JPH06351134A - 電子機器のコード保持部材 - Google Patents
電子機器のコード保持部材Info
- Publication number
- JPH06351134A JPH06351134A JP5165251A JP16525193A JPH06351134A JP H06351134 A JPH06351134 A JP H06351134A JP 5165251 A JP5165251 A JP 5165251A JP 16525193 A JP16525193 A JP 16525193A JP H06351134 A JPH06351134 A JP H06351134A
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- Japan
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- hole
- holding member
- plate portion
- cord holding
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- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 外装カバー16の水平な下側板部23に形成
したコード40挿通用の孔23aを、コード40で用い
ない場合に、コード保持部材30によって遮蔽できるよ
うにして、安全規格の要請を満足できるようにする。 【構成】 コード保持部材30を、断面L字状の板材の
一方の板部30aにコード保持用切欠き33aを形成
し、かつ、この板部30a及び他方の板部30bそれぞ
れの所定箇所に螺子用の孔34,32を形成する。コー
ド保持部材30にコード保持機能を発揮させる場合は、
保持用板部30aが垂直折り上げ部21表面から突出す
る取付状態(図1(a))にする。複写機背面カバー1
6の下側板部23に形成された貫通孔23aの遮蔽機能
を発生させる場合は、遮蔽用板部30bが垂直折り上げ
部21表面から突出する取付状態(図1(b))にす
る。
したコード40挿通用の孔23aを、コード40で用い
ない場合に、コード保持部材30によって遮蔽できるよ
うにして、安全規格の要請を満足できるようにする。 【構成】 コード保持部材30を、断面L字状の板材の
一方の板部30aにコード保持用切欠き33aを形成
し、かつ、この板部30a及び他方の板部30bそれぞ
れの所定箇所に螺子用の孔34,32を形成する。コー
ド保持部材30にコード保持機能を発揮させる場合は、
保持用板部30aが垂直折り上げ部21表面から突出す
る取付状態(図1(a))にする。複写機背面カバー1
6の下側板部23に形成された貫通孔23aの遮蔽機能
を発生させる場合は、遮蔽用板部30bが垂直折り上げ
部21表面から突出する取付状態(図1(b))にす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周辺機器や機能拡張用
の外部電装ボードなどを接続可能な複写機などの電子機
器の外装カバーに形成された接続コード挿通用の切欠き
を、必要に応じて遮蔽する機能を発揮させることができ
るコード保持部材に関するものである。
の外部電装ボードなどを接続可能な複写機などの電子機
器の外装カバーに形成された接続コード挿通用の切欠き
を、必要に応じて遮蔽する機能を発揮させることができ
るコード保持部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オプションでカードキー装置を付
設し複写機本体と該カードキー装置とをコードで接続す
るものが知られている。また、オプションで例えばファ
クシミリ機能を追加するときに複写機本体に付設された
ケース内に該機能に係る制御用ボートを収容し複写機本
体と該制御ボードを接続することも考えられる。このよ
うなオプション用のハーネスを複写機本体から引き出す
ため、複写機の外装カバーに引出用の孔を設けたり、複
写機の機枠と外装カバーとの接合部に引出用の間隙を設
けたりする必要が有る。そして、このようなオプション
を追加しない客先に設置する複写機では見栄えなどの観
点からこのような引出用の孔や間隙が生じない状態にす
る必要が有る。更に、引出用の孔や間隙の大きさや位置
によっては安全規格(例えばUL規格)から、このよう
な孔や間隙を塞ぐ必要が有る。例えばUL規格では、外
装部に設けられた直径5mm以上の孔から立体角5°の範
囲内に充電部などの電装部が存在する場合には、この孔
を塞ぐ(直径5mm未満になる程度に部分的に塞ぐことも
含む)必要が有る。
設し複写機本体と該カードキー装置とをコードで接続す
るものが知られている。また、オプションで例えばファ
クシミリ機能を追加するときに複写機本体に付設された
ケース内に該機能に係る制御用ボートを収容し複写機本
体と該制御ボードを接続することも考えられる。このよ
うなオプション用のハーネスを複写機本体から引き出す
ため、複写機の外装カバーに引出用の孔を設けたり、複
写機の機枠と外装カバーとの接合部に引出用の間隙を設
けたりする必要が有る。そして、このようなオプション
を追加しない客先に設置する複写機では見栄えなどの観
点からこのような引出用の孔や間隙が生じない状態にす
る必要が有る。更に、引出用の孔や間隙の大きさや位置
によっては安全規格(例えばUL規格)から、このよう
な孔や間隙を塞ぐ必要が有る。例えばUL規格では、外
装部に設けられた直径5mm以上の孔から立体角5°の範
囲内に充電部などの電装部が存在する場合には、この孔
を塞ぐ(直径5mm未満になる程度に部分的に塞ぐことも
含む)必要が有る。
【0003】そこで、従来は、例えば引出用の孔を設け
るべき外装カバーの所定箇所に、孔がミシン目状にかつ
全体で例えば円状に形成されてなる打ち抜き部を設けて
いた。これによれば、オプションを追加しない客先に設
置する複写機では、上記打ち抜き部を打ち抜かずにその
ままにしておけば、見栄えなどを損ねることがなく、か
つ、オプション用のハーネスを引き出すときは、上記打
ち抜き部を打ち抜いてハーネス引き出し用の孔を形成す
ることができる。
るべき外装カバーの所定箇所に、孔がミシン目状にかつ
全体で例えば円状に形成されてなる打ち抜き部を設けて
いた。これによれば、オプションを追加しない客先に設
置する複写機では、上記打ち抜き部を打ち抜かずにその
ままにしておけば、見栄えなどを損ねることがなく、か
つ、オプション用のハーネスを引き出すときは、上記打
ち抜き部を打ち抜いてハーネス引き出し用の孔を形成す
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この構成に
よれば、外装カバーにミシン目上の孔を形成する必要が
あるので、その分だけ外装カバーの加工コストが上昇す
る。また樹脂成形の外装カバーの場合、所望の箇所に打
ち抜き部を形成することが困難な場合もある。そこで、
実開昭61−106087号で提案されている目かくし
板兼用コード取付板を使用することも考えられる。すな
わち、これでは、周辺機器を接続可能な電子機器の外装
カバーに形成された接続コード挿通用の切欠きを周辺機
器を接続しない時に目かくし板の、前記切欠きをふさぐ
部分から外れた位置に接続コードを挿通保持させる切欠
きを形成し、前記電子機器に対する取付状態を変更する
ことによって、該切欠きが前記外装カバーの切欠きと一
致する位置となるようにした電子機器の目かくし板兼コ
ード取付板が提案されている。しかし、これにおいて
は、必要に応じてコードを挿通させる貫通孔(切欠き)
が形成された電子機器の外装カバー近傍の電子機器内
で、該貫通孔が形成されたカバー部に交わる角度に設定
された取付面に取り付けられるコード保持部材を目かく
しなどに兼用する点については十分な検討がなされてい
なかった。
よれば、外装カバーにミシン目上の孔を形成する必要が
あるので、その分だけ外装カバーの加工コストが上昇す
る。また樹脂成形の外装カバーの場合、所望の箇所に打
ち抜き部を形成することが困難な場合もある。そこで、
実開昭61−106087号で提案されている目かくし
板兼用コード取付板を使用することも考えられる。すな
わち、これでは、周辺機器を接続可能な電子機器の外装
カバーに形成された接続コード挿通用の切欠きを周辺機
器を接続しない時に目かくし板の、前記切欠きをふさぐ
部分から外れた位置に接続コードを挿通保持させる切欠
きを形成し、前記電子機器に対する取付状態を変更する
ことによって、該切欠きが前記外装カバーの切欠きと一
致する位置となるようにした電子機器の目かくし板兼コ
ード取付板が提案されている。しかし、これにおいて
は、必要に応じてコードを挿通させる貫通孔(切欠き)
が形成された電子機器の外装カバー近傍の電子機器内
で、該貫通孔が形成されたカバー部に交わる角度に設定
された取付面に取り付けられるコード保持部材を目かく
しなどに兼用する点については十分な検討がなされてい
なかった。
【0005】本発明は以上の背景に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、必要に応じてコードを
挿通させる貫通孔が形成された電子機器の外装カバー近
傍の電子機器内で、該貫通孔が形成されたカバー部に交
わる角度に設定された取付面に取り付けられるコード保
持部材を、必要に応じて該各通孔に対する遮蔽機能を発
揮できるようにすることである。
あり、その目的とするところは、必要に応じてコードを
挿通させる貫通孔が形成された電子機器の外装カバー近
傍の電子機器内で、該貫通孔が形成されたカバー部に交
わる角度に設定された取付面に取り付けられるコード保
持部材を、必要に応じて該各通孔に対する遮蔽機能を発
揮できるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、必要に応じてコードを挿通さ
せる貫通孔が形成された電子機器の外装カバー近傍の電
子機器内で、該貫通孔が形成されたカバー部に交わる角
度に設定された取付面に取り付けられるコード保持部材
であって、該角度とほぼ等しい角度に折り曲がった形状
の板材からなり、一方の板部に一部に該コードを保持さ
せる切欠きを形成し、該取付面に対する取付状態を変更
することによって、該切欠きが該貫通孔に対向する取付
状態と、該切欠き以外の板部が該貫通孔に対向する取付
状態とを選択的に取り得るようにしたことを特徴とする
ものである。また、請求項2の発明は、外装カバーを電
子機器のカバー面に対して傾斜させた状態で、該外装カ
バーの端部であって上記貫通孔近傍の部分を、電子機器
内の上記取付面近傍に設けられた係止部に係止した後
に、この係止部を揺動中心にして該カバー面と並行にな
るように該外装カバーを揺動させて、該外装カバーを取
り付ける電子機器に用いる請求項1の電子機器のコード
保持部材であって、上記板材の折れ曲がり部の方が、該
取付面に取り付けられた板部の端よりも、該係止部から
離れるような状態で該取付面に取り付けるようにしたこ
とを特徴とするものである。
めに、請求項1の発明は、必要に応じてコードを挿通さ
せる貫通孔が形成された電子機器の外装カバー近傍の電
子機器内で、該貫通孔が形成されたカバー部に交わる角
度に設定された取付面に取り付けられるコード保持部材
であって、該角度とほぼ等しい角度に折り曲がった形状
の板材からなり、一方の板部に一部に該コードを保持さ
せる切欠きを形成し、該取付面に対する取付状態を変更
することによって、該切欠きが該貫通孔に対向する取付
状態と、該切欠き以外の板部が該貫通孔に対向する取付
状態とを選択的に取り得るようにしたことを特徴とする
ものである。また、請求項2の発明は、外装カバーを電
子機器のカバー面に対して傾斜させた状態で、該外装カ
バーの端部であって上記貫通孔近傍の部分を、電子機器
内の上記取付面近傍に設けられた係止部に係止した後
に、この係止部を揺動中心にして該カバー面と並行にな
るように該外装カバーを揺動させて、該外装カバーを取
り付ける電子機器に用いる請求項1の電子機器のコード
保持部材であって、上記板材の折れ曲がり部の方が、該
取付面に取り付けられた板部の端よりも、該係止部から
離れるような状態で該取付面に取り付けるようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】請求項1及び2の発明においては、コード保持
部材を、貫通孔が形成されたカバー部と、コード保持部
材取付面とのなす角度とほぼ等しい角度に折り曲がった
形状の板材からなり、一方の板部に一部に該コードを保
持させる切欠きを形成し、該取付面に対する取付状態を
変更することによって、該切欠きが該貫通孔に対向する
取付状態と、該切欠き以外の板部が該貫通孔に対向する
取付状態とを選択的に取り得るようにしたので、貫通孔
にコードを挿通させる場合には、前者の取付状態を選択
して、コード保持部材にコード保持機能を発揮させるこ
とができる一方、貫通孔にコードを挿通させない場合に
は、後者の取付状態を選択してコード保持部材に貫通孔
に対する遮蔽機能を発揮させることができる。更に、請
求項2の発明においては、外装カバーを電子機器のカバ
ー面に対して傾斜させた状態で、該外装カバーの端部で
あって上記貫通孔近傍の部分を、電子機器内の上記取付
面近傍に設けられた係止部に係止した後に、この係止部
を揺動中心にして該カバー面と並行になるように該外装
カバーを揺動させて、該外装カバーを取り付ける電子機
器に用いる請求項1の電子機器のコード保持部材であっ
て、上記板材の折れ曲がり部の方が、該取付面に取り付
けられた板部の端よりも、該係止部から離れるような状
態で該取付面に取り付けるようにしたので、該折れ曲が
り部を介して該取付面に取り付けられた板部につながる
板部が取付面から突出しているにもかかわらず、外装カ
バーの取付や取外し時に比較的邪魔になることはない。
部材を、貫通孔が形成されたカバー部と、コード保持部
材取付面とのなす角度とほぼ等しい角度に折り曲がった
形状の板材からなり、一方の板部に一部に該コードを保
持させる切欠きを形成し、該取付面に対する取付状態を
変更することによって、該切欠きが該貫通孔に対向する
取付状態と、該切欠き以外の板部が該貫通孔に対向する
取付状態とを選択的に取り得るようにしたので、貫通孔
にコードを挿通させる場合には、前者の取付状態を選択
して、コード保持部材にコード保持機能を発揮させるこ
とができる一方、貫通孔にコードを挿通させない場合に
は、後者の取付状態を選択してコード保持部材に貫通孔
に対する遮蔽機能を発揮させることができる。更に、請
求項2の発明においては、外装カバーを電子機器のカバ
ー面に対して傾斜させた状態で、該外装カバーの端部で
あって上記貫通孔近傍の部分を、電子機器内の上記取付
面近傍に設けられた係止部に係止した後に、この係止部
を揺動中心にして該カバー面と並行になるように該外装
カバーを揺動させて、該外装カバーを取り付ける電子機
器に用いる請求項1の電子機器のコード保持部材であっ
て、上記板材の折れ曲がり部の方が、該取付面に取り付
けられた板部の端よりも、該係止部から離れるような状
態で該取付面に取り付けるようにしたので、該折れ曲が
り部を介して該取付面に取り付けられた板部につながる
板部が取付面から突出しているにもかかわらず、外装カ
バーの取付や取外し時に比較的邪魔になることはない。
【0008】
【実施例】以下、本発明を電子機器である電子写真複写
機(以下、複写機という)の外装カバーに形成されたコ
ード用の孔についてのコード保持板に適用した一実施例
について説明する。図2(a)は本実施例に係る複写機
の背面側からの斜視図であり、ここでは背面側の外装カ
バー(以下、複写機背面カバーという)16を取り外し
た状態を示している。この複写機11はテーブル12上
に載置されており、複写機の機能をオプションで追加す
る場合に、追加機能に係る電装ボードがテーブル12内
に収納される。そして、複写機11の背面部に設けられ
た電装ボード17のコネクタ18と、該テーブル12内
の電装ボードのコネクターとが、コード40(図1
(b)参照)で接続されるようになっている。なお、図
2(a)において、符号13は原稿載置用のコンタクト
ガラス、同14は開閉自在な原稿圧板、同15は操作
部、同19は複写機背面カバーに形成された電源コード
用の貫通孔、同20は電源コード、同24はテーブルの
背面カバーを示している。
機(以下、複写機という)の外装カバーに形成されたコ
ード用の孔についてのコード保持板に適用した一実施例
について説明する。図2(a)は本実施例に係る複写機
の背面側からの斜視図であり、ここでは背面側の外装カ
バー(以下、複写機背面カバーという)16を取り外し
た状態を示している。この複写機11はテーブル12上
に載置されており、複写機の機能をオプションで追加す
る場合に、追加機能に係る電装ボードがテーブル12内
に収納される。そして、複写機11の背面部に設けられ
た電装ボード17のコネクタ18と、該テーブル12内
の電装ボードのコネクターとが、コード40(図1
(b)参照)で接続されるようになっている。なお、図
2(a)において、符号13は原稿載置用のコンタクト
ガラス、同14は開閉自在な原稿圧板、同15は操作
部、同19は複写機背面カバーに形成された電源コード
用の貫通孔、同20は電源コード、同24はテーブルの
背面カバーを示している。
【0009】図3は複写機背面側における複写機とテー
ブルとの隣接部の拡大図である。この図における、複写
機背面カバー16は、複写機本体に取り付ける直前又は
取り外した直後の状態を取っている。この複写機11で
は、例えば金属からなる本体底板の背面側短縁部が上方
に折り曲げられて垂直折り上げ部21が形成され、また
該背面側短縁部における長手方向両端及び中央部の一部
には予めコの字状の切欠きを設けておいて、折り曲げら
れずに垂直折り上げ部21よりも背面側に延びたままに
して外装カバー16の取付部22が形成されている。一
方、複写機背面カバー16は、ある程度の深さをもった
箱ふた状をしており、その下側板部23の下面における
上記取付部22に対応する箇所に、上記取付部22に形
成された係合孔22aに嵌入される突出部23bが形成
されている。このように形成された複写機背面カバー1
6は図2(a)中の矢印Aや図2(b)に示すように斜
めにした状態で、上記突出部23aが取付部22の係合
孔22aに嵌入させていった後に、図2(a)中に矢印
Bで示すように複写機背面カバー16の上側を揺動させ
て図2(c)に示すように複写機本体に並行になるよう
にし、図示しない係止機構により、容易に外れないよう
に係止するようになっている。また、この複写機背面カ
バー16の下側板部23には、テーブル12内にオプシ
ョンで収納する電装ボードをコネクタ18に接続するコ
ード40を通す貫通孔23aが形成されている。
ブルとの隣接部の拡大図である。この図における、複写
機背面カバー16は、複写機本体に取り付ける直前又は
取り外した直後の状態を取っている。この複写機11で
は、例えば金属からなる本体底板の背面側短縁部が上方
に折り曲げられて垂直折り上げ部21が形成され、また
該背面側短縁部における長手方向両端及び中央部の一部
には予めコの字状の切欠きを設けておいて、折り曲げら
れずに垂直折り上げ部21よりも背面側に延びたままに
して外装カバー16の取付部22が形成されている。一
方、複写機背面カバー16は、ある程度の深さをもった
箱ふた状をしており、その下側板部23の下面における
上記取付部22に対応する箇所に、上記取付部22に形
成された係合孔22aに嵌入される突出部23bが形成
されている。このように形成された複写機背面カバー1
6は図2(a)中の矢印Aや図2(b)に示すように斜
めにした状態で、上記突出部23aが取付部22の係合
孔22aに嵌入させていった後に、図2(a)中に矢印
Bで示すように複写機背面カバー16の上側を揺動させ
て図2(c)に示すように複写機本体に並行になるよう
にし、図示しない係止機構により、容易に外れないよう
に係止するようになっている。また、この複写機背面カ
バー16の下側板部23には、テーブル12内にオプシ
ョンで収納する電装ボードをコネクタ18に接続するコ
ード40を通す貫通孔23aが形成されている。
【0010】また、テーブル12の背面側の外装カバー
(以下、テーブル背面カバーという)24は、複写機背
面カバー16と同様にある程度の深さをもった箱ふた状
をしており、その上側板部25の上記貫通孔23aに対
応する箇所に、上記コード40をテーブル内に取り込む
ための貫通孔25aが形成されている。以上のように、
テーブル12内と複写機11内とを接続するコード40
を、ある程度の深さをもった箱ふた状のテーブル12及
び複写機11の外装カバー24,16同士の対向側板2
3,25に、対向するように形成した貫通孔23a,2
5aに通すので、両外装カバー24,16がコード40
の目かくしになっている。
(以下、テーブル背面カバーという)24は、複写機背
面カバー16と同様にある程度の深さをもった箱ふた状
をしており、その上側板部25の上記貫通孔23aに対
応する箇所に、上記コード40をテーブル内に取り込む
ための貫通孔25aが形成されている。以上のように、
テーブル12内と複写機11内とを接続するコード40
を、ある程度の深さをもった箱ふた状のテーブル12及
び複写機11の外装カバー24,16同士の対向側板2
3,25に、対向するように形成した貫通孔23a,2
5aに通すので、両外装カバー24,16がコード40
の目かくしになっている。
【0011】そして、本実施例では、テーブル12内に
電装ボードを収納して複写機背面カバー16の下側板部
23に形成された貫通孔23aにコード40を通す場合
に、該コード40を取り付けるコード保持部材30を、
テーブル12内に電装ボードを収納せず、従って複写機
背面カバー16の下側板部23に形成された貫通孔23
aにコード40を通す必要がない場合に、安全規格上の
要請から(例えば直径5mm以上の貫通孔から5°以内範
囲内に電装板を設けてはならないという要請)この貫通
孔23aを塞ぐための部材としても兼用できるように構
成している。
電装ボードを収納して複写機背面カバー16の下側板部
23に形成された貫通孔23aにコード40を通す場合
に、該コード40を取り付けるコード保持部材30を、
テーブル12内に電装ボードを収納せず、従って複写機
背面カバー16の下側板部23に形成された貫通孔23
aにコード40を通す必要がない場合に、安全規格上の
要請から(例えば直径5mm以上の貫通孔から5°以内範
囲内に電装板を設けてはならないという要請)この貫通
孔23aを塞ぐための部材としても兼用できるように構
成している。
【0012】図1(a)はコード保持部材30を上記貫
通孔23aを塞ぐ部材として機能させた状態の説明図、
図1(b)はコード保持部材30を本来のコード保持部
材として機能させた状態の説明図である。本実施例のコ
ード保持部材30は断面L字状の板材からなり、一方の
板部(以下、保持用板部という)30aにはコード保持
用の切欠き(以下、コード保持用切欠きという)33が
形成されている。更に、後述するようにコード40の設
置作業を容易にするために、上記保持用切欠き33をL
字状の折り曲げ線部まで及ばせ、かつ他方の板部(以
下、遮蔽用板部という)30bにおける該保持用切欠き
33に対応する箇所30cを切り欠いている。
通孔23aを塞ぐ部材として機能させた状態の説明図、
図1(b)はコード保持部材30を本来のコード保持部
材として機能させた状態の説明図である。本実施例のコ
ード保持部材30は断面L字状の板材からなり、一方の
板部(以下、保持用板部という)30aにはコード保持
用の切欠き(以下、コード保持用切欠きという)33が
形成されている。更に、後述するようにコード40の設
置作業を容易にするために、上記保持用切欠き33をL
字状の折り曲げ線部まで及ばせ、かつ他方の板部(以
下、遮蔽用板部という)30bにおける該保持用切欠き
33に対応する箇所30cを切り欠いている。
【0013】そして、図1(a)及び図4(a)に示す
ように遮蔽用板部30bが複写機背面カバー16の貫通
孔23a上で、これが形成されている下側板部23に並
行になる状態で、コード保持部材30を垂直折り上げ部
21に螺子止めできるように、保持用板部30aの所定
箇所に螺子31用の孔34が形成されている。また、図
1(b)及び図4(b)に示すようにコード保持用切欠
き33が複写機背面カバー16の貫通孔23a上に位置
し、かつ、保持用板部30aが下側板部23に並行にな
る状態で、コード保持部材30を垂直折り上げ部21に
螺子止めできるように、遮蔽用板部30bの所定箇所に
螺子31用の孔32が形成されている。
ように遮蔽用板部30bが複写機背面カバー16の貫通
孔23a上で、これが形成されている下側板部23に並
行になる状態で、コード保持部材30を垂直折り上げ部
21に螺子止めできるように、保持用板部30aの所定
箇所に螺子31用の孔34が形成されている。また、図
1(b)及び図4(b)に示すようにコード保持用切欠
き33が複写機背面カバー16の貫通孔23a上に位置
し、かつ、保持用板部30aが下側板部23に並行にな
る状態で、コード保持部材30を垂直折り上げ部21に
螺子止めできるように、遮蔽用板部30bの所定箇所に
螺子31用の孔32が形成されている。
【0014】ここで、上記遮蔽用板部30bや保持用板
部30aを、それぞれの機能が発揮できる状態にするに
は、上述のように下側板部23に並行になる状態にすれ
ば足り、このためには、図示の状態とは異なり、例えば
図1(a)の場合、螺子31の軸線回りにコード保持部
材30を180度回転させた状態で取り付けても良い。
しかし、本実施例においては、前述のように、複写機背
面カバー16の取り付け及び取外し時に、該カバー16
を斜めにして複写機下部に設けられた取付部22に該カ
バー16の下部に形成された突出部22aを係合させる
必要があるので、この係合操作時の邪魔にならないよう
に、上記遮蔽用板部30bや保持用板部30aを、図示
のように比較的上方の位置で下側板部23に並行にな
る、すなわち、取付面である垂直折り上げ部21表面か
ら突出するように取り付けている。
部30aを、それぞれの機能が発揮できる状態にするに
は、上述のように下側板部23に並行になる状態にすれ
ば足り、このためには、図示の状態とは異なり、例えば
図1(a)の場合、螺子31の軸線回りにコード保持部
材30を180度回転させた状態で取り付けても良い。
しかし、本実施例においては、前述のように、複写機背
面カバー16の取り付け及び取外し時に、該カバー16
を斜めにして複写機下部に設けられた取付部22に該カ
バー16の下部に形成された突出部22aを係合させる
必要があるので、この係合操作時の邪魔にならないよう
に、上記遮蔽用板部30bや保持用板部30aを、図示
のように比較的上方の位置で下側板部23に並行にな
る、すなわち、取付面である垂直折り上げ部21表面か
ら突出するように取り付けている。
【0015】なお、図示の例では、垂直折り上げ部21
に形成した図示しない1つの螺子孔を、子31が螺合す
る螺子孔として図1(a),(b)の両コード保持部材
取付状態において用するようにしている。このため、遮
蔽用板部30bの孔32が図1(a)に示す遮蔽用の取
付状態において、複写機背面カバー16の貫通孔23a
から所定範囲内の領域に入らないように、保持用板部3
0aの孔34の方が、遮蔽用板部30bの孔32よりも
同長手方向における保持用切欠き33からの距離が大き
くなる箇所に形成されている。
に形成した図示しない1つの螺子孔を、子31が螺合す
る螺子孔として図1(a),(b)の両コード保持部材
取付状態において用するようにしている。このため、遮
蔽用板部30bの孔32が図1(a)に示す遮蔽用の取
付状態において、複写機背面カバー16の貫通孔23a
から所定範囲内の領域に入らないように、保持用板部3
0aの孔34の方が、遮蔽用板部30bの孔32よりも
同長手方向における保持用切欠き33からの距離が大き
くなる箇所に形成されている。
【0016】以上の構成において、テーブル12内に電
装ボードを収納せず、従って複写機背面カバー16の下
側板部23に形成された貫通孔23aにコード40を通
す必要がない場合には、図1(a)及び図4(a)に示
すように、コード保持部材30を取り付けて、複写機背
面カバー16の貫通孔23aをコード保持部材30の遮
蔽用板部30bで覆い、安全規格上の要請を満たすよう
にする。一方、テーブル12内に電装ボードを収納して
複写機背面カバー16の下側板部23に形成された貫通
孔23aにコード40を通す場合には、まずコード40
をテーブル12及び複写機11の外装カバー24,16
の貫通孔23a,25aに通し、次に図1(b)に示す
ように、保持用切欠き33の開口がコード40に向い
て、保持用板部30aが垂直折り上げ部21に直角する
姿勢で、コード40を保持用切欠き33の開口内に入り
込むせながら遮蔽用板部30bを垂直折り上げ部21に
密着させる。そして、垂直仮上げ部21の螺子31を螺
合させる図示しない螺子孔に遮蔽用板部30bの螺子3
1用の孔32が一致するように位置決めした後に、螺子
31で固定し、これにより、コード40をコード保持部
材30で所定位置に保持させる。
装ボードを収納せず、従って複写機背面カバー16の下
側板部23に形成された貫通孔23aにコード40を通
す必要がない場合には、図1(a)及び図4(a)に示
すように、コード保持部材30を取り付けて、複写機背
面カバー16の貫通孔23aをコード保持部材30の遮
蔽用板部30bで覆い、安全規格上の要請を満たすよう
にする。一方、テーブル12内に電装ボードを収納して
複写機背面カバー16の下側板部23に形成された貫通
孔23aにコード40を通す場合には、まずコード40
をテーブル12及び複写機11の外装カバー24,16
の貫通孔23a,25aに通し、次に図1(b)に示す
ように、保持用切欠き33の開口がコード40に向い
て、保持用板部30aが垂直折り上げ部21に直角する
姿勢で、コード40を保持用切欠き33の開口内に入り
込むせながら遮蔽用板部30bを垂直折り上げ部21に
密着させる。そして、垂直仮上げ部21の螺子31を螺
合させる図示しない螺子孔に遮蔽用板部30bの螺子3
1用の孔32が一致するように位置決めした後に、螺子
31で固定し、これにより、コード40をコード保持部
材30で所定位置に保持させる。
【0017】以上本実施例によれば、コード保持部材3
0を、断面L字状の板材の一方の板部としての保持用板
部30aにコード保持用切欠き33aを形成し、かつ、
該保持用板部30a及び他方の板部として遮蔽用板部3
0bそれぞれの所定箇所に螺子用の孔34,32を形成
し、これにより、該保持用板部30aが取付面としての
垂直折り上げ部21表面から突出する取付状態と、遮蔽
用板部30bが垂直折り上げ部21表面から突出する取
付状態とを選択的に取り得るようにしたので、前者の取
付状態を選択することによって、コード保持部材30に
コード保持機能を発揮させることができる一方、後者の
取付状態を選択することによって、コード保持部材30
に垂直折り上げ部21表面と直交する複写機背面カバー
16の下側板部23に形成された貫通孔23aの遮蔽機
能を発生させることもできるという効果がある。
0を、断面L字状の板材の一方の板部としての保持用板
部30aにコード保持用切欠き33aを形成し、かつ、
該保持用板部30a及び他方の板部として遮蔽用板部3
0bそれぞれの所定箇所に螺子用の孔34,32を形成
し、これにより、該保持用板部30aが取付面としての
垂直折り上げ部21表面から突出する取付状態と、遮蔽
用板部30bが垂直折り上げ部21表面から突出する取
付状態とを選択的に取り得るようにしたので、前者の取
付状態を選択することによって、コード保持部材30に
コード保持機能を発揮させることができる一方、後者の
取付状態を選択することによって、コード保持部材30
に垂直折り上げ部21表面と直交する複写機背面カバー
16の下側板部23に形成された貫通孔23aの遮蔽機
能を発生させることもできるという効果がある。
【0018】また、上記コード保持用切欠き33をL字
状の折り曲げ線部まで及ばせ、かつ遮蔽用板部30bに
おける該保持用切欠き33に対応する箇所30cを切り
欠いているので、コード40を設置した後に、保持用切
欠き33の開口をコード40に向け、コード40を保持
用切欠き33の開口内に入り込むせながらコード保持部
材30を垂直折り上げ部21に取り付けることができ
る。よって、このような保持用切欠き33及び遮蔽用板
部30bの所定箇所30cの切欠きを形成する場合と異
なり、例えば、保持用板部30aにコード挿入用の円形
貫通孔形状の切欠きのみを形成し、この結果、必ずコー
ド40をその一端から該円形貫通孔に通さなければなら
なくなる場合に比して、簡単なコード設置作業及びコー
ド保持部材30取付作業で、コード40に外力が加わっ
て垂直折り上げ部21から離れるようなことを防止でき
るコード保持が可能になる。
状の折り曲げ線部まで及ばせ、かつ遮蔽用板部30bに
おける該保持用切欠き33に対応する箇所30cを切り
欠いているので、コード40を設置した後に、保持用切
欠き33の開口をコード40に向け、コード40を保持
用切欠き33の開口内に入り込むせながらコード保持部
材30を垂直折り上げ部21に取り付けることができ
る。よって、このような保持用切欠き33及び遮蔽用板
部30bの所定箇所30cの切欠きを形成する場合と異
なり、例えば、保持用板部30aにコード挿入用の円形
貫通孔形状の切欠きのみを形成し、この結果、必ずコー
ド40をその一端から該円形貫通孔に通さなければなら
なくなる場合に比して、簡単なコード設置作業及びコー
ド保持部材30取付作業で、コード40に外力が加わっ
て垂直折り上げ部21から離れるようなことを防止でき
るコード保持が可能になる。
【0019】また、本実施例においては、前述のよう
に、コード保持部材30の上記遮蔽用板部30bや保持
用板部30aを、それぞれの機能が発揮できる状態にす
るのに、複写機背面カバー16の下側板部23に並行に
なるように、コード保持部材30を取り付けるにあたっ
て、図示のように比較的上方の位置で、垂直折り上げ部
21表面から突出するように取り付けるので、複写機背
面カバー16の取り付け及び取外し時に、該カバー16
を斜めにして複写機下部に設けられた取付部22に該カ
バー16の下部に形成された突出部22aを係合させる
際に、上記遮蔽用板部30bや保持用板部30aができ
るだけ邪魔にならないようにできる。
に、コード保持部材30の上記遮蔽用板部30bや保持
用板部30aを、それぞれの機能が発揮できる状態にす
るのに、複写機背面カバー16の下側板部23に並行に
なるように、コード保持部材30を取り付けるにあたっ
て、図示のように比較的上方の位置で、垂直折り上げ部
21表面から突出するように取り付けるので、複写機背
面カバー16の取り付け及び取外し時に、該カバー16
を斜めにして複写機下部に設けられた取付部22に該カ
バー16の下部に形成された突出部22aを係合させる
際に、上記遮蔽用板部30bや保持用板部30aができ
るだけ邪魔にならないようにできる。
【0020】次に、図5を用いてコード保持部材の変形
例について説明する。図5(a)は変形例に係るコード
保持部材40を、複写機背面カバー16の貫通孔23b
を遮蔽する機能を発揮する取付状態にしたときの説明
図、同図(b)は同コード保持部材40をコード保持機
能を発揮する取付状態にしたときの説明図である。本例
のコード保持部材40は、複写機背面カバー16の下側
板部23に形成された複数の貫通孔23bを遮蔽し、ま
た、この貫通孔23bを通される図示しない複数のコー
ドを保持するためのものである。本例のコード保持部材
40も断面L字状の板材からなり、保持用板部40aに
は上記貫通孔23bに対応した位置にコード保持用切欠
きが形成されている。そして、図5(a)に示すように
遮蔽用板部40bが複写機背面カバー16の貫通孔23
b上で、これが形成されている下側板部23に並行にな
る状態で、コード保持部材30を垂直折り上げ部21に
螺子止めできるように、保持用板部40aの所定箇所に
螺子41用の孔44が形成されている。また、図5
(b)に示すようにコード保持用切欠きが複写機背面カ
バー16の貫通孔23b上に位置し、かつ、保持用板部
40aが下側板部23に並行になる状態で、コード保持
部材40を垂直折り上げ部21に螺子止めできるよう
に、遮蔽用板部40bの所定箇所に螺子41用の孔42
が形成されている。
例について説明する。図5(a)は変形例に係るコード
保持部材40を、複写機背面カバー16の貫通孔23b
を遮蔽する機能を発揮する取付状態にしたときの説明
図、同図(b)は同コード保持部材40をコード保持機
能を発揮する取付状態にしたときの説明図である。本例
のコード保持部材40は、複写機背面カバー16の下側
板部23に形成された複数の貫通孔23bを遮蔽し、ま
た、この貫通孔23bを通される図示しない複数のコー
ドを保持するためのものである。本例のコード保持部材
40も断面L字状の板材からなり、保持用板部40aに
は上記貫通孔23bに対応した位置にコード保持用切欠
きが形成されている。そして、図5(a)に示すように
遮蔽用板部40bが複写機背面カバー16の貫通孔23
b上で、これが形成されている下側板部23に並行にな
る状態で、コード保持部材30を垂直折り上げ部21に
螺子止めできるように、保持用板部40aの所定箇所に
螺子41用の孔44が形成されている。また、図5
(b)に示すようにコード保持用切欠きが複写機背面カ
バー16の貫通孔23b上に位置し、かつ、保持用板部
40aが下側板部23に並行になる状態で、コード保持
部材40を垂直折り上げ部21に螺子止めできるよう
に、遮蔽用板部40bの所定箇所に螺子41用の孔42
が形成されている。
【0021】次に、図6を用いてコード保持部材の他の
変形例について説明する。図6(a)は変形例に係るコ
ード保持部材50を、コード保持機能を発揮する取付状
態にしたときの説明図、同図(b)は同コード保持部材
40を複写機背面カバー16の貫通孔23aを遮蔽する
機能を発揮する取付状態にしたときの説明図である。本
例のコード保持部材40は、取付位置を例えば図(a)
中に矢印Cで示すようにスライドさせることによって、
両機能のいずれかを発揮できる取付状態にするものであ
る。本例のコード保持部材40も断面L字状の板材から
なり、一方の板部50aの一部には上記貫通孔23bに
対応したコード保持用切欠き53が形成されている。こ
の保持用切欠き53は、上記実施例と同様にコード40
の設置作業を容易にするため、L字状の折り曲げ線部ま
で及ばせ、かつ他方の板部50bにおける該保持用切欠
き53に対応するを切り欠いている。更に、本例におい
ては、螺子51と垂直折り上げ部21に形成した螺子孔
60とを用いてコード保持部材50の取付位置を、上記
コード保持用切欠き53が貫通孔23aの直上になる位
置と、この板部50aのうち、コード保持用切欠き53
以外の部分が貫通孔23aの直上になる位置とを選択的
に取り得るように、螺子51用の長孔52が形成されて
いる。このような長孔52に代え、独立した複数の孔を
形成しても良い。
変形例について説明する。図6(a)は変形例に係るコ
ード保持部材50を、コード保持機能を発揮する取付状
態にしたときの説明図、同図(b)は同コード保持部材
40を複写機背面カバー16の貫通孔23aを遮蔽する
機能を発揮する取付状態にしたときの説明図である。本
例のコード保持部材40は、取付位置を例えば図(a)
中に矢印Cで示すようにスライドさせることによって、
両機能のいずれかを発揮できる取付状態にするものであ
る。本例のコード保持部材40も断面L字状の板材から
なり、一方の板部50aの一部には上記貫通孔23bに
対応したコード保持用切欠き53が形成されている。こ
の保持用切欠き53は、上記実施例と同様にコード40
の設置作業を容易にするため、L字状の折り曲げ線部ま
で及ばせ、かつ他方の板部50bにおける該保持用切欠
き53に対応するを切り欠いている。更に、本例におい
ては、螺子51と垂直折り上げ部21に形成した螺子孔
60とを用いてコード保持部材50の取付位置を、上記
コード保持用切欠き53が貫通孔23aの直上になる位
置と、この板部50aのうち、コード保持用切欠き53
以外の部分が貫通孔23aの直上になる位置とを選択的
に取り得るように、螺子51用の長孔52が形成されて
いる。このような長孔52に代え、独立した複数の孔を
形成しても良い。
【0022】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。以上の実施例においては、コード保持部材の取付面
としての垂直折り上げ部21面に直交する、複写機背面
カバー16の下側板部23の貫通孔23a,23bを、
断面L字状のコード保持部材を用いて、遮蔽し得るよう
にしたものであるが、折り曲げた板材の一部にコード挿
通用の切欠きを形成しておき、取付面としての垂直折り
上げ部21面に対する取付状態を変更することによっ
て、該切欠きが該貫通孔に対向する取付状態と、該切欠
き以外の板部が該貫通孔に対向する取付状態とを選択的
に取り得るようにしたコード保持部材は、垂直折り上げ
部21面と並行な複写機背面カバー部に形成された貫通
孔を、コード保持部材を用いて、必要に応じて遮蔽し得
るように変形することができる。例えば、板材を、垂直
な下板部と水平な中間板部と垂直な上板部が形成される
ように2段に折りにするとともに、下板部又は上板部に
コード挿通用の切欠きを形成してコード保持部材を構成
すれば、該切欠きがカバーの貫通孔に対応するように、
該切欠きが形成されていない下板部又は上板部を、上記
垂直折り曲げ部21に螺子止めすることによってコード
保持機能を発揮させ、逆に該切欠きが形成されていない
下板部又は上板部の螺子用の孔が形成されていない箇所
が、カバーの貫通孔に対応するように、該切欠きが形成
されている下板部又は上板部を、上記垂直折り曲げ部2
1に螺子止めすることによってカバー貫通孔遮蔽機能を
発揮させることができる。無論、図6の例のように、こ
のような2段折りの板材からなるコード保持部材をスラ
イドさせて両機能を選択できるようにしても良い。これ
らの場合、上記実施例と同様に、垂直折り上げ部21か
ら背面側に突出することになる、中間板部などは、複写
機背面カバー16の取付け部22から離れるように取り
付けることが望ましい。すなわち、カバー貫通孔に対向
する下板部又は上板部が、図2(b),(c)のような
側面図において、同図中のコード保持部材30の水平な
板部の自由短縁部から垂直上方に延びた状態になるよう
に取り付けることが望ましい。(以下、余白)
る。以上の実施例においては、コード保持部材の取付面
としての垂直折り上げ部21面に直交する、複写機背面
カバー16の下側板部23の貫通孔23a,23bを、
断面L字状のコード保持部材を用いて、遮蔽し得るよう
にしたものであるが、折り曲げた板材の一部にコード挿
通用の切欠きを形成しておき、取付面としての垂直折り
上げ部21面に対する取付状態を変更することによっ
て、該切欠きが該貫通孔に対向する取付状態と、該切欠
き以外の板部が該貫通孔に対向する取付状態とを選択的
に取り得るようにしたコード保持部材は、垂直折り上げ
部21面と並行な複写機背面カバー部に形成された貫通
孔を、コード保持部材を用いて、必要に応じて遮蔽し得
るように変形することができる。例えば、板材を、垂直
な下板部と水平な中間板部と垂直な上板部が形成される
ように2段に折りにするとともに、下板部又は上板部に
コード挿通用の切欠きを形成してコード保持部材を構成
すれば、該切欠きがカバーの貫通孔に対応するように、
該切欠きが形成されていない下板部又は上板部を、上記
垂直折り曲げ部21に螺子止めすることによってコード
保持機能を発揮させ、逆に該切欠きが形成されていない
下板部又は上板部の螺子用の孔が形成されていない箇所
が、カバーの貫通孔に対応するように、該切欠きが形成
されている下板部又は上板部を、上記垂直折り曲げ部2
1に螺子止めすることによってカバー貫通孔遮蔽機能を
発揮させることができる。無論、図6の例のように、こ
のような2段折りの板材からなるコード保持部材をスラ
イドさせて両機能を選択できるようにしても良い。これ
らの場合、上記実施例と同様に、垂直折り上げ部21か
ら背面側に突出することになる、中間板部などは、複写
機背面カバー16の取付け部22から離れるように取り
付けることが望ましい。すなわち、カバー貫通孔に対向
する下板部又は上板部が、図2(b),(c)のような
側面図において、同図中のコード保持部材30の水平な
板部の自由短縁部から垂直上方に延びた状態になるよう
に取り付けることが望ましい。(以下、余白)
【0023】
【発明の効果】請求項1及び2の発明によれば、貫通孔
が形成されたカバー部とコード保持部材取付面とのなす
角度とほぼ等しい角度に折り曲がった形状の板材からな
り、一方の板部に一部に該コードを保持させる切欠きを
形成したコード保持部材の、該取付面に対する取付状態
を変更することによって、該切欠きが該貫通孔に対向す
る取付状態と、該切欠き以外の板部が該貫通孔に対向す
る取付状態とを選択的に取り得るようにしたので、コー
ド保持部材を、必要に応じて該各通孔に対する遮蔽機能
を発揮できるようにすることであるという効果がある。
また、請求項2の発明によれば、上記板材の折れ曲がり
部の方が、該取付面に取り付けられた板部の端よりも、
該係止部から離れるような状態で該取付面に取り付ける
ようにしたので、外装カバーを電子機器のカバー面に対
して傾斜させた状態で、該外装カバーの端部であって上
記貫通孔近傍の部分を、電子機器内の上記取付面近傍に
設けられた係止部に係止した後に、この係止部を揺動中
心にして該カバー面と並行になるように該外装カバーを
揺動させて、該外装カバーを取り付ける電子機器に用い
る場合にも、該折れ曲がり部を介して該取付面に取り付
けられた板部につながる板部が取付面から突出している
にもかかわらず、外装カバーの取付や取外し時に比較的
邪魔になることはない
が形成されたカバー部とコード保持部材取付面とのなす
角度とほぼ等しい角度に折り曲がった形状の板材からな
り、一方の板部に一部に該コードを保持させる切欠きを
形成したコード保持部材の、該取付面に対する取付状態
を変更することによって、該切欠きが該貫通孔に対向す
る取付状態と、該切欠き以外の板部が該貫通孔に対向す
る取付状態とを選択的に取り得るようにしたので、コー
ド保持部材を、必要に応じて該各通孔に対する遮蔽機能
を発揮できるようにすることであるという効果がある。
また、請求項2の発明によれば、上記板材の折れ曲がり
部の方が、該取付面に取り付けられた板部の端よりも、
該係止部から離れるような状態で該取付面に取り付ける
ようにしたので、外装カバーを電子機器のカバー面に対
して傾斜させた状態で、該外装カバーの端部であって上
記貫通孔近傍の部分を、電子機器内の上記取付面近傍に
設けられた係止部に係止した後に、この係止部を揺動中
心にして該カバー面と並行になるように該外装カバーを
揺動させて、該外装カバーを取り付ける電子機器に用い
る場合にも、該折れ曲がり部を介して該取付面に取り付
けられた板部につながる板部が取付面から突出している
にもかかわらず、外装カバーの取付や取外し時に比較的
邪魔になることはない
【図1】(a)は実施例に係るコード保持部材30を貫
通孔23aを塞ぐ部材として機能させた状態の説明図。
(b)は同コード保持部材30を本来のコード保持部材
として機能させた状態の説明図。
通孔23aを塞ぐ部材として機能させた状態の説明図。
(b)は同コード保持部材30を本来のコード保持部材
として機能させた状態の説明図。
【図2】(a)は同コード保持部材30を使用できる複
写機の背面側からの斜視図。(b)及び(c)は同複写
機の背面カバー16の取付手順の説明図。
写機の背面側からの斜視図。(b)及び(c)は同複写
機の背面カバー16の取付手順の説明図。
【図3】同複写機の部分拡大斜視図。
【図4】(a)は図1(a)の状態の他の説明図。
(b)は図1(b)の状態の他の説明図。
(b)は図1(b)の状態の他の説明図。
【図5】(a)及び(b)はコード保持部材の変形例の
説明図。
説明図。
【図6】(a)及び(b)はコード保持部材の他の変形
例の説明図。
例の説明図。
11 複写機 12 テーブル 16 複写機背面カバー 18 コネクタ 21 垂直折り上げ部 22 取付部 23 下側板部 23a 下側板部の貫通孔 24 テーブル背面カバー 25 上側板部 25a 上側板部の貫通孔 30 コード保持部材 30a 保持用板部 30b 遮蔽用板部 32 螺子用の孔 34 螺子用の孔 33 コード保持用切欠き 40 コード
Claims (2)
- 【請求項1】必要に応じてコードを挿通させる貫通孔が
形成された電子機器の外装カバー近傍の電子機器内で、
該貫通孔が形成されたカバー部に交わる角度に設定され
た取付面に取り付けられるコード保持部材であって、該
角度とほぼ等しい角度に折り曲がった形状の板材からな
り、一方の板部に一部に該コードを保持させる切欠きを
形成し、該取付面に対する取付状態を変更することによ
って、該切欠きが該貫通孔に対向する取付状態と、該切
欠き以外の板部が該貫通孔に対向する取付状態とを選択
的に取り得るようにしたことを特徴とする電子機器のコ
ード保持部材。 - 【請求項2】外装カバーを電子機器のカバー面に対して
傾斜させた状態で、該外装カバーの端部であって上記貫
通孔近傍の部分を、電子機器内の上記取付面近傍に設け
られた係止部に係止した後に、この係止部を揺動中心に
して該カバー面と並行になるように該外装カバーを揺動
させて、該外装カバーを取り付ける電子機器に用いる請
求項1の電子機器のコード保持部材であって、上記板材
の折れ曲がり部の方が、該取付面に取り付けられた板部
の端よりも、該係止部から離れるような状態で該取付面
に取り付けるようにしたことを特徴とする請求項1の電
子機器のコード保持部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16525193A JP3233499B2 (ja) | 1993-06-09 | 1993-06-09 | 電子機器のコード保持部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16525193A JP3233499B2 (ja) | 1993-06-09 | 1993-06-09 | 電子機器のコード保持部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06351134A true JPH06351134A (ja) | 1994-12-22 |
JP3233499B2 JP3233499B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=15808761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
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