JP3192211B2 - カラーテレビジョン信号処理回路 - Google Patents

カラーテレビジョン信号処理回路

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JP3192211B2 JP13014492A JP13014492A JP3192211B2 JP 3192211 B2 JP3192211 B2 JP 3192211B2 JP 13014492 A JP13014492 A JP 13014492A JP 13014492 A JP13014492 A JP 13014492A JP 3192211 B2 JP3192211 B2 JP 3192211B2
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,R,G,Bの映像信号
を輝度信号と色差信号に変換して処理するカラーテレビ
ジョン信号処理回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在のテレビジョン方式が送像側でガン
マ補正を行なっていることによる影響を簡単に説明す
る。現在のテレビジョン方式では,R,G,Bの信号を
輝度信号と色差信号に変換したのち,色差信号に帯域制
限を加えた上,色副搬送波を変調して,輝度信号に重畳
している。このため,R,G,B各信号の高域成分は,
輝度信号だけで伝送される。
【0003】すなわち,R信号の高域,低域成分を各々
L,RH,輝度信号のそれをYL,YHとすると,受像機
側で再生されるR信号はRL+YHとなる。またYH
G,B信号としても再生される。
【0004】さて,本来ガンマ補正はブラウン管の発光
特性を補正するものであるから,受像機で再生されるR
信号については,RL+YHに対してガンマ補正しなけれ
ばならない。また,G,B信号として再生されるYH
号にも同様にガンマ補正しなければならない。
【0005】しかし,実際の現行のテレビジョンシステ
ムでは,R,G,B信号の段階で受像機のCRTの動作
を線形にするガンマ補正が行なわれる。このため,例え
ば赤純色で飽和度100%のような信号(R=1,G=
0,B=0)を考えると,輝度信号はR,G,B信号が
0.3:0.59:0.11の割合で合成されたものな
ので,再生されるR信号は,R=RL+0.3RHとな
る。
【0006】このR信号に高周波成分が乗っていると,
この高周波成分は,送像側のガンマ補正回路でR信号の
低域信号レベルに応じて増減され,この場合通常0.4
5倍される。一方,受像機ではこの高周波信号は,CR
Tの発光特性により2.22倍され送受合わせたゲイン
は1倍となる。この高周波成分は,G,B信号としても
再生されるわけであるが,このケースの場合元々のG,
B信号レベルが共にOであるので,再生G,B信号は,
G=0.3RH,B=0.3RHとなる。
【0007】さて,このRHは前述したようにガンマ補
正回路で0.45倍されている。R信号の場合はブラウ
ン管の発光特性により2.22倍され,送受合わせたゲ
インは1倍となったわけであるが,このG,B信号の場
合は信号レベルが0に近いのでCRT上では発光しな
い。すなわちこの場合高周波成分は,G,B信号として
再生されないことになり,高周波信号はR信号だけから
再生され,そのレベルは元の0.3倍に減少する。同様
のことはG,B信号だけが飽和度の高いケースでもおこ
る。つまり,現行のテレビジョンシステムでは色飽和度
の高い信号に対する解像度は劣化する。
【0008】本問題を解決する従来の方法として,特開
昭63−67890がある。この構成を図3に示し,以
下この方法を説明する。ガンマ補正回路4〜6でガンマ
補正を施したR,G,B信号を,マトリクス回路20に
供給し,この回路で輝度信号Y′を合成し,これをそれ
ぞれハイパスフィルタ7,ローパスフィルタ8を通して
それぞれ輝度信号YH′,YL′を得る。また,ガンマ補
正前のR,G,B信号をマトリクス回路19に供給し,
得られた信号をガンマ補正回路16でガンマ補正して,
ローパスフィルタ17を通した輝度信号YLを得る。そ
して割算回路12でYL/YL′を計算し,この値を変換
テーブル回路18で,適当な値に変換したのち,上記輝
度信号YH′に乗算回路13で乗算したものと,上記輝
度信号YL′を,加算回路14で加算して,補正輝度信
号を得るというものである。
【0009】本方式を用いると,色飽和度が高く,送信
側ガンマ補正の影響で解像度の劣化する被写体に対し,
補正係数YL/YL′は1以上のゲインとなるため,高域
輝度信号YH′が増幅される。しかし,前述の例で,赤
純色で飽和度100%のような信号(R=1,G=0,
B=0)に高周波成分が乗っている場合,再生輝度レベ
ルは0.3倍(約−10dB)になるので,これを正し
く補正するには,補正係数は1/0.3倍=3.3倍
(約+10dB)しなければならないが,本方式の補正
係数YL/YL′を求めると1.8倍(約+5dB)程度
にしかならず,−5dBの誤差を生じるため,本方式で
は正しく補正するために変換テーブル18を設けなけれ
ばならない。G,Bの場合も同様である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術には補正
係数の誤差が大きいために十分な補正を行なうためには
変換テーブルを必要とするという問題があった。本発明
は補正係数を求める割算方式を改善し,変換テーブルを
用いなくても十分補正を行なうことができる装置を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では,上記目的を
達成するため,高域補正信号を得る手段として,R,
G,B信号をマトリクス変換して第1の輝度信号Yを得
る手段,上記R,G,B信号がそれぞれガンマ補正され
た信号をマトリクス変換して第2の輝度信号Y′を得る
手段,第2の輝度信号Y′から高域成分と低域成分に分
離する手段,第2の輝度信号Y′を逆ガンマ補正して第
3の輝度信号Y″を得る手段,上記第1の輝度信号Yと
第3の輝度信号Y″の比率を求める手段,この比率で第
2の輝度信号の高域成分に対する利得を制御する手段を
用いる。
【0012】
【作用】本発明は,送像側においてガンマ補正を行なう
テレビジョン装置では,高彩度画像に対しては,高域成
分は輝度信号だけで伝送されることを考え,ガンマ補正
前のR,G,B信号をマトリクス変換して得た輝度信号
を,ガンマ補正されたR,G,B信号をマトリクス変換
して得た輝度信号を逆ガンマ補正したもので割算し,得
られた比率をガンマ補正後のR,G,B信号をマトリク
ス変換して得た輝度信号の高域成分に乗じ,これを送出
輝度信号の高域成分とするものであるため,高彩度画像
の高域成分の解像度の劣化を正確に補正できる。
【0013】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1により説明す
る。入力端子1〜3に入力されたガンマ補正前のR,
G,B信号をそれぞれガンマ補正回路4〜6によってガ
ンマ補正した後,マトリクス回路20で輝度信号Y′,
色差信号I′,Q′を得る。ここで輝度信号Y′はハイ
パスフィルタ7とローパスフィルタ8によって,色差信
号の遮断周波数で高域成分YH′と低域成分YL′に分離
し,色差信号I′及びQ′は,ローパスフィルタ9,1
0において色差信号の遮断周波数で帯域制限する。ま
た,ガンマ補正前の3原色信号R,G,Bはマトリクス
回路19にも供給されこの回路から輝度信号Yを得る。
次に輝度信号Y′を入力とする逆ガンマ回路11からは
輝度信号Y″を得る。これらの輝度信号Y及びY″を供
給する割算回路12でY/Y″の比率を算出し,この比
率に従って,乗算回路13で輝度信号の高域成分に対す
る利得を制御する。この乗算回路13の出力と,輝度信
号の低域成分YL′を,加算回路14に与え,この加算
出力を,色信号I′,Q′をそれぞれローパスフィルタ
9,10を通した信号と共にエンコーダ15に送り,カ
ラーテレビジョン信号を得る。
【0014】以上の動作により,本発明では,図2に示
すようなR,G,Bそれぞれの飽和度に対する利得によ
り輝度信号の高周波成分の補正が行なわれる。例えば,
従来例のところで説明した赤純色の飽和度100%(R
=1,G=B=0)の場合に微少な高周波成分が乗って
いたとすると,劣化する輝度ゲインは,0.3倍になる
から約10dB補償しなければならない。
【0015】そこで,従来方式と本発明の補正誤差を比
較すると,まず従来方式を用いると補正係数は,(K=
Y/Y′)で求められ,高周波ゲインは,1.8倍約6
dBとなり,あとの4dBは変換テーブルを用いて補正
しなければならない。一方,本発明を用いると補正係数
は(K=Y/Y″)で求められ,高周波ゲインは3.3
倍約10dB改善され,受像側で劣化した解像度を完全
に補正できる。これはR以外のG,Bについても同様で
ある。
【0016】本発明の第2の実施例を図4に示す。この
方式と本発明の第1の実施例との差異は,補正係数を算
出する割算回路の出力信号(Y/Y″)にローパスフィ
ルタを通す回路が付加されていることである。これによ
って,例えばR,G,Bの信号源に含まれる高周波のノ
イズによる影響で,係数の算出誤差が増加するのを抑制
する点が改善されている。
【0017】本発明の第3の実施例を図5に示す。第2
の実施例との差は輝度信号Y′の高域成分のゲインを制
御する割算回路の出力を得るのに使用するローパスフィ
ルタの位置であり,その効果は第2の実施例と全く同じ
である。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明を用いると,送像側
ガンマ補正方式における高彩度画像の解像度の劣化を,
誤差なく忠実に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明を説明するための,飽和度に対する補正
量を表わす図である。
【図3】従来の実施例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1〜3 R,G,B入力端子 4〜6,16 ガンマ補正回路 7 ハイパスフィルタ 8〜10,17 ローパスフィルタ 11 逆ガンマ回路 12 割算回路 13 乗算回路 14 加算回路 15 エンコーダ 18 変換テーブル 19〜20 マトリクス回路
【数1】
【数2】

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガンマ補正前のR,G,B信号から第1
    の輝度信号を得るマトリクス回路と,上記R,G,B信
    号からそれぞれガンマ補正された信号を得るガンマ補正
    回路と,ガンマ補正されたR,G,B信号より第2の輝
    度信号及び色差信号を得るマトリクス回路と,第2の輝
    度信号から色差信号の遮断周波数で高域成分と低域成分
    を抽出するフィルタと,第2の輝度信号を逆ガンマ補正
    して第3の輝度信号を得る逆ガンマ回路と,第1の輝度
    信号と第3の輝度信号の比率を得る手段と,この比率で
    第2の輝度信号の高域成分に対する利得を制御する手段
    と,この手段により得られた輝度信号の高域成分を第2
    の輝度信号の低域成分に加算する手段とを備えることを
    特徴とするカラーテレビジョン信号処理回路。
JP13014492A 1992-04-23 1992-04-23 カラーテレビジョン信号処理回路 Expired - Lifetime JP3192211B2 (ja)

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