論理和回路の出力信号を積分する積分回路とか
    らなることを特徴とする空気調和機。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記蓄電池に、 前記コンバータの出力直流電圧の低下とともに放電を可
    能とし、かつ前記太陽電池の出力電流の流入を阻止する
    放電用ダイオードと、 充電時オンする充電スイッチとを設けたことを特徴とす
    る空気調和機。
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