JPH06351035A - 高彩度画像ディテール補償回路 - Google Patents

高彩度画像ディテール補償回路

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JPH06351035A
JPH06351035A JP5134413A JP13441393A JPH06351035A JP H06351035 A JPH06351035 A JP H06351035A JP 5134413 A JP5134413 A JP 5134413A JP 13441393 A JP13441393 A JP 13441393A JP H06351035 A JPH06351035 A JP H06351035A
Authority
JP
Japan
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signal
gain
detail
circuit
color difference
Prior art date
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Pending
Application number
JP5134413A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Kobayashi
隆宏 小林
Juichi Hitomi
寿一 人見
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH06351035A publication Critical patent/JPH06351035A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 彩度に応じたゲインによってディテール補償
を行うことにより、低彩度部におけるS/Nの劣化な
く、高彩度部における輝度信号の高域成分の利得低下を
補償することを目的とする。 【構成】 R(赤色),G(緑色),B(青色)入力信
号より、輝度信号と色差信号を得るマトリクス回路4
と、色差信号よりディテール補償信号を作成するディテ
ール補償信号作成回路5に加え、色差信号を入力とし、
高彩度領域を抽出するためのLPF9と、LPF出力よ
りディテール補償信号のゲインを制御するためのゲイン
制御回路10とを備え、低彩度部では、ディテール補償
信号のゲインが小さく、高彩度部ではディテール補償信
号のゲインが大きくなるよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ信号等で得られ
る画像の質を向上させるための高彩度画像ディテール補
償回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】NTSC等の方式では、彩度の高い信号
はγ補正および色信号の帯域制限に起因して、高域成分
が完全に伝送されないため、テレビ等の再生側におい
て、高域成分の利得低下が起こる。このため、高彩度部
においては、この補償が必要である。
【0003】従来の高彩度画像ディテール補償回路とし
ては、各色差信号を加算してそのディテール信号成分を
輝度信号に加算する方式がある(例えば坂田春夫、「カ
ラーテレビジョン高彩度画像の解像度」テレビジョン学
会誌VOL.34,1980.2)。
【0004】具体的な構成を図6に示す。図6で、1,
2,3はプロセス回路(不図示)で処理されたR(赤
色),G(緑色),B(青色)信号が入力される入力端
子、4はこれらR,G,B信号より輝度信号と色差信号
を作成するマトリクス回路、5はディテール補償信号を
作成するディテール補償信号作成回路、6はディテール
補償信号のゲインを固定ゲインにより増幅するための乗
算器、7は輝度信号とディテール補償信号を加算する加
算器、8は出力端子である。
【0005】図7に、図6のマトリクス回路4の構成の
一例を示す。51はR,G,B信号より輝度信号Yを作
成する輝度信号マトリクス回路、52,53,54は
R,G,B信号と輝度信号Yより、色差信号R−Y,G
−Y,B−Yを作成する減算器である。
【0006】図8に、図6のディテール補償信号作成回
路5の構成の一例を示す。61,62,63は色差信号
のうち負の信号は”0”とする負クリップ回路であり、
64はそれぞれ負クリップされた色差信号を加算する加
算器である。このように、負クリップ後加算することに
より、補償信号の打ち消し合いを除去する。加算後、H
PF65により、信号のうち高彩度信号のディテール劣
化を補償するための高域成分を取り出す。
【0007】この補正信号に固定ゲインをかけ、輝度信
号に加算することにより、高彩度部における輝度信号の
利得低下を補償することが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の高彩度画像ディテール補償回路では、ディテール補
償信号に対するゲインが一定であり、低彩度部において
も高彩度部と同様なゲインでディテール信号が加算され
る。低彩度部ではγ補正等により同輝度の高彩度部に比
べて入力されるノイズが大きく、このため、補償の必要
のない低彩度部において、補償ディテール信号作成回路
により取り出された、色差信号中の高域ノイズ成分が、
輝度信号に加算され、S/Nの劣化を生じる。また、低
彩度部においては同程度のノイズでも実際の画像におい
て目立ち易いため問題となる。
【0009】その一例を図9に示す。入力信号の低彩度
部にノイズがあった場合、色差信号出力は図9(a)の
ようになる。このノイズの高周波成分は図6ディテール
補償作成回路5によって本来のディテール補償信号と同
様に処理され、図9(b)のようになる。したがって、
固定ゲインにより増幅された場合、輝度信号に加算され
る補償ディテール信号は図9(c)のようになり、実際
必要な補償ディテール信号だけでなく、ノイズも増幅さ
れ、加算されるためS/Nの劣化を生じるという問題を
有している。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するため、R(赤色),G(緑色),B(青色)入
力信号より、輝度信号と色差信号を得るマトリクス回路
と、色差信号よりディテール補償信号を作成するディテ
ール補償信号作成回路に加え、色差信号を入力とし、高
彩度領域を抽出するためのLPFと、LPF出力よりデ
ィテール補償信号のゲインを制御するためのゲイン制御
回路とを備え、低彩度部では、ディテール補償信号のゲ
インが小さく、高彩度部ではディテール補償信号のゲイ
ンが大きくなるよう制御する。
【0011】
【作用】本発明は、上記した構成により、色差信号より
色差平均レベルを取り出し、彩度に応じて補正ディテー
ル信号のゲインを制御する。これにより、低彩度部にお
いては、ゲインは小となり、補償ディテール信号は加算
されず、S/Nの劣化は生じない。一方、高彩度部にお
いては、ゲインは大となり、補償ディテール信号によ
り、高彩度部における輝度信号の利得低下を効果的に補
償することが可能である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0013】本発明の実施例のブロック図を図1に示
す。図1で、1,2,3はプロセス回路で処理されたR
(赤色),G(緑色),B(青色)信号が入力される入
力端子、4は輝度信号と色差信号を作成するマトリクス
回路、5はディテール補償信号を作成するディテール補
償信号作成回路、6はディテール補償信号のゲインを増
幅するための乗算器、7は輝度信号とディテール補償信
号を加算する加算器、8は出力端子、9は色差信号より
高彩度領域を抽出するためのLPF、10はLPF出力
より乗算器6のゲインを作成するゲイン制御回路であ
る。
【0014】以上のように構成された高彩度画像ディテ
ール補償回路の動作について図2,図3を用いて説明す
る。入力信号の低彩度部にノイズがあった場合、図1の
マトリクス回路4の色差信号出力、ディテール補償信号
作成回路5のディテール補償信号出力は、従来と同様図
2(a),(b)のようになる。一方、図1のLPF9
で色差信号の低域成分のみを取り出すことにより、図2
(c)のような高彩度領域が抽出された色差平均レベル
出力が得られ、この信号を図1のゲイン制御回路10で
処理し、図1の乗算器6のゲインとする。
【0015】図3は、図1のゲイン制御回路10の内部
構成の一例を示す図で、21はR−Y,G−Y,B−Y
の3つの色差信号のLPF出力のうち最大値を求める比
較回路、22はゲインの調整を行う乗算器、23は低彩
度部のゲインをクリップするクリップ回路である。
【0016】このゲイン制御回路10の出力は図2
(d)のようになり、低彩度部においてはゲインが小さ
くなり、高彩度部ではゲインが大となる。このため、図
2(e)のように補償の必要のない低彩度部のノイズは
増幅されず、輝度信号に加算されないため、S/Nの劣
化を生じない。
【0017】したがって、高彩度部においてゲインを大
きくすることが可能となり、効果の高い高彩度画像ディ
テール補償が可能となる。
【0018】以上の実施例については、R−Y,G−
Y,B−Yの3つの色差信号を使用して、高彩度画像デ
ィテール補償をする場合について述べたが、上記3つの
色差信号のうちの一つを選択して補償を行う場合も同様
に可能である。図4は第2の実施例におけるディテール
補償信号作成回路で、R−Y,G−Y,B−Yの3つの
色差信号のうち、最も彩度が高いもののみについてディ
テール補償を行う。
【0019】セレクタ等によりディテール補償を行う色
差信号を選択する場合も同様に可能である。図5は、3
つの色差信号のうち1つを選択して補償を行う場合のL
PFおよびゲイン制御回路で、これにより選択した1つ
の色差信号のみの高彩度画像ディテール補償が可能であ
る。
【0020】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、高彩度画像ディテール補償の必要のない低彩
度部においては、ノイズ等の加算によるS/Nの劣化を
生じないため、高彩度部においては、補償のゲインを大
きくすることが可能であり、効果の高い高彩度画像ディ
テール補償が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における高彩度画像ディ
テール補償回路の構成を示すブロック図
【図2】同第1の実施例における高彩度画像ディテール
補償回路の動作を示す信号波形図
【図3】同第1の実施例におけるゲイン制御回路10の
内部構成を示すブロック図
【図4】本発明の第2の実施例におけるディテール補償
信号作成回路の内部構成を示すブロック図
【図5】本発明の第2の実施例におけるLPFおよびゲ
イン制御回路の構成を示すブロック図
【図6】従来の高彩度画像ディテール補償回路の構成を
示すブロック図
【図7】従来のマトリクス回路の内部構成を示すブロッ
ク図
【図8】従来のディテール補償信号作成回路の内部構成
を示すブロック図
【図9】従来の高彩度画像ディテール補償回路の動作を
示す信号波形図
【符号の説明】
1〜3 入力端子 4 マトリクス回路 5 ディテール補償信号作成回路 6 乗算器 7 加算器 8 出力端子 9 LPF 10 ゲイン制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 R(赤色),G(緑色),B(青色)入
    力信号より、輝度信号と色差信号を得るマトリクス回路
    と、 前記色差信号を入力とし、ディテール補償信号を作成す
    るディテール補償信号作成回路と前記色差信号を入力と
    し、高彩度領域を抽出するLPFと、 前記LPF出力を入力とし、前記ディテール補償信号に
    乗ずるゲインを出力するゲイン制御回路と、 前記ディテール補償信号に前記ゲイン出力を乗算する乗
    算器と前記輝度信号と前記乗算器の出力信号を加算する
    加算器とを備えたことを特徴とする高彩度画像ディテー
    ル補償回路。
JP5134413A 1993-06-04 1993-06-04 高彩度画像ディテール補償回路 Pending JPH06351035A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7773158B2 (en) 2005-10-12 2010-08-10 Panasonic Corporation Visual processing device, display device, and integrated circuit

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7773158B2 (en) 2005-10-12 2010-08-10 Panasonic Corporation Visual processing device, display device, and integrated circuit
US7880814B2 (en) 2005-10-12 2011-02-01 Panasonic Corporation Visual processing device, display device, and integrated circuit
US8368814B2 (en) 2005-10-12 2013-02-05 Panasonic Corporation Visual processing device, display device, and integrated circuit for adjusting the contrast of an image

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