JPH088746A - A/d変換装置 - Google Patents
A/d変換装置Info
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- JPH088746A JPH088746A JP6134166A JP13416694A JPH088746A JP H088746 A JPH088746 A JP H088746A JP 6134166 A JP6134166 A JP 6134166A JP 13416694 A JP13416694 A JP 13416694A JP H088746 A JPH088746 A JP H088746A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハードウェアの構成を簡易化し得ると共に、
分解能を任意に設定し得るA/D変換装置を提供する。 【構成】 マイクロ・コンピュータ13は、データ出力
部14より最上位ビットに“H”レベルの信号をD/A
変換器12に出力し、その他のビットを“L”レベルに
保持する。D/A変換器12は、データ出力部14から
のデジタルデータをアナログ信号Voに変換する。コン
パレータ11は、外部入力されるアナログ信号ViとD
/A変換器12からのアナログ信号Voとを比較し、ア
ナログ信号Viがアナログ信号Voより大きいときに
「+」、小さいときに「−」の信号を出力する。マイク
ロ・コンピュータ13は、コンパレータ11の出力が
「+」であるか否かを判定し、「−」のときにデータ出
力部14の対応ビットを“L”レベルとする。以下、同
様の処理を最下位ビットまで繰り返して実行する。
分解能を任意に設定し得るA/D変換装置を提供する。 【構成】 マイクロ・コンピュータ13は、データ出力
部14より最上位ビットに“H”レベルの信号をD/A
変換器12に出力し、その他のビットを“L”レベルに
保持する。D/A変換器12は、データ出力部14から
のデジタルデータをアナログ信号Voに変換する。コン
パレータ11は、外部入力されるアナログ信号ViとD
/A変換器12からのアナログ信号Voとを比較し、ア
ナログ信号Viがアナログ信号Voより大きいときに
「+」、小さいときに「−」の信号を出力する。マイク
ロ・コンピュータ13は、コンパレータ11の出力が
「+」であるか否かを判定し、「−」のときにデータ出
力部14の対応ビットを“L”レベルとする。以下、同
様の処理を最下位ビットまで繰り返して実行する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ入力装置に適
用されるA/D変換装置に関する。
用されるA/D変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、逐次比較型のA/D変換装置は、
図4に示すように構成されている。即ち、コンパレータ
1、逐次比較レジスタ2、D/A変換器3、並列デジタ
ル出力部4、クロック発生器5により逐次比較型のA/
D変換装置6を構成している。上記コンパレータ1に
は、デジタルデータに変換すべきアナログ信号Viが
「+」端子に入力され、D/A変換器3から出力される
アナログ信号Voが「−」端子に入力され、その比較出
力が逐次比較レジスタ2へ送られる。この逐次比較レジ
スタ2は、nビットのレジスタで、クロック発生器5か
ら与えられる一定周期のクロックパルスにより同期して
コンパレータ1からの信号を順次記憶する。この逐次比
較レジスタ2の各ビット出力は、D/A変換器3へ送ら
れる。このD/A変換器3は、逐次比較レジスタ2から
出力されるnビットのデジタルデータを基準電源から供
給される基準電圧に基づいてアナログ信号Voに変換
し、コンパレータ1へ出力する。
図4に示すように構成されている。即ち、コンパレータ
1、逐次比較レジスタ2、D/A変換器3、並列デジタ
ル出力部4、クロック発生器5により逐次比較型のA/
D変換装置6を構成している。上記コンパレータ1に
は、デジタルデータに変換すべきアナログ信号Viが
「+」端子に入力され、D/A変換器3から出力される
アナログ信号Voが「−」端子に入力され、その比較出
力が逐次比較レジスタ2へ送られる。この逐次比較レジ
スタ2は、nビットのレジスタで、クロック発生器5か
ら与えられる一定周期のクロックパルスにより同期して
コンパレータ1からの信号を順次記憶する。この逐次比
較レジスタ2の各ビット出力は、D/A変換器3へ送ら
れる。このD/A変換器3は、逐次比較レジスタ2から
出力されるnビットのデジタルデータを基準電源から供
給される基準電圧に基づいてアナログ信号Voに変換
し、コンパレータ1へ出力する。
【0003】上記のようにアナログ信号ViとD/A変
換器3から出力されるアナログ信号Voがコンパレータ
1で比較され、その比較結果が逐次比較レジスタ2に順
次セットされる。このデータの比較処理は、デジタル出
力コードのビット数nに応じた回数だけ行なわれる。こ
の結果、逐次比較レジスタ2には、アナログ信号Viと
逐次比較レジスタ2のアナログ変換出力がほぼ等しくな
るデジタルデータが設定される。そして、上記の比較処
理を終了すると、逐次比較レジスタ2の設定値が並列デ
ジタル出力部4を介してマイクロ・コンピュータ7へ出
力される。
換器3から出力されるアナログ信号Voがコンパレータ
1で比較され、その比較結果が逐次比較レジスタ2に順
次セットされる。このデータの比較処理は、デジタル出
力コードのビット数nに応じた回数だけ行なわれる。こ
の結果、逐次比較レジスタ2には、アナログ信号Viと
逐次比較レジスタ2のアナログ変換出力がほぼ等しくな
るデジタルデータが設定される。そして、上記の比較処
理を終了すると、逐次比較レジスタ2の設定値が並列デ
ジタル出力部4を介してマイクロ・コンピュータ7へ出
力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の逐次比較型のA
/D変換装置6は、内部に逐次比較レジスタ2、D/A
変換器3、クロック発生器5等を必要とし、ハードウェ
アの構成が複雑である。また、分解能を任意に設定する
ことができない等の問題がある。
/D変換装置6は、内部に逐次比較レジスタ2、D/A
変換器3、クロック発生器5等を必要とし、ハードウェ
アの構成が複雑である。また、分解能を任意に設定する
ことができない等の問題がある。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、ハードウェアの構成を簡易化し得ると共に、分解能
を任意に設定し得るA/D変換装置を提供することを目
的とする。
で、ハードウェアの構成を簡易化し得ると共に、分解能
を任意に設定し得るA/D変換装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るA/D変換
装置は、デジタル出力ビットに対応したビット数の比較
基準信号を記憶するH信号記憶手段と、この記憶手段の
各ビットに分解能に応じて“H”レベルの信号を設定す
る入力手段と、上記H信号記憶手段に記憶された信号を
順次上位レベルから読出して出力する比較信号出力手段
と、この手段から出力される信号をアナログ信号に変換
するD/A変換手段と、この手段により変換された比較
アナログ信号と外部入力されるアナログ信号とを比較す
る比較手段と、この比較手段により、外部入力のアナロ
グ信号が比較アナログ信号より大きいと判定されたとき
に“1”、小さいと判定されたときに“0”に変換して
記憶すると共に、小さいと判定されたときに上記比較信
号出力手段の対応ビットを“L”レベルに設定するH/
L変換手段とを具備したことを特徴とする。
装置は、デジタル出力ビットに対応したビット数の比較
基準信号を記憶するH信号記憶手段と、この記憶手段の
各ビットに分解能に応じて“H”レベルの信号を設定す
る入力手段と、上記H信号記憶手段に記憶された信号を
順次上位レベルから読出して出力する比較信号出力手段
と、この手段から出力される信号をアナログ信号に変換
するD/A変換手段と、この手段により変換された比較
アナログ信号と外部入力されるアナログ信号とを比較す
る比較手段と、この比較手段により、外部入力のアナロ
グ信号が比較アナログ信号より大きいと判定されたとき
に“1”、小さいと判定されたときに“0”に変換して
記憶すると共に、小さいと判定されたときに上記比較信
号出力手段の対応ビットを“L”レベルに設定するH/
L変換手段とを具備したことを特徴とする。
【0007】
【作用】入力手段によりH信号記憶手段に対し、最上位
ビットより分解能に応じた所定ビット数だけ“H”レベ
ルの信号を設定する。比較信号信号出力手段は、H信号
記憶手段に設定された信号を最上位ビットより順次読出
してD/A変換手段へ出力する。D/A変換手段は、比
較信号出力手段から送られてくるデジタルデータをアナ
ログ信号に変換し、比較手段例えばコンパレータに出力
する。このコンパレータは、外手段入力されるアナログ
信号ViとD/A変換手段からの比較アナログ信号Vo
とを比較し、アナログ信号Viがアナログ信号Voより
大きいときに「+」、小さいときに「−」の信号をH/
L変換手段へ出力する。H/L変換手段は、コンパレー
タから出力される信号が「+」のとき“1”、「−」の
とき“0”を記憶すると共に、コンパレータからの信号
が「−」のとき、比較信号出力手段に対して対応するビ
ットを“L”レベルに設定する。
ビットより分解能に応じた所定ビット数だけ“H”レベ
ルの信号を設定する。比較信号信号出力手段は、H信号
記憶手段に設定された信号を最上位ビットより順次読出
してD/A変換手段へ出力する。D/A変換手段は、比
較信号出力手段から送られてくるデジタルデータをアナ
ログ信号に変換し、比較手段例えばコンパレータに出力
する。このコンパレータは、外手段入力されるアナログ
信号ViとD/A変換手段からの比較アナログ信号Vo
とを比較し、アナログ信号Viがアナログ信号Voより
大きいときに「+」、小さいときに「−」の信号をH/
L変換手段へ出力する。H/L変換手段は、コンパレー
タから出力される信号が「+」のとき“1”、「−」の
とき“0”を記憶すると共に、コンパレータからの信号
が「−」のとき、比較信号出力手段に対して対応するビ
ットを“L”レベルに設定する。
【0008】以下、同様の動作が最上位ビットから順次
下位ビットに向かって繰り返され、各ビットに対するコ
ンパレータの出力の正負がH/L変換手段で“1”ある
いは“0”に変換されて記憶される。上記の構成とする
ことにより、ハードウェア構成を簡易化し得ると共に、
A/D変換の分解能を入力手段により任意に設定するこ
とができる。
下位ビットに向かって繰り返され、各ビットに対するコ
ンパレータの出力の正負がH/L変換手段で“1”ある
いは“0”に変換されて記憶される。上記の構成とする
ことにより、ハードウェア構成を簡易化し得ると共に、
A/D変換の分解能を入力手段により任意に設定するこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例に係るA/D変換装置
の構成を示すブロック図である。図1において、11は
コンパレータで、「+」端子にデジタルデータに変換す
べきアナログ信号Viが入力され、「−」端子にD/A
変換器12からアナログ変換出力が入力される。上記コ
ンパレータ11の比較出力は、マイクロ・コンピュータ
13へ送られる。このマイクロ・コンピュータ13は、
データ出力部14より、nビットのデジタル出力をD/
A変換器12に出力する。この場合、マイクロ・コンピ
ュータ13は、nビットのデジタル出力の最上位ビット
MSBから最下位ビットLSBまで順に“H”(ハイ)
レベルとすると共に、各ビットに“H”レベルの信号を
与える毎にコンパレータ11の出力を判定し、「+」で
あれば“H”レベルをそのまま保持し、「−」であれば
対応ビットの“H”レベルを“L”(ロー)レベルとす
る。D/A変換器12は、基準電源15から供給される
基準電圧に基づいてマイクロ・コンピュータ13の出力
をアナログ信号Voに変換し、D/A変換器12に供給
する。
明する。図1は本発明の一実施例に係るA/D変換装置
の構成を示すブロック図である。図1において、11は
コンパレータで、「+」端子にデジタルデータに変換す
べきアナログ信号Viが入力され、「−」端子にD/A
変換器12からアナログ変換出力が入力される。上記コ
ンパレータ11の比較出力は、マイクロ・コンピュータ
13へ送られる。このマイクロ・コンピュータ13は、
データ出力部14より、nビットのデジタル出力をD/
A変換器12に出力する。この場合、マイクロ・コンピ
ュータ13は、nビットのデジタル出力の最上位ビット
MSBから最下位ビットLSBまで順に“H”(ハイ)
レベルとすると共に、各ビットに“H”レベルの信号を
与える毎にコンパレータ11の出力を判定し、「+」で
あれば“H”レベルをそのまま保持し、「−」であれば
対応ビットの“H”レベルを“L”(ロー)レベルとす
る。D/A変換器12は、基準電源15から供給される
基準電圧に基づいてマイクロ・コンピュータ13の出力
をアナログ信号Voに変換し、D/A変換器12に供給
する。
【0010】次に上記実施例の動作を図2のフローチャ
ートに従って説明する。このフローチャートは、マイク
ロ・コンピュータ13の制御処理を示したものである。
マイクロ・コンピュータ13は、まず、データ出力部1
4より最上位ビットMSBに“H”レベルの信号をD/
A変換器12に出力し(ステップA1)、その他のビッ
トを“L”レベルに保持する。D/A変換器12は、マ
イクロ・コンピュータ13のデータ出力部14からのデ
ジタルデータをアナログ信号Voに変換し、コンパレー
タ11へ出力する。このコンパレータ11は、外部入力
されるアナログ信号ViとD/A変換器12からのアナ
ログ信号Voとを比較し、アナログ信号ViがD/A変
換器12からのアナログ信号Voより大きいときに
「+」、小さいときに「−」の信号を出力する。マイク
ロ・コンピュータ13は、このコンパレータ11の出力
が「+」であるか否かを判定し(ステップA2)、
「+」であれば、上記データ出力部14から出力される
最上位ビットMSBのレベルをそのまま保持し、「−」
であれば、最上位ビットMSB、つまり1ビット目を
“L”レベルとする(ステップA3)。
ートに従って説明する。このフローチャートは、マイク
ロ・コンピュータ13の制御処理を示したものである。
マイクロ・コンピュータ13は、まず、データ出力部1
4より最上位ビットMSBに“H”レベルの信号をD/
A変換器12に出力し(ステップA1)、その他のビッ
トを“L”レベルに保持する。D/A変換器12は、マ
イクロ・コンピュータ13のデータ出力部14からのデ
ジタルデータをアナログ信号Voに変換し、コンパレー
タ11へ出力する。このコンパレータ11は、外部入力
されるアナログ信号ViとD/A変換器12からのアナ
ログ信号Voとを比較し、アナログ信号ViがD/A変
換器12からのアナログ信号Voより大きいときに
「+」、小さいときに「−」の信号を出力する。マイク
ロ・コンピュータ13は、このコンパレータ11の出力
が「+」であるか否かを判定し(ステップA2)、
「+」であれば、上記データ出力部14から出力される
最上位ビットMSBのレベルをそのまま保持し、「−」
であれば、最上位ビットMSB、つまり1ビット目を
“L”レベルとする(ステップA3)。
【0011】次にマイクロ・コンピュータ13は、デー
タ出力部14の2ビット目の出力を“H”レベルとし
(ステップA4)、そのときのコンパレータ11の出力
が「+」か否かを判定する(ステップA5)。コンパレ
ータ11の出力が「+」であれば、上記データ出力部1
4から出力される2ビット目のレベルをそのまま保持
し、「−」であれば、2ビット目を“L”レベルとする
(ステップA6)。
タ出力部14の2ビット目の出力を“H”レベルとし
(ステップA4)、そのときのコンパレータ11の出力
が「+」か否かを判定する(ステップA5)。コンパレ
ータ11の出力が「+」であれば、上記データ出力部1
4から出力される2ビット目のレベルをそのまま保持
し、「−」であれば、2ビット目を“L”レベルとする
(ステップA6)。
【0012】以下、同様の処理を最下位ビットLSB、
つまりnビットまで繰り返して実行する。上記のように
して最下位ビットLSBまでの処理を終了した後、デー
タ出力部14に保持されたデータをA/D変換後のデジ
タルデータとして出力する。例えば8ビットのD/A変
換器12を用いた場合、あるアナログ信号Viにデジタ
ルデータに変換処理した際、D/A変換器12への入力
値が「110011002=20410」であれば、その
値がA/D変換後のデジタルデータとなる。なお、8ビ
ットのD/A変換器12を用いた場合のフルスケール
は、「25510」である。
つまりnビットまで繰り返して実行する。上記のように
して最下位ビットLSBまでの処理を終了した後、デー
タ出力部14に保持されたデータをA/D変換後のデジ
タルデータとして出力する。例えば8ビットのD/A変
換器12を用いた場合、あるアナログ信号Viにデジタ
ルデータに変換処理した際、D/A変換器12への入力
値が「110011002=20410」であれば、その
値がA/D変換後のデジタルデータとなる。なお、8ビ
ットのD/A変換器12を用いた場合のフルスケール
は、「25510」である。
【0013】上記のA/D変換処理において、繰り返し
処理の回数は、データ出力部14のビット数nが最大値
であり、このとき最大の分解能が得られる。従って、上
記の繰り返し回数をnの範囲内で任意に設定することに
より、その繰り返し回数に応じた分解能を得ることがで
きる。また、分解能を低く設定した場合には、繰り返し
回数が減るので、その分だけ処理の高速化を図ることが
できる。
処理の回数は、データ出力部14のビット数nが最大値
であり、このとき最大の分解能が得られる。従って、上
記の繰り返し回数をnの範囲内で任意に設定することに
より、その繰り返し回数に応じた分解能を得ることがで
きる。また、分解能を低く設定した場合には、繰り返し
回数が減るので、その分だけ処理の高速化を図ることが
できる。
【0014】図3は、上記マイクロ・コンピュータ13
の機能を具体的に示した機能ブロック図である。即ち、
マイクロ・コンピュータ13は、H(ハイレベル)信号
記憶部21、比較信号出力部、即ちH(ハイレベル)信
号出力部22、H/L(ハイ/ローレベル)変換部23
からなっている。そして、上記H信号記憶部21は、D
/A変換器12に供給する“H”レベルの信号を所定ビ
ット数、即ち、デジタル出力に対応したビット数記憶す
るもので、入力部24により分解能に応じた“H”レベ
ルの信号が設定される。即ち、H信号記憶部21には、
最上位ビットから順に“H”レベルが設定され、分解能
に応じて最下位ビットないし下位数ビットに“L”レベ
ルが設定される。最大分解能とする場合には、H信号記
憶部21の全ビットに“H”レベルを設定する。
の機能を具体的に示した機能ブロック図である。即ち、
マイクロ・コンピュータ13は、H(ハイレベル)信号
記憶部21、比較信号出力部、即ちH(ハイレベル)信
号出力部22、H/L(ハイ/ローレベル)変換部23
からなっている。そして、上記H信号記憶部21は、D
/A変換器12に供給する“H”レベルの信号を所定ビ
ット数、即ち、デジタル出力に対応したビット数記憶す
るもので、入力部24により分解能に応じた“H”レベ
ルの信号が設定される。即ち、H信号記憶部21には、
最上位ビットから順に“H”レベルが設定され、分解能
に応じて最下位ビットないし下位数ビットに“L”レベ
ルが設定される。最大分解能とする場合には、H信号記
憶部21の全ビットに“H”レベルを設定する。
【0015】H信号出力部22は、H信号記憶部21に
設定された信号を順次読出してD/A変換器12へ出力
する。このD/A変換器12は、H信号出力部22から
送られるてくる所定ビット数のデジタルデータをアナロ
グ信号に変換してコンパレータ11へ出力する。コンパ
レータ11は、外部入力されるアナログ信号ViとD/
A変換器12からアナログ信号とを比較し、その結果を
マイクロ・コンピュータ13のH/L変換部23へ出力
する。このH/L変換部23は、コンパレータ11から
出力される信号が「+」のとき“1”、「−」のとき
“0”を記憶する。また、H/L変換部23は、コンパ
レータ11から出力される信号が「−」のとき、H信号
出力部22に対して対応するビットを“L”レベルに設
定する。
設定された信号を順次読出してD/A変換器12へ出力
する。このD/A変換器12は、H信号出力部22から
送られるてくる所定ビット数のデジタルデータをアナロ
グ信号に変換してコンパレータ11へ出力する。コンパ
レータ11は、外部入力されるアナログ信号ViとD/
A変換器12からアナログ信号とを比較し、その結果を
マイクロ・コンピュータ13のH/L変換部23へ出力
する。このH/L変換部23は、コンパレータ11から
出力される信号が「+」のとき“1”、「−」のとき
“0”を記憶する。また、H/L変換部23は、コンパ
レータ11から出力される信号が「−」のとき、H信号
出力部22に対して対応するビットを“L”レベルに設
定する。
【0016】上記の構成において、入力部24よりH信
号記憶部21に対し、最上位ビットより分解能に応じた
所定ビット数だけ“H”レベルに設定する。H信号出力
部22は、H信号記憶部21に設定された“H”レベル
の信号を最上位ビットより順次読出してD/A変換器1
2へ出力する。例えばH信号記憶部21に8ビットのデ
ータが設定されている場合、H信号出力部22はH信号
記憶部21の最上位ビットを読出すと、最上位ビットを
“H”レベルとし、下位ビットを全て“L”レベルとす
る。
号記憶部21に対し、最上位ビットより分解能に応じた
所定ビット数だけ“H”レベルに設定する。H信号出力
部22は、H信号記憶部21に設定された“H”レベル
の信号を最上位ビットより順次読出してD/A変換器1
2へ出力する。例えばH信号記憶部21に8ビットのデ
ータが設定されている場合、H信号出力部22はH信号
記憶部21の最上位ビットを読出すと、最上位ビットを
“H”レベルとし、下位ビットを全て“L”レベルとす
る。
【0017】D/A変換器12は、H信号出力部22か
ら送られてくるデジタルデータをアナログ信号に変換
し、コンパレータ11に出力する。コンパレータ11
は、外部入力されるアナログ信号ViとD/A変換器1
2からのアナログ信号Voとを比較し、アナログ信号V
iがD/A変換器12からのアナログ信号Voより大き
いときに「+」、小さいときに「−」の信号をマイクロ
・コンピュータ13へ出力する。
ら送られてくるデジタルデータをアナログ信号に変換
し、コンパレータ11に出力する。コンパレータ11
は、外部入力されるアナログ信号ViとD/A変換器1
2からのアナログ信号Voとを比較し、アナログ信号V
iがD/A変換器12からのアナログ信号Voより大き
いときに「+」、小さいときに「−」の信号をマイクロ
・コンピュータ13へ出力する。
【0018】マイクロ・コンピュータ13内のH/L変
換部23は、コンパレータ11から出力される信号が
「+」のとき“1”、「−」のとき“0”を記憶すると
共に、コンパレータ11からの信号が「−」のとき、H
信号出力部22に対して対応するビットを“L”レベル
に設定する。そして、H信号記憶部21から次のビット
に対する“H”レベルの信号がH信号出力部22に読出
され、それまでの上位ビットを含むデジタルデータがD
/A変換器12へ送られてアナログ信号Voに変換され
る。以下、同様の動作が最上位ビットMSBから順次下
位ビットに向かって繰り返され、各ビットに対するコン
パレータ11の出力の正負がH/L変換部23で“1”
あるいは“0”に変換されて記憶される。H信号記憶部
21に分解能に応じて“H”レベルが設定されていない
ビットまで処理が進むと、それ以降は上記の比較処理は
行なわず、A/D変換処理を終了する。上記比較処理を
行なわないビットについては、H/L変換部23には例
えば“0”が設定される。そして、H/L変換部23に
記憶されたデータがA/D変換されたデータとして出力
される。
換部23は、コンパレータ11から出力される信号が
「+」のとき“1”、「−」のとき“0”を記憶すると
共に、コンパレータ11からの信号が「−」のとき、H
信号出力部22に対して対応するビットを“L”レベル
に設定する。そして、H信号記憶部21から次のビット
に対する“H”レベルの信号がH信号出力部22に読出
され、それまでの上位ビットを含むデジタルデータがD
/A変換器12へ送られてアナログ信号Voに変換され
る。以下、同様の動作が最上位ビットMSBから順次下
位ビットに向かって繰り返され、各ビットに対するコン
パレータ11の出力の正負がH/L変換部23で“1”
あるいは“0”に変換されて記憶される。H信号記憶部
21に分解能に応じて“H”レベルが設定されていない
ビットまで処理が進むと、それ以降は上記の比較処理は
行なわず、A/D変換処理を終了する。上記比較処理を
行なわないビットについては、H/L変換部23には例
えば“0”が設定される。そして、H/L変換部23に
記憶されたデータがA/D変換されたデータとして出力
される。
【0019】上記のようにマイクロ・コンピュータ13
を使用してハードウェア構成を簡易化し得ると共に、A
/D変換の分解能を入力部24より任意に設定すること
ができる。
を使用してハードウェア構成を簡易化し得ると共に、A
/D変換の分解能を入力部24より任意に設定すること
ができる。
【0020】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、マ
イクロ・コンピュータを用いてD/A変換器を制御する
ことにより、逐次比較レジスタ及びその動作タイミング
を指定するクロック発生器が不要となり、回路構成を簡
易化することができる。また、A/D変換の分解能を任
意に設定することができると共に、分解能を低く設定し
た場合には、その分、処理の高速化を図ることができ
る。
イクロ・コンピュータを用いてD/A変換器を制御する
ことにより、逐次比較レジスタ及びその動作タイミング
を指定するクロック発生器が不要となり、回路構成を簡
易化することができる。また、A/D変換の分解能を任
意に設定することができると共に、分解能を低く設定し
た場合には、その分、処理の高速化を図ることができ
る。
【図1】本発明の一実施例に係るA/D変換装置の基本
構成を示すブロック図。
構成を示すブロック図。
【図2】同実施例の動作を示すフローチャート。
【図3】同実施例におけるマイクロ・コンピュータの機
能構成を示すブロック図。
能構成を示すブロック図。
【図4】従来のA/D変換装置の構成を示すブロック
図。
図。
11 コンパレータ 12 D/A変換器 13 マイクロ・コンピュータ 14 データ出力部 15 基準電源 21 H信号記憶部 22 H信号出力部 23 H/L変換部 24 入力部
Claims (1)
- 【請求項1】 デジタル出力ビットに対応したビット数
の比較基準信号を記憶するH信号記憶手段と、この記憶
手段の各ビットに分解能に応じて“H”レベルの信号を
設定する入力手段と、上記H信号記憶手段に記憶された
信号を順次上位レベルから読出して出力する比較信号出
力手段と、この手段から出力される信号をアナログ信号
に変換するD/A変換手段と、この手段により変換され
た比較アナログ信号と外部入力されるアナログ信号とを
比較する比較手段と、この比較手段により、外部入力の
アナログ信号が比較アナログ信号より大きいと判定され
たときに“1”、小さいと判定されたときに“0”に変
換して記憶すると共に、小さいと判定されたときに上記
比較信号出力手段の対応ビットを“L”レベルに設定す
るH/L変換手段とを具備したことを特徴とするA/D
変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6134166A JPH088746A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | A/d変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6134166A JPH088746A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | A/d変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH088746A true JPH088746A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15121998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6134166A Withdrawn JPH088746A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | A/d変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH088746A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6046692A (en) * | 1996-10-08 | 2000-04-04 | Nec Corporation | Microprocessor equipped with an A/D converter |
-
1994
- 1994-06-16 JP JP6134166A patent/JPH088746A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6046692A (en) * | 1996-10-08 | 2000-04-04 | Nec Corporation | Microprocessor equipped with an A/D converter |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010904 |