JPH0942802A - 商用電源供給機能付空気調和システム - Google Patents

商用電源供給機能付空気調和システム

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JPH0942802A
JPH0942802A JP7197630A JP19763095A JPH0942802A JP H0942802 A JPH0942802 A JP H0942802A JP 7197630 A JP7197630 A JP 7197630A JP 19763095 A JP19763095 A JP 19763095A JP H0942802 A JPH0942802 A JP H0942802A
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正樹 萬里小路
Keigo Onizuka
圭吾 鬼塚
Hisashi Tokisaki
久 時崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実用的範囲内のソーラパネルの設置で、長時
間運転を継続しても、商用電力の消費を僅かに抑える。 【解決手段】 常にエアコンをつけっぱなしにし、空調
しておきたい部屋等があった場合、発電電力に応じてエ
アコンの運転能力を制御するようにし、常に発電電力の
範囲内でエアコンを運転するようにしている。すなわ
ち、晴天時等、太陽光を充分に吸収し、発電電力が充分
に多い場合には、エアコンをフル能力で運転しても、発
電電力を超えるようなことはない。次に、雨天時等発電
電力が低下すると、エアコンの運転能力を下げ、低下し
た発電電力以上の消費電力とならないようにコントロー
ルする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽光をエネルギ
ー源として発電し、この発電された電力を商用電源へ供
給する機能を備えた商用電源供給機能付空気調和システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
空気調和機は、冷媒と熱交換を行うことにより、例えば
暖房モード、冷房モード、ドライモード及び、設定温度
と運転開始時の室温とを比較して暖房モードと冷房モー
ドとのいずれかを自動的に選択する自動運転モード等の
各モードで運転可能となっており、これらのモードの変
更等を付属のリモコンで操作して、室内を空調し得るよ
うになっている。
【0003】ところで、現在、上記空気調和機の電源と
して、太陽エネルギーを利用した、所謂ソーラエアコン
が開発されている(一例として、特開平6−74522
号参照)。このソーラエアコンでは、ソーラパネルで吸
収した太陽光に基づいて発電した電力を直接、空気調和
機の電源として利用するようになっている。また、この
空気調和機では、天候に左右されないように、一般の商
用電源を併用し、太陽光による発電電力の量が少ない時
は、その不足分を一般の商用電源から得るようになって
いる。
【0004】しかしながら、上記構成のソーラエアコン
では、太陽光による発電電力を当該空気調和機でしか利
用することができない。また、実質的に一般の商用電源
と併用しなければ、充分な空調運転ができないという問
題点があった。
【0005】このため、例えば、空調状態を常に所定温
度又は湿度にしておきたい部屋がある場合に、天候や時
間によって、商用電源の消費電力が変化し、電気代が予
測できず、思わぬ出費となる場合がある。従って、太陽
エネルギーのみで賄うことができるソーラエアコンとす
ればよいが、これを実現するには、非常に広面積のソー
ラパネルが必要であり、実用的ではない。
【0006】なお、関連技術として、現在、太陽光をエ
ネルギー源として発電された電力を屋内の商用電源配線
へ、さらに余剰分は商用電源へ供給する商用電源供給シ
ステムが開発されている。発電された電力は一旦、商用
電源に戻すことにより電力料金を相殺し電力消費による
コストダウンを図っている。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、実用的範囲内
のソーラパネルの設置で、長時間運転を継続しても、商
用電力の消費を僅かに抑えることができる商用電源供給
機能付空気調和機を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、冷媒が循環するように圧縮機、凝縮器、減圧装置、
蒸発器を用いて構成した冷凍サイクルを備え、室内に供
給する空気と冷媒との間で熱交換を行わせ、室内の少な
くとも温度又は湿度の一方が所望の状態になるように、
前記熱交換された後の空気を室内に供給するように成し
た空気調和機と、太陽光をエネルギー源として発電し、
この発電された電力を商用電源へ供給する機能を備えた
商用電源供給機構とを備えた空気調和システムであっ
て、前記商用電源供給機構は、太陽光をエネルギー源と
して発電された電力の商用電源への供給量を検出する第
1電力検出部と、この検出値を出力可能に成すインター
フェース部とを有し、前記空気調和機は、商用電源から
供給された交流電力を直流電力に変換する整流平滑部
と、この整流平滑部から得られる直流電力を信号に応答
して前記圧縮機へ間欠通電し、この圧縮機の回転数を制
御するインバータ部と、室内の少なくとも温度又は湿度
の一方が所望の状態となるように圧縮機の回転数を調節
するための前記信号をインバータ部に出力する回転数制
御部と、空気調和機で消費される電力又は前記圧縮機で
消費される電力を求める第2電力検出部と、規制機能が
有効な際に、第2電力検出値が前記インターフェース部
を介して得られる第1の電力検出部の検出値を超えない
ように前記圧縮機の回転数を調節するための前記信号を
補正する規制制御部と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、太陽光をエネル
ギー源として発電された電力を商用電源へ供給する商用
電源供給機構と空気調和機とは夫々異なるマイクロプロ
セッサを搭載していることを特徴としている。
【0010】請求項1に記載の発明によれば、空気調和
機には、太陽光をエネルギー源として発電し、この発電
された電力を屋内配線へ供給する機能を備えているが、
あくまでも空気調和機は商用電源から電力をもらって運
転する。すなわち、発電と商用電源の電力消費とは別制
御で行われる。
【0011】ここで、第1の電力検出部では、太陽光を
エネルギー源として発電された電力の商用電源への供給
量(以下、発電電力という)を検出しており、第2の電
力検出部では、空気調和機で消費される電力又は、圧縮
機で消費される電力(以下、消費電力という)を検出し
ている。
【0012】この第1及び第2の検出部の検出値を比較
し、圧縮機の消費電力がソーラパネルの発電電力を超え
ないように圧縮機の回転数を補正する。すなわち、圧縮
機の運転をソーラパネルの発電電力で賄える分に相当す
る運転とする。すなわち、晴天時等、発電電力が最大に
近い状態では空気調和機は高い能力で運転され、雨天時
等、発電電力が上がらない場合には、空気調和機の能力
は低下する。
【0013】このような制御がなされる空気調和機は、
長時間運転を継続し、空調しておきたい部屋等に適して
おり、連続運転しても、消費電力分を全て発電電力で賄
うことができ、電気代を僅かにすることができる。
【0014】また、空気調和機のフル能力を得るための
ソーラ設備(例えば、ソーラパネルの広面積化等)を大
きくする必要がなく、空気調和機自体の運転能力で制御
するため、設備が複雑化することがない。
【0015】なお、上記のような運転能力制御を行うか
否かをスイッチ操作で選択できるようにしてもよい。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、太陽光を
エネルギー源として発電し、商用電源へ供給するための
制御を行うマイクロプロセッサと、空気調和機を運転す
るための制御を行うマイクロプロセッサとを夫々異なる
構成としたため、メンテナンス等をそれぞれ独立して行
うことができると共に、各々が独立して制御されるの
で、各々の汎用性あ向上し、組み合わせの自由度が高く
なる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施の形態に
係る空気調和機(以下エアコンという)が示されてい
る。空気調和機(エアコン)は、それぞれ冷媒を循環さ
せる冷媒循環路を有した室内ユニット10(ブレーカB
につながるプラグPを有する)と室外ユニット12とを
備えると共に、この空気調和機を遠隔操作するために操
作信号を赤外線によって送り出すリモコン14を備えて
いる。
【0018】また、SOLは商用電源供給機構であり、
ソーラパネル310が接続されている。この商用電源供
給機構SOLは、通常のエアコンの室外ユニットとは別
体であるが、室外ユニット12の上にねじで結合されて
いる。さらに、SOLと室外ユニット12は、信号線S
で接続されている。以下、エアコン部A/Cと商用電源
供給ユニットSOLとを別々に説明する。[エアコン部
A/C]リモコン14には、電源オン・オフ、冷暖房切
換設定、温度設定、タイマ設定、ソーラキープ等の様々
な操作キーが配設され、この操作キーを操作することに
よって、各項目に該当するコードを持つ操作信号が出力
されるようになっている。また、リモコン14には、風
量設定キーが設けられ、使用者は、風量を「弱」、
「中」、「強」、「自動設定」を変更できるようになっ
ている。以下、本発明の実施の形態では、上記3段階に
風量が変更可能な機種を例にとり説明するが、前記3段
階は風量調整の基本的な構成であり、「微風」、「ハイ
パワー」等さらに数段階に変更できるもの、或いは上記
の如く段階的に変更するものの他、無段階に風量を変更
可能なものにも適用可能である。
【0019】なお、本発明の実施の形態では、リモコン
14の操作信号を室内ユニット10側に送信するための
手段として、赤外線等のワイヤレス信号を適用してお
り、室内ユニット10側にこの赤外線を受光するための
光センサー76B(後述)が設けられている。
【0020】ここで、リモコン14から送られる操作信
号は室内ユニット10内の光センサー76Bで受信され
ると、エアコンは、受信された操作信号のコードに従っ
て室内の温度、湿度等をコントロールしている。なお、
リモコン14と室内ユニット10とを信号線で接続して
もよく、この際は一般に知られたワイヤード型リモコン
を藻CHーいいるこができる。
【0021】図2に示される如く、室内ユニット10
は、取付ベース200の上下端に脱着可能に係止された
ケーシング202によって、内部が被覆されている。
【0022】ケーシング202には、その中央部にクロ
スフローファン204が設けられている。クロスフロー
ファン204は、ファンモータ70E(後述)の駆動力
によって駆動され、ケーシング202に設けられた吸込
口206から室内空気を各種フィルタ208及び熱交換
器16を介して吸込み、かつ風路210を介して再度室
内へ送り出す役目を有している。なお、風路210に
は、横羽根212及び水平フラップ214が設けられ、
室内への風向を調節できるようになっている。
【0023】また、ケーシング202における熱交換器
16の下部に対応する部分には皿状のドレンパン216
が一体形成されている。
【0024】図3は本発明の実施の形態の制御装置によ
って制御される空気調和機の冷媒回路である。図におい
て、26はコンプレッサ、27は四方弁、28は室外ユ
ニット12内に設けられた室外側熱交換器、30はキャ
ピラリチューブ(減圧器)、16は室内ユニット10内
に設けられた室内側熱交換器、24はアキュムレータで
あり、これらの要素を順次冷媒配管で環状に接続して冷
凍サイクルを構成している。この空気調和機によれば、
四方弁27が図に示す実線の状態(非通電状態)にある
時は、コンプレッサ26から吐出された冷媒は実線矢印
のように流れ、室外側熱交換器28で凝縮し、キャピラ
リーチューブ30で減圧された後、室内側熱交換器16
で蒸発して室内の冷房が行なわれる。また、四方弁27
が図に示す破線の状態(通電状態)にある時は、コンプ
レッサ26から吐出された冷媒は破線矢印のように流
れ、室内側熱交換器16で凝縮し、室外熱交換器28で
冷媒が蒸発して室内の暖房が行なわれる。
【0025】なお、112Aは室外側送風機を構成する
ファンモータであり、70Eは室内側送風機を構成する
ファンモータであり、各々室外側熱交換器28及び室内
側熱交換器16に送風するものである。
【0026】図4は、室内ユニット10の電気回路を示
すものであり、この電気回路は電源基板70及びコント
ロール基板72を備えている。電源基板70にはブレー
カBから電力を得るためのプラグP、室内に供給される
調和空気の風量を調整するファンモータ70Eを駆動す
る駆動回路70A、ファンモータ70Eを駆動するため
の電力を生成するモータ電源回路70B、制御回路用の
電力を生成する制御回路用電源回路70C、及びシリア
ル回路用の電力を生成するシリアル回路用電源回路70
Dが設けられている。
【0027】ここで、本発明の実施の形態のファンモー
タ70EはDCモータが適用されており、供給される電
圧が8ビットで制御されている。すなわち、256段階
の電圧制御によって風量が設定可能となっている。これ
は、1/fゆらぎ機能の実行時の風量制御のときの微妙
な風量制御を行うために用いられる。
【0028】コントロール基板72には、シリアル回路
用電源回路70Dに接続されたシリアル回路72A、モ
ータを駆動する駆動回路72B、及び制御回路としての
マイクロコンピュータ(マイコン)72Cが設けられて
いる。さらに、駆動回路72Bは、フラップを上下動さ
せる上下フラップ用ステップモータ74A、左右フラッ
プ用ステップモータ74B、74C、及び床面全面の温
度を検出するために床面の温度を検出するフロアセンサ
を回転駆動するフロアセンサ用ステップモータ74Dを
駆動するための電力を駆動隘路72Bに供給している。
【0029】また、マイコン72Cには、表示基板76
に設けられた運転モード等を表示する表示用LED、リ
モコン14からの赤外線の操作信号を受光する光センサ
76B、この光センサ76Bが受光した操作信号を受信
する受信回路76Aが接続されている。
【0030】さらに、マイコン72Cには、センサ基板
78に設けられた床面の温度検出エリアを表示するエリ
アLED及びフロアセンサが接続されている。
【0031】このリモコン14で、暖房モード、冷房モ
ード、ドライモード及び自動運転モード等の各モードの
選択、設定温度の変更、吹き出し風量の変更、フラップ
用ステップモータ74A、74B、74Cを駆動してフ
ラップ角度の変更等の空気調和機の制御がなされる。
【0032】さらに、マイコン72Cには、室温を検出
する室温センサ80A、室内熱交換器16の冷媒コイル
の温度を検出する熱交換器用温度センサ80B、室内の
湿度を検出する湿度センサ80Cが接続されると共に、
スイッチ基板82に設けられた自己診断用LED、運転
モードを暖房モード、冷房モード、ドライモード及び自
動運転モードに切り換える運転切換スイッチ及び自己診
断スイッチが接続されている。
【0033】この運転切換スイッチには、「暖房モー
ド」、「冷房モード」、「ドライモード」及び「自動運
転モード」の各表示が設けられており、現在の切り換え
状態が表示基板76に設けられた表示用LEDによって
表示される。
【0034】図5は、室外ユニット12の電気回路を示
すものであり、この電気回路は整流回路100及びコン
トロール基板102を備えている。なお、室外ユニット
12の電気回路は、〜において図4の室内ユニット
10の電気回路に接続されている。
【0035】コントロール基板102には、室内ユニッ
ト10のシリアル回路用電源回路70Dに接続されたシ
リアル回路102A、ノイズを除去するノイズフィルタ
102B、102C、120D、インバータ104をス
イッチングするための電力を生成するスイッチング電源
回路102E、制御回路としてのマイコン102Fが設
けられている。
【0036】スイッチング電源回路102Eにはインバ
ータ104が接続され、インバータ104には、冷媒を
圧縮するコンプレッサ26が接続されている。
【0037】また、マイコン102Fには、外気温度を
検出する外気温センサとしての外気温度サーミスタ11
0A、室外熱交換器28の冷媒コイルの温度を検出する
コイル温センサとしてのコイル温度サーミスタ110
B、コンプレッサ26の温度を検出する温度センサとし
てのコンプレッサ温度サーミスタ110Cが接続されて
いる。
【0038】I/Fはインターフェース回路であり、商
用電源供給機構SOLからの信号をマイコン102Fに
伝達させる。
【0039】さらに、ノイズフィルタ102Bには、室
外熱交換器28に送風するファンモータ112A及びフ
ァンモータ用コンデンサ112Bが接続されており、こ
れらファンモータ112A及びファンモータ用コンデン
サ112Bと並列的に、コンプレッサ26から吐出され
た冷媒の流れ方向を変更する四方弁27は、ノイズフィ
ルタ102Bを通過した電力から駆動電力を得ている。 [商用電源供給システムSOL]図6には、太陽光エネ
ルギー源として発電された電力を商用電源に供給する商
用電源供給システムが示されている。
【0040】太陽光を吸収するソーラーパネル310
は、複数枚のモジュールを枠にセットし屋根等に設置さ
れている。ソーラーパネル310で吸収したエネルギー
は、インバーター回路312に供給されるようになって
いる。すなわち、ソーラーパネル310で発電される電
力は直流でありこのインバーター回路312によって交
流に変換される。
【0041】変換された交流の電力は絶縁トランス31
4に供給され、商用電源(例えば200v、50Hzの
正弦波)と同様の電源周波数に調節されるようになって
いる。この絶縁トランス314の出力側は解列コンダク
ター316を介して、所定のブロック毎に設けられたブ
レーカー350の1つ及びメインブレーカー352を介
して屋外との解列を行う解列スイッチ354に接続され
ている。この解列スイッチ654は、電信柱等に設置さ
れる電力系統の末端である変圧トランス318に接続さ
れている。この変圧トランス318の一次側には、電力
会社の変電所から所定の電圧(例えば、単相200v)
の電源が供給されている。
【0042】変圧トランス318では、この一次側の電
圧を商用の電圧(例えば200V)に降圧している(二
次側電圧)。
【0043】従って、通常は図1の矢印A方向に示され
るように、変圧トランス318の二次側から一般家庭へ
電源が供給されるようになっている。
【0044】一方、ソーラーパネル310で発電された
電力は、図1の矢印B方向に示される如く変圧トランス
318の二次側へ供給され、この変圧トランス318と
電力容量を増加するようになっている。
【0045】前記インバーター回路312を制御するた
めのマイクロコンピューター320は、A/Dで入力す
る電圧とCTによる電流を入力してソーラーパネル31
0が最適動作店で動作するようにインバーター回路31
2のスイッチング動作を制御している。
【0046】また、このマイクロコンピューター320
では、前記トランス314と変圧トランス318との間
に設けられた解列コンダクター316の開閉の制御も行
っている。この解列コンダクター316は、ソーラーパ
ネル310で発電された電力を変圧トランス318へ供
給するか、供給を中断するかのスイッチング機能を持っ
ており、マイクロコンピューター320ではこのオン・
オフを制御するようになっている。
【0047】さらに、マイクロコンピュータ320は絶
縁トランス314を通過する電力を算出し、この値を信
号線Sを介してエアコンの室外ユニットへ通信で送信す
る。
【0048】上記構成の如く、エアコン部A/Cの室外
ユニット12におけるマイコン102F(図5参照)
と、商用電源供給ユニットSOLにおけるマイクロコン
ピュータ320とは、それぞれ別個に装着されている。
このような、エアコンを家庭等に設置することによっ
て、エアコン自体は、通常どおり、商用電源から電力を
受けるため、消費電力に変わりはない。しかし、このエ
アコンの作動、非作動に拘らず、商用電源供給ユニット
SOLでは、常時、太陽光による発電電力を商用電源側
へ戻しているため(電力を売っているため)、該家庭全
体で使用される使用電力から戻した電力分差し引かれる
ことになり、結果的に省エネに貢献している。
【0049】ここで、本実施の形態では、ソーラパネル
310によって発電され、商用電力に変換された発電電
力の電力量を検出する発電電力検出部(電圧と電流から
算出)と、エアコンの消費電力とを検出するエアコン消
費電力検出センサ358(電圧とCTによる電流値とか
ら算出)と、を有しており、これらはそれぞれコントロ
ール基板320のマイクロコンピュータ及びマイコン1
02Fに接続されている。マイクロコンピュータ320
に入力される発電電力検出センサ356の検出値は通信
によってエアコン側のマイコン102Fに伝送され、マ
イコン102Fでは、これらの検出値を比較し、スイッ
チ(ソーラキープスイッチ)が有効な際には、マイコン
で運転能力を制御するようになっている。すなわち、エ
アコンの消費電力が発電電力を超えないようにエアコン
の運転能力を制御し、電力供給と消費とを相殺するよう
になっている。
【0050】以下に、本発明の実施の形態の作用を説明
する。まず、エアコン部A/Cにおける、通常の操作に
ついて説明する。
【0051】運転停止状態でリモコン14が操作され
て、出力される操作信号を受信回路76Aで受信する
と、この受信した操作信号のコードを解析する。
【0052】解析の結果が電源オン指令か否か、タイマ
設定の指令か否かを判断する。すなわち、リモコン14
で操作された操作信号は電源オフ時には、キャンセルさ
れる信号、例えば、温度設定、風量設定等があるため、
この場合には受け付けず、受信状態で待機する。
【0053】ここで、タイマ設定の指令であることを認
識すると、リモコン14の操作者は、所定時間後にエア
コンを運転させるべく、タイマを設定する。例えば、2
時間後にエアコンを運転させるようにセットし、リモコ
ン14を操作して、操作信号を出力する。これにより、
タイマ(入時間)が設定される。この設定により、2時
間後に自動的に運転を開始させることができる。
【0054】一方、電源オン指令であることを認識する
と、前回運転が停止する前の設定モードで運転が開始さ
れる。
【0055】その後、リモコン14からの操作信号が受
信されると、受信した操作信号のコードを解析し、解析
された内容が電源オフ指令であるか否か、風量の設定
(変更)か否か、温度の設定(変更)か否か、タイマの
設定(変更)か否かを判断し、解析内容に該当する項目
を選別して、運転の停止又は運転モードの設定変更を実
行する。
【0056】エアコン部A/Cでは、室内ユニット10
のマイコン72Cが設定温度/設定湿度と被調和室の室
温/湿度との差の変化分をファジイ演算に照らし合わせ
て、必要空気能力の現時点の空調能力にたいする増減量
を算出する。
【0057】この増減量は、圧縮機106の回転数で表
している。なお、圧縮機106が特に交流電動機の駆動
源としている時は周波数で表される。
【0058】この増減量は室内ユニット10と室外ユニ
ット12とをつなぐ信号線を介して室外ユニット12の
マイコン102Fへ送られる。
【0059】室外ユニット12のマイコン102Fは、
この周波数の増減量に応じて現周波数(圧縮機106に
供給している交流電力の周波数)を補正して、新たな周
波数で圧縮機の運転を行う。なお、圧縮機106の起動
/停止は別の処理に従う。
【0060】また、室外ユニット12のマイコン102
Fは圧縮機106で消費(供給)される電流を常にサン
プリングし、この電流が予め定められた値、例えば、一
般加点のブレーカの容量(すなわち、20A等)を超え
ないように、周波数をさらに補正する。
【0061】具体的には電流が予め定めた値−2Aを超
えると周波数が上昇する補正を禁止し、電流が予め定め
た値−1Aを超えると周波数を1Hz/sec 割合で下げ
る補正を行う。この下げる補正は電流が予め定めた値−
3Aまで続けられる。
【0062】次に、商用電源供給ユニットSOLにおけ
る、動作を説明する。平常時、すなわち、変圧トランス
318に電力が供給されている場合は解列コンダクター
316は閉成状態である。
【0063】ソーラーパネル310で吸収した太陽光
は、電気エネルギーに変換され、インバーター回路31
2に供給される。この時の電力は直流であり、インバー
ター回路312ではこの直流電源を交流電源に変換す
る。この時マイクロコンピューター320からはその地
域の電源電圧、及び周波数が入るインバーター回路31
2へ送られ、その地域にあった電源(電圧・周波数)に
変換される。なお、その地域の周波数は発電を開始する
前にブレーカを介して、A/D端子に与えられる電圧波
形を解析して得ることができる。
【0064】インバーター回路312で変換された波形
は、絶縁トランス314によって正弦波に変換され解列
コンダクター316が閉成状態の場合には、図1の矢印
Bの如く変圧トランス318の二次側に供給することが
できる。
【0065】ここで、本実施の形態では、商用電源供給
ユニットSOLによる発電電力を発電電力検出センサ3
56で検出し、エアコン部A/Cによる消費電力を消費
電力検出センサ358で検出し、これらの比較によるエ
アコン運転能力制御を行っている。
【0066】すなわち、常にエアコンをつけっぱなしに
し、空調しておきたい部屋等があった場合、その消費電
力がどの程度になるか不明であり、発電電力で相殺され
る電気代を予測することができない。従って、雨天や夜
間には、運転状態を弱くしたり、停止したりして、消費
電力の調整を図る必要があった。しかし、本実施の形態
では、ソーラキープスイッチを有効にしておくと、SO
Lから送られる発電電力の値を前記した電流制御用の予
め定めた値、もしくはこの値より1A低い値に置き換え
るので、発電電力に応じてエアコンの運転能力を制御す
るようなる。従って、常に発電電力の範囲内でエアコン
を運転するようになる。すなわち、晴天時等、太陽光を
充分に吸収し、発電電力が充分に多い場合には、エアコ
ンをフル能力で運転しても、発電電力を超えるようなこ
とはない。次に、雨天時等発電電力が低下すると、エア
コンの運転能力を下げ、低下した発電電力以上の消費電
力とならないようにコントロールする。
【0067】このような制御を行うことにより、エアコ
ンを常にフル能力で運転するために、ソーラパネル31
0を大型化したりするような非実用的な設備を行うこと
なく、エアコンで消費される電力は全て発電電力で賄う
ことができ、電気代が不要となる。
【0068】なお、本実施の形態では、消費電力が発電
電力を超えないように制御したが、完全に消費電力を発
電電力で賄うのではなく、予め定められた一部(例え
ば、80%)を発電電力で賄うように制御すれば、運転
能力を極端に低下させることなく、少ない商用電力の消
費(計算で予測できる)で長時間の継続運転を行うこと
ができる。
【0069】また、この運転能力制御は、常に行っても
よいし、必要に応じてスイッチ操作で選択して行うよう
にしてもよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る商用電源
供給機能付空気調和機は、実用的範囲内のソーラパネル
の設置で、長時間運転を継続しても、商用電力の消費を
僅かに抑えることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る空気調和機の外観図
である。
【図2】室内ユニットの内部構造を示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る空気調和機の冷媒回
路の概略図である。
【図4】本発明の実施の形態の空気調和機の室内ユニッ
トの回路図である。
【図5】本発明の実施の形態の空気調和機の室外ユニッ
トの回路図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る商用電源供給システ
ムの概略図である。
【符号の説明】
10 室内ユニット 12 室外ユニット 70E ファンモータ 102F マイコン 310 ソーラパネル 312 インバータ回路 314 トランス 320 マイクロコンピュータ 356 発電電力検出センサ(第1の検出部) 358 消費電力検出せんさ(第2の検出部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒が循環するように圧縮機、凝縮器、
    減圧装置、蒸発器を用いて構成した冷凍サイクルを備
    え、室内に供給する空気と冷媒との間で熱交換を行わ
    せ、室内の少なくとも温度又は湿度の一方が所望の状態
    になるように、前記熱交換された後の空気を室内に供給
    するように成した空気調和機と、 太陽光をエネルギー源として発電し、この発電された電
    力を商用電源へ供給する機能を備えた商用電源供給機構
    とを備えた空気調和システムであって、 前記商用電源供給機構は、 太陽光をエネルギー源として発電された電力の商用電源
    への供給量を検出する第1電力検出部と、この検出値を
    出力可能に成すインターフェース部とを有し、 前記空気調和機は、 商用電源から供給された交流電力を直流電力に変換する
    整流平滑部と、 この整流平滑部から得られる直流電力を信号に応答して
    前記圧縮機へ間欠通電し、この圧縮機の回転数を制御す
    るインバータ部と、 室内の少なくとも温度又は湿度の一方が所望の状態とな
    るように圧縮機の回転数を調節するための前記信号をイ
    ンバータ部に出力する回転数制御部と、 空気調和機で消費される電力又は前記圧縮機で消費され
    る電力を求める第2電力検出部と、 規制機能が有効な際に、第2電力検出値が前記インター
    フェース部を介して得られる第1の電力検出部の検出値
    を超えないように前記圧縮機の回転数を調節するための
    前記信号を補正する規制制御部と、 を備えたことを特徴とする商用電源供給機能付空気調和
    システム。
  2. 【請求項2】 太陽光をエネルギー源として発電された
    電力を商用電源へ供給する商用電源供給機構と空気調和
    機とは夫々異なるマイクロプロセッサを搭載しているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の商用電源供給機能付空
    気調和システム。
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