JPH06350449A - 電子ボリューム装置 - Google Patents

電子ボリューム装置

Info

Publication number
JPH06350449A
JPH06350449A JP16322293A JP16322293A JPH06350449A JP H06350449 A JPH06350449 A JP H06350449A JP 16322293 A JP16322293 A JP 16322293A JP 16322293 A JP16322293 A JP 16322293A JP H06350449 A JPH06350449 A JP H06350449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
data
bit
converter
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16322293A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Morimoto
実 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP16322293A priority Critical patent/JPH06350449A/ja
Publication of JPH06350449A publication Critical patent/JPH06350449A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定したゲイン制御を可能とした電子ボリュ
ーム装置を提供することを目的とする。 【構成】 アナログボリュームである可変抵抗器1から
の出力信号を4ビットのディジタルデータに変換するA
/Dコンバータ2と、このA/Dコンバータ2の出力を
所定タイミングで取り込んで4ビット出力中の上位3ビ
ットが出力端子に供給されるラッチ回路3と、A/Dコ
ンバータ2の4ビット出力とラッチ回路3に保持された
4ビットデータの比較を行ってその差があるレベル以下
のときにラッチ回路3に対してデータ書き換えを禁止す
る量子化レベル変更回路4とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アナログボリューム
の出力をディジタルデータに変換して各種ディジタルシ
ステムのゲイン制御等を行うための電子ボリューム装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、アナログボリュームからの出
力信号をディジタルデータに変換して各種ディジタルシ
ステムのゲイン制御等を行うための電子ボリューム装置
が知られている。この種の電子ボリューム装置では通
常、アナログ出力信号をA/Dコンバータでディジタル
データに変換して、そのディジタルデータをそのままゲ
イン制御に用いることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電子ボ
リューム装置では、入力アナログレベルがA/Dコンバ
ータの量子化レベルの境界付近になると、ノイズやA/
D変換誤差等によって出力ディジタルデータがふらつ
き、システムのゲイン制御が安定しないという問題があ
った。この発明は、上記の点に鑑みなされたもので、安
定したゲイン制御を可能とした電子ボリューム装置を提
供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電子ボリ
ューム装置は、アナログボリュームの出力をnビットの
ディジタルデータに変換するA/Dコンバータと、この
A/Dコンバータのnビット出力を所定タイミングで取
り込み、nビットデータ中の上位mビットのデータを外
部出力端子に供給するラッチ手段と、前記A/Dコンバ
ータのnビット出力と前記ラッチ手段に取り込み保持さ
れたnビットデータとを比較して、その差があるレベル
以下のときに前記ラッチ手段に対して所定タイミングに
おけるデータの取り込みを禁止する量子化レベル変更手
段とを備えたことを特徴としている。
【0005】
【作用】この発明においては、最終的に制御データとし
て必要とされるビット数(m)のディジタルデータに対
して、より出力ビット数の多いA/Dコンバータが用い
られ、その出力データを取り込んで保持するラッチ手段
では、ある範囲の下位ビットが切り捨てられて出力され
る。そして、A/Dコンバータのnビット出力とラッチ
手段に保持されたnビットデータとが比較されて、その
差があるレベル以下であればラッチ手段のデータ書き換
えが禁止され、そのレベルを越えたときのみラッチデー
タが書き換えられるように制御される。この結果、入力
アナログレベルが量子化レベルの境界付近にて変化する
場合には、その入力アナログレベルは実質的にA/D変
換の量子化レベルが変更されて、ディジタルデータとし
て出力されるため、現在の量子化値が属するアナログレ
ベル範囲が拡大されたと等価になり、ゲイン制御値が安
定化される。この発明は、ビット数の異なるバイナリデ
ータにおいて、ビット数の多い方の上位ビットのデータ
が他方のバイナリデータと同一データとなることを利用
している。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例を
説明する。図1はこの発明の一実施例の電子ボリューム
装置を示すブロック図である。この実施例では、3ビッ
トのディジタル制御データ(外部出力制御データ)を得
るために4ビットのA/Dコンバータを用いる場合を示
している。アナログボリュームである可変抵抗器1に対
して、その出力をディジタルデータに変換する4ビット
A/Dコンバータ2が設けられ、このA/Dコンバータ
2の出力データ(Q0 〜Q3 の4ビットデータ)を所定
タイミングで取り込むラッチ回路3が設けられている。
ラッチ回路3は取り込まれた4ビットデータを出力する
が、そのうち上位3ビットのみが外部出力制御データ
(D0 ,D1 ,D2 )として外部に出力され、最下位ビ
ットは外部出力制御データとしては切り捨てられる。
【0007】ラッチ回路3によるA/Dコンバータ2の
出力の取り込みは、量子化レベル変更回路4により制御
されるようになっている。量子化レベル変更回路4は、
入力アナログレベルが量子化レベルの境界付近に存在す
る値であるとき、どちらの量子化レベルに属するかを判
定及び制御するために設けられている。量子化レベル変
更回路4は、A/Dコンバータ2の4ビット出力データ
Aと、ラッチ回路3に保持された4ビットデータB(即
ち外部出力制御データとしては切り捨てられる最下位ビ
ットを含む4ビット)との比較を行って、|A−B|≦
1であるか否かを判定するレベル変化検出回路41と、
この判定結果出力を反転するインバータ42と、その反
転出力とタイミング信号TMとの積をとってラッチ回路
3のデータ取り込みを制御するANDゲート43とから
構成されている。
【0008】このように構成された電子ボリューム装置
の動作を次に説明する。図2は、A/Dコンバータ2に
より変換された4ビット出力と、ラッチ回路3から外部
出力制御データとして出力される3ビットデータの対応
関係をアナログレベルを基準軸として示している。0〜
Vccのアナログ出力を量子化レベルが8段階である3
ビットの制御データとする場合に、この実施例では図示
のように量子化レベルが16段階の4ビットA/Dコン
バータが用意されて、4ビット出力のうち上位3ビット
が外部出力制御データとして用いられる。これが図1の
回路の基本動作である。
【0009】アナログボリューム出力が変化したことが
原因で、或いは他の原因でA/Dコンバータ2の出力が
変化したときには、量子化レベル変更回路4により次の
ような制御動作がなされる。可変抵抗器1の出力アナロ
グレベルが例えば、0〜7のうち「4」の上部にあり、
A/Dコンバータ2から「1001」が出力され、この
データがある出力タイミングでそのままラッチ回路3に
保持されたとする。次に可変抵抗器1を動かす等により
A/Dコンバータ2から得られる4ビット出力データ
(A)が変化すると、この4ビット出力データ(A)に
ついて、ラッチ回路3に保持されている4ビットデータ
(B)との差が求められ、この差の絶対値|A−B|が
所定値により小さいか否かがレベル変化検出回路41に
よって判定される。レベル変化検出回路41によって、
この条件|A−B|≦1が成り立ったとが判定される
と、レベル変化検出回路41からは出力“H”が得られ
る。この出力はインバータ42により反転され、AND
ゲート43に入力される。従ってこの時、タイミング制
御信号TMがANDゲート43に入力されたとしても、
ANDゲート43は出力“L”のままなので、タイミン
グ制御信号TMのラッチ回路3への転送が禁止されてラ
ッチ回路3でのデータ書き換えが禁止される。即ち元の
ラッチデータがそのまま保持される。|A−B|>1の
場合にはレベル変化検出回路41からは出力“L”が供
給されるため、ANDゲート43にタイミング制御信号
が入力されたときには、ANDゲート43は出力“H”
を供給し、ラッチ回路3のデータ書き換えが行われる。
【0010】具体的に例えば、前述したアナログレベル
「4」の位置からわずかに「5」の位置に移動した場合
を想定する。この場合は、A=1010、B=1001
を考える。ラッチ回路3の書き換えが行われると、上位
3ビットの出力データは「101」(レベル5)となる
べきところ、この実施例の場合は|A−B|=1である
から、ラッチ回路3は元のデータ「1001」、従って
3ビット出力としては「100」(レベル4)を保持す
る。A=1010、B=1001のときは、|A−B|
=2であるから、ラッチ回路3は書き換えられて「10
10」、従って3ビット出力としては「101」(レベ
ル5)となる。
【0011】以上の動作は、ラッチ回路3により保持さ
れているデータの範囲に応じて、実質的に量子化レベル
の境界変更の制御を行っていることを意味する。その様
子を図3に示す。量子化レベル0〜7の基準境界に対し
て、レベル「4」の上部境界付近に存在するアナログデ
ータaアナログボリュームからA/Dコンバータを介し
てが入り、これがラッチ回路3に保持されたとする。こ
の後、レベル「4」の上部境界を僅かに越えるデータb
が新たにラッチ回路に供給されて、元のデータaとの差
が小さい場合にはラッチ回路3のデータは書き換えられ
ないから、破線31(311 ,312 )で示したように
実質的にa入力によって量子化レベルの境界が押し広げ
られたことになる。更にアナログデータレベルが上が
り、例えばレベル「5」の上部のデータcがラッチ回路
に供給されると、保持されているデータとの差が大きく
なってラッチ回路3のデータは書き換えられる。そして
このデータcに応じてレベル「5」の出力を外部に出す
と同時に、今度はこのデータcの取り込みによって破線
32(321 ,322 )で示すように次の入力に対する
量子化レベルの境界が押し広げられることになる。従っ
てこの実施例によれば、ノイズやA/D変換誤差に起因
するゲイン制御用ディジタルデータのふらつきが防止さ
れ、安定したゲイン制御が可能になる。
【0012】図4は、この発明の別の実施例による電子
ボリューム装置のブロック構成である。先の実施例と対
応する部分には先の実施例と同一符号を付して詳細な説
明は省略する。この実施例では、先の実施例より高精度
の5ビットA/Dコンバータ2′を用いている。外部出
力制御データとして出力されるのは、ラッチ回路3′に
保持されたデータのうち上位3ビット(D0〜D3)であ
る。量子化レベル変更回路4′は、A/Dコンバータ
2′の5ビット出力データA,即ちQ0 〜Q4とラッチ
回路3の5ビット保持データBを比較して、|A−B|
≦3の条件を満たすときにはラッチ回路3のデータ書き
換えを禁止するという制御を行う。
【0013】この実施例においてもほぼ先の実施例と同
様の制御がなされる。具体的に図5を用いて説明する
と、次の通りである。アナログ出力がA/Dコンバータ
2′でディジタルデータに変換されてラッチ回路3′に
取り込まれ、B=「01110」(レベル3)なるデー
タがラッチ回路3に保持されているとする。この後A/
Dコンバータ2′の出力Aがレベル「3」の上部境界に
近い値「01111」、更にレベル「4」の低レベル側
の値「10000」或いは「10001」になっても、
|A−B|≦3の条件を満たすためラッチ回路3′のデ
ータ書き換えは禁止される。従ってこれらのレベル値を
とる間は3ビットの外部出力制御データとしては、レベ
ル「3」の「011」が得られる。A/Dコンバータ
2′の出力Aがレベル「4」の上部に入る「1001
0」になると、|A−B|≦3の条件を満たさなくな
り、ラッチ回路3′のデータ書き換えが行われ、3ビッ
ト制御データとしてレベル「4」の「100」が得られ
る。
【0014】条件設定については、その効果が失われな
い程度に変更することができる。例えば上述した例にお
いては、|A−B|≦3としたが、これを、|A−B|
≦2あるいは|A−B|≦1としてもよい。|A−B|
≦2の場合については、上述した第1の実施例と同精
度、即ち4ビットA/Dコンバータを用いた場合と同等
となる。5ビットA/Dコンバータの場合に、|A−B
|≦2あるいは|A−B|≦1と設定するとなると、ア
ナログ入力レベルが同一の範囲内で変化した場合、つま
り、例えば、「01100」から「01111」に変化
した場合は、|A−B|=3となって、ラッチ回路3′
のデータが書き換えられる。しかし、ラッチの出力は書
き換え前と変わらないので問題はない。この実施例によ
っても先の実施例と同様に、保持されたデータに応じて
実質的に量子化レベルの境界が押し広げられたと等価の
書き換え制御がなされ、安定した制御データが得られ
る。
【0015】この発明は上記実施例に限られるものでは
ない。例えば実施例ではハードウェアによるブロック構
成を示したが、ラッチ回路の入出力レベルの比較、判定
等を行う制御部分をソフトウェアにより実現することも
できる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、ア
ナログボリュームからの出力をディジタル化するA/D
コンバータの出力ビット数が、そのディジタルデータを
取り込んで制御データとして出力するラッチ回路の出力
ビット数より大きくなるように設定し、且つラッチ回路
の書き換えを一定の条件で制限する事により、実質的に
量子化レベル制御を行いもって安定したディジタル制御
データが得られるようにした電子ボリューム装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による電子ボリューム装
置のブロック図である。
【図2】 同実施例の装置の動作を説明するための図で
ある。
【図3】 同実施例の装置による量子化レベル変更の動
作を説明するための図である。
【図4】 この発明の別の実施例による電子ボリューム
装置のブロック図である。
【図5】 同実施例の装置の動作を説明する為の図であ
る。
【符号の説明】
1…可変抵抗器、2…4ビットA/Dコンバータ、3…
ラッチ回路、4…量子化レベル変更回路、41…レベル
変化検出回路、42…インバータ、43…ANDゲー
ト、2′…5ビットA/Dコンバータ、4′…量子化レ
ベル変更回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログボリュームの出力をnビットの
    ディジタルデータに変換するA/Dコンバータと、 このA/Dコンバータのnビット出力を所定タイミング
    で取り込み、nビットデータ中の上位mビットのデータ
    を外部出力端子に供給するラッチ手段と、 前記A/Dコンバータのnビット出力と前記ラッチ手段
    に取り込み保持されたnビットデータとを比較して、そ
    の差があるレベル以下のときに前記ラッチ手段に対して
    所定タイミングにおけるデータの取り込みを禁止する量
    子化レベル変更手段と、 を備えたことを特徴とする電子ボリューム装置。
JP16322293A 1993-06-07 1993-06-07 電子ボリューム装置 Pending JPH06350449A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16322293A JPH06350449A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 電子ボリューム装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16322293A JPH06350449A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 電子ボリューム装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06350449A true JPH06350449A (ja) 1994-12-22

Family

ID=15769642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16322293A Pending JPH06350449A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 電子ボリューム装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06350449A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012109948A (ja) * 2010-10-19 2012-06-07 Yamaha Corp ヒシテリシス装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012109948A (ja) * 2010-10-19 2012-06-07 Yamaha Corp ヒシテリシス装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6011503A (en) Half-flash type analog-to-digital converter capable of converting data at high speed
KR100310884B1 (ko) A/d변환기를구비한마이크로프로세서
JPH06350449A (ja) 電子ボリューム装置
US4654634A (en) Apparatus for processing a sequence of digital data values
US6718357B2 (en) Microcomputer including an upper and lower clip circuit
JPH05160727A (ja) A/d変換器
JP2581991B2 (ja) マイクロコンピュータの入力回路
JP2793627B2 (ja) アナログ―ディジタル変換器
KR950003020B1 (ko) 적응 델타 변조회로
JPS58186841A (ja) 対数変換装置
JPS5954321A (ja) アナログ・デイジタル変換装置
JP2599984B2 (ja) 入力データのピーク値検出回路
JPH06152421A (ja) A/d変換装置
JPH0612502A (ja) A/d変換回路内蔵マイクロコンピュータ
JPH088746A (ja) A/d変換装置
JPH07131353A (ja) 逐次比較形ad変換器
JPH0718894B2 (ja) データ比較装置
JPH03104417A (ja) A/d変換装置
JPH05135190A (ja) デイジタル・デフアジイフアイヤ回路
KR20000014801A (ko) 아날로그-디지탈 변환기 및 변환방법
JPH0685667A (ja) A/d変換器
JPH04227121A (ja) A/d変換器
JPH05282100A (ja) マイクロコンピュータ
JPS63224414A (ja) A/d変換装置
JPH05307618A (ja) マイクロコンピュータ