JPH06350514A - 移動通信システムにおけるチャネル制御方式 - Google Patents

移動通信システムにおけるチャネル制御方式

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JPH06350514A
JPH06350514A JP5141649A JP14164993A JPH06350514A JP H06350514 A JPH06350514 A JP H06350514A JP 5141649 A JP5141649 A JP 5141649A JP 14164993 A JP14164993 A JP 14164993A JP H06350514 A JPH06350514 A JP H06350514A
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JP
Japan
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base station
reception quality
exchange
mobile communication
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JP5141649A
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Hiroyuki Yamashita
博幸 山下
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は基地局同士の電波干渉を検出し、基地
局に干渉が生じないように指示することができる移動通
信システムにおけるチャネル制御方式を提供することを
目的とする。 【構成】複数の基地局から送信される制御チャネルによ
る報知情報を受信する移動局が、その信号の受信状態か
ら基地局同士の電波干渉を知るための情報を検出し、そ
れを基地局経由で交換機へ送信し、この情報を交換機で
記憶し且つ表示させることによって基地局同士の電波干
渉を把握し、更にその結果で交換機から基地局に報知情
報の送出タイミング変更を指示するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動通信システムにおけ
るチャネル制御方式に関する。移動通信システムとして
は屋外で使用される携帯電話機、自動車電話機等を用い
るシステムや、ビル、家屋等の屋内で使用されるコード
レス電話機を用いるシステムがある。
【0002】何れのシステムにおいても移動局が基地局
を介して通信を行うようになっているが、異なる基地局
の電波が干渉する領域に移動局が存在する場合、正しい
通信が行えなくなることがある。
【0003】そこで、電波の干渉を検出し、基地局に干
渉が生じないように指示できるようにすることが要望さ
れている。
【0004】
【従来の技術】図12はディジタルコードレス交換シス
テムにおける複数の基地局の配置図であり、例えばビル
の広い事務所内の任意箇所に配置されているものとす
る。
【0005】図12に示す各基地局A,B,C,D,
E,F,Gは、位置登録のためのエリア番号や規制等の
情報を移動局(コードレス電話機)に対して定期的に報
知しており、この報知情報は各システムで共通に用いら
れる制御チャネルで送信されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように制御チ
ャネルには、家庭用、事務所用等の異なるシステムに係
わらず同一チャネルが使用されるようになっている。従
って、各基地局A〜Gは電波干渉を避けるために互いに
時間をずらして報知を行う。
【0007】しかし、図12に示す例えば隣接する基地
局AとEとが、図13のタイミングチャートに符号1〜
5で示すように、同一間隔、同一タイミングで報知を行
った場合、図12に符号6で示すように、基地局AとE
の電波が干渉を起こす領域が生じると言った問題があ
る。
【0008】このような干渉領域6に図示せぬ移動局が
存在した場合、移動局の受信にエラーが生じ、正確な位
置登録等が行えなくなることがある。そこで、干渉が生
じないようにするための対策として、後述の、の方
法が取られている。
【0009】同一システム内で共通のタイミング基準
を設け、隣接するゾーンの基地局は互いに異なるタイミ
ングとなるように制御する。 基地局が報知を開始する際に、周囲で使用中のタイミ
ングを検索して空タイミングで報知するように制御す
る。
【0010】しかし、の方法では、異なるシステム間
では現実として実施が困難である。また、の方法で
は、基地局同士が互いに電波検出可能な位置関係にあれ
ば実施できる。しかし、基地局同士が互いに電波検出可
能な位置関係にない場合、周囲で使用中のタイミングは
検索できない。更に、このような位置関係に加え、図1
2に示すように電波が互いに重複するような位置関係に
ある場合、干渉を防止することはできない。
【0011】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、基地局同士の電波干渉を検出し、基地局に
干渉が生じないように指示することができる移動通信シ
ステムにおけるチャネル制御方式を提供することを目的
としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理図を
示す。この図に示す移動通信システムは、交換機71に
接続された基地局72を介して移動局73が無線通信を
行うものである。
【0013】移動局73において、74は検出手段であ
り、基地局72から送信される信号の受信品質劣化を検
出するものである。76は第1制御手段であり、検出手
段74による受信品質劣化検出直前の正常受信信号送信
基地局の固有情報を第1記憶手段75に記憶する制御を
行うものである。
【0014】78は第2制御手段であり、受信品質劣化
検出直後の正常受信信号送信基地局の固有情報を第2記
憶手段77に記憶する制御を行うものである。79は第
1送信手段であり、受信品質劣化検出後の正常受信時
に、第1及び第2記憶手段75,77に記憶された固有
情報を基地局72へ送信するものである。
【0015】基地局72において、80は第2送信手段
であり、固有情報が送信されてきた際にそのまま交換機
71へ送信するものである。交換機71において、82
は第3制御手段であり、基地局72から固有情報が送ら
れてくる毎に、固有情報に対応させて受信品質劣化情報
を蓄積して第3記憶手段81に記憶するものである。
【0016】84は表示制御手段であり、固有情報に対
応して受信品質劣化情報が表示手段83に表示されるよ
うに第3記憶手段81の記憶情報を読み出して表示制御
を行うものである。
【0017】
【作用】上述した本発明によれば、移動局73が検出手
段74によって基地局72から送信される信号の受信品
質劣化が検出された場合、第1制御手段76により第1
記憶手段75に記憶された受信品質劣化検出直前の正常
受信信号送信基地局の固有情報と、第2制御手段78に
より第2記憶手段77に記憶された受信品質劣化検出直
後の正常受信信号送信基地局の固有情報とが第1送信手
段79によって基地局72に送信される。
【0018】基地局72の第2送信手段は送られてきた
情報が固有情報であるとそのまま交換機71へ送信す
る。交換機71では、第3制御手段82によって第3記
憶手段81に、固有情報に対応した受信品質劣化情報が
蓄積される。この蓄積された情報は、表示制御手段84
によって第3記憶手段81から読みだされ、固有情報に
対応した状態の受信品質劣化情報が表示手段83に表示
される。
【0019】そして、その表示された情報内容より送信
電波が干渉している基地局を監視者が把握し、基地局に
対して制御チャネルの送出タイミングを干渉しないタイ
ミングに変更するように指示する。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。図2は本発明の一実施例による移動局の
ブロック構成図、図3は基地局のブロック構成図、図4
は交換機のブロック構成図である。
【0021】本発明の特徴は、複数の基地局から送信さ
れる制御チャネルによる報知情報を受信する移動局が、
その報知の受信状態から基地局同士の電波干渉を検出す
るための情報を検出し、それを基地局経由で交換機へ送
信し、この情報を交換機で記憶し且つ表示させることに
よって基地局同士の電波干渉を把握し、更にその結果で
交換機から基地局に報知情報の送出タイミング変更を指
示するように構成したことである。
【0022】図2に示す移動局における発明の特徴部分
は、プログラムに応じた制御部13の制御によって基地
局同士の電波干渉を検出するための情報をE2 PROM
14(又はRAM28)に記憶し、かつ読み出して基地
局へ通知するようにしたことである。この詳細説明は後
述する。
【0023】移動局の他の構成部分は従来と同様であ
り、アンテナ16、無線部17、TDMA制御部18、
コーディック19、音声インタフェース部20、スピー
カ21、マイク22、マンマシンインタフェース部2
3、LCD(液晶ディスプレイ)24、LED(発光ダ
イオード)25、キー26、外部インタフェース部2
7、RAM28が具備されている。
【0024】無線部17はアンテナ16を介して基地局
と電波の送受信を行うものであり、送信/変調機能、受
信/復調機能、及びシンセサイザ機能を有している。T
DMA制御部18は、TDMA−TDD機能、及びTD
MAフレーム信号生成機能を有している。
【0025】コーディック19は、音声のコード/デコ
ード機能を有し、音声インタフェース部20は、スピー
カ21及びマイク22を制御する機能を有している。マ
ンマシンインタフェース部23は、LCD24、LED
25、及びキー(テンキー、機能キー等)26を制御す
る機能を有している。
【0026】外部インタフェース部27は、外部装置接
続制御機能を有しており、RAM28は、通信データ等
の書き込み/読み出しが行われるものである。また、制
御部13は、前記したプログラムに応じた制御の他に、
各メモリ12,14,28における書き込み/読み出し
制御、TDMA制御部18、音声インタフェース部2
0、マンマシンインタフェース部23、及び外部インタ
フェース部27の動作制御を行う。
【0027】ここで、上述した移動局(コードレス電話
機)11が適用されるディジタルコードレス交換システ
ムの構成説明図を図5に示し、その説明を行う。図5に
おいて、あるビルの事務所内に、交換機31に有線接続
された複数の基地局A1〜E1が所定位置に配置され、
各々が電波の届く領域であるゾーンAz〜Ezを形成し
ているものとする。
【0028】また、このビルの隣の他のビルに先のシス
テムと異なるシステムの基地局i及びjが存在し、それ
らもゾーンiz及びjzを形成しているものとする。こ
のような構成において、基地局B1とE1、又基地局D
1とjが同一タイミングで制御チャネルによる位置登録
情報等の送信を行っており、この際に、ゾーンBzとE
z、又ゾーンDzとjzの重複領域32,33で干渉が
生じたものとする。以降、重複領域32,33を干渉領
域32,33とも呼ぶ。
【0029】このような環境にあって交換機31のシス
テムに接続される複数の移動局が、基地局A1〜E1が
送信する報知情報の待ち受け中に、図6に各矢印で示す
ように、各ゾーン内、ゾーン間、或いは他のシステムの
ゾーンへと移動するものとする。但し、図6において図
5に示す各部に対応する部分には同一符号が付してあ
る。
【0030】本発明の移動局は前述したように、プログ
ラムに応じた制御部13の制御により干渉による受信エ
ラー(受信品質劣化)を検出し、基地局へ通知するよう
にしてあるが、その制御の詳細を以下に説明する。
【0031】移動局が例えば、図6の矢印35,36で
示すように干渉領域32,33を経由して移動した場
合、或いは矢印37で示すように干渉領域33で電源O
Nとなって干渉領域33外へ移動した場合で、かつ干渉
領域32,33にて移動局に受信エラーが生じた場合
に、移動局が、受信品質劣化を検出する直前と直後の、
受信品質良好の報知を行っていた基地局の固有番号を、
現在通信可能な基地局へ通知するようにしてある。
【0032】但し、受信品質劣化検出の直前と直後の基
地局の固有番号は、図2に示すE2PROM14(又は
RAM28)に設けられた直前情報記憶領域、及び直後
情報記憶領域に記憶されるようになっている。
【0033】矢印35で示すケースは、電源ON状態の
移動局がゾーンBzからゾーンEzに移動した場合であ
る。この場合、移動局は干渉領域32を経由するので干
渉領域32を通過中に受信品質劣化状態を検出する。移
動局が干渉領域32を通過して受信品質が良好となった
時に、受信品質劣化検出の直前に受信品質が良好の報知
を行っていた基地局B1の固有番号と、直後に受信品質
が良好の報知を行っている基地局E1の固有番号とを基
地局E1へ通知する。
【0034】矢印36で示すケースは、電源ON状態の
移動局がゾーンDz内で干渉領域33を経由して移動し
た場合である。この場合、移動局は干渉領域33を通過
中に受信品質劣化状態を検出する。移動局が干渉領域3
3を通過して受信品質が良好となった時に、受信品質劣
化検出の直前に受信品質が良好の報知を行っていた基地
局D1の固有番号と、直後に受信品質が良好の報知を行
っている基地局D1の固有番号とを基地局D1へ通知す
る。
【0035】矢印37で示すケースは、移動局が干渉領
域33で電源ONして、その後、干渉領域33からゾー
ンDzへ移動した場合である。この場合、移動局は電源
ONした時点で受信品質劣化状態を検出する。移動局が
干渉領域33から受信品質良好な領域に移動した時に、
受信品質劣化検出の直後に受信品質が良好の報知を行っ
ている基地局D1の固有番号を基地局D1へ通知する。
但し、この場合、受信品質劣化検出直前の基地局を特定
できないので、直前の情報は「不定」とする。
【0036】以上の移動局の受信品質劣化検出動作を図
7のフローチャートに示す。このフローチャートにおい
て、先ず、移動局の電源がONとされると、ステップS
1において、E2 PROM14(又はRAM28)の直
前情報記憶領域CS B と直後情報記憶領域CSA に記憶
された情報がクリアされる。
【0037】ステップS2において、通信可能な待ち受
け基地局が検索される。まず、ステップS3において、
移動局の受信レベルがシステムで定められた受信レベル
の閾値L以上であるか、或いは閾値Lよりも小さいかが
判断される。閾値Lよりも小さい場合は再びステップS
2に戻る。
【0038】閾値Lよりも大きい場合はステップS4に
進み、移動局が受信している信号のエラー率が、システ
ムで定められた受信エラー率の閾値E以上であるか、或
いは閾値Eよりも小さいかが判断される。
【0039】受信エラー率が閾値E以上の場合は、ステ
ップS5に進む。ステップS5では直前情報記憶領域C
B に「不定」の情報が記憶される。これは、現在の移
動局の位置が干渉領域であることを示す。また、「不
定」情報の記憶後にステップS2に戻る。
【0040】受信エラー率が閾値Eよりも小さい場合
は、ステップS6に進み、待ち受け決定した基地局、即
ち、正常に通信可能となった基地局の固有番号が直後情
報記憶領域CSA に記憶される。ここでは、移動局が干
渉領域から出て正常に通信が行える基地局の報知情報を
受信したことを示す。
【0041】次に、ステップS7において、直前情報記
憶領域CSB に「不定」情報が入っているかどうかが判
断される。入っていれば、ステップS8において、受信
品質劣化検出通知が行われる。ここでは直前情報記憶領
域CSB に記憶された「不定」情報、及び直後情報記憶
領域CSA に記憶された基地局の固有番号が、現在通信
可能な基地局へ通知される。
【0042】一方、入っていない場合、ステップS9に
進む。ここでは直後情報記憶領域CSA の情報が、直前
情報記憶領域CSB に移される。ステップS7の判断に
おいて直前情報記憶領域CSB に何も入っていない場合
は、直後情報記憶領域CSAの固有番号が、直前情報記
憶領域CSB に移されることになる。
【0043】ステップS10において、基地局からの報
知等の待ち受けが行われ、ステップS11において、受
信品質劣化検出が行われる。ただし、S10において、
受信品質劣化検出が行われずに待ち受け基地局が変更さ
れた場合、直前情報記憶領域CSB は、その都度更新す
る。
【0044】ステップS12において、通信可能な待ち
受け基地局が検索される。ステップS13において、ス
テップS3及びS4で説明したように受信レベル及び受
信エラー率から基地局からの報知等が正しく受信でき、
待ち受け決定した基地局、即ち、正常に通信可能となっ
た基地局が決定したかどうかが判断される。
【0045】未決定の場合は再びステップS12に戻
り、決定の場合はステップS13において、待ち受け決
定した基地局、即ち、正常に通信可能となった基地局の
固有番号が直後情報記憶領域CSA に記憶される。
【0046】次に、ステップS15において、受信品質
劣化検出通知が行われる。ここでは直前情報記憶領域C
B 、及び直後情報記憶領域CSA に記憶された基地局
の固有番号が、現在通信可能な基地局へ通知される。そ
して再びステップS9に戻り、上述した動作が繰り返さ
れる。
【0047】次に、移動局から基地局へ、受信品質劣化
検出により得られる固有番号及び不定情報を通知する方
法について説明する。このような受信品質劣化検出通知
の方法としては、システム独自の信号で通知するか、或
いは通知の際に位置登録信号等のような信号があればそ
の付加情報として通知するようにしてある。
【0048】図8に、システム独自の信号で受信品質劣
化検出を通知する場合の信号シーケンス図を示す。この
図8に示すように、上述した移動局の一連の動作である
符号41で示す受信品質劣化検出、符号42で示す受信
品質回復、符号43で示す待ち受け基地局の決定後に、
符号44で示すように受信品質劣化検出をシステム独自
の信号で基地局へ通知する。
【0049】基地局から交換機へは符号45で示すよう
に符号44と同信号で受信品質劣化検出通知が行われ
る。この通知された情報は後述で詳細に説明する交換機
の記憶手段に蓄積される。
【0050】図9に、待ち受け基地局決定時に位置登録
が必要な際、その付加情報の一部として受信品質劣化検
出を通知する場合の信号シーケンス図を示す。この図9
に示すように、符号43で示す待ち受け基地局の決定時
に移動局の位置登録が必要な際、符号47で示すよう
に、位置登録要求の付加情報の一部として受信品質劣化
検出を基地局へ通知する。
【0051】基地局から交換機へは符号48で示すよう
に符号47と同信号で受信品質劣化検出通知が行われ、
交換機の記憶手段に蓄積される。図10に、待ち受け基
地局決定時に呼接続要求があった際、その付加情報の一
部として受信品質劣化検出を通知する場合の信号シーケ
ンス図を示す。
【0052】この図10に示すように、符号43で示す
待ち受け基地局の決定時に移動局に発呼/着呼等の呼接
続要求があった場合、符号49で示すように、呼設定の
付加情報の一部として受信品質劣化検出を基地局へ通知
する。
【0053】基地局から交換機へは符号50で示すよう
に符号49と同信号で受信品質劣化検出通知が行われ、
交換機の記憶手段に蓄積される。また、上述したように
基地局は、移動局からの受信品質劣化情報を受信し、交
換機へ通知する動作を行うが、この動作は本発明の特徴
の一つである。
【0054】図3に示すように、基地局は、アンテナ5
3、無線部54、TDMA制御部55、回線インタフェ
ース部56、制御部57、ROM58、RAM59、E
2 PROM60を具備して構成されている。
【0055】この内、ROM58に発明の特徴要素であ
るプログラムが記憶されている。そのプログラムは、移
動局から送られてきた情報が受信品質劣化検出のもので
ある場合に、それを認識して交換機へ送信するための動
作を制御部57に行わせるものである。
【0056】他の部分は従来と同様であり、無線部54
はアンテナ53を介して移動局と電波の送受信を行うも
のであり、送信/変調機能、受信/復調機能、及びシン
セサイザ機能を有している。
【0057】TDMA制御部55は、TDMA−TDD
機能、及びTDMAフレーム信号生成機能を有してい
る。回線インタフェース部56は、交換機と有線回線で
接続されており、対交換機信号フレーム制御機能、対交
換機制御信号レイヤ1終端機能を有している。
【0058】RAM59、E2 PROM60は、移動局
及び交換機との通信時の所定データの書き込み/読み出
しが行われるものである。次に、図4を参照して交換機
について説明する。
【0059】この交換機の発明の特徴は、基地局を介し
て送られてきた受信品質劣化情報をCPU62の制御に
よって種別ごとにカウントし、その結果を記憶部(ME
M)63に蓄積する。この蓄積された結果情報を、交換
機に接続された保守コンソール64によって読み出し、
ディスプレイに表示する。そして、その表示結果から干
渉状態を把握し、干渉を起こしている信号発生基地局へ
制御チャネルの送出タイミングの変更を指示するもので
ある。
【0060】記憶部63に記憶された受信品質劣化情報
をコンソール64によって読み出し、ディスプレイに表
示した場合の一例を図11に示す。この受信品質劣化情
報における受信エラー発生頻度は、前述した図6におい
て移動局が各ゾーンAz〜Ez,iz,jzを移動した
際に得られたものとする。
【0061】図11の受信エラー発生頻度より、どの基
地局同士の発生電波が定常的に干渉を起こしているか、
或いは一時的に干渉を起こしているかを識別する。即
ち、符号66で示す受信エラー発生頻度は、移動局が基
地局E1が形成するゾーンEzから基地局B1が形成す
るゾーンBzへ移動した際に発生したものであることが
分かる。
【0062】符号67で示す受信エラー発生頻度は、移
動局が干渉領域から基地局D1のゾーンDzへ移動した
際に発生したものである。符号68で示す受信エラー発
生頻度は、移動局が基地局D1のゾーンDz内で移動し
た際に発生したものである。
【0063】符号69で示す受信エラー発生頻度は、移
動局が基地局B1のゾーンBzから基地局E1のゾーン
Ezへ移動した際に発生したものである。以上のケース
が受信エラー発生頻度の多いものなので、定常的な干渉
発生であると判断できる。その他は頻度が少ないので無
視できる一時的なものであることが判断できる。
【0064】そして、このような判断から更に、どの基
地局同士の発生電波が干渉を起こしているか判断する。
符号66,69の結果より、基地局B1と基地局E1と
が同一タイミングで制御チャネルの送信を行っているこ
とが分かる。
【0065】符号67,68の結果より、基地局D1は
異なるシステムの基地局と同一タイミングで制御チャネ
ルの送信を行っていることが分かる。また、基地局D1
のゾーンDzに隣接するゾーン(この場合EzとBz)
で同様のケースが見られないので、ゾーンDz内におい
て同一システムの基地局によるゾーンと交わらない領域
で干渉が生じていることが分かる。
【0066】この結果から交換機は、基地局B1又は基
地局E1、及び基地局D1に対して制御チャネルの送出
タイミングの変更を指示する。この指示にしたがって基
地局が制御チャネルの送出タイミングを変更することに
よって干渉を無くすことができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基地局同士の電波干渉を検出し、基地局に干渉が生じな
いように指示することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例による移動局のブロック構成
図である。
【図3】本発明の一実施例による基地局のブロック構成
図である。
【図4】本発明の一実施例による交換機のブロック構成
図である。
【図5】ディジタルコードレス交換システムの構成図で
ある。
【図6】図5に示したディジタルコードレス交換システ
ムにおける移動局の移動を説明するための図である。
【図7】本実施例の移動局の受信品質劣化検出動作を説
明するためのフローチャートである。
【図8】システム独自の信号で受信品質劣化検出を通知
する場合の信号シーケンス図である。
【図9】待ち受け基地局決定時に位置登録が必要な際、
その付加情報の一部として受信品質劣化検出を通知する
場合の信号シーケンス図である。
【図10】待ち受け基地局決定時に呼接続要求があった
際、その付加情報の一部として受信品質劣化検出を通知
する場合の信号シーケンス図である。
【図11】交換機の記憶部に記憶された受信品質劣化情
報を画面表示した際の一例図である。
【図12】従来例を説明するためのディジタルコードレ
ス交換システムの図である。
【図13】図12における各基地局の制御チャネルの送
信タイミングを示す図である。
【符号の説明】
71 交換機 72 基地局 73 移動局 74 検出手段 75 第1記憶手段 76 第1制御手段 77 第2記憶手段 78 第2制御手段 79 第1送信手段 80 第2送信手段 81 第3記憶手段 82 第3制御手段 83 表示手段 84 表示制御手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機(71)に接続された基地局(72)を介
    して移動局(73)が無線通信を行う移動通信システムにお
    いて、 前記移動局(73)に、 前記基地局(72)から送信される信号の受信品質劣化を検
    出する検出手段(74)と、 該受信品質劣化検出直前の正常受信信号送信基地局の固
    有情報を第1記憶手段(75)に記憶する制御を行う第1制
    御手段(76)と、 該受信品質劣化検出直後の正常受信信号送信基地局の固
    有情報を第2記憶手段(77)に記憶する制御を行う第2制
    御手段(78)と、 該受信品質劣化検出後の正常受信時に、該第1及び第2
    記憶手段(75,77) に記憶された固有情報を基地局(72)へ
    送信する第1送信手段(79)とを具備し、 前記基地局(72)に、 該固有情報が送信されてきた際にそのまま前記交換機(7
    1)へ送信する第2送信手段(80)を具備し、 前記交換機(71)に、 該基地局(72)から固有情報が送られてくる毎に、固有情
    報に対応させて受信品質劣化情報を蓄積して第3記憶手
    段(81)に記憶する制御を行う第3制御手段(82)と、 該固有情報に対応して該受信品質劣化情報が表示手段(8
    3)に表示されるように該第3記憶手段(81)の記憶情報を
    読み出して表示制御を行う表示制御手段(84)とを具備
    し、 該表示手段(83)に表示された情報内容より送信電波が干
    渉している基地局を把握し、この把握した基地局に対し
    て制御チャネルの送出タイミングを干渉しないタイミン
    グに変更するように指示することを特徴とする移動通信
    システムにおけるチャネル制御方式。
  2. 【請求項2】 前記移動局(73)の電源投入時に前記検出
    手段(74)が受信品質劣化を検出した場合、不定状態とみ
    なし、前記第1記憶手段(75)に不定情報を記憶するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の移動通信システ
    ムにおけるチャネル制御方式。
  3. 【請求項3】 前記第1送信手段(79)が前記第1及び第
    2記憶手段(75,77)の記憶情報を送信する際に、移動通
    信システム独自の信号に重畳して送信するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の移動通信システム
    におけるチャネル制御方式。
  4. 【請求項4】 前記第1送信手段(79)が前記第1及び第
    2記憶手段(75,77)の記憶情報を送信する際に、位置登
    録要求の付加情報として送信するようにしたことを特徴
    とする請求項1又は2記載の移動通信システムにおける
    チャネル制御方式。
  5. 【請求項5】 前記第1送信手段(79)が前記第1及び第
    2記憶手段(75,77)の記憶情報を送信する際に、呼接続
    要求の付加情報として送信するようにしたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の移動通信システムにおけるチ
    ャネル制御方式。
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