JPH06350449A - 電子ボリューム装置 - Google Patents
電子ボリューム装置Info
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- JPH06350449A JPH06350449A JP16322293A JP16322293A JPH06350449A JP H06350449 A JPH06350449 A JP H06350449A JP 16322293 A JP16322293 A JP 16322293A JP 16322293 A JP16322293 A JP 16322293A JP H06350449 A JPH06350449 A JP H06350449A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安定したゲイン制御を可能とした電子ボリュ
ーム装置を提供することを目的とする。 【構成】 アナログボリュームである可変抵抗器1から
の出力信号を4ビットのディジタルデータに変換するA
/Dコンバータ2と、このA/Dコンバータ2の出力を
所定タイミングで取り込んで4ビット出力中の上位3ビ
ットが出力端子に供給されるラッチ回路3と、A/Dコ
ンバータ2の4ビット出力とラッチ回路3に保持された
4ビットデータの比較を行ってその差があるレベル以下
のときにラッチ回路3に対してデータ書き換えを禁止す
る量子化レベル変更回路4とを備えた。
ーム装置を提供することを目的とする。 【構成】 アナログボリュームである可変抵抗器1から
の出力信号を4ビットのディジタルデータに変換するA
/Dコンバータ2と、このA/Dコンバータ2の出力を
所定タイミングで取り込んで4ビット出力中の上位3ビ
ットが出力端子に供給されるラッチ回路3と、A/Dコ
ンバータ2の4ビット出力とラッチ回路3に保持された
4ビットデータの比較を行ってその差があるレベル以下
のときにラッチ回路3に対してデータ書き換えを禁止す
る量子化レベル変更回路4とを備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アナログボリューム
の出力をディジタルデータに変換して各種ディジタルシ
ステムのゲイン制御等を行うための電子ボリューム装置
に関する。
の出力をディジタルデータに変換して各種ディジタルシ
ステムのゲイン制御等を行うための電子ボリューム装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、アナログボリュームからの出
力信号をディジタルデータに変換して各種ディジタルシ
ステムのゲイン制御等を行うための電子ボリューム装置
が知られている。この種の電子ボリューム装置では通
常、アナログ出力信号をA/Dコンバータでディジタル
データに変換して、そのディジタルデータをそのままゲ
イン制御に用いることが行われている。
力信号をディジタルデータに変換して各種ディジタルシ
ステムのゲイン制御等を行うための電子ボリューム装置
が知られている。この種の電子ボリューム装置では通
常、アナログ出力信号をA/Dコンバータでディジタル
データに変換して、そのディジタルデータをそのままゲ
イン制御に用いることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電子ボ
リューム装置では、入力アナログレベルがA/Dコンバ
ータの量子化レベルの境界付近になると、ノイズやA/
D変換誤差等によって出力ディジタルデータがふらつ
き、システムのゲイン制御が安定しないという問題があ
った。この発明は、上記の点に鑑みなされたもので、安
定したゲイン制御を可能とした電子ボリューム装置を提
供することを目的としている。
リューム装置では、入力アナログレベルがA/Dコンバ
ータの量子化レベルの境界付近になると、ノイズやA/
D変換誤差等によって出力ディジタルデータがふらつ
き、システムのゲイン制御が安定しないという問題があ
った。この発明は、上記の点に鑑みなされたもので、安
定したゲイン制御を可能とした電子ボリューム装置を提
供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電子ボリ
ューム装置は、アナログボリュームの出力をnビットの
ディジタルデータに変換するA/Dコンバータと、この
A/Dコンバータのnビット出力を所定タイミングで取
り込み、nビットデータ中の上位mビットのデータを外
部出力端子に供給するラッチ手段と、前記A/Dコンバ
ータのnビット出力と前記ラッチ手段に取り込み保持さ
れたnビットデータとを比較して、その差があるレベル
以下のときに前記ラッチ手段に対して所定タイミングに
おけるデータの取り込みを禁止する量子化レベル変更手
段とを備えたことを特徴としている。
ューム装置は、アナログボリュームの出力をnビットの
ディジタルデータに変換するA/Dコンバータと、この
A/Dコンバータのnビット出力を所定タイミングで取
り込み、nビットデータ中の上位mビットのデータを外
部出力端子に供給するラッチ手段と、前記A/Dコンバ
ータのnビット出力と前記ラッチ手段に取り込み保持さ
れたnビットデータとを比較して、その差があるレベル
以下のときに前記ラッチ手段に対して所定タイミングに
おけるデータの取り込みを禁止する量子化レベル変更手
段とを備えたことを特徴としている。
【0005】
【作用】この発明においては、最終的に制御データとし
て必要とされるビット数(m)のディジタルデータに対
して、より出力ビット数の多いA/Dコンバータが用い
られ、その出力データを取り込んで保持するラッチ手段
では、ある範囲の下位ビットが切り捨てられて出力され
る。そして、A/Dコンバータのnビット出力とラッチ
手段に保持されたnビットデータとが比較されて、その
差があるレベル以下であればラッチ手段のデータ書き換
えが禁止され、そのレベルを越えたときのみラッチデー
タが書き換えられるように制御される。この結果、入力
アナログレベルが量子化レベルの境界付近にて変化する
場合には、その入力アナログレベルは実質的にA/D変
換の量子化レベルが変更されて、ディジタルデータとし
て出力されるため、現在の量子化値が属するアナログレ
ベル範囲が拡大されたと等価になり、ゲイン制御値が安
定化される。この発明は、ビット数の異なるバイナリデ
ータにおいて、ビット数の多い方の上位ビットのデータ
が他方のバイナリデータと同一データとなることを利用
している。
て必要とされるビット数(m)のディジタルデータに対
して、より出力ビット数の多いA/Dコンバータが用い
られ、その出力データを取り込んで保持するラッチ手段
では、ある範囲の下位ビットが切り捨てられて出力され
る。そして、A/Dコンバータのnビット出力とラッチ
手段に保持されたnビットデータとが比較されて、その
差があるレベル以下であればラッチ手段のデータ書き換
えが禁止され、そのレベルを越えたときのみラッチデー
タが書き換えられるように制御される。この結果、入力
アナログレベルが量子化レベルの境界付近にて変化する
場合には、その入力アナログレベルは実質的にA/D変
換の量子化レベルが変更されて、ディジタルデータとし
て出力されるため、現在の量子化値が属するアナログレ
ベル範囲が拡大されたと等価になり、ゲイン制御値が安
定化される。この発明は、ビット数の異なるバイナリデ
ータにおいて、ビット数の多い方の上位ビットのデータ
が他方のバイナリデータと同一データとなることを利用
している。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例を
説明する。図1はこの発明の一実施例の電子ボリューム
装置を示すブロック図である。この実施例では、3ビッ
トのディジタル制御データ(外部出力制御データ)を得
るために4ビットのA/Dコンバータを用いる場合を示
している。アナログボリュームである可変抵抗器1に対
して、その出力をディジタルデータに変換する4ビット
A/Dコンバータ2が設けられ、このA/Dコンバータ
2の出力データ(Q0 〜Q3 の4ビットデータ)を所定
タイミングで取り込むラッチ回路3が設けられている。
ラッチ回路3は取り込まれた4ビットデータを出力する
が、そのうち上位3ビットのみが外部出力制御データ
(D0 ,D1 ,D2 )として外部に出力され、最下位ビ
ットは外部出力制御データとしては切り捨てられる。
説明する。図1はこの発明の一実施例の電子ボリューム
装置を示すブロック図である。この実施例では、3ビッ
トのディジタル制御データ(外部出力制御データ)を得
るために4ビットのA/Dコンバータを用いる場合を示
している。アナログボリュームである可変抵抗器1に対
して、その出力をディジタルデータに変換する4ビット
A/Dコンバータ2が設けられ、このA/Dコンバータ
2の出力データ(Q0 〜Q3 の4ビットデータ)を所定
タイミングで取り込むラッチ回路3が設けられている。
ラッチ回路3は取り込まれた4ビットデータを出力する
が、そのうち上位3ビットのみが外部出力制御データ
(D0 ,D1 ,D2 )として外部に出力され、最下位ビ
ットは外部出力制御データとしては切り捨てられる。
【0007】ラッチ回路3によるA/Dコンバータ2の
出力の取り込みは、量子化レベル変更回路4により制御
されるようになっている。量子化レベル変更回路4は、
入力アナログレベルが量子化レベルの境界付近に存在す
る値であるとき、どちらの量子化レベルに属するかを判
定及び制御するために設けられている。量子化レベル変
更回路4は、A/Dコンバータ2の4ビット出力データ
Aと、ラッチ回路3に保持された4ビットデータB(即
ち外部出力制御データとしては切り捨てられる最下位ビ
ットを含む4ビット)との比較を行って、|A−B|≦
1であるか否かを判定するレベル変化検出回路41と、
この判定結果出力を反転するインバータ42と、その反
転出力とタイミング信号TMとの積をとってラッチ回路
3のデータ取り込みを制御するANDゲート43とから
構成されている。
出力の取り込みは、量子化レベル変更回路4により制御
されるようになっている。量子化レベル変更回路4は、
入力アナログレベルが量子化レベルの境界付近に存在す
る値であるとき、どちらの量子化レベルに属するかを判
定及び制御するために設けられている。量子化レベル変
更回路4は、A/Dコンバータ2の4ビット出力データ
Aと、ラッチ回路3に保持された4ビットデータB(即
ち外部出力制御データとしては切り捨てられる最下位ビ
ットを含む4ビット)との比較を行って、|A−B|≦
1であるか否かを判定するレベル変化検出回路41と、
この判定結果出力を反転するインバータ42と、その反
転出力とタイミング信号TMとの積をとってラッチ回路
3のデータ取り込みを制御するANDゲート43とから
構成されている。
【0008】このように構成された電子ボリューム装置
の動作を次に説明する。図2は、A/Dコンバータ2に
より変換された4ビット出力と、ラッチ回路3から外部
出力制御データとして出力される3ビットデータの対応
関係をアナログレベルを基準軸として示している。0〜
Vccのアナログ出力を量子化レベルが8段階である3
ビットの制御データとする場合に、この実施例では図示
のように量子化レベルが16段階の4ビットA/Dコン
バータが用意されて、4ビット出力のうち上位3ビット
が外部出力制御データとして用いられる。これが図1の
回路の基本動作である。
の動作を次に説明する。図2は、A/Dコンバータ2に
より変換された4ビット出力と、ラッチ回路3から外部
出力制御データとして出力される3ビットデータの対応
関係をアナログレベルを基準軸として示している。0〜
Vccのアナログ出力を量子化レベルが8段階である3
ビットの制御データとする場合に、この実施例では図示
のように量子化レベルが16段階の4ビットA/Dコン
バータが用意されて、4ビット出力のうち上位3ビット
が外部出力制御データとして用いられる。これが図1の
回路の基本動作である。
【0009】アナログボリューム出力が変化したことが
原因で、或いは他の原因でA/Dコンバータ2の出力が
変化したときには、量子化レベル変更回路4により次の
ような制御動作がなされる。可変抵抗器1の出力アナロ
グレベルが例えば、0〜7のうち「4」の上部にあり、
A/Dコンバータ2から「1001」が出力され、この
データがある出力タイミングでそのままラッチ回路3に
保持されたとする。次に可変抵抗器1を動かす等により
A/Dコンバータ2から得られる4ビット出力データ
(A)が変化すると、この4ビット出力データ(A)に
ついて、ラッチ回路3に保持されている4ビットデータ
(B)との差が求められ、この差の絶対値|A−B|が
所定値により小さいか否かがレベル変化検出回路41に
よって判定される。レベル変化検出回路41によって、
この条件|A−B|≦1が成り立ったとが判定される
と、レベル変化検出回路41からは出力“H”が得られ
る。この出力はインバータ42により反転され、AND
ゲート43に入力される。従ってこの時、タイミング制
御信号TMがANDゲート43に入力されたとしても、
ANDゲート43は出力“L”のままなので、タイミン
グ制御信号TMのラッチ回路3への転送が禁止されてラ
ッチ回路3でのデータ書き換えが禁止される。即ち元の
ラッチデータがそのまま保持される。|A−B|>1の
場合にはレベル変化検出回路41からは出力“L”が供
給されるため、ANDゲート43にタイミング制御信号
が入力されたときには、ANDゲート43は出力“H”
を供給し、ラッチ回路3のデータ書き換えが行われる。
原因で、或いは他の原因でA/Dコンバータ2の出力が
変化したときには、量子化レベル変更回路4により次の
ような制御動作がなされる。可変抵抗器1の出力アナロ
グレベルが例えば、0〜7のうち「4」の上部にあり、
A/Dコンバータ2から「1001」が出力され、この
データがある出力タイミングでそのままラッチ回路3に
保持されたとする。次に可変抵抗器1を動かす等により
A/Dコンバータ2から得られる4ビット出力データ
(A)が変化すると、この4ビット出力データ(A)に
ついて、ラッチ回路3に保持されている4ビットデータ
(B)との差が求められ、この差の絶対値|A−B|が
所定値により小さいか否かがレベル変化検出回路41に
よって判定される。レベル変化検出回路41によって、
この条件|A−B|≦1が成り立ったとが判定される
と、レベル変化検出回路41からは出力“H”が得られ
る。この出力はインバータ42により反転され、AND
ゲート43に入力される。従ってこの時、タイミング制
御信号TMがANDゲート43に入力されたとしても、
ANDゲート43は出力“L”のままなので、タイミン
グ制御信号TMのラッチ回路3への転送が禁止されてラ
ッチ回路3でのデータ書き換えが禁止される。即ち元の
ラッチデータがそのまま保持される。|A−B|>1の
場合にはレベル変化検出回路41からは出力“L”が供
給されるため、ANDゲート43にタイミング制御信号
が入力されたときには、ANDゲート43は出力“H”
を供給し、ラッチ回路3のデータ書き換えが行われる。
【0010】具体的に例えば、前述したアナログレベル
「4」の位置からわずかに「5」の位置に移動した場合
を想定する。この場合は、A=1010、B=1001
を考える。ラッチ回路3の書き換えが行われると、上位
3ビットの出力データは「101」(レベル5)となる
べきところ、この実施例の場合は|A−B|=1である
から、ラッチ回路3は元のデータ「1001」、従って
3ビット出力としては「100」(レベル4)を保持す
る。A=1010、B=1001のときは、|A−B|
=2であるから、ラッチ回路3は書き換えられて「10
10」、従って3ビット出力としては「101」(レベ
ル5)となる。
「4」の位置からわずかに「5」の位置に移動した場合
を想定する。この場合は、A=1010、B=1001
を考える。ラッチ回路3の書き換えが行われると、上位
3ビットの出力データは「101」(レベル5)となる
べきところ、この実施例の場合は|A−B|=1である
から、ラッチ回路3は元のデータ「1001」、従って
3ビット出力としては「100」(レベル4)を保持す
る。A=1010、B=1001のときは、|A−B|
=2であるから、ラッチ回路3は書き換えられて「10
10」、従って3ビット出力としては「101」(レベ
ル5)となる。
【0011】以上の動作は、ラッチ回路3により保持さ
れているデータの範囲に応じて、実質的に量子化レベル
の境界変更の制御を行っていることを意味する。その様
子を図3に示す。量子化レベル0〜7の基準境界に対し
て、レベル「4」の上部境界付近に存在するアナログデ
ータaアナログボリュームからA/Dコンバータを介し
てが入り、これがラッチ回路3に保持されたとする。こ
の後、レベル「4」の上部境界を僅かに越えるデータb
が新たにラッチ回路に供給されて、元のデータaとの差
が小さい場合にはラッチ回路3のデータは書き換えられ
ないから、破線31(311 ,312 )で示したように
実質的にa入力によって量子化レベルの境界が押し広げ
られたことになる。更にアナログデータレベルが上が
り、例えばレベル「5」の上部のデータcがラッチ回路
に供給されると、保持されているデータとの差が大きく
なってラッチ回路3のデータは書き換えられる。そして
このデータcに応じてレベル「5」の出力を外部に出す
と同時に、今度はこのデータcの取り込みによって破線
32(321 ,322 )で示すように次の入力に対する
量子化レベルの境界が押し広げられることになる。従っ
てこの実施例によれば、ノイズやA/D変換誤差に起因
するゲイン制御用ディジタルデータのふらつきが防止さ
れ、安定したゲイン制御が可能になる。
れているデータの範囲に応じて、実質的に量子化レベル
の境界変更の制御を行っていることを意味する。その様
子を図3に示す。量子化レベル0〜7の基準境界に対し
て、レベル「4」の上部境界付近に存在するアナログデ
ータaアナログボリュームからA/Dコンバータを介し
てが入り、これがラッチ回路3に保持されたとする。こ
の後、レベル「4」の上部境界を僅かに越えるデータb
が新たにラッチ回路に供給されて、元のデータaとの差
が小さい場合にはラッチ回路3のデータは書き換えられ
ないから、破線31(311 ,312 )で示したように
実質的にa入力によって量子化レベルの境界が押し広げ
られたことになる。更にアナログデータレベルが上が
り、例えばレベル「5」の上部のデータcがラッチ回路
に供給されると、保持されているデータとの差が大きく
なってラッチ回路3のデータは書き換えられる。そして
このデータcに応じてレベル「5」の出力を外部に出す
と同時に、今度はこのデータcの取り込みによって破線
32(321 ,322 )で示すように次の入力に対する
量子化レベルの境界が押し広げられることになる。従っ
てこの実施例によれば、ノイズやA/D変換誤差に起因
するゲイン制御用ディジタルデータのふらつきが防止さ
れ、安定したゲイン制御が可能になる。
【0012】図4は、この発明の別の実施例による電子
ボリューム装置のブロック構成である。先の実施例と対
応する部分には先の実施例と同一符号を付して詳細な説
明は省略する。この実施例では、先の実施例より高精度
の5ビットA/Dコンバータ2′を用いている。外部出
力制御データとして出力されるのは、ラッチ回路3′に
保持されたデータのうち上位3ビット(D0〜D3)であ
る。量子化レベル変更回路4′は、A/Dコンバータ
2′の5ビット出力データA,即ちQ0 〜Q4とラッチ
回路3の5ビット保持データBを比較して、|A−B|
≦3の条件を満たすときにはラッチ回路3のデータ書き
換えを禁止するという制御を行う。
ボリューム装置のブロック構成である。先の実施例と対
応する部分には先の実施例と同一符号を付して詳細な説
明は省略する。この実施例では、先の実施例より高精度
の5ビットA/Dコンバータ2′を用いている。外部出
力制御データとして出力されるのは、ラッチ回路3′に
保持されたデータのうち上位3ビット(D0〜D3)であ
る。量子化レベル変更回路4′は、A/Dコンバータ
2′の5ビット出力データA,即ちQ0 〜Q4とラッチ
回路3の5ビット保持データBを比較して、|A−B|
≦3の条件を満たすときにはラッチ回路3のデータ書き
換えを禁止するという制御を行う。
【0013】この実施例においてもほぼ先の実施例と同
様の制御がなされる。具体的に図5を用いて説明する
と、次の通りである。アナログ出力がA/Dコンバータ
2′でディジタルデータに変換されてラッチ回路3′に
取り込まれ、B=「01110」(レベル3)なるデー
タがラッチ回路3に保持されているとする。この後A/
Dコンバータ2′の出力Aがレベル「3」の上部境界に
近い値「01111」、更にレベル「4」の低レベル側
の値「10000」或いは「10001」になっても、
|A−B|≦3の条件を満たすためラッチ回路3′のデ
ータ書き換えは禁止される。従ってこれらのレベル値を
とる間は3ビットの外部出力制御データとしては、レベ
ル「3」の「011」が得られる。A/Dコンバータ
2′の出力Aがレベル「4」の上部に入る「1001
0」になると、|A−B|≦3の条件を満たさなくな
り、ラッチ回路3′のデータ書き換えが行われ、3ビッ
ト制御データとしてレベル「4」の「100」が得られ
る。
様の制御がなされる。具体的に図5を用いて説明する
と、次の通りである。アナログ出力がA/Dコンバータ
2′でディジタルデータに変換されてラッチ回路3′に
取り込まれ、B=「01110」(レベル3)なるデー
タがラッチ回路3に保持されているとする。この後A/
Dコンバータ2′の出力Aがレベル「3」の上部境界に
近い値「01111」、更にレベル「4」の低レベル側
の値「10000」或いは「10001」になっても、
|A−B|≦3の条件を満たすためラッチ回路3′のデ
ータ書き換えは禁止される。従ってこれらのレベル値を
とる間は3ビットの外部出力制御データとしては、レベ
ル「3」の「011」が得られる。A/Dコンバータ
2′の出力Aがレベル「4」の上部に入る「1001
0」になると、|A−B|≦3の条件を満たさなくな
り、ラッチ回路3′のデータ書き換えが行われ、3ビッ
ト制御データとしてレベル「4」の「100」が得られ
る。
【0014】条件設定については、その効果が失われな
い程度に変更することができる。例えば上述した例にお
いては、|A−B|≦3としたが、これを、|A−B|
≦2あるいは|A−B|≦1としてもよい。|A−B|
≦2の場合については、上述した第1の実施例と同精
度、即ち4ビットA/Dコンバータを用いた場合と同等
となる。5ビットA/Dコンバータの場合に、|A−B
|≦2あるいは|A−B|≦1と設定するとなると、ア
ナログ入力レベルが同一の範囲内で変化した場合、つま
り、例えば、「01100」から「01111」に変化
した場合は、|A−B|=3となって、ラッチ回路3′
のデータが書き換えられる。しかし、ラッチの出力は書
き換え前と変わらないので問題はない。この実施例によ
っても先の実施例と同様に、保持されたデータに応じて
実質的に量子化レベルの境界が押し広げられたと等価の
書き換え制御がなされ、安定した制御データが得られ
る。
い程度に変更することができる。例えば上述した例にお
いては、|A−B|≦3としたが、これを、|A−B|
≦2あるいは|A−B|≦1としてもよい。|A−B|
≦2の場合については、上述した第1の実施例と同精
度、即ち4ビットA/Dコンバータを用いた場合と同等
となる。5ビットA/Dコンバータの場合に、|A−B
|≦2あるいは|A−B|≦1と設定するとなると、ア
ナログ入力レベルが同一の範囲内で変化した場合、つま
り、例えば、「01100」から「01111」に変化
した場合は、|A−B|=3となって、ラッチ回路3′
のデータが書き換えられる。しかし、ラッチの出力は書
き換え前と変わらないので問題はない。この実施例によ
っても先の実施例と同様に、保持されたデータに応じて
実質的に量子化レベルの境界が押し広げられたと等価の
書き換え制御がなされ、安定した制御データが得られ
る。
【0015】この発明は上記実施例に限られるものでは
ない。例えば実施例ではハードウェアによるブロック構
成を示したが、ラッチ回路の入出力レベルの比較、判定
等を行う制御部分をソフトウェアにより実現することも
できる。
ない。例えば実施例ではハードウェアによるブロック構
成を示したが、ラッチ回路の入出力レベルの比較、判定
等を行う制御部分をソフトウェアにより実現することも
できる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、ア
ナログボリュームからの出力をディジタル化するA/D
コンバータの出力ビット数が、そのディジタルデータを
取り込んで制御データとして出力するラッチ回路の出力
ビット数より大きくなるように設定し、且つラッチ回路
の書き換えを一定の条件で制限する事により、実質的に
量子化レベル制御を行いもって安定したディジタル制御
データが得られるようにした電子ボリューム装置を提供
することができる。
ナログボリュームからの出力をディジタル化するA/D
コンバータの出力ビット数が、そのディジタルデータを
取り込んで制御データとして出力するラッチ回路の出力
ビット数より大きくなるように設定し、且つラッチ回路
の書き換えを一定の条件で制限する事により、実質的に
量子化レベル制御を行いもって安定したディジタル制御
データが得られるようにした電子ボリューム装置を提供
することができる。
【図1】 この発明の一実施例による電子ボリューム装
置のブロック図である。
置のブロック図である。
【図2】 同実施例の装置の動作を説明するための図で
ある。
ある。
【図3】 同実施例の装置による量子化レベル変更の動
作を説明するための図である。
作を説明するための図である。
【図4】 この発明の別の実施例による電子ボリューム
装置のブロック図である。
装置のブロック図である。
【図5】 同実施例の装置の動作を説明する為の図であ
る。
る。
1…可変抵抗器、2…4ビットA/Dコンバータ、3…
ラッチ回路、4…量子化レベル変更回路、41…レベル
変化検出回路、42…インバータ、43…ANDゲー
ト、2′…5ビットA/Dコンバータ、4′…量子化レ
ベル変更回路。
ラッチ回路、4…量子化レベル変更回路、41…レベル
変化検出回路、42…インバータ、43…ANDゲー
ト、2′…5ビットA/Dコンバータ、4′…量子化レ
ベル変更回路。
Claims (1)
- 【請求項1】 アナログボリュームの出力をnビットの
ディジタルデータに変換するA/Dコンバータと、 このA/Dコンバータのnビット出力を所定タイミング
で取り込み、nビットデータ中の上位mビットのデータ
を外部出力端子に供給するラッチ手段と、 前記A/Dコンバータのnビット出力と前記ラッチ手段
に取り込み保持されたnビットデータとを比較して、そ
の差があるレベル以下のときに前記ラッチ手段に対して
所定タイミングにおけるデータの取り込みを禁止する量
子化レベル変更手段と、 を備えたことを特徴とする電子ボリューム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16322293A JPH06350449A (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | 電子ボリューム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16322293A JPH06350449A (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | 電子ボリューム装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06350449A true JPH06350449A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=15769642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16322293A Pending JPH06350449A (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | 電子ボリューム装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06350449A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012109948A (ja) * | 2010-10-19 | 2012-06-07 | Yamaha Corp | ヒシテリシス装置 |
-
1993
- 1993-06-07 JP JP16322293A patent/JPH06350449A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012109948A (ja) * | 2010-10-19 | 2012-06-07 | Yamaha Corp | ヒシテリシス装置 |
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