JPH06350068A - 半導体エネルギー線検出器の製造方法 - Google Patents

半導体エネルギー線検出器の製造方法

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Publication number
JPH06350068A
JPH06350068A JP5133666A JP13366693A JPH06350068A JP H06350068 A JPH06350068 A JP H06350068A JP 5133666 A JP5133666 A JP 5133666A JP 13366693 A JP13366693 A JP 13366693A JP H06350068 A JPH06350068 A JP H06350068A
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JP
Japan
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substrate
semiconductor
metal bump
ccd
energy ray
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Application number
JP5133666A
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English (en)
Inventor
Masaharu Muramatsu
雅治 村松
Motohiro Suyama
本比呂 須山
Akinaga Yamamoto
晃永 山本
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Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 半導体基板が補強後に均一な厚さに薄板化さ
れ、エネルギー線入射面に凹凸を生じないように組立ら
れる裏面照射型の半導体エネルギー検出器の製造方法で
ある。 【構成】 まず、P/P型シリコン基板25の表面側
にCCD26及び金属配線27を形成する(a)。次
に、ボンディングパッドを除く25の露出面上にシリコ
ン窒化膜28を堆積し、金属配線27上に金属バンプ3
5を成形する(b)。35に対向配置するようにサブス
トレイト36上に凹部39を形成し、金属配線37を形
成する(c)。35を凹部39に挿着した後、35と3
7を接続する。CCD26と36の間隙に絶縁性の低融
点ガラス41を充填硬化させる(d)。型基板25全体
を裏面側から薄板化して裏面シリコン酸化膜を形成し、
その内部にP型アキュームレイション層を形成してア
クティベーションを行う。36をセラミックパッケージ
内部の底面にダイボンディングして、ボンディングパッ
ドおよびリードをボンディングする。さらに、パッケー
ジ上部に入射窓を設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線、電子線、放射
線および素粒子線などの吸収係数が極めて大きいエネル
ギー線の照射、またはゲート酸化膜に悪影響を及ぼすエ
ネルギー線の照射に対して有効な感度が得られる裏面照
射型ダイオード、裏面照射型電荷転送型半導体検出器等
の半導体エネルギー線検出器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】表面入射型CCD(電荷転送素子)で
は、入射光が転送電極等で吸収されるので、吸収係数が
大きい入力、例えば波長が短い青色の光に対する感度低
下が著しいという問題がある。このCCDの受光部で
は、ポリシリコン電極20が隙間なく表面を被覆し、さ
らに各ポリシリコン電極20を分離するために厚さ数μ
mにも及ぶPSG膜19が積層されている。特に、ポリ
シリコンは、400nm以下の波長の光や低エネルギー
の電子線などを吸収してしまうので、光電変換に寄与す
ることができない。
【0003】図21は、従来の裏面照射型CCDの構成
を示す要部断面図である。上記のような問題点に鑑み、
P型シリコン基板24の内側部を15〜20μm程度に
薄板化し、光を裏面から照射するように形成された裏面
照射型CCDがある。このP型シリコン基板24の表面
はゲート酸化膜21を挟んでポリシリコン電極20によ
り隙間無く被覆されているので、入射した短波長光を吸
収してしまうが、P型シリコン基板24の裏面には薄い
裏面シリコン酸化膜23の他に障害物はないので、短波
長光に対して高感度が期待できる。
【0004】また、通常のCCDでは、P型シリコン基
板24の厚さは400〜600μmであり、これに対し
て入射した波長200〜300nmの紫外線は裏面から
わずか10nm程度の位置で吸収されてしまい、発生し
た信号電荷子は転送電極群2から電圧を供給されたポリ
シリコン電極20によりN型チャネル層22のポテンシ
ャル井戸に効率良く拡散していくことができずにほとん
どは再結合して失われるか、ポテンシャル井戸に到達す
ることができてもその拡散してきた過程で混じり合うの
で、解像度が著しく低下する。そのため、このような裏
面照射型CCDでは、P型シリコン基板24を裏面側か
ら機械的研磨または化学エッチングで薄板化し、発生し
た信号電荷が最短距離で表面付近にあるポテンシャル井
戸に到達できるようにする必要がある。この薄板化され
たP型シリコン基板24の内側部における代表的な厚さ
は、15μmである。
【0005】従って、この裏面照射型CCDは200n
m程度の短波長光まで感度があり、さらに電子衝撃型C
CD撮像デバイスにも応用される。このデバイスは電子
衝撃により生じる信号電荷の増倍作用を利用できるの
で、高感度撮像デバイスとして期待される。なお、裏面
シリコン酸化膜23は反射膜として厚さ1〜数十nmを
有しており、電子線を検出する場合には薄いか、または
無いことが望まれる。
【0006】図22は、従来の裏面照射型CCDの製造
方法を示す工程断面図である。まず、P層及びP+ 層を
積層したエピウエファであるP/P+ 型シリコン基板2
5に対して、CCD26およびアルミニウム配線27な
どを形成する工程を順次行い、予め全てのCCD製造プ
ロセスを終了させる。次に、P/P+ 型シリコン基板2
5の裏面に形成されているシリコン窒化膜及びシリコン
酸化膜を除去する。次に、使用するアルカリエッチャン
トのKOHに対するエッチングマスク材であるシリコン
窒化膜28をCCD26およびアルミニウム配線27の
表面、P/P+型シリコン基板25の裏面などに堆積す
る。次に、CCD26に対向配置されたP/P+ 型シリ
コン基板25の内側領域の裏面におけるシリコン窒化膜
28を除去する(図22(a))。このP/P+ 型シリ
コン基板25では、エピ層の比抵抗及び厚さはそれぞれ
30Ω・cm、30μmであり、サブのエピ層の比抵抗
及び厚さはそれぞれ0.01Ω・cm、500μmであ
る。
【0007】なお、この後の工程においてP/P+ 型シ
リコン基板25の受光部を薄板化した後にAl配線を施
すことも当然考えられるが、薄板化した部分に写真食刻
法を用いるのは困難である上に、アルミニウム配線工程
中に薄板化した部分が割れるなどのおそれがある。その
ため、歩留まりを低くしないように、P/P+ 型シリコ
ン基板25の受光部を薄板化する前に、できる限り多く
のCCD製造プロセスプロセスを終了しておく必要があ
る。また、P/P+ 型エピウエファを用いてCCD内臓
読み出し回路のFETをN型チャネルとすることによ
り、P型チャネルと比較して同じゲートサイズに対して
オン抵抗を小さくし、発生する熱雑音(ジョンソンノイ
ズ)を低減することができる。また、P/P+ 型エピウ
エファの基板としてP+ 型を用いることにより、バルク
中の少数キャリアのライフタイムを短くするので、バル
ク中の暗電流成分がCCD26のポテンシャル井戸3に
流れ込んで発生する暗電流を低減することができる。さ
らに、通常バルク領域では酸素濃度が高いことにより、
プロセス中の熱処理で多くの結晶欠陥が誘起されて欠陥
のシンクとなるので、CCD26が形成されるP層の表
面付近に結晶欠陥が生じない。
【0008】次に、CCD26に対向配置されたP/P
+ 型シリコン基板25の内側部における裏面を化学エッ
チングで凹状に薄板化する。次に、この薄板化されたP
/P+ 型シリコン基板25の内側部における厚さを測定
する。この結果、厚さが20μm以上になる場合、再び
化学エッチングを行う。次に、120℃の蒸気中で48
時間、P/P+ 型シリコン基板25の裏面全体を酸化す
る。例えば、検出対象のエネルギー線を紫外線とする場
合、反射防止膜としてシリコン酸化膜30を成長形成す
る。次に、イオン注入装置でボロン原子をイオン注入す
るアキュームレーションを行い、シリコン酸化膜30に
接するP/P+ 型シリコン基板25の内部にP+ 型アキ
ュームレーション層29を形成する。次に、電気炉によ
る加熱、ランプアニールまたはレーザーアニール等によ
りP+ 型アキュームレーション層29内部のボロン原子
にアクティベーションを行う。次に、CCD26および
金属配線27などの表面上からシリコン窒化膜28をプ
ラズマエッチング等により除去し、金属配線27のボン
ディングパッドを露出する(図22(b))。
【0009】なお、化学エッチングで用いるアルカリエ
ッチャントの組成は、8規定KOH950ml、H2
1150ml、イソプロピルアルコール700mlなど
である。このアルカリエッチャントは78℃程度に加熱
され、P/P+ 型シリコン基板25を自公転するように
回転させることにより、良く攪拌される。攪拌が不十分
である場合、エッチング面の荒れや基板厚さの不均一が
生じるので、エネルギー線に対する感度が不均一にな
る。攪拌が良好である場合、エッチレートは約0.6μ
m/分となる。また、酸系のエッチャントを用いる場合
でも、良く攪拌することが重要である。
【0010】次に、P/P+ 型シリコン基板25の薄板
化されていない周辺部における裏面をセラミックパッケ
ージ32内部の底面にダイボンディングし、金属配線2
7のボンディングパッドおよびセラミックパッケージ3
2のリードをワイヤー31でワイヤーボンディングす
る。次に、セラミックパッケージ32内側に非導電性の
低融点ガラス33を流し込んで、硬化する。さらに、検
出対象のエネルギー線を紫外線とする場合、セラミック
パッケージ32の下部に入射窓34を形成する(図22
(c))。なお、通常は暗電流を低減するため、冷却ブ
ロックを低融点ガラス33に接触し、これを介してCC
D26を冷却して使用する。
【0011】図23は、従来の裏面照射型CCDにおけ
るポテンシャルプロファイルを示す説明図である。P型
シリコン基板24の裏面に対するアキュームレーション
を行わない場合、裏面シリコン酸化膜23には酸化膜電
荷や界面準位が必ず存在するので、これらはいずれもP
型シリコン基板24の表面を空乏化させるように働く。
すなわち、実線で図示したように裏面シリコン酸化膜2
3に近付くにしたがって電子に対するポテンシャルが低
くなっているので、裏面から浅いところで生じた光電子
は表面付近のポテンシャル井戸3に到達することができ
ず、逆に裏面シリコン酸化膜23とP型シリコン基板2
4の界面に押しやられて再結合することになる。一方、
P型シリコン基板24の裏面に対するアキュームレーシ
ョンを行った場合、点線で図示したようなポテンシャル
プロファイルが得られるので、裏面の極浅いところで生
じた光電子も効率よく表面付近のポテンシャル井戸3に
到達することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造方法に
よる裏面照射型CCDは、化学エッチング、アキューム
レーションおよび組立等の各工程で破損することがない
ように、シリコン基板の周辺部が薄板化されずにフレー
ム状に厚いままに残されていることにより、機械的強度
を保持している。
【0013】しかしながら、化学エッチング工程では、
エッチング液の攪拌を十分に行って常に新たなエッチャ
ントをエッチング面に供給しないと、シリコン基板の厚
さが著しく不均一になる。また、どんなに攪拌を行って
も、エッチング部分とエッチングしない部分の境界部で
はエッチャントの回り込みなどによりシリコン基板の内
側部に比較してエッチレートが大きいので、スパイク状
に厚さが薄くなりやすい。そのため、シリコン基板の内
側部における裏面に形成された入射面から表面のCCD
に至るまでの距離が部分的に変化するので、光電変換感
度が不均一になるという問題がある。
【0014】さらに、化学エッチング後のシリコン基板
厚さの測定の際や、アキュームレーションおよび組立等
の工程では、シリコン基板の薄板化された内側部は直接
に補強されていない。そのため、この内側領域は破損し
やすいので、歩留まり低下をもたらすという問題があ
る。
【0015】また、組立工程では、部分的に薄板化され
たシリコン基板に対して低融点ガラスを流し込むので、
硬化時に低融点ガラスの体積変化により薄板化されたシ
リコン基板の内側部における裏面に形成された入射面に
凹凸が生じることがある。そのため、入射面で入射した
エネルギー線の乱反射が生じるので、実際のダイナミッ
クレンジが極端に狭められる。極端な場合では、CCD
の垂直方向から見た画素サイズが変化するので、固体撮
像素子としての長所の一つである幾何学的な安定が失わ
れるという問題がある。
【0016】従って、上記従来の裏面照射型CCDの製
造方法には以上のような問題があり、商品化することが
非常に困難である。
【0017】そこで、本発明は以上の問題点に鑑みてな
されたものであり、半導体基板が補強された後に均一な
厚さに薄板化され、エネルギー線の入射面に凹凸を生じ
ないように組み立てられる裏面照射型の半導体エネルギ
ー検出器の製造方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、薄板化された半導体基板の裏面に入射
したエネルギー線を検出する半導体エネルギー線検出器
の製造方法において、前記半導体基板上にエネルギー線
検出素子に接続された金属バンプを所定高さに成形する
第1の工程と、サブストレイト上に金属バンプに対向配
置された凹部を所定深さに形成し、該凹部を含む該サブ
ストレイト上に金属配線を形成する第2の工程と、金属
バンプを凹部に挿着して形成された半導体基板およびサ
ブストレイトの間隙に絶縁性を有する充填剤を充填して
硬化する第3の工程と、充填剤を介してサブストレイト
を固着された表面に対向配置された裏面側から半導体基
板を薄板化する第4の工程とを備えることを特徴とす
る。
【0019】また、本発明は、上記の目的を達成するた
めに、上記第3の工程は、凹部に導電性を有する液状物
を注入した後、金属バンプを該凹部に挿着し、該液状物
を焼結して該金属バンプおよび金属配線を接続し、間隙
に充填剤を充填して硬化することを特徴とする。
【0020】また、本発明は、上記の目的を達成するた
めに、上記第3の工程は、絶縁性を有するシートに形成
された金属バンプに対向配置された貫通孔に該金属バン
プを挿通した後、該金属バンプを凹部に挿着し、該シー
トを溶融して半導体基板およびサブストレイトを密着
し、該シートを硬化して該半導体基板および該サブスト
レイトを固着することを特徴とする。
【0021】また、本発明は、上記の目的を達成するた
めに、薄板化された半導体基板の裏面に入射したエネル
ギー線を検出する半導体エネルギー線検出器の製造方法
において、前記半導体基板上にエネルギー線検出素子に
接続された金属バンプを所定高さに成形する第1の工程
と、サブストレイト上に金属バンプに対向配置された貫
通孔を形成し、該貫通孔の内側面を含む該サブストレイ
ト上に金属配線を形成する第2の工程と、金属バンプを
貫通孔に挿着して形成された半導体基板およびサブスト
レイトの間隙に絶縁性を有する充填剤を充填して硬化す
る第3の工程と、充填剤を介してサブストレイトを固着
された表面に対向配置された裏面側から半導体基板を薄
板化する第4の工程とを備えることを特徴とする。
【0022】また、本発明は、上記の目的を達成するた
めに、上記第3の工程は、絶縁性を有するシートに形成
された金属バンプに対向配置された貫通孔に該金属バン
プを挿通した後、該金属バンプをサブストレイトに形成
された貫通孔に挿着し、該シートを溶融して半導体基板
および該サブストレイトを密着し、該シートを硬化して
該半導体基板および該サブストレイトを固着することを
特徴とする。
【0023】また、本発明は、上記の目的を達成するた
めに、上記サブストレイトは、半導体基板との間隙に充
填剤を注入する貫通した注入孔を有することを特徴とす
る。
【0024】また、本発明は、上記の目的を達成するた
めに、上記サブストレイトは、半導体基板との間隙から
空気を押出する貫通した複数の細孔を有することを特徴
とする。
【0025】さらに、本発明は、上記の目的を達成する
ために、上記サブストレイトは、通気性の多孔質材から
形成されていることを特徴とする。
【0026】
【作用】本発明によれば、第3の工程で半導体基板上の
金属バンプをサブストレイトの凹部または貫通孔に挿着
することにより、半導体基板およびサブストレイトの位
置合わせが行われる。そのため、金属バンプを介してエ
ネルギー線検出素子およびサブストレイト上の金属配線
が機械的、電気的に接続される。従って、容易かつ安価
に、半導体基板およびサブストレイトをフリップチップ
ボンディングすることができる。
【0027】また、本発明によれば、第3工程で半導体
基板上の金属バンプを絶縁性を有するシートの貫通孔、
サブストレイトの凹部または貫通孔に順次挿通すること
により、半導体基板およびサブストレイトの位置合わせ
が行われる。そのため、金属バンプを介してエネルギー
線検出素子およびサブストレイト上の金属配線が機械
的、電気的に接続される。従って、容易かつ安価に、半
導体基板およびサブストレイトをフリップチップボンデ
ィングすることができる。
【0028】また、本発明によれば、第4工程で半導体
基板を薄板化する前に、第3工程で半導体基板およびサ
ブストレイトの間隙に絶縁性の充填剤が充填される。そ
のため、硬化時に充填剤が体積減少を生じても、半導体
基板の機械的強度が十分であるので、エネルギー線検出
器に歪み等の損傷が与えられることはない。さらに、第
3工程で充填剤を硬化させた後に、第4工程で半導体基
板を裏面側から薄板化するので、エネルギー線の入射面
となる半導体基板の裏面に凹凸などが生じることもな
い。
【0029】また、本発明によれば、第4工程で半導体
基板の全体を裏面側から薄板化することにより、半導体
基板の厚さを均一に保持して薄板化することができる。
そのため、半導体基板の裏面側からの入射光に対応する
信号電荷が表面側に形成されているエネルギー線検出器
に到達するために要する距離が、裏面上の位置に対して
等しくなる。従って、エネルギー線に対する感度が、半
導体基板の裏面における入射位置に対して均一になる。
【0030】また、本発明によれば、第3工程で半導体
基板およびサブストレイトの間隙に充填剤を注入するこ
とにより、残存している空気層がサブストレイトの貫通
した細孔を通過して除去され、低融点ガラスが充填され
る。そのため、半導体基板およびサブストレイトが一層
密着されるので、エネルギー線検出器とサブストレイト
との間の熱伝導性が大きくなる。従って、エネルギー線
検出器の冷却使用時に冷却効率が向上するので、発生す
る暗電流が低減される。
【0031】さらに、本発明によれば、第3工程で半導
体基板およびサブストレイトの間隙にサブストレイトの
貫通した注入孔から充填剤を注入することにより、残存
している空気層が除去され、低融点ガラスが充填され
る。そのため、半導体基板およびサブストレイトが一層
密着されるので、エネルギー線検出器とサブストレイト
との間の熱伝導性が大きくなる。従って、エネルギー線
検出器の冷却使用時に冷却効率が向上するので、発生す
る暗電流が低減される。
【0032】
【実施例】以下、本発明に係る実施例について、図1な
いし図20を参照して説明する。なお、図面の説明にお
いては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省
略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずし
も一致していない。
【0033】図1および図2は、本発明に係る半導体エ
ネルギー線検出器の第1製造方法を示す工程断面図であ
る。まず、P層およびP+ 層を積層したエピウエァであ
るP/P+ 型シリコン基板25の表面領域にCCD26
を形成し、P/P+ 型シリコン基板25上に金属配線2
7を形成し、予め全てのCCD製造プロセスを終了する
(図1(a))。なお、P/P+ 型シリコン基板25で
は、エピ層の比抵抗及び厚さはそれぞれ30Ω・cm、
30μmであり、サブのエピ層の比抵抗及び厚さはそれ
ぞれ0.01Ω・cm、500μmである。
【0034】次に、ボンディングパッドを除くP/P+
型シリコン基板25、CCD26および金属配線27の
露出面上にシリコン窒化膜28を堆積し、ワイヤーボン
ダーで金属配線27上に金属バンプ35を成形してCC
D26に接続する(図1(b))。なお、金属バンプ3
5は、直径60μm、高さ80μmである。
【0035】次に、P/P+ 型シリコン基板25上に形
成された金属バンプ35に対向配置するようにサブスト
レイト36上に凹部39を形成し、その凹部39の表面
を含むサブストレイト36上に金属配線37を形成する
(図1(c))。なお、サブストレイト36は、CCD
26と比較して熱膨張係数がほぼ等しくて熱伝導性が良
好であるセラミックから形成されており、薄板化された
P/P+ 型シリコン基板25を補強するように厚さ数百
μmを有することが望ましく、例えば厚さ300μmを
有する。また、凹部39は、この後の工程で金属バンプ
35を挿着するために対応した径と深さを有する。
【0036】次に、金属バンプ35を凹部39に挿着し
た後、加熱および加重により金属バンプ35と金属配線
37を接続し、CCD26およびサブストレイト36を
フリップチップボンディングする。さらに、CCD26
およびサブストレイト36の間隙に絶縁性の低融点ガラ
ス41を充填して硬化させる(図1(d))。なお、金
属バンプ35と金属配線37が金から形成されている場
合、温度350℃の雰囲気で圧力30g/バンプを10
分間加えることが代表的であり、双方の金が完全に融着
して接合する。ここでは、個々の金属バンプ35に均一
な圧力を加える必要があるが、金属バンプ35の高さの
差異、P/P+ 型シリコン基板25およびサブストレイ
ト36の反りなどがわずかにあっても、圧力が不十分と
なってバンプボンディングが不良になる可能性がある。
なお、凹部39が形成されたサブストレイト36の表面
上に低融点ガラス41を設置した後、CCD26および
サブストレイト36をフリップチップボンディングして
もよい。
【0037】次に、低融点ガラス41を介してサブスト
レイト36を固着された表面に対向配置した裏面側から
全体にP/P+ 型シリコン基板25を、機械研磨または
化学エッチングで薄板化する。次に、120℃の蒸気中
で48時間、P/P+ 型シリコン基板25の裏面を酸化
する。例えば、検出対象のエネルギー線を紫外線とする
場合、P/P+ 型シリコン基板25の裏面上に裏面シリ
コン酸化膜30を反射防止膜として成長形成する。次
に、イオン注入装置でボロン原子をイオン注入するアキ
ュームレーションを行い、裏面シリコン酸化膜30より
内側のP/P+ 型シリコン基板25内部にP+ 型アキュ
ームレーション層29を形成する。次に、電気炉による
加熱、ランプアニールまたはレーザーアニール等により
+ 型アキュームレーション層29中のボロン原子にア
クティベーションを行う。(図2(a))。
【0038】次に、サブストレイト36をセラミックパ
ッケージ32内部の底面にダイボンディングして組み込
み、金属配線37のボンディングパッドおよびセラミッ
クパッケージ32のリードをワイヤー31でワイヤーボ
ンディングする。次に、検出対象のエネルギー線を紫外
線とする場合、セラミックパッケージ32の上部にコル
ツ板の入射窓34を設置する(図2(b))。
【0039】上記の製造方法によれば、金属バンプ35
を凹部39に挿着することにより、CCD26およびサ
ブストレイト36の位置合わせが行われる。そのため、
重りを乗せて加圧し、オーブンで加熱することにより、
金属バンプ35および金属配線37が機械的、電気的に
接続される。この結果、従来使用していたフリップチッ
プボンディングマシーンが不要になる。この装置は、2
枚の基板間にハーフミラーを挿着したCCDカメラを挿
入して両基板を面同士で位置合わせし、CCDカメラを
除いた後、合わせた位置を保持しつつ垂直方向に両基板
を接近させて加熱、加圧するという高度な技術を要する
ので、非常に高価である。従って、容易かつ安価に、C
CD26およびサブストレイト36をフリップチップボ
ンディングすることができる。
【0040】また、P/P+ 型シリコン基板25を薄板
化する前に、CCD26およびサブストレイト36の間
隙に低融点ガラス41が充填される。そのため、硬化時
に低融点ガラス41が体積減少を生じても、P/P+
シリコン基板25の機械的強度が十分であるので、CC
D26に歪み等の損傷が与えられることはない。さら
に、低融点ガラス41が硬化した後にP/P+ 型シリコ
ン基板25を裏面側から薄板化するので、エネルギー線
の入射面となるP/P+ 型シリコン基板25の裏面に凹
凸などが生じることもない。
【0041】また、低融点ガラス41は熱抵抗が小さい
ので、CCD26を冷却使用する際に高効率で冷却する
ことができる。
【0042】さらに、P/P+ 型シリコン基板25の全
体を裏面側から薄板化することにより、化学エッチング
工程においてエッチャントの回り込みなどが生じない。
そのため、P/P+ 型シリコン基板25の厚さを均一に
保持して薄板化することができる。なお、化学エッチン
グと併用してP/P+ 型シリコン基板25のP+ 層をグ
ラインダー(ディスコ社製)などで機械的研磨をするこ
とにより、高密度欠陥における大きなエッチレートのた
めにP+ 層に生じる非常に不均一なエッチングを防ぐこ
とができる。そのため、エッチング面におけるくもりな
どの発生が抑制される。
【0043】ここで、CCD26について説明する。C
CDは、アナログ電荷群を外部からクロックパルスに同
期した速度で一方向に順繰りに送るものであり、一端に
出力部を設けておけば、空間情報を時系列信号に変換で
きる極めて巧妙な機能デバイスである。しかし、2次元
の画像情報を時系列信号として取り出すには、デバイス
の構成上、工夫が必要である。上述のデバイスに光を照
射したままで電荷を転送したのでは、それぞれの場所
で、光励起された電荷と転送されてきた電荷が混じり合
って映像信号が劣化する。これを避けるためには、光を
照射している期間(電荷蓄積期間)と電荷を転送する時
間(電荷転送期間)とを時間的に分けるいわゆる時分割
動作が考えられる。したがって、映像信号が出力される
時間は転送時間内に限られ、間欠的な信号となる。
【0044】一般に実用的な撮像デバイスとして、フレ
ーム転送(FT)、フル・フレーム転送(FFT)およ
びインターライン転送(IT)構成の三つの方式が代表
的である。このうち計測用としては、主にフル・フレー
ム転送方式が用いられる。以下、フル・フレーム転送方
式について説明する。
【0045】図3は、フル・フレーム転送方式CCDの
構成を示す上面図である。この方式では、P型シリコン
基板4に形成されたチャネルストップ拡散層1によって
電荷転送のチャネルが垂直方向に分割され、水平画素数
に対応する画素列を形成する。一方、このチャネルスト
ップ拡散層1に直交して垂直転送電極群2が配置されて
いる。前述のフレーム転送方式CCDにおいては、この
垂直転送電極群2は上下2つにグルーピングされ、上半
分を受光用のCCD、下半分を信号電荷を一時蓄積する
ためのCCDとして使うが、フル・フレーム転送方式C
CDでは蓄積部はない。したがって、電荷を転送する時
間中、即ち読み出し時間中は、シャッタを閉じるなどし
てCCDに光が入射しないようにしなければいけない。
なお、垂直方向の4列の画素列の間には、3本のオーバ
ーフロードレイン5が形成されている。
【0046】図4は、フル・フレーム転送方式CCDの
構成を示す要部断面図である。ポリシリコン電極20
は、垂直転送電極群2によりクロックパルス電圧φ1
φ4 を供給される。受光領域に光が入射すると、励起さ
れた信号電荷が一つの転送電極(蓄積電極)、即ち立ち
上がったクロックパルス電圧φ1 の加えられたポリシリ
コン電極20下に在るポテンシャル井戸3に集められ
る。このように、一画素はCCDの一段分を構成するク
ロックパルス電圧(φ1 〜φ4 )の相数(4)に対応す
る数のポリシリコン電極20とチャネルストップ拡散層
1で囲まれた面積となる。なお、P型シリコン基板24
上にN型チャネル層22が形成され、このN型チャネル
層22上にゲート酸化膜21を介してポリシリコン電極
20が形成されている。このポリシリコン電極20の表
面には、PSG(リンガラス)膜19が層間絶縁膜とし
て堆積されている。
【0047】次に、光信号を信号電荷に変換する電荷蓄
積時間が終わると、受光領域上にある垂直転送電極群2
に与えられたクロックパルス電圧φ1 〜φ4 が順次立ち
上がり、信号電荷の読み出しが開始される。しかし、フ
ル・フレーム転送方式CCDにおいては、前述したよう
にフレーム転送方式CCDのような受光部とは別の、い
わゆる蓄積部というものが無い。このため、信号読み出
しを開始する前にシャッタを閉じるなどして光信号の入
力を遮断しなければ、転送している途中の信号に新たに
光信号が混入してくることになり、信号純度が低下す
る。但し、単発現象を捕らえる場合には、信号電荷の転
送中に新たな光入力は無いと考えられるから、シャッタ
等は必要ない。
【0048】ここで、信号電荷の読み出し動作について
説明する。信号電荷は垂直転送電極群2に与えられるク
ロックパルス電圧φ1 〜φ4 によって1行ずつ下方に送
られ、水平読み出しレジスタ6を通して出力端に転送さ
れる。すなわち、まず一番下の行にある信号電荷が同時
に水平読み出しレジスタ6に送り込まれ、水平方向に高
い周波数のクロックパルス電圧φ5 、φ6 で転送され、
時系列信号として出力端から読み出される。なお、クロ
ックパルス電圧φ5 、φ6 は水平転送電極群7から加え
られる。このとき、すでに次の信号電荷が一段下方に移
動しているので、次のクロックパルス電圧φ1 〜φ4
水平読み出しレジスタ6に入り、出力端に読み出され
る。このようにして一画面分の信号電荷がすべて水平読
み出しレジスタ6を通して読み出されると、シャッタを
開いて新たな信号蓄積動作を開始する。以上のように、
水平読み出しレジスタ6は垂直レジスタに比べて高速で
動作する必要があるので、2相のクロックパルス電圧φ
5 、φ6 により高速転送を可能にされている。
【0049】図5(a)は、フル・フレーム転送方式C
CDにオンチップされた読み出し回路の例を示す説明図
である。各クロックパルス電圧の基準点は0Vで、+1
2Vの振幅である。クロックパルス電圧φ5 、φ6 が与
えられたポリシリコン電極20下の領域17、18は、
水平読み出しレジスタ6の最終段を表している。なお、
N型チャネル層22には+12VDC、アウトプットゲー
ト(OG)13には+7VDC、リセットドレイン(R
D)16には+12VDCがそれぞれ印加されている。ま
た、増幅用MOSFETのドレイン8には15VDCが印
加されており、増幅用MOSFETのソース9は負荷抵
抗12を介して接地されている。従って、この増幅用M
OSFETはソースフォロワ回路として動作している。
【0050】図5(b)は、フル・フレーム転送方式C
CDの転送電極に印加されるクロックパルス電圧と出力
電圧の関係の例を示す波形図である。ここで、水平読み
出しレジスタ6により信号電荷が次々と読み出し回路に
転送されてくると仮定する。時刻t1 でクロックパルス
電圧φ5 はハイレベルになっているので、クロックパル
ス電圧φ5 に対する水平読み出しレジスタ6の最終段1
7にポテンシャル井戸3が形成され、信号電荷が転送さ
れている。次に、時刻t2 でクロックパルス電圧φ5
ローレベル、φ6 がハイレベルになるので、クロックパ
ルス電圧φ5 に対する水平読み出しレジスタ6の最終段
17のポテンシャル井戸3は消え、クロックパルス電圧
φ6 に対する水平読み出しレジスタ6の最終段18にポ
テンシャル井戸3が形成され、前述の信号電荷は転送さ
れる。次に、時刻t3 でリセットゲート(RG)15に
電圧が印加されるので、フローティングディフュージョ
ン(FD)14の電位はRD16の電位である12Vに
リセットされる。次に、時刻t4 でFD14にはまだ信
号電荷は転送されていないので、その電位はリセット値
を維持している。さらに、時刻t5 でクロックパルス電
圧φ6 がローレベルになるので、水平レジスタ6の最終
段である領域18に存在した信号電荷はOG13に加え
られた低いDCバイアスによって形成されている低いポ
テンシャル障壁を乗り越え、FD14に至って電位を変
化させる。そのため、FD14に電子が流れ込んでくる
ので、クロックパルス電圧φ6 がローレベルになると、
出力電圧は下に向かって伸びる。FD14は配線により
ソースフォロワ回路(増幅用MOSFET)のゲート1
0に繋がれているので、そのゲート10に入力されたの
と同じ大きさの出力電圧がソース9から低インピーダン
スで得られる。
【0051】以上のようなフル・フレーム転送方式CC
Dの特徴としては、蓄積部がなく受光部の面積が大きく
とれることにより、光の利用率が高いので、計測用など
微弱光の用途に広く用いられることがある。
【0052】図6および図7は、本発明に係る半導体エ
ネルギー線検出器の第2製造方法を示す工程断面図であ
る。まず、P層およびP+ 層を積層したエピウエァであ
るP/P+ 型シリコン基板25の表面領域にCCD26
を形成し、P/P+ 型シリコン基板25上に金属配線2
7を形成し、予め全てのCCD製造プロセスを終了する
(図6(a))。
【0053】次に、ボンディングパッドを除くP/P+
型シリコン基板25、CCD26および金属配線27の
露出面上にシリコン窒化膜28を堆積し、ワイヤーボン
ダーで金属配線27上に金属バンプ35を成形してCC
D26に接続する(図6(b))。
【0054】次に、P/P+ 型シリコン基板25上に形
成された金属バンプ35に対向配置するようにサブスト
レイト36上に凹部39を形成し、その凹部39の表面
を含むサブストレイト36上に金属配線37を形成す
る。次に、凹部39の内側に導電性の銀ガラス43を適
量滴下する(図6(c))。
【0055】次に、金属バンプ35を凹部39に挿着し
た後、加熱および加重により焼結した銀ガラス43を介
して金属バンプ35と金属配線37を接続し、CCD2
6およびサブストレイト36をフリップチップボンディ
ングする。さらに、CCD26およびサブストレイト3
6の間隙に絶縁性の低融点ガラス41を充填して硬化さ
せる(図6(d))。
【0056】次に、低融点ガラス41を介してサブスト
レイト36を固着された表面に対向配置した裏面側から
全体にP/P+ 型シリコン基板25を、機械研磨または
化学エッチングで薄板化する。次に、120℃の蒸気中
で48時間、P/P+ 型シリコン基板25の裏面を酸化
する。例えば、検出対象のエネルギー線を紫外線とする
場合、P/P+ 型シリコン基板25の裏面上に裏面シリ
コン酸化膜30を反射防止膜として成長形成する。次
に、イオン注入装置でボロン原子をイオン注入するアキ
ュームレーションを行い、裏面シリコン酸化膜30より
内側のP/P+ 型シリコン基板25内部にP+ 型アキュ
ームレーション層29を形成する。次に、電気炉による
加熱、ランプアニールまたはレーザーアニール等により
+ 型アキュームレーション層29中のボロン原子にア
クティベーションを行う(図7(a))。
【0057】次に、サブストレイト36をセラミックパ
ッケージ32内部の底面にダイボンディングして組み込
み、金属配線37のボンディングパッドおよびセラミッ
クパッケージ32のリードをワイヤー31でワイヤーボ
ンディングする。次に、検出対象のエネルギー線を紫外
線とする場合、セラミックパッケージ32の上部にコル
ツ板の入射窓34を設置する(図7(b))。
【0058】上記の製造方法によれば、上記の第1製造
方法と同様な作用が得られる。さらに、銀ガラス43を
介して金属バンプ35と金属配線37を電気的に接続す
ることにより、CCD26およびサブストレイト36の
間における導通が良好になる。そのため、バンプボンデ
ィングの信頼性が向上するので、CCD26およびサブ
ストレイト36に対する加圧に必要な注意が低減され
る。
【0059】図8および図9は、本発明に係る半導体エ
ネルギー線検出器の第3製造方法を示す工程断面図であ
る。まず、P層およびP+ 層を積層したエピウエァであ
るP/P+ 型シリコン基板25の表面領域にCCD26
を形成し、P/P+ 型シリコン基板25上に金属配線2
7を形成し、予め全てのCCD製造プロセスを終了する
(図8(a))。
【0060】次に、ボンディングパッドを除くP/P+
型シリコン基板25、CCD26および金属配線27の
露出面上にシリコン窒化膜28を堆積し、ワイヤーボン
ダーで金属配線27上に金属バンプ35を成形してCC
D26に接続する(図8(b))。なお、金属バンプ3
5は、ワイヤーボンダーで二重打ち、三重打ちを行った
り、通常より太くて堅いワイヤーを使用し、サブストレ
イト36の厚さよりも高く、例えば高さ200μmに成
形する。
【0061】次に、P/P+ 型シリコン基板25上に形
成された金属バンプ35に対向配置するようにサブスト
レイト36および固形シート状の低融点ガラス41(京
セラ株式会社製フリットガラス)にそれぞれ貫通孔4
0、42を形成する。次に、貫通孔40の内側面を含む
サブストレイト36上に金属配線37を形成する(図8
(c))。なお、サブストレイト36はCCD26と比
較して熱膨張係数がほぼ等しくて熱伝導性が良好であっ
て透明なガラスから形成されており、薄板化されたP/
+ 型シリコン基板25を補強可能である程度に比較的
薄くされ、例えば厚さ200μmを有する。また、貫通
孔40は、この後の工程で金属バンプ35を挿着するた
めに対応した径を有する。さらに、低融点ガラス41は
厚さ100μmを有する。
【0062】次に、金属バンプ35を貫通孔42、40
に順次挿通した後、450℃程度の加熱および加圧によ
り低融点ガラス41を硬化させ、CCD26およびサブ
ストレイト36の間隙を充填する(図8(d))。
【0063】次に、貫通孔40に銀ガラス43を適量滴
下して焼結し、金属バンプ35と金属配線37を接続し
てCCD26およびサブストレイト36をフリップチッ
プボンディングする(図9(a))。なお、この工程で
の熱処理は、直前の工程で同時に行ってもよい。
【0064】次に、低融点ガラス41を介してサブスト
レイト36を固着された表面に対向配置した裏面側から
全体にP/P+ 型シリコン基板25を、機械研磨または
化学エッチングで薄板化する。次に、120℃の蒸気中
で48時間、P/P+ 型シリコン基板25の裏面を酸化
する。例えば、検出対象のエネルギー線を紫外線とする
場合、P/P+ 型シリコン基板25の裏面上に裏面シリ
コン酸化膜30を反射防止膜として成長形成する。次
に、イオン注入装置でボロン原子をイオン注入するアキ
ュームレーションを行い、裏面シリコン酸化膜30より
内側のP/P+ 型シリコン基板25内部にP+ 型アキュ
ームレーション層29を形成する。次に、電気炉による
加熱、ランプアニールまたはレーザーアニール等により
+ 型アキュームレーション層29中のボロン原子にア
クティベーションを行う(図9(b))。
【0065】次に、サブストレイト36をセラミックパ
ッケージ32内部の底面にダイボンディングして組み込
み、金属配線37のボンディングパッドおよびセラミッ
クパッケージ32のリードをワイヤー31でワイヤーボ
ンディングする。次に、検出対象のエネルギー線を紫外
線とする場合、セラミックパッケージ32の上部にコル
ツ板の入射窓34を設置する(図9(c))。
【0066】一方、P/P+ 型シリコン基板25の裏面
を下部開口を有するセラミックパッケージ32内部の底
面にダイボンディングして組み込み、金属配線37のボ
ンディングパッドおよびセラミックパッケージ32のリ
ードをワイヤー31でワイヤーボンディングする。次
に、検出対象のエネルギー線を紫外線とする場合、セラ
ミックパッケージ32の下部にコルツ板の入射窓34を
設置する(図9(d))。
【0067】上記の製造方法によれば、上記の第2製造
方法と同様な作用が得られる。さらに、金属バンプ35
を貫通孔42、40に順次挿通することにより、CCD
26およびサブストレイト36の位置合わせが行われ
る。そのため、従来使用していたフリップチップボンデ
ィングマシーンが不要になる。従って、容易かつ安価に
CCD26およびサブストレイト36をフリップチップ
ボンディングすることができる。
【0068】また、CCD26およびサブストレイト3
6の間隙に予め低融点ガラス41を設置した後に熱処理
で溶融することにより、この間隙が低融点ガラス41で
容易に充填されるので、CCD26およびサブストレイ
ト36を十分に密着することができる。
【0069】さらに、銀ガラス43等の導電物を介して
金属バンプ35と金属配線37を電気的に接続すること
により、CCD26および金属電線37の間における導
通が容易かつ確実に行われる。
【0070】図10および図11は、本発明に係る半導
体エネルギー線検出器の第4製造方法を示す工程断面図
である。まず、P層およびP+ 層を積層したエピウエァ
であるP/P+ 型シリコン基板25の表面領域にCCD
26を形成し、P/P+ 型シリコン基板25上に金属配
線27を形成し、予め全てのCCD製造プロセスを終了
する(図10(a))。
【0071】次に、ボンディングパッドを除くP/P+
型シリコン基板25、CCD26および金属配線27の
露出面上にシリコン窒化膜28を堆積し、ワイヤーボン
ダーで金属配線27上に金属バンプ35を成形してCC
D26に接続する(図10(b))。なお、金属バンプ
35は、この後の工程で位置合わせが可能である高さで
十分であり、例えば高さ80μm、直径60μmであ
る。
【0072】次に、サブストレイト36上に金属配線3
7を形成し、CCD26が形成されているP/P+ 型シ
リコン基板25上に形成された金属バンプ35に対向配
置するように金属配線37上に金属バンプ38を成形す
る(図10(c))。なお、金属バンプ38は、この後
の工程で位置合わせが可能である高さとする。
【0073】次に、CCD26が形成されているP/P
+ 型シリコン基板25上に形成された金属バンプ35に
対向配置するように固形シート状の低融点ガラス41に
貫通孔42を形成する(図10(d))。なお、低融点
ガラス41は、厚さ300〜400μmと比較的厚くて
もよい。また、貫通孔42は、この後の工程で金属バン
プ35、38を挿着するために対応した径を有する。
【0074】次に、金属バンプ35を貫通孔42に挿通
し、CCD26上に低融点ガラス41を設置する(図1
0(e))。
【0075】次に、貫通孔42に導電性の銀ガラス43
を適量滴下する(図11(a))。
【0076】次に、サブストレイト36の金属配線37
上に形成された金属バンプ38を貫通孔42に挿通した
後、加熱および加圧により銀ガラス43を焼結して金属
バンプ35、38を電気的に接続すると共に、低融点ガ
ラス41を溶融した後に硬化させ、CCD26およびサ
ブストレイト36の間隙を充填する(図11(b))。
【0077】次に、低融点ガラス41を介してサブスト
レイト36を固着された表面に対向配置した裏面側から
全体にP/P+ 型シリコン基板25を、機械研磨または
化学エッチングで薄板化する。次に、120℃の蒸気中
で48時間、P/P+ 型シリコン基板25の裏面を酸化
する。例えば、検出対象のエネルギー線を紫外線とする
場合、P/P+ 型シリコン基板25の裏面上に裏面シリ
コン酸化膜30を反射防止膜として成長形成する。次
に、イオン注入装置でボロン原子をイオン注入するアキ
ュームレーションを行い、裏面シリコン酸化膜30より
内側のP/P+ 型シリコン基板25内部にP+ 型アキュ
ームレーション層29を形成する。次に、電気炉による
加熱、ランプアニールまたはレーザーアニール等により
+ 型アキュームレーション層29中のボロン原子にア
クティベーションを行う(図11(c))。
【0078】次に、サブストレイト36をセラミックパ
ッケージ32内部の底面にダイボンディングして組み込
み、金属配線37のボンディングパッドおよびセラミッ
クパッケージ32のリードをワイヤー31でワイヤーボ
ンディングする。次に、検出対象のエネルギー線を紫外
線とする場合、セラミックパッケージ32の上部にコル
ツ板の入射窓34を設置する(図11(d))。
【0079】上記の製造方法によれば、上記の第3製造
方法と同様な作用が得られる。さらに、貫通孔42の内
側で銀ガラス43を介して金属バンプ35、38に圧着
することにより、金属バンプ35、38が電気的に接続
されるので、CCD26および金属配線37の間におけ
る導通の信頼性を一層向上することができる。
【0080】図12および図13は、本発明に係る半導
体エネルギー線検出器の第5製造方法を示す工程断面図
である。まず、P層およびP+ 層を積層したエピウエァ
であるP/P+ 型シリコン基板25の表面領域にCCD
26を形成し、P/P+ 型シリコン基板25上に金属配
線27を形成し、予め全てのCCD製造プロセスを終了
する(図12(a))。
【0081】次に、ボンディングパッドを除くP/P+
型シリコン基板25、CCD26および金属配線27の
露出面上にシリコン窒化膜28を堆積し、ワイヤーボン
ダーで金属配線27上に金属バンプ35を成形してCC
D26に接続する(図12(b))。なお、金属バンプ
35は、この後の工程で位置合わせが可能である高さよ
り大きくする。
【0082】次に、P/P+ 型シリコン基板25上に形
成された金属バンプ35に対向配置するようにサブスト
レイト36上に凹部を形成し、さらに凹部に細孔を形成
して貫通孔40を形成する。次に、貫通孔40の内壁を
含むサブストレイト36の表裏面上に金属配線37を形
成する(図12(c))。なお、貫通孔40は、金属配
線37で充填されて金属バンプ35を挿通しない径を有
する部分と、この後の工程で金属バンプ35を挿着する
ために必要な径を有して金属バンプ35の高さより小さ
い深さを有する部分とからなる。また、金属配線37
は、サブストレイト36の表面および裏面の間を導通し
ている。さらに、サブストレイト36は透明なガラスで
ある。
【0083】次に、貫通孔40の内側に導電性の銀ガラ
ス43を適量滴下する(図12(d))。
【0084】次に、金属バンプ35を貫通孔40に挿着
した後、加熱および加圧により銀ガラス43を焼結して
金属バンプ35および金属配線37を電気的に接続し、
CCD26およびサブストレイト36をフリップチップ
ボンディングする(図12(e))。
【0085】次に、ペースト状の低融点ガラス41をC
CD26およびサブストレイト36の間隙の端部にある
注入口45から充填して硬化させる(図13(a))。
なお、低融点ガラス41は、比較的粘度が高くても毛細
管現象により注入することができる。
【0086】次に、低融点ガラス41を介してサブスト
レイト36を固着された表面に対向配置した裏面側から
全体にP/P+ 型シリコン基板25を、機械研磨または
化学エッチングで薄板化する。次に、120℃の蒸気中
で48時間、P/P+ 型シリコン基板25の裏面を酸化
する。例えば、検出対象のエネルギー線を紫外線とする
場合、P/P+ 型シリコン基板25の裏面上に裏面シリ
コン酸化膜30を反射防止膜として成長形成する。次
に、イオン注入装置でボロン原子をイオン注入するアキ
ュームレーションを行い、裏面シリコン酸化膜30より
内側のP/P+ 型シリコン基板25内部にP+ 型アキュ
ームレーション層29を形成する。次に、電気炉による
加熱、ランプアニールまたはレーザーアニール等により
+ 型アキュームレーション層29中のボロン原子にア
クティベーションを行う(図13(b))。
【0087】次に、サブストレイト36をセラミックパ
ッケージ32内部の底面にダイボンディングして組み込
み、金属配線37のボンディングパッドおよびセラミッ
クパッケージ32のリードをワイヤー31でワイヤーボ
ンディングする。次に、検出対象のエネルギー線を紫外
線とする場合、セラミックパッケージ32の上部にコル
ツ板の入射窓34を設置する(図13(c))。
【0088】一方、P/P+ 型シリコン基板25の裏面
を下部開口を有するセラミックパッケージ32内部の底
面にダイボンディングして組み込み、金属配線37のボ
ンディングパッドおよびセラミックパッケージ32のリ
ードをワイヤー31でワイヤーボンディングする。次
に、検出対象のエネルギー線を紫外線とする場合、セラ
ミックパッケージ32の下部にコルツ板の入射窓34を
設置する(図13(d))。
【0089】上記の製造方法によれば、上記の第2製造
方法と同様な作用が得られる。さらに、銀ガラス43を
介して金属バンプ35および金属配線37を圧着した後
に、CCD26およびサブストレイト36の間隙に毛細
管現象により低融点ガラス41が充填される。そのた
め、CCD26および金属配線37の間における導通を
保持しつつ、CCD26およびサブストレイト36を容
易に密着することができる。
【0090】図14および図15は、本発明に係る半導
体エネルギー線検出器の第6製造方法を示す工程断面図
である。まず、P層およびP+ 層を積層したエピウエァ
であるP/P+ 型シリコン基板25の表面領域にCCD
26を形成し、P/P+ 型シリコン基板25上に金属配
線27を形成し、予め全てのCCD製造プロセスを終了
する(図14(a))。
【0091】次に、ボンディングパッドを除くP/P+
型シリコン基板25、CCD26および金属配線27の
露出面上にシリコン窒化膜28を堆積し、ワイヤーボン
ダーで金属配線27上に金属バンプ35を成形してCC
D26に接続する(図14(b))。なお、金属バンプ
35は、この後の工程で位置合わせが可能である高さよ
り大きくする。
【0092】次に、P/P+ 型シリコン基板25上に形
成された金属バンプ35に対向配置するようにサブスト
レイト36上に凹部を形成し、さらに凹部に細孔を形成
して貫通孔40を形成する。次に、多数の細孔46をサ
ブストレイト36に形成する。次に、貫通孔40の内壁
を含むサブストレイト36の表裏面上に金属配線37を
形成する。次に、貫通孔40の内側に導電性の銀ガラス
43を適量滴下する(図14(c))。なお、貫通孔4
0は、金属配線37で充填されて金属バンプ35を挿通
しない径を有する部分と、この後の工程で金属バンプ3
5を挿着するために必要な径、および金属バンプ35の
高さより小さい深さを有する部分とからなる。また、金
属配線37は、サブストレイト36の表面および裏面の
間を導通している。さらに、サブストレイト36は透明
なガラスである。
【0093】次に、金属バンプ35を貫通孔40に挿着
した後、加熱および加圧により銀ガラス43を焼結して
金属バンプ35および金属配線37を電気的に接続し、
CCD26およびサブストレイト36をフリップチップ
ボンディングする。次に、CCD26およびサブストレ
イト36の間隙の端部にある注入口45から、ペースト
状の低融点ガラス41の注入を開始する(図14
(d))。
【0094】次に、真空装置の真空引き47でCCD2
6およびサブストレイト36の間隙に残っている空気層
44を細孔46を通過させて除去し、充填した低融点ガ
ラスを硬化させる(図15(a))。
【0095】次に、低融点ガラス41を介してサブスト
レイト36を固着された表面に対向配置した裏面側から
全体にP/P+ 型シリコン基板25を、機械研磨または
化学エッチングで薄板化する。次に、120℃の蒸気中
で48時間、P/P+ 型シリコン基板25の裏面を酸化
する。例えば、検出対象のエネルギー線を紫外線とする
場合、P/P+ 型シリコン基板25の裏面上に裏面シリ
コン酸化膜30を反射防止膜として成長形成する。次
に、イオン注入装置でボロン原子をイオン注入するアキ
ュームレーションを行い、裏面シリコン酸化膜30より
内側のP/P+ 型シリコン基板25内部にP+ 型アキュ
ームレーション層29を形成する。次に、電気炉による
加熱、ランプアニールまたはレーザーアニール等により
+ 型アキュームレーション層29中のボロン原子にア
クティベーションを行う(図15(b))。
【0096】次に、サブストレイト36をセラミックパ
ッケージ32内部の底面にダイボンディングして組み込
み、金属配線37のボンディングパッドおよびセラミッ
クパッケージ32のリードをワイヤー31でワイヤーボ
ンディングする。次に、検出対象のエネルギー線を紫外
線とする場合、セラミックパッケージ32の上部にコル
ツ板の入射窓34を設置する(図15(c))。
【0097】一方、P/P+ 型シリコン基板25の裏面
を下部開口を有するセラミックパッケージ32内部の底
面にダイボンディングして組み込み、金属配線37のボ
ンディングパッドおよびセラミックパッケージ32のリ
ードをワイヤー31でワイヤーボンディングする。次
に、検出対象のエネルギー線を紫外線とする場合、セラ
ミックパッケージ32の下部にコルツ板の入射窓34を
設置する(図15(d))。
【0098】上記の製造方法によれば、上記の第5製造
方法と同様な作用が得られる。さらに、CCD26およ
びサブストレイト36の間隙に残っている空気層44を
細孔46を通過させて除去しつつ、低融点ガラス41を
充填することにより、CCD26およびサブストレイト
36が一層密着される。そのため、CCD26の冷却使
用時に冷却効率が向上するので、発生する暗電流が低減
され、そのユニフォミティーは良好になる。
【0099】図16および図17は、本発明に係る半導
体エネルギー線検出器の第7製造方法を示す工程断面図
である。まず、P層およびP+ 層を積層したエピウエァ
であるP/P+ 型シリコン基板25の表面領域にCCD
26を形成し、P/P+ 型シリコン基板25上に金属配
線27を形成し、予め全てのCCD製造プロセスを終了
する(図16(a))。
【0100】次に、ボンディングパッドを除くP/P+
型シリコン基板25、CCD26および金属配線27の
露出面上にシリコン窒化膜28を堆積し、ワイヤーボン
ダーで金属配線27上に金属バンプ35を成形してCC
D26に接続する(図16(b))。なお、金属バンプ
35は、この後の工程で位置合わせが可能である高さよ
り大きくする。
【0101】次に、P/P+ 型シリコン基板25上に形
成された金属バンプ35に対向配置するようにサブスト
レイト36上に凹部を形成し、さらに凹部に細孔を形成
して貫通孔40を形成する。次に、貫通孔40の内壁を
含むサブストレイト36の表裏面上に金属配線37を形
成する。次に、貫通孔40の内側に導電性の銀ガラス4
3を適量滴下する(図16(c))。なお、貫通孔40
は、金属配線37で充填されて金属バンプ35を挿通し
ない径を有する部分と、この後の工程で金属バンプ35
を挿着するために必要な径、および金属バンプ35の高
さより小さい深さを有する部分とからなる。また、金属
配線37は、サブストレイト36の表面および裏面の間
を導通している。さらに、サブストレイト36は通気性
を有するポーラス(多孔質)なセラミックであり、例え
ばフッ素金雲母、チタン酸アルミ、またはワラストナイ
トである。
【0102】次に、金属バンプ35を貫通孔40に挿着
した後、加熱および加圧により銀ガラス43を焼結して
金属バンプ35および金属配線37を電気的に接続し、
CCD26およびサブストレイト36をフリップチップ
ボンディングする。次に、CCD26およびサブストレ
イト36の間隙の端部にある注入口45から、ペースト
状の低融点ガラス41の注入を開始する(図16
(d))。
【0103】次に、真空装置の真空引き47でCCD2
6およびサブストレイト36の間隙に残っている空気層
44を、サブストレイト36の細孔を通過させて除去
し、充填した低融点ガラス41を硬化させる(図17
(a))。
【0104】次に、低融点ガラス41を介してサブスト
レイト36を固着された表面に対向配置した裏面側から
全体にP/P+ 型シリコン基板25を、機械研磨または
化学エッチングで薄板化する。次に、120℃の蒸気中
で48時間、P/P+ 型シリコン基板25の裏面を酸化
する。例えば、検出対象のエネルギー線を紫外線とする
場合、P/P+ 型シリコン基板25の裏面上に裏面シリ
コン酸化膜30を反射防止膜として成長形成する。次
に、イオン注入装置でボロン原子をイオン注入するアキ
ュームレーションを行い、裏面シリコン酸化膜30より
内側のP/P+ 型シリコン基板25内部にP+ 型アキュ
ームレーション層29を形成する。次に、電気炉による
加熱、ランプアニールまたはレーザーアニール等により
+ 型アキュームレーション層29中のボロン原子にア
クティベーションを行う(図17(b))。
【0105】次に、サブストレイト36をセラミックパ
ッケージ32内部の底面にダイボンディングして組み込
み、金属配線37のボンディングパッドおよびセラミッ
クパッケージ32のリードをワイヤー31でワイヤーボ
ンディングする。次に、検出対象のエネルギー線を紫外
線とする場合、セラミックパッケージ32の上部にコル
ツ板の入射窓34を設置する(図17(c))。
【0106】一方、P/P+ 型シリコン基板25の裏面
を下部開口を有するセラミックパッケージ32内部の底
面にダイボンディングして組み込み、金属配線37のボ
ンディングパッドおよびセラミックパッケージ32のリ
ードをワイヤー31でワイヤーボンディングする。次
に、検出対象のエネルギー線を紫外線とする場合、セラ
ミックパッケージ32の下部にコルツ板の入射窓34を
設置する(図17(d))。
【0107】上記の製造方法によれば、上記の第5製造
方法と同様な作用が得られる。さらに、CCD26およ
びサブストレイト36の間隙に残っている空気層44を
サブストレイト36の細孔を通過させて除去しつつ、低
融点ガラス41を充填することにより、CCD26およ
びサブストレイト36が一層密着される。そのため、C
CD26の冷却使用時に冷却効率が向上するので、発生
する暗電流が低減され、そのユニフォミティーは良好に
なる。
【0108】図18ないし図20は、本発明に係る半導
体エネルギー線検出器の第8製造方法を示す工程断面図
である。まず、P層およびP+ 層を積層したエピウエァ
であるP/P+ 型シリコン基板25の表面領域にCCD
26を形成し、P/P+ 型シリコン基板25上に金属配
線27を形成し、予め全てのCCD製造プロセスを終了
する(図18(a))。
【0109】次に、ボンディングパッドを除くP/P+
型シリコン基板25、CCD26および金属配線27の
露出面上にシリコン窒化膜28を堆積し、ワイヤーボン
ダーで金属配線27上に金属バンプ35を成形してCC
D26に接続する(図18(b))。なお、金属バンプ
35は、この後の工程で位置合わせが可能である高さよ
り大きくする。
【0110】次に、P/P+ 型シリコン基板25上に形
成された金属バンプ35に対向配置するようにサブスト
レイト36上に凹部を形成し、さらに凹部に細孔を形成
して貫通孔40を形成する。次に、サブストレイト36
の中央部に凹状に注入孔48を形成する。次に、貫通孔
40の内壁を含むサブストレイト36の表裏面上に金属
配線37を形成する。次に、貫通孔40の内側に導電性
の銀ガラス43を適量滴下する(図18(c))。な
お、貫通孔40は、金属配線37で充填されて金属バン
プ35を挿通しない径を有する部分と、この後の工程で
金属バンプ35を挿着するために必要な径を有して金属
バンプ35の高さより小さい深さを有する部分とからな
る。また、金属配線37は、サブストレイト36の表面
および裏面の間を導通している。さらに、サブストレイ
ト36は透明なガラスである。
【0111】次に、金属バンプ35を貫通孔40に挿着
した後、加熱および加圧により銀ガラス43を焼結して
金属バンプ35および金属配線37を電気的に接続し、
CCD26およびサブストレイト36をフリップチップ
ボンディングする(図18(d))。
【0112】次に、ペースト状の低融点ガラス41をニ
ードル49を通過して注入孔48からCCD26および
サブストレイト36の間隙に注入する(図19
(a))。
【0113】次第に、低融点ガラス41の注入を続け、
CCD26およびサブストレイト36の間隙を中央部か
ら周辺部に充填していく(図19(b))。
【0114】ついに、CCD26およびサブストレイト
36の間隙に残っている空気層44をサブストレイト3
6の排出口51を通過して除去する(図19(c))。
【0115】次に、加熱および加圧により低融点ガラス
41を溶融し、CCD26およびサブストレイト36を
密着して低融点ガラス41を硬化させる(図20
(a))。
【0116】次に、低融点ガラス41を介してサブスト
レイト36を固着された表面に対向配置した裏面側から
全体にP/P+ 型シリコン基板25を、機械研磨または
化学エッチングで薄板化する。次に、120℃の蒸気中
で48時間、P/P+ 型シリコン基板25の裏面を酸化
する。例えば、検出対象のエネルギー線を紫外線とする
場合、P/P+ 型シリコン基板25の裏面上に裏面シリ
コン酸化膜30を反射防止膜として成長形成する。次
に、イオン注入装置でボロン原子をイオン注入するアキ
ュームレーションを行い、裏面シリコン酸化膜30より
内側のP/P+ 型シリコン基板25内部にP+ 型アキュ
ームレーション層29を形成する。次に、電気炉による
加熱、ランプアニールまたはレーザーアニール等により
+ 型アキュームレーション層29中のボロン原子にア
クティベーションを行う。次に、サブストレイト36お
よび金属配線37などの表面からシリコン窒化膜28を
プラズマエッチング等で除去し、金属配線37のボンデ
ィングパッドを露出する(図20(b))。
【0117】次に、サブストレイト36をセラミックパ
ッケージ32内部の底面にダイボンディングして組み込
み、金属配線37のボンディングパッドおよびセラミッ
クパッケージ32のリードをワイヤー31でワイヤーボ
ンディングする。次に、検出対象のエネルギー線を紫外
線とする場合、セラミックパッケージ32の上部にコル
ツ板の入射窓34を設置する(図20(c))。
【0118】一方、P/P+ 型シリコン基板25の裏面
を下部開口を有するセラミックパッケージ32内部の底
面にダイボンディングして組み込み、金属配線37のボ
ンディングパッドおよびセラミックパッケージ32のリ
ードをワイヤー31でワイヤーボンディングする。次
に、検出対象のエネルギー線を紫外線とする場合、セラ
ミックパッケージ32の下部にコルツ板の入射窓34を
設置する(図20(d))。
【0119】上記の製造方法によれば、上記の第5製造
方法と同様な作用が得られる。さらに、注入孔48から
低融点ガラス41を注入してCCD26およびサブスト
レイト36の間隙を中央部から周辺部に充填していくこ
とにより、CCD26およびサブストレイト36の間隙
に残っている空気層44が排出口51を通過して除去さ
れる。そのため、CCD26の冷却使用時に冷却効率が
向上するので、発生する暗電流が低減され、そのユニフ
ォミティーは良好になる。
【0120】本発明は、上記諸実施例に限られるもので
はなく、種々の変形が可能である。例えば、上記諸実施
例では、サブストレイトはセラミックから形成されてい
るが、CCDと比較して熱膨張係数がほぼ等しくて熱伝
導性が良好であるシリコン、ガラス、または窒化アルミ
等から形成されていても、同様な作用効果が得られる。
【0121】また、上記諸実施例では、金属配線上に金
属バンプを成形する際にシリコン窒化膜を堆積している
が、金属バンプをワイヤーボンディングマシーンで成形
する場合、シリコン窒化膜を堆積する必要は特にない。
しかし、金属バンプを超音波法またはメッキ法で形成す
る場合、他の金属部分にバンプを形成しないようにシリ
コン窒化膜で被覆する必要がある。
【0122】また、上記諸実施例では、CCDおよびサ
ブストレイトの間隙に低融点ガラスを充填しているが、
エポキシ樹脂などを充填剤として用いてもよい。このよ
うな充填剤としては、CCDおよびサブストレイトに対
する強い接着力およびほぼ等しい熱膨張係数、非導電
性、良好な熱伝導性、化学エッチングに用いる酸系また
はアルカリ系のエッチャントに対する耐久性等の性質が
要求されている。また、数百度以上の高温に耐えれば、
アキュームレーション時に熱処理を行いやすい。さら
に、アウトガスを発生しなければ、この半導体エネルギ
ー線検出器を電子衝撃型CCD撮像デバイスとして電子
管に組み込んで行う真空引きの時に問題が起こらない。
【0123】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、半導体基板上の金属バンプをサブストレイトの凹
部または貫通孔に挿着することにより、半導体基板およ
びサブストレイトの位置合わせが行われる。また、銀ガ
ラス等を介して半導体基板上の金属バンプとサブストレ
イト上の金属配線が接続される。そのため、容易かつ安
価に、半導体基板およびサブストレイトをフリップチッ
プボンディングすることができる。従って、製造時の作
業性が向上する。
【0124】また、本発明によれば、半導体基板を薄板
化する前に、半導体基板およびサブストレイトの間隙に
絶縁性の充填剤が充填される。そのため、硬化時に充填
剤が体積減少を生じても、エネルギー線検出器に歪み等
の損傷が与えられることはない。従って、歩留まりが抑
制され、生産性が向上する。
【0125】また、本発明によれば、半導体基板および
サブストレイトの間隙で当該充填剤を硬化させた後に、
半導体基板は裏面側から薄板化される。そのため、エネ
ルギー線の入射面となる半導体基板の裏面に凹凸などが
ほとんど生じないので、入射エネルギー線の乱反射が低
減される。従って、エネルギー線検出器の感度が向上
し、ダイナミックレンジが幾何学的に安定する。
【0126】また、本発明によれば、半導体基板の全体
を裏面側から薄板化することにより、半導体基板基板は
均一な厚さで薄板化される。そのため、入射光に対応す
る信号電荷がエネルギー線検出器に到達するために要す
る距離が、入射面上の位置に対して等しくなる。従っ
て、エネルギー線感度のユニフォミティが、入射面に対
して均一になる。
【0127】さらに、本発明によれば、半導体基板およ
びサブストレイトの間隙に充填剤を注入する際に、残存
している空気層が除去され、充填剤が充填される。その
ため、エネルギー線検出器とサブストレイトとの間の熱
伝導性が大きくなるので、エネルギー線検出器の冷却使
用時に冷却効率が向上する。従って、発生する暗電流が
低減され、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体エネルギー線検出器の第1
製造方法を示す工程断面図である。
【図2】本発明に係る半導体エネルギー線検出器の第1
製造方法を示す工程断面図である。
【図3】フル・フレーム転送方式CCDの構成を示す上
面図である。
【図4】フル・フレーム転送方式CCDの構成を示す要
部断面図である。
【図5】(a)はフル・フレーム転送方式CCDにオン
チップされた読み出し回路の例を示す説明図であり、
(b)はフル・フレーム転送方式CCDの転送電極に印
加されるクロックパルス電圧と出力電圧の関係の例を示
す波形図である。
【図6】本発明に係る半導体エネルギー線検出器の第2
製造方法を示す工程断面図である。
【図7】本発明に係る半導体エネルギー線検出器の第2
製造方法を示す工程断面図である。
【図8】本発明に係る半導体エネルギー線検出器の第3
製造方法を示す工程断面図である。
【図9】本発明に係る半導体エネルギー線検出器の第3
製造方法を示す工程断面図である。
【図10】本発明に係る半導体エネルギー線検出器の第
4製造方法を示す工程断面図である。
【図11】本発明に係る半導体エネルギー線検出器の第
4製造方法を示す工程断面図である。
【図12】本発明に係る半導体エネルギー線検出器の第
5製造方法を示す工程断面図である。
【図13】本発明に係る半導体エネルギー線検出器の第
5製造方法を示す工程断面図である。
【図14】本発明に係る半導体エネルギー線検出器の第
6製造方法を示す工程断面図である。
【図15】本発明に係る半導体エネルギー線検出器の第
6製造方法を示す工程断面図である。
【図16】本発明に係る半導体エネルギー線検出器の第
7製造方法を示す工程断面図である。
【図17】本発明に係る半導体エネルギー線検出器の第
7製造方法を示す工程断面図である。
【図18】本発明に係る半導体エネルギー線検出器の第
8製造方法を示す工程断面図である。
【図19】本発明に係る半導体エネルギー線検出器の第
8製造方法を示す工程断面図である。
【図20】本発明に係る半導体エネルギー線検出器の第
8製造方法を示す工程断面図である。
【図21】従来の裏面照射型CCDの構成を示す要部断
面図である。
【図22】従来の裏面照射型CCDの製造方法を示す工
程断面図である。
【図23】従来の裏面照射型CCDにおけるポテンシャ
ルプロファイルを示す説明図である。
【符号の説明】
1…チャネルストップ拡散層、2…垂直転送電極群、3
…ポテンシャル井戸、4、24…P型シリコン基板、5
…オーバーフロードレイン、6…水平読み出しレジス
タ、7…水平転送電極群、8…ドレイン、9…ソース、
10…ゲート、11…出力電極、12…負荷抵抗、13
…アウトプットゲート、14…フローティングディフュ
ージョン、15…リセットゲート、16…リセットドレ
イン、17…φ5 に対する水平読み出しレジスタの最終
段、18…φ6 に対する水平読み出しレジスタの最終
段、19…PSG膜、20…ポリシリコン電極、21…
ゲート酸化膜、22…N型チャネル層、23、30…裏
面シリコン酸化膜、25…P/P+ 型シリコン基板、2
6…CCD、27…アルミニウム配線、28…シリコン
窒化膜、29…P+ 型アキュームレーション層、31…
ワイヤー、32…セラミックパッケージ、33、41…
低融点ガラス、34…入射窓、35、38…金属バン
プ、36、50…サブストレイト、37…金属配線、3
9…凹部、40、42…貫通孔、43…銀ガラス、44
…空気層、45…注入口、46…細孔、47…真空引
き、48…注入孔、49…ニードル、51…排出口。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板化された半導体基板の裏面に入射し
    たエネルギー線を検出する半導体エネルギー線検出器の
    製造方法において、 前記半導体基板上にエネルギー線検出素子に接続された
    金属バンプを所定高さに成形する第1の工程と、 サブストレイト上に前記金属バンプに対向配置された凹
    部を所定深さに形成し、該凹部を含む該サブストレイト
    上に金属配線を形成する第2の工程と、 前記金属バンプを前記凹部に挿着して形成された前記半
    導体基板および前記サブストレイトの間隙に絶縁性を有
    する充填剤を充填して硬化する第3の工程と、 前記充填剤を介して前記サブストレイトを固着された表
    面に対向配置された裏面側から前記半導体基板を薄板化
    する第4の工程とを備えることを特徴とする半導体エネ
    ルギー線検出器の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第3の工程は、前記凹部に導電性を
    有する液状物を注入した後、前記金属バンプを該凹部に
    挿着し、該液状物を焼結して該金属バンプおよび前記金
    属配線を接続し、前記間隙に前記充填剤を充填して硬化
    することを特徴とする請求項1記載の半導体エネルギー
    線検出器の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第3の工程は、絶縁性を有するシー
    トに形成された前記金属バンプに対向配置された貫通孔
    に該金属バンプを挿通した後、該金属バンプを前記凹部
    に挿着し、該シートを溶融して前記半導体基板および前
    記サブストレイトを密着し、該シートを硬化して該半導
    体基板および該サブストレイトを固着することを特徴と
    する請求項1記載の半導体エネルギー線検出器の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 薄板化された半導体基板の裏面に入射し
    たエネルギー線を検出する半導体エネルギー線検出器の
    製造方法において、 前記半導体基板上にエネルギー線検出素子に接続された
    金属バンプを所定高さに成形する第1の工程と、 サブストレイト上に前記金属バンプに対向配置された貫
    通孔を形成し、該貫通孔の内側面を含む該サブストレイ
    ト上に金属配線を形成する第2の工程と、 前記金属バンプを前記貫通孔に挿着して形成された前記
    半導体基板および前記サブストレイトの間隙に絶縁性を
    有する充填剤を充填して硬化する第3の工程と、 前記
    充填剤を介して前記サブストレイトを固着された表面に
    対向配置された裏面側から前記半導体基板を薄板化する
    第4の工程とを備えることを特徴とする半導体エネルギ
    ー線検出器の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第3の工程は、絶縁性を有するシー
    トに形成された前記金属バンプに対向配置された貫通孔
    に該金属バンプを挿通した後、該金属バンプを前記サブ
    ストレイトに形成された前記貫通孔に挿着し、該シート
    を溶融して前記半導体基板および該サブストレイトを密
    着し、該シートを硬化して該半導体基板および該サブス
    トレイトを固着することを特徴とする請求項3記載の半
    導体エネルギー線検出器の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記サブストレイトは、前記半導体基板
    との間隙に前記充填剤を注入する貫通した注入孔を有す
    ることを特徴とする請求項1または請求項3記載の半導
    体エネルギー線検出器の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記サブストレイトは、前記半導体基板
    との間隙から空気を押出する貫通した複数の細孔を有す
    ることを特徴とする請求項1または請求項3記載の半導
    体エネルギー線検出器の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記サブストレイトは、通気性の多孔質
    材から形成されていることを特徴とする請求項1または
    請求項3記載の半導体エネルギー線検出器の製造方法。
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