JPH06351155A - 直流モ−タの回転拘束保護回路 - Google Patents
直流モ−タの回転拘束保護回路Info
- Publication number
- JPH06351155A JPH06351155A JP5157917A JP15791793A JPH06351155A JP H06351155 A JPH06351155 A JP H06351155A JP 5157917 A JP5157917 A JP 5157917A JP 15791793 A JP15791793 A JP 15791793A JP H06351155 A JPH06351155 A JP H06351155A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- switching element
- rotation
- electromotive force
- temperature fuse
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of Voltage And Current In General (AREA)
- Control Of Direct Current Motors (AREA)
- Protection Of Generators And Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 直流モ−タが回転拘束状態に陥った時にこれ
を検知し直流モ−タおよび直流モ−タに電流を流すスイ
ッチング素子を保護し且つ外部に信号を送出することを
目的とする。 【構成】 直流モ−タ駆動回路において、直流電源8と
直流モ−タ3との間に挿入され直流モ−タ3への電流を
制御するスイッチング素子2、直流モ−タの起電力を検
出するための起電力検出抵抗4およびスイッチング素子
2をコントロ−ルし且つ外部に信号を送出するためのス
イッチング回路6′等によって構成されている。
を検知し直流モ−タおよび直流モ−タに電流を流すスイ
ッチング素子を保護し且つ外部に信号を送出することを
目的とする。 【構成】 直流モ−タ駆動回路において、直流電源8と
直流モ−タ3との間に挿入され直流モ−タ3への電流を
制御するスイッチング素子2、直流モ−タの起電力を検
出するための起電力検出抵抗4およびスイッチング素子
2をコントロ−ルし且つ外部に信号を送出するためのス
イッチング回路6′等によって構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直流モ−タの回転拘束保
護回路に関する。
護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】直流モ−タの回転拘束保護回路の一例と
して図1に示す構成を持つものが提案されている。図1
に示す保護回路は、直流モ−タ3に電流を流すためのス
イッチング素子2と直流モ−タ3との間に温度ヒュ−ズ
7を挿入する。なお、スイッチング素子2はスイッチング
回路6によって制御される。温度ヒュ−ズ7は物理的に
スイッチング素子2に近接して配置されている。仮に直
流モ−タ3が回転拘束状態になるとスイッチング素子2
に過大な電流が流れ、それに起因してスイッチング素子
2は過熱する。スイッチング素子2が過熱するとスイッ
チング素子2に近接して配置されている温度ヒュ−ズ7
もまた過 (2) 熱し、温度ヒュ−ズ7が規定の溶断温度に到達すると温
度ヒュ−ズ7は溶断して直流モ−タ3およびスイッチン
グ素子2へのさらなる電流の流れを遮断して直流モ−タ
3およびスイッチング素子2を過熱による破壊から保護
する。なお、抵抗1はスイッチング素子2のバイアス用
であり、フライホイ−ルダイオ−ド5は直流モ−タ3の
逆起電力を流すためのものである。
して図1に示す構成を持つものが提案されている。図1
に示す保護回路は、直流モ−タ3に電流を流すためのス
イッチング素子2と直流モ−タ3との間に温度ヒュ−ズ
7を挿入する。なお、スイッチング素子2はスイッチング
回路6によって制御される。温度ヒュ−ズ7は物理的に
スイッチング素子2に近接して配置されている。仮に直
流モ−タ3が回転拘束状態になるとスイッチング素子2
に過大な電流が流れ、それに起因してスイッチング素子
2は過熱する。スイッチング素子2が過熱するとスイッ
チング素子2に近接して配置されている温度ヒュ−ズ7
もまた過 (2) 熱し、温度ヒュ−ズ7が規定の溶断温度に到達すると温
度ヒュ−ズ7は溶断して直流モ−タ3およびスイッチン
グ素子2へのさらなる電流の流れを遮断して直流モ−タ
3およびスイッチング素子2を過熱による破壊から保護
する。なお、抵抗1はスイッチング素子2のバイアス用
であり、フライホイ−ルダイオ−ド5は直流モ−タ3の
逆起電力を流すためのものである。
【0003】
【従来技術の問題点】上記の温度ヒュ−ズによる直流モ
−タの回転拘束保護にはつぎの如き欠点があった。 1)温度ヒュ−ズが溶断すると、その都度温度ヒュ−ズ
を人手によって交換しなければならずその維持管理が煩
雑であった。 2)直流モ−タの起動時に直流モ−タの負荷の如何によ
っては、直流モ−タの起動時突入電流によって温度ヒュ
−ズが誤溶断する場合があった。これは温度ヒュ−ズの
経年変化およびストレスからくる誤溶断も否めない。 3)直流モ−タの種類(出力容量、入力電圧)によって
温度ヒュ−ズをその都度選定する必要があり、温度ヒュ
−ズの共通化がはかれずその保守部品を含めて生産上数
々のトラブルがあった。 4)スイッチング素子の過熱を利用して温度ヒュ−ズを
溶断し、直流モ−タおよびスイッチング素子を保護する
ためスイッチング素子と温度ヒュ−ズとの間の距離によ
って温度ヒュ−ズがスイッチング素子から受ける熱量に
差があり且つ温度ヒュ−ズ自身のばらつきによって温度
ヒュ−ズが溶断する温度、時間にばらつきが生じた。
−タの回転拘束保護にはつぎの如き欠点があった。 1)温度ヒュ−ズが溶断すると、その都度温度ヒュ−ズ
を人手によって交換しなければならずその維持管理が煩
雑であった。 2)直流モ−タの起動時に直流モ−タの負荷の如何によ
っては、直流モ−タの起動時突入電流によって温度ヒュ
−ズが誤溶断する場合があった。これは温度ヒュ−ズの
経年変化およびストレスからくる誤溶断も否めない。 3)直流モ−タの種類(出力容量、入力電圧)によって
温度ヒュ−ズをその都度選定する必要があり、温度ヒュ
−ズの共通化がはかれずその保守部品を含めて生産上数
々のトラブルがあった。 4)スイッチング素子の過熱を利用して温度ヒュ−ズを
溶断し、直流モ−タおよびスイッチング素子を保護する
ためスイッチング素子と温度ヒュ−ズとの間の距離によ
って温度ヒュ−ズがスイッチング素子から受ける熱量に
差があり且つ温度ヒュ−ズ自身のばらつきによって温度
ヒュ−ズが溶断する温度、時間にばらつきが生じた。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、従来一例として直流モ
−タの回転拘束時の保護を温度ヒュ−ズで行っていた
が、本発明では直流モ−タの通電を瞬時的に止めること
によって発生する直流モ−タの起電力の有無を検知し、
回転拘束時には直流モ (3) −タに電流を流しているスイッチング素子をオフ状態に
することによって直流モ−タおよびスイッチング素子を
保護し、必然的に温度ヒュ−ズを不要とし、温度ヒュ−
ズにまつわる数々の不具合を解消し、あわせて保護回路
のより高性能化をはかるのをその目的としている。
−タの回転拘束時の保護を温度ヒュ−ズで行っていた
が、本発明では直流モ−タの通電を瞬時的に止めること
によって発生する直流モ−タの起電力の有無を検知し、
回転拘束時には直流モ (3) −タに電流を流しているスイッチング素子をオフ状態に
することによって直流モ−タおよびスイッチング素子を
保護し、必然的に温度ヒュ−ズを不要とし、温度ヒュ−
ズにまつわる数々の不具合を解消し、あわせて保護回路
のより高性能化をはかるのをその目的としている。
【0005】
【実施例】図2は本発明の一実施例を示す回路図であ
る。図2において図1と同一部品は同一符号を付してあ
る。図1にない4は直流モ−タの起電力検出抵抗であ
る。また、スイッチング回路6′は、図1に示すスイッ
チング回路6に保護動作を行う機能を付加してある。図
3は直流モ−タが正常回転時および回転拘束時における
起電力検出抵抗4の両端の電圧を表わしている。その動
作は、直流モ−タ3が正常である場合スイッチング回路
6′からの信号によってスイッチング素子2を短時間オ
フすると直流モ−タは自らの慣性によって回転しつづ
け、直流モ−タ3の両端子間にフレミングの法則によっ
て起電力が発生する。この起電力によって直流モ−タ
3、起電力検出抵抗4、フライホイ−ルダイオ−ド5の閉
回路に電流が流れ起電力検出抵抗4の両端に電圧が発生
し、スイッチング回路6′にフィ−ドバックされ基準電
圧と照合され直流モ−タ3は正常と判定される。
る。図2において図1と同一部品は同一符号を付してあ
る。図1にない4は直流モ−タの起電力検出抵抗であ
る。また、スイッチング回路6′は、図1に示すスイッ
チング回路6に保護動作を行う機能を付加してある。図
3は直流モ−タが正常回転時および回転拘束時における
起電力検出抵抗4の両端の電圧を表わしている。その動
作は、直流モ−タ3が正常である場合スイッチング回路
6′からの信号によってスイッチング素子2を短時間オ
フすると直流モ−タは自らの慣性によって回転しつづ
け、直流モ−タ3の両端子間にフレミングの法則によっ
て起電力が発生する。この起電力によって直流モ−タ
3、起電力検出抵抗4、フライホイ−ルダイオ−ド5の閉
回路に電流が流れ起電力検出抵抗4の両端に電圧が発生
し、スイッチング回路6′にフィ−ドバックされ基準電
圧と照合され直流モ−タ3は正常と判定される。
【0006】次に、仮に直流モ−タ3が回転拘束(いわ
ゆるロック)されている場合スイッチング回路6′から
の信号によってスイッチング素子2を短時間オフしても
直流モ−タ3は拘束されており回転していないので直流
モ−タ3の両端子間に起電力は発生しない。従って、起
電力検出抵抗4に電流が流れず、電圧は発生しない。こ
の結果はスイッチング回路6′にフィ−ドバックされ直
流モ−タ3は回転拘束状態と判定され、スイッチング回
路6′からスイッチング素子2への信号送出が停 (4) 止されスイッチング素子2はオフ状態となりそれ以後ス
イッチング素子2と直流モ−タ3に電流は流れずいずれ
も過熱から保護される。従って、直流モ−タ3の回転拘
束時には起電力検出抵抗4の両端には電圧が発生しない
ことを利用して直流モ−タ3およびスイッチング素子2
を過熱状態になることを防止できる。
ゆるロック)されている場合スイッチング回路6′から
の信号によってスイッチング素子2を短時間オフしても
直流モ−タ3は拘束されており回転していないので直流
モ−タ3の両端子間に起電力は発生しない。従って、起
電力検出抵抗4に電流が流れず、電圧は発生しない。こ
の結果はスイッチング回路6′にフィ−ドバックされ直
流モ−タ3は回転拘束状態と判定され、スイッチング回
路6′からスイッチング素子2への信号送出が停 (4) 止されスイッチング素子2はオフ状態となりそれ以後ス
イッチング素子2と直流モ−タ3に電流は流れずいずれ
も過熱から保護される。従って、直流モ−タ3の回転拘
束時には起電力検出抵抗4の両端には電圧が発生しない
ことを利用して直流モ−タ3およびスイッチング素子2
を過熱状態になることを防止できる。
【0007】
【効果の説明】本発明によれば、直流モ−タが動作中に
何らかの原因によって回転拘束状態となった場合、即座
にそれを検知し直流モ−タへの不要な電力の供給を停止
し直流モ−タおよびそれに流れる電流を制御するスイッ
チング素子の過熱を防止できる。勿論スイッチング回路
を使って直流モ−タの動作状態を外部に信号送出するこ
とができる。
何らかの原因によって回転拘束状態となった場合、即座
にそれを検知し直流モ−タへの不要な電力の供給を停止
し直流モ−タおよびそれに流れる電流を制御するスイッ
チング素子の過熱を防止できる。勿論スイッチング回路
を使って直流モ−タの動作状態を外部に信号送出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の直流モ−タの回転拘束保護回路の一例
【図2】本発明の直流モ−タの回転拘束保護回路の一例
【図3】本発明による直流モ−タの回転拘束保護回路の
動作説明、直流モ−タ回転正常時および回転拘束時
動作説明、直流モ−タ回転正常時および回転拘束時
1 スイッチング素子のバイアス用抵抗 2 スイッチング素子 3 直流モ−タ 4 起電力検出用抵抗 5 フライホイ−ルダイオ−ド 6 スイッチング回路 6′ スイッチング回路 (5) 7 温度ヒュ−ズ 8 直流電源
Claims (1)
- 【請求項1】 直流モ−タに直列に接続された抵抗と該
直流モ−タと該抵抗とに並列に該直流モ−タの他の一端
をプラス側とし該抵抗の他の一方をマイナス側として接
続されたダイオ−ドおよび該直流モ−タの該他の一端に
直列に接続されたスイッチング素子および該スイッチン
グ素子を制御するためのスイッチング回路とにより構成
された直流モ−タの駆動回路において、該スイッチング
素子を定期的に該直流モ−タの定められた回転数に影響
を与えない程度の短い時間オフさせてそのオフによって
発生する該直流モ−タの起電力によって該抵抗を流れる
電流を検出することによって該直流モ−タの回転拘束の
有無を検知し、該直流モ−タの回転拘束時に該スイッチ
ング素子をオフ状態とすることによって該直流モ−タと
該スイッチング素子を過熱破壊から保護することを特徴
とする直流モ−タの回転拘束保護回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5157917A JPH06351155A (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 直流モ−タの回転拘束保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5157917A JPH06351155A (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 直流モ−タの回転拘束保護回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06351155A true JPH06351155A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=15660288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5157917A Pending JPH06351155A (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 直流モ−タの回転拘束保護回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06351155A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009213293A (ja) * | 2008-03-05 | 2009-09-17 | Denso Corp | モータ制御回路及びモータのロック異常検出方法 |
-
1993
- 1993-06-03 JP JP5157917A patent/JPH06351155A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009213293A (ja) * | 2008-03-05 | 2009-09-17 | Denso Corp | モータ制御回路及びモータのロック異常検出方法 |
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